JP3084762B2 - フアンシーヤーンおよびその製造方法 - Google Patents

フアンシーヤーンおよびその製造方法

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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2本以上のマルチフイ
ラメント糸条からなり、該マルチフイラメント糸条の長
手方向に嵩高性の部分と非嵩高性の部分とが交互にラン
ダムに存在し、マルチフイラメント同士が糸長差を有す
るフアンシーヤーンおよびその製造方法に関し、さらに
詳しくは各部分の長さ、太さは任意であり集束性に優れ
たフアンシーヤーンおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチフイラメント糸条を用いた
編織物製品は伸縮性、嵩高性、防しわ性など機能的に優
れた特徴を持ちあわせていることから、衣料品に占める
位置を確立してきた。しかしながら近年、前記従来のマ
ルチフイラメント糸条による編織物製品はその単調な外
観や風合の点で消費者に敬遠される傾向が強まり、自然
の太さ斑や嵩高斑からくる変化に富んだ表面効果と新鮮
な風合が強く望まれてきた。これらの問題点を解決する
従来技術として、例えば特開昭56−123428号公
報、特開昭56−123427号公報の糸や、滞留時に
おける負圧吸引による製造方法が提案されている。
【0003】特開昭56−123428号公報では、滞
留時に負圧吸引のチューブを糸道に用いているため、装
置が邪魔になり糸掛けが困難であったり、負圧吸引によ
る糸切れが発生しやすくなることから、操業性が低下す
ることがあり実用的ではない。さらに得られたフアンシ
ーヤーンにおけるストレート部は、集束作用を受けない
ので特に複合糸の場合では単糸条の分離を生じ易く、後
工程通過性の低下につながったり、集束性不足によるこ
なれが不充分になり、染着差を生じたり、製品の表面が
粗雑であるなど、コスト高や品質の安定性、品位に欠く
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した点に鑑み、従来のフイラメント糸の優れた機能や特
徴を失わず、しかもフイラメント糸条の糸長手方向に任
意の長さでループや絡まりあるいはたるみなどを付与さ
せた、自然味豊かな太さに変化のある糸形態を有し、か
つ集束性に優れた実用性の高い複合糸条からなるフアン
シーヤーンおよび製造方法を提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
本発明のフアンシーヤーンおよびその製造方法は、以下
の構成からなる。すなわち、芯糸と鞘糸からなる2本以
上のマルチフイラメント糸条からなり、糸条の長手方向
に嵩高性の部分と非嵩高性の部分が交互に存在するフア
ンシーヤーンであって、嵩高性の部分は多数のループ、
絡まり、あるいはたるみを有した部分であり、非嵩高性
の部分はストレート部で交絡した部分であってかつ該ス
トレート部の芯糸には1m当たり5〜50回の軽い交互
ヨリが挿入されており、嵩高性および非嵩高性の各部分
の長さは糸条長手方向に方向にランダムであるととも
に、マルチフイラメント糸条同士は糸長差を有している
ことを特徴とするフアンシーヤーンである。
【0006】また上記のフアンシーヤーンの製造方法
は、2本以上のマルチフイラメント糸条を用いてループ
やタルミの嵩高性を付与する芯鞘型の糸加工法におい
て、芯糸と鞘糸とを別々に供給し、芯糸側に旋回処理を
定常的に施すとともに、鞘糸側に過剰供給糸の弛緩分を
大気中へ放出する気流によって一時的に貯留する噴射貯
留処理を施しながら、芯糸と鞘糸とを同時に流体噴射ノ
ズルに供給して流体噴射処理を間歇的に行い、次いで交
絡処理することを特徴とするものである。
【0007】以下、さらに詳しく本発明について説明を
する。まず、複合糸条からなるフアンシーヤーンについ
て説明する。本発明におけるフアンシーヤーンの嵩高性
の部分は流体噴射処理を受けてなる多数のループや絡ま
り、あるいはたるみから構成された部分である。
【0008】上記の嵩高性の部分の糸長さは、間歇作用
時間と加工速度および過剰供給率、流体噴射圧力などに
よって決まるが、通常、短い長さの部分のもので2〜3
cm、長いもので数10cmもの長さを有する。また、
特に、嵩高部分より非嵩高部分の長さが長い組み合わせ
が好ましく、平均長さ比率では1:3〜1:10の範囲
が優れている。1:3以下ではムラがかなり派手に人工
的に見え、1:10以上ではムラが目立ちにくい傾向に
ある。なおこの比率は、後記する図2に示した流体の噴
射−停止を行う制御装置12つまりコンピュータ制御に
よって容易に設計変更できるものである。
【0009】また、嵩高性の部分の太さを糸長差に換算
するならば、芯糸部を1とすると鞘糸部は1.1〜7.
