JP3178762B2 - 化粧パネル - Google Patents
化粧パネルInfo
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- JP3178762B2 JP3178762B2 JP27867993A JP27867993A JP3178762B2 JP 3178762 B2 JP3178762 B2 JP 3178762B2 JP 27867993 A JP27867993 A JP 27867993A JP 27867993 A JP27867993 A JP 27867993A JP 3178762 B2 JP3178762 B2 JP 3178762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- decorative
- resin
- paper
- panel
- core material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
材、とくに、下駄箱、クロゼット等扉用化粧パネルの端
部に好適に使用される、基板の表面から側面及び裏面に
まで連続的に化粧層が形成された化粧パネルに関する。
パネルとして、本願の出願人による出願に係る特願平4
−236429号出願の明細書には、基板の表面から側
面近傍に形成した直線状の段部を境にして、平面部と側
面部近傍とをそれぞれ別体の化粧層によって連続的に形
成したものが記載されている。
裏面に化粧層を形成したパネル基板の側面近傍に形成し
た直線状の段部から外側の化粧層を切削した後、平面部
の化粧層とは別体の化粧シートを切削形成した部分全体
に貼着して製造される。
拘わらず、あたかも異種の素材を組み合わせたかのよう
に見える扉を、比較的簡単に製造できるという利点があ
る。
与しようとして、パネル基板の側面近傍に形成される段
部を深く切削すると、通常の場合、パネル基板を形成す
る芯材はパーティクルボードのような目の荒い素材が使
用されているため、芯材が毛羽立ち表面に凹凸が現出す
る。そのため、その部分に化粧シートを貼着した場合、
表面に凹凸が出たり接着不良を生じるという欠点があ
る。
うな目の荒い芯材で形成したパネル基板に、側面に深い
溝を形成しても、そこに貼着した化粧シート表面に凹凸
が出たり接着不良のような欠陥を生じることのない化粧
パネルを提供することにある。
に、それぞれ外表面に化粧シートが貼着された表面板を
接着剤を介して貼着してパネル基板を構成し、該パネル
基板の幅方向および長さ方向の何れか一方または双方の
端面から平面中心部へ所定寸法の範囲に亘って、その深
さが部分的に芯材の厚さ方向中心部に及ぶ曲面状切削部
をパネル基板の長辺および短辺の何れか一方または双方
に沿って延在する如く切削・形成してこの曲面状切削部
表面に、その裏面に樹脂含浸紙が裏打ちされた裏打ち化
粧紙を接着剤を介して貼着してなる化粧パネルである。
40mm程度のパーティクルボードやOSBを用いる。
表面板には厚さ3〜5mm程度の合板、MDFを用い
る。構造はベタ芯でもよいが普通軽量化や材料コストを
下げる為にフラッシュにしてもよい。
した曲面部を切削形成するに際しては、芯材まで入り込
むようにモールディングマシン等で深く切削加工する。
で所望の模様に印刷した後、アミノアルキッド樹脂、ウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂等の合成樹脂塗料でコー
ティングしたものが使用できる。
は、平面部シートを表層として、シートの剛性、柔軟
性、切削性を考慮し、0.3〜0.5mm厚みのメラミ
ン含浸紙あるいはダップ含浸紙を接着剤あるいは自己接
着によって裏打ちする。
用した化粧紙の裏面に厚さ0.3〜0.5mmの樹脂含
浸紙、例えば、含浸率10〜70%の中密度タイプの樹
脂含浸紙を裏打ちする。
飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、グア
ナミン樹脂、エポキシ樹脂等で、裏打ちは硬化済の場合
は裏打ち紙を接着剤を介して化粧紙に貼着する。
ウレタン樹脂を用いる。ホットプレスで溶融させて樹脂
含浸紙の樹脂で自己接着させる方法もあるが、得られる
化粧シートが硬質で柔軟性がなく曲面部に貼着させるの
に不適当なものになるからこの方法は好ましくない。接
着剤はいずれもユリア樹脂、酢酸ビニル樹脂、ビニルウ
レタン樹脂などが用いられる。接着剤を曲面部に塗布す
る場合は芯材は目が荒く接着剤が容易に吸い込んでしま
う為、通常より1〜2割程度大目に塗布する。
0μ〜100μの厚みに塗布することによって、基材の
有する凹凸を完全に吸収できる。
くまで深く切削形成した曲面部に、樹脂含浸紙が裏打ち
された化粧紙を粘着することにより切削部に粗面や毛羽
立ちが生じていても、化粧紙の剛性により切削部の凹凸
が平滑に矯正される。
パネルに適用した実施例について説明する。
様を示す。この基板10は、厚さ30mm、幅60mm
の棒状に切断したパーティクルボードを四方枠組してタ
ッカーで固定して芯材1を構成した後、両面に厚さ3m
mの合板2を酢酸ビニル樹脂接着剤3を介して貼着して
パネル基板10を作製した。このパネル基板10の表面
合板2の表面に、紙上にグラビア印刷装置で木目模様を
印刷した後、透明なウレタン樹脂塗料で全面塗布した化
粧紙4を酢酸ビニル樹脂接着剤を介してラミネーターで
貼着したものである。
0の側面近傍から緩やかな曲面状に端面まで芯材1まで
入り込むようにモールディングマシンで深く曲面状切削
部5を切削加工した後、ビニルウレタン樹脂接着剤を塗
布した。
模様を印刷した後、ウレタン樹脂上塗り塗料を全面に塗
布した化粧紙の裏面に、厚さ0.3mmの中密度メラミ
ン樹脂含浸紙(含浸率25%)をウレタン樹脂接着剤を
介して熱圧積層接着して強化化粧紙を構成し、図3に示
すようにパネル基板10の曲面状切削部5に端部から順
に包み込むようにラッピングマシンで粘着した。
で入り込むように切削して発生した毛羽立ちが強化化粧
紙の剛性によって矯正され、ボリューム感のあるなめら
かな表面状態のフラッシュ扉を得ることができた。
を矯正できる剛性を有する樹脂含浸紙で裏打ちした化粧
紙によって、切削部の表面を覆うものであるから、毛羽
立ち等の凹凸の影響を受けることなく、なめらかな表面
状態の化粧パネルを得ることができる。
パネル基板の態様を示す。
の状態を示す。
を示す。
紙
Claims (1)
- 【請求項1】 芯材(1)の表裏面に、それぞれ外表面
に化粧シート(4)が貼着された表面板(2)を接着剤
を介して貼着してパネル基板(10)を構成し、該パネ
ル基板(10)の幅方向および長さ方向の何れか一方ま
たは双方の端面から平面中心部へ所定寸法の範囲に亘っ
て、その深さが部分的に芯材(1)の厚さ方向中心部に
及ぶ曲面状切削部(5)をパネル基板(10)の長辺お
よび短辺の何れか一方または双方に沿って延在する如く
切削・形成してこの曲面状切削部(5)表面に、その裏
面に樹脂含浸紙が裏打ちされた裏打ち化粧紙(6)を接
着剤を介して貼着してなる化粧パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27867993A JP3178762B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 化粧パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27867993A JP3178762B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 化粧パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125139A JPH07125139A (ja) | 1995-05-16 |
JP3178762B2 true JP3178762B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=17600665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27867993A Expired - Lifetime JP3178762B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 化粧パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178762B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP27867993A patent/JP3178762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07125139A (ja) | 1995-05-16 |
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Legal Events
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