JPH0117312Y2 - - Google Patents
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- JPH0117312Y2 JPH0117312Y2 JP3662184U JP3662184U JPH0117312Y2 JP H0117312 Y2 JPH0117312 Y2 JP H0117312Y2 JP 3662184 U JP3662184 U JP 3662184U JP 3662184 U JP3662184 U JP 3662184U JP H0117312 Y2 JPH0117312 Y2 JP H0117312Y2
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Drying Of Gases (AREA)
Description
考案の技術分野
本考案は脱臭具、特に冷蔵庫用として有用な脱
臭具に関する。 考案の技術的背景とその問題点 従来の冷蔵庫用脱臭具に於ては、脱臭剤として
一般に活性炭を用いているが、活性炭は冷蔵庫内
で発生する各種臭源成分のうち、特にアンモニヤ
及びアミン系の脱臭に効果が小さく、脱臭効果が
充分でなかつた。また脱臭具は使用しているうち
に脱臭効果を低下して行くので適宜取換えるを必
要とするが、従来の脱臭具は取換時期の確認が容
易でなく不便であつた。 考案の目的 本考案は上記従来の脱臭具の欠点を一掃するこ
とを目的としてなされたものである。 考案の構成 本考案は、有効成分として少なくとも保水剤及
び乾燥剤を含有する脱臭剤を収納した通気性容器
と、上記容器を保水剤の吸湿、吸水につれる重量
増加につれてバネに抗して重力降下し得るように
支持する支持部と、更に上記容器の降下量を表示
する表示部を、具備していることを特徴とする脱
臭具に係る。 考案の実施例 以下に本考案の実施例を添附図面にもとづき説
明すると次の通りである。 通気性容器１は布帛、不織布、防水紙、プラス
チツク、金属などを構成材とし、プラスチツク、
金属などの不通気性材料を構成材とする場合に
は、通気性付与を目的として多数の小さな通気孔
（図示せず）が形成される。容器１は必ずしも全
体が通気性を有している必要はなく、少なくとも
一部に通気性を有していればよい。 通気性容器１内に少なくとも保水剤と乾燥剤と
を有効成分として含有する脱臭剤２が収納され
る。本考案に於て保水剤とは水吸収性を有する物
質を意味し、代表的には吸水性ポリマーや吸水性
鉱物を例示できる。前者としてはポリビニルアル
コール−マレイン酸エステル系、ポリビニルアル
コール系、アクリル酸系ポリマー、PXX（昭和電
工製）、メチルセルローズ、カルボキシメチルセ
ルローズ、カルボキシメチルセルローズのアルカ
リ金属塩、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルローズ等を具体例とし
て、また後者としてはバーミキユライトを具体例
として挙げることが出来る。 これ等吸水性ポリマーとしては、市販されてい
る各種のものや、公開公報に記載された各種のも
のがいずれも有効に使用出来る。市販品の具体例
を示せば下記第１表の通りである。
臭具に関する。 考案の技術的背景とその問題点 従来の冷蔵庫用脱臭具に於ては、脱臭剤として
一般に活性炭を用いているが、活性炭は冷蔵庫内
で発生する各種臭源成分のうち、特にアンモニヤ
及びアミン系の脱臭に効果が小さく、脱臭効果が
充分でなかつた。また脱臭具は使用しているうち
に脱臭効果を低下して行くので適宜取換えるを必
要とするが、従来の脱臭具は取換時期の確認が容
易でなく不便であつた。 考案の目的 本考案は上記従来の脱臭具の欠点を一掃するこ
とを目的としてなされたものである。 考案の構成 本考案は、有効成分として少なくとも保水剤及
び乾燥剤を含有する脱臭剤を収納した通気性容器
と、上記容器を保水剤の吸湿、吸水につれる重量
増加につれてバネに抗して重力降下し得るように
支持する支持部と、更に上記容器の降下量を表示
する表示部を、具備していることを特徴とする脱
臭具に係る。 考案の実施例 以下に本考案の実施例を添附図面にもとづき説
明すると次の通りである。 通気性容器１は布帛、不織布、防水紙、プラス
チツク、金属などを構成材とし、プラスチツク、
金属などの不通気性材料を構成材とする場合に
は、通気性付与を目的として多数の小さな通気孔
（図示せず）が形成される。容器１は必ずしも全
体が通気性を有している必要はなく、少なくとも
一部に通気性を有していればよい。 通気性容器１内に少なくとも保水剤と乾燥剤と
を有効成分として含有する脱臭剤２が収納され
る。本考案に於て保水剤とは水吸収性を有する物
質を意味し、代表的には吸水性ポリマーや吸水性
鉱物を例示できる。前者としてはポリビニルアル
コール−マレイン酸エステル系、ポリビニルアル
コール系、アクリル酸系ポリマー、PXX（昭和電
工製）、メチルセルローズ、カルボキシメチルセ
ルローズ、カルボキシメチルセルローズのアルカ
