JPH0211125Y2 - - Google Patents
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- JPH0211125Y2 JPH0211125Y2 JP18426284U JP18426284U JPH0211125Y2 JP H0211125 Y2 JPH0211125 Y2 JP H0211125Y2 JP 18426284 U JP18426284 U JP 18426284U JP 18426284 U JP18426284 U JP 18426284U JP H0211125 Y2 JPH0211125 Y2 JP H0211125Y2
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- JP
- Japan
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- sheet
- wood
- decorative sheet
- decorative
- paper
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- Expired
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この考案は、天然の材木を利用した化粧シート
に関するものである。
に関するものである。
（従来の技術）
従来、ベニヤ板を利用した木目化粧板が多用さ
れており、また、家具等の表面には突板と称され
る材木の薄板が添着されて使用されている。
れており、また、家具等の表面には突板と称され
る材木の薄板が添着されて使用されている。
（考案が解決しようとする問題点）
ところが、上記従来の木目化粧板や突板は、い
ずれも板状のものであるため、広い面積に亘つて
建造物の内壁面等にフイツトさせることがむずか
しく、収納あるいは加工の点でも問題があつた。
しかも、建造物の内壁面にベニヤ板を添着させ、
その表面に壁紙を貼り付けなければならないとい
う問題があつた。
ずれも板状のものであるため、広い面積に亘つて
建造物の内壁面等にフイツトさせることがむずか
しく、収納あるいは加工の点でも問題があつた。
しかも、建造物の内壁面にベニヤ板を添着させ、
その表面に壁紙を貼り付けなければならないとい
う問題があつた。
また、従来一般に壁紙等として使用されている
木目化粧シートは、紙やプラスチツクフイルムの
表面に木目模様をプリントしてコーテイングした
ものであるが、天然の木目に比し手触り及び美観
の点で劣ることは言う迄もない。尚、材木の表面
を鈞屑状に成形したシートは木目方向に裂けやす
く強度の点で難点があり、鈞屑状シートをプラス
チツクシートあるいは紙により裏打して補強した
場合には、プラスチツクシートあるいは紙は湿度
に応じて大きく伸縮するために、木質シートの表
面にしわや裂け目が生じる難点がある。
木目化粧シートは、紙やプラスチツクフイルムの
表面に木目模様をプリントしてコーテイングした
ものであるが、天然の木目に比し手触り及び美観
の点で劣ることは言う迄もない。尚、材木の表面
を鈞屑状に成形したシートは木目方向に裂けやす
く強度の点で難点があり、鈞屑状シートをプラス
チツクシートあるいは紙により裏打して補強した
場合には、プラスチツクシートあるいは紙は湿度
に応じて大きく伸縮するために、木質シートの表
面にしわや裂け目が生じる難点がある。
この考案は、以上のような点に鑑み、十分な強
度を有し、且つ表面にしわが生ずることのないフ
レキシブルシート状の天然の材木を利用した化粧
シートを提供することを目的とするものである。
度を有し、且つ表面にしわが生ずることのないフ
レキシブルシート状の天然の材木を利用した化粧
シートを提供することを目的とするものである。
（問題点を解決するための手段）
しかして、この考案に係る化粧シートは、材木
を紙状に切削成形してなる木質シートの裏面に、
紙あるいは布にタンニン酸を含浸させてなる裏打
シートを重合接着させてなることを特徴としてい
る。
を紙状に切削成形してなる木質シートの裏面に、
紙あるいは布にタンニン酸を含浸させてなる裏打
シートを重合接着させてなることを特徴としてい
る。
（作用）
上記この考案の化粧シートは、裏打シートがタ
ンニン酸により耐水性を持つため湿度に影響され
て通常の紙やプラスチツクシートのように伸縮す
るということがなく、また適度の柔軟性が得られ
て木質シートと理想的な状態で一体化する。従つ
て、表面に、しわ、あるいはひびわれ等の生ずる
虞れがなく、その製造と取り扱いが容易であると
いう利点がある。
ンニン酸により耐水性を持つため湿度に影響され
て通常の紙やプラスチツクシートのように伸縮す
るということがなく、また適度の柔軟性が得られ
て木質シートと理想的な状態で一体化する。従つ
て、表面に、しわ、あるいはひびわれ等の生ずる
虞れがなく、その製造と取り扱いが容易であると
いう利点がある。
（実施例）
以下、図示の一実施例に基づいて、この考案を
説明する。
説明する。
第１図及び第２図は、この考案の第１の実施例
に係る木目化粧シートの平面図と断面図である。
に係る木目化粧シートの平面図と断面図である。
この化粧シート１は、材木を紙状に切削成形し
てなる木質シート２の裏面に、後述する裏打シー
ト３を、熱可塑性樹脂フイルムその他の接着剤層
４を介して重合接着させた構造を有している。木
質シート２の表面に透明又は半透明のプラスチツ
