JPH0156170B2 - - Google Patents

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JPH0156170B2
JPH0156170B2 JP59002027A JP202784A JPH0156170B2 JP H0156170 B2 JPH0156170 B2 JP H0156170B2 JP 59002027 A JP59002027 A JP 59002027A JP 202784 A JP202784 A JP 202784A JP H0156170 B2 JPH0156170 B2 JP H0156170B2
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JP
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yarn
fluid
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slab
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Shinji Sano
Takao Negishi
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の技術分野〕 本発明は流体噴射撹乱ノズルをマルチフイラメ
ント糸に作用させスラブ糸を製造する技術に関す
る。
〔従来技術と問題点〕
従来より、マルチフイラメント糸を用いて長さ
方向に太細むらのあるスラブ糸の製造方法は数多
く紹介されてきた(特開昭57−199824号公報)。
2糸条にフイード差をあたえ仮撚加工し、部分的
に三重巻回部を形成させる方法もその一つである
が、スラブ形が矩形となり太さが一様で不自然な
形状であつた。また三重巻回部は形態が不安定で
高次加工性も悪いという欠点もある。
また、流体噴射撹乱処理加工技術を利用し、過
剰供給したマルチフイラメント糸を一時点に負圧
ボツクス内に貯留し、間歇的に該貯留分を送り出
し、乱流交絡し、スラブ糸を製造する方法が特開
昭56−123428号公報で公知である。これは前記技
術と異なり一本の糸を用いてソフトな嵩高性のあ
るスラブ部を形成することができるが、負圧ボツ
クス内に貯留されるフイラメント糸の過剰供給分
を制御することが困難で、不安定な加工糸であつ
た。
〔本発明の目的〕
本発明の目的はかかる従来技術の欠点を改良
し、極めてかさ高性が高く、紡錘型のソフトなス
ラブ部分であつて、かつ比較的繊度が大きく短い
スラブ部と比較的繊度が小さく長いスラブ部を安
定に形成させ、これを製織することによつて、本
絹の高級シヤンタン調布帛に極めて類似した商品
価値大なる織物を安価にかつ容易に製造し、かつ
提供するものである。
〔本発明の構成〕
本発明は次の構成を有する。
「少なくとも一本の仮ヨリケン縮糸からなる複
数本のマルチフイラメント糸を別々に供給して一
つの流体噴射撹乱ノズルで流体処理する際に、該
仮ヨリケン縮糸を規則的もしくは不規則的に変動
する通過抵抗体に係合せしめた後、流体噴射撹乱
ノズルへの流体供給量を規則的もしくは不規則的
に変化させることを特徴とするケン縮を有するス
ラブ糸の製造方法。」 好ましくは上述のスラブ糸の製造方法におい
て、流体噴射撹乱ノズルへの流体供給を実質的に
間欠に行なうことを特徴とするケン縮を有するス
ラブ糸の製造方法である。
次に本発明の構成について詳細に説明する。
本発明は前記した通りのスラブ糸の製造方法で
あつて、その特徴とする処は、流体噴射撹乱ノズ
ルに於いて流体供給量を任意に変化させることに
よつて、スラブ部分の大きさや長さ、或いはスラ
ブ間の間隔等を自由にコントロールすると同時に
生糸(捲縮加工されていないマルチフイラメント
糸)ライクのスラブ糸であつて、スラブが顕著に
識別出来、ソフトでシルキー感のあるスラブ糸を
容易に製造しうるものである。
又、本発明においては後述する様な特殊形態の
