JPS62192581A - 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents

超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPS62192581A
JPS62192581A JP3176486A JP3176486A JPS62192581A JP S62192581 A JPS62192581 A JP S62192581A JP 3176486 A JP3176486 A JP 3176486A JP 3176486 A JP3176486 A JP 3176486A JP S62192581 A JPS62192581 A JP S62192581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
annealing
silicon steel
subjected
steel plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3176486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0413426B2 (ja
Inventor
Masao Iguchi
征夫 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP3176486A priority Critical patent/JPS62192581A/ja
Priority to PCT/JP1986/000087 priority patent/WO1986004929A1/ja
Priority to US06/907,734 priority patent/US4713123A/en
Priority to EP86904726A priority patent/EP0215134B1/en
Publication of JPS62192581A publication Critical patent/JPS62192581A/ja
Publication of JPH0413426B2 publication Critical patent/JPH0413426B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 一方向性けい素鋼板の電気・磁気的特性の改善、なかで
も、鉄損の低減に係わる極限的な要請を満たそうとする
近年来の目覚ましい開発努力は、逐次その実を挙げつつ
あるが、その実施に伴う重大な弊害として、一方向性け
い素鋼板の使用に当たっての加工、組立てを経たのちい
わゆるひずみ取り焼鈍がほどこされた場合に、特性劣化
の随伴を不可避に生じて、使途についての制限を受ける
不利が指摘される。
この明細書では、ひずみ取り焼鈍のような高温の熱雁歴
を経ると否とに拘わらず、上記要請を有利に充足し得る
新たな方途を招くことについての開発研究の成果に関連
して以下に述べる。
さて一方向性けい素鋼板は、よく知られているとおり製
品の2次再結晶粒を(110)  (001)、すなわ
ちゴス方位に、高度に集積させたもので、主として変圧
器その他の電気機器の鉄心として使用され電気・磁気的
特性として製品の磁束密度(8、0値で代表される)が
高く、鉄損(W+71so値で代表される)の低いこと
が要求される。
この一方向性けい素鋼板は複雑多岐にわたる工程を経て
製造されるが、今までにおびただしい発明・改善が加え
られ、今日では板厚0.30mmの製品の磁気特性がB
oo 1.90T以上、L77so 1,051AI/
kg以下、また板厚0.23++onの製品の磁気特性
がBIGl、89T以上、L77so 0.90W/k
g以下の超低鉄損一方向性けい素鋼板が製造されるよう
になって来ている。
特に最近では省エネの見地から電力損失の低減を特徴と
する請が著しく強まり、欧米では損失の少ない変圧器を
作る場合に鉄損の減少分を金額に換算して変圧器価格に
上積みする「ロス・エバリユエーション」 (鉄損評価
)制度が普及している。
(従来の技術) このような状況下において最近、一方向性けい素鋼板の
