JPH0624203Y2 - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JPH0624203Y2
JPH0624203Y2 JP1988139040U JP13904088U JPH0624203Y2 JP H0624203 Y2 JPH0624203 Y2 JP H0624203Y2 JP 1988139040 U JP1988139040 U JP 1988139040U JP 13904088 U JP13904088 U JP 13904088U JP H0624203 Y2 JPH0624203 Y2 JP H0624203Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
decorative material
resin sheet
adhesive
metal foil
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JP1988139040U
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JPH0259928U (ja
Inventor
恒夫 三橋
信之 落合
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Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家具、事務用品、建物の内装材、店舗、展示
場などのディスプレイ等に使用される装飾、シート状の
化粧材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、合成樹脂シートをコア基材とした金属調化粧材に
は、アルミニウム蒸着ポリエステル樹脂フィルムを表面
シートとして、軟質塩化ビニル樹脂シートが熱融着され
積層一体化されたものなどが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の金属調化粧材は、化粧される石膏ボード、パーチ
クルボード等の下地材の表面仕上げ状態により、施工後
下地の凹凸状態が係る化粧材の表面に表われ、仕上り外
観を損ねるという問題点を有していた。また、接着剤の
塗布状態によっては、接着剤の塗布面の凹凸状態が表面
に表われるという問題点もある。
更に、化粧材が厚くなると、下地材が曲面形状であった
場合などは、接着施工が困難になるという問題点も有し
ていた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、下地材の凹凸状態に作用されな
い表面仕上りが得られ、かつ、曲面への化粧貼が容易で
あって、化学着色された金属個有の色調と光沢を特徴と
する化粧材を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における化粧材は、
例えば0.01〜0.5mm厚の銅あるいは亜鉛−銅、錫
−銅等の銅合金からなる金属箔の化学着色されたものを
用い、熱融着あるいはウレタン樹脂系等の接着剤によっ
て該化学着色金属箔と0.1〜3.0mm厚の軟質塩化ビ
ニル樹脂等からなる合成樹脂シートとが積層一体化され
る。次に、耐久性維持のため該化学着色金属箔の表面に
ポリウレンタン樹脂塗料等の塗装がスプレー、ロールコ
ーター等によって施され、更にスリッター、カッター等
により塗膜表面から該合成樹脂シートの中心部まで幅5
〜200mm間隔でスリット加工が施されて仕上げられ
る。
該金属箔の化学着色は、該金属箔と該合成樹脂シートと
が積層一体化された後に行われてもよい。また、該化粧
材は、塗装に依らず、ポリエステルフィルム等の合成樹
脂フィルムと該化学着色金属箔とが接着剤等によって一
体化され、更に、該合成樹脂シートと積層一体化されて
もよい。
該化粧材の合板、パーチクルボード、石膏ボード等の下
地材への貼り合せの施工にあたっては、クロロプレンゴ
ム系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等の施工用接着剤が使
用される。また、下地材への貼り合せ施工を容易にする
ため、該化粧材の裏面にアクリル樹脂等の粘着剤層が設
けられていてもよい。
下地材あるいは接着剤塗布に起因する凹凸状態を被覆
し、仕上り外観を良好とするためには、該化粧材の厚さ
を0.6〜4.0mmとし、スリットの間隔を25mm以下
とするのが望ましい。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案における化粧材(1)の構成断面図で、緑
色に化学着色された0.04mm厚の銅箔(2)と0.6mm
厚の軟質塩化ビニルシート(3)とが、ニトリルフェノー
リック系の接着剤を介して積層一体化された後に、該化
学着色銅箔(2)の表面に無黄変タイプのポリウレタン樹
脂塗料(4)がスプレー塗装され、乾燥後スリッターで1
5mm間隔に該塗料膜(4)の表面から深さ0.4mmのスリ
ット(5)加工が施され、本考案目的の化粧材(1)が得られ
る。
第2図は、実施例において、石膏ボード、パーチクルボ
ード等の下地材への施工を容易にするためのアクリル樹
脂系粘着剤層(6)と剥離紙(7)が該合成樹脂シート(3)の
裏面に重ねられ、粘着剤付き化粧材(1′)が得られる。
第3図は、曲面形状の下地材(8)への施工例で、上記で
得られる化粧材(1)をクロロブレンゴム系接着剤をスプ
レーガンにて塗布し、乾燥後ハンドローラー等で軽く圧
締しながら貼り合せて仕上げられたものである。
〔考案の効果〕
本考案における化粧材は、上記の如く構成されているの
で、通常の着色樹脂塗装では得られない、化学着色金属
固有の色調、光沢があり、かつ、表面塗装によって化学
着色の表面が保護され、該色調、光沢が長期間に亘って
維持される。
化学着色は、使用される金属およびその方法によって、
様々な色調となり、得られる該化粧材は極めて装飾性の
高い化粧材となる効果もある。
上記構成に依れば、該化粧材は施工する場所、目的によ
って仕上り厚さの異なったものが使用でき、表面仕上げ
が比較的粗い下地材には厚い化粧材とすることによっ
て、下地材や接着剤の凹凸状態が吸収され仕上り外観に
表われない。一方、薄い化粧材では、下地材や接着剤の
凹凸状態が仕上り外観に表われても、スリットの意匠効
果により表面外観の凹凸を目立ちにくくさせる利点があ
る。
スリットは、前記のように施工後のデザイン構成面に多
大な影響を与える意匠効果ばかりでではなく、従来施工
が困難であった厚い化粧材の曲面貼り施工を容易にせし
める。また、スリットからの切断がカッターナイフ等の
切断用具を必要とせず容易であり、更に粘着剤付きとす
ることにより、一層施工を容易にせしめる。
性能面においては、コア基材となる該合成樹脂シートが
塩化ビニル樹脂の場合には、係る化粧材は難燃性のもの
となり、内装材料として好ましいものになる。
このように、本考案の化粧材は、施工が容易であると共
に、施工後の表面仕上り外観に優れているのみではな
く、スリットおよび化学着色金属個有の色調、光沢が及
ぼす意匠性にも優れており、その用途範囲は極めて広
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における化粧材の構成断面図、
第2図は実施例に粘着剤層が一体とされた化粧材の構成
断面図、第3図は化粧材を曲面形状の下地材へ施工した
ときの状態を示す斜視図である。′……化粧材、2……化学着色銅箔 3……軟質塩化ビニル樹脂シート 4……ポリウレタン樹脂塗料膜 5……スリット、6……粘着剤層 7……薄利紙、8……下地材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学着色された金属箔と合成樹脂シートと
    が積層一体化されたものであって、該金属箔の表面に合
    成樹脂フィルムが一体化されており、かつ該合成樹脂フ
    ィルムの表面から該合成樹脂シートの中心部までスリッ
    ト加工が施されていることを特徴とする厚さ0.6〜4
    mmの化粧材。
  2. 【請求項2】該金属箔が銅あるいは銅の合金であって、
    該合成樹脂シートが軟質塩化ビニル樹脂シートであっ
    て、かつ合成樹脂フィルムが、ポリウレタン樹脂塗料の
    塗膜である請求項1記載の化粧材。
  3. 【請求項3】該合成樹脂シートの裏面に粘着剤層が設け
    られている請求項1または請求項2記載の化粧材。
JP1988139040U 1988-10-25 1988-10-25 化粧材 Expired - Lifetime JPH0624203Y2 (ja)

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JPS5817138U (ja) * 1981-07-27 1983-02-02 筒中プラスチツク工業株式会社 食刻用金属箔積層板

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