JPH089161B2 - ロール状積層材の製造方法 - Google Patents

ロール状積層材の製造方法

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JPH089161B2
JPH089161B2 JP2006628A JP662890A JPH089161B2 JP H089161 B2 JPH089161 B2 JP H089161B2 JP 2006628 A JP2006628 A JP 2006628A JP 662890 A JP662890 A JP 662890A JP H089161 B2 JPH089161 B2 JP H089161B2
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roll
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shaped laminated
adhesive
shaped
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荘太郎 津田
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ファンシーツダ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、木工家具や建具などの表面、特に曲面部
に貼着するのに最適なロール状積層材の製造方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
ナラやブナなどの天然木をロータリーレース又はスラ
イサーなどによって切削して得た厚さ0.2〜1.0mm以下の
突板の裏面に繊維質シートを一体的に貼着したロール状
の突板を大量に提供を開始したのは出願人であった。
かゝるロール状の突板は、材料が天然木であるので塩
化ビニルシートに比して天然の味わいがあると共に、表
面の切削による厚さ調節や塗装を簡単かつ容易に行なう
ことができるので今日ではきわめて広い分野において使
用されているものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記ロール状突板は、いずれもきわめて厚さの薄いも
のであるため、ある程度の厚さを必要とする部位への使
用は、公知の方法によって得た厚さ0.2〜0.5mm程度の突
板を接着剤を介して積層して厚さ2.0〜4.0mmの積層材と
して使用している。
しかしながら、かゝる積層突板を簡単かつ容易に製造
する方法がなく、得られた積層突板も強度が不足するな
ど解決すべき問題が多々あった。
この発明はかゝる現状に鑑み、長尺で可撓性を有し、
必要に応じて輪切りにすることによって所定巾のロール
状積層材とすることもでき、しかも製造が簡単かつ容易
なロール状積層材の製造方法を提供せんとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この発明のロール状積層材
の製造方法における第1の発明は、所定の幅と長さを有
する厚さが1mm以下の突板の両端部にフィンガージョイ
ント加工を施し、その加工部を互いに噛み合わせると共
に、該噛み合わせ部の表面に補強用テープを接着剤によ
って貼着しながら巻き取って得た一対のロール体を、一
方のロール体は補強用テープの貼着面を下に、他方のロ
ール体は補強用テープの貼着面を上にして巻き戻しなが
ら、補強用テープの非貼着面を互いに対向させて接着剤
で接着することによって補強用テープを両面に顕出させ
た状態で各ロール体を積層しつゝプレス加圧したものを
順次巻き取ることを特徴とするものである。
また、第2の発明は、前記の第1の発明によって得た
一対のロール状積層体を巻き戻しながら接着剤を介して
積層しつつプレス加圧したものを順次巻き取ることを特
徴とするものである。
さらに、第3の発明は、前記の第1の発明と第2の発
明で得たロール状積層材を各々巻き戻しながら接着剤を
介して積層しつつプレス加圧したものを順次巻き取るこ
とを特徴とするものである。
この発明において、各発明の基本となる長尺のロール
状突板は、原木の切削によって得た厚さが約0.2〜0.6mm
の所定の巾と長さを有する突板の両端部(小口)をフィ
ンガージョイント加工し、その加工部を互いに噛み合わ
せると共に、該噛み合わせ部の表面に補強用テープを接
着剤によって貼着しながらロール状に巻き取ったもので
ある。
前記噛み合わせ部の表面に貼着する補強用テープは、
具体的には不織布からなるものであるが、紙であっても
よい。
また、この補強用テープおよび得たロール体を積層接
着するために使用する接着剤の種類に特別な限定はない
が、酢酸ビニル樹脂などの合成樹脂系接着剤の使用が好
ましい。
〔作用〕
この発明のロール状積層体の製造方法は、いずれもフ
ィンガージョイント加工して噛み合わせた部位の表面を
補強用テープで貼着し、これを巻き取ってロール体もし
くはロール状積層体としたものを使用しているので、製
造に際して場所を占めることがなく、きわめて取り扱い
が簡単かつ容易で、しかも工場内を有効に利用すること
ができる。
特に、この発明の方法によるロール状積層体の製造方
法は、フィンガージョイント加工によって長尺に接続し
たロール状突板を使用するため、積層に際して使用する
接着剤が補強用テープの貼着されていないフィンガージ
ョイント加工部に入り込み、より強い接着力が得られ、
曲げに対してフィンガージョイント加工部が強化され
る。
〔実施例〕
以下、この発明のロール状積層体の製造方法を添付の
図面に基づいて詳細に説明する。
第1図ないし第4図は、この発明のロール状積層体の
ベースとなるロール体の製造を説明するための説明図、
第5図は第1の発明の実施例の説明図、第6図は第2の
発明の実施例の説明図、第7図は第3の発明の実施例の
説明図、第8図はこの発明のロール状積層体の製造方法
によって得られたロール状積層体の斜視図である。
第1図において、1,1は厚さ0.2〜0.6mm、巾300mm、長
さ800〜3600mm程度の天然木からなる突板を示し、各突
板1,1の両端(小口)部には、巾方向に多数並列の三角
歯形からなるフィンガージョイント加工4,4を施す。
このフィンガージョイント加工4,4の三角歯形は大略1
5mm以内の長さとするが、その長さは不同であることが