クコーテイング層を設けるようにしてもさしつか
えない。
てなる木質シート２の裏面に、後述する裏打シー
ト３を、熱可塑性樹脂フイルムその他の接着剤層
４を介して重合接着させた構造を有している。木
質シート２の表面に透明又は半透明のプラスチツ
クコーテイング層を設けるようにしてもさしつか
えない。
しかして、上記裏打シート３は、和紙を、タン
ニン酸の水溶液に漬ける等の方法で和紙にタンニ
ン酸を含浸させたもので、タンニン酸としては柿
渋を用いる。
ニン酸の水溶液に漬ける等の方法で和紙にタンニ
ン酸を含浸させたもので、タンニン酸としては柿
渋を用いる。
第３図及び第４図は、この考案に係る化粧シー
トの他の例を示す平面図と断面図で、上記第１の
実施例と共通するか所には共通の付号を付して説
明する。
トの他の例を示す平面図と断面図で、上記第１の
実施例と共通するか所には共通の付号を付して説
明する。
この化粧シート１０は、裏打シート３の上面
に、木質シート２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄを密に寄
め貼りしたもので、寄せ貼りの形状は、亀の子状
あるいは短冊状等任意の形状とすることが出来
る。
に、木質シート２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄを密に寄
め貼りしたもので、寄せ貼りの形状は、亀の子状
あるいは短冊状等任意の形状とすることが出来
る。
この化粧シート１０においても、上述した第１
の実施例と同様裏打シート３と木質シート２ａ，
２ｂ，２ｃ，２ｄの一体化が完全であり、湿度等
に影響されて、寄せ貼りの間に隙間等を生ずるこ
とはない。
の実施例と同様裏打シート３と木質シート２ａ，
２ｂ，２ｃ，２ｄの一体化が完全であり、湿度等
に影響されて、寄せ貼りの間に隙間等を生ずるこ
とはない。
（効果）
この考案は、以上説明したように、天然の木質
シートとタンニン酸を含浸させた裏打シートとの
一体化が完全であり、表面の木質シートにしわや
ひび割れが生ずる虞れがなく、天然の木目を有す
るじようぶでフレキシブルな化粧シートを得るこ
とが出来る。
シートとタンニン酸を含浸させた裏打シートとの
一体化が完全であり、表面の木質シートにしわや
ひび割れが生ずる虞れがなく、天然の木目を有す
るじようぶでフレキシブルな化粧シートを得るこ
とが出来る。
従つて、この考案の化粧シートは、巻き取つて
コンパクトに収納及び運搬させることが出来、適
宜切断して、壁紙として建造物の内壁面に直接貼
着して使用することが出来る。この場合、従来の
ベニヤ板に比し、建造物内壁面との一体化が完全
であり、また切断取付作業も容易である。
コンパクトに収納及び運搬させることが出来、適
宜切断して、壁紙として建造物の内壁面に直接貼
着して使用することが出来る。この場合、従来の
ベニヤ板に比し、建造物内壁面との一体化が完全
であり、また切断取付作業も容易である。
また金属家具に木製家具の暖かさを与えるため
の突板としても使用することが出来る等、極めて
多様な実用的価値がある。
の突板としても使用することが出来る等、極めて
多様な実用的価値がある。
第１図は、この考案に係る化粧シートの一部の
平面図、第２図は、第１図の−線における断
面図、第３図は、この考案に係る化粧シートの他
の例を示す平面図、第４図は、第３図の−線
における断面図である。 １，１０……化粧シート、２，２ａ〜ｄ……木
質シート、３……裏打シート。
平面図、第２図は、第１図の−線における断
面図、第３図は、この考案に係る化粧シートの他
の例を示す平面図、第４図は、第３図の−線
における断面図である。 １，１０……化粧シート、２，２ａ〜ｄ……木
質シート、３……裏打シート。
Claims (1)
- 材木を紙状に切削成形してなる木質シートの裏
面に、紙あるいは布にタンニン酸を含浸させてな
る裏打シートを重合接着させてなることを特徴と
する化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18426284U JPH0211125Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18426284U JPH0211125Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61100503U JPS61100503U (ja) | 1986-06-27 |
| JPH0211125Y2 true JPH0211125Y2 (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=30741747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18426284U Expired JPH0211125Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0211125Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-06 JP JP18426284U patent/JPH0211125Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61100503U (ja) | 1986-06-27 |
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