リ金属塩、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルローズ等を具体例とし
て、また後者としてはバーミキユライトを具体例
として挙げることが出来る。 これ等吸水性ポリマーとしては、市販されてい
る各種のものや、公開公報に記載された各種のも
のがいずれも有効に使用出来る。市販品の具体例
を示せば下記第１表の通りである。
40％CaCl2水溶液とスターチ系吸水ポリマー
（サンウエツトIM−300）を等量混合（重量比）
し、これを95〜98℃で熱風乾燥し顆粒状の脱臭剤
を得た。この脱臭剤のNH3及びアミン系の脱臭
効果をその残存量及び官能試験により評価した。
この結果を第２表及び第３表に示す。但しその測
定方法は次の通りである。 脱臭剤を10のデシケーター内に載置し、臭源
として所定量の臭源を含浸させた繊維状マツトを
入れ、密閉し４℃の冷蔵庫に保存した。臭源は４
日ごとに取りかえた。測定は実施後の所定日にそ
れぞれ行なつた。測定方法は農芸化学実験書（京
大編、第１巻、1972年P133）に従つた。 但し第２表及び第３表には、比較のためにサン
ウエツト100重量部だけ（対照例１）、活性炭100
重量部だけ（対照例２）、上記塩化カルシウム
（対照例３）及び全く脱臭剤を使用しない場合の
夫々の測定結果を併記した。また官能試験の評価
は次の基準に基づいて決定した。 Γ 対照例４と比較し臭が強いかまたは同等程度
と感じられる場合 ：＋ Γ 対照例４と比較し、臭が若干弱く感じられる
場合 ：± Γ 対照例４と比較し、臭が弱く感じられる場合
：− 〔実験例 ２〕 塩化カルシウム（和光社製）を塩化カルシウム
（セントラル社製）に代えて使用し、その他はす
べて実験例１と同様に処理した。この結果を第２
表及び第３表に示す。
（サンウエツトIM−300）を等量混合（重量比）
し、これを95〜98℃で熱風乾燥し顆粒状の脱臭剤
を得た。この脱臭剤のNH3及びアミン系の脱臭
効果をその残存量及び官能試験により評価した。
この結果を第２表及び第３表に示す。但しその測
定方法は次の通りである。 脱臭剤を10のデシケーター内に載置し、臭源
として所定量の臭源を含浸させた繊維状マツトを
入れ、密閉し４℃の冷蔵庫に保存した。臭源は４
日ごとに取りかえた。測定は実施後の所定日にそ
れぞれ行なつた。測定方法は農芸化学実験書（京
大編、第１巻、1972年P133）に従つた。 但し第２表及び第３表には、比較のためにサン
ウエツト100重量部だけ（対照例１）、活性炭100
重量部だけ（対照例２）、上記塩化カルシウム
（対照例３）及び全く脱臭剤を使用しない場合の
夫々の測定結果を併記した。また官能試験の評価
は次の基準に基づいて決定した。 Γ 対照例４と比較し臭が強いかまたは同等程度
と感じられる場合 ：＋ Γ 対照例４と比較し、臭が若干弱く感じられる
場合 ：± Γ 対照例４と比較し、臭が弱く感じられる場合
：− 〔実験例 ２〕 塩化カルシウム（和光社製）を塩化カルシウム
（セントラル社製）に代えて使用し、その他はす
べて実験例１と同様に処理した。この結果を第２
表及び第３表に示す。
【表】
【表】
実験例１の脱臭剤について、その吸湿または吸
水性を測定した。この結果を第６図に示す。但し
測定方法は脱臭剤を10ｇずつポリカツプ（120ml）
に入れて、湿度90％の恒温室に載置してその重量
変化を日毎に測定したものである。但し第６図に
於いては、比較のために「サンウエツト」だけを
10ｇ使用した場合も併記した。第６図中実線は実
験例１の脱臭剤を、点線は「サンウエツト」単独
の場合を示す。 保水剤と乾燥剤からなる脱臭剤２はアミン系及
びアンモニヤ臭の脱臭効果に優れるが他の臭成分
の脱臭はあまり充分といえないので、第１図の実
施例のように、上記脱臭剤２のみを用いる場合に
は、公知の脱臭具と組合せて使用することが好ま
しい。勿論第２図乃至第４図の実施例のように上
記脱臭剤２と公知の脱臭剤２′を組合せて使用す
ることにより、脱臭剤２の弱点を補うことがで
き、この場合には単独で冷蔵庫内で発生する臭成
分に対し充分に脱臭剤として機能し得る。 このような脱臭剤２は保水剤の水分吸収につ
れ、重量を増加して行き、重量増加が限界に至る
と脱臭効果を失なう。容器１はこの脱臭剤２の重
量増加につれバネ４に抗して重量降下して行き、
この降下量は表示部５に表示されるので、この表
示部５を目視で確認することによつて、取換え時
期を正確に容易に知ることができる。 考案の効果 本考案脱臭具は、従来の脱臭剤では殆んど脱臭
することのできないアミン系及びアンモニヤ臭に
対し極めて優れた脱臭効果を発揮し得ると共に、
取換え時期を表示部５を目視で確認することによ
つて正確に容易に知ることができる特長を有す
る。
水性を測定した。この結果を第６図に示す。但し
測定方法は脱臭剤を10ｇずつポリカツプ（120ml）
に入れて、湿度90％の恒温室に載置してその重量
変化を日毎に測定したものである。但し第６図に
於いては、比較のために「サンウエツト」だけを
10ｇ使用した場合も併記した。第６図中実線は実
験例１の脱臭剤を、点線は「サンウエツト」単独
の場合を示す。 保水剤と乾燥剤からなる脱臭剤２はアミン系及
