JPH072325B2 - 突板を使用した化粧材の製造方法 - Google Patents

突板を使用した化粧材の製造方法

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JPH072325B2
JPH072325B2 JP2264751A JP26475190A JPH072325B2 JP H072325 B2 JPH072325 B2 JP H072325B2 JP 2264751 A JP2264751 A JP 2264751A JP 26475190 A JP26475190 A JP 26475190A JP H072325 B2 JPH072325 B2 JP H072325B2
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JP
Japan
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veneer
roll
coating
decorative material
strip
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JP2264751A
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Inventor
一儀 望月
Original Assignee
株式会社スルガ
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Finished Plywoods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、廻り縁、見切り縁、巾木、窓枠、ドア枠及び
開口枠等の建築用造作材、又は家具や仏壇の製造用材料
として用いる、突板を使用した化粧材の製造方法に関す
るものである。
(ロ)従来の技術及び本発明が解決しようとする課題 近年、高級家具・建築用内装材として使用する木材が枯
渇し、入手が困難になってきたが、高級品に対する需要
は尚増加する傾向にある為、その対策として集成木材や
繊維板を使用した芯材の表面に突板を被覆した状態に貼
着することにより、木質及び木目の美しさを生かした化
粧材が製造されている。
しかし、従来この種の化粧材を製造するには、突板の表
面に施す着色、中塗り及び仕上げ等の一連の塗装処理等
を、芯材の表面に突板を貼着した後行っていたので、各
塗装工程及びこれらの塗装工程相互の連係を能率良く容
易に行うことが困難であり、その為生産性の低下を来た
す等の問題があった。
本発明は上記従来の問題を解決し、突板を使用した化粧
材を容易に且つ極めて能率良く量産し得ることにより、
枯渇する木材の節約とこの種の化粧材の大幅なコストダ
ウンとを図り、木質及び木目の美しさを生かすと共に無
垢材より変形する虞がない化粧材を安価に提供すること
ができるようにしようとするものである。
(ハ)課題を解決する為の手段 上記目的を達成する為、先ず、多数の長方形の突板を互
いに長手方向にフィンガージョイントで接ぎ合わせて長
尺の帯状突板を製造すると共に、これをロール状に巻き
取る。次に、その裏面に不織布を接着してから両側縁を
切断することにより所定の幅に調整する。その後、帯状
突板の表面を研磨し、この研磨面に着色剤を塗布してこ
れを乾燥させてから中塗りUV塗装を施し、この塗装面を
研磨した後、仕上げUV塗装を施し、且つロール状に巻き
取る。これをラッピングマシンで芯材の表面に被覆させ
ながら接着すると共に、該芯材の全長に合わせて切断す
ることにより木質及び木目の美しさを生かした化粧材を
量産する。
(ニ)作用 先ず、多数の長方形の突板を互いに長手方向にフィンガ
ージョイントで接ぎ合わせて長尺の帯状突板を製造する
と共に、これをロール状に巻き取り、以後このロール状
に巻き取った長尺の帯状突板に対して不織布の接着、両
側縁の切断、表面研磨、着色剤の塗布とその乾燥、中塗
りUV塗装及び仕上げUV塗装等の処理を施し、かかる処理
を施し且つロール状に巻き取った長尺の帯状突板をラッ
ピングマシンで芯材の表面に被覆させながら接着すると
共に、該芯材の全長に合わせて切断するものであるか
ら、上記一連の製造工程を連続して非常に能率良く行う
ことが可能となる。
(ホ)実施例 本発明の実施例を図面に従って説明すれば下記の通りで
ある。
先ず、第1図(a)及び第2図に示すように、乾燥処理
及び刀ぞり矯正等を施した厚さ0.3〜0.4mm、長さ0.5〜4
mの多数の長方形の突板(1)をフィンガージョインタ
ー(2)を使用することにより互いに長手方向にフィン
ガージョニント(3)で接ぎ合わせて長尺の帯状突板
(4)を製造すると共に、これをロール状(5)に巻き
取る。尚、第2図中(6)はフィンガージョインター
(2)によりフィンガージョイント(3)部の表面に自
動的に接着された接続用テープである。次に、第1図
(b)に示すように、ラミネーター(7)により前記ロ
ール状(5)に巻き取った長尺の帯状突板(4)の裏面
に不織布(8)を接着してら引き続きスリッター(9)
