JPH02503776A

JPH02503776A - 化粧板用又は縫製品製造に用いるための、上質木材又は植物組織の外部層を有する多層積層品の製造法、及びそのような方法により得られる製品

Info

Publication number: JPH02503776A
Application number: JP1503804A
Authority: JP
Inventors: マルティヌッツォ　アルベルト
Original assignee: フレクサブル　ソチエタ　レスポンサビリタ　リミテ
Priority date: 1988-04-01
Filing date: 1989-03-31
Publication date: 1990-11-08
Anticipated expiration: 2015-01-17
Also published as: EP0376993B1; DE68926035D1; AU3353889A; US5073431A; JP2999493B2; ATE135630T1; IT8840052A0; IT1234551B; WO1989009130A1; DE68926035T2; AU613480B2; EP0376993A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】化粧板用又は縫製品製造に用いるための、上質木材又は植物組織の外部層を有する多層積層品の製造法、及びそのような方法により得られる製品本発明は、縫製品の製造及び家具の部分のような化粧板に用いるための、上質木材又は植物組織の外部層ををする多層シートの製造法、並びにそのような方法の実行により得られる製品に関する。

木工業の従来技術は、適正な価格でより望ましい外観を形成する目的のため化粧板、すなわち上質木材の薄い化粧材により表面を被覆する方法又は内装木材もしくは板より加工した製品を包含している。

化粧板に用いられる材料は、樺及びくるみのような好適には堅い、軟質木材から切り出し、頂片にし又は打抜くことにより得られる木材の１シートからなり、これはしばしば全体的に平坦でない表面に適合できる能力によりその目的のため選ばれる。用いられる前に、つまり貼られる前に、化粧板は１１ＥＪｉ打ちに接着され、均一な厚さにみがかれ、滑らかな仕上げが得られる。

化粧板における靭性及び柔軟性の要求のため、ある品質の木材（特にぎざぎざの及び型のある切り口）、及び植物組織、例えばコルク（この物質は特に脆い）を用いることは実際上不可能であり、しばしば化粧板を破壊せずにはまっすぐにできないような波状起伏を示す。さらに、縫製を必要とする製品、特に身の回り品、例えば鞄、札入れ及び高価格の同様のアクセサリ−（すなわち、大衆消費を目的とした及び合成材料で製造した多くの安価な製品を除く）の場合、現在高品質の皮革又は布が用いられている。その柔軟性及び靭性に加え、このタイプの製品に用いられている皮革及び布は例えばその縫い目にそって及びその周辺に他の重要な特性、すなわち機械強度及び一般的耐久性を有する。

対照的に、上質材料、例えばぎざぎざ付木材及び植物組織（コルク）は、皮革及び布の柔軟性、加工性及び耐久性を有さす、全く反対にかなり繊細であり、容易に割れ、とにかく滑らかな表面に加工困難であるのでこの分野に用いることはできない。さらに、縫うとほぼ常にその物質が裂ける傾向にある。

従って、本発明の目的は、化粧張り家具に用いるに好適な、又は一般的に連続した多くの折れ目を有する製品の表面仕上用に好適な、木材又は植物組織に片面が接した材料のシートの製造法であり、前記困難さをおこさず縫製品の製造においてさらに強化が得られる。　　　　　　　　　　　　１５、この目的は、請求の範囲に示す方法を用いることにより達成される。そのような方法は上質木材又は植物組織の外部層の物質の多層シートの結合を可能にし、熱溶融接着剤の層−による熱形成プラスチック物質の１シートへの露出したプライの貼付けを提供する。結局孔大けに耐えることのでき、従って縫製品、例えば鞄、札入れの如く身の回り品の製造における使用を特徴とする特性を有する積層品を与えることが望まれ、この方法はシートを互いに縫った場合に強い及び耐久性の縫い目を得るように強靭な裏打布に熱溶融接着の層として同様に２層シートを接着することを含んでなる。

ここで本発明を添付した図面を参考にし、例により詳細に説明する。第１図は、本発明による上質木材又は植物組織の外部層を有する多層シートを製造する方法の実行により得られる積層品の断面である。第２図は第１図の積層品を成形するために用いられる型の略図である。第３図は第２図の形で成形された積層品を含む成形化粧板の断面である。第４図は拡大した第３図のハフ−ＴＶの断面である。第５図及び第６図は第２図及び第３図の型及び積層品の他のＢ様である。第７図は本発明による、上質木材又は植物組織の外部層を有する多層シートを形成する方法の実行により得られ及び縫製品の製造に好適な積層品の断面である。第８図及び第９図は第７図の積層品の形成に用いられる２つの異なる型である。

