JPH1086103A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

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JPH1086103A
JPH1086103A JP26551196A JP26551196A JPH1086103A JP H1086103 A JPH1086103 A JP H1086103A JP 26551196 A JP26551196 A JP 26551196A JP 26551196 A JP26551196 A JP 26551196A JP H1086103 A JPH1086103 A JP H1086103A
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寛 杉本
Kazumasa Yoshida
和雅 吉田
Junzo Oikawa
純三 及川
Yasuhito Terada
泰人 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質基板の表面に化粧板を積層接着してなる
化粧板であって、床材に使用した場合に、局部荷重を受
けても層間剥離や凹み変形が生じ難く、耐久性に優れた
化粧板とこの化粧板を能率よく生産し得る方法を提供す
る。 【解決手段】 表裏層部が高密度層で芯部が低密度層で
ある通常の中比重木質繊維板をその芯部の厚さ方向の中
央部から上下に2分割して一方の面側が高密度層2aで他
方の面側が低密度層2bの中比重木質繊維板2を作製した
のち、低密度層2bを研削除去して高密度層2aからなる厚
さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の木質繊維板2と
し、この木質繊維板2を合板などの木質基板1の表面に
積層接着すると共にその表面に化粧板3を接着すること
により、低密度層による層間剥離の発生をなくし、且つ
硬度が向上した凹み変形の生じ難い化粧板を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用床材等の建
築内装材料や家具用材料として使用するのに好適な化粧
板とこの化粧板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、合板などの木質材からなる基
板の表面または表裏両面に、突板や合成樹脂製の化粧シ
ート又は印刷紙等の化粧シートを貼着したり、或いは塗
装等を行って、表面化粧層を施してなる化粧板が、住宅
等の建築物の床材や造作材或いは家具用材料として広く
使用されている。しかしながら、例えば合板の表面に突
板を貼着したのち、塗装仕上げしてなる一般的な化粧板
を床材に使用した場合、湿気の吸収、放散に伴う合板の
膨張、収縮によって表面の突板に細かい亀裂(干割れ)
が生じたり、表面に重量の大きい家具の脚や落下物など
による局部的な荷重が加わると凹みが生じたりして外観
を損なうという問題点がある。
【0003】このため、合板等の木質材料からなる基板
の表面または表裏両面に中比重木質繊維板(MDF)を
接着して複合板を形成し、この複合板の中比重木質繊維
板の表面に突き板や合成樹脂製化粧シート又は印刷紙等
の化粧シートを貼着したり、塗装等によって表面化粧層
を形成してなる化粧板を床材等の建築材料などに使用す
る試みがなされている。
【0004】このような化粧板の構成部材として使用さ
れている上記中比重木質繊維板は、木質繊維に熱硬化性
樹脂接着剤を添加し、加熱下で圧締成形することによっ
て得られたものであるため、加熱面に直接接する表裏層
部が高密度に形成され、内部は相対的に低密度に形成さ
れることになる。従って、この中比重木質繊維板を合板
などの基板に積層接着して得られた複合板の表面に上記
のような表面化粧層を施すと、表面が緻密で硬質且つ平
滑であり、方向性が少ない中比重木質繊維板によって表
面化粧層に干割れ等の欠点が生じ難くなるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中比重
木質繊維板の厚さは通常2.7mm 以上であり、従ってこの
ような厚みを有する中比重木質繊維板を合板等の木質基
板の片面に接着すると、基板と中比重木質繊維板との収
