JPS6099030A - スラブ糸およびその製造方法 - Google Patents

スラブ糸およびその製造方法

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JPS6099030A
JPS6099030A JP20493483A JP20493483A JPS6099030A JP S6099030 A JPS6099030 A JP S6099030A JP 20493483 A JP20493483 A JP 20493483A JP 20493483 A JP20493483 A JP 20493483A JP S6099030 A JPS6099030 A JP S6099030A
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明は熱可塑性合成繊維マルチフイラメン1・糸より
成る仮撚低捲縮加工糸を用い流体交絡ノズルを使用して
製造するスラブ糸に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来より熱可塑性マルチフィラメント糸を用いたスラブ
糸およびその製造方法は数多く提唱されてきているが、
昨今のファッショイの多様化,個性化等で再び大きな脚
光を浴びてきている。
2糸乗にフィード差をあたえ仮撚加工し、部分的に三重
巻回部を形成させる方法もその−“りであるが、スラブ
形が矩形となり太さが一様で不自然な形状であった。ま
た三重巻回部は形!川が不安定で高次加工性も悪いとい
う欠点もある。
また乱流交絡処理加工技術を利用し、過剰供給したマル
チフィラメント糸を一時的に負圧ボックス内に貯留し、
間歇に該貯留分を送り出し、乱流交絡し、スラブ糸を製
造する方法がある。
これは前記技術と異なリノフトなかさ高性のあるスラブ
部を形成することがてきるが、負圧ボックス内に貯留さ
れるフィラメ/1・糸の過剰供給分を制御することが困
難で、不安定な加工糸であった。
更に2本の構成糸からなる糸条で、1本の糸を間歇的に
過剰供給させ、他の{1″4成糸と七もに乱流交絡処理
することにより部分的にループ状物によるかさ高部分を
形成したスラブ糸とする方法が知られているが、そのか
さ高糸部分が紡錘形となシ、一見高級感のあるスラブ糸
のようにみえる。しかし、2本の構成糸は生糸6−・用
いるため非かさ高糸部分はまったくふくらみを有せず、
ロウ質感を呈しヌメリ感が大きいという欠点がある。ま
たかさ高糸部分のループ状物も、生糸であるがためケバ
状となりスラブ品位を下げる結果となっている。
これら欠点を解消するためにがさ高糸部分のループ状物
を形成する糸条として仮撚糸を用いることも例えば特開
昭56 − 31032号等にょシ試みられている。し
かし、通常の仮撚加工糸を用いているので、非かさ高糸
部分においてすらループやビリが多発する他引揃えられ
た2糸条が分離しやすく、さらに布帛にした場合、ドレ
ープ性がなくふかつき感のある風合となり、逆に商品品
位を下げる結果となっている。
〔本発明の目的〕
本発明の目的はかかる従来技術の欠点を改良し、極めて
かさ高性が高く、紡錘型のイツトなスラブ部分を安定に
形成させ、かつ該スラブ間は適IWのふくらみとドレー
プ性を有するが、けん縮が存在しないストレート状部分
となし、全体として絹様風合を有,するスラブ糸であっ
て、これを製織することによって、本絹の高級シャンタ
ン調布帛に極めて類似した商品価値大なる織物を安価に
かつ容易に製造しかつ提供するものである。
〔本発明の構成〕
本発明は上記目的を達成するため次の構成を有する。即
ち、かさ高糸条部と非かさ高糸条部とから成シ、かさ高
糸条部は構成繊維の一部もしくは全部がよじれループ状
に突出した多数のビリ状体が集合されておシ、非かさ高
糸部は多少の系交絡構造を呈するが、ビリ、捲縮、ルー
プ等はほとんど存在しておらず実夕4的にモノフィラメ
ント状となっていることを特徴とするスラブ糸、および
少なくとも1本は仮撚捲縮糸がらなる複数本のマルチフ
