JP3391760B2 - 薄畳及びその製造方法 - Google Patents

薄畳及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には畳に
関し、より詳しくは5〜30mmの厚みを有する薄畳及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】伝統的に日本家屋の床の材料として畳が
用いられてきているが、近時は、洋間の床面の一部分に
畳を敷いて、これをカーペット代わり使うなど様々な使
い方が提案されている。ここに、伝統的な畳は、ワラ材
料からなる畳床と、その上に配置され且つ畳床に縫い付
けられた、藺草からなる畳表と、畳表の横(両側縁)に
沿って延び且つ畳床に縫い付けられた縁帯とから作られ
ている。
【0003】このような現状のなかで、畳は、畳表の材
料として藺草に代えてポリプロピレンなどの合成樹脂製
品を使ったもの(特開平9−60260号公報参照)、
畳床の材料としてワラに代えて発泡ポリスチレンなどの
発泡体を主体にしたもの(特開平7−189463号公
報、特開平8−151774号公報参照)が多用され始
めている。また、畳は、前述したように、伝統的にはそ
の両側縁に沿って延びる縁帯が縫い付けてあるが、縁帯
の無い状態の畳を部屋に敷設した後に縁帯を設置するよ
うに設計された畳も出現し始めている(特開平9−19
5485号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、畳の
使い方や材料も多様化し、また、縁帯無し畳も出現して
いるが、畳の作り方は、基本的には、従来から何ら変わ
るものではなく、現在でも職人的な技法で作られてい
る。
【0005】ちなみに、伝統的な縁帯付き畳の作り方を
工程に従って説明すると、次のとおりである。 (1)畳表を畳床の上に載せる; (2)畳表の両端を畳床の長手方向端の裏面側つまり框
の裏面側まで折り込む; (3)畳表の両側縁つまり横の縁を畳床の側縁つまり畳
床の横に沿って切断する; (4)畳表の両側に、裏返した縁帯を置き、この縁帯を
畳表を介して畳床を縫い付ける; (5)縁帯を縫い目に沿って折り返して畳床の側面に沿
わせた後にこの畳床の側面に縫い付ける。
【0006】また、前述の特開平9−195485号公
報に開示の畳について、その作り方を説明すると、上記
の伝統的な畳の製造方法の縁帯を縫い付ける工程を除い
て、この伝統的な畳と基本的には同じである。すなわ
ち、 (1)畳表を畳床の上に載せる; (2)畳表の両端を畳床の長手方向端の裏面側つまり框
の裏面側まで折り込む; (3)畳表の両側縁を畳床の側面を覆うように折り込
む、この畳床の側面に縫い付ける。
【0007】本発明の目的は、職人的な技術を必要とす
ることなく作ることのできる薄畳及びその製造方法を提
供することにある。本発明の他の目的は、製造コストを
低減することのできる薄畳及びその製造方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、部屋への畳の設置作
業を容易化することのできる薄畳を提供することにあ
る。本発明の更なる目的は、職人的な技術を必要とする
ことなく作ることのできる縁帯無し薄畳及びその製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、畳床と、該畳床と同じ大きさを有し且つ
該畳床の表面に接着した畳表と、前記畳床に接着された
前記畳表の縁部分の毛羽立ちを防止するための手段とを
有することを特徴とする薄畳を提供することによって達
成される。
【0009】本発明に従う薄畳の厚みは、一般的には5
〜30mmであり、好ましくは5〜20mmであり、最も好
ましくは10〜20mmである。毛羽立ちを防止するため
の手段としては、例えば、畳表の縁及び畳床の側面を覆
う接着テープであってもよく、また、畳表の縁部分を面
取りし、この面取り部分を保護膜によって覆ってもよ
く、また、畳表の縁部分に熱プレス処理を施して扁平化
し、この扁平化した部分を保護膜によって覆うようにし
てもよい。保護膜は、天然ゴム又はラテックス系樹脂の
ような接着性を備えた樹脂材料を畳表の縁部分に塗布す
ることによって形成するのがよい。この保護膜は、畳表
の縁から畳床の側面に亘って延びていてもよい。
【0010】畳表は、典型的には、天然藺草であるが、
他の例としては、合成樹脂からなる樹脂藺草(畳表製
品)、木質系繊維からなる材料から選択すればよい。畳
床は、ゴム質又は発泡体やフェルトなどの適当な弾力性