縮率の差や方向性の相違によって化粧板に反りが発生し
やすくなる。一方、木質基板の表裏両面に上記中比重木
質繊維板を接着させると反りの問題は軽減されるが全体
の厚みが厚くなり、製品が高価につくと共に生産効率も
悪くなるという問題点が生じる。
【0006】さらに、上記のような厚みを有する中比重
木質繊維板を使用すると、高密度の表裏層部に比べて内
部の低密度層の厚みの割合が大きいために、このような
中比重木質繊維板を備えた上記化粧板をダイニングルー
ムの床材に適用した場合、キャスター付ワゴン等による
動的荷重を受けると中比重木質繊維板の低密度層に層間
剥離が生じ、強度が低下すると共に表面の外観を損なう
ことがある。また、中比重木質繊維板を厚くすると膨れ
も生じ易くなる。
【0007】このような層間剥離や膨れの問題は、中比
重木質繊維板の厚みを薄くすれば改善し得るが、厚みが
3mm未満の中比重木質繊維板を得るには、現状の製造方
法では生産性がきわめて悪く且つ高価につくという問題
点がある。本発明はこのような問題点を解消し得る化粧
板とこの化粧板の製造方法の提供を目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の化粧板は、一方の面側が高密度層で他方の面
側が低密度層に形成された密度傾斜を有する中比重木質
繊維板の他面側の低密度層を研削することによって得ら
れた上記高密度層からなる厚さが2mm未満で密度が0.75
〜1.1g/cm3の木質繊維板が木質基板の表面に一体に層着
され、この木質繊維板上に表面化粧層を設けた構造を有
している。このように構成した化粧板において、請求項
2に記載したように木質基材の表裏両面に上記高密度層
からなる厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の木質
繊維板を層着しておいてもよい。また、請求項3に記載
したように、上記高密度層からなる木質繊維板に全面に
亘って表裏面間に貫通する多数の微小孔を設けておくこ
とが好ましい。
【0009】請求項4に係る発明は上記化粧板の製造方
法であって、表裏層が高密度で中間層が低密度の中比重
木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割して一
方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成され
た密度傾斜を有する薄肉中比重木質繊維板を作製したの
ち、この薄肉中比重木質繊維板の低密度層を研削除去し
て厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層か
らなる木質繊維板に形成し、次いで、この高密度層から
なる木質繊維板を木質基板表面に接着したのち該木質繊
維板の表面に化粧層を設けることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項5に係る発明は別な化粧板の製造方
法であって、請求項4に記載の化粧板の製造方法におい
て、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層
からなる上記木質繊維板の表面に予め化粧層を形成して
おき、しかるのち、この化粧層を設けた木質繊維板の裏
面を木質基板表面に接着することを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項6に係る発明はさらに別な化粧板の
製造方法であって、請求項4に記載の化粧板の製造方法
において、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高
密度層からなる木質繊維板を木質基板表面に接着したの
ち該木質繊維板の表面に化粧層を設ける工程に替えて、
高密度層からなる木質繊維板の表裏面に接着剤を塗布し
たのち木質基板上に該接着剤を塗布した木質繊維板を介
して化粧材を積層一体化することを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】木質基板の表面に貼着する厚さが2mm以下で密
度が0.75〜1.1g/cm3の木質繊維板は、表裏面が高密度層
で内部が低密度層に形成されている通常の中比重木質繊
維板を低密度層の中間部から2分割して高密度層から低
密度層へと傾斜密度を有する中比重木質繊維板としたの
