JP2000202011A - 消臭除湿シ―ト - Google Patents

消臭除湿シ―ト

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JP2000202011A
JP2000202011A JP11004086A JP408699A JP2000202011A JP 2000202011 A JP2000202011 A JP 2000202011A JP 11004086 A JP11004086 A JP 11004086A JP 408699 A JP408699 A JP 408699A JP 2000202011 A JP2000202011 A JP 2000202011A
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JP
Japan
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deodorizing
silica gel
dehumidifying
sheets
absorbed
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Pending
Application number
JP11004086A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Koganei
隆志 小金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ST Chemical Co Ltd
Original Assignee
ST Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷き布団等の布団を天日に晒して乾燥、殺菌
する作業を不要とし、体の不自由な人や老人等の負担を
軽くする。 【解決手段】 通気性、透光性を有する2枚のシート
2、2を重ね合わせるとともに、両シート2、2間の複
数箇所を熱融着等によって一体に接合して、接合部3に
よって囲まれるシート2、2間に複数の吸収室4を形成
し、吸収室4内に消臭剤5と除湿剤6とを所定の割合で
所定量充填する。消臭剤5には酸化亜鉛と酸化チタンが
用いられ、除湿剤6にはシリカゲルが用いられ、シリカ
ゲルによって水分が吸収され、酸化亜鉛によって臭いが
吸収される。シリカゲルが飽和状態になった場合に全体
を天日に晒すと、水分が蒸発してシリカゲルが初期の状
態に復帰するとともに、酸化亜鉛が吸収した臭いは酸化
チタンが太陽光を媒体として分解、除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は消臭除湿シートに
関し、特に、敷き布団等の布団の消臭・除湿用として有
効な消臭除湿シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】寝具として使用される敷き布団等の布団
は、真綿、羽毛等を布地で縫いくるんだものであって、
保温性、吸水性に優れた機能を有するため、季節に拘ら
ずに人体を保温することができるとともに、人体から放
出された汗等の水分を吸収することができ、快適な睡眠
を提供することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の敷き布団等の布団にあっては、長期間使用
を続けた場合に、吸収した汗等の水分によってふんわり
感がなくなるとともに汗等に含まれる臭いが染み込んで
しまうため、初期の快適さがなくなる。このため、定期
的に天日に晒して全体を乾燥、殺菌する作業が必要とな
り、老人や体の不自由な人にとってはその作業が負担と
なる。
【0004】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、敷き布団等の布団を定
期的に天日に晒して全体を乾燥、殺菌するような作業を
不要とすることができ、そのような作業から老人や体の
不自由な人を解放することができる消臭除湿シートを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
問題点を解決するために、少なくとも何れか一方が通気
性及び透光性を有する2枚のシートを重ね合わせるとと
もに、両方シート間の複数箇所を一体に接合して、接合
部によって囲まれる部分に少なくとも一つの吸収室を形
成し、該吸収室内に消臭剤と除湿剤とを所定の割合で所
定量充填した手段を採用したものである。また、前記消
臭剤は、臭いを吸収する酸化亜鉛と光により臭いを分解
する酸化チタンとからなり、前記除湿剤は水分を吸収す
るシリカゲルからなる手段を採用したものである。さら
に、前記吸収室の表面の一部に、吸収室の湿度に応じて
色を変化させるインジケータを設けた手段を採用したも
のである。
【0006】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、敷き布団等の布団の下に消臭除湿シートを敷いて
おくと、敷き布団等の布団が人体から吸収した汗等の水
分を各吸収室内の除湿剤が吸収するとともに、敷き布団
等の布団に染み込んだ汗等の水分に含まれる臭いを各吸
収室内の消臭剤が吸収することになる。そして、水分、
臭いを吸収した消臭除湿シートを天日に晒すと、除湿剤
が吸収した水分が蒸発して除湿剤が初期の乾燥状態に戻
るとともに、消臭剤が吸収した臭いが太陽光を媒体とし
て分解されて除去されることになる。さらに、各吸収室
内の湿度は、吸収室の表面に設けたインジケータの色の
変化を監視することにより、管理できることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1及び図2には、この発明
による消臭除湿シートの一実施の形態が示されていて、
この消臭除湿シート1は、2枚のシート2、2を重ね合
わせるとともに、両シート2、2間を接合して内部に複
数の吸収室4を形成し、各吸収室4内に消臭剤5と除湿
剤6とを所定の割合で所定量充填したものである。
【0008】各シート2は、通気性を有するとともに、
透過性(太陽光を透過させる性質)を有する素材から形
成されるものである。材質としては、PE、PP、PE
T、芯材としてPET、NY、PP、その外側をPP、
PEよりなる芯鞘繊維により構成された、織布、不織
布、網状物などが挙げられる。使用時のこすれに対する
強さ、熱加工のしやすさ、強度等の点で芯材としてPE
T外側をPEよりなる芯鞘繊維により構成された不織布
