JPS6211942Y2 - - Google Patents

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JPS6211942Y2
JPS6211942Y2 JP1979027388U JP2738879U JPS6211942Y2 JP S6211942 Y2 JPS6211942 Y2 JP S6211942Y2 JP 1979027388 U JP1979027388 U JP 1979027388U JP 2738879 U JP2738879 U JP 2738879U JP S6211942 Y2 JPS6211942 Y2 JP S6211942Y2
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JP
Japan
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adhesive
hot
melt adhesive
groove
molded article
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JP1979027388U
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JPS55127740U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はホツトメルト型接着剤の新規構造体に
関するものである。
従来ホツトメルト型接着剤は、チツプ状、ペレ
ツト状に成形されてアプリケータ等により各種用
途に使用されてきた。しかし、このような方法で
は常にホツトメルト型接着剤をアプリケータ中で
溶融状態にしておく必要があり、熱源のエネルギ
ーの無駄、高温のアプリケータ使用上の安全性の
問題や長時間加熱するため接着剤の熱的劣化の問
題を生じていた。又、従来のホツトメルト型接着
剤は常温で固型塊状の接着剤であるため、簡単に
接着面へ予め適用し、接着面で溶融することは不
可能であつた。例えば、今般本考案者らが別に考
案した第1図のような製本機においては、従来形
状のホツトメルト型接着剤では使用することがで
きず、せつかく考案した製本機も実用化できなか
つた、即ち第1図の製本機において、1は固定側
板であつて、該固定側板方向に付勢されている可
動側板2との間に、製本すべき被着体としての紙
束3及び表紙4を置き紙束3と表紙背部4aとの
間にホツトメルト型接着剤5を挾み、基板6の下
よりヒーター7により加熱すれば接着剤5が溶融
し製本される。この製本機は家庭、事務所で簡単
に使用できる便利なものであるが、これに適した
形状のホツトメルト型接着剤5が従来には存在し
なかつた。
そこで本考案者は上記製本機に適したホツトメ
ルト型接着剤5について鋭意検討の結果、接着剤
を特殊な形状にすれば良いことを見出し本考案を
完成した。
即ち、本考案の要旨とするところは、被着体の
間に挾持したまま加熱溶融することにより被着体
同士を接着するホツトメルト型接着剤成形体にお
いて、ホツトメルト型接着剤成形体を厚さ0.5〜
3mmの平板状とし、かつ該成形体の一面に所定間
隔の複数本の直線溝を深さ0.2〜2mmに設けて成
るホツトメルト型接着剤成形体にある。
以下に本考案を図面に記載した1実施例により
詳細に説明する。第2図は本考案第1実施例であ
つて、8は厚さ0.5〜3mmに成形されたホツトメ
ルト型接着剤成形体5で、平板8の長手方向に端
部9から端部10まで3mm〜2cm間隔の直線溝1
1が設けてある。溝11の深さは0.2〜2mmであ
る。このような構成の本例接着剤成形体を使用す
るには、直線溝11の部分より手で1本1本ある
いは何本かの溝を残して幅広く切り離し、切り離
した長尺状の1本を前記製本機において、被着体
としての紙束3と表紙背部4aの間に挾めば良
い。本例では溝11が設けてあるので、手で容易
に溝11に沿つて短冊状又はリボン状に切り離す
ことができる。
ホツトメルト型接着剤成形体の厚さが0.5mm未
満の場合、このタイプの接着剤自体、元来軟質で
引裂強度、引張強度が低いので、溝を設けて手で
引き裂く場合、溝に沿つて引き裂けず、全くでた
らめの方向に裂けてしまい、使いものにならな
い。又、紙束と表紙背部といつた比較的凹凸の激
しい面を有する被着体の接着では、このように接
着剤成形体が薄いと溶融圧着時に凹部に対し接着
剤が流れ込み、凸部から接着剤のほとんど全部が
流出し、完全な接着ができない。
又、厚さが、3mmを越えると接着剤の量の割に
は接着力の向上がなく、更に溶融圧着時に大量に
接着剤が接着面からはみ出し、不経済であり、又
接着面の周囲を汚染し歩留をも低下させる。
次に溝の深さが0.2mm未満であると、ホツトメ
ルト型接着剤の有するブロツキング性あるいはコ
ールドフロー性により、保存あるいは運搬中にそ
の溝の切断面が融着し易い。ブロツキング現象を
防止するため、クレー、タルク等の粉末が溝に充
填されていても、コールドフロー現象により、ク
レー、タルク等の粉末が溝内より押し出され、溝
が消失してしまう場合も生じ、溝を形成する意味
がなくなる。
又、溝の深さが2mmを越える場合、この平板状
ホツトメルト型接着剤成形体は何枚も積み重ねた
状態で搬送されるが、この運搬中に、ホツトメル
ト型接着剤成形体同士が擦れ合い、このため溝が
裂け始め、はなはだしい場合にはバラバラに千切
れてしまい、その使用が不可能となる。更にホツ
トメルト型接着剤成形体を、1本又はそれ以上の
溝を残して幅広く引き裂き、接着面に適用し溶融
圧着しようとした場合、圧着によりホツトメルト
