JP3520794B2 - 建築材 - Google Patents

建築材

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JP3520794B2
JP3520794B2 JP01710099A JP1710099A JP3520794B2 JP 3520794 B2 JP3520794 B2 JP 3520794B2 JP 01710099 A JP01710099 A JP 01710099A JP 1710099 A JP1710099 A JP 1710099A JP 3520794 B2 JP3520794 B2 JP 3520794B2
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悟 小西
浩司 南
力 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンクリー
トスラブのような床基材に直貼りされる建築板に関し、
詳しくは、施工性を高めるとともに欠損箇所の貼り替え
も容易におこなえるようにしようとする技術に係るもの
である。 【0002】 【従来の技術】一般に、建築板においては、基材板部に
溝を形成することで曲げ剛性を低減し、基材板部の下に
クッション材を積層させることで床全体の総合的な単位
面積当たりのばね定数を低減させ、更に、制振材を積層
させることで衝撃により発生した振動を減衰させるなど
して衝撃緩和をおこない、結果として、防音性能を向上
させている。このような建築板は、嵌合凸部と嵌合凹部
を嵌合させて施工されるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
建築板は、従来では、例えばコンクリートスラブのよう
な床基材に直貼り施工されるのであり、建築板を粘着材
などで床基材に貼り付けながら凹凸嵌合させて施工する
作業が面倒であり、又、施工後に欠損部分を貼り替える
際に、建築板は貼着した箇所から剥がれることが殆どな
く、建築板の一部が床基材側に残されるか、逆に、床基
材の一部が建築板側に付着する等するのであり、貼り替
え作業も面倒になるという問題があった。 【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、施工性を高めるとともに欠損箇所の貼り替
えも容易におこなえる建築板を提供することを課題とす
るものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1においては、下
地層1に表層材2を貼着する建築材であって、下地層1
の表面に離型層8を形成し、表層材2の裏面に、基材の
両面に粘着層を積層した両面テープに適宜間隔を隔てて
非粘着部7を突出させて付着させた粘着材3又は横ずら
しが可能でかつ圧接すると吸引接着する吸着材4を設け
てあることを特徴とするものである。このような構成に
よれば、下地層1の表面にある離型層8において粘着材
3又は吸着材4を設けた表層材2の剥離が容易におこな
えるのであり、従来のように建築板Aの一部がコンクリ
ートスラブのような床基材9側に残ったり、逆に、床基
材9の一部が建築板側に付着するようなことがなく、施
工後における欠損箇所の貼り替え作業を簡単におこえな
る。しかも、吸着材4とする場合には、圧着しないとき
には横ずらしが可能であって、例えば、建築板Aに凹凸
嵌合の接続構造とする場合に、横ずらしによって良好に
嵌合接続がおこなえて、施工性を高めることができる。
更に、粘着材3とする場合には、粘着層よりは突出して
いる非粘着部7において下地層1との粘着を回避するの
であり、表層材2を横ずらしすることができ、例えば、
建築板Aに凹凸嵌合の接続構造とする場合に、横ずらし
によって良好に嵌合接続がおこなえ、その後、粘着層に
おいて圧着することで貼り付けがおこなえるのであり、
しかして、施工性を高めることができる。 【0006】ここで、下地層1の離型層8は、例えば、
PP,PETなどのフィルムのように表面に離型性や平
滑性を付与できるものが望ましい。又、下地層1に用い
るクッション性を有する基材としては、麻、綿、パー
ム、合成繊維などの廃品と合成樹脂からなる繊維ボード
などが望ましい。又、吸着材4の材質としては、例えば
アクリル系などが望ましい。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1(a)は表層材を下地層に貼着する前の概略
断面図、同図(b)は貼着後の概略断面図である。図2
は吸着材4を示す概略断面図である。 【0013】建築材Aは下地層1に表層材2を貼着する
ものであり、例えばコンクリートスラブのような床基材
9に直貼り施工されるものである。 【0014】下地層1の表面に離型層8を形成してい
る。表層材2の裏面に粘着材3又は横ずらしが可能でか
つ圧接すると吸引接着する吸着材4を設けている。表層
材2には嵌合凸部10と嵌合凹部11が形成されてい
る。吸着材4は例えば、図2に概略断面を示すように、
独立気泡の合成樹脂発泡体をテープ状にしたミクロ吸盤
吸着材であり、テープ表面に独立気泡12の開口した凹
所13が吸盤として多数形成されたものであり、裏面粘
着材14によって表層材2に接着される。以下、実施例
を詳述する。 【0015】[ 実施例 ]表層材2として、木粉樹
脂複合材を使用し、木粉とPPとの混合割合を30:7
0とし、厚さ3mmのものである。表層材2の組成は、
パーム量は上層が30%、下層が10%である。極細麻
は上層が20%、下層が20%である。雑綿は上層が1
5%、下層が15%である。極短繊維は下層のみで20
%である。そして、オレフィン系バインダーは上層が3
5%、下層が35%である。下地層1として、比重0.