ち、その低密度層を研削することにより簡単且つ能率良
く得ることができる。
【0013】この薄肉木質繊維板を木質基板に積層接着
しているので、木質基板の収縮力や方向性に対して木質
繊維板は殆ど影響せず、反りの発生を減少させることが
できると共に木質繊維板は密度が0.75〜1.1g/cm3の比較
的高密度に形成されているので、ワゴンのキャスターや
ピアノの脚等からの局部荷重を受けても凹みや層間剥離
現象が生じ難い耐久性に優れた化粧板を提供し得るもの
である。
【0014】また、木質基板に積層接着した上記高密度
層からなる木質繊維板に、表裏面間に亘って貫通した多
数の微小孔を全面に亘って穿設しておくことによって、
この木質繊維板表面に突板や化粧シート、或いは塗膜な
どの表面化粧層を施した際には、接着剤や塗料が上記微
小孔に食い込んでアンカー作用を発揮し、表面が緻密な
該木質繊維板表面に対する密着性や接着性が強固とな
り、局部荷重や繰り返し荷重に対する抵抗力を向上させ
ることができる。
【0015】さらに、木質繊維板の表面に塗装による表
面平滑な塗布層を設けたのち、この塗布層上に表面化粧
層を設けることによって、微小孔が表面の化粧層に影響
するのを塗布層によって防止することができ、特に、ダ
イレクト印刷等の印刷や塗装、或いは薄葉紙などの化粧
シートにより化粧層を設ける場合に優れた化粧性を発揮
し得るものであり、その上、木質繊維板の高密度層表面
と化粧層とに対して馴染みの良い塗料を用いて両者の接
着を強固に行え、外観ばかりでなく優れた耐久性を有す
る化粧板を提供することができる。
【0016】請求項4に記載の化粧板の製造方法は、厚
さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層からな
る上記木質繊維板を木質基板表面に接着したのち該木質
繊維板表面に化粧層を設けるものであるから、塗装によ
る化粧層や化粧シートの貼着による化粧層、さらには樹
脂含浸処理した突板を含浸樹脂の硬化と同時に接着する
ことによる化粧層などの種々の表面化粧層を生産性よく
設けることができる。
【0017】一方、請求項5に記載の化粧板の製造方法
は、予め、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高
密度層からなる上記木質繊維板の表面に化粧層を形成し
ておき、この化粧層を設けた木質繊維板の裏面を木質基
材表面に接着するものであるから、化粧層を設けた木質
繊維板を保管しておくことができ、化粧板の製造時に所
望の化粧層を設けた木質繊維板を選択して木質基板表面
に貼着することで、能率よく化粧板を製造することがで
きる。
【0018】さらに、請求項6に記載の化粧板の製造方
法は、高密度層からなる上記木質繊維板の表裏面に接着
剤を塗布したのち木質基板上に該接着剤を塗布した木質
繊維板を介して化粧板を積層一体化するものであるか
ら、特に、シート状の化粧材を用いる時に生産性を向上
させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例を
図面に基づいて詳述すると、図1において、化粧板Aは
所望厚みを有する木質基板1と、この木質基板1の表面
に積層接着することにより一体に貼着された厚さが2mm
未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の木質繊維板2と、この木
質繊維板2の表面に層着された表面化粧層3とから構成
されている。木質繊維板2の厚さが2mm以上となると、
木質基板1との収縮率の差が大きくなって化粧板Aに反
りが生じ易くなり、厚さが0.4mm 以下では化粧板Aの硬
度等の物性が低下するので、上記のように2mm以下、好
ましくは0.4mm 〜1.0mm程度の厚みを有する木質繊維板
2が使用される。
【0020】また、上記木質繊維板2の密度が0.75g/cm
3 未満であると、化粧板Aの硬度等の強度が低下し且つ
該木質繊維板2に層間剥離が生じ易くなる一方、密度が
1.1g/cm3を超えると、接着剤や塗料等との密着性が悪く
なるので好ましくない。従って、硬度を向上させると共
に層間剥離や反りを生じ難くし、且つ表面に化粧層3を
良好に形成させるために、木質繊維板2として厚さが2
mm以下で比重が0.75〜1.1g/cm3、好ましくは、厚さが0.