を有する材料から作られていればよい。本発明に従う畳
を廃棄してこれを燃やしたときに、有害成分の発生が少
ない材料から作るのが環境問題対策として好ましい。こ
れに適した材料としては、炭酸カルシウムとポリオレフ
ィンの複合発泡体又はフェルトである。
【0011】また、上記の課題は、本発明によれば、畳
表と畳床を有し、その厚さが5〜30mmの薄畳を製造す
る方法であって、畳床を準備する工程と、該畳床と同じ
大きさを有する畳表を準備する工程と、該畳表を前記畳
床に接着する工程とを有することを特徴とする薄畳の製
造方法を提供することによって達成される。本発明の利
点及び他の目的は、以下の、本発明の実施例の説明から
明らかになろう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に基づいて本
発明の好ましい実施例を説明する。図1において、参照
符号1は本発明に従う縁帯を備えていない薄畳を示す。
縁帯無し薄畳1は、天然藺草又は合成樹脂製品或いは木
質系繊維からなる畳表2と、畳床3とを有し、この畳表
2と畳床3とは接着剤4で一体化されている。畳床3
は、樹脂発泡体や樹脂ボード或いは木質系ボードを主体
としたものであってもよく、また、天然又は合成のゴム
からなるボードを主体としたものであってもよく、又
は、これらの組み合わせであってもよい。
【0013】畳床3は、例えば木質系ボードWの底面に
ゴムG(図6)を貼着した積層構造を有していてもよ
い。他の例としては、畳床3は、天然又は合成ゴムのメ
イン層と、その上の、炭酸カルシウムとポリエチレン又
はポリオレフィンの複合発泡体又はフェルトからなる上
層との積層構造を有していてもよく、また、他の例とし
ては、畳床3は、天然又は合成ゴムのメイン層と、炭酸
カルシウムとポリエチレン又はポリオレフィンの複合発
泡体又はフェルトからなる上層との間に、木系ボードか
らなる中間層を含む積層構造を有していてもよく、更
に、底面にゴム層を有していてもよい。畳床3は、炭酸
カルシウムとポリエチレン又はポリオレフィンの複合発
泡体からなる単一層の構造を有していてもよい。畳床3
の材料としては、クッション性及び環境問題の双方を考
慮に入れると、炭酸カルシウムとポリオレフィンの複合
発泡体又はフェルトが最も好ましい。この複合発泡体
は、これを燃やしても有害ガスを発生しないので、薄畳
1を廃棄するときに環境問題を生じることはないからで
ある。薄畳1の反りの問題を考慮するのであれば、炭酸
カルシウムとポリオレフィンの複合発泡体又はフェルト
からなる層の底に、ゴム層を付加するのがよい。
【0014】この縁帯無し薄畳1は、最も好ましくは、
加熱プレス加工した天然藺草の畳表2を用いるのがよ
い。畳表2を畳床3に接着する前にプレス加工を施すこ
とによって、折りしわ、織成ムラが消失して品質が安定
するという利点がある。特に、天然藺草を用いた畳表の
場合には、加熱プレスの効果によって天然藺草の内部か
ら葉緑素が浸出するので、これにより染色時の色ムラを
低減することができるという利点がある。
【0015】畳表2の材料として、複数本の天然藺草を
中繋ぎした材料を用いてもよい。畳表2は、一般的に、
幅方向に延びる一本物藺草を使用しており、使用する部
分は、一本の藺草の穂先と根本部分とで挟まれた部分で
ある。換言すれば、藺草の穂先部分と根本部分とを切り
落として使用することから、藺草の取引は、畳の横幅寸
法の約900mm又は約880mmを考慮に入れて1m以上
の藺草に限定して取引されているのが実状であり、した
がって、これもよりも短い藺草は使用不能ということで
廃棄処分されている。
【0016】なお、高級畳の場合は、1mよりも長い藺
草の一番良い部分だけを使用して、畳表の幅方向に2本
繋ぎ合わせた材料を用いて畳表が作られている。この藺
草の繋ぎ技術を、業界では「中繋ぎ」と呼んでいる。本
発明の薄畳1の畳表2は、廃棄処分となる短尺の藺草を
2本又は3本中繋ぎして所定の長さにした材料を用いる
のがよい。
【0017】畳表2は、畳床3の表面の全領域に、間隔
を隔てて例えば10mmピッチで筋状に塗布した接着剤4
で接着するのがよい。ここに使用する接着剤4として
は、適当な耐久性を備えた市販の接着剤であってもよい
が、ホルムアルデヒドなどの有害物質を発生せず、また
柔軟性を備え且つ接着力が強いという理由からホットメ
ルト接着剤を採用するのが好ましく、最も好ましくは、
耐熱性のあるホットメルト剤であるのがよい。畳表2を
上述したように加熱プレスすることによって、この畳表
