JPH0661721B2 - 長尺状化粧板の製造方法 - Google Patents

長尺状化粧板の製造方法

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JPH0661721B2
JPH0661721B2 JP2300351A JP30035190A JPH0661721B2 JP H0661721 B2 JPH0661721 B2 JP H0661721B2 JP 2300351 A JP2300351 A JP 2300351A JP 30035190 A JP30035190 A JP 30035190A JP H0661721 B2 JPH0661721 B2 JP H0661721B2
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veneer
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long
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正人 水谷
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化粧用突き板の製造方法に関し、更に詳しくは
平面以外の曲面や凹凸を有する長さのある材料表面に貼
られる厚さの薄い長尺状の化粧板の製造方法及びそれに
用いる接着テープに関する。
(従来の技術) 木製化粧板は木の持つ自然の美しさや暖かさを醸し出
し、古くから建築材料として好んで使用されてきた。し
かし天然の原木は長さに限界があるので、近年長さのあ
る材料に対応するために、板をスライスして縦方向に繋
ぎ合わせて長尺状とした化粧板が使用されるようになっ
てきた。特に木工家具、ディスプレイ、ドア枠、幅木、
見切り板等の曲面や凹凸面を有する部分に貼り合わせる
場合は、化粧板の厚みが厚いと折れたり、割れたりして
しまうので厚みが0.2〜0.3mm程度の薄い化粧板が要望さ
れるようになってきた。
このような薄い化粧板の製造方法として従来は第6図乃
至第7図に示す如く0.6から1.0mm程度の厚さにスライス
された突き板a,a′を縦方向に繋ぎ合わせ、この接続
部分に接着剤付き不織布テープbを貼着して、長尺状の
突き板Aとし、ロール状に巻き取り、次に突き板の不織
布テープbが貼られていない突き板表面に不織布cを連
続的に貼り合わせて再度巻き取り、更にこの積層された
長尺状の突き板Aの前記不織布テープbが貼られている
面をサンダー等の研磨機で、厚みが0.2mm〜0.3mmになる
まで、不織布テープbごと何度も削り落として、薄い長
尺状の突き板A′とする方法で製造されていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の製造方法においては0.6〜1.0mmの厚さにスラ
イスされた突き板を使用するので、最終工程で板の厚さ
が0.2〜0.3mm程度になるまでサンダーで何度も削り落と
さなければならず、同時に不織布テープも完全に削除す
る必要もあり、工程的にも複雑であるという問題があっ
た。また、突き板の厚みが厚いとロール状に巻き取る際
に、径を小さくして巻くと接続部分において突き板が浮
いたり、割れが生じたりするので径を大きくして巻かな
ければならず、更には長く巻くことも困難であった。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の長尺状化粧板の製
造方法においては、0.2〜0.4mmの厚さにスライスされた
突き板の長手方向両端末部を接合される突き板の端末部
分同志が互いに合致するようなジグザグ形状に切断し、
突き合わせた後、接合部分表面のジグザグ形状全体が覆
い隠れる程度の幅で、かつ0.03〜0.1mm程度の厚さのホ
ットメルトタイプの接着テープで熱圧着しながら突き板
同志を連続的に接合させ長尺状としロール状に巻き取
り、然る後、これを巻き解いて該長尺状突き板の接着テ
ープが付着されている板面に不織布、織布等の基材を連
続的に貼り合わせて長尺状とすることを特徴とする。
(実施例) 本発明の実施の一例を図面について説明すると突き板は
1,1′は通常使用される木材であればどのようなもの
でもよく特に限定されるものではなく、該木材を0.2〜
0.3mmの厚さにスライスしたもので、長さは原木の長さ
により左右されるが一般的には1.0〜6m位であり、こ
の突き板1,1′の長手方向の両端部をジグザグ形状に
切断し、互いに突き合わせて合致するようにして接合せ
しめる。この接合部分の表面を該ジグザグ形状全体が覆
い隠れる程度にホットメルトタイプの接着テープ2を熱
圧着せしめて長尺状の板とし、連続的に接合したものを
ロール状に巻き取る。
接着テープ2は、テープ基地にホットメルト接着剤を含
浸又は積層せしめたホットメルトタイプのもので厚いと
接合部分が盛り上がってしまうので、0.03〜0.1mm程度
の厚さとする。又、このテープ2はテープ基地の表面に
40℃以下では粘着性を持たないホットメルト接着剤が10
〜30g/m2積層され、テープ全体の坪量が15〜50g/m2
であるのがよい。
ホットメルト接着剤は此種の技術分野で周知の各種タイ
プのものでいわゆる常温で固体の熱可塑性樹脂からな
り、樹脂成分が軟化あるいは流動状態となる温度まで加
熱により溶融し、放冷により常温に下げると再び固化接
着するものであり、常温で粘着性を有すると、突き板が
薄いので表面に接着剤が滲み出てしまったり、ロール状
に巻き取るときに他の板に接着剤が付く可能性があるの
で好ましくない。また接着剤の量が多いと、突き板を通
して表面に接着剤が出てきてしまい、突き板表面を印刷
塗装する際に色斑が生ずることもあるので、好ましくは
目付量10〜30g/m2の接着剤を用いるのがよい。この接
着剤の成分としては木と接着性のよいものが好ましく、
ベースポリマーに接着付与剤,可塑剤,ワックス,フィ
