JPS62203760A - ベルトサンダー機におけるベルト洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属、樹脂、木材等の表面をサンディングベ
ルトによって研削研磨するベルトサンダー機にあって、
そのベルト表面に付着した研磨層を除去するためのベル
ト洗浄方法に関する。

〈従来技術〉 サンディングベルトの表面に洗浄液を供給して加工材の
研削研磨を施す湿式サングー機は、特公昭４９−３４３
８号、特公昭５１−４３２３７号及び実開昭５９−４２
８３９号等に開示されているように公知である。これら
は、洗浄液によりサンディングベルト表面を湿潤させ、
かつ冷却して加工材の研磨肌を良好とするとともに、ベ
ルト表面に付着した研磨屑を除去せんとするものである
。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、これらの従来装置はいずれも、布。

樹脂系フィルム等を基材とする不通水性サンディングベ
ルトの外表面に洗浄液を供給し、その走行方向前方の位
置で除去ロール、除去ベルト等を封装して、前記ベルト
表面に塗着した液を表面から絞り取る構成になるもので
あった。このため、ベルト表面の砥粒間に詰まった研磨
屑は、表面から液圧と、ロール圧またはベルト圧を受け
、常にベルト内方への力を受けることとなり、その力の
作用自体は、研磨屑を砥粒間に押し込む作用をするもの
であり、このため充分に研磨屑を除去することができな
かった。

本発明は、研磨屑の除去を良好に施し得る洗浄方法の提
供を目的とするものである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、無端サンディングベルトとして従来は、布、
樹脂系フィルム等の基材の表面に砥粒を付着してなる不
通水性のものを使用していたが、これを通水性不織布ベ
ルトで形成するとともに、前記無端サンディングベルト
の内側から外側へ洗浄液を透過させるようにしたことを
特徴とするものである。

前記通水性不織布ベルトは、ナイロン繊維等を原料とし
た不織布の表面に砥粒を塗着して、通水性としたもので
ある。

く作用〉 無端サンディングベルトを通水性不織布ベルトとし、該
ベルトの内側から外側へ洗浄液を透過させるようにした
から、ベルト表面の砥粒間に詰まった研磨屑は、前記洗
浄液により外方へ押し流される。このため、研磨屑の除
去を良好になし得ることができる。

〈実施例〉 添付図面について本発明の一実施例を説明する。尚、各
実施例の構成部分のうち同一部分は同一符合で示す。

第１図は、踏圧パッドを使用した縦研削式ベルトサンダ
ー機に本発明を適用したものである。

すなわち、一方を駆動ロールとする前後の送材ロール２
，３に送材ベルト４を掛渡し、上部の水平走行部を送材
部として構成した送材装置１上に、研削研磨装置５を送
材間隔を置いて対設した基本構成になり、該研削研磨装
置５は、抑圧パッド６の前後に配置される駆動ロール７
及び従動ロール８と、その上部の舵取テンションロール
９を三角状配置し、該ロール群に、不織布ベルトからな
る無端サンディングベルト１０を掛渡してなる。

この不織布ベルトは、ナイロン繊維等を原料とした不織
布の表面に高品質砥粒を塗着してなり、繊維間の空隙に
より通水性を有している。

かかる構成にあって、前記抑圧パッド６の前後の、駆動
ロール７．８間の略水平走行部の内側には、目端を無端
サンディングベルトｌＯの内面に向けて配設された複数
の液噴射ノズルからなる洗浄液供給部１２が配設されて
いる。さらに前記送材装置ｌは、その下部を液受皿１３
により覆われている。

かかる装置にあって、送材ベルト４を走行させ、かつ前
記駆動ロール７により無端サンディングベルト１０を走
行させて、送材通路に加工材を供給し、洗浄液供給部１
２の噴射ノズルから洗浄液を流出する。この噴射ノズル
からの洗浄水は。

加圧水として噴射させてもよく、単に位置水頭による垂
れ流しとしてもよい、そのいずれも洗浄液は無端サンデ
ィングベルト１０が通水性のため、該ベルトｌＯの内側
から外側を透過して加工材の表面側に排出され、液受皿
１３内に回収される。