0の範囲にあるのが好ましい。該糸長差が大きくなる
と、該嵩高性は大きくなるが外観の品位は低下しやすく
なり、少ないとムラが目立たなくなる。より好ましく
は、1.2〜3.0の範囲である。嵩高性の部分におけ
る長さと太さは、規則的を有したり、あるいは不規則的
ないわゆるランダム性のあるものであり、長さと太さの
組合せは商品の用途によって適宜設定することができ
る。
【0010】上記の嵩高性の部分の形状は紡錘形状を有
する自然な外観からなっており、追ネンされたものでは
さらに滑らかな紡錘形状を有する。次に、非嵩高性の部
分はストレート部であって交絡によって2糸条以上のフ
イラメント糸が集束された部分である。該ストレート部
の芯糸には軽い交互ヨリが1m当たり5〜50回程度挿
入されており実質無ヨリである。
【0011】嵩高性の部分と非嵩高性の部分は、それぞ
れが任意の長さで糸長手方向に交互に存在しているが、
その周期は規則的あるいは不規則的のいずれであっても
よい。非嵩高性の部分の長さにおいて、短い場合は嵩高
性の部分が賑やかに表れ、長い場合は比較的穏やかにな
るので、具体的な長さについては、10cm〜300m
の範囲が適している。
【0012】次に、本発明のマルチフイラメントからな
る複合糸条は、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性
合成繊維や、アセテート、レーヨン等の半合成繊維から
なるものが好ましく、中でも、ポリアミドやポリエステ
ルのマルチフイラメント糸条がムラ形成に適しており、
また構成フイラメント数は多い方が、例えば、75デニ
ールのマルチフイラメント糸条では、36本以上が好ま
しい。
【0013】さらに、デニールミックス糸、収縮差混繊
糸、変形断面糸、あるいはそれぞれを組み合わせた複合
型のマルチフイラメント糸などを用いると風合、表面効
果の点で優れたものとなる。すなわち、芯糸の収縮率が
鞘糸にくらべて大きいときは、糸長差が大きくなり嵩高
部の嵩が大きくなる。特に、芯糸に高収縮糸や太デニー
ルの単繊維フイラメント糸を用いることや、鞘糸に低収
縮糸や単繊維フイラメント糸に細デニール、例えば1.
5〜0.2デニールを用いたり、あるいは断面形状が三
角形、五角形、八角形、Y型などとすると、風合がさら
にソフトでドレープ性に優れたものとなる。
【0014】芯糸と鞘糸の各デニールの組み合わせは、
一般には、芯糸は鞘糸より太い方が糸のバランスは良い
が逆であってもよい。また、丸型よりY型、三角などの
異形断面の方が太さムラ部を形成しやすいので好まし
い。
【0015】糸長差は、非嵩高部で1〜50%、好まし
くは3〜15%程度である。嵩高部では、過剰供給量と
収縮率が加わるので実質的に10〜300%の広範囲に
なる。このような糸長差は非嵩高部のふくらみにも寄与
するので風合がソフトで感触の良い製品を得ることがで
きる。
【0016】本発明の糸形態外観図の一例を図1に示し
た。イは非嵩高性のストレート部分を、ロは嵩高性の部
分を示す。次に、製造方法について説明する。複合糸条
のマルチフイラメントに間歇的に流体噴射処理を施すこ
とにより、ループやタルミの嵩高性をフアンシー的に付
与する加工法において、一対の供給ローラが2組以上と
引取りローラとの間に流体処理を施す糸加工系を基本と
して糸形成を行なうものである。
【0017】まず芯糸となるマルチフイラメント糸条は
フイードローラから一定の過剰供給率で糸条の走行順に
旋回仮ヨリノズル−流体噴射処理ノズルを設けた加工域
へ供給される。一方、鞘糸となるマルチフイラメント糸
条は芯糸よりさらに多くの過剰供給率でエゼクタノズル
−噴射貯留ノズル−流体噴射処理ノズルを設けた加工域
へ供給される。
【0018】ここで、流体噴射処理ノズルを間歇的に作
用させる場合について説明するならば、流体を噴射中は
ループやタルミの嵩高部を形成するが、流体の噴射停止
中は過剰供給率で走行するマルチフイラメント糸条の過
剰供給糸量を、芯糸側では旋回仮ヨリノズルの仮ヨリ作
用により吸収し、鞘糸側では過剰供給糸の弛緩分を噴射
貯留ノズルが大気中へ噴射放出する気流によって一時的
に貯留し、ループやタルミの嵩高部を形成せず、非嵩高
部を形成するのである。再び流体が噴射すると、ループ
やタルミの嵩高部を形成し、この作用を間歇的に繰り返
すのである。
【0019】嵩高部の長さや太さは流体の噴射停止時間