型接着剤成形体は接着面と平行な方向に流れるこ
とにより、溝部分も接着面と平行に広がることと
なる。この時、溝が2mmを越えるような深さであ
ると、接着面に平行に広がつた溝が全て完全に融
着しない場合があり、接着不良となる。2mm以下
であれば通常の溶融圧着作業においても溝は完全
に融着消失する。
第3図は第2実施例であつて、本例では平板8
中に織目の粗い布芯12が埋め込んであり、布芯
12に達するまで上面より直線溝11が設けてあ
る。
このような構成の本例は、手で切り離すことは
できないので、溝11に沿つて鋏、ナイフ等を使
用して切り離す。この場合溝11が設けてあるの
で、簡単に直線状に切断できる。本例接着剤5を
使用して上記と同様にして製本すると、布芯12
が接着強度をより高め、より強固に製本できる。
ホツトメルト型接着剤成形体としては、公知の
EVA(エチレン酢ビ共重合体)、ポリアミド系、
ポリエステル系等のものが上記実施例においてい
ずれも使用できる。
以上詳述したように本考案は厚さ0.5〜3mmの
平板状ホツトメルト型接着剤成形体であつて、深
さ0.2〜2mmの直線溝が複数設けられているもの
であるから、該溝に沿つて切り離し易く製本用と
して最適なものである。また製本用のみならず、
化粧板と合板との間に挾んで加熱接着することが
できるので木工用としても最適である。又、保
存、運搬時において、溝が消失したり逆に、千切
れてしまうことがなく、接着時においても、溝が
完全に融着しないことによる接着不良を生じな
い。
更に、接着剤成形体は塗布後において被着体間
で押圧されることもあつて、接着剤の塗布量が多
過ぎると接着効果は確実でも接着剤が被着体間か
ら外にはみ出ることになる。又、少な過ぎると接
着剤がはみ出ない反面、接着効果が低下して被着
体が剥れ易くなる。又、接着剤の量が適切でも塗
布にむらがあると部分的に接着剤がはみ出たり、
接着効果が低下することになる。このことは表紙
4に対する紙束3の接着においても同様で、接着
剤が多過ぎると接着効果は確実でも接着剤が紙束
3の間に浸透して紙が元からめくれなくなる。
又、接着剤が少な過ぎると接着効果が低下して紙
が部分的に外れ易くなり、又、接着剤の量が適切
でも塗布にむらがあると接着剤が紙束3に部分的
に浸透したり、紙が部分的に外れ易くなつたりす
る。
それに対し本考案は、ホツトメルト型接着剤成
形体を接着作業に必要な接着剤の塗布量に対応し
た厚みの平板に成形すると共に、該平板に接着作
業に必要な接着剤の塗布量と塗布面積に対応した
一定間隔で前記平板を切り離すための溝を複数形
成することによつて、接着作業における接着剤の
塗布量の変化と塗布むらを防止して、接着製品の
品質を一定にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は製本機の一例を示す断面図、第2図は
本考案第1実施例を示す斜視図、第3図は第2実
施例を示す一部破断斜視図である。 5……ホツトメルト型接着剤成形体、8……平
板、11……直線溝、12……布芯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 被着体の間に挾持したまま加熱溶融すること
    により被着体同士を接着するホツトメルト型接
    着剤成形体において、ホツトメルト型接着剤成
    形体を厚さ0.5〜3mmの平板状とし、かつ該成
    形体の一面に所定間隔の複数本の直線溝を深さ
    0.2〜2mmに設けて成るホツトメルト型接着剤
    成形体。 2 ホツトメルト型接着剤成形体中に布芯を埋め
    込んだ実用新案登録請求の範囲第1項記載のホ
    ツトメルト型接着剤成形体。
JP1979027388U 1979-03-02 1979-03-02 Expired JPS6211942Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979027388U JPS6211942Y2 (ja) 1979-03-02 1979-03-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979027388U JPS6211942Y2 (ja) 1979-03-02 1979-03-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55127740U JPS55127740U (ja) 1980-09-09
JPS6211942Y2 true JPS6211942Y2 (ja) 1987-03-24

Family

ID=28871409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979027388U Expired JPS6211942Y2 (ja) 1979-03-02 1979-03-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6211942Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530989Y2 (ja) * 1972-11-25 1980-07-24
JPS49144685U (ja) * 1973-04-11 1974-12-13
JPS5536392Y2 (ja) * 1973-04-11 1980-08-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55127740U (ja) 1980-09-09

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