JP3066669U - 化粧シ―トおよび内装建材 - Google Patents

化粧シ―トおよび内装建材

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JP3066669U
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decorative sheet
resin film
veneer
interior building
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JP1999006210U
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Inventor
康博 柳瀬
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ユアサ建材工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観の色むらや亀裂や割れが生じない化粧シ
ートを提供する。 【解決手段】 裏面に図柄模様5aを付した樹脂フィル
ム5が、木材をスライスした突き板4に裏面を内側にし
て面接着されたシート体3よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、建物内に建て付けられる内装建材、例えば、枠材,巾木,廻り縁 等の造作材の表層部を構成する化粧シート、及び、この化粧シートを用いた内装 建材に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、従来の内装建材30は、木質基材31の表面に化粧シート 32が被着され、見栄えの良いものとされている。図7に示すように、従来の化 粧シート32は薄板よりなる突き板33の裏面に不織布34が貼られ、突き板3 3の表面は着色塗装35がされた構造よりなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の化粧シート32は、着色塗装時に突き板33の 塗料の吸い込み状態が部分的に変動を生じ塗装むらが生じたり、塗装による装飾 効果が経時的に劣化する問題点や、化粧シート32を木質基材31の角部に貼着 したときに、図6に示すように、角部で化粧シート32が亀裂や割れ(クラック )Kが生じて内装建材30の品質や外観性が低下する問題点あった。
【0004】 そこで、本考案の課題は、上記した従来の問題点を解消しようとしたもので、 外観の色むらや亀裂や割れが生じない化粧シート、及びこの化粧シートを用いた 内装建材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、裏面に図柄模様を付した樹脂フィルムが、木材をスライス した突き板に裏面を内側にして面接着されてなることを特徴とする。
【0006】 請求項1記載の考案では、図柄模様を付した樹脂フィルムを用いることによっ て塗装工程が不要となり、化粧シートの装飾効果が均整化され、色むらを生じな い。この化粧シートは表面が樹脂フィルムであるから曲げた際に亀裂や割れが生 じない。
【0007】 請求項2の考案は、請求項1に記載した化粧シートが、樹脂フィルム面を表面 にして木質基材に面接着されてなることを特徴とする。
【0008】 請求項2に記載の考案では、化粧シートの外面は樹脂シートとされているので 、折り曲げ部分の突き板は、樹脂フィルムにより補強され、木質基材の表面に貼 りつけた際の造作材角部での化粧シートの亀裂や割れが生ずる不具合が解消され 、内装建材の外観を良好なものとなし得る。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を図1〜図5に従って説明する。 住宅等の建物の内部に建てつけられる、例えば、枠材,巾木,廻り縁等の内装 建材Aは、所定形状の木質基材10の表面に化粧シート1が接着剤にて面接着さ れた構造よりなる。
【0010】 前記木質基材10は合板LVL、MDFもしくはそれらの複合材が用いられる 。
【0011】 前記化粧シート1は、図2に示すように、例えば0.3mm程度の厚さを有す る突き板4と、化粧用の印刷模様が施された透明乃至半透明の樹脂フィルム5と を貼り合わせたシート体3によって形成されている。
【0012】 化粧シート1の突き板4は、ナラ、サクラ、マツ、タモ等の木材を例えば、0 .3mm程度の厚さにスライスして形成した化粧単板が適用される。
【0013】 樹脂フィルム5としては、透明乃至半透明の合成樹脂フィルム、例えば、厚さ が20〜30ミクロンのポリエチレンテレフタレートフィルム等が適用され、そ の片面には無地模様や木目模様等の図柄模様が印刷などにより施された模様面5 aが形成されている。
【0014】 樹脂フィルム5は、その模様面5aを突き板4側にして保護し、反模様面を表 出した状態で接着剤によって突き板4に面接着されている。
【0015】 なお、図4に示すように、化粧シート1は、突き板4と樹脂フィルム5とを貼 り合わせたシート体3の裏面に不織布6を貼り付け、突き板4を樹脂フィルム5 と不織布6との間に挟み込んだ構造としてもよい。
【0016】 化粧シート1の作製は、例えば、図5に示す工程にてなし得る。すなわち、突 き板4と、裏面に図柄模様が印刷された樹脂フィルム5とを移送する途中で、突 き板4の片面に接着剤7を塗布ローラ15にて塗布し、突き板4及び樹脂フィル ム5を、この樹脂フィルム5の図柄模様が突き板4側となるようにして重ね合わ せて加工ローラ16間で加圧すると、突き板4と樹脂フィルム5が面接着された 構造を有する長尺の化粧シート1を得ることができる。
【0017】 内装建材Aの作製に際し、化粧シート1はラッピング技法等によって木質基材 10の表面に貼り付けられる。
【0018】 上記した実施の形態によれば、予め図柄模様が施された樹脂フィルム5を突き 板4に接合するので、化粧シート1の表面を塗装する塗装工程が不要となり、塗 装による塗装むらを無くすことができるとともに、樹脂フィルム5により化粧シ ート1の表面状態を強化することができる。
【0019】 また、樹脂フィルム5の図柄模様面5aが接合面となって保護されるので、化 粧シート1の装飾効果を長く維持することができる。
【0020】 さらに、この突き板自体の木目模様と、樹脂フィルム5に付された図柄模様が 複合された複合模様が表出されるので、化粧シート1の装飾性をより向上させ得 る。
【0021】 また、化粧シート1の表面はスプレー塗装などにより塗装被膜を形成して装飾 性を更に向上させるようにしてもよい。樹脂フィルム5に形成する塗装被膜は塗 装むらを生じない。
【0022】 とくに、化粧シート1の突き板4は曲げ変形し易い樹脂フィルム5によって全 面的に補強された状態とされるので、折り曲げ作用に対する化粧シート1の曲げ 変形特性が良化され、化粧シート1を折り曲げて木質基材10の角部に貼り付け たときに角部で化粧シート1に亀裂や割れ目が生ずる不具合を解消することがで き、内装建材Aの品質や外観の良化をはかり得る。
【0023】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、化粧シートの表面を塗装する塗装工程が不要となり 、塗装むらを無くすことができるとともに、化粧シートの表面は樹脂シートによ り保護することができ、突き板の亀裂や割れを防ぎ得る。
【0024】 請求項2の考案によれば、造作材の角部に貼り付けたときに角部で化粧シート に亀裂や割れ目が生ずる不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す内装建材の破断斜視
図である。
【図2】化粧シートの拡大断面図である。
【図3】内装建材の要部の断面図である。
【図4】化粧シートの他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図5】化粧シートの製造工程を示す工程を示す説明図
である。
【図6】従来の内装建材の要部の断面図である。
【図7】従来化粧シートの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 化粧シート 3 シート体 4 突き板 5 樹脂フィルム 5a 模様面 10 木質基材 A 内装建材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に図柄模様を付した樹脂フィルム
    が、木材をスライスした突き板に裏面を内側にして面接
    着されてなることを特徴とした化粧シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した化粧シートが、樹脂
    フィルム面を表面にして木質基材に面接着されてなるこ
    とを特徴とした内装建材。
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