によって容易に調整することができる。つまり、停止時
間が長くなると糸溜めの量が多くなるので嵩高部の長さ
は長くなり、太さは太くなる。停止時間が短いときに
は、糸溜めの量が少ないので当然短く細くなる。
【0020】なお、応用例として、流体噴射処理ノズル
を定常的に作用させ、旋回仮ヨリノズルを間歇的に作用
させてもよい。この場合は旋回仮ヨリノズルの流体が噴
射中はループやタルミは形成されにくく非嵩高部を形成
し、流体の噴射停止中は過剰供給率で走行するマルチフ
イラメント糸条の過剰糸量を流体噴射ノズルがループや
タルミを形成するのである。また、流体噴射処理ノズル
と旋回仮ヨリノズルを交互に作用させてもよい。次に、
間歇処理の条件において、これらの間歇的な作用を不規
則的に制御することにより、自然感のある太さムラや長
さムラを有するフアンシーヤーンを製造することができ
る。
【0021】具体的に図面に基づいて説明する。図2
は、本発明の製造方法の一例を示す工程図である。ま
ず、図2において、芯糸となるマルチフイラメント糸条
1を一対の供給ローラ3から、鞘糸となるマルチフイラ
メント糸条2を一対の供給ローラ4からそれぞれ供給
し、引取りローラ15との間を一定の過剰供給率に設定
し、芯糸となるマルチフイラメント糸条1が走行する順
に、旋回仮ヨリノズル5、水付与装置10、流体噴射処
理ノズル13、交絡ノズル14、を設けチーズ16に巻
取る加工工程、および鞘糸となるマルチフイラメント糸
条2が走行する順に、エゼクタ6、ガイド7、貯留噴射
ノズル8、ガイド9を設けた加工工程である流体噴射処
理ノズル13を間歇的に作用する場合において、旋回仮
ヨリノズル5は常時作用させておくが、強い圧力作用を
与えると乱流処理の効果が小さくなるので、流体噴射処
理作用の停止中の糸量吸収は必要最小限の弱い作用、つ
まり流体圧力を下げることである。例えば、75デニー
ルのマルチフイラメント糸条では1kg/cm2 以下の圧力
が適している。流体噴射処理ノズル13を間歇に作用さ
せるには、電磁弁11による流体の噴射、停止をコンピ
ュター制御装置12で行うのである。なお、水付与装置
10は、ループやタルミの安定形成に効果を発揮する。
【0022】図3は図2における貯留噴射状態を示す詳
細図である。図3において、流体噴射処理ノズル13を
作用させると、糸道は18のようにストレート状態とな
り、作用を中止させると噴射ノズル8の吹き付けにより
17のように円弧を描き、貯留噴射することができる。
そのため、糸道は17、18のように間歇処理に応じて
振動するものである。なお、流体噴射処理の噴射停止中
の糸条に集束性を与えたり、水付与した糸条の水を吹き
飛ばし、ローラへの糸巻き付きを阻止する目的で交絡処
理14を施すことが好ましい。
【0023】なお、応用例として、ループ、絡み、ある
いはたるみを形成し得るものであれば、、流体噴射処理
ノズルの代わりに交絡型ノズルを用いてもよい。さら
に、チーズ16に巻き上げる前に再熱セットを施したり
することができる。また、噴射ノズル8や、旋回仮より
ノズル5を省きエゼクタノズル6のみを代わりに用いて
もよい。
【0024】
【実施例】図2に示す加工工程によって下記の条件で加
工を行なった。 供給糸条 芯糸:ポリエステルフイラメント糸 50デニール、24フイラメント 三角断面糸 鞘糸:ポリエステルフイラメント糸 50デニール、72フイラメント 丸断面糸 過剰供給率 芯糸: +3% 鞘糸: +5% 旋回仮ヨリノズル一定圧力 0.5kg/cm2 エゼクタノズル圧力 0.5kg/cm2 貯留噴射ノズル圧力 1.5kg/cm2 流体噴射処理ノズル圧力 6.0kg/cm2 乱流処理ノズル平均処理時間 50msec 乱流処理ノズル平均非処理時間 200msec 引取りロ−ラ速度 300m/min 上記条件で得られた糸条の嵩高部分の長さは、平均10
cm、太さは170デニール、非嵩高部分の長さは平均5
8cm、太さは111デニール、当該糸にS方向200t
/mの追ネンを施し、織物の緯糸に用いたところ、自然
なムラ感のあるシャンタン調の外観でスパンライクな風
合いを有する製品を得た。
【0025】
【発明の効果】以上述べた通りの本発明のフアンシーヤ
ーンによれば、まず非嵩高部分はストレートな生糸に近
い部分であるが交絡しておりかつ該ストレート部の芯糸
には1m当たり5〜50回の軽い交互ヨリが挿入されて