3の廃繊維ボードを使用し、厚さ10mmのものであ
る。粘着材3として、耐熱マスキング用両面テープN
O.769(株)寺岡製作所製のものである。この両面
テープの粘着力の比は、表層材側と下地層側との2:1
であり、表層材側が下地層側に比べて2倍である。離型
層8として、PETフィルムで下地層1に接着してい
る。 【0016】以上のような実施例においては、平面引
張強度が0.18kg/cm2で、表層材2のみの着脱
貼り替えが可能で、工事内容は施工後の使用状態での表
面欠損部の部分交換が可能となり、施工後の養生が不要
である。 【0017】[ 実施例 ]表層材2として、木粉樹
脂複合材を使用し、木粉とPPとの混合割合を30:7
0とし、厚さ3mmのものである。表層材2の組成は、
パーム量は上層が30%、下層が10%である。極細麻
は上層が20%、下層が20%である。雑綿は上層が1
5%、下層が15%である。極短繊維は下層のみで20
%である。そして、オレフィン系バインダーは上層が3
5%、下層が35%である。下地層1として、比重0.
3の廃繊維ボードを使用し、厚さ10mmのものであ
る。吸着材4としては、裏面に粘着材14を付けたミク
ロ吸盤吸着材SH2054S(株)クラレ製である。こ
の吸着材4の粘着力の比は、表層材側と下地層側との
2:1であり、表層材側が下地層側に比べて2倍であ
る。離型層8として、PETフィルムで下地層1に接着
している。 【0018】このような実施例においては、表層材
2、下地層1及び離型層8は実施例と同じであり、実
施例の粘着材3に代えて上記吸着材4を使用するもの
である。 【0019】以上のような実施例においては、平面引
張強度が0.15kg/cm2で、表層材2のみの着脱
貼り替えが可能で、工事内容は施工後の使用状態での表
面欠損部の部分交換が可能となり、施工後の養生が不要
である。 【0020】[ 従来例 ]全体構成は、現行L−45
レベル木質防音床材を使用するものであり、平面引張強
度が0.16kg/cm2であり、施工後の使用状態で
の表面欠損部の部分交換が不可となり、工事内容は、建
築物版上より床材全体を剥がした後、再度接着施工をお
こなうものであり、接着剤が硬化するまで施工後の養生
が必要である。 【0021】このような結果を、以下の表1、表2にま
とめた。表3は下地層1として使用する2層構造廃繊維
ボードの組成を示し、下層にパーム量を10%とて増す
ことで、硬さを出し、又、下層に極短繊維を20%にす
ることで、クッション性を向上し、他繊維を相互に繋ぎ
合わし剥離強度を出している。 【0022】 【表1】 【0023】 【表2】 【0024】 【表3】 【0025】しかして、実施例においては、下地層1
の表面にある離型層8において両面テープを使用する粘
着材3を設けた表層材2の剥離が容易におこなえるので
ある。したがった、従来のように建築板Aの一部がコン
クリートスラブのような床基材9側に残ったり、逆に、
床基材9の一部が建築板側に付着するようなことがな
く、施工後における欠損箇所の貼り替え作業を簡単にお
こえなるのである。 【0026】この場合、両面テープを使用する粘着材3
は、表層材2側の粘着力を下地層1側の粘着力に比べて
大にしてあって、剥離に際して、粘着材3は表層材2側
に保持されるのであり、粘着材3が下地層1側に残るよ
うなことがなく、表層材2の貼り替え作業が容易におこ
なえるものである。 【0027】又、実施例においては、下地層1の表面
にある離型層8において吸着材4を設けた表層材2の剥
離が容易におこなえるのであり、従来のように建築板A
の一部がコンクリートスラブのような床基材9側に残っ
たり、逆に、床基材9の一部が建築板側に付着するよう
なことがなく、施工後における欠損箇所の貼り替え作業
を簡単におこえなる。しかも、吸着材4であるから、圧
着しないときには横ずらしが可能であって、例えば、建
築板Aに凹凸嵌合の接続構造とする場合に、横ずらしに
よって良好に嵌合接続がおこなえて、施工性を高めるこ
とができるのである。 【0028】図3は他の実施の形態を示していて、粘着
材3は、基材の両面に粘着層を積層した両面テープに適
宜間隔を隔てて非粘着部7を突出させて付着させたもの
である。この非粘着部7は上記吸着材4を使用するが、
他のものでもよいものである。 【0029】しかして、両面テープの粘着層よりは突出
している非粘着部7において下地層1との粘着を回避す