を用いることが好ましい。不織布の目付は強度、通気
性、光透過性の点から決めることができるが、20g/
2 〜150g/m2 が好ましい。各シート2は、用途
に応じた形状、大きさに形成することができる。
【0009】2枚のシート2、2は、熱融着等によって
周縁部間が一体に接合されて袋状に形成されるととも
に、2枚のシート2、2間が熱融着等によって格子状に
一体に接合され、接合部3によって囲まれる2枚のシー
ト2、2間に複数の四角形状の吸収室4が形成されるよ
うになっている。
【0010】各吸収室4内には、消臭剤5と除湿剤6と
が所定の割合で所定量充填されるようになっている。こ
の場合、消臭剤5としては、酸化亜鉛の粒状物と酸化チ
タンの粒状物とを混合したものが用いられ、除湿剤6と
しては、シリカゲルの粒状物が用いられる。酸化亜鉛は
臭いを吸収する性質を有し、酸化チタンは酸化亜鉛が吸
収した臭いを太陽光を媒体として分解する性質を有す
る。なお、消臭剤5と除湿剤6の組合わせは、前述した
組合わせに限定することなく、同様の性質を有するもの
であれば他の組合わせであってもよいものである。消臭
剤と除湿剤の割合はコストと消臭効果、除湿効果の点か
ら1:5〜1:20の範囲になるように各吸収室4に充
填されている。
【0011】一部の吸収室4の表面の一部には、吸収室
4の湿度に応じて色を変化させるインジケータ7が設け
られており、このインジケータ7の色を監視することに
より、各吸収室4内のシリカゲルの吸水状態を管理する
ことができるようになっている。
【0012】そして、上記のように構成した消臭除湿シ
ート1を例えば敷き布団の下に敷くと、人体から放出し
た汗等の水分は敷き布団を通して消臭除湿シート1の各
吸収室4のシリカゲルに更に吸収されることになる。
【0013】また、汗等に含まれる臭いは敷き布団を通
して消臭除湿シート1の各吸収室4の酸化亜鉛に更に吸
収されることになる。
【0014】したがって、敷き布団の真綿等に汗等の水
分や汗等に含まれる臭いが吸収されたままの状態となる
ようなことはなく、敷き布団の真綿等を乾燥した臭いの
染み込んでいない初期の状態に保つことができることに
なる。
【0015】そして、消臭除湿シート1の各吸収室4内
のシリカゲルが水分を吸収して例えば飽和状態になる
と、各吸収室4の表面の一部に設けてあるインジケータ
7が色を変化させることになるので、この色の変化を監
視することにより、シリカゲルの状態を管理することが
できることになる。
【0016】そして、シリカゲルが飽和状態になった場
合に、消臭除湿シート1を天日に晒すと、シリカゲルが
吸収した水分が蒸発してシリカゲルが初期の乾燥した状
態に戻るとともに、酸化亜鉛が吸収した臭いは酸化チタ
ンが太陽光を媒体とすることにより分解、除去されるこ
とになる。
【0017】上記のように構成したこの実施の形態によ
る消臭除湿シート1にあっては、敷き布団等の下に敷い
ておくことにより、敷き布団等の湿気、臭いを完全に除
去することができることになるので、敷き布団等を定期
的に天日に晒して乾燥、殺菌するような作業が不要とな
り、体の不自由な人や老人等の負担を軽くすることがで
きることになる。
【0018】また、消臭除湿シート1を定期的に天日に
晒すことにより、消臭除湿シート1を常に初期の機能を
発揮する状態に維持することができるので、長期的に敷
き布団等の布団をふんわり感のある状態に維持すること
ができ、快適な睡眠を提供することができる事になる。
【0019】なお、前記の説明においては、この実施の
形態による消臭除湿シート1を敷き布団の下に敷いた
が、これに限定することなく、他の部分に使用するよう
にしてもよいものである。
【0020】
【発明の効果】この発明は前記のように構成したことに
より、消臭除湿シートを例えば敷き布団の下に敷いてお
くと、敷き布団が人体から吸収した汗等の水分を各吸収
室の除湿剤が吸収するとともに、敷き布団が人体から吸
収した汗等に含まれる臭いを各吸収室の吸収剤が吸収す
ることになる。したがって、敷き布団を定期的に天日に
晒して乾燥、殺菌するような作業が不要となり、老人や
体の不自由な人の負担を軽くすることができることにな
るとともに、敷き布団を初期の乾燥した臭いの染み込ん
でいない状態に保つことができるので、快適な睡眠を提
供することができることになる。また、各吸収室内の除
湿剤であるシリカゲルが水分を吸収して飽和状態になっ
た場合に消臭除湿シートを天日に晒すと、シリカゲル中
に含まれる水分が蒸発してシリカゲルが初期の乾燥した
状態に戻るとともに、消臭剤の酸化亜鉛が吸収した臭い
は消臭剤の酸化チタンが太陽光を媒体とすることにより
分解、除去されることになる。したがって、定期的に消
臭除湿シートを天日に晒すことにより、敷き布団を初期
の乾燥した臭いの染み込んでいない状態に保つことがで
き、長期的に快適な睡眠を提供することができることに
なる。さらに、吸収室の表面の一部にインジケータを設
けたことにより、インジケータの色を監視することによ
り、各吸収室内のシリカゲルの状態を管理することがで
きることになり、消臭除湿シートを常に一定の機能を発
揮できる状態に維持することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による消臭除湿シートの一実施の形態
を示した説明図である。
【図2】図1に示すもののA−A線断面図である。
【符号の説明】
1……消臭除湿シート 2……シート 3……接合部 4……吸収室 5……消臭剤 6……除湿剤 7……インジケータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも何れか一方が通気性及び透光
    性を有する2枚のシートを重ね合わせるとともに、両方
    シート間の複数箇所を一体に接合して、接合部によって
    囲まれる部分に少なくとも一つの吸収室を形成し、該吸
    収室内に消臭剤と除湿剤とを所定の割合で所定量充填し
    たことを特徴とする消臭除湿シート。
  2. 【請求項2】 前記消臭剤は、臭いを吸収する酸化亜鉛
    と光により臭いを分解する酸化チタンとからなり、前記
    除湿剤は水分を吸収するシリカゲルからなる請求項1記
    載の消臭除湿シート。
  3. 【請求項3】 前記吸収室の表面の一部に、吸収室の湿
    度に応じて色を変化させるインジケータを設けた請求項
    1又は2記載の消臭除湿シート。
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