いるので、集束性は高く、分離することはなく、解舒性
や製編織性の工程通過性は良好である。また集束性は高
いので、編織物の表面や組織の美感が良い。
【0026】嵩高部分と非嵩高部分の糸の太さや長さの
バラツキに自然感があり美的効果の優れたものとなる。
布帛の風合は、糸長差をもともと有することによりスパ
ンライクな風合がベースになる。鞘糸に用いるフイラメ
ント糸のデニールが細くなれば柔らかいタッチに、収縮
率の異なる単繊維フイラメント糸を用いるとふくらみ感
のある製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフアンシーヤーンの一例を示す
外観図である。
【図2】 本発明の製造方法の一例を示す工程図であ
る。
【図3】 図2の貯留噴射状態を示す詳細説明図であ
る。
【符号の説明】
1:芯糸側マルチフイラメント糸 2:鞘糸側マルチフイラメント糸 3:供給ローラ 4:供給ローラ 5:旋回仮よりノズル 6:エゼクタノズル 7:ガイド 8:貯留噴射ノズル 9:ガイド 10:水付与ローラ 11:電磁弁 12:制御装置 13:流体噴射ノズル 14:交絡ノズル 15:引取りローラ 16:巻取りチーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D02J 1/06 D02J 1/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯糸と鞘糸からなる2本以上のマルチフイ
    ラメント糸条からなり、糸条の長手方向に嵩高性の部分
    と非嵩高性の部分が交互に存在するフアンシーヤーンで
    あって、嵩高性の部分は多数のループ、絡まり、あるい
    はたるみを有した部分であり、非嵩高性の部分はストレ
    ート部で交絡した部分であってかつ該ストレート部の芯
    糸には1m当たり5〜50回の軽い交互ヨリが挿入され
    ており、嵩高性および非嵩高性の各部分の長さは糸条長
    手方向に方向にランダムであるとともに、マルチフイラ
    メント糸条同士は糸長差を有していることを特徴とする
    フアンシーヤーン。
  2. 【請求項2】2本以上のマルチフイラメント糸条を用い
    て流体噴射処理を施し、ループやタルミの嵩高性を付与
    する芯鞘型の糸加工法において、芯糸と鞘糸とを別々に
    供給し、芯糸側に旋回処理を定常的に施すとともに、鞘
    糸側に過剰供給糸の弛緩分を大気中へ放出する気流によ
    って一時的に貯留する噴射貯留処理を施しながら、芯糸
    と鞘糸とを同時に流体噴射ノズルに供給して流体噴射処
    理を間歇的に行い、次いで交絡処理することを特徴とす
    るフアンシーヤーンの製造方法。
  3. 【請求項3】2本以上のマルチフイラメント糸条を用い
    て流体噴射処理を施し、ループやタルミの嵩高性を付与
    する芯鞘型の糸加工法において、芯糸と鞘糸とを別々に
    供給し、芯糸側に旋回処理を間歇的に施し、鞘糸側に
    剰供給糸の弛緩分を大気中へ放出する気流によって一時
    的に貯留する噴射貯留処理を施しながら、芯糸と鞘糸と
    を同時に流体噴射ノズルに供給して流体噴射処理を定常
    的に施し、次いで交絡処理することを特徴とするフアン
    シーヤーンの製造方法。
  4. 【請求項4】2本以上のマルチフイラメント糸条を用い
    て流体噴射処理を施し、ループやタルミの嵩高性を付与
    する芯鞘型の糸加工法において、芯糸と鞘糸とを別々に
    供給し、芯糸側に旋回処理を施し、鞘糸側に過剰供給糸
    の弛緩分を大気中へ放出する気流によって一時的に貯留
    する噴射貯留処理を施しながら、芯糸と鞘糸とを同時に
    流体噴射ノズルに供給して流体噴射処理を施すに際し、
    芯糸側の旋回処理と流体噴射処理を交互に行ことを特
    徴とするフアンシーヤーンの製造方法。
  5. 【請求項5】交絡処理を同一過剰供給内で施すことを特
    徴とする請求項2記載のフアンシーヤーンの製造方法。
  6. 【請求項6】芯糸側と鞘糸側に噴射貯留処理を施すこと
    を特徴とする請求項2記載のフアンシーヤーンの製造方
    法。
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