仕上焼鈍後の鋼板表面に圧延方向にほぼ直角方向でのレ
ーザ照射により局部微小ひずみを導入して磁区を細分化
し、もって鉄損を低下させることが提案された(特公昭
57−2252号、特公昭57−53419号、特公昭
58−26405号及び特公昭58−26406号各公
報参照)。
この磁区細分化技術はひずみ取り焼鈍を施さない、積鉄
心向はトランス材料として効果的であるが、ひずみ取り
焼鈍を施す、主として巻鉄心トランス材料にあっては、
レーザー照射によって折角に導入された局部微小ひずみ
が焼鈍処理により解放されて磁区幅が広くなるため、レ
ーザー照射効果がなくなるという欠点がある。
一方これより先に特公昭52−24499号公報におい
ては、一方向性けい素鋼板の仕上げ焼鈍後の鋼板表面を
鏡面仕上げするか又はその鏡面仕上げ面上に金属めっき
やさらにその上に絶縁被膜を塗布焼付けすることによる
、超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法が提案されて
いる。
しかしながらこの鏡面仕上げによる鉄損向上手法は、工
程的に採用するには、著しいコストアップになる割りに
鉄損低減への寄与が充分でない上、とくに鏡面仕上後に
不可欠な絶縁被膜を塗布焼付した後の密着性に問題があ
るため、現在の製造工程において採用されるに至っては
いない。また特公昭56−4150号公報においても鋼
板表面を鏡面仕上げした後、酸化物系セラミックス薄膜
を蒸着する方法が提案されている。しかしながらこの方
法も600℃以上の高温焼鈍を施すと鋼板とセラミック
層とが剥離するため、実際の製造工程では採用できない
(発明が解決しようとする問題点) 発明者らは上記した鏡面仕上による鉄損向上の実効をよ
り有利に引き出すことにより、特に今日の省エネ材料開
発の観点では上記のごときコストアップの不利を凌駕す
る特性、とくに高温処理でも特性劣化を伴うことなくし
て絶縁層の密着性、耐久性の問題の克服こそが肝要と考
え、この基本認識に立脚し、とくにCVD反応における
張力被膜形成条件に根本的改善を加え、もって有利な超
低鉄損化を達成することが、この発明の目的である。
(問題点を解決するための手段) 上述した目的は次の事項を骨子とする構成によって有利
に充足される。
仕上焼鈍後の一方向性けい素鋼板表面上の酸化物を除去
した後、あるいはさらに研暦により中心線平均粗さ0.
4μm以下の鏡面状態に仕上げた後、CVD処理するに
際し、該鋼板を450〜1100℃の温度範囲に加熱し
、その加熱下該鋼板に2kg/mm2以下の張力を付与
してTi、 Zr、 Hf、  V、 Nb、 Ta。
Cr、 Mo、 Co、 Ni、 Mn、 Al、 B
及びSiの窒化物のうちから選ばれる少なくとも1種か
ら主としてなり、それらの地鉄との混合相を介し仕上げ
表面と強固に被着した張力被膜を被成させることを特徴
とする超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法に関する
上記の手順でこの発明の成功が導かれた具体的な実験に
従って説明を進める。
C=0.044%、Si:3.32%、 Mn :0,
066%。
Se : 0.022%、sb : 0.025%、M
o : 0.022%を含有するけい素鋼スラブを13
80℃で6時間加熱後熱間圧延して2.3乱厚の熱延板
とした。
その後950℃の中間焼鈍を挟み2回の冷間圧延を施し
て0.23mm厚の最終冷延板とした。
その後820℃の湿水素中で脱炭を兼ねる1次再結晶焼
鈍を施した後の鋼板表面にA1203(65%)。
Mg0(30%)、 Zr07(3%)、T102(2
%)の組成になる焼鈍分離剤を塗布し、鋼板表面上にス
ラリー塗布した。その後850℃で50時間の焼鈍によ
り2次再結晶させた後1200℃で5時間飽水素中で純
化焼鈍を施した。
その後鋼板表面上の酸化物を除去後、電界研磨により鋼
板表面を中心線平均粗さ0.1μmの鏡面状態に仕上げ
た。
その後試料に3kg/++nn2までの荷重をかけると
同時に0〜1300℃まで試料加熱ができるようにした
実験装置を使用して、鋼板を加熱すると同時に張力をか
けた状態でCVD装置を使用してTlC14とN2とN
2あるいはNH3の混合ガス中で鋼板表面上にTiNの
