JPS62142560A

JPS62142560A - 脱臭剤

Info

Publication number: JPS62142560A
Application number: JP60283666A
Authority: JP
Inventors: 島田　秀弥; 淳一松本; 清美辻
Original assignee: Earth Chemical Co Ltd
Current assignee: Earth Corp
Priority date: 1985-12-16
Filing date: 1985-12-16
Publication date: 1987-06-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、除湿剤としても利用できる脱臭剤の改良に関
するものである。

〔従来の技術〕

本発明者らは、先に、保水剤と乾燥剤とを有効成分とし
て含有する物質が、アンモニア及びアミン系物質を極め
て効率良く吸着し、また極めて優れた除湿効果を示し、
しかもその除湿効果は永続性を有し長期間有効に使用で
きることを見出し、除湿剤としても利用できる脱臭剤を
提案した。（特願昭５８−２４６５３５号）〔発明が解決しようとする問題点〕しかしながら、この脱臭剤は使用中にべとつくため、布
団、衣類、乾燥食品、鞄の内底等の用途に用いるには、
ガスのみを透過し水分は透過しないような特別のフィル
ム（例えば、徳山曹達製の微多孔シート；商品名二ＮＦ
シート等がある。）で包装する等の必要があり、又他の
脱臭剤と併用する場合、混合して用いることができない
という問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは、上記従来の問題点を解決することを目的
とし、鋭意研究の結果、保水剤と乾燥剤との併用物（以
下Ａ成分という）にセピオライト（以下Ｂ成分という）
を加えることにより、べとつきのないさらっとした脱臭
剤が得られることを見出し本発明を完成した。

すなわち本発明は、保水剤と乾燥剤との併用物に、セピ
オライトを有効成分として配合して成るものである。

本発明において使用する保水剤としては、水を吸収する
性質を有する物質を指表し、代表的には吸水性ポリマー
や吸水性鉱物を例示出来る。前者としてはポリビニルア
ルコール−マレイン酸エステル系、ホリビニルアルコー
ル系、アクリル酸系ポリマー、ｐｘｘ　＜昭和電工製）
、メチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズ、カ
ルボキシメチルセルローズのアルカリ金属塩、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ローズ等を具体例として、また後者としてはバーミキュ
ライトを具体例として挙げることが出来る。

これ等吸水性ポリマーとしては、市販されている各種の
ものや、公開公報に記載された各種のものがいずれも有
効に使用出来る。市販品の具体例を示せば下記第１表の
ｉｍりである。

（以下余白）第１表また乾燥剤としては無機酸または有機酸のアルカリ金属
またはアルカリ土類金属塩をはじめ、活性アルミナやシ
リカゲル等の如き各種アルミナや珪酸も使用出来る。上
記金属塩としそは硫酸、塩酸、炭酸、酢酸の如き鉱酸や
有機酸の金属塩が使用出来、更に詳しくは硫酸マグネシ
ウム、塩化マグネシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシ
ウム、酢酸カルシウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、
酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム等を
例示出来る。

セピオライトは、通常海泡石と呼ばれており、マグネシ
ウムの含水イノケイ酸塩鉱物として天然に産出するが、
マグネシウム塩とケイ酸塩とから合成することも可能で
ある。組成はＭｇｅｌｌｚ（Ｓ！４０□）３・３■２０
で、繊維状又は塊状をし多孔質物質ｔあることから、触
媒担体や吸着剤等として利用されている。

本発明においてＡ成分は、上記保水剤と乾燥剤とを併用
するが、この際の両者の割合は保水剤１００重量部に対
し乾燥剤４〜９００重量部、好ましくは２０〜１００重
量部、特に好ましくは２５〜７０重量部程度である。こ
れ等保水剤と乾燥剤との併用の仕方としては特に制限さ
れないが、混合して使用するのが好ましい。

本発明においてＢ成分として使用するセピオライトは、
Ａ成分に対し５〜９０％の割合で配合される。

本発明の脱臭剤には、さらにＣ成分として通常用いられ
ている脱臭剤を加えることもできる。このような脱臭剤
としては、活性炭、ゼオライト等を挙げることができ、
これらの単独若しくは混合したものを用いることができ
る。

上記Ａ成分、Ｂ成分、Ｃ成分の配合割合としては、一般
的にはＡ成分５〜４５％に対し、Ｂ成分５〜４５％、Ｃ
成分１０〜９０％、より好ましくはＡ成分１０〜４０％
に対し、Ｂ成分１０〜４０％、Ｃ成分４０〜９０％、最
も好ましくはＡ成分２０〜３０％、Ｂ成分２０〜３０％
、Ｃ成分５０〜８０％で用いることができる。

〔作用〕

上記手段を施した結果、常時べとつきのないさらっとし
た脱臭剤が得られ、活性炭等の他の脱臭剤と混合して単
一製剤にしても、なんら支障なくさらっとした状態を維
持する。

〔実施例〕

以下、本発明の脱臭剤を実施例に基づき詳細に説明する
。

実施例１〜１１下記第２表に示す所定の保水剤、乾燥剤を所定の割合で
併用してＡ成分を調整し、そのうちの代表例につき、Ｂ
成分としてのセピオライト（武田薬品工業製；商晶名：
エードプラス）を第３表に示す所定の割合で配合し、本
発明の脱臭剤を得た（以下、余白）第２表実施例１２〜２８実施例１〜１１と同様にＡ成分を調整し、そのうちの代
表例につき、Ｂ成分としてのセピオライト（武田薬品工
業製；商品名：エードプラス）とＣ成分としての従来の
脱臭剤（活性炭、ゼオライト等）を第４表に示す所定の
割合で配合し、本発明の脱臭剤を得た。

（以下余白）第４表試験例実施例ＮＯ，５，１７で得た本発明の脱臭剤１０ｇと、
本発明のこれら実施例からセピオライトを除いた脱臭剤
１０ｇを、室温（湿度７０％）下、それぞれ容積２０Ｉ
ｌのデシケータ−内に設置し、２４時間後のそれぞれの
脱臭剤の性状変化を調べた。

その結果、触指、目視により確認したところ、本発明の
実施例のものはさらっとした状態であったが、セピオラ
イトを除いたものはべとついた状態であった。

〔発明の効果〕

以上に述べた如く、本発明の脱臭剤は常時べとつきがな
くさらっとしており、しかも他の脱臭剤と混合して単一
製剤にしてもさらっとした状態を維持するから、特別な
包材で包装しなくてもよく製造コストを安くすることが
でき、又用途を大巾に拡大することができるものであり
、優れた効果を有する。

Claims

【特許請求の範囲】

１、保水剤と乾燥剤との併用物に、セピオライトを有効
成分として配合したことを特徴とする脱臭剤。