JPH0247133Y2 - - Google Patents

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JPH0247133Y2
JPH0247133Y2 JP16273886U JP16273886U JPH0247133Y2 JP H0247133 Y2 JPH0247133 Y2 JP H0247133Y2 JP 16273886 U JP16273886 U JP 16273886U JP 16273886 U JP16273886 U JP 16273886U JP H0247133 Y2 JPH0247133 Y2 JP H0247133Y2
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JP
Japan
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main body
baseboard
shaped groove
baseboard main
decorative
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JP16273886U
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、床材と壁材とが直角に連接している
室内の隅角部に取付ける幅木の改良に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) 従来の幅木は、横長長尺板状物からなり、との
背面を壁面に密接させると共に下端面を床材と直
角に当接させた状態で取付けられている。そし
て、床材や壁材とのデザインの統一のため、同一
表面材を使用する目的で床板や壁板を長尺状に切
断して幅木に流用することがなされている。
しかしながら、このような取付け状態では、床
面と幅木とが直角となつてその隅角部に塵埃が溜
り易くなり、その上、掃除を行う際には塵埃を完
全に除去でき難いという問題点があつた。
このため、幅木と床材との連接角部に別途、断
面三角形状の合成樹脂や木材からなる成形材を沿
わせて該成形材の傾斜表面で前記直角部を隠蔽す
ることが考えられるが、このような成形材を使用
すると、特に、傾斜表面が外観的に目立つて違和
感が生じ、床材や壁材に対して調和したデザイン
性が要求される幅木には多数の色柄を取り揃えな
くてはならず不適当であつた。
本考案はこのような問題点を解消した幅木の提
供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の幅木は、
実施例に対応する図面に示すように、表面全面に
化粧材2を一体に貼着している横長の長尺板状体
によりなる幅木主体1の適所に、その表面から裏
面又は裏面近傍に達するV字状の溝3が全長に亘
つて刻設され、且つ該V字状の溝3の対向面が貼
着されてあり、さらに幅木主体1の下端面を床材
との当接傾斜面4に形成していることを特徴とす
るものである。
(作用) 本考案の幅木を該屈曲部から上半部の裏面を壁
面に沿つて取付けると、屈曲部を介して下半部が
上半部と床材に対して鈍角な傾斜面を形成すると
共に幅木主体1の下端傾斜面4が床材の端部表面
或いは端面に面接触状態で当接、受止されるもの
である。
このような取付状態においては、傾斜した下半
部が床材に対して鈍角に取付けられているから塵
埃の溜りが少なくなると共にその清掃が容易とな
り、さらに、幅木主体1の下端傾斜面4が床材に
受止されているので、耐久性が良好となるもので
ある。
さらに、床板や壁板を製造過程や現場で流用し
て作成できるので、色合せのため多種類の表面材
を揃えなくても壁材や床材と調和した傾斜面を有
する外観を呈することができるものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、第
1図において、1は一定の厚みを有する横長の長
尺板状体によりなる幅木主体で、その表面全面に
薄い化粧材2を一体に貼着していると共に中央部
からやや下部よりの部分に裏面又は裏面近傍に達
するV字状の溝3を全長に亘り切欠き形成してあ
り、さらに、下端面は表面側から裏面側に向かつ
て上方に傾斜した傾斜面4に形成してある。
上記幅木主体1としては、合板、パーテイクル
ボード、MDF、石膏ボード、ケイ酸カルシウム
板等が使用される。
又、表面化粧材2は、木材単板、樹脂注入木材
単板、PVCシート、ポリエステル化粧板、ダツ
プ、メラミン化粧板、紙、布クロス等からなり、
これらの材料を単体で或いは複合積層体として用
いてもよく、さらに、壁材11や床材12の化粧
層と同一又は調和した化粧材2を採用することに
より壁材11や床材12と連続的な外観を呈する
ことになつて斬新なイメージに仕上げることがで
きる。
このような表面化粧材2は、壁材11や床材1
2の生産と同時に、又は生産時や現場における余
材を使用して形成できるので、生産性や経済面の
点からも有利である。
幅木主体1を折曲げ可能にした前記V字状の溝
3の開き角度θは20〜70゜が望ましく、第2図に
示すように、幅木主体1を該溝3を介して屈折さ
せてその下端傾斜面4を床材12の上面に当接さ
せる場合には、幅木主体1の表面と該下端傾斜面
4とのなす角度は略90゜−θとなるように切断、
形成してある。この角度範囲は、90゜−θ〜83゜−
θであり、幅木主体1の下端傾斜面4を床材12
の上面に隙間が生じないように密接させるには
87゜−θ〜83゜−θ程度が望ましい。
5は幅木主体1の裏面において、前記V字状溝
3に対応する部分に貼着した屈曲性を有するシー
ト材で、V字状溝3の切削時や該V字状溝3を介
しての幅木主体1の屈折時に、幅木主体1が割れ
を生じたり、V字状溝3から分離するのを防止す
るものである。なお、このシート材5は幅木主体
1の裏面全面に貼着しておいてもよい。
6は幅木主体1の裏面上端部に、裏面から表面
の化粧材2に達する深さまで刻設した拡開V字溝
で、その開き角度は90゜に形成されてあり、この