極薄被膜(0,9μm厚)を形成させた。
この場合700℃以上ではTlC14とN2とN2の混
合ガス中で、また700℃以下ではTiC1<とN2と
NH,の混合ガス中でTiNの薄膜を形成させた。
このCVD処理後の鋼板表面上にりん酸塩とコロイダル
シリカとを主成分とするコーテイング液でコーチイン処
理を施した。
このときの製品の磁気特性の測定結果をCVD処理時の
試料温度と試料の引張り荷重との関係で第1図に示す。
第1図から明らかなようにCVDの試料温度が450〜
1100℃の温度範囲で試料の引張り荷重が2kg/m
m”以下(望ましくは500〜1000℃の温度範囲で
0.1 kg/ III[[l ”から1.5 kg/
+nm2の引張り荷重範囲)できわめて良好な磁気特性
が安定して得られることがわかる。
(作 用) このようにCVD処理時の温度と引張り荷重による磁気
特性向上の理由は、試料温度が450℃から1100℃
の高温下において鋼板を熱的に膨張した状況下で熱膨張
が鋼板と異なり、而も膨張係数の小さいTiN極薄膜を
形成させることによって、鋼板に弾性引張り張力を効果
的に附与することができるためと考えられる。さらに鋼
板への引張り張力は試料に2kg/mm2までの引張り
張力を加えた状態ではさらに鋼板とTiN極薄膜との間
における張力が増進され磁気特性を効果的に向上させ得
ると考えられる。
この発明による磁気特性の向上は酸化物を除去した鋼板
あるいは鏡面仕上げした鋼板と、CVD反応によって付
着させた極薄膜との間に強い密着性を保った状態で強い
張力がけい素鋼板の面上に働いて従来比類のない超低鉄
損が実現されるのである。
またこの発明では塑性的な微小歪みの働きを利用するわ
けではないので、熱安定性に何等の問題なくひずみ取り
焼鈍の如き高温の熱履歴の下でも電気・磁気的特性に影
響されるところがない。
ここに、仕上焼鈍後の一方向性けい素鋼板は表面上の酸
化物を除去し、あるいはさらに研磨により鏡面状態とし
た後で、CVD反応させることが必要である。
鏡面状態における仕上表面の中心線平均粗さはRa≦0
.4μmの鏡面状態とすることが必要で、Ra>0.4
μmのときは表面が粗いため十分な鉄損低減が期待でき
ない。
酸化物の除去は酸洗等の化学的処理あるいは研削等の機
械的処理等を用いて良く、また前記鏡面状態の形成に際
しては化学研磨、電解研磨あるいはバフ研磨を好適に用
いることができる。
次にこの張力被膜の膜厚は0.05〜2.0μmの範囲
が好適であり、0.05μmに達しないときは必要な張
力付与に十分寄与し得ない。一方2μmをこえると、占
積率及び密着性に不利が生じると共1こ経済的でなくな
る傾向がある。
以上の実験結果は、TiNよりなる張力被膜にっいて専
ら述べたが張力被膜はこのほかにもlr、 Hf。
V、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 Co、 Ni
、 ?Jn、 Al、 B及びSiの窒化物のうちから
挙げられる少なくとも1種より主としてなる場合にあっ
ても、TINについてのべたところとほぼ同様な作用効
果をあられし、何れもこの発明の目的に適合する。
次にこの発明による、一方向性けい素鋼板の製造工程に
ついて説明する。
出発素材は従来公知の一方向性けい素鋼素材成分、例え
ば ■C:0.01〜0.05%、 Si:2.0〜4.0
%、Mn : 0.01〜0.2%、 Mo : 0.
003〜0.1%、Sb : 0.005〜0.2%、
 S又はSeの1種あるい2種合計で、0.005〜0
.05%を含有する組成■C:0.O1〜0.08%、
 Si:2.0〜4.0%、S:0.005〜0.05
%、N:0.OO1〜0.01%、Sol Al: 0
.01〜0.06%、Sn : 0.01〜0.5%、
 Cu : 0.01〜0.3%、Mn : 0.01
〜(1,2%を含有する組成■C:0.01〜0.06
%、 Si:2.0〜4.0%、S:0.005〜0.
05%、B : 0.0003〜0.0004%、N 
、: 0.001〜0.01%、Mn:Q。01〜0.
2%を含有する組成 ■C: 0.01〜0.06%、 Si: 2.0〜4
.0%、Mn : 0.01〜0.2% S又はSeの1種あるいは2種合計で0.005〜0.