4mm 〜1.0mm 程度の範囲になる高密度層からなる木質繊
維板を使用しているものである。なお、木質繊維板2に
その表裏面間に貫通する多数の微小孔(図示せず)を全
面に亘って均一に設けておくことが好ましい。
【0021】上記木質基板1としてはパーティクルボー
ド、ウエハーボード、ストランドボード等の木削片板
や、合板、集成材、LVL、木質繊維板等の木質板が使
用される。一方、木質基板1に積層接着した木質繊維板
2としては、通常の中比重木質繊維板の緻密な表裏層か
らなる繊維板を使用している。このような木質繊維板2
は、一方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形
成された密度傾斜を有する中比重木質繊維板の他面側の
低密度層を研削することによって得ることができる。こ
の木質繊維板2の表面に層着する化粧層3としては、突
板やWPC単板、印刷紙、塩化ビニールシートであって
もよく、塗布層であってもよい。
【0022】このような化粧板の製造方法を図2に基づ
いて説明すると、まず、厚みが3.5mm 以下の中比重木質
繊維板から厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の上
記木質繊維板2を作製する。一般に、中比重木質繊維板
を製造するには熱硬化性樹脂等の接着剤を添加した木質
繊維をマット状に成形したのち、このマット状物を上下
に熱圧プレートを備えたバッチ式ホットプレスや無端状
に巡回するベルト状の上下熱圧プレートを備えた連続プ
レス装置で板状に熱圧成形することによって製造される
ものであるが、得られた中比重木質繊維板2Aは、同図
(イ)に示すように、上下熱圧プレートに接する表裏面
が平滑面で高密度層2aに形成され、内部は低密度層2bと
なっている。
【0023】この中比重木質繊維板2Aを、中間層である
低密度層2bをその厚さ方向の中央部から上下に2分割し
て同図(ロ)に示すように、一方の面が高密度層2aで他
方の面が低密度層2bに形成された傾斜密度を有している
厚みの薄い中比重木質繊維板2Bとする。なお、このよう
な中比重木質繊維板2Bは次に列記するような方法によっ
て得ることができる。すなわち、 .上記常法によって中比重木質繊維板2Aを製造する際
に、マット状物の中間層に網状物などの微小凹凸面を有
するシート状物を介在させておき、成形後にこのシート
状物を介して中間層から2分することにより、表裏にそ
れぞれ高密度層と低密度層を有する2枚の薄い中比重木
質繊維板2B、2Bを得る。 .上記常法によって中比重木質繊維板2Aを製造する際
に、マット状物の中間層に接着剤を塗布しない層を設け
ておき、このマット状物を加熱、加圧した後、該い中間
層で剥離を生じさせて2分することにより、表裏にそれ
ぞれ高密度層と低密度層を有する2枚の薄い中比重木質
繊維板2B、2Bを得る。 .上記常法によって得られた厚みのある中比重木質繊
維板2Aを、その厚み方向の中央部から割裂させて2分す
ることにより、表裏にそれぞれ高密度層と低密度層を有
する2枚の薄い中比重木質繊維板2B、2Bを得る。
【0024】このようにして得られた中比重木質繊維板
2Bは、一方の面側は密度が0.8 〜1.1g/cm3程度の高密度
層2aで他方の面側は密度が0.4 〜0.7g/cm3程度の低密度
層2bであり、且つ一方の面から他方の面に向かって徐々
に密度が小さくなった密度傾斜を有したものとなってい
る。この中比重木質繊維板2Bに高密度層2aの表面側から
低密度層2b内に達する多数の微小孔を全面に亘って均一
に穿設しておくことが好ましい。このような微小孔は上
記常法によって得られた中比重木質繊維板2Aを2分割す
るまえに、その表裏高密度層2a、2aに内部の低密度層2b
に達するように多数穿設しておくことで形成することも
できる。なお、該微小孔の形状、大きさは後述する接着
剤や塗料が浸透できる形状、大きさの細孔であればよ
い。
【0025】次いで、該中比重木質繊維板2Bの低密度層
2bをサンディングやブラッシング等の研削手段によって
研削除去することにより同図(ハ)に示すように、厚さ
が2mm以下、好ましくは0.4mm 〜1.0mm で密度が0.75〜
1.1g/cm3の上記木質繊維板2に形成するものである。な
お、中比重木質繊維板2Bは高密度層2aの露出面から低密
度層2bの露出面に向かって上述したように密度傾斜を有
しているので、低密度層2bを全て研削除去することなく
多少残存させておいてもよい。
【0026】この木質繊維板2を同図(ニ)に示すよう
に、木質基板1の表面に接着剤4を介して重ね合わせ、
一体に接着する。この際、木質基板1に対する木質繊維
板2の接着面は、上記研削された面であっても研削して
