JPH084243Y2 - 表面仕上げ用積層テープ - Google Patents

表面仕上げ用積層テープ

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JPH084243Y2
JPH084243Y2 JP1989094149U JP9414989U JPH084243Y2 JP H084243 Y2 JPH084243 Y2 JP H084243Y2 JP 1989094149 U JP1989094149 U JP 1989094149U JP 9414989 U JP9414989 U JP 9414989U JP H084243 Y2 JPH084243 Y2 JP H084243Y2
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JP
Japan
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veneer
laminated tape
laminated
unit
finishing
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JP1989094149U
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JPH0336404U (ja
Inventor
荘太郎 津田
Original Assignee
ファンシープロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、家具や建材等の表面、特にその曲面部に
貼着して使用する表面仕上げ用の積層テープに関するも
のである。
〔従来の技術〕
テーブルや家具のコーナー、その他の曲面に厚さ2〜
4mm程度の定尺の銘木突き板を接着剤等によって貼着し
て補強し、装飾し若しくは耐磨耗性を付与する等の加工
を施すことは、旧来から行われている。
しかして、前記程度の厚さの突き板は、可撓性が十分
でなく、湯煮しても細かい曲面に密着させて覆うことは
きわめて難しく、かつ技術を要するため実際の施工にお
いては、曲面部に張り付けんとする部分の内面若しくは
外面に突き板の長さ方向と交差する多数の切り込みを形
成して突き板の可撓性の向上を図っている。
〔考案が解決せんとする課題〕
しかしながら、かゝる可撓性を付与するために突き板
に切り込みを形成することは、家具等への突き板を接合
するための工程を増やすのみで製品のコストアップとな
り、突き板自体の強度を低下させるという問題があっ
た。
また、従来の定尺の突き板は、長さ、幅および厚みが
一定であるため、使用に際しては、例えば幅3mmの部位
に銘木突き板を貼着せんとする場合には、当該幅3mmよ
りも10倍近い銘木突き板から所定の幅のものをカットし
て銘木突き板を形成しているため、使用せんとする銘木
突き板が1〜2本程度しかいらない場合には、必要幅以
上のものがロスとして出る。
しかも、従来の突き板は、裏貼り補強がなされていな
いため、幅3mmの部位に使用する突き板は、幅5mm程度の
広い幅ものを用意することが一般的であるため、仕上げ
に際して貼着した突き板の各縁にカンナをかける切削工
程を不可欠とし、きわめて多くのロスが生ずる。
この考案はかゝる現状に鑑み、使用に際して可撓性を
付与するための処理加工を必要とせず、しかも必要な長
さだけ切断して使用することのできる表面仕上げ用積層
テープを提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案の表面仕上げ用積
層テープは、長手方向の前後端をフィンガージョイント
加工によって接続した所定の幅と長さを有する極薄の複
数の突き板を積層してユニットとし、該ユニットを構成
する突き板間に可撓性に優れた合成樹脂系接着剤を介在
させて熱プレスによって所定の厚みを有する帯状板材を
形成し、該帯状板材をコイル巻きとしたことを特徴とす
るものである。
この考案において、ユニットを構成する極薄の突き板
は、天然木をロータリーレースまたは木工用スライサー
などによって切削して得た厚さ0.1〜0.5mm程度の極薄の
単板を、所定の幅に切断し、かつ単板の前後を例えばフ
ィンガージョイント加工によって接続して所定の長さと
したものであって、単板の厚さが薄いほど得られた積層
テープは可撓性を有しているので、使用に際して好都合
であるが、実用的には厚さ0.2〜0.3mm程度のものが好ま
しい。
かくして得た突き板は、上下方向にこれを5〜6層と
なるよう積層してユニットとするものであるが、表面に
顕出する突き板以外の突き板は、積層テープにおける芯
材を構成するためのものであるので、必ずしも傷のない
もの以外は使用することができないわけでなく、継ぎ目
や単板を形成する際に生じた多少の傷を有するものであ
ってもこれを使用することができる。
積層した各突き板を相互に接着する接着剤は、可撓性
に優れた合成樹脂系接着剤であればよく、なかでもウレ
タンビニール樹脂が好ましい。
〔作用〕
この考案の表面仕上げ用積層テープは、極薄の突き板
を可撓性を有する合成樹脂系接着剤を使用して上下方向