仮撚捲縮糸を併用することが望ましい。
本発明にあつては前記した如く少なくとも通常
のマルチフイラメント糸と特殊条件を有する仮撚
捲縮糸とを別々に流体噴射撹乱ノズルに供給する
に際し、ノズルを通過する仮撚捲縮糸の捲縮が顕
在している状態と消失している状態か、僅かに残
存している状態とを交互に発生させる様にするこ
とが必要であつてその為の具体的手段の例として
は、流体噴射撹乱ノズルの流体の供給量を規則
的、不規則的に任意に変化させることで実施しう
る。又かかるスラブを形成させるためには、仮撚
捲縮糸と他の糸との供給量の関係も当然考慮しな
ければならない。処で本発明のスラブ糸を構成す
る構成糸の素材は特に限定をするものではなく、
天然繊維、再生繊維、合成繊維のいずれでもよ
い。又繊度やフイラメント数等も特に制限は無
い。また本発明のスラブ糸に用いる仮撚捲縮糸の
素材は熱可塑性合成繊維であれば、ポリエステ
ル、ナイロン等いずれでもよい。
本発明のスラブ糸は少なくとも二本のマルチフ
イラメント糸を構成糸にふくんでいればよいが、
該構成糸はいずれも伸縮復元率は20%以下である
必要があり、かつ少なくとも一本の構成糸は仮撚
捲縮を有していることが好ましい。これは構成糸
の伸縮復元率が20%を超える場合、非かさ高糸部
分はふかつき感を生じドレープ性がきえてしま
い、製造後たとえば紙管等に巻き取られた状態で
放置し、一見捲縮が弱められたようにみえるが、
布帛にした後、熱処理を施すと潜在化した捲縮が
顕在化し風合は悪化してしまう。かさ高部におい
ても、交絡状態は悪くなり形態は不安定となる。
また、すべての構成糸の伸縮復元率が0%であ
る非かさ高糸部分はたるみを生じやすく、また嵩
高性を有さないため、ロウ質感を呈しヌメリ感が
大きいものとなつてしまう。またかさ高部はルー
プ状物がケバ状となりスラブ品位を落とすことに
なる。
またかさ高部においてループ状物を形成する構
成糸はたとえ捲縮を有していても仮撚捲縮でない
場合は、スナル状物にならないため、かさ高部は
しなやかさが表現されず、品位の高いスラブトな
り得ない。
次にかさ高部において構成糸の少なくとも一本
の長さがかさ高部の長さの1.5倍以上であり、か
つ交絡していることが好ましい。1.5倍未満であ
る場合、形成されるループ状物の発生割合が少な
く、またループ状物そのものが小さくなりスラブ
としての視覚効果が悪くなりスラブとはいい難く
なる。
さらに非かさ高部において、すべての構成糸の
長さが非かさ高部の長さの1.1倍以下であること
が好ましい。1.1倍以上である場合、引き揃えら
れた構成糸が分離しやすく工程通過性が悪化し、
また交絡していてもたるみは解消せず、さらに小
さなループを生じることとなり、スナツプ効果を
生じ、解じよ性がきわめて悪くなる。また布帛に
した場合も全体が荒れ、品位を落とす結果とな
る。
従つて、各糸の糸長やオーバーフイード率等を
糸送り装置の速度、通過抵抗体の係合度合、或い
は流体供給量を変化調整することによつて前記し
た範囲内に入る様設定する。
さらに好ましくは仮撚捲縮を有する糸条の単糸
繊度が2デニール以下であることが好ましい。こ
れはかさ高部の風合に直接影響し、2デニールを
超える場合は、粗硬な風合になりやすい。またさ
らに好ましくはかさ高部において芯糸となるべき
糸条の伸度は50%以下である必要がある。これは
加工後、スラブの形態が安定する必要があるため
で、50%を超えるとスラブの形態保持性が悪くな
る。
本発明に使用される仮撚捲縮糸に関して更に重
要なことは、捲縮の強さに関することであつて、
具体的にはスラブ糸を製造する工程におけるスラ
ブ部分の製造時にあつては、捲縮が存在し、その
トルク力によりビリ状のスナールを発生せしめ、
非カサ高部を製造する時にあつては、引張り伸長
作用を受けて、捲縮が消滅ないしは、極端に低下
するものである必要がある。即ち、低捲縮性であ
ることが好ましいのである。
ここで伸縮復元率とはJIS法に従い測定すべき
糸条を20回巻きのカセにし、弛緩状態で20分間温