で両側縁を切断することにより所定の幅に調整した後ロ
ール状(10)に巻き取る。次に、第1図(c)に示すよ
うに、サンダー(11)により帯状突板(4)の表面に厚
み矯正と塗装のための木地研磨を施し、ロール状(12)
に巻き取る。この木地研磨により上記フィンガージョイ
ント(3)部の表面に接着された接続用テープ(6)は
同時に除去される。次に、第1図(d)に示すように、
ロールコーター(13)(13′)により前記研磨面に木目
を強調するための着色剤を2回塗布してこれを温風乾燥
機(14)で乾燥させてから、中塗りのロールコーター
(15)(15′)によりUV塗料を2回塗布してこれをUV乾
燥機(16)で乾燥硬化させ、引き続き該塗装面を水洗式
空気ドラムサンダー(17)で研磨した後、上塗りロール
コーター(18)(18′)によりUV塗料を2回塗布してこ
れをUV乾燥機(19)で乾燥硬化させてからロール状(2
0)に巻き取る。そして、これを第1図(e)及び第3
図に示すように集成木材又は繊維板を所望の断面形状に
加工した棒状の芯材(21)の表面にラッピングマシン
(22)で被覆させながら接着すると共に、自動カット機
(23)で該芯材(21)の全長に合わせて切断することに
より、突板を使用した化粧材(24)を連続的に量産す
る。尚、上記ロールコーター(13)(13′)で研磨面に
木目を強調するための着色剤を塗布する場合に於て、一
般には第2ロールコーター(13′)を逆回転させること
により第1ロールコーター(13)により塗布された着色
剤を木地(木目)に強制的に染み込ませ、これにより木
目を強調させるものであるが、突板は余りにも薄くて可
撓性が強すぎ、為に第2ロールコーター(13′)を逆回
転させることができないので、第1ロールコーター(1
3)と第2ロールコーター(13′)を共に正転させると
共に、その回転速度を調整し、更に着色剤の塗布量とロ
ールコーターの突板への圧力等を調整することにより、
着色剤を木地に強制的に染み込ませ、これにより木目を
強調させることができるようにした。
尚、上記製造工程を実施するのに必要な装置は全体とし
て非常にロングラインになるので、上記実施例に拘泥す
ることなく工場の設置場所を考慮して、適当なところで
ロール状に巻き取り、引き続き次の工程へ移行すること
が可能である。
(ヘ)発明の効果 本発明は上記のように、多数の長方形の突板を互いに長
手方向にフィンガージョイントで接ぎ合わせて長尺の帯
状突板を製造すると共に、これをロール状に巻き取り、
以後このロール状に巻き取った長尺の帯状突板に対して
不織布の接着、両側縁の切断、表面研磨、着色剤の塗布
とその乾燥及びUV塗装等の処理を施し、かかる処理を施
し且つロール状に巻き取った長尺の帯状突板をラッピン
グマシンで芯材の表面に被覆させながら接着すると共
に、該芯材の全長に合わせて切断するものであるから、
上記一連の製造工程が連続して非常に能率良く行われ、
これにより大幅なコストダウンが可能となるから、木質
及び木目の美しさを生かすと共に無垢材より変形する虞
が少ない美的且つ品質の優れた化粧材を安価に提供する
ことができ、然も薄い突板を使用することにより枯渇す
る木材の節約にも資する等の極めて顕著な効果を発揮す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)(d)(e)は本発明に係る
化粧材の製造方法を示す説明図。 第2図は帯状突板の斜視図。 第3図は本発明に係る製造方法により製造された化粧材
の一例を示す斜視図である。 図中 (1)は突板。 (3)はフィンガージョイント。 (4)は帯状突板。 (8)は不織布。 (21)は芯材。 (22)はラッピングマシン。 (24)は化粧材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の長方形の突板を互いに長手方向にフ
    ィンガージョイントで接ぎ合わせて長尺の帯状突板を製
    造すると共に、これをロール状に巻き取り、次にその裏
    面に不織布を接着してから両側縁を切断することにより
    所定の幅に調整した後、帯状突板の表面を研磨し、この
    研磨面に着色剤を塗布してこれを乾燥させてから中塗り
    UV塗装を施し、この塗装面を研磨した後、仕上げUV塗装
    を施し、且つロール状に巻き取り、これをラッピングマ
    シンで芯材の表面に被覆させながら接着すると共に、該
    芯材の全長に合わせて切断することにより化粧材を量産
    することを特徴とする、突板を使用した化粧材の製造方
    法。
JP2264751A 1990-10-02 1990-10-02 突板を使用した化粧材の製造方法 Expired - Lifetime JPH072325B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104608212A (zh) * 2015-01-19 2015-05-13 国家林业局泡桐研究开发中心 一种生态型泡桐木质墙板的制备方法

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