JPS6214704B2 - - Google Patents

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JPS6214704B2
JPS6214704B2 JP54084807A JP8480779A JPS6214704B2 JP S6214704 B2 JPS6214704 B2 JP S6214704B2 JP 54084807 A JP54084807 A JP 54084807A JP 8480779 A JP8480779 A JP 8480779A JP S6214704 B2 JPS6214704 B2 JP S6214704B2
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JP
Japan
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engine
signal
detection value
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JP54084807A
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English (en)
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JPS569628A (en
Inventor
Masumi Kinugawa
Hisamitsu Yamazoe
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP8480779A priority Critical patent/JPS569628A/ja
Priority to US06/081,905 priority patent/US4257377A/en
Publication of JPS569628A publication Critical patent/JPS569628A/ja
Publication of JPS6214704B2 publication Critical patent/JPS6214704B2/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジンの制御方法特に電子制御回路
をもちいて燃料噴射量、点火時期等を制御するも
のにおいて過渡状態でも安定した制御を得る方法
に係る。
電子回路をもちいて間欠的に燃料噴射をおこな
うものまたは点火時期の制御をおこなうものでエ
ンジンに吸入する単位時間当りの空気流量と回転
速度を検出してその値に応じて演算し制御量を決
定する公知のものがある。この場合演算は一定周
波数または回転に同期してくり返し実行され空気
流量および回転速度の情報は演算に同期してその
都度の短い時間に検出し利用される。そして空気
流量の検出は吸気管途中に配した空気量センサか
らの電気出力、回転信号はクランク軸またはカム
軸に同期して回る回転体から得られる電気信号が
利用される。
公知の空気量センサ例えばスロツトル上流の吸
気管途中に堰止板を配し空気流量により変化する
堰止板開度をポテンシヨメータにより空気信号に
交換するものは過渡状態すなわち運転者がスロツ
トルを急開または急閉した場合に堰止板が実際の
空気流量変化と異なつた動きをしそのため、この
空気流量信号により演算して求める燃料噴射量や
点火時期等を一時的に狂わせ、運転者に不快な車
両の振動を与える場合がある。さらに詳述すれば
スロツトル急開時においてエンジンは燃料を1次
遅れ系のごとき増加する様要求するが空気量セン
サの出力は2次遅れ系のごとき応答特性を示す。
この時にスロツトル作動に連動して追加の燃料を
噴射しようとする場合、実際に必要な燃料量に対
して足りなかつたり多過ぎたりするのでその適合
が極めて難しい。
また、スロツトル全閉かつ低速でエンジンが運
転される場合エンジンと駆動系、車両系との間で
回転速度をパラメータとする2次振動系を形成
し、特定の条件において固有振動数で変動を開始
する場合がある。この場合に回転の固有振動によ
り演算して求める燃料噴射量および点火時期が狂
いその回転変動を助長し、持続して運転者に不快
な車両の振動を与える場合がある。
本発明は上記事実に鑑みなされたものであり、
少なくともエンジンの負荷を含む1つ以上のエン
