JP3056573U - 消臭防虫抗菌マット - Google Patents
消臭防虫抗菌マットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アクリレート系繊維からなるアンモニア消臭マ
ットを使用し易くするとともに、その耐久性、防虫性、
抗菌性を向上すること。 【解決効果】第1層1として、保温性および/または通
気性を有する布地、第2層2として、アンモニア臭を化
学吸着して消臭する機能と防虫機能と抗菌機能とを有
し、かつ、洗濯して吸着したアンモニアを除去できるア
クリレート系繊維からなる不織布を、第3層3として、
軟質熱可塑性合成樹脂からなる防水フィルムを、順次積
層した消臭防虫抗菌マット。
ットを使用し易くするとともに、その耐久性、防虫性、
抗菌性を向上すること。 【解決効果】第1層1として、保温性および/または通
気性を有する布地、第2層2として、アンモニア臭を化
学吸着して消臭する機能と防虫機能と抗菌機能とを有
し、かつ、洗濯して吸着したアンモニアを除去できるア
クリレート系繊維からなる不織布を、第3層3として、
軟質熱可塑性合成樹脂からなる防水フィルムを、順次積
層した消臭防虫抗菌マット。
Description
【0001】
ベッドシーツなどの寝装用品、トイレシーツなどのマット。
【0002】
アンモニア臭を化学吸着して、消臭するアクリレート系繊維からなる不織布を 用いた消臭マットは既に知られている。しかし、公知のマットは、前記不織布を 使用し易いように、また、耐久性を付与する工夫が十分とは言えない。
【0003】
アンモニア消臭マットを使用し易くするとともに、その耐久性、防虫性、抗菌 性を向上すること。
【0004】 (第1考案の技術的手段) 第1層1として、綿織物または麻織物または化学繊維織物からなる通気性布地 、 第2層2として、アンモニア臭を化学吸着して消臭する機能と防虫機能と抗菌 機能とを有し、かつ、洗濯して吸着したアンモニアを除去できるアクリレート系 繊維からなる不織布を、 第3層3として、軟質熱可塑性合成樹脂からなる防水フィルムを、順次積層し た消臭防虫抗菌マット。
【0005】 (第2考案の技術的手段) 第1層1として、毛織物からなる通気性と保温性を有する布地、 第2層2として、アンモニア臭を化学吸着して消臭する機能と防虫機能と抗菌 機能とを有し、かつ、洗濯して吸着したアンモニアを除去できるアクリレート系 繊維からなる不織布を、 第3層3として、軟質熱可塑性合成樹脂からなる防水フィルムを、 順次積層した消臭防虫抗菌マット。
【0006】 (第1考案の効果) 第2層の不織布の表面に綿織物または麻織物または化学繊維織物からなる通気 性布地は寝心地がよく、また、第2層の不織布の耐久性が良くなる。また、通気 性布地は不織布の消臭、防虫抗菌効果を阻害しない。 第2層の不織布の裏面に防水フィルムを接着したので、湿気が下の布団などを 汚すことを防ぐことができる。
【0007】 (第2考案の効果) 第1考案と異なり、第1層として、通気性と保温性を有する布地、すなわち、 毛織物を用いたので、使用中、第2層2の不織布とともに保温効果を増すことが できる。また、不織布の消臭、防虫抗菌効果を阻害しない。 前記以外の効果は第1考案と変わらない。
【0008】 (第1考案の実施の形態) 図1において: 1:第1層で、綿織物または麻織物または化学繊維織物からなる通気性布地が 用いられる。 2:第2層で、アンモニア臭を消臭するとともに防虫機能と抗菌機能とを有す る、アクリレート系繊維からなる不織布である。 3:第3層で、熱可塑性合成樹脂たとえば塩化ビニール、ポリエチレンなどか らなる防水フィルムである。
【0009】 第1層1、第2層2、第3層3は、積層するため接着剤などで貼着される。 第1層1の通気性布地は、通気性があるので、第2層2の不織布のアンモニア 消臭機能、防虫抗菌機能を阻害することはない。 また第3層3の防水フィルムは、湿気が下の布団などを汚すことを防止し、第 2層の不織布の防虫、消臭抗菌機能を保護する役目をする。
【0010】 第2層2の不織布としては、たとえば東洋紡績株式会社の商品名“ディスメル ”という繊維が用いられる。 本考案第2層2の不織布の機能を前記“ディスメル”の機能を参照して説明す る。 a.消臭機能: 人体より蒸排泄される汁、尿の中に含まれるアンモニアを吸着し、消臭する繊 維からならなる不織布として用いられる。
【0011】 a1:アンモニア吸着量、 飽和アンモニアガス吸着量 ml/g 本考案第2層の不織布 10 活性炭繊維 30 ヤシガラ活性炭 15
【0012】 a2:アンモニア吸着速度、 図3、図4に示す通りである。 図2、4に示す試験の諸元は次の通りである。
【図3】
【図4】 試料の重さ:1g 試験容器:1リットルテトラパック、 容器内のガス量:1リットル、 ガスの初期濃度:アンモニア 200ppm 20ppm ガス測定方法:北川式検知管
【0013】 b.洗濯機能: 第1考案第2層2の不織布の洗濯機能は次の通りである。 b1.中性洗剤での洗濯後に(例えば料理用米酢を訳200ccの目安で添加 し、最後のすすぎ洗いをした後)、つづいて水洗いすることにより、100%回 復する。
