JPS6215351A - 仮撚複合スラブ糸からなる織編物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔意東上の利用分野〕 本発明はスラブ糸を用いた織編物に関するものである。

〔従来の技術〕

仮撚加工を基本とし九種々の形態を有する複合板撚加工
糸を用いた織編物は多数存在している。このような仮撚
機上での芯糸と捲付糸との交絡によって得られるスラブ
糸条は、一般には３ｘ捲付によるスラブと１重捲付によ
る道中部とから形成さｎるものである。そして芯糸及び
捲付糸の原糸構成や、仮撚条件等を種々変更することに
よってスラブ頻度やスラブ長に変化を与え、更に織編物
の組織や仕上条件等を組合せて、多種多様な織編物が提
供されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の仮撚によるスラブ状糸条は一般には３重捲付と１
重捲付とによるスラブ部と道中部の繰り返しに過ぎない
ため、得らｎる織編物にも多様性に限界がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこのような問題点を解決することを目的とした
ものであり、その要旨は、マルチフィラメント糸が５重
及び５重に捲付いたスラブ部と、１重捲付きによる道中
部とからなる仮撚複合スラブ糸を用いた織編物であって
、該織編物はほゞ同じ鞘厚ｔ−Ｎし、更に該織編物を構
成する仮撚複合スラブ糸の５重及び５重捲付きスラブ部
は、道中部に対しそｎ（’ｆｉ２倍及び３倍以上の幅を
有する偏平状となっており、かつ、光沢を有しているこ
とを特徴とする仮燃複合スラブ糸からなる織編物にある
。

以下本発明を図面に従かい詳細に説明する。

第１図は本発明の織編物の織物での実施態様の１例會示
すもので、仮撚複合スラブ糸を緯糸として用いた織物の
縦断面の概略図である。又第２図は本発明の織編物に用
いられる仮撚複合スラブ糸の側面概略図、第３図は本発
明の織編物に用いられる仮撚複合スラブ糸を得るための
方法の１例金示す工程の概略図をそれぞれ示しｔもので
ある。

第１図において（４）は経糸であり、緯糸は道中部（１
）、３重捲付スラブ部（２）、５重捲付スラブ部（３）
が混在し次状態で経糸と交叉しており、３重捲付スラブ
部（２）及び５重捲付スラブ部（３）はそれぞｎ偏平状
となっている。道中部（１）も軽度の偏平状とはなって
おり、織物全体としてはほゞ同じ程度の鞘厚となってい
る。

そして偏平幅は道中部（１）に対して３重捲付スラブ部
（２）は２倍以上、５重捲付スラブ部（３）は３倍以上
となっており、織物表面におけるスラブ部（２］及び（
３］の大さ変化が顕著となっている。更に該スラブ部（
２）及び（３）は偏平化に伴う光沢を有するものとなっ
ている。

本発明の織編物に用いらｎる仮撚複合スラブ糸は、第２
図に示したように芯糸（１ｏ）に対し、捲付糸が５重捲
付スラブ部（３）とその両側に連続して形成さｎｆｔ５
重捲付スラブ部（２）及び道中部（１７となる１重捲付
は状態で捲回さ扛ている。

なお、スラブ部の形態としては、上述の形態の他、道中
部（１）を介して３重捲付スラブ部（２）のみが形成さ
ｎｆｃものを含んでいる場合もある。

又は編物に用いて製編した織編物全必要により染色加工
を行なつ之後、カレンダーでプレス処理を施すことによ
って本発明の織編物か得らｎる。

このカレンダーによるプレス処理によって織編物は構成
糸条と共に偏平化さｎｌはｙ均一の鞘厚となる。偏平化
の度合は織編物の構成糸条の最も太い部分、すなわち、
５重捲付スラブ部（３）が最も大きく、道中部（１）は
最も小さいものとなる。

従って織編物の外観の形態変化の度合は仮撚加工後の糸
や、単にその糸条を用いて製織編した織編物の外観より
も強調さｎｆｔものとなり、更にプレス処理の際、熱加
圧を受ける友めスラブ部の光沢が強く発現さｆＬ７ｔも
のとなる。

製Ｉ＆編の場合における織編の組織は特に限定されない
。又、プレス処理における加圧や加熱温度についても特
に限定さｎるものではなく、使用する素材や目的とする
織編物の風合、好みの光沢等により適宜設定すｎばよい
。

本発明の織編物に用いられる仮撚複合スラブ糸は、例え
ば次の方法によって得ることができる。

第３図はその製法の１例全示し次工程概略図でちゃ、仮
撚加工によって複合スラブ糸を製するものである。

芯糸（１０）はマグネットテンサー（１００）により張
力を調整さｎガイド（１０２）を経てスピンドル（１０
５）とガイド（１０２）との間の加熱域で加熱され、ヒ
ーター（１０４）で熱固定さｎ、スピンドル（１０５）
通過時点で撚が鱗舒されて、デリベリローラ（１０６）
で引取らｎ１巻取９０−ラ（１ａ７）に巻取らｎる。こ
の際、スピンドル（１０５）　トガイド（１０２）との
間の加熱域に捲付糸（１１）全オーバーフィード状で合
糸させることにより、ランダムなスラブ状捲付糸が得ら
ｎる。