ジン運転パラメータによつて少なくとも点火時
期、燃料噴射量等の1つ以上の制御量を決定し、
エンジンを制御するものにおいて、少なくとも前
記負荷の変化率に応じて、この変化率が大きくな
るほど負荷の値を遅れ要素が大きくなるように修
正し、修正した値に基いて前記制御量を決定する
様にして前記不快な車両の振動を防止し得る制御
方法の提供を目的とするものである。
以下本発明を図に示す一実施例につき説明す
る。第1図は本発明装置を適用した6気筒エンジ
ンの構成図であり、図において1はエンジンの負
荷として吸入空気量を検出する堰止板を用いた空
気量センサ、4はエンジンの吸気マニホールド5
の各シリンダ吸気ポート近傍に設置された電磁作
動式の燃料噴射弁で燃料圧力を一定に調整した燃
料が圧送される構成である。6はエンジン点火装
置の一部をなす点火コイル、7は点火コイル6の
点火エネルギーを各シリンダに設けた点火プラグ
に分配するデイストリビユータである。デイスト
リビユータ7は周知の如くエンジンのクランク軸
2回転で1回転せられるもので内部にはエンジン
回転角を検出する回転角センサ8を備えている。
10はエンジン制御用の制御回路部をなすマイク
ロコンピユータで、空気量センサ1、回転角セン
サ8からの各信号が入力され、この信号に基き燃
料噴射弁4からエンジンに噴射供給される燃料量
および、エンジンの点火時期を計算し、制御す
る。なお、11はエンジン本体、12はエンジン
のスロツトル弁である。
第2図は上記マイクロコンピユータ10を詳細
に説明するためのブロツク図で、図において10
0は燃料噴射量並びに点火時期を割込演算するマ
イクロプロセツサユニツト(CPU)である。1
01はデイストリビユータ7に収納された回転角
センサ8の回転角信号に基いてマイクロプロセツ
サユニツト100に燃料噴射量の演算及び点火時
期の演算の割込処理を指令する割込指令ユニツト
で、コモンバス123を通じマイクロプロセツサ
ユニツト100に情報伝達される。また割込指令
ユニツト101は後述のユニツト106,108
の作動開始時期を制御するタイミング信号をも出
力する。102は回転角センサ8からの回転角信
号が入力され、マイクロプロセツサユニツト10
0からの所定周波数のクロツク信号によつて所定
回転角の周期をカウントしエンジン回転数を算出
する回転数用カウンタユニツトである。104は
A−D変換処理ユニツトで、空気量センサ1から
の信号をA−D変換してマイクロプロセツサユニ
ツト100に読み込ませる機能を持つ。これら各
ユニツト102,104の出力情報はコモンバス
123を通してマイクロプロセツサユニツト10
0は伝達される。105はマイクロプロセツサユ
ニツト100の制御プログラムが格納されると共
に各ユニツト101,102,104からの出力
情報を記憶する機能を有するメモリユニツトで、
マイクロプロセツサユニツト100との間の情報
伝達はコモンバス123を通して行なわれる。1
06はレジスタを含む点火時期制御用カウンタユ
ニツトで、マイクロプロセツサユニツト100で
計算された点火コイル6に通電する時間及び通電
を遮断する時点(つまり点火時期)を表わすデイ
ジタル信号をエンジン回転角(クランク角)に対
応する時間及び時点として算出する。107は電
力増幅器でこの点火時期制御用カウンタユニツト
106の出力を増幅し、点火コイル6に通電する
と共に点火コイル6の通電を遮断する時期つまり
点火時期を制御する。108はレジスタを含む燃
料噴射時間制御用カウンタユニツトで同一機能の
2個のダウンカウンタよりなりそれぞれマイクロ
プロセツサユニツト100で計算された燃料噴射
弁4の開弁時間つまり燃料噴射量を表わすデイジ
タル信号を燃料噴射弁4の開弁時間を与えるパル
ス時間幅のパルス信号に変換する。109はこの
カウンタユニツト108からのパルス信号を増幅
し、燃料噴射弁4に供給する電力増幅器でカウン
タユニツト108に対応して2個設けてある。
回転角センサ8は第2図の如く3個のセンサ8
1,82,83からなり、第1回転角センサ81
は第3図Aの波形図に示す如く、エンジンクラン
ク軸の2回転(つまりデイストリビユータ7の1
回転)につき1回だけ、クランク角にしてクラン
ク角0゜から角度θだけ手前の位置にて角度信号
Aを出力する構成となつている。第2回転角セン
サ82は第3図Bの波形図に示す如くエンジンク
ランク軸の2回転につき1回だけ、クランク角に
しクランク角360゜から角度θだけ手前の位置に