いない面であってもよいが、研削された面側は研削して
いない面側よりも低密度層であるから、接着剤4の浸透
が向上して接着性が良好となるので好ましい。接着手段
としてはコールドプレス、或いはホットプレスのいずれ
であってもよい。
【0027】接着剤4としては、通常の合板用接着剤で
あればよく、例えば、尿素−ホルマリン樹脂、尿素−メ
ラミン−ホルマリン樹脂、メラミン−フェノール−ホル
マリン樹脂、アルキルフェノールホルマリン樹脂、ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、水性ビニルウレタン樹脂、酢
ビ−尿素系水性樹脂、アクリル−メラミン系水性エマル
ジョン、ポバール−イソシアネート水性エマルジョンな
ど、酢酸ビニル系、尿素樹脂系、メラミン樹脂系、フェ
ノール系、ウレタン系、エポキシ系の接着剤を使用する
ことができる。
【0028】上記接着剤4を木質基板1と木質繊維板2
との対向面のいずれか一方に塗布したのち加圧すると、
接着剤4が木質基板1と木質繊維板2との接合面全面の
繊維層内に浸透すると共に一部の接着剤4が木質繊維板
2に穿設している微小孔内に浸入して固化することによ
りアンカー作用を奏し、さらに、該微小孔内から木質繊
維板2の繊維層内に浸透して該木質繊維板2を強化し、
木質基板1と木質繊維板2の高密度層2aが強固に接着一
体化する。
【0029】次いで、木質繊維板2の表面に表面化粧層
3を層着することによって化粧板Aを作製するものであ
る(同図ホ)。このような化粧層3を施すには.木質
繊維板2に厚さ0.2 〜0.6mm 程度の突板を接着したの
ち、該突板表面に塗装を施す、. 木質繊維板2の表面
に樹脂含浸処理した突板を積層し、熱圧することによっ
て樹脂の硬化と同時に接着する、.木質繊維板2の表
面に印刷紙、塩化ビニルシート等の化粧シートを貼着す
る、.木質繊維板2に塗装したり直接印刷する、.
木質繊維板2の表面に下地塗りを行ったのち塗装仕上げ
を行う、などの方法がある。
【0030】このように木質繊維板2に化粧層3を設け
る際に、木質繊維板2と化粧単板或いは化粧シートとの
対向面に接着剤を塗布してコールドプレス或いはホット
プレスすると、接着剤の一部が木質繊維板2の表面に開
口している上記多数の微小孔に浸入して固化することに
よりアンカー作用を奏すると共に微小孔から木質繊維板
2の高密度層2a内に浸透して木質繊維板2に化粧層3を
強固に層着一体化させることができ、使用条件が厳しい
環境下においても剥離現象が生じ難くなると共に局部荷
重に対しても充分に耐えることができる化粧板Aが得ら
れる。木質繊維板2の表面に塗料を塗布する場合も同様
であり、塗料の一部が微小孔内に浸入して塗料の層着が
強固に行われて密着性が良好となる。
【0031】また、木質繊維板2にダイレクト印刷や極
薄の化粧材を層着して化粧層3を形成した場合、木質繊
維板2側の欠点が表面に現出する等の好ましくない現象
が生じる虞れがあるので、この場合には、下地塗装等を
施したのち化粧仕上げを行うものである。
【0032】図3は化粧板の別な製造方法を示すもので
あって、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密
度層からなる上記木質繊維板2の表面に予め化粧層3を
設けておき、しかるのち、この化粧層3を設けた木質繊
維板2の裏面を木質基板1の表面に接着するものであ
り、その他の方法は上述した製造方法と同様である。即
ち、同図イに示すように表裏層が高密度で中間層が低密
度の中比重木質繊維板2Aを、中間層である低密度層2bを
その厚さ方向の中央部から上下に2分割して一方の面が
高密度層2aで他方の面が低密度層2bに形成された傾斜密
度を有している厚みの薄い中比重木質繊維板2Bを作製し
(同図ロ)、この中比重木質繊維板2Bの低密度層2bをサ
ンディングやブラッシング等の研削手段によって研削除
去することにより同図(ハ)に示すように、厚さが2mm
以下、好ましくは0.4mm 〜1.0mm で密度が0.75〜1.1g/c
m3の木質繊維板2を得る。
【0033】次いで、この木質繊維板2の表面に上記段
落番号〔0029〕に記載した方法によって化粧層3を
施し(同図ニ)、しかるのち、この化粧層3を設けた木
質繊維板2の裏面を木質基板1の表面に接着して同図ホ
に示すように化粧板Aを得るものである。
【0034】図4は化粧板のさらに別な製造方法を示す
ものであって、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3
の高密度層からなる上記木質繊維板2の表裏面に接着剤
4を塗布したのち木質基板1の表面に該木質繊維板2と
化粧材3とを順次積層し、コールドプレス或いはホット
