JPH034672Y2 - - Google Patents

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JPH034672Y2
JPH034672Y2 JP12330087U JP12330087U JPH034672Y2 JP H034672 Y2 JPH034672 Y2 JP H034672Y2 JP 12330087 U JP12330087 U JP 12330087U JP 12330087 U JP12330087 U JP 12330087U JP H034672 Y2 JPH034672 Y2 JP H034672Y2
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JP
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baseboard
packing material
notch
floor
base
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JP12330087U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、建築の内装工事等に使用する幅木材
に関し、特に幅木部と幅木台部とからなる幅木材
に関する。
《従来の技術》 従来から建築の内装工事等において、壁面仕上
げの後、壁面と床との間にできる隙間や仕上げ残
り部分を覆い隠す等の意味で幅木材が用いられて
いる。ところが、幅木材としては、一枚物の木材
を使用していたために、壁面に幅木を取りつける
際、幅木を床に釘で打ち付けることができず、従
つて施工後に木材の乾燥および収縮により隙間が
生じるという欠点があつた。特にその傾向は近年
における石膏ボード等の材料を使用した下地材が
常用されるに従い、大きな問題となりつつある。
又、グラスウールを使用する遮音床工法では、
グラスウールの厚み減少のため床面が沈下し、同
様に壁面下部に隙間が生じるという欠点があつ
た。
そこで、上記の問題点を解決するために幅木部
と幅木台部とからなる幅木材が考案された(実開
昭57−8237号)。この考案の特徴は、幅木部と幅
木台部との接合方法が、凹状を形成する幅木部と
凸状を形成する幅木台部とを互いに嵌合するよう
に構成せしめ、床との取付けは、幅木部と幅木台
部との間の面取り箇所から釘を斜めに打ち付ける
ことにある。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記考案の幅木材は、幅木部材
の乾燥による収縮に対応させるために幅木部と壁
面とを固定しないことから、幅木部と壁面との間
に隙間が生ずる恐れがある上、強度的にも問題が
あり、又、幅木台部を床に取りつける際に打たれ
る釘が表から見えるため美観上好ましくないとい
う欠点があつた。
従つて、本考案の目的は、幅木材と床及び幅木
材と壁面との間に隙間を生じさせず、施工が容
易、且つ頑丈でしかも仕上がりがきれいな幅木材
を提供することにある。
《問題を解決するための手段》 上記の目的は、幅木部と幅木台部とから構成さ
れる幅木材において、幅木台部の下端後面に、床
と壁面の接合箇所に設置されたパツキン材を埋設
するための切り込み部と、該幅木台部の上端前面
に幅木部の突状部を係合するための切り込みを有
すると共に、前記幅木部裏面に、壁面に設置され
たパツキン材を埋設するための切り込み部と、該
幅木部の下端前面に前記幅木台部の上端前面の切
り込み部と係合するための突状部を有することを
特徴とする幅木材により達成された。
以下本考案の一実施例を図に基づいて詳しく説
明する。
符号1は、幅木部と壁面との間に釘等の公知の
手段により固着されたパツキン材である。本考案
で使用できるパツキン材としては例えば、木材、
合板、ゴム、高分子発泡体等の弾性体の中から適
宜選択することができる。
符号2は、上記パツキン材が埋設されるように
切り込みが設けられ、下端前面が幅木台部と係合
するための突状を形成する幅木部である。パツキ
ン材の形状は、幅、厚さにおいて適宜選択するこ
とができ、又長手方向は必ずしも連続していなく
ともよい。幅木部を壁面に取り付ける際には、パ
ツキン材表面に接着剤を塗布し、幅木部を固定す
る。
符号3は、床と壁面の接合箇所に釘等の公知の
手段により固着されたパツキン材である。該パツ
キン材の材質、形状等については前記壁面のパツ
キン材と同様である。
符号4は、上記パツキン材が埋設されるように
下端後面に切り込みが設けられ、上端前面に前記
幅木部の突状部と係合するための切り込みを有す
る幅木台部である。
《作用》 以上の構成により、幅木台部は下端を床に釘等
で固着されたパツキン材に接着剤で固定されると
共に、上端は、幅木部下端の突状部で壁面に押圧
される。幅木部は壁面に設置されたパツキン材に
接着剤で固定され、上述の如く、下端前面に有す
る突状部で幅木台部を押圧する。幅木材の幅は幅
木台部の上端部を削ることにより調整することが
できる。
上記の如く、本考案によれば、幅木材の膨脹収
縮、グラスウール等の厚み減少等が生じても、幅
木材と床との間に隙間が生じないのみならず幅木
部の固定箇所が床と壁面の二箇所にあるため、構
造的にも強固なものとなる。
以下に本考案の施工方法を述べる。
(1) パツキン材3を床に釘等により取り付ける。
(2) パツキン材1を壁面に釘等により取り付け
る。
(3) クロス等の壁面仕上げ材を施工する。
(4) 床に設置されたパツキン材4の表面に接着剤
を塗布し、幅木台部を取りつける。
(5) 壁面に設置されたパツキン材1の表面に接着
剤を塗布し、幅木部を取りつける。
《考案の効果》 以上詳述した如く、本考案によれば、幅木部と
幅木台部との接合部が簡易であり、上記幅木材は
壁面および床とにパツキン材を介して固定される
ため施工が容易で、しかも、釘頭が表面にでない
ので仕上がりが秀麗である。
更に、幅木部と幅木台部との間にできる溝に装
飾的効果を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例の取付け状態図であ
る。 1……壁面に設置されたパツキン材、2……幅
木部、3……床に設置されたパツキン材、4……
幅木台部、5……壁、6……床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幅木部と幅木台部とから構成される幅木材にお
    いて、幅木台部の下端後面に、床と壁面の接続箇
    所に設置されたパツキン材を埋設するための切り
    込み部と、該幅木台部の上端前面に幅木部の突状
    部を係合させるための切り込み部を有すると共
    に、前記幅木部裏面に、壁面に取り付けられたパ
    ツキン材を埋設するための切り込み部と、該幅木
    部の下端前面に前記幅木台部の上端前面の切り込
    み部と係合するための突状部を有することを特徴
    とする幅木材。
JP12330087U 1987-08-11 1987-08-11 Expired JPH034672Y2 (ja)

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JP12330087U JPH034672Y2 (ja) 1987-08-11 1987-08-11

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JPS6427343U JPS6427343U (ja) 1989-02-16
JPH034672Y2 true JPH034672Y2 (ja) 1991-02-06

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JP2012251303A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Wood One:Kk 幅木及び幅木の使用方法
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JPS6427343U (ja) 1989-02-16

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