2を畳床3に適当に接着させるのが容易であり、また、
これにより作った縁帯無し薄畳1の平坦性を向上するこ
とができるという利点がある。
【0018】縁帯無し薄畳1は、畳表2を畳床3の上に
接着した後に、畳表2の縁部分の「ほつれ」や「毛羽立
ち」或いは「剥離」を防止するための手段を講じるのが
よい。この手段の一つとして、畳表2の縁を全周に亘っ
て面取りする(図2)。変形例として、畳表2の周縁部
分を熱プレスによって扁平化してもよい(図7)。この
ようにして周縁部分5を処理した後に、畳表2の少なく
とも周縁部分5に保護膜6を形成する。保護膜6は、薄
畳1の側面(畳床3の側面)まで延びていてもよい。保
護膜6は、畳表及び畳床にある程度染み込んで固まり、
なお且つ固まったときに適当な柔軟性を保持する、例え
ば天然ゴムやラテックス系の樹脂であるのがよい。縁帯
無し薄畳1は、畳表2の縁を面取り及び/又はプレス処
理を施すことによって、畳1を敷設したときの見栄えを
向上することができる。また、縁帯無し薄畳1の縁部分
5を保護膜6で被覆することよって、畳表2の「ほつ
れ」や「毛羽立ち」或いは「剥離」を防止することがで
きる。畳表2の縁部分の「ほつれ」や「毛羽立ち」或い
は「剥離」を防止するための他の手段としては、透明又
は着色の接着テープを用意し、この接着テープで、畳表
2の縁部分および畳床3の側面に貼り付けるようにして
もよい。
【0019】本発明に従う薄畳1の作り方を説明する
と、以下のとおりである。 (1)畳床3の表面の全面に接着剤4を塗布する; (2)畳床3の上に畳表2を接着する; (3)一体化した畳表2と畳床3を、例えば一畳や半畳
のように定形的な大きさ、或いは敷設する部屋を採寸し
て割り出した大きさに切断する; (4)畳表2の縁部分5を全周に亘って面取り又は熱プ
レス処理を施す; (5)少なくとも畳表2の縁部分5にラテックス系樹脂
などの接着性樹脂を塗布して保護膜6を形成する。以上
の製造方法の説明から理解できるとおり、畳職人でなく
とも、本発明に従う薄畳1を作ることができ、また、工
程数も従来に比べて少ないことから製造コストを低減す
ることができ、安価に薄畳1を提供することができる。
【0020】図1は、本発明に従う縁帯無し薄畳1の利
用方法を例示するものであり、畳表2の目の配列及び幾
何学形状の組み合わせに意外性を与えることのできる敷
設例を例示するものである。この例は、これから敷設し
ようとする部屋や洋間の敷設するスペースを採寸して、
この採寸したデータから割り出して個々の畳の大きさ及
び形状を決定した後に、個々の縁帯無し薄畳1を製造し
たものである。勿論、大量生産するために規格化した縁
帯無し薄畳1を敷設現場まで運び、この現場で、畳1を
適当に切断することにより、図1のように畳1を敷き込
むようにしてもよい。本発明に従う畳1は、畳床3の全
面に畳表2が接着されているため、畳1の任意の部分を
切断することができる。畳1を切断することにより新た
に露出した切断面は、畳表2の縁部分を面取りした後に
適当な接着性樹脂材料を塗布することにより保護膜6を
形成してもよい。このような一連の作業は、畳職人でな
くとも素人で十分に対応可能である。従って、図1のよ
うな特殊の敷き方であったとしても、これを行うために
畳職人は不要であり、素人仕事で十分に対応可能であ
る。
【0021】本発明に従う縁帯無し薄畳1は、以下のよ
うに、今までとは異なるルートで一般人に提供すること
ができる。すなわち、例えば一畳(約900mm×180
0mm又は約880mm×1760mm)や半畳(約900mm
×900mm又は約880mm×880mm)よりも若干大き
目の適当な大きさに規格化した縁帯無し薄畳1を大量に
製造して、これを一般人に販売し、これを購入した人
は、好きな形状や大きさに切断して例えば洋間のフロー
リングの一部分を畳敷きにすることができる。畳1を敷
設する際に、この畳1の切断作業を容易にするために、
縁帯無し薄畳1の厚さ寸法を比較的薄く設定しておくの
がよい。具体的には、畳1は、5〜30mm程度の厚さ、
好ましくは5〜25mm程度の厚さ、更に好ましくは5〜
20mm、最も好ましくは10〜20mmであるのがよい。
30mm程度の厚さの畳を業界では、「薄畳」と呼んでい
るが、従来よりも一層薄く作るのがコスト及び畳床の切
断にとって有利である。縁帯無し薄畳1を薄畳として製
造したときに、これを日本間に敷設する際に、敷居の高
さ寸法に比べてその厚さ寸法が不足するときには、不足
する厚さ分の厚さ調整ボード(図示せず)を事前に日本