【0014】 b2.天日干しするだけでも80%回復する。 第1考案では、第2層2の不織布の表裏に第1層1、第3層3を積層するが、 第1層1は通気性を有する布地であるため、第3層3は薄いフィルムであるため 、通気性、防虫性、洗濯機能を全く損なうことがない。
【0015】 c.防虫機能: また第2層の不織布には蝿などが寄りつかなくなる防虫機能を有する。
【0016】 d.抗菌機能: 第2層の不織布にはまた、防虫効果とともに、細菌類を寄せつけない抗菌機能 を有する。
【0017】 (第2考案の実施の形態) 第2考案は第1考案、第1層の布地が保温性を有する点において異なる。した がって、使用に際して、暖かみを感ずる点において、第1考案と異なる。
【0018】
【提出日】平成9年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【0011】 a1:アンモニア吸着量 ml/g 活性炭繊維 30 ヤシガラ活性炭 15 本考案第2層の不織布は、活性炭繊維、ヤシガラ活性炭に劣らない吸着量 を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】 図3、図4に示す通りである。 図3、図4に示す試験の諸元は次の通りである。
【図3】
【図4】 試料の重さ: 1g 試験容器 : 1リットルテトラパック 容器内のガス量 : 1リットル アンモニアガスの初期濃度 : (図3) 200ppm (図4) 20ppm ガス測定方法:北川式検知管
【提出日】平成9年11月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 図3,図4に示す通りである。 図3、図4に示す試験の諸元は次の通りである。 試料の重さ: 1g 試験容器 :1リットルテトラパック 容器内のガス量:1リットル オンモニアガスの初期濃度 (図3) 200ppm (図4) 20ppm ガス測定方法 : 北川式検知管
【提出日】平成10年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】 図3,図4に示す通りである。 図3,図4に示す試験の諸元は次の通りである。 試料の重さ: 1g 試験容器 :1リットルテトラパック 容器内のガス量:1リットル オンモニアガスの初期濃度: (図3) 200ppm (図4) 20ppm ガス測定方法: 北川式検知管
【図1】 第1考案の断面図、
【図2】 第2考案の断面図、
【図3】 高濃度の場合のアンモニア吸着速度の試験結
果を示す。
果を示す。
【図4】 同じく低温度の場合を示す。
1:第1層、2:第2層、3:第3層。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (2)
- 【請求項1】 第1層1として、綿織物または麻織物ま
たは化学繊維織物からなる通気性布地、 第2層2として、アンモニア臭を化学吸着して消臭する
機能と防虫機能と抗菌機能とを有し、かつ、洗濯して吸
着したアンモニアを除去できるアクリレート系繊維から
なる不織布を、 第3層3として、軟質熱可塑性合成樹脂からなる防水フ
ィルムを、順次積層した消臭防虫抗菌マット。 - 【請求項2】 第1層1として、毛織物からなる通気性
と保温性を有する布地、 第2層2として、アンモニア臭を化学吸着して消臭する
機能と防虫機能と抗菌機能とを有し、かつ、洗濯して吸
着したアンモニアを除去できるアクリレート系繊維から
なる不織布を、 第3層3として、軟質熱可塑性合成樹脂からなる防水フ
ィルムを、順次積層した消臭防虫抗菌マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010010U JP3056573U (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 消臭防虫抗菌マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010010U JP3056573U (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 消臭防虫抗菌マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3056573U true JP3056573U (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=43190537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997010010U Expired - Lifetime JP3056573U (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 消臭防虫抗菌マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056573U (ja) |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP1997010010U patent/JP3056573U/ja not_active Expired - Lifetime
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