05%を含有する組成 ■C:0.01〜0.05%、Si:2.0〜4.0%
、Mn:0.01〜0.2%、S’b;0.005〜0
.2%S又はSeの1種あるいは2種合計で、0.00
5〜0.05%を含有する組成 の如きにおいて適用可能である 次に熱延板は800〜1100℃の均一化焼鈍を経て1
回の冷間圧延で最終板厚とする1回冷延法が又は、通常
850℃から1050℃の中間焼鈍をはさんでさらに冷
延する2回冷延法にて、後者の場合最初の圧下率は50
%から80%程度、最終の圧下率は50%から85%程
度で0.15mmからOJ5mm厚の最終冷延板厚とす
る。
最終冷延を終わり製品板厚に仕上げた鋼板は・表面脱脂
後750℃から850℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍処理を施す。
その後鋼板表面にA R2C13,ZrOあるいはTi
n2゜MgO等を主成分とする焼鈍分離剤を塗布する。
この発明は、フォルステライトが形成される場合であっ
ても形成されない場合であっても適用可能であるが仕上
げ焼鈍後のフォルステライト被膜を形成させないために
はA 1203等の不活性焼鈍分離剤の含有率を高める
ことが望ましい。
その後2次再結晶焼鈍を行うが、この工程は(110)
 <001>方位の2次再結晶粒を充分発達させるため
に施されるもので、通常箱焼鈍によって直ちに1000
℃以上に昇温し、その温度に保持することによって行わ
れる。
この場合(110) <OOD方位に、高度に揃った2
次再結晶粒組織を発達させるためには820℃から90
0℃の低温で保定焼鈍する方が有利であり、そのほか例
えば0.5〜b 鈍でもよい。
2次再結晶焼鈍後の純化焼鈍は、吃水素中で1100℃
以上で1〜20時間焼鈍を行って、鋼板の純化を達成す
ることが必要である。
次にこの発明では、純化焼鈍後に鋼板表面の酸化物被膜
を硫酸、硝酸又は弗酸などの強酸により除去する。また
この酸化物除去は機械研削により行ってもよい。
この除去処理の後、化学研磨あるいは電解研磨、あるい
はパフ研磨による機械的研磨等従来の手法により鋼板表
面を鏡面状態つまり中心線平均粗さ0.4μm以下に仕
上げる。
その後、前記温度範囲でCVD処理を行うが、その場合
鋼板には2kg/mm”までの張力を付加することが必
要である。この張力付加は鋼板に直接引張り応力を加え
るか、あるいは連続で行う場合にはコイルに引張を加え
る等従来公知のいずれの方法を用いても良い。
またCVD処理の際にTlC14などと同時に用いる反
応ガスは処理温度が700℃以上の場合は、N2とN2
の混合ガスを用いて表面に窒化物被膜を形成させるのが
好適であり、また700℃以下ではN2とNH3の混合
ガスを用いて鋼板表面に窒化物の被膜を形成させるのが
好適である。
この際の鋼板表面には0.005〜2μm程度の厚みの
窒化物の張力被膜を形成させるのが好適である。
このようなCVD法によすTi、 Zr、 Hf、 V
 、 Nb。
Ta、 Cr、 Mo、 Co、 Ni、 Mn、 A
l、 B、 Si等の窒化物の張力被膜を形成したあと
、これに重ねて、りん酸塩とコロイダルシリカとを主成
分とする絶縁被膜の塗布焼付を行うことが、100万K
VAにも上る大容量トランスの使途においてとくに必要
であり、この絶縁性塗布焼付層の形成の如きは、従来公
知の手法を用いて良い。
上記のように処理されたけい素鋼板は平たん化熱処理を
行うことができる。
(実施例) 実施例I C:0.043%、Si:3.42%、Mn : 0.