ィラメント糸を別々に供給して流体交絡ノズルに於て全
ての糸を同時に絡合処理するに際し、該仮撚捲縮糸はそ
の捲縮が極めて低下するか消滅した状態でfjil記ノ
スルを通過させる場合とその捲縮が顕在し/ζ寸゛まの
状態で前記ノズルを通過させる場合とを所定の間隔また
は不規則間隔で繰返すことを特徴とするスラブ糸の製造
方法を基本的構成とするものでちる。
次に本発明の構成について詳細に説明する。
本発明は前記しだ通シスラブ糸ではあるが、構成繊維の
1本1本が、よじれループ状に突出した多数のビリ状体
が集合して出来たかさ高でかつソフトなし、かもスパン
スラブ調の風合を有する節状部とその節々間はほとんど
捲縮やビリのないストレート状を示すものであって、従
って生糸ライクのおラブ糸を目的としたものであってス
ラブ状部分を極だって浮き上らせる効果を有する新規な
スラブ糸である。しかも、特殊条件で製造した仮撚捲縮
糸とレギュラー糸とを用いて容易に製造しうる処に特徴
がある。
本発明のスラブ糸を構成する構成糸の7素利け、特に限
定をするものではなく天然繊維、再生繊維、合成繊維の
いずれでもよい。また繊度やフィラメント数等も特に制
限は無い。また本発明のスラブ糸に用いる仮撚捲縮糸の
累月は熱可塑性合成繊維であれば、ポリエステル、ナイ
ロン等いずれでもよい。
本発明のスラブ糸は少なくとも2本のマルチフィラメン
ト糸を構成糸にふくんでいればよいが、該構成糸はいず
れも伸縮復元率は20チ以下であり、かつ少なくとも1
本の構成糸は仮撚捲縮を有してなければならない。これ
はtlI成糸の伸縮復元率が20係を超える場合、非か
さ高糸部分はふかつき感を生じドレープ性がきえてしま
い、製造後たとえば紙管等に巻き取られた状態で放置し
一見捲縮が弱められたようにみえるが、布帛にした後、
熱処理を、施こすと潜在化した捲縮が顕在化し風合は悪
化してしまう。かさ高糸部分においても、交絡状態は悪
くなり形態は不安定となる。
またすべての構成糸の伸縮復元率が0%である非かさ高
糸部分は、たるみを生じやず<マだかさ高性を有さない
ため、ロウ質感を:1−シヌメリ感が大きいものとなっ
てし1う。−ま/こかさ高糸部分はループ状物がケバ状
となりスラブ品位を落とすことになる。
またかさ高糸部分においてループ状物を形成する構成糸
はたとえ捲縮を有していても仮撚捲縮でない場合は、ス
ナル状物にならないためかさ高部分はしなやかさが表現
されず、品位の高いスラブとなり得ない。
次にかさ高糸部分において構成糸の少なくとも1本の長
さがかさ高糸部分の長さの1.5倍以」二でありかつ交
絡している必要がある。1.5倍未満である場合、形成
されるループ状物の発生割合が少なく捷だループ状物そ
のものが小さくなりスラブとしての視覚効果が悪くなシ
ースラブとは云い難くなる。
さらに非かさ高糸部分において、すべての構成糸の長さ
が非かさ高糸部分の長さの1.1倍以下である必要があ
る。1.1倍以上である場合、引揃えられた構成糸が分
離しやすく工程通過性が悪化し、また交絡していてもた
るみは解消せず、さらに小さなループを生じることとな
りスチップ効果を生じ、解じょ性がきわめて悪くなる。
また布帛にした場合も場合全体が荒れ品位を落とす結果
となる。
さらに好筐しくは仮撚捲縮を有する糸条の単糸繊度が2
デニール以下であることが好ましい。
これはかさ高糸部分の風合に直接影響し、2デニールを
超える場合は、粗硬な風合になりゃすい。
またさらに好ましくはかさ高糸部分において芯糸となる
べき糸条の伸度は、50%以下である必要がある。これ
は、加工後スラブの形態が安定する必要があるためで、
50%を超えると、スラブの形態保持性が悪くなる。
本発明に使用される仮撚捲縮糸に関して史に重要なこと
は、捲縮の強さに1y、1することてあって、具体的に
は、スラブ糸を製造する工程におけるスラブ部分の製造
時にあっては、捲縮がイf在し、ぞのトルク力によりビ
リ状のスナールτ発生せしめ、ストレート部分を製造す
る時にあっては、引張り伸長作用を受けて、捲縮が消滅