において複数枚積層し、所定の厚みを有する帯状板材と
しているので、その可撓性によってコイル巻きの形態と
することができ、曲加工がきわめて容易で、所望の曲面
を有する家具や建具の表面処理を容易に行うことができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の表面仕上げ用積層テープを添付の図
面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の表面仕上げ用積層テープを示す斜
視図、第2図は使用状態を示す斜視図、第3図はこの考
案の表面仕上げ用積層テープの拡大断面図である。
この考案において、積層テープ3は、厚さが0.5mmと
なるよう例えば木工用スライサーによって天然木を切削
し、かつ幅10mm×長さ900mmとした単板を、前後方向に
おいてフィンガージョイントによって連結し、長さ1800
mmとした複数の突き板1,1・・・を上下方向に6枚積層
してユニットを構成すると共に、各突き板1の裏面にそ
れぞれウレタンビニール樹脂からなる合成樹脂系接着剤
2を塗布とし、これを熱プレスによって厚さ約3mmの帯
状板材としたのち、この帯状板材を巻回してテープ状と
したものである。
なお、実作業においては、得ようとする表面仕上げ用
積層テープの幅の整数倍の幅の突き板を積層接着し、一
旦ロール状としたのちこれを所定幅にカットして製造す
るものである。
また、積層する突き板1の枚数は、当該表面仕上げ用
積層テープを使用せんとする用途に応じて異なるもので
あるが、強度の点からは少なくとも3枚以上が好まし
い。
さらに、この実施例においては積層テープ3は長さ18
00mmとしているが、それ以上の長さであってもよく、厚
さも所定の強度を有するものであれば特別な限定はな
い。
かゝる当該表面仕上げ用の積層テープ3は、第2図に
示すように例えばテーブル天板10の側縁のコーナー11に
沿って接着剤によって貼着し、テーブル用天板10の側縁
の表面を美麗に仕上げるものである。
〔考案の効果〕
この考案の表面仕上げ用積層テープは、天然木を切削
して得た単板を長さ方向においてフィンガージョイント
加工によって連続させて形成した極薄の突き板の複数を
ユニットとし、該ユニットを構成する各突き板間に合成
樹脂系接着剤を塗布し、これを熱プレスによって一体化
させて帯状板材としたのち、これをコイル巻きしたもの
であるので、所定の強度と可撓性を有し、家具や建具等
の表面仕上げ用とし最適のものである。
特に、この考案の表面仕上げ用積層テープは、1枚で
は強度を有しない天然木からなる突き板のみ使用してい
るため、得られた積層テープ自体の強度が優れ、家具や
建具等の表面をきわめて自然な状態で補強し、かつ美麗
に仕上げることができる。
また、極薄の突き板の複数枚を合成樹脂系接着剤を使
用して積層しているため、得られた帯状板材自体がきわ
めて優れた可撓性を有し、曲面における表面処理に際し
て特別な処理をすることなくだれもが簡単かつ容易に行
うことができる。
また、接着剤を使用して積層一体化させた突き板をテ
ープ状とし、これをコイル巻きとしているため、この取
扱がきわめて容易であると共に、搬送や保管に場所を占
めることがない。
さらに、使用に際しては必要な長さだけ切断して使用
することができるためきわめて経済的であると共に、使
用する積層テープの幅を適宜選択することによって貼着
後の仕上げ加工における切削量を少なくし、作業の能率
化と短縮化を大幅に向上させることができるなど実用上
多大の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の表面仕上げ用積層テープを示す斜視
図、第2図は使用状態を示す斜視図、第3図はこの考案
の表面仕上げ用積層テープの拡大断面図である。 符号の説明 1……突き板 2……合成樹脂系接着剤 3……積層テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向の前後端をフィンガージョイント
    加工によって接続した所定の幅と長さを有する極薄の複
    数の突き板を積層してユニットとし、該ユニットを構成
    する突き板間に可撓性に優れた合成樹脂系接着剤を介在
    させて熱プレスによって所定の厚みを有する帯状板材を
    形成し、該帯状板材をコイル巻きとしたことを特徴とす
    る表面仕上げ用積層テープ。
JP1989094149U 1989-08-10 1989-08-10 表面仕上げ用積層テープ Expired - Lifetime JPH084243Y2 (ja)

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JPH0336404U JPH0336404U (ja) 1991-04-09
JPH084243Y2 true JPH084243Y2 (ja) 1996-02-07

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ID=31643492

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