て角度信号Bを出力する構成となつている。第3
回転角センサ83は第3図Cの波形図に示す如く
クランク軸1回転につきエンジン気筒数に等しい
個数の角度信号を等間隔に、つまり本実施例のよ
うに6気筒のときはクランク角0゜から60゜毎に
6個の角度信号Cを出力する構成となつている。
割込指令ユニツト101は各回転角センサ8
1,82,83からの角度信号(つまり回転角信
号)が入力され、点火時期の演算の割込指令、燃
料噴射量の演算の割込指令を行なう信号を出力す
るもので、第3回転角センサ83の角度信号Cを
2分周し、第1回転角センサ81の角度信号Aが
出力された直後に第3図Dに示す如き割込指令信
号Dを出力する。この割込指令信号Dはクランク
軸の2回転で6回つまり2回転でエンジン気筒数
だけ出力されるもので、6気筒の場合クランク角
120゜毎に1回出力され、マイクロプロセツサユ
ニツト100に点火時期の演算の割込指令を行な
う。また割込指令ユニツト101は第3回転角セ
ンサ83の信号を6分周し、第3図Eの如く第1
回転角センサ81、第2回転角センサ82の角度
信号が出力されてから6番目つまりクランク角に
して300゜を起点として360゜(1回転)毎に割込
指令信号Eを出力し、この割込指令信号Eはマイ
クロプロセツサユニツト100に燃料噴射量の演
算の割込指令を行なう。
第4図はマイクロプロセツサユニツト100の
概略フローチヤートを示すもので、このフローチ
ヤートに基きマイクロプロセツサユニツト100
の機能を説明する。エンジンが始動を初められ、
割込指令ユニツト101より第3図D,Eに示す
点火時期若しくは燃料噴射量演算の割込指令用の
信号D,Eが入力されるとマイクロプロセツサユ
ニツト100はメインルーチンの処理中であつて
も直ちにその処理を中断しステツプ1010の割
込処理ルーチンに移る。点火時期の割込処理の指
令信号Dが入力されたときはステツプ1011よ
りステツプ1012に進み回転数カウンタユニツ
ト102で得られたエンジン回転速度を表わす信
号Nを取り込み、次にステツプ1013にてA−
D変換ユニツト104で変換された吸入空気流量
を表わす信号Qおよび第5図に示す如きメモリユ
ニツト105のRAMエリアのP番地から前回の
i-1を取り込む。次にステツプ1014にて吸
入空気流量の変動率A=(Q−Qi-1)/Qi-1を求
め、ステツプ1015でAに対応する係数jE
収納されているメモリユニツト105のROMエ
リア内の番地を求めるための演算をおこない求め
る番地B+Eを求める。つまりこのステツプ10
15では変動率Aを用いて(A+C1)/D1=ED1
+F(ただしC1、D1は所定の定数、F<D1)の計
算を行ない、変動率Aに対しD1の間隔毎に係数
Eをマツプとして格納したメモリユニツト10
5のROMエリアの番地B+Eを求めるものであ
る。なおC1は変動率Aは正負の値をとるが実際
のAの値からみて(A+C1)>0となる程度の値
に選んであつて、E≧0となるようにしてある。
ステツプ1016にて変動率Aつまりは係数jE
に応じた吸入空気流量Qの補正演算Q′=(1−j
E)Qi-1+jEQをおこなう。ステツプ1018
ではその結果得られたQ′と前述の回転速度信号
Nにより点火時期(θig)を公知の手法にて求め
る。なお求めた修正値Q′は次の割込処理のとき
吸気量信号Qi-1として利用するためステツプ1
017にてメモリユニツト105のRAMエリア
の番地Pに収納しておく。ステツプ1019では
求めた点火時期θigデータを点火時期制御用カウ
ンタユニツト106のレジスタにセツトし次に
1050に進みこの割込処理を終了する。
一方EFI(燃料噴射量)の割込指令信号Eが入
力された時はステツプ1011からステツプ10
21を経て1022に進み回転カウンタユニツト
102で得られたエンジン回転速度を表わす信号
Nとメモリユニツト105のRAMエリアのP+
1番地から前回のNi-1を取り込む。次にステツ
プ1023にて回転速度の変動率G=(N−Ni-
)/Ni-1を求め、ステツプ1024で前述の
ステツプ1015と同様の手法にて変動率Gに対
応する係数KHが収納されているメモリユニツト
105のROMエリア内のJ+H番地を求めるた
めの演算をおこないステツプ1025にて求めた
番地J+Hから係数KHを求めステツプ1026
にて係数KHにより変動率に応じた回転速度Nの
補正演算N′=(1−KH)Ni-1+KHNをおこない
その結果N′を得る。なお求めた修正値N′は次の