066%、!、to : 0.025%、Se : 0
.021%、sb : 0.026%を含有する熱延板
を、900℃で3分間の均−化焼鈍後、950℃の中間
焼鈍をはさんで2回の冷間圧延を行って0.23mm厚
の最終冷延板とした。
その後820℃の湿水素中で脱炭焼鈍機鋼板表面にA 
I! zDz (70%)、 MgO(30%)を主成
分とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃で50時間の
2次再結晶焼鈍し、1200℃で8時間吃水素中で純化
焼鈍を行った。
その後酸洗により酸化被膜を除去した。
その後CVD装置を用いて550℃の温度で0.7kg
/mm”の引張り張力をかけた状況で’l” ICl3
 とN2とNH3の混合ガス中でTiNの被膜(約1μ
m)を形成させた後、りん酸塩とコロイダルシリカを主
成分とする絶縁被膜を形成した。そのときの製品の磁気
特性は次のようであった。
B、。=1.92T、 W+tzs。=0.79W/k
g。
実施例2 C:0.048%、Si:3,32%、Mn : 0.
076、%、Al  :0.024%、S:0,025
%、N : 0.0064%、Cu : 0.1%、 
Sn:0.05%を含有する熱延板を、1150℃で3
分間の均−化焼鈍後急冷処理を行い、その後300℃の
温間圧延を施して0.20mm厚の最終冷延板とした。
その後850℃の湿水素中で脱炭焼鈍後、表面にA12
03(80%)、 MgO(20%)を主成分とする焼
鈍分離剤を塗布した後850℃から1150℃まで8℃
/hrで昇温しで2次再結晶させた後、1200℃で8
時間吃水素中で純化焼鈍を行った。
その後酸洗により酸化物被膜を除去し、ついで3%HF
と820□液中で化学研磨して鏡面仕上げした。
その後CVD装置を用いて、800℃で0.5kg/胴
2の引張り張力下で、t+c1< とN2とN2の混合
ガス中で0.8μm厚のTiN被膜を形成させた後、実
施例1と同様にして絶縁被膜を形成し、その後800℃
で2時間のひずみ取り焼鈍を行った。そのときの製品の
磁気特性は次のとおりであった。
B+o=1.92T、 W+?15(+ =0.65 
W/kg実施例3 C:0.042%、Si:3,41%、Mn:0106
4%、Mo : 0.026%、Se : 0.021
%、Sb : 0.025%を含有する熱延板を、90
0℃で3分間の均−化焼鈍後、950℃の中間焼鈍をは
さんで2回の冷間圧延を行って0.20mm厚の最終冷
延板とした。
その後800℃の湿水素中で脱炭焼鈍後、鋼板表面にA
l2O3(60%)、 MgO(25%)、Zn0(1
5%)を主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後850℃
で50時間の2次再結晶焼鈍をし、1180℃で10時
間乾水素中で純化焼鈍を行った。
その後酸洗により鋼板表面の酸化物被膜を除去後、3%
HFとN20□液中で化学研磨して鏡面に仕上げた。
その後CVD装置を用いて、試料表面温度約900℃、
試料引張り荷重0.5 kg/mm2のBN、 Si3
N、、 2rN。
AIN、 HfN、 NbN、 VN、 Cr2N、 
Mo、N、 Co2Nの張力薄膜(0,5〜0.9μm
厚)を形成させた後、絶縁被膜を施した。そのときの製
品の磁気特性を表1に示す。
表1 (発明の効果) この発明はCVD法に従う窒化物張力被膜による一方向
性けい素鋼板の超低鉄損化をと(に有利に導くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCVD処理条件と磁気特性の関係図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、仕上焼鈍後の一方向性けい素鋼板表面上の酸化物を
    除去した後、CVD処理によって、Ti、Zr、Hf、
    V、Nb、Ta、Cr、Mo、Co、Ni、Mn、Al
    、B及びSiの窒化物のうちから選ばれる少なくとも1
    種から主としてなり、それらの地鉄との混合相を介し仕
    上げ表面と強固に被着した張力被膜を鋼板表面に形成さ
    せる際に該鋼板を450℃〜1100℃の温度範囲に加
    熱し、その加熱下該鋼板に2kg/mm^2以下の張力
    を付加することを特徴とする超低鉄損一方向性けい素鋼
    板の製造方法。 2、仕上焼鈍後の一方向性けい素鋼板表面上の酸化物を
    除去し、ついで研磨により中心線平均粗さ0.4μm以
    下の鏡面状態に仕上げた後、CVD処理によって、Ti
    、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、Co、N
    i、Mn、Al、B及びSiの窒化物のうちから選ばれ
    る少なくとも1種から主としてなり、それらの地鉄との
    混合相を介し仕上げ表面と強固に被着した張力被膜を鋼
    板表面に形成させる際に該鋼板を450〜1100℃の
    温度範囲に加熱し、その加熱下該鋼板に2kgf/mm
    ^2以下の張力を付加することを特徴とする超低鉄損一
    方向性けい素鋼板の製造方法。
JP3176486A 1985-02-22 1986-02-18 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法 Granted JPS62192581A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176486A JPS62192581A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
PCT/JP1986/000087 WO1986004929A1 (en) 1985-02-22 1986-02-21 Process for producing unidirectional silicon steel plate with extraordinarily low iron loss
US06/907,734 US4713123A (en) 1985-02-22 1986-02-21 Method of producing extra-low iron loss grain oriented silicon steel sheets
EP86904726A EP0215134B1 (en) 1985-02-22 1986-02-21 Process for producing unidirectional silicon steel plate with extraordinarily low iron loss