拡開V字溝6を介して幅木主体1の上端部を断面
直角三角形状の頭部7に形成してある。
このように構成した幅木は、表面側のV字状溝
3を閉止するように折り曲げ、その対向面を適宜
の接着剤により密着、固定させてく字状に屈折さ
せると共に上端部裏面側の拡開V字状溝6も同じ
く閉止するように折り曲げてその対向面を接着剤
により密着、固定させることによつて上端面にま
で化粧材2を被覆させた構造にする。
次いで、この幅木を第2図に示すように、屈折
部から上半部の裏面を壁材11の表面に密着させ
ると共に下半部を傾斜させた状態で下端傾斜面4
を床材12の上面に密着させ、釘着等の適宜手段
によつて固着するものである。
第3図は本考案の別な実施例を示すもので、表
面に化粧材2を貼着した一定の厚みを有する横長
の幅木主体1において、表面側の中央部からやや
下部よりの部分に裏面又は裏面近傍に達するV字
状の溝3を全長に亘り切欠き形成していると共に
下端面は表面側から裏面側に向かつて下方に傾斜
した傾斜面4に形成しているものである。
この幅木は第4図に示すように、壁材11や床
材12の施工前に壁下地面に沿つて配設されるも
のである。
即ち、V字状の溝3を閉止させてその溝対向面
を接着剤で接着することにより、く字状に屈折さ
せ、その上半部裏面を壁下地面13に固着すると
共に下半部を床下地面14上に向かつて傾斜させ
た状態にしたのち、上端部表面に壁材11の下端
部裏面を重合、固着する一方、床材12を施工し
て該床材12の端面を幅木の下端面に当接させた
状態にするものである。
この時、幅木主体1の下端傾斜面4が床面に対
して垂直状態となつて床材12の端面に密接させ
るには、V字状の溝3の開き角度をθとした場
合、幅木主体1の表面に対する下端傾斜面4のな
す角度を略180゜−θ(180゜−θ〜173゜−θ)であれ
ばよく、隙間を生じさせることなく密接させるに
は177゜−θ〜175゜−θの範囲が望ましい。
このように、く字状に屈曲した幅木を第2図や
第4図に示すように施工すると、その傾斜面に外
力が加わつても壁材11と床材12との当接面で
受止されて破壊することがなく、耐久性が良好と
なるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の幅木によれば、表面全面
に化粧材2を一体に貼着している横長の長尺板状
体によりなる幅木主体1の適所に、その表面から
裏面又は裏面近傍に達するV字状の溝3が全長に
亘つて刻設され、且つ該V字状溝3の対向面同志
が貼着されてあり、さらに幅木主体1の下端面を
床材との当接傾斜面4に形成しているものである
から、V字状の溝3の対向面を密着させて幅木主
体1をく字状に屈曲させ、該屈曲部から上半部の
裏面を壁面に沿つて施工すると、屈曲部を介して
下半部が上半部と床材に対して鈍角な傾斜面を形
成するので、塵埃の溜りが少なくなると共にその
清掃が容易となるものであり、さらに、床板や壁
板を流用して幅木主体1の表面材2を壁材や床材
と同等又は調和した材料で形成することができて
壁材や床材に対して違和感が全く生じない優れた
外観を呈すると共に生産性、経済性が良好となる
ものである。
又、幅木主体1の下端傾斜面4を床材の端部表
面或いは端面に面接触状態で当接、受止されて幅
木主体1の傾斜した下半部に外力が加わつても、
破壊や変形が生じることがなく、耐久性が良好と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
例1の斜視図、第2図はその施工状態を示す縦断
側面図、第3図は例2の斜視図、第4図はその施
工状態を示す縦断側面図である。 1……幅木主体、2……化粧材、3……V字状
溝、4……下端傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面全面に化粧材2を一体に貼着している横
    長の長尺板状体によりなる幅木主体1の適所
    に、その表面から裏面又は裏面近傍に達するV
    字状の溝3が全長に亘つて刻設され且つ該V字
    状溝3の対向面が貼着されてあり、さらに幅木
    主体1の下端面を床材との当接傾斜面4に形成
    していることを特徴とする幅木。 表面化粧材2は、木材単板、樹脂注入処理木
    材単板、樹脂板、樹脂シート、紙、布のうちの
    単体又は複合積層体である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の幅木。 V字状溝3の開き角度θは20〜70゜であり、
    幅木主体1の表面に対する当接傾斜面4の傾斜
    角度は略90゜−θ又は略180゜−θに形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載の幅木。
JP16273886U 1986-10-23 1986-10-23 Expired JPH0247133Y2 (ja)

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JP16273886U JPH0247133Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JP16273886U JPH0247133Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JPS6367142U JPS6367142U (ja) 1988-05-06
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JP16273886U Expired JPH0247133Y2 (ja) 1986-10-23 1986-10-23

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JP4567022B2 (ja) * 2007-04-12 2010-10-20 株式会社ユニテック 内装パネル構造

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