割込処理のときの回転速度信号Ni-1として利用
するためステツプ1027でメモリユニツト10
5のRAMエリアの番地P+1に収納しておく。
次にステツプ1028に進みA−D変換ユニツト
104で変換された吸入空気流量を表わす信号Q
およびメモリユニツト105のRAMエリアのP
+2番地から前回のQi-1を取り込む。ステツプ
1029にて吸入空気流量の変動率R=(Q−Qi
−1)/Qi-1を求めステツプ1030にて前述のス
テツプ1015と同様の手法にて変動率Rに対応
する係数lkが収納されているメモリユニツト10
5のROMエリア内のM+K番地を求めるための
演算をおこないステツプ1031にて求めた番地
M+Kから係数lkを求めステツプ1032にて係
数lkにより変動率Rに応じた吸入空気流量Qの補
正演算Q′=(1−lk)Qi-1+lkQをおこないその
結果Q′を得る。なお求めたQ′は次のEFI割込処理
のときの吸気量信号Qi-1とし利用するためステ
ツプ1033でメモリユニツト105のRAMエ
リアの番地p+2に収納しておく。次にステツプ
1034においては上記の如く求めたQ′、N′か
ら公知の手法に噴射時間Tp(Tp=W・Q′/N′)
を求め、ステツプ1036にてEFI(燃料噴射時
間)用カウンタユニツト108のレジスタにセツ
トする。次にステツプ1050に進みこの割込処
理を終了する。
ここでそれぞれあらかじめメモリユニツト10
5のROMエリアの指定した番地に収納される係
数j、k、lについて述べると、例えば係数jに
ついては吸入空気流量の変動率A=(Q−Qi-
)/Qi-1に対して第6図に示す如き変動率A
と共に変化する特性にてメモリユニツト105の
ROMエリアの各番地に収納しておく。即ち変動
率Aの小さい(0に近い)領域では係数jは1に
近い数値を、変動率Aの大きい領域においては係
数jは0に近い小さな数値をプログラムしておく
ことにより吸入空気量(吸気量)Qの変動の小さ
い時にはQ′の算出に用いるQi-1の割合を小さく
してセンサの出力どおり早い応答をまた変動の大
きい領域すなわち運転者がスロツトルを急開また
は急閉した時に生じる空気量センサ1すなわち堰
止板開度の急変時にはQ′の算出に用いるQi-1
割合を大きくして応答遅れを大きくしてエンジン
に実際に吸入される空気流量変化に合つた吸入空
気量信号を得る様にする。係数k、lについても
同様にプログラムすれば良い。このようにするこ
とによつて、例えばスロツトルを急開閉した場合
には、吸気量センサがオーバーシユト等による異
常な出力Qを生じても、吸気量の変動率Rが大き
いほど小さくなる係数lkによつて、吸気量Q′が補
正演算される。したがつて、Q′の算出における
前回の値Qi-1の割合が大きくなり、これによつ
て演算される噴射時間Tp=W・Q′/N′も平滑化
されることになり、不快な振動を防止できる。特
にkについてはエンジンと駆動系車両系で回転速
度をパラメータとする2次振動系を形成して、そ
の固有振動数で回転変動が持続した場合回転の変
動率が大きくなるので回転信号の補正にもちいる
kは小さな値を取りそのため噴射量Tp=W・
Q′/N′の計算にもちいる回転信号N′としては回
転変動は小さくなり燃料噴射量を安定にエンジン
に供給するのでこの回転の変動を早い時点で収束
させることができる。
マイクロプロセツサユニツト100の概略の機
能は以上の通りである。
点火時期制御用カウンタユニツト106は第7
図の如く点火時期つまり点火コイル6の通電を遮
断する時期を表わすマイクロプロセツサユニツト
100からのデータが入力されるレジスタ106
1と、通電開始時期を表わすデータが入力される
レジスタ1062と、これら両レジスタ106
1,1062のデータつまりデイジタル信号が入
力され所定のタイミング信号にて所定周期のクロ
ツク信号にてダウンカウントする2個のダウンカ
ウンタ1063,1064と、これら両ダウンカ
ウンタ1063,1064に接続され通電開始時
期から点火時期までの期間、点火コイル6の通電
パルス信号を出力するフリツプフロツプ1065
とからなる。点火時期をカウントするダウンカウ
ンタ1063のカウント作動開始タイミング信号
は前記割込指令ユニツト101で形成される第3
図Fに示す如く点火時期演算の割込指令を行なう
信号Dより半位相(つまりクランク角で60゜)ず
れた同一周期つまりはクランク角で120゜毎の角
度信号Fが用いられる。またマイクロプロセツサ