上記図面を参考にし、本発明に係る木材又は植物組織の外部層を有する多層シートを形成する方法は、でこぼこ又は突起が全くない表面１ａ及び２ａを有する積層品りを形成するよう熱溶融接着剤の層３により外部層、又は化粧板ｌを軟質熱成形プラスチックフィルムの薄い平坦なフィルム２に貼ることからなる。

縫製品、及び特定の品質の身の回り品、例えば鞄、札入れ及び同様のアクセサリ −における使用を可能にするため多層シートが孔抜きによる応力に耐えるに十分な強度を有しなければならない場合、この方法はさらに熱溶融接着剤の層３によりプラスチックフィルム２の下側２ｂ（化粧板１の反対側）に適当な裏打布２０を与える。

用いられるこの布２０は、それとプラスチックフィルム２の間にはさまれた接着剤３に対し永久的に不透性とするため特に密な織りを示す、すなわち縫糸及び横糸の両方とも多くの糸を有する。そのような不透性は積層品を結合する際及びその後の製造工程の両方で重要である。基本的に重要な他の態様は、裏打布２０が積層構造にさらに層を加え、縫製に耐える強靭なベースを与え、従って、そうしなければ針で積層品に穴をあけた点で生ずるような引裂及び分裂を避けることができる。

三次元積層品、例えば額縁成形品又は鞄の側壁に対する要求の場合、この方法は結合した積層品りを型４の底ダイ４と押込みダイ５の間に入れ、接着剤３及びプラスチックフィルム２を軟化するに十分な温度、すなわち４０〜８５°Ｃに底ダイ４を加熱する工程を含む。

裏打布２０の密組織は、最初の結合の間及びその後の積層品の成形の間の両方において接着剤３の透過を許さず、成形した最終生成物は接着剤３が全く存在しない完全に滑かな裏面を有する。

型２１の押込みダイ５は末端又は片側において軸ピン６により底ダイ４に丁番付けられており、それにより底ダイ４におかれた積層品りに圧力を加えることを可能にする。

積層品りは、圧力を加えた際、全体として積層品り上に生じた延伸作用が一方向に伸びるよう軸ビン６に対し正しい角度で伸びる化粧板１の組織により底ダイ４上にのせられる。

さらに正確には、再加熱した際に化粧板内に生ずる接着剤３に含まれる水分及び底ダイ４全体に発生する熱の合わせた作用ははがれることなく木材又はコルク１の変形を可能とする相乗効果を生ずる。

積層品の好ましい実施態様において、暴露された層１は０．５〜１．２−の厚さを有し、一方プラスチックフィルム２は０．０５〜０．３　ｍｍの厚さを有する。

化粧板１を底ダイ４に向けて型内に積層品りを入れる必要の場合、化粧板１がはがれないように押込みダイ５を下げる前に積層品の下にプラスチック材料の薄いフィルム１２を入れる。従って、この材料１２は化粧板１の外表面及び／又は底ダイ４に対し摩擦係数が低いものである。

第５図は、平坦な押込みダイ１１及び波形底ダイ９の型を用いて板１０に積層品りを貼る操作を説明するが、これは押込みダイを下げる前に、化粧板１がはがれないよう積層品りの下に摩擦係数の低いプラスチック材料の薄いフィルム１２を入れる前記工程を含む。

第６図はその仕上げた状態、つまり波形表面に結合した積層品りを有する同じ板１０を示す。

本発明に係る方法の好ましい態様において、薄プラスチックフィルム２はポリ塩化ビニルＣＰＶＣ）のシートであり、熱熔融接着剤３は熱可塑性ビニルである。

本発明に係る方法の実行により得られる多層生成物は熱溶融接着剤の第１の層３により熱形成プラスチック物質の薄フィルム２に結合した上質木材又は植物組織１からなり、これは、身の回り品（鞄、札入れ等）のような縫製品の製造に用いることが考えられた積層品の場合、他の熱溶融接着剤の層３により裏打布２０が接着される。