ないしは、極端に低下するものである必要がある。即ち
低捲縮性であることが好ましいのである。
ここで伸縮復元率とはJIS法に従い、測定すべき糸条
を20回巻きのカセにし、弛緩状態で20分間温水熱処
理(ポリエチレンテレフタレートの場合90°C,ナイ
ロン6の場合60’C,他の素材の場合の適宜設定する
)をし、常温で乾燥した後、JIS法に従い測定し算出
した値のことである。しかし、上記のよりなカセを取る
ことができない場合はサンプリングできる長さで、同様
の温水熱処理を施こし、同等の荷重を用いて測定し算出
する。
本発明で使用するに適した仮撚捲縮糸を得る方法は幾つ
かあるが例えば、通常の仮撚条件で加工したマルチフィ
ラメント糸をモディファイ加工したもの、通常の仮撚温
度より大幅、に下は仮撚加工の熱セツト効果を弱め加工
したもの、通常の仮撚加工に較らべ熱セツト時間を大幅
に短縮し加工したもの、通常の仮撚加工の仮撚数より大
幅に下げ加工したもの等がある。中でも通常より仮撚温
度を下げ加工したものは特に有効で、ポリエチレンテレ
フタレート糸の場合。
170°C以下で加工した伸縮復元率が20%以下の仮
撚加工糸は加工直後はかなシ大きな伸縮性を有し、スラ
ブ糸の製造時にはループやスナルを発生しやすいが、非
かさ高糸部分においてはゆるいウェーブ状の形態となり
、布帛にした後熱処理を受けても通常の仮撚加工糸のよ
うな地厚なぼてつき感がなく、ドレープ性Oあるソフト
な1虱合となる。
次に本発明のスラブ糸の製造方法について詳述するなら
ば、本発明にあっては前記した通り少なくとも通常のマ
ルチフィラメント糸と特殊条件を有する仮撚加工糸とを
別々に流体交絡ノズルに供給し交絡絡合処理するに際し
、仮撚捲縮糸の捲縮が極めて小さくなった状態もしくは
消滅した状態で前記ノズルを通過させる場合と、その捲
縮が十分顕在化したままの状態でノズルを通過させる場
合とを交互に規則的またtr、1不規則的間隔でくり返
すものであり、一方の糸は定常的に供給することを基本
とするものである。
、ここで特に仮撚捲縮糸を上記状態にて供給する方法と
しては、例えば仮撚捲縮糸の該ノズルへの供給量を任意
に変化させることにより可能であり、よシ具体的方法と
しては、仮撚捲縮糸の供給県道上で、該ノズルの上流側
にテンプ装置、或いは糸道変更ガイド等を設けておき、
テンプ装置を任意の間隔で゛開閉させるとか、糸道ガイ
ドを任意の間隔で任意の距離に亘って変位させることに
よシ実行可能である。この際、スラブ部分を作る場合、
仮撚捲縮糸の供給量が他の糸(通常のマルチフィラメン
ト糸)の供給量に比べ少なくとも50%のオーバーフィ
ード率となるようにすることが好ましく1.またストレ
ート部分(非かさ高部分)を作る場合には両者の供給量
の差は10%以下とすることが好ま1.い。
また本発明に使用する流体交絡ノズルとしては圧空を使
用して乱流下に糸をインターレースするものであれば如
何なるものであってもよく、特に好ましくは、糸送り作
用を有する流体交絡ノズルである。
次に本発明におけるスラブ糸の製造方法の具体例を図面
によシ説明する。
第3図はその1実施態様であって、マルチフィラメント
糸回は供給ローラ6より供給され、乱流交絡ノズル9へ
導く。マルチフィラメント糸田)はローラ4.ローラ5
間で、仮撚加工を施した後、ローラ5 、141歇的に
開閉するテンプ8間で、弛緩緊張が行われ、テンプが閉
じている時はこの間に貯留される。その後、マルチフィ
ラメント糸の)は、乱流交絡ノズル9へ導かれ、マルチ
フィラメント糸(5)と同時に交絡処理され、スラブ糸
を形成する。第4図は、テンサ土流側に抵抗ガイド11
を設置した場合を示したものであって仮撚捲縮糸に通過
抵抗を与、え、本発明の作用効果を一層助長しようとす
るものである。
上記における仮撚加工条件は前記した仮撚糸が得られる
ように設定すればよく、また予め前記しだ仮撚加工糸が
あれば、5,6.7で411)成される仮撚工程は省略
してかまわない。
この方法により得られたスラブ糸は、第1図に示される