ユニツト100からの点火時期を表わすデータつ
まりデイジタル信号は6気筒エンジンの場合上死
点となるクランク角120゜、240゜、…………
(120n)゜、…………より60゜手前のクランク位
置から点火すべき位置までの時間として表わされ
たものであり、ダウンカウンタ1063にてこの
デイジタル信号をクランク角の上死点より60゜前
毎に角度信号Fにより所定周期のクロツク信号に
てダウンカウント開始し、点火すべきクランク位
置つまり点火時点を求める。このようすは第3図
1に示すように、パルス信号が出力されている
期間がダウンカウンタ1063ががダウンカウン
トしている期間となるもので、パルス信号の立
下り時点が点火時期となるものである。一方通電
開始時期をカウントするダウンカウンタ1064
のカウント作動開始時点は第3図Jの如くこのパ
ルス信号の立下り時点であり、またマイクロプ
ロセツサユニツト100からの通電開始時期を表
わすデータつまりデイジタル信号はこのパルス信
号の立下り時点つまり点火時点から点火コイル
6の通電開始すべき時点までの時間として表わさ
れたものであり、ダウンカウンタ1064はこの
デイジタル信号を点火時点から所定周期のクロツ
ク信号にてダウンカウントを開始し通電時点を求
める。第3図Jに示すパルス信号Jの立下り時点
がこの通電時点となる。フリツプフロツプ106
5は両ダウンカウンタの出力に基き、第3図kの
如く通電開始時点から点火時点までの間点火コイ
ル6に通電すべき通電パルス信号Kを出力する。
このパルス信号Kは電力増幅器107にて増幅さ
れ点火コイル6の通電を制御する。点火コイル6
の通電が遮断されたとき(つまり点火時点)に点
火コイル6の二次側コイルに発生する高電圧はデ
イストリビユータ7により順序よく点火時期に該
当する気筒の点火プラグに供給される。なお、エ
ンジンが始動される際は、点火時期制御用カウン
タユニツト106のうちの通電開始時期を表わす
データが入力されるレジスタ1061には所定の
値に設定した初期設定データが入力されるように
なつている。
燃料噴射時間制御用カウンタユニツト108は
第8図の如くマイクロプロセツサユニツト100
からの燃料噴射量(時間)を表わすデータが入力
される1個のレジスタ1081と、上述の如く燃
料噴射弁4の2つのグループに対応して設けられ
レジスタ1081に一時保持されたデータつまり
燃料噴射量を表わすデイジタル信号が入力される
2個のダウンカウンタ1082,1083と、こ
れら両ダウンカウンタ1082,1083に接続
され、燃料噴射開始時点から燃料噴射終了時点ま
での期間噴射パルス信号を出力する2個のフリツ
プフロツプ1084,1085とからなる。燃料
噴射弁4の一方のグループ41,42,43の燃
料噴射時間をカウントするダウンカウンタ108
2の作動開始時点は前記割込指令ユニツト101
で形成される第3図Gに示す如く燃料噴射量演算
の割込指令を行なう信号Eよりクランク角で60゜
だけ位相がずれ、かつクランク軸2回転に1個だ
け出力される角度信号Gつまり360゜、(360+
720)゜、…………、(360+720n)゜、…………
のクランク位置の角度信号Gが入力された時点で
ある。またダウンカウンタ1082はこの角度信
号Gの入力される直前にレジスタ1081からの
燃料噴射量を表わすデイジタル信号が入力され
る。ダウンカウンタ1082は角度信号Gが入力
された時点よりこのデイジタル信号をダウンカウ
ンタし燃料噴射時間を求める。フリツプフロツプ
1084はダウンカウンタ1082がダウンカウ
ンタを開始してからつまり角度信号Gが入力され
てから、ダウンカウンタ1082がカウントを終
了しこの終了したとき出力される信号が入力され
るまでの期間第3図Lに示すように燃料噴射パル
ス信号Lを出力する。このパルス信号Lは電力増
幅器109の一方の増幅器1091で増幅された
後燃料噴射弁4の一方のグループの噴射弁41,
42,43に供給され、各噴射弁41,42,4
3が設けられた気筒のマニホールドに燃料をクラ
ンク軸2回転につき1回噴射供給させる。燃料噴
射弁4の他方のグループ44,45,46の燃料
噴射時間をカウントするダウンカウンタ1083
のカウント作動開始時点は前記割込指令ユニツト
101で形成される第3図Hで示す角度信号Hが
入力された時点である。この角度信号Hは前記角
度信号Gとはクランク角で360゜つまり1回転位
相がずれており、0゜、720゜、…………