プラスチックフィルム２に提供され、適当な圧力を加え接着剤３により結合すると、暴露した層、又は化粧板１はでこぼこ及び／又は突起を全く有さない滑らかな表面１ａを有する。従って、本発明により構成された多層シートは著しい実用上及び価格の利点を提供し、より正確には、比較的低温において熱可塑性となり、及び従来の方法で渦巻状に巻くことができる、完全に平坦で軟質の積層品を形成することができるようになる。さらに、そのような積層品は、装飾するために用いられる加工品又は板の表面のあらゆる不規則な形状に適用でき及びサングーの作用にびくともしない強い機械強度を与える。さらに他の利点は、積層品とその支持体との間に強い結合を得るに必要な時間が著しく低下することである。

し国際調査報告国際調査報告

Claims

【特許請求の範囲】１．家具、板等のような化粧板用の、上質木材又は植物組織の暴露層を有する多層積層品の製造方法であって、でこぼこ及び／又は突起が全くない暴露面及び裏面（１ａ，２ｂ）を有する積層品Ｌを形成するように圧力下熱可塑性接着剤の層（３）により化粧板（１）を軟質及び熱可塑性物質の薄い平坦なフィルム（２）に結合することからなることを特徴とする方法。２．縫製品の製造に用いるための、上質木材又は植物組織の暴露層を有する多層積層品の製造方法であって、でこぼこ及び／又は突起が全くない暴露面及び裏面（１ａ，２ｂ）を有する積層品Ｌを形成するように圧力下熱可塑性接着剤の層（３）により化粧板（１）を軟質及び熱可塑性物質の薄い平坦なフィルム（２）に結合させ、圧力下熱可塑性接着剤の他の層（３）によりこの積層品を密織裏打布（２０）上に結合し、この布のフィルムにはさまれた接着剤（３）に対し不透性である化粧板と反対側の熱可塑性物質のフィルム（２）の表面を与えることを含んでなることを特徴とする方法。３．さらに型（２１）の底ダイ（４）と押込みダイ（５）の間に平坦な結合した積層品（Ｌ）を入れ、接着剤（３）及びプラスチックフィルム（２）が軟化するに十分な温度に底グイ（４）を加熱し、この積層品（Ｌ）全体が化粧板の組織と一致して一方向のみに延伸するように化粧板（１）の組織に垂直に配置された軸の回転によりダイ（５，４）を引く工程を含んでなる、三次元の形を有する多層シートを形成するための請求項２記載の方法。４．化粧板（１）の厚さが０．５〜１．２ｍｍであり、プラスチックフィルム（２）の厚から０．０５〜０．３ｍｍである、請求項２記載の方法。５．ダイ（５，４）を引く工程の前に、化粧板の破壊及び／又ははがれを防ぐため化粧板（１）及び／又はダイ（４）に対し摩擦係数が低いプラスチック物質（１２）の薄い層を挿入することを含んでなる、結合した積層品（Ｌ）を型内に入れる、請求項３記載の方法。６．熱可塑性フィルム（２）がポリ塩化ビニルである、請求項２記載の方法。７．熱可塑性接着剤（３）がビニル接着剤である、請求項２記載の方法。８．請求項１記載の方法の実行により得られる生成物であって、化粧板（１）とフィルム（２）の間にはさまれた熱可塑性接着剤の層（３）により熱成形グラステックス物質の薄軟質フィルム（２）に結合した上質木材又は植物組織の化粧板（１）からなり；及び接着剤（３）によりプラスチックフィルム（２）に結合した全体によって化粧板（１）がでこぼこ及び／又は突起の全くない暴露表面（１ａ）を示すことを特徴とする生成物。９．請求項２記載の方法の実行により得られる生成物であって、化粧板（１）とフィルム（２）の間にはさまれた熱可塑性接着剤（３）の第１の層、及びフィルム（２）と布（２０）の間にはさまれた熱可塑性接着剤（３）の第２の層により表面全体に結合した上質木材又は植物組織の化粧板（１）、熱可塑性プラスチック物質の薄軟質フィルム（２）、及び裏打布（２０）からなり；接着剤（３）によりプラスチックフィルム（２）に結合した全体によって、化粧板（１）がでこぼこ及び／又は突起の全くない暴露表面（１ａ）を示し；及び裏打布（２０）がプラスチックフィルム（２）の表面とそれ自身の表面の間にはさまれた接着剤（３）に対し全く不透性であるよう密な組織を有し、さらに縫うことのできるに十分な強度を与えることを特徴とする生成物。