望ましく、各フィンガージョイント加工4,4部を巾方向
に移動させることなくピッタリ噛み合わせる形状とする
ことが肝要である。
このフィンガージョイント加工4,4部を、第2図に示
すように噛み合い状に順次突き合わせて長尺とし、第3
図に示すようにその突き合わせ部分の表面2に不織布か
らなる所定の巾と長さを有する補強用テープ5を酢酸ビ
ニル樹脂接着剤によって貼着補強しながらこれを巻き取
って第4図に示すようにロール体6とするものである。
しかして、この発明のロール状積層体の製造方法にお
ける第1の発明は、前記の方法で得た一対のロール体7,
10を、第5図に示すように一方のロール体7は補強用テ
ープの貼着面5を下に、他方のロール体10は補強用テー
プ5の貼着面を上にして巻き戻しながら、各ロール体7,
10の補強用テープ5,5が貼着されていない面を互いに対
向させてその対向面を酢酸ビニル接着剤層21を介して接
着することによって前記補強用テープ5,5を両面に顕出
させた状態で積層しつつプレス加圧したものを順次巻き
取って厚さ1.0〜2.0mm程度の厚さを有するロール状積層
体51としたものである。
なお、プレス加圧した長尺の積層体をロール状に巻き
取るに際し、長尺の積層体の表面をサンダーによって研
削し、表面に位置する各補強用テープ5,5を取り除くと
同時に、積層体を一定の厚さに調整してもよい。
第2の発明は、第1の発明によって得られた厚さ1.0
〜2.0mmのロール状積層体の一対を、巻き戻しながら第
6図に示すように酢酸ビニル樹脂接着層31を介して積層
しつつプレス加圧したものを順次巻き取って厚さ2.0〜
4.0mm程度の厚さを有するロール状積層体51としたもの
である。
第3の発明は、第1の発明によって得られた厚さ1.0
〜2.0mmのロール状積層体と、第2の発明によって得ら
れた厚さ2.0〜4.0mmのロール状積層体とを巻き戻しなが
ら、第7図に示すように酢酸ビニル樹脂接着層41を介し
て積層しつつプレス加圧したものを順次巻き取って厚さ
3.0〜6.0mm程度の厚さを有するロール状積層体51とした
ものである。
前記第2および第3の発明によって得たロール状積層
体51は、いずれも上下の表面部に補強用テープ5が顕出
しているが、この補強用テープ5はきわめて薄いもので
あるので、この補強用テープ5のみを除去するためにサ
ンダーによる研削は必要としないが、いずれか一方の表
面または両方の表面を研削して厚さをより正確にするに
際し、同時に補強用テープ5を除去してもよい。
なお、前記実施例によって得られたロール状積層体51
は、いずれも300mmの幅を有しているので、販売に際し
てはこれをそのままの状態で、あるいは所定の幅、たと
えば50mm単位で6つ、100mm単位で3つ、あるいは150mm
単位で2つに輪切りして販売してもよい。
〔発明の効果〕
この発明に係るロール状積層材の製造方法は、いずれ
も長尺の突板もしくは積層材が巻き取られたロール状の
ものを使用して行なうため、取り扱いがきわめて簡単か
つ容易で、場所を占めることがなく、ロール状積層材を
構成する突板はいずれもフィンガージョイント加工部が
補強用テープによって仮止め補強されているので、ロー
ル状積層材の製造に際して容易にフィンガージョイント
加工部が離脱したり、折れ曲がったりすることがない。
また、この発明によるロール状積層材の製造方法は、
積層材を構成する長尺の突板はいずれもフィンガージョ
イント加工部が補強用テープで接続されているため、積
層接着がきわめて簡単かつ容易であると共に、積層に際
して接着剤が補強用テープを貼着した反対側のフィンガ
ージョイント加工部に浸透し、得られたロール状積層材
は曲面への貼着によっても強度が失われず、ロール状積
層材の製造を自動化することによってより一層生産性の
向上とコストダウンを図ることができるなど実用上多大
の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この発明のロール状積層体のベ
ースとなるロール体の製造を説明するための説明図、第
5図は第1の発明の実施例の説明図、第6図は第2の発
明の実施例の説明図、第7図は第3の発明の実施例の説
明図、第8図はこの発明のロール状積層体の製造方法に
よって得られたロール状積層体の斜視図である。 1……突板 4……フィンガージョイント加工 5……補強用テープ 6,7,10……ロール体 51……ロール状積層体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の幅と長さを有する厚さが1mm以下の
    突板の両端部にフィンガージョイント加工を施し、その
    加工部を互いに噛み合わせると共に、該噛み合わせ部の
    表面に補強用テープを接着剤によって貼着しながら巻き
    取って得た一対のロール体を、一方のロール体は補強用
    テープの貼着面を下に、他方のロール体は補強用テープ
    の貼着面を上にして巻き戻しながら、補強用テープの非
    貼着面を互いに対向させて接着剤で接着することによっ
    て補強用テープを両面に顕出させた状態で各ロール体を
    積層しつゝプレス加圧したものを順次巻き取ることを特
    徴とするロール状積層材の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1で得た一対のロール状積層材を巻
    き戻しながら接着剤を介して積層しつゝプレス加圧した
    ものを順次巻き取ることを特徴とするロール状積層材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1で得たロール状積層材と請求項2
    で得たロール状積層材を巻き戻しながら接着剤を介して
    積層しつゝプレス加圧したものを順次巻き取ることを特
    徴とするロール状積層材の製造方法。
  4. 【請求項4】前記各ロール状積層材は、サンダーで研削
    することによってロール状積層材の厚さの調整を行うと
    同時に、上面部および下面部に顕出する補強用テープを
    除去することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のロール状積層材の製造方法。
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