プレスによって一体に接着させるものである。その他の
方法は上述した製造方法と同様である。即ち、同図イに
示すように表裏層が高密度で中間層が低密度の中比重木
質繊維板2Aを、中間層である低密度層2bをその厚さ方向
の中央部から上下に2分割して一方の面が高密度層2aで
他方の面が低密度層2bに形成された傾斜密度を有してい
る厚みの薄い中比重木質繊維板2Bを作製し(同図ロ)、
この中比重木質繊維板2Bの低密度層2bをサンディングや
ブラッシング等の研削手段によって研削除去することに
より同図(ハ)に示すように、厚さが2mm以下、好まし
くは0.4mm 〜1.0mm で密度が0.75〜1.1g/cm3の木質繊維
板2を得る。
【0035】次いで、同図(ニ)に示すように、この木
質繊維板2の表裏面に接着剤4、4を塗布したのち、該
木質繊維板2の裏面を木質基板1の表面に重ね合わせる
と共にこの木質繊維板2の表面に化粧材3を重ね合わせ
てプレスにより木質基材1の表面に木質繊維板2を介し
て化粧材3が一体に貼着した化粧板Aを得るものであ
る。
【0036】図5は木質基板1の表裏面に厚さが2mm以
下、好ましくは0.4mm 〜1.0mm で密度が0.75〜1.1g/cm3
の上記木質繊維板2、2を介して化粧層3、3を一体に
層着設けてなる化粧板を示すもので、このような化粧板
も上記いずれかの方法を用いて、木質基板1の裏面側に
も木質繊維板2を介して化粧層3を設けることにより製
造することができる。また、図6に示すように、表面に
木質繊維板2を介して化粧層3を設けてなる木質基板1
の裏面側に木質繊維板2のみを貼着してなる化粧板であ
っても本発明を満足させることができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、木質基板
の表面又は表裏面に貼着した木質繊維板は、厚さが2mm
未満の薄肉であって密度が0.75〜1.1g/cm3に形成されて
いるので、化粧板の硬度を向上させることができると共
に木質基板の収縮力や方向性に対して木質繊維板は殆ど
影響せず、反りの発生を減少させることができるもので
あり、その上、木質繊維板は密度が0.75〜1.1g/cm3の比
較的高密度に形成されているので、ワゴンのキャスター
やピアノの脚等からの局部荷重を受けても凹みや層間剥
離現象が生じ難い耐久性に優れた化粧板を提供し得るも
のである。
【0038】さらに、請求項3に係る発明によれば、木
質基板に積層接着した上記中比重木質繊維板の高密度層
からなる木質繊維板に、表裏面間に亘って貫通した多数
の微小孔を全面に亘って穿設しているので、この木質繊
維板を木質基板に接着剤を介して接着した時や該木質繊
維板の表面に接着剤によって突板や化粧シート等の化粧
板を貼着する場合には、接着剤の一部が上記微小孔に食
い込んでアンカー作用を発揮し、表面が緻密な該木質繊
維板表面に対する密着性や接着性が強固となると共に微
小孔に通じて木質繊維板の高密度層内に接着剤を浸透さ
せて硬化層を形成することができ、従って、耐水、耐膨
張性及び耐圧強度が向上し、且つ表面硬度も大きくて局
部荷重や繰り返し荷重に対する充分な抵抗力を有する化
粧板が得られる。
【0039】また、請求項4に記載の化粧板の製造方法
は、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層
からなる上記木質繊維板を木質基板表面に接着したのち
該木質繊維板表面に化粧層を設けるものであるから、塗
装による化粧層や化粧シートの貼着による化粧層、さら
には樹脂含浸処理した突板を含浸樹脂の硬化と同時に接
着することによる化粧層などの種々の表面化粧層を生産
性よく設けることができる。
【0040】一方、請求項5に記載の化粧板の製造方法
は、予め、厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高
密度層からなる上記木質繊維板の表面に化粧層を形成し
ておき、この化粧層を設けた木質繊維板の裏面を木質基
材表面に接着するものであるから、化粧層を設けた木質
繊維板を保管しておくことができ、化粧板の製造時に所
望の化粧層を設けた木質繊維板を選択して木質基板表面
に貼着することで、能率よく化粧板を製造することがで
きる。
【0041】さらに、請求項6に記載の化粧板の製造方
法は、高密度層からなる上記木質繊維板の表裏面に接着
剤を塗布したのち木質基板上に該接着剤を塗布した木質
繊維板を介して化粧板を積層一体化するものであるか
ら、特に、シート状の化粧材を用いる時に生産性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧板の簡略斜視図、
【図2】本発明の化粧板の製造方法を説明するための簡