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176486A JPS62192581A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62192581A true JPS62192581A (ja) 1987-08-24
JPH0413426B2 JPH0413426B2 (ja) 1992-03-09

Family

ID=12340101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3176486A Granted JPS62192581A (ja) 1985-02-22 1986-02-18 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62192581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253555A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Jfe Steel Kk 被膜密着性に優れた超低鉄損方向性電磁鋼板
WO2019188976A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 Jfeスチール株式会社 方向性電磁鋼板の製造方法および連続成膜装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6332850A (ja) * 1986-07-24 1988-02-12 Mitsubishi Electric Corp イオン注入装置
JPS6335684A (ja) * 1986-07-30 1988-02-16 Fuji Photo Film Co Ltd 被曝熱エネルギ−量表示材料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6332850A (ja) * 1986-07-24 1988-02-12 Mitsubishi Electric Corp イオン注入装置
JPS6335684A (ja) * 1986-07-30 1988-02-16 Fuji Photo Film Co Ltd 被曝熱エネルギ−量表示材料

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253555A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Jfe Steel Kk 被膜密着性に優れた超低鉄損方向性電磁鋼板
WO2019188976A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 Jfeスチール株式会社 方向性電磁鋼板の製造方法および連続成膜装置
JPWO2019188976A1 (ja) * 2018-03-30 2020-04-30 Jfeスチール株式会社 方向性電磁鋼板の製造方法および連続成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0413426B2 (ja) 1992-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61235514A (ja) 熱安定性、超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPS6332849B2 (ja)
JPS62192581A (ja) 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPH0347974A (ja) 熱安定性超低鉄損一方向性けい素鋼板およびその製造方法
JPS61201732A (ja) 熱安定性、超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPS621820A (ja) 熱安定性、超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPH075973B2 (ja) 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPS63227720A (ja) 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPS6269501A (ja) 低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPS621822A (ja) 熱安定性、超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPS6223984A (ja) 一方向性珪素鋼板の磁歪の圧縮応力特性を改善する極薄張力被膜
JPH0335377B2 (ja)
JPS6229107A (ja) 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPH01159322A (ja) 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPS6269503A (ja) 超低鉄損方向性けい素鋼板およびその製造方法
JPH0699822B2 (ja) 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPH0327633B2 (ja)
JPS61246321A (ja) 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPH0374486B2 (ja)
JPS6270520A (ja) 超低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPS6324017A (ja) 低鉄損一方向性けい素鋼板の製造方法
JPS63227721A (ja) 超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPH0337844B2 (ja)
JPS63278209A (ja) 熱安定性、超低鉄損一方向性けい素鋼板
JPH0374488B2 (ja)