間に敷き込み、この厚さ調整ボードの上に、縁帯無し薄
畳1を敷き込むことによって、薄畳1の上面と敷居の上
面とが同一の高さレベルとなるようにすればよい。
【0022】このような作業は、先に説明したのと同様
に、素人であっても十分に対応可能である。すなわち、
畳1を切断することにより新たに露出した切断面は、畳
表2の縁を面取りした後に適当な接着剤を塗布すること
により保護膜6で被覆すればよい。必要であれば、切断
用具及び保護膜6を作るための樹脂材料をセットにして
販売すればよい。また、所望であれば、縁帯無し薄畳1
を敷設し終わった後に、最も外側に位置する畳と敷居と
の間に、例えば特開平9−195485号公報に記載の
ような後付け用の縁帯部材を取り付けてもよい。
【0023】縁帯無し薄畳1を敷設した後に発生する可
能性のある「反り」の問題、特に、本発明に従う縁帯無
し薄畳1を薄畳として製造した場合に発生し易い「反
り」の問題は、例えば工場出荷時に、図4に示すよう
に、剥離テープ(図示せず)を備えた両面接着テープ7
を縁帯無し薄畳1の底面の適宜の箇所に複数貼着してお
き、畳1の敷設時に両面接着テープの剥離テープを取り
除いて、部屋の床に縁帯無し薄畳1を接着するようにし
てもよい。薄畳1の「反り」の問題に対して、先に説明
したように、畳床3を複数の層からなる積層構造にする
ことで対処することもできる。例えば、上述したよう
に、底にゴム層を有する畳床3を採用すれば、このゴム
層によって畳1にクッション性の特性を付加することが
できるだけでなく、このゴム層が畳1の反りを防止する
ことができる。特に畳の反りの問題を誘発し易い環境で
畳1を使用する場合には、畳床3の底面に比較的伸縮性
の小さい材料からなる層、例えば塩ビ系樹脂層を積層す
るようにしてもよい。
【0024】縁帯無し薄畳1の反りの問題は、これを敷
設する工法の観点からも解消することが可能である。す
なわち、畳1を敷設する前に、図5に示すように、部屋
Rの床に、複数枚の養生シート8を互いに部分的に重ね
合わせて敷き、その上に縁帯無し薄畳1を両面接着テー
プ(図示せず)で固定するのが部屋の床を傷めること無
く「反り」を防止できるという利点がある。したがっ
て、例えば洋間のフローリングの全面または部分的に複
数の畳1を敷設したとしても、この畳1を、直接、フロ
ーリングに固定するものではないので、模様替えなどの
目的で部屋から畳1を取り除いたとしても、部屋Rの復
元に際して何ら問題を残すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う縁帯無し畳の敷き方の一例を示す
平面図。
【図2】本発明に従う縁帯無し畳における畳表の縁の面
取りを説明するための部分断面図。
【図3】本発明に従う縁帯無し畳の框又は幅の縁部分の
部分断面図。
【図4】本発明に従う縁帯無し畳の底面に貼着した両面
接着テープの配置を例示するための縁帯無し畳の平面
図。
【図5】部屋の床に敷いた養生シートに縁帯無し畳を固
定することすることを例示するための図。
【図6】畳床を積層構造とした本発明に従う縁帯無し畳
の部分断面図。
【図7】本発明に従う縁帯無し畳における畳表の縁部分
の熱プレス処理を説明するための部分断面図。
【符号の説明】
1 縁帯無し薄畳 2 畳表 3 畳床 4 接着剤 5 畳表の面取り又は熱ブレス処理を施した周縁部分 6 保護膜 7 両面接着テープ 8 養生シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−82862(JP,A) 特開 平9−137586(JP,A) 特開 平10−311131(JP,A) 特開 平11−100979(JP,A) 特開 昭59−125947(JP,A) 実開 昭49−69226(JP,U) 実開 昭59−163027(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/02 102

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳床と、 該畳床と同じ大きさを有し且つ該畳床の表面に接着した
    畳表と、 前記畳床に接着された前記畳表の縁部分の毛羽立ちを防
    止するための手段とを有し、 該毛羽立ちを防止すための手段が、前記畳表の縁部分
    を面取りした後に、該面取りされた部分を保護膜によっ
    て覆うことからなる、ことを特徴とする薄畳。
  2. 【請求項2】 畳床と、 該畳床と同じ大きさを有し且つ該畳床の表面に接着した
