JPH081859Y2 - 細溝化粧板 - Google Patents
細溝化粧板Info
- Publication number
- JPH081859Y2 JPH081859Y2 JP10836388U JP10836388U JPH081859Y2 JP H081859 Y2 JPH081859 Y2 JP H081859Y2 JP 10836388 U JP10836388 U JP 10836388U JP 10836388 U JP10836388 U JP 10836388U JP H081859 Y2 JPH081859 Y2 JP H081859Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- decorative
- decorative board
- width
- narrow groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、建築仕上げ板等に使用される化粧板に関
する。
する。
[従来の技術] 基板上に化粧層を設け、この表面に平行する複数本の
溝が切削形成された化粧板が公知である。溝の幅として
は3〜10mm、深さが0.3〜5mm程度の範囲にあるのが一般
的で、溝の内側は化粧層よりも濃色の塗料が塗布された
り細い化粧シートを溝部を残して貼着されている。
溝が切削形成された化粧板が公知である。溝の幅として
は3〜10mm、深さが0.3〜5mm程度の範囲にあるのが一般
的で、溝の内側は化粧層よりも濃色の塗料が塗布された
り細い化粧シートを溝部を残して貼着されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、基板がパーティクルボードや合板等の場
合、芯部の材料は表面部より質の低いものを使用してい
たり、特に合板のような繊維方向を有する基板では溝の
方向が繊維方向と直交していたりすると、切削形成され
た溝の内部に凹凸や毛羽立ちを生じて見掛けを著しく損
ねていた。
合、芯部の材料は表面部より質の低いものを使用してい
たり、特に合板のような繊維方向を有する基板では溝の
方向が繊維方向と直交していたりすると、切削形成され
た溝の内部に凹凸や毛羽立ちを生じて見掛けを著しく損
ねていた。
[課題を解決するための手段] 前記課題は、木質基板の表面に化粧層が設けられた化
粧板の表面に幅が0.5〜1.5mmで深さが1.5〜3mmの細溝が
複数本平行に切削形成されたことを特徴とする細溝化粧
板により解決される。
粧板の表面に幅が0.5〜1.5mmで深さが1.5〜3mmの細溝が
複数本平行に切削形成されたことを特徴とする細溝化粧
板により解決される。
以下、図面を参照して詳しく説明する。
第1図は化粧板の斜視図、第2図はそのA−A′拡大
断面図である。
断面図である。
木質基板1は常用の合板、パーティクルボード、ハー
ドボード、MDF等を単体あるいは複合したものが用いら
れる。厚さは4〜12mm、幅と長さは600×2400mm、900×
1800mmの寸法のものが用いられる。表面には化粧シート
の貼着や塗料による塗装、あるいは印刷等の手段によっ
て化粧層2が形成され化粧板が構成される。
ドボード、MDF等を単体あるいは複合したものが用いら
れる。厚さは4〜12mm、幅と長さは600×2400mm、900×
1800mmの寸法のものが用いられる。表面には化粧シート
の貼着や塗料による塗装、あるいは印刷等の手段によっ
て化粧層2が形成され化粧板が構成される。
そして、この化粧板の表面には幅0.5〜1.5mm、深さが
1.5〜3mmの細溝3が複数本平行に切削形成される。切削
方法としては薄い鋸刃等で切削される。幅や深さをこの
ように限定するのは、溝内部を容易に見えないようにし
て溝内部の凹凸や毛羽立ちを目立たなくするためであ
り、また、影の作用で溝内部を暗く見せることで溝を強
調し、着色塗装を省略させるためである。細溝3は通常
化粧板の長手方向に沿って2〜9本程度平行に切削形成
され、求める化粧板を得る。
1.5〜3mmの細溝3が複数本平行に切削形成される。切削
方法としては薄い鋸刃等で切削される。幅や深さをこの
ように限定するのは、溝内部を容易に見えないようにし
て溝内部の凹凸や毛羽立ちを目立たなくするためであ
り、また、影の作用で溝内部を暗く見せることで溝を強
調し、着色塗装を省略させるためである。細溝3は通常
化粧板の長手方向に沿って2〜9本程度平行に切削形成
され、求める化粧板を得る。
[作用] この考案によれば、溝の幅が深く深さが深いので影の
作用で溝の内部は暗く見え、溝を強調するための着色塗
装をする必要がない。また、溝内部まで容易に見ること
ができないので基板の品質が悪くても凹凸や毛羽立ちに
よって美観を損なうことがない。
作用で溝の内部は暗く見え、溝を強調するための着色塗
装をする必要がない。また、溝内部まで容易に見ること
ができないので基板の品質が悪くても凹凸や毛羽立ちに
よって美観を損なうことがない。
[実施例] (実施例1) 厚さ5mm、幅610mm、長さ1820mmの合板か
らなる木質基板の表面に化粧紙を貼着した後、クリーム
色の着色合成樹脂を塗布して化粧層を形成した。つい
で、この化粧層面の長手方向に平行に等間隔で幅1mm、
深さ1.5mmの細溝3を鋸刃を用いて7本切削形成して求
める化粧板を得た。
らなる木質基板の表面に化粧紙を貼着した後、クリーム
色の着色合成樹脂を塗布して化粧層を形成した。つい
で、この化粧層面の長手方向に平行に等間隔で幅1mm、
深さ1.5mmの細溝3を鋸刃を用いて7本切削形成して求
める化粧板を得た。
(実施例2) 厚さ15mm、幅600mm、長さ1820mmの3層
パーティクルボードからなる木質基板の表面に突板を貼
着した後、透明な合成樹脂を塗布して化粧層を形成し
た。ついで、この化粧層面の長手方向に平行に等間隔で
幅1.2mm、深さ1.7mmの細溝3を鋸刃を用いて9本切削形
成して求める化粧板を得た。
パーティクルボードからなる木質基板の表面に突板を貼
着した後、透明な合成樹脂を塗布して化粧層を形成し
た。ついで、この化粧層面の長手方向に平行に等間隔で
幅1.2mm、深さ1.7mmの細溝3を鋸刃を用いて9本切削形
成して求める化粧板を得た。
[考案の効果] この考案によれば、影の作用で溝内部が暗く見えるの
で、溝を強調するための着色塗装をする必要がなく塗装
の手間を省略できる。また、溝内部まで見ることができ
ないので基板の品質が悪くても凹凸や毛羽立ちによって
美観を損なうことがなく、基板の使用範囲が広がって省
資源的である。
で、溝を強調するための着色塗装をする必要がなく塗装
の手間を省略できる。また、溝内部まで見ることができ
ないので基板の品質が悪くても凹凸や毛羽立ちによって
美観を損なうことがなく、基板の使用範囲が広がって省
資源的である。
第1図は化粧板の斜視図、第2図はそのA−A′拡大断
面図である。 1……木質基板、2……化粧層 3……細溝
面図である。 1……木質基板、2……化粧層 3……細溝
Claims (1)
- 【請求項1】木質基板(1)の表面に化粧層(2)が設
けられた化粧板の表面に幅が0.5〜1.5mmで深さが1.5〜3
mmの細溝(3)が複数本平行に切削形成されたことを特
徴とする細溝化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10836388U JPH081859Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 細溝化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10836388U JPH081859Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 細溝化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0229723U JPH0229723U (ja) | 1990-02-26 |
JPH081859Y2 true JPH081859Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31343620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10836388U Expired - Lifetime JPH081859Y2 (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 細溝化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081859Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP10836388U patent/JPH081859Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0229723U (ja) | 1990-02-26 |
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