如き構造を有するものであって、1はかさ高糸部分であ
り、第2図の拡大図に示す通り捲縮を有するループ状物
がいわゆるスナル状に突出しかさ高性を示す。2は非か
さ高糸°部分であり2糸条は引揃えられ壽モノフィラメ
ント状を呈し、ループや毛羽、たるみ等は有しない。他
の製造方法としては、第4図においてテンプ8を除去し
ガイド11の中央部のロッド12を大きく上下に変位さ
せることによっても糸道を変化せしめうるので、本発明
を実施することができる。糸の基本的供給量は供給ロー
ラ4及び5と引取ローラ10との速度差で決めることが
できる。
〔本発明の作用、機能〕
本発明においては上記した構造の装置を使用するもので
あるため、まずマルチフィラメント糸田)が仮撚加工装
置と間歇的に開閉するテンプまたは糸゛道変更ガイドの
間に供給されるが、テンプが閉じている時か糸道変更ガ
イドが大きく変位した時、引取力を有する乱流交絡ノズ
ルの引取力はテンプ上流には直接伝達せず、(M 42
!i糸は緊張された状態でノズルに引取られ捲縮は消失
した状態で交絡される一方仮撚加工域とテンプ等との間
にある糸はオーバーフィード状態となりこの間に弛緩状
態で貯留されることになる。
しか゛し、自ら有する捲縮を発現させ収縮するため、糸
道をほとんど変化させることなく貯留することができる
ため糸加工性は良好であり糸切れ、糸絡み等によるトラ
ブルは全く無い。
一方、テンプが開いた時、またはガイ゛ドがもとの位置
に戻った時ノズルの引取力は弛緩状態域に直接伝達し、
貯留されていたマルチフィラメント糸(B)の過剰供給
分をノズル内に急速に過剰吸引し、スラブを作る。
このようにして、テンプや、糸道変更ガイドを作動させ
ることによってスラブの長さや、スラブ間の長さをコン
トロールすることが出来る。
交絡ノズルがマルチフィラメント糸03)の過剰供給分
を完全に吸引しないうちに、テンプ等が閉じる場合、テ
ンプの開時間がスラブ長に対応することとなる。ノズル
が吸引しきれなかった弛緩状態域の過剰供給分は、次回
テンプが開いた時、ノズルがマルチフィラメント糸の)
を過剰吸引する量が増加し、弛緩状態域の貯留量が適正
な量に保つように自己コントロールする。
なお、テンプの上流に抵抗ガイドを置くと、テンプが開
き、ノズルがマルチフィラメント糸(B)を過剰吸引す
るとき、吸引速度を適度におさえ、テンプ開時間に対応
したスラブ長を形成するのに適している。
〔本発明の効果〕
本発明は上記した構成、梳能によシ次のようなすぐれた
効果を有する糸が得られる。
(El 乱流交絡技術を利用したスラブ糸であり、かさ
高性を有した紡錘形のスラブを有する。
(2) 仮撚捲縮をするため、スラブ部は構成フィラメ
ントがループあるいはスナル状に突出し、リボL裔1面
会か右干る〜 (3) スラブ部においても1糸条はかならず芯糸とな
り、張力に対し形態保持性は高い。
(4)地糸部は、捲縮が消失した仮撚糸と生糸が引揃え
られた状態で、この2糸条はほとんど交絡していない状
態か、あるいは交絡してもスラブ部と明確に区別できる
形態である。またソフト感やかさ高感も有している。
(5) 地糸部は仮撚糸はゆるいウェーブ状の形態とな
シ絹調の光沢・触感を有する。
(6) スラブ部は地糸部に較べ強固に交絡し、スラブ
の形態安定性が高い。
(カ スラブ部のループ状物には撚が入りいわゆるスナ
ル状となるためサランとした1虱合となり、しかも仮撚
捲縮によりスナル状物は丸みおびソフトになる。
(8)仮撚捲縮糸の単糸繊度を2デニール以下にすると
よりソフトなスラブとなり、また同じ繊度の場合構成本
数が増すため密度の高いスラブとなる。
(9)布帛においてはドレーグ性豊かな絹調風合を有し
、高級感あふれたスラブ布帛となる。
〔実施例〕
以下に本発明の具体例を実施例にょシ説明する。
実施例1 第3図に示す装置を使用してポリエチレンテレフタレー
ト糸(50d−24f)を糸Aとして使用し、同(58
d−48f)を糸Bとして使用し次の条件でスラブ加工
を行なった。
供給口〜う3の表面速度 153m/70−ラ4の表面