かかる工程により、無端サンディングベルト１０は湿潤
状態となり、かつ冷却され、加工材表面を美麗に研磨す
る湿式研削研磨が施される。また無端サンディングベル
）１０表面に付着した研磨屑は、洗浄液により洗い流さ
れ、該液とともに液受皿１３内に回収される。

第２図は、前記構成において、無端サンディングベルト
１０に供給された洗浄液を、無端サンディングベルト１
０の外方にさらに良好に透過させるために、該ベル）１
０の立上がり部の内側に１口端をベルト内面に向けて縦
方向に列設した複数のエアーノズルからなるエアー噴射
部１６を配設し、該エアー噴射部１６の外部に、ベルト
１０表面を覆うようにして、液回収ダク）１７を設ける
ようにしたものである。

前記構成において、洗浄液供給部１２で、洗浄液を供給
されて湿潤した無端サンディングベルト１０は、エアー
噴射部１６で加圧空気を内側から噴射される。このため
、ベルト１０の繊維空隙内に残留している洗浄液は、加
圧空気の圧力により外方へ押し出され、液回収ダクト１
７に受けられ、その排出口から回収される。この洗浄液
の強制排出とともに、加圧空気が無端サンディングベル
）１０内を突抜けることにより、研磨屑の除去はさらに
良好になされ得る。

第３図は、前記エアー噴射部１６の前部に複数の液噴射
ノズルからなる第二洗浄液供給部２０を連設し、液回収
ダクト１７でエアー噴射部１６と、第二洗浄液供給部２
０とをベルト表面側から覆うようにしたものである。す
なわち、駆動ロール７．８間に配設される洗浄液供給部
１２は、その収納間隙に限界がある。そこで、洗浄液の
供給量を増加するために、前記第二洗浄液供給部２０を
配設したものである。

尚、湿潤状態に置くことが好ましくない加工材の研削研
磨を施す場合には、第４図のように洗浄液供給部１２を
排除して、第二洗浄液供給部２０のみを設けるようにし
てもよい、この場合には。

液受皿１３を要しない。

第５図は、洗浄液供給部１２を排除するとともに、ベル
トｌＯの上昇走行部（図中右側）の内側に、洗浄液供給
部２３．第−二アー噴射部ｚ４を順次配設し、下降走行
部（図中左側）の内側に第二エアー噴射部２５を配設し
たものである。そして、上昇走行部の表面側には、洗浄
液供給部２３、第一エアー噴射部２４を覆うように第一
液回収ダクト２６が、下降走行部の表面側には第二エア
ー噴射部２５を覆うように第二液回収ダクト２７が設け
られる。かかる構成にあっては、第一エアー噴射部２４
により、無端サンディングベルト１０内の洗浄液をほぼ
排出するとともに、第二エアー噴射部２５でさらに無端
サンディングベルト１０内の残留研磨層、残留液を除去
する。従ってこの場合には、押圧パッド６の下部では無
端サンディングベルト１０は、はぼ乾燥した状態となっ
ており、水分が付着すると不都合を生じる加工材の研削
研磨に良好に適合され得る。尚、無端サンディングベル
）１０の左右走行部に夫々エアー噴射部２４．２５を配
設したのは、ロール７．８゜９内には、図示しない支持
フレーム、テンションシリンダー、走行舵取装置等種々
の装着物があって装着スペースに限界があり、片側のみ
に配置できないためである。

また、かかる構成にあっては、エアー噴射部２４．２５
を別異に開閉できるようにして、その選択使用を可能と
するようにしてもよく、かかる制御により無端サンディ
ングベル）１０表面への研磨屑の付着状態、湿潤状態に
対応して圧力空気の噴射量を調整することができ、無駄
のない空気噴射が可能となる。

第６図は、研削ロールを使用した縦研削式ベルトサンダ
ー機に本発明を適用したものである。

すなわち、下部を液受皿１３で覆はれた前記送材装量１
上に、送材間隔を置いて、下部に研削駆動ロール３０を
、その直上に舵取テンシ璽ンロール３１を夫々配置し、
該ロール３０．３１に通水性不織布ベルトからなる無端
サンディングベルト３２を掛渡してなる研削研磨装置３
３を配設したものである。

かかる構成にあって、無端サンディングベルト３２の下
降側の垂直走行部の内側には、口端をベルト内面に向け
て縦方向に複数個配設された液噴射ノズルからなる洗浄
液供給部３４が配設される。