水熱処理(ポリエチレンテレフタレートの場合90
℃、ナイロン6の場合60℃、他の素材の場合の適
宜設定する)をし、常温で乾燥した後、JIS法に
従い測定し算出した値のことである。しかし、上
記のようなカセを取ることができない場合はサン
プリングできる長さで、同様の温水熱処理を施
し、同等の荷重を用いて測定し算出する。
本発明で使用するに適した仮撚捲縮糸を得る方
法は幾つかあるが、例えば、通常の仮撚条件で加
工したマルチフイラメント糸をモデイフアイ加工
したもの、通常の仮撚温度より大巾に下げ仮撚加
工の熱セツト効果を弱め加工したもの、通常の仮
撚加工に比べ熱セツト時間を大巾に短縮した加工
したもの、通常の仮撚加工の仮撚数より大巾に下
げ加工したもの等がある。中でも通常より仮撚温
度を下げ加工したものは特に有効で、ポリエチレ
ンテレフタレート糸の場合、170℃以下で加工し
た伸縮復元率が20%以下の仮撚加工糸は加工直後
はかなり大きな伸縮性を有し、スラブ糸の製造時
にはループやスチルを発生しやすいが、非かさ高
糸部分においてはゆるいウエーブ状の形態とな
り、布帛にした後熱処理を受けても通常の仮撚加
工糸のような地厚なぼてつき感がなく、ドレープ
性のあるソフトな風合となる。
ここで本発明に使用する通過抵抗体は、仮ヨリ
ケン縮糸に通過抵抗を規則的あるいは不規則的に
変動させながら付与し、流体噴射撹乱ノズルへ圧
力流体を供給している時、流体噴射撹乱ノズル内
へ導かれる仮ヨリ糸の供給速度を変化できるもの
であれば如何なるものでもよく、第2図の如くガ
イド棒11,12,13で構成し、ガイド棒12
を矢印方向へ変動させることにより上記目的を達
成できる。
また本発明に使用する流体噴射撹乱ノズルとし
ては、圧力流体を使用して乱流下に糸をインター
レースするものであれば如何なるものであつても
よく、特に好ましくは、糸吸引作用を有する流体
噴射交絡ノズルである。
次に本発明に係るスラブ糸の製造方法の具体例
を第1図により説明する。
マルチフイラメント糸Aは供給ローラ1より供
給され、流体噴射撹乱ノズル7へ導く。マルチフ
イラメント糸Bはローラ2、ローラ5の間で仮撚
加工を施した後、ローラ5と通過抵抗体6の間で
弛緩し貯留する。その後、マルチフイラメント糸
Bは流体噴射撹乱ノズル7でマルチフイラメント
糸Aと合流するが、流体噴射撹乱ノズル7への流
体供給量は電磁弁8で調整されており、供給が停
止している時は、通過抵抗体6の上流にマルチフ
イラメント糸Bは弛緩状態で貯留される。また流
体噴射撹乱ノズル7へ圧力流体を供給している時
は、流体噴射撹乱ノズル7へ導かれるマルチフイ
ラメント糸Bに供給速度が増し、かつマルチフイ
ラメント糸Aとマルチフイラメント糸Bとは交絡
する。この時、通過抵抗体6のマルチフイラメン
ト糸Bとの係合度合は規則的あるいは不規則的に
変動しているため、個々のスラブ部を形成すると
きのマルチフイラメント糸Bの流体噴射撹乱ノズ
ル7への供給速度が異なり、個々のスラブ繊度が
変化する。以上の現象をくり返しながら該糸条を
引取ローラ9で引取り本発明のスラブ糸を製造す
る。
ここで本発明により製造されるスラブ糸を第3
図、第4図にて説明する。
第3図は糸全体の外観を示す図であつて、カサ
高部(スラブ部)21とモノフイラメント状の非
カサ高部(地糸部)22とが存在しており、スラ
ブ部にはループやスナール状物が多数突出してお
り、かつそれ等は仮撚捲縮を有している。該スラ
ブ部分は第4図の拡大図で示す通りの構造であ
る。また非かさ高部分はほとんど捲縮が存在して
いないモノフイラメント状部分である。
〔本発明の作用機能〕
本発明における機能は次の通りである。
マルチフイラメント糸Aと仮撚加工を施したマ
ルチフイラメント糸Bとを1つの流体噴射撹乱ノ
ズルに係合させた後、マルチフイラメント糸Bの
供給速度よりも遅く引き取るに際し、該流体噴射
撹乱ノズルへの圧力流体の供給量を変化させ、圧
力流体の供給を停止し、該流体噴射撹乱ノズルか
らの流体噴射力が実質的にない時、マルチフイラ