ラーなどを配分したタイプのもので、その樹脂成分とし
て例えば酢酸ビニル系樹脂,エチレン酢酸ビニル共重合
体などであり、又ベースポリマー単独でも可能なタイ
プ、例えばポリエステル系,ポリアミド系などもよい。
テープ基地は特に限定されないが、前記接着剤と相溶性
のあるいわゆるレーヨン、ナイロン、ビニロン、ポリエ
ステル等の化学繊維不織布単体またはこれらにパルプを
混抄させた不織布で、軟化温度が接着剤樹脂の軟化温度
よりも高いことが好ましい。
このような接着テープ2を例えば260〜270℃、1.5〜3.5
秒熱圧着しながら突き板1,1′の突き合せ部に接着し
て、該板を連続的に接合させ、長尺状としてロール状に
巻き取った後、これを巻き解いて、このテープ2が付着
されている板面に、該テープ2の表面も覆うように、厚
さが0.04〜01mmの不織布,織物,混抄紙,合成紙,紙な
どの基材3を連続的に接着剤を介して貼着し、突き板を
補強すると共に被接着部に対しての接着効果を大きくす
る。この場合、該基材3に接着剤が含浸したものを用い
れば、加熱圧着によって容易に貼着される。この基材3
における不織布(紙)の物性の一例を示すと重さ14.2g
/m2,厚さ0.049mm,密度0.29g/cm3,引張強さ、縦1.
04kg/15mm巾,横0.19kg/15mm巾,伸び、縦3.0%,横
2.9%,引裂、縦16gである。基材3をラミネートした
後に、突き板1の板面を軽くバク掛け研磨して表面仕上
げを行い、必要に応じてその板面に印刷を施す。
次に具体的な実施の態様について説明すると幅70mm、長
さ1000mm、厚さ0.2mmのスライスされた突き板をコンベ
アに乗せ長手方向両端末部分を巾いっぱいにジグザグ形
状に切り取り、これと同じ寸法の突き板を連続的に送り
込んで同様に端末部分をジグザグ形状に切断していく。
つぎに隣接する突き板の端末部分同志を合致させ、その
上に12g/m2の酢酸ビニル系樹脂接着剤が積層された厚
さ0.08mm、幅40mmのレーヨン不織布接着テープを突き板
の横幅に合わせて乗せ、260℃、2.0秒加熱圧着して接合
部分を繋ぎ合わせ長尺状としロール状に巻き取る。
次にこの長尺状突き板を巻き解き、接着テープの付着さ
れている表面に、接着剤が含浸された厚さ0.05mmの不織
布を加熱圧着し突き板と積層させ、長尺状化粧板を製造
した。
より塗装性を良くするために突き板表面を軽く研磨仕上
げを行なった。
(発明の効果) 本発明は、上記したように構成されているので以下に記
載の様な効果を奏する。
スライスされた突き板の接合部に厚さの薄い接着テープ
を使用しているので、テープ接着面側に不織布等の基材
を積層しても接合部の盛り上がりはなく、しかも、この
テープを熱圧着することで、さらにその厚さが薄くなる
と共にその表面に基材を積層したことにより接着テープ
を取り除く必要もなくなり、突き合せ部の補強を増大さ
せることができ又突き板の厚さが0.2mm〜0.4mmと始めか
ら薄いので、突き板同志を突き合わせて巻き取るとき
に、接合部が浮いたり割れたりすることがなくなり、ま
た巻き径も小さくすることができるようになり、1ロー
ルに長く巻くことも可能になった。更に、従来のように
突き板の厚さを0.2mm〜0.3mmになるまでサンダー等で何
度も削り落とす必要もなくなり、大幅な工程の短縮がな
されたばかりでなく、近年問題となっている木材につい
ても従来の1/2〜1/5の量で製造でき木材資源の節
約にもなった。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の実施の一例を工程順に示
し、第6図乃至第7図は従来例を示すものであり、1,
1′は突き板,2は接着テープ,3は基材である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.2〜0.4mmの厚さにスライスされかつ長手
    方向両端末部をジグザク形状に切断した適宜長さの突き
    板を、多数順次突き合わせた後、その突き合せ部分の表
    面をジグザグ形状全体が覆い隠れる程度の幅に、0.03〜
    0.1mm程度の厚さのホットメルトタイプの接着テープで
    熱圧着しながら突き板同志を連続的に接合させ長尺状と
    してロール状に巻き取り、然る後、これを巻き解いて該
    長尺状突き板の接着テープが付着されている板面に基材
    を連続的に張り合わせることを特徴とする長尺状化粧板
    の製造方法。
  2. 【請求項2】テープ基地の表面に、40℃以下では粘着性
    を持たないホットメルト接着剤が10〜30g/m2積層さ
    れ、テープ全体の坪量が15〜50g/m2である接着テー
    プ。
JP2300351A 1990-11-05 1990-11-05 長尺状化粧板の製造方法 Expired - Fee Related JPH0661721B2 (ja)

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DE59605998D1 (de) * 1995-04-20 2000-11-23 Fentech Ag Zug Verfahren zum Verbinden von Holzteilen
GB9908432D0 (en) * 1999-04-13 1999-06-09 Cresswell Christopher Veneers

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JPH089161B2 (ja) * 1990-01-16 1996-01-31 ファンシーツダ株式会社 ロール状積層材の製造方法
JPH072325B2 (ja) * 1990-10-02 1995-01-18 株式会社スルガ 突板を使用した化粧材の製造方法

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