速度 163 m7mmローラ5の表面速度 159m
/mm 引取ロー210の表面速度 150畳/min仮撚a 
2200T/rn 仮j然1品度 160″C 乱θ1f、交絡ノズル圧 4.0Kg/cr/lGテン
サ開時間 テン Q、94sec テンサ閉時間 0.6〜0.8SeC 製造したスラブ糸は、平均繊度102デニール。
スラブ部は、平均スラブ繊度145デニールで、ソフト
でかさ高性を有する紡錘形であった。このスラブ糸を用
いた織物は、/ヤンタン調で変化に富み、しかもソフト
で上品なスラブ織物となった。
実施例2 実施例1と同様の装置、原糸、加工条件で、テンプの開
時間と閉時間をそれぞれ0.02〜0.06g、0.8
〜1.Qsecとし、スラブ糸を製造した。
製造したスラブ糸は、平均繊度102デニール、スラブ
部は、平均スラブ繊度160デニールで、実施例1と同
様安定して製造できた。
実施例3 第4図に示す装置を用いマルチフィラメント糸回として
ポリエチレンデレソタレ−1・5(1+I −24f、
マルチフィラメント糸(U)としてポリエチレンテレフ
タレート100d −48fを用いて次の条件でスラブ
糸を製造した。
供給ローラ6の表面速度 142 m/nun ’□ロ
ー24の表面速度 147 m7m7.。
ローラ5の表面速度 145 m/min引取ローラ1
0の表面速度 140m/順仮撚数 1800 T/m 仮撚温度 160°C 乱流交絡ノズル圧 4. OK9/dl Gテンプ開時
間 0,01〜0.04式 テテン閉時間 1.3〜2.1式 製造したスラブ糸は、平均繊度153デニール、スラブ
部は、平均スラブ繊度400デニールで、非常にかさ高
でありながらソフトなものとなシ、地糸部もされやかな
風合となった。
実施例4〜7 第4図において、テンプ8を除去し、ガイド11のバー
12を上下させて、フィード量変更装置として使用した
実施例4ではこの装置で、フイラメン)Bとしてポリエ
チレンテレフタレート糸(5od−4sr)を使用し、
フィラメントAとして同系、(50d−241)を使用
した。
加工条件は以下の辿シである。
ローラ4の表面速度 143 m7m。
o−ラ6(D表面速度 142 ”L/nuno−21
0+7)表面速度 140フ”/rmn乱流交絡ノズル
9の圧空圧 4.0 ”9/cIIIG仮撚数2500
17m 、仮撚温度160”Cで仮撚加工した伸縮復元
率3.0%の仮撚糸を得た。バー12の上下動の距離は
6〜10cmとし上昇時は25m/+の速度、下降時は
瞬時にもどすよう七ツI・した。製造されたスラブ糸は
かさ高糸部分はスナル状物が突出しボリューム感があり
しなやかなスラブ部を形成し、非かさ高糸部分は絹調光
沢、ドレープ性があシ適度なふくらみ感が有り、全体と
して高級感あふれるスラブ糸を形成した。
次に供給系を変更し製造したスラブ糸について説明する
。実施例5として実施例4の条件で供給系CB)の仮撚
数を1500 T/lルに変更し伸縮復元率6.0−の
仮撚糸を用いて製造した。かさ高部において、ループ状
物は生糸を加工した風合に似てくるが仮撚によるトルク
をイjするためループ状物に撚が入シソフトになる傾向
を示し、またいずれもかさ高性を有し、非かさ高部はい
ずれもしなやかな絹調光沢のあるスラブ糸となった。
また、実施例6として供給系(A)として前述(B)と
同じ仮撚加工糸を用いたもの、また実施例7として供給
系(B)のフィラメント数を18本に変更してそれぞれ
実施例4に準じてスラブ糸を製造した。
これに対する比較例として実施例4において供給系双方
(5)及び(6)とも生糸(仮撚しない糸)を使用した
もの(仮撚工程も使用しない)(比較例1)、実施例4
において仮撚温度を200’Cに変更したもの(比較例
2)。
実施例4においてローラ4の表面速度を1559?L/
mmに変更したもの(比較例3)及び同じく144m/
min に変更したもの(比較例4)とを行ないそれぞ
れの結果を以下に示す。
(I)供給系(B)の仮撚捲縮復元率 以下に示す結果が得られた。