    畳表と、 前記畳床に接着された前記畳表の縁部分の毛羽立ちを防
    止するための手段とを有し、 該毛羽立ちを防止するための手段が、前記畳表の縁部分
    に熱プレス処理を施して、該プレス処理した部分を保護
    膜によって覆うことからなる、ことを特徴とする薄畳。
  3. 【請求項3】 前記畳床が、炭酸カルシウムとポリエチ
    レン又はポリオレフィンの複合発泡体又はフェルトから
    作られている、請求項1又は2に記載の薄畳。
  4. 【請求項4】 前記薄畳が、加熱プレス加工を施した畳
    表からなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄
    畳。
  5. 【請求項5】 炭酸カルシウムとポリオレフィンの複合
    発泡体からなる層を有する畳床と、 該畳床の表面に接着した畳表と、 前記畳床に接着された前記畳表の縁部分を面取り処理
    熱プレス処理を施して、該面取りした部分又は熱プレ
    ス処理した部分に天然ゴム又はラテックス系の樹脂を塗
    布することによって形成された保護膜とを有することを
    特徴とする薄畳。
  6. 【請求項6】 前記畳床が、該畳床の底の部分を構成す
    るゴム層又は比較的伸縮性の無い樹脂層を有する請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の薄畳。
  7. 【請求項7】 畳表と、 該畳表の下に位置し且つ該畳表に接着された畳床とを含
    み、 該畳床が、天然又は合成のゴムからなるメイン層の上
    に、炭酸カルシウムとポリエチレン又はポリオレフィン
    の複合発泡体又はフェルトからなる上層を積層した構造
    を有し 前記畳表の縁部分を面取り処理又は熱プレス処理を施し
    て、該面取りした部分又は熱プレス処理した部分が保護
    膜によって覆われている、 ことを特徴とする薄畳。
  8. 【請求項8】 畳表と、 該畳表の下に位置し且つ該畳表に接着された畳床とを含
    み、 該畳床が、天然又は合成のゴムからなるメイン層と、該
    メイン層の上に位置する炭酸カルシウムとポリエチレン
    又はポリオレフィンの複合発泡体又はフェルトからなる
    上層との間に、木系ボードからなる中間層を含む積層構
    造を有し 前記畳表の縁部分を面取り処理又は熱プレス処理を施し
    て、該面取りした部分又は熱プレス処理した部分が保護
    膜によって覆われている、 ことを特徴とする薄畳。
  9. 【請求項9】 畳床と、 該畳床の表面に接着した畳表とを有する薄畳において、 前記畳床が、該畳表の底の部分を構成するゴム層又は比
    較的伸縮性の無い樹脂層を有し、前記畳表の縁部分を面取り処理又は熱プレス処理を施し
    て、該面取りした部分又は熱プレス処理した部分が保護
    膜によって覆われている、 ことを特徴とする薄畳。
  10. 【請求項10】 畳表と、 該畳表の下に位置し且つ該畳表に接着された畳床とを含
    み、 前記畳表の縁部分を面取り処理又は熱プレス処理を施し
    て、該面取りした部分又は熱プレス処理した部分が保護
    膜によって覆われている、 ことを特徴とする薄畳。
  11. 【請求項11】 前記畳表が、複数本の天然藺草を繋ぎ
    合わせた中繋ぎ藺草から作られている、請求項7〜10
    のいずれか一項に記載の薄畳。
  12. 【請求項12】 畳表と畳床を有し、その厚さが5〜3
    0mmの薄畳を製造する方法であって、 前記畳床を準備する工程と、 該畳床に前記畳表を接着する工程と、 互いに接着した畳表と畳床とを所定の形状に切断する工
    程と、 前記畳表の縁の毛羽立ちを防止するための手段を施す工
    程とを有し、 該毛羽立ちを防止するための手段を施す工程が、 前記畳床に接着された前記畳表の縁部分を熱プレス処理
    又は面取り処理する工程と、 前記熱プレス処理又は前記面取り処理を施した部分に接
    着性樹脂を塗布して保護膜を形成する工程とを含むこと
    を特徴とする薄畳の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記畳表を前記畳床に接着する工程
    が、前記畳床及び/又は前記畳表に接着剤を筋状に塗布
    する工程を有することを特徴とする請求項12に記載の
    薄畳の製造方法。
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