本発明に用いらｎるような５重捲付スラブ部（３）及び
３重捲付スラブ部（２）ヲ共に有する糸条全得るには、
第３図に示したように、捲付糸（１１）を供給する移動
ガイド（１０３）’を芯糸（１ｏ）の走行方向と平行に
矢印方向に往復移動させっつ捲付糸（１１）全オーバー
フィード状で芯糸（１ｏ）に金糸させｎばよい。。

この場合、移動ガイド（１ｏ　５）の移動速度を芯糸（
１０）の走行速夏とはソ同速とすることにより捲付糸（
１１）は芯糸（１０）のはソ同じ個所に捲付くことにな
り、５重捲付スラブ部（５）が形成される。

又、移動ガイド（１０３）は移動ゾーンの上端及び下端
での折返し時、一旦停止し、この際５重捲付スラブ部（
２）が形成さｎる。又、この５重捲付スラブ部（３）の
巻密度や長さ全変化させるには移動ガイド（１ＯＳ）の
往路（芯糸の走行と同方向）又は復路の移動距離や移動
速度全変化させｎばよい。

なお、５重捲付スラブ部（３）金有する仮撚複合スラブ
糸は他の手段で得らｒＬｆｃもの金柑いても叉障はない
が、スラブ部の形態が不安定な糸条を用いる際は、製織
編工程での摩擦抵抗の少ない、例えば織物の緯糸として
用いる等の考慮が必要となる。

以上、本発明の仮撚複合スラブ糸からなる織編物につい
て述べ几が、本発明に用いる繊維素材としてはポリエス
テル、ナイロン、ポリプロピレン、アクリル、アセテー
ト等仮−加工の可能なマルチフィラメントであｎば、い
ずａｔ用いて為よく、特に限定さｎない。

以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明する。

〔実施例〕

ポリエステルフィラメント糸１５０デニール７２フイラ
メント糸を芯糸とし、７５デニール４８フイラメント糸
ｔ−ｍ付糸とし、下記条件で仮撚加工全実施し九。

スピンドル回転数：　ＩＱ、８　Ｘ　１０’ｒｐｍ撚　
数：　１８００Ｔ／Ｍ（Ｚ撚） 芯糸給糸張カニ　１５　ｔｒ 捲付糸オーバーフィード″；４：６０チ仮撚温度＝２０
０℃ 捲取ｙ４：５％ 移動ガイドの移動速度：往路復路共１ｍ／秒移動ガイド
の芯糸からの距離：　２０ｃｍ移動ガイドの移動距ｌｌ
ｆ［：１０口から３０ｃＷ１Ｏ間でランダム 上記条件下で製作し九糸条に、５重捲付スラブ部とその
両側に連続し几３重捲付スラブ部並びに道中部から成る
仮撚太細糸となつ友。

次に上記糸条ｔ−緯糸に用い、経糸としてポリエステル
フィラメント糸１５０Ｄ／７２Ｆｉ用いて縦密度３０羽
／２本／１ｎｃｈｓ緯密度６０本／吋に配し平織組織で
製織し、染已し、アルカリ処理（減量率１５％）を行つ
九あと、カレンダープレス仕上？１２０℃なる温度でプ
レス圧２０ｋｌｉＩ／σ２で行つ次ところ、道中部に対
する３重捲付スラブ部が２．１６倍、道中部に対する５
重捲付スラブ部が五２４倍の幅変化會有し、３重捲付ス
ラブ部、５重捲付スラブ部は道中部に比し光沢が著しく
出、表面変化に富んだ織物となった。しかもその風合は
、ドライなタッチの麻調風合を有してい次。

〔発明の効果〕

本発明の織編物は５重捲付スラブ部や５重捲付スラブ部
等金有する複合スラブ糸を用いて製織編し几織編物であ
り、しかも該スラブ部が偏平状を呈しており、かつ度合
の異なる光沢を有している几め、複合形態のスラブ部が
更に強調さｎ１光沢にも差異を有する変化に富んだ外観
のものとなり、従来のスラブ糸を用い友織編物では得ら
ｎない商品価値の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の織物の縦断面概略図、第２図は本発明
の織編物を得るために用いる仮撚太細糸の側面概略図、
第３図に仮撚太細糸を得る友めの一方法金示す概略図で
ある。 １・・・道中部　　　２・・・５重捲付スラブ部３・・
・５重捲付スラブ部　１０　・・・芯糸１１・・・捲付
糸 １００・・・マグネットテンサー １０１・・・フィードローラー １０２・・・ガイド　　　１０３・・・移動ガイド１０
４・・・ヒーター　　１０５−・・スピンドル１０６・
・・デリベリ−ローラー １０７・・ｅ巻取ローラー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マルチフィラメント糸が３重及び３重に捲付いたスラブ
   部と、１重捲付きによる道中部とからなる仮撚複合スラ
   ブ糸を用いた織編物であつて、 該織編物はほゞ同じ布厚を有し、更に該織編物を構成す
   る仮撚複合スラブ糸の３重及び５重捲付きのスラブ部は
   、道中部に対しそれぞれ２倍及び３倍以上の幅を有する
   偏平状となつており、かつ、光沢を有していることを特
   徴とする仮撚複合スラブ糸からなる織編物。