(II)かさ高糸部分の特徴 以下の表に示す (1旧非かさ高糸部分の特徴 以下の表に示す。
符号の説明 ◎:4¥に優れている ○:曖れている △:普通 ×:劣っている
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により得られるスラブ糸の外観を示す図
、第2図は第1図におけるかさ高糸部分の拡大図、第3
,4図は本発明を実施する装置の例を示す概略図である
。 1・・・かさ高糸部分、2・・・非かさ高糸部分、3゜
4・・・供給ローラ、6・・・ヒータ、7・・・仮撚装
置、8・・・テンプ、9・・・乱流交絡ノズル、10・
・・引取ローラ、11・・・抵抗ガイド、12・・・i
jJ動ロクロット理人 弁理士 小 川 イa − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 乗 丁 411 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 かさ高糸条部と非かさ高糸条部とから成り、かさ
    高糸条部は構成繊維の一部もしくは全部がよじれループ
    状に突出した多数のビリ状体が集合されており、非かさ
    高糸部は多少の系交絡構造を呈するが、ビリ、捲縮、ル
    ープ等はほとんど存在しておらず実質的にモノフィラメ
    ント状となっていることを特徴とするスラブ糸。 2、 少なくとも2本のマルチフィラメント糸から成っ
    てお9、該各構成糸はいづれも伸縮復元率が20%以下
    であって、そのうちの少なくとも1本の糸は仮撚捲縮糸
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のス
    ラブ糸。 3、 かさ高糸条部分は、仮撚捲縮糸、の構成繊維が形
    成するよじれループ状のビル状体が集合したものであっ
    て、仮撚捲縮糸は該かさ高糸条部の中に当該部分の長さ
    に対して少なくとも1.5倍以上の糸長を含んでいるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のスラブ糸。 4、 仮撚捲縮糸以外の少なくとも1つの構成糸は伸度
    が50%以下であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のスラブ糸。 5、 少なくとも1本は仮撚捲縮糸からなる複数本のマ
    ルチフィラメント糸を別々に供給して流体交絡ノズルに
    於て全ての糸を同時に絡合処理するに際し、該仮撚捲縮
    糸はその捲縮が極めて低下するか消滅した状態で前記ノ
    ズルを通過させる場合とその捲縮が顕在したま−まの状
    態で前記ノズルを通過させる場合とを所戻の間隔寸たは
    不規則間隔で繰返すことを特徴とするスラブ糸の製造方
    法。 6、 仮撚捲縮糸の流体交絡ノズルへのIJl、給11
    ;を変化させることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    記載のスラブ糸の製造方法。 7、 仮撚捲縮糸の流体交絡ノズルへの供給;1:の変
    化は、仮撚捲縮糸以外の糸のフィード率よりも50チ以
    上高くする場合と10チ以下とする場合とを繰り返すこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のスラブ糸の
    製造方法。 8、 流体交絡ノズルの前後に糸送り手段を設け、該ノ
    ズルの上流側の糸送り手段と該ノズルとの間にテンサー
    または糸道変更装置を設け、これ等を間歇的に作動させ
    ることを特徴とする特許 ブ糸の製造方法。
JP20493483A 1983-11-02 1983-11-02 スラブ糸およびその製造方法 Granted JPS6099030A (ja)

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