この装置にあって、送材ベルト４を走行させ、かつベル
ト３２を走行させて、送材通路に加工材を供給すると、
加工材は該研削駆動ロール３０の下部で重研削が施され
る。この過程にあって研削駆動ロール３０に到達する前
部位置で、洗浄液供給部３４かも洗浄液が供給され、該
洗浄液は無端サンディングベルト３２が通水性のため、
該ベルト３２の内側から外側を透過してベルト表面に付
着した研磨屑を洗い流し、液受皿１３内に回収される。

第７図は、前記構成において、上昇側の垂直走行部の内
側に、口端を無端サンディングベルト３２の内面に向け
て縦方向に複数配設されたエアーノズルからなるエアー
噴射部３５を配設し、該エアー噴射部３５の外部に、ベ
ルト表面を覆うように、液回収ダクト３６を設けるよう
にしたものである。

前記構成において、洗浄液供給部３４で、洗浄液を供給
されて湿潤した無端サンディングベルト３２は、エアー
噴射部３５で加圧空気を内側から噴射され、ベルト３２
のｒａｍ空隙内に残留している洗浄液は、エアーの圧力
により、外方へ押し出され、液回収ダクト３６に受られ
、その排出口から回収される。この洗浄液の強制排出と
共に、エアーが無端サンディングベルト３２内を突抜け
ることにより、研磨屑の除去はさらに良好になされ得る
。

第８図は、上昇側の垂直走行部に、洗浄液供給部３７と
エアー噴射部３８を縦方向に列設し、前記洗浄液供給部
３７とエアー噴射部３８を覆うように、垂直走行部の前
面に液回収ダクト３９を配設したものであり、その機能
は第７図の構成と同じであり省略する。

第９，１０図は、送材方向と直交する方向にサンディン
グベルトを走行させ、加工材を重研削する横研削式ベル
トサンダー機に本発明を適用したものである。

すなわち、一方を駆動ロールとする前後の送材ロール４
１．４２に送材ベルト４３を掛渡し、上部の水平走行部
を送材部として構成した送材装置４０上に、左右の駆動
ロール４６．従動ロール４７に、通水性不織布ベルトか
らなる無端サンディングベルト４８を掛渡してなる研削
研磨装置４５を送材間隔を置いて直交状に対設した基本
構成になる。

また研削部となる無端サンディングベルト４８の下部走
行部の内側には、加工材上面にベルト４８を押付けるた
めの押圧シリンダー５０が、左右方向に列設されている
。そして、各押圧シリンダー５０．５０間には１口端を
、無端サンディングベルト４８の内面に向けた液噴射ノ
ズル５２が配設されている。さらにまた前記送材装置４
０及び研削研磨装置４５は、その下部を液受皿５３によ
り覆われている。

かかる装置にあって、送材ベルト４３を走行させ、かつ
前記駆動ロール４６により無端サンディングベルト４８
を送材ベルト４３と直交する方向へ走行させて、送材通
路に加工材を供給する。該加工材の端部が研削研磨装置
４５直下にくると、゛　前記押圧シリンダー５０の伸出
駆動がなされ、その先端部の押圧パッド５１を無端サン
ディングベルト４８内面に圧接するとともに、前記液噴
射ノズル５２から洗浄液が噴出する。

この行程により、無端サンディングベルト４８は湿潤状
態となり、かつ冷却され、加工材表面を美麗に研削する
湿式研削が施される。また無端サンディングベルト４８
表面に付着した研磨屑は、洗浄液により洗い流され、該
液とともに液受皿５３内に回収される。

第１１図は、前記構成にあって、押圧シリンダー５０の
押圧パッド５１を小径として、かっ押圧パッド５１と液
噴射ノズル５２を前後一対とし、その配設関係を交互に
換えて、該液噴射ノズル５２の適用個数をふやしたもの
である。

すなわち、横研削式のサンダー機にあっては、無端サン
ディングベルト４８は加工材の幅方向に渡って接触を保
持されるから、その連続研削距離が長い、このため、無
端サンディングベルト４８表面に研削くずが付着し易く
、かつ熱し易い、そこで、無端サンディングベルト４８
の切削部会表面に渡って万遍なく洗浄液が供給され得る
ようにしたものである。