(720n)゜…………のクランク位置で出力される
ようになつている。ダウンカウンタ1083並び
にフリツプフロツプ1085は上記ダウンカウン
タ1082、フリツプフロツプ1084と同様に
作動し、フリツプフロツプ1085からは第3図
Mに示すように燃料噴射パルス信号Mを出力す
る。このパルス信号Mは電力増幅器109の他方
の増幅器1092で増幅された後燃料噴射弁4の
他方のグループの噴射弁44,45,46に供給
され、前記一方のグループの噴射弁41,42,
43とはクランク角で360゜つまり1回転ずれて
燃料を噴射供給する。
以上の実施例は6気筒エンジンについてのもの
であつたが、4気筒、8気筒等の多気筒エンジン
についても本発明を適用できることは無論のこと
である。
以上述べた様に本発明では、負荷変動率に応じ
て、変動率が大きくなるほど負荷検出値が遅れ要
素をより含むように修正して点火時期および燃料
噴射量等の制御対象の演算にもちいることによ
り、運転者がスロツトルを急開または急閉した時
に生じる例えば空気量センサ信号の実際にエンジ
ンに入る空気流量と異なる動きを補正してその時
の点火時期および燃料噴射量に誤差を生じないよ
うにし、過渡時の不快な振動を防止できる効果を
奏する。また同様に回転速度をも修正する場合に
は、特定の条件で回転速度が変動を生じた時その
変動をすみやかに収束させ運転者に不快な振動を
与えることを防止するという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図は第1図に示すマイクロコンピユータのブロツ
ク図、第3図は第2図各部の模式的出力波形図、
第4図は第2図に示すマイクロプロセツサユニツ
トの概略フローチヤート、第5図は第2図に示す
メモリユニツトの説明図、第6図は本発明の作動
説明のための特性図、第7図は第2図に示す点火
時期制御用カウンタユニツトのブロツク図、第8
図は第2図に示す燃料噴射時間制御用カウンタユ
ニツトのブロツク図である。 1……空気量センサ、8……回転角センサ、1
0……制御回路部をなすマイクロコンピユータ、
100……マイクロプロセツサユニツト、101
……割込指令ユニツト、105……メモリユニツ
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンの回転速度および負荷を検出し、こ
    れらの検出値を用いて点火時期または燃料噴射量
    等の制御量を算出し、この算出値に基づいてエン
    ジンを制御するエンジン制御方法において、 前記負荷検出値に対する負荷検出値の変化量の
    割合として負荷変化率を算出し、 この負荷変化率算出値に応じて変化する補正係
    数を設定すると共に、この補正係数を用いて前記
    負荷変化率算出値が大きくなるほど前記負荷検出
    値を遅れ側に修正し、 この負荷検出値の修正値を前記負荷検出値とし
    て前記制御量の算出に用いるようにしたことを特
    徴とするエンジン制御方法。 2 エンジンの回転速度および負荷を検出し、こ
    れらの検出値を用いて点火時期または燃料噴射量
    等の制御量を算出し、この算出値に基づいてエン
    ジンを制御するエンジン制御方法において、 前記負荷検出値に対する負荷検出値の変化量の
    割合として負荷変化率を算出し、 この負荷変化率算出値に応じて変化する補正係
    数を設定すると共に、この補正係数を用いて前記
    負荷変化率検出値が大きくなるほど前記負荷検出
    値を遅れ側に修正し、 前記回転速度検出値に対する回転速度検出値の
    変化量の割合として回転速度変化率を算出し、 この回転速度変化率算出値に応じて変化する補
    正係数を設定するとともに、この補正係数を用い
    て前記回転速度変化率算出値が大きくなるほど前
    記回転速度検出値を遅れ側に修正し、 この負荷検出値の修正値および回転速度検出値
    の修正値をそれぞれ前記負荷検出値および前記回
    転速度検出値として前記制御量の算出に用いるよ
    うにしたことを特徴とするエンジン制御方法。
JP8480779A 1978-10-05 1979-07-03 Method and device for controlling engine Granted JPS569628A (en)

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