びアンモニヤ臭の脱臭効果に優れるが他の臭成分
の脱臭はあまり充分といえないので、第１図の実
施例のように、上記脱臭剤２のみを用いる場合に
は、公知の脱臭具と組合せて使用することが好ま
しい。勿論第２図乃至第４図の実施例のように上
記脱臭剤２と公知の脱臭剤２′を組合せて使用す
ることにより、脱臭剤２の弱点を補うことがで
き、この場合には単独で冷蔵庫内で発生する臭成
分に対し充分に脱臭剤として機能し得る。 このような脱臭剤２は保水剤の水分吸収につ
れ、重量を増加して行き、重量増加が限界に至る
と脱臭効果を失なう。容器１はこの脱臭剤２の重
量増加につれバネ４に抗して重量降下して行き、
この降下量は表示部５に表示されるので、この表
示部５を目視で確認することによつて、取換え時
期を正確に容易に知ることができる。 考案の効果 本考案脱臭具は、従来の脱臭剤では殆んど脱臭
することのできないアミン系及びアンモニヤ臭に
対し極めて優れた脱臭効果を発揮し得ると共に、
取換え時期を表示部５を目視で確認することによ
つて正確に容易に知ることができる特長を有す
る。
第１図は本考案の一実施例を示す一部切欠き正
面図、第１−Ａ図は第１図の〜線に沿う断面
図、第２図は本考案の他の実施の一例を示す一部
切欠き正面図、第２−Ａ図は第２図の〜線に
沿う断面図、第３図は本考案の更に他の実施の一
例を示す一部切欠き正面図、第３−Ａ図は第３図
の〜線に沿う断面図、第４図は本考案の更に
他の実施の一例を示す一部切欠き正面図、第４−
Ａ図は第４図の−線に沿う断面図、第５図は
本考案の更に他の実施例を示す縦断正面図、第６
図は本考案に於て用いる脱臭剤の吸湿及び吸水性
試験の結果を示すグラフである。 図に於て、１は容器、２，２′は脱臭剤、３は
支持部材、４はバネ、５は表示部である。
面図、第１−Ａ図は第１図の〜線に沿う断面
図、第２図は本考案の他の実施の一例を示す一部
切欠き正面図、第２−Ａ図は第２図の〜線に
沿う断面図、第３図は本考案の更に他の実施の一
例を示す一部切欠き正面図、第３−Ａ図は第３図
の〜線に沿う断面図、第４図は本考案の更に
他の実施の一例を示す一部切欠き正面図、第４−
Ａ図は第４図の−線に沿う断面図、第５図は
本考案の更に他の実施例を示す縦断正面図、第６
図は本考案に於て用いる脱臭剤の吸湿及び吸水性
試験の結果を示すグラフである。 図に於て、１は容器、２，２′は脱臭剤、３は
支持部材、４はバネ、５は表示部である。
Claims (1)
- 有効成分として少なくとも保水剤及び乾燥剤を
含有する脱臭剤を収納した通気性容器と、上記容
器を保水剤の吸湿、吸水につれる重量増加につれ
てバネに抗して重力降下し得るように支持する支
持部と、更に上記容器の降下量を表示する表示部
を、具備していることを特徴とする脱臭具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3662184U JPS60147437U (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | 脱臭具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3662184U JPS60147437U (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | 脱臭具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60147437U JPS60147437U (ja) | 1985-09-30 |
| JPH0117312Y2 true JPH0117312Y2 (ja) | 1989-05-19 |
Family
ID=30541973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3662184U Granted JPS60147437U (ja) | 1984-03-13 | 1984-03-13 | 脱臭具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60147437U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5800460B2 (ja) * | 2010-02-01 | 2015-10-28 | 株式会社ダイセル | メタ珪酸アルミン酸マグネシウムを含有するたばこフィルタ |
| JP5838409B2 (ja) * | 2011-01-25 | 2016-01-06 | 富士シリシア化学株式会社 | 吸湿器具 |
-
1984
- 1984-03-13 JP JP3662184U patent/JPS60147437U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60147437U (ja) | 1985-09-30 |
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