メント糸Bは通過抵抗体と該流体噴射撹乱ノズル
が通過抵抗となり通過量が減少するとともに該通
過抵抗体の上流で弛緩状態を増加形成し、また圧
力流体を供給し、該流体噴射撹乱ノズルからの流
体噴射力が強い時、マルチフイラメント糸Bは該
流体噴射撹乱ノズルの噴射力により、該弛緩状態
を減少しつつ該流体噴射撹乱ノズルへのフイラメ
ント糸Bの供給速度を増大させる。この時、該通
過抵抗体のマルチフイラメント糸Bとの係合度合
は時間的に変動しているため、個々の圧力流体噴
射時に該流体噴射撹乱ノズルが吸引するマルチフ
イラメントB糸の吸引速度が異なり、このことに
よつて、マルチフイラメント糸Aと引き揃え撹乱
されるマルチフイラメント糸Bの供給長さを糸長
方向に変化することになり、かつ交絡処理され
る。流体噴射撹乱ノズルの圧力流体の噴射停止
時、引取力はないため弛緩状態域から流体噴射撹
乱ノズル下流へ排出されるマルチフイラメント糸
Bの排出量は引取ローラ速度に関係し、通常は積
極的に伸長され、捲縮は消滅する。一方仮撚加工
域から弛緩状態域に供給されるマルチフイラメン
ト糸Bの供給量は該排出量を上回り、その過剰供
給分は弛緩状態域に貯留される。しかし自ら有す
る捲縮を発現させ、糸道をほとんど変化させるこ
となく、該過剰供給分を貯留できる。
流体噴射撹乱ノズルの圧力流体を噴射している
時、該ノズルの引取力は弛緩状態域に伝達し、貯
留されていたマルチフイラメント糸Bの過剰供給
分を該ノズル内に過剰吸引するが、その時のマル
チフイラメント糸Bの吸引速度は通過抵抗体の係
合度合により決定され、しかる時、マルチフイラ
メント糸Aと同時に流体噴射撹乱処理を施す。
すなわち、通過抵孔体のマルチフイラメント糸
Bとの係合度合により、流体噴射撹乱ノズルがマ
ルチフイラメント糸Bの過剰供給分を完全に吸引
してから圧力流体噴射を停止する場合は、過剰供
給分の量にも関係するが、比較的繊度の大きい短
いスラブを形成し、また完全に吸引しないうち
に、圧力流体噴射を停止する場合、圧力流体の噴
射時間がスラブ長に対応することとなり、スラブ
長をコントロールでき、かつ比較的繊度の小さい
スラブを形成することができる。
この場合、流体噴射撹乱ノズルが吸引しきれな
かつた弛緩状態域の過剰供給分は、次回ノズルの
圧力流体が噴射する時、流体噴射撹乱ノズルがマ
ルチフイラメント糸Bを過剰吸引する速度を増加
し、弛緩状態域の貯留量が適正な量に保つように
働き、自己コントロールする。
流体噴射乱流ノズルの圧力流体噴射を制御する
方法はいろいろ考えられるが、信号にしたがつて
電磁弁を開閉させ噴射を制御する方法が有効であ
る。圧力流体はコスト取扱い易さ等を考慮に入れ
ると圧空が有力であるが特に限定するものではな
い。
また、通過抵抗体は、棒状物を組合せたもので
よく、通過抵抗体を構成している一部を変動させ
ることにより、マルチフイラメント糸Bとの係合
度合を変化させることができる。第2図がその例
で10を矢印方向に変動させる。
〔本発明の効果〕
本発明は上記した構成、機能を有していること
から、弛緩状態でも貯留量に自己コントロール能
を有し、安定して加工でき、かつ主としてカサ高
部形成時に圧空を使用するためコスト的に有利に
製造できる。更にこの方法によつて得られるスラ
ブ糸は次の効果を持つている。
(1) 乱流交絡技術を利用したスラブ糸であり、か
さ高性を有した紡錘形のスラブを有する。
(2) 仮撚捲縮をするため、スラブ部は構成フイラ
メントがループあるいはスナル状に突出し、ソ
フトな風合いを有する。
(3) スラブ部においても一糸条はかならず芯糸と
なり、張力に対し形態保持性は高い。
(4) 地糸部は、捲縮が消失した仮撚糸と生糸が引
揃えられた状態で、この二糸条はほとんど交絡
していない状態であるためスラブ部と明確に区
別できる形態である。又ソフト感やかさ高感も
有している。
(5) 地糸部は仮撚糸はゆるいウエーブ状の形態と
なり、絹調の光択・触感を有する。
(6) スラブ部は地糸部に比べ強固に交絡し、スラ
ブの形態安定性が高い。