第１２図は、無端サンディングベルト４８の研削部出口
付近に幅方向に複数個の液噴射ノズルを列設して、洗浄
液供給部５５を配置し、さらに該供給部５５に連続して
、加圧空気ノズルからなる第一エアー噴射部５６を配設
し、さらに研削部入口側には第二エアー噴射部５７を配
設したものである。

前記したように、無端サンディングベルト４８は研削部
の距離が長く、その出口付近では特に研磨屑が蓄積し易
い、そこで本実施例は、前記洗浄液供給部５５でベルト
４８に洗浄液を再供給し、さらにエアー噴射部５６．５
７で、加圧空気により、洗浄液をベルト４８内部から排
出するようにし、研磨屑の排出を一層良好とするように
したものである。前記エアー噴射部５６．５７はその一
方のみを設けるようにしてもよい。

第１３図は、表面が湿潤しないことを要求される加工材
を研削研磨するために適用したものであって、′５１ｚ
図の構成中の液噴射ノズル５２を除去するとともに、液
受皿６０ａ、６０ｂを、前記送材装２１４０の左右部に
夫々設け、一方の液受皿６０ａで洗浄液供給部５５．第
−エアー噴射部５６をベルト下面から覆い、また他方の
液受皿６０ｂで第二エアー噴射部５７をベルト下面から
覆っている。さらにまた前記液受皿６０ｂから送材装置
４０側に洗浄液が飛散しないように、その内部に遮蔽板
６１を配設するとともに、第二エアー噴射部５７のエア
ーノズルの口端をベルト４８の走行方向に対向する方向
へ向けるようにしている。

前記各実施例にあっては、上面研削研磨式の場合につい
て説明したが、研削研磨装置と、送材装置との関係は限
定されず、従って、下面研削研磨式にあっても本発明は
適用可能である。

〈発明の効果〉 本発明は、上述のように、無端サンディングベルトを通
水性不織布ベルトで形成するとともに、前記無端サンデ
ィングベルトの内側から外側へ洗浄液を透過させるよう
にしたから、該サンディングベルトの表面に付着する研
磨屑は良好に除去され、このため該サンディングベルト
による研削研磨を、可及的美麗に施すことができる等の
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施例を示し、第１〜５図は夫々踏
圧パッドを使用した縦研削式ベルトサンダー機に本発明
を適用した第一〜第五実施例の概要側面図、第６〜８図
は夫々研削ロールを使用した縦研削式ベルトサンダー機
に本発明を適用した第六〜第八実施例の概要側面図であ
る。また、第９．１０図は横研削式ベルトサンダー機に
本発明を適用した第九実施例を示し、第９図は概要縦断
側面図、第１０図は概要平面図、第１１図は同第中実施
例の概要平面図、第１２．１３図は同第子−１第十二実
施例の概要縦断側面図である。 １．４０・・・送材装置 ５．３３．４５・・・研削研磨装置 １０．３２．４８・・・無端サンディングベルト１２．
２０，２３，３４，３７．５５・・・洗浄液供給部 Ｌ３，５３，６０ａ、６０ｂ・・・液受皿１Ｂ、２４，
２５，３５，３８．５６．５７・・・。 エアー噴射部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）送材装置と、複数のロールに無端サンディングベル
   トを掛渡してなる研削研磨装置とを送材通路を介して対
   設してなるベルトサンダー機において、 前記無端サンディングベルトを通水性不織布ベルトで形
   成するとともに、該無端サンディングベルトの内側から
   外側へ洗浄液を透過させるようにしたことを特徴とする
   ベルトサンダー機におけるベルト洗浄方法。 ２）加圧洗浄液を無端サンディングベルトの内側に吐出
   することにより、該ベルトの内側から外側へ洗浄液を透
   過させるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のベルトサンダー機におけるベルト洗浄方法。 ３）洗浄液を無端サンディングベルトの略水平走行部の
   内側から流下して、位置水頭により、該ベルトの内側か
   ら外側へ洗浄液を透過させるようにしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のベルトサンダー機におけ
   るベルト洗浄方法。 ４）洗浄液を無端サンディングベルトの内側に供給して
   後、加圧空気を無端サンディングベルトの内側に噴射さ
   せることにより、該ベルトの内側から外側へ洗浄液を透
   過させるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のベルトサンダー機におけるベルト洗浄方法。