るのであり、表層材2を横ずらしすることができ、例え
ば、建築板Aに凹凸嵌合の接続構造とする場合に、横ず
らしによって良好に嵌合接続がおこなえ、その後、粘着
層において圧着することで貼り付けがおこなえるのであ
り、しかして、施工性を高めることができるものであ
る。 【0030】ところで、表層材2は少なくとも表面化粧
単板と木粉樹脂複合材との積層材であって、表層材2の
表面は硬度が高く平滑にできて品質を高めることができ
ながら、木粉樹脂複合材は合板に比べて温度・湿度に対
する寸法安定性が高く、目隙、突き上げ、反り、表面化
粧単板のクラック発生を低減できるから、上述した表層
材2の取り付け手段においても充分に安定した保持をお
こなえるものである。 【0031】 【発明の効果】請求項1においては、下地層に表層材を
貼着する建築材であって、下地層の表面に離型層を形成
し、表層材の裏面に、基材の両面に粘着層を積層した両
面テープに適宜間隔を隔てて非粘着部を突出させて付着
させた粘着材又は横ずらしが可能でかつ圧接すると吸引
接着する吸着材を設けてあるから、下地層の表面にある
離型層において粘着材又は吸着材を設けた表層材の剥離
が容易におこなえるのであり、従来のように建築板の一
部がコンクリートスラブのような床基材側に残ったり、
逆に、床基材の一部が建築板側に付着するようなことが
なく、施工後における欠損箇所の貼り替え作業を簡単に
おこえなるという利点がある。しかも、吸着材とする場
合には、圧着しないときには横ずらしが可能であって、
例えば、建築板に凹凸嵌合の接続構造とする場合に、横
ずらしによって良好に嵌合接続がおこなえて、施工性を
高めることができるという利点がある。更に、粘着材と
する場合には、粘着層よりは突出している非粘着部にお
いて下地層との粘着を回避するのであり、表層材を横ず
らしすることができ、例えば、建築板に凹凸嵌合の接続
構造とする場合に、横ずらしによって良好に嵌合接続が
おこなえ、その後、粘着層において圧着することで貼り
付けがおこなえるのであり、しかして、施工性を高める
ことができるという利点がある。 【0032】 【0033】 【0034】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は表層材
を下地層に貼着する前の概略断面図、(b)は貼着後の
概略断面図である。 【図2】同上の吸着材を示す概略断面図である。 【図3】同上の他の実施の形態を示し、(a)は底面
図、(b)は断面図である。 【符号の説明】 1 下地層 2 表層材 3 粘着材 4 吸着材 5 表面化粧単板 6 木粉樹脂複合材 7 非粘着部 8 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 浩司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 渡辺 力 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 足立 有弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 塚本 政介 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−17725(JP,A) 特開 平7−54467(JP,A) 実開 平7−13959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 E04F 15/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下地層に表層材を貼着する建築材であっ
    て、下地層の表面に離型層を形成し、表層材の裏面に
    基材の両面に粘着層を積層した両面テープに適宜間隔を
    隔てて非粘着部を突出させて付着させた粘着材又は横ず
    らしが可能でかつ圧接すると吸引接着する吸着材を設け
    て成ることを特徴とする建築材。
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JP5174384B2 (ja) * 2007-07-04 2013-04-03 修平 近藤 リース式床暖房マットの施工法
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