略工程図、
【図3】本発明の別な化粧板の製造方法を説明するため
の簡略工程図、
【図4】本発明のさらに別な化粧板の製造方法を説明す
るための簡略工程図。
【図5】本発明の別な化粧板の簡略縦断面図、
【図6】本発明のさらに別な化粧板の簡略縦断面図。
【符号の説明】
1 木質基板 2 木質繊維板 2a 高密度層 2b 低密度層 3 表面化粧層 4 接着剤 A 化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 泰人 大阪市北区中之島2ー3ー18 大建工業株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面側が高密度層で他方の面側が低
    密度層に形成された密度傾斜を有する中比重木質繊維板
    の他面側の低密度層を研削することによって得られた上
    記高密度層からなる厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g
    /cm3の木質繊維板が木質基板の表面に一体に層着され、
    この木質繊維板上に表面化粧層を設けていることを特徴
    とする化粧板。
  2. 【請求項2】 厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3
    の上記高密度層からなる木質繊維板が木質基板の表裏面
    に一体に層着され、これらの表裏木質繊維板上に化粧層
    を設けていることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
  3. 【請求項3】 厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3
    の上記高密度層からなる木質繊維板に全面に亘って表裏
    面間に貫通する多数の微小孔を設けてなることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の化粧板。
  4. 【請求項4】 表裏層が高密度で中間層が低密度の中比
    重木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割して
    一方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成さ
    れた密度傾斜を有する薄肉中比重木質繊維板を作製した
    のち、この薄肉中比重木質繊維板の低密度層を研削除去
    して厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層
    からなる木質繊維板に形成し、次いで、この高密度層か
    らなる木質繊維板を木質基板表面に接着したのち、該木
    質繊維板の表面に化粧層を設けることを特徴とする化粧
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】 表裏層が高密度で中間層が低密度の中比
    重木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割して
    一方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成さ
    れた密度傾斜を有する薄肉中比重木質繊維板を作製した
    のち、この薄肉中比重木質繊維板の低密度層を研削除去
    して厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層
    からなる木質繊維板に形成し、次いで、この高密度層か
    らなる木質繊維板の表面に化粧層を設けたのち、この化
    粧層を設けた木質繊維板の裏面を木質基板表面に接着す
    ることを特徴とする化粧板の製造方法。
  6. 【請求項6】 表裏層が高密度で中間層が低密度の中比
    重木質繊維板を、その厚さ方向の中央部から2分割して
    一方の面側が高密度層で他方の面側が低密度層に形成さ
    れた密度傾斜を有する薄肉中比重木質繊維板を作製した
    のち、この薄肉中比重木質繊維板の低密度層を研削除去
    して厚さが2mm未満で密度が0.75〜1.1g/cm3の高密度層
    からなる木質繊維板に形成し、次いで、この高密度層か
    らなる木質繊維板の表裏面に接着剤を塗布したのち木質
    基板上に該接着剤を塗布した木質繊維板を介して化粧材
    を積層一体化することを特徴とする化粧板の製造方法。
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