(7) スラブ部のループ状物には撚が入りいわゆる
スナル状となるため、さらつとした風合とな
り、しかも仮撚捲縮によりスナル状物は丸みお
よびソフトになる。
(8) 個々のスラブ部の繊度が異なり、比較的繊度
が、大きく短いスラブ部と比較的繊度が小さく
長いスラブを形成できる。
(9) 仮撚捲縮糸の単糸繊度を2デニール以下にす
るとよりソフトなスラブとなり、また同じ繊度
の場合構成本数が増すため密度の高いスラブと
なる。
(10) 布帛においてはドレープ性豊かな絹調風合を
有し、高級感あふれたスラブ布帛となる。
実施例 1 第1図に示す装置を用い、マルチフイラメント
糸Aとしてポリエチレンテレフタレート50デニー
ル24フイラメント、マルチフイラメント糸Bとし
てポリエチレンテレフタレート50デニール48フイ
ラメントを用いて、次の条件でスラブ糸を製造し
た。
ローラ1の表面速度 140m/min ローラ2の表面速度 148m/min ローラ5の表面速度 146m/min ローラ9の表面速度 140m/min 仮ヨリ数 2200T/m 仮ヨリ温度 160℃ 流体噴射撹乱ノズル圧 4Kg/cm2 電磁弁開時間 30sec 電磁弁閉時間 1.0〜1.5sec 通過抵抗体変動周期 1/10T/sec 得られた糸条は、平均繊度102デニール、カサ
高部はソフトなカサ高性を有した紡錘形となり、
カサ高部の繊度は大きく変化し、短く太いカサ高
部や長く短いカサ高部を有し、この糸条を用いた
織物は、カサ高部が変化に富み、ナチユラルなシ
ルキーシヤンタン調の風合を呈した。
実施例 2 実施例1と同様の装置、原糸を用いて次の条件
でスラブ糸を製造した。
ローラ1の表面速度 100m/min ローラ2の表面速度 107m/min ローラ5の表面速度 106m/min ローラ9の表面速度 100m/min 仮ヨリ数 2500T/m 仮ヨリ温度 160℃ 流体噴射撹乱ノズル圧 4Kg/cm2G 電磁弁開時間 10〜45sec 電磁弁閉時間 1.3〜2.1sec 通過抵抗体変動周期 1/2〜1/5T/sec 得られた糸条は、平均繊度102デニール、カサ
高部はソフトなカサ高性を有した紡錘形となり、
カサ高部の繊度は140〜400デニールと大きく変化
し、短く太いカサ高部や長く短いカサ高部を有
し、この糸条を用いた織物は、カサ高部が変化に
富み、ナチユラルなシヤンタン調の風合を呈し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスラブ糸の製造装置の一対応
例を示す。第2図は第1図のうち通過抵抗体を具
体的に示した図である。第3図は本発明により製
造されたスラブ糸の一例を示す側面図、第4図は
同糸の要部拡大図である。 1:供給ローラ、2:ローラ、3:ヒータ、
4:仮ヨリ装置、5:ローラ、6:通過抵抗体、
7:流体噴射撹乱ノズル、8:電磁弁、9:ロー
ラ、11:ガイド棒、12:ガイド棒、13:ガ
イド棒、21:カサ高部、22:非カサ高部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一本は仮ヨリケン縮糸からなる複
    数本のマルチフイラメント糸を別々に供給して一
    つの流体噴射撹乱ノズルで流体処理する際に、該
    仮ヨリケン縮糸を規則的もしくは不規則的に変動
    する通過抵抗体に係合せしめた後、流体噴射撹乱
    ノズルへの流体供給量を規則的もしくは不規則的
    に変化させることを特徴とするケン縮を有するス
    ラブ糸の製造方法。 2 特許請求の範囲第1項記載のスラブ糸の製造
    方法において、流体噴射撹乱ノズルへの流体供給
    を実質的に間欠に行なうことを特徴とするケン縮
    を有するスラブ糸の製造方法。
JP202784A 1984-01-11 1984-01-11 ケン縮を有するスラブ糸の製造方法 Granted JPS60146037A (ja)

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