JPS6213943Y2 - - Google Patents

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JPS6213943Y2
JPS6213943Y2 JP1982080061U JP8006182U JPS6213943Y2 JP S6213943 Y2 JPS6213943 Y2 JP S6213943Y2 JP 1982080061 U JP1982080061 U JP 1982080061U JP 8006182 U JP8006182 U JP 8006182U JP S6213943 Y2 JPS6213943 Y2 JP S6213943Y2
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JP
Japan
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plate
objects
corner
groove
presser
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Expired
Application number
JP1982080061U
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English (en)
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JPS58183337U (ja
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Priority to JP8006182U priority Critical patent/JPS58183337U/ja
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Publication of JPS6213943Y2 publication Critical patent/JPS6213943Y2/ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、光学または電子材料として有用なフ
オトマスク用石英ガラス等の塵埃を嫌う硬質の多
角形板状物を多数、個別に収納するための包装用
容器に係わるものである。
(従来の技術) 従来、石英ガラスを原版とし、シリコンウエー
ハ上に巾が数μm程度の線を描くフオトエツチン
グを行うにあたつては、これから得られる集積回
路の精度向上の目的から空気中の塵埃を浄化装置
等により極力除去することが必要とされ、これに
伴ない、ここで使用する石英ガラスやシリコンウ
エハ自体も、同様に清浄化することが要求されて
いる。このためこれら石英ガラス等を保管、輪送
するための容器にもまた、その収納物に異物が付
着するのを防止する配慮が求められている。
これらの物品の収納容器としては、例えば第1
図に縦断面図で示したように、長方体状の容器本
体1をポリプロピレン等の比較的粘弾性に富む合
成樹脂で形成し、その長手方向の相対する側部内
壁に、第2図に示すような複数個のフイン2を設
け、これにより石英ガラス板Gを個別に垂直に保
持すると共に、蓋体3の長手方向の天板のほぼ中
央に、ポリエチレン製の断面が逆Y字形の押え具
4を備えたものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような収納容器に石英
ガラスの薄板を収納するときは、これを個別に上
方よりフインに沿つて挿入するため、薄板の左右
両端部、とくにその下端の角隅部が容器の内壁や
フインに接触し、これによつてガラス板を傷つ
け、摩耗粉を発生させるとともに、装入後の輪送
に際しても、この容器では薄板をその底辺のみで
支持するものであるため不安定であり、衝撃や振
動に伴つて下端部の角隅部や側面部に摩耗粉を生
じ易く、これらが石英ガラスに付着して、集積回
路等に重大な影響を与えるという不利があつた。
他方、上述した摩耗粉の発生を防止する目的で石
英ガラスの端面を平滑化することも試みられてい
るが、これによつても摩耗粉の発生を皆無とする
ことはできず、却つて石英ガラスを保持し難くす
ることのために取扱いに不都合を生じていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述したような従来の欠点を除去した
包装用容器を提供しようとするものであつて、こ
れを、多角形板状物を個別に収納する、多数の受
容部を備えた容器本体と、これらの板状物を内面
に設けた押え具により保持する上蓋とからなり、
容器本体の底板がその中央部に板状物の配列方向
へ伸びる一体に連接して形成された、底部に小溝
を有する断面V字状の凹溝を備え、このV字状の
凹溝が板状物の1つの角隅部に等しい内角と、そ
の角隅部を挟む2辺の長さよりも短かい幅の2枚
の側板とから構成され、この両側板の内側面に多
数のフインを幅方向へ設けてそれぞれのフイン間
に多角形板状物をその2辺において垂直に支持す
る多数の受容部を形成するとともに、上蓋の押え
具がその接触面を板状物の別の角隅部を挟んで相
対する斜め方向の2線上に位置して左右対称に設
けられていることを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の詳細を図面に示した実施例に基
いて説明する。
第3図は本考案に係る包装用容器の概略を示す
縦断面図で、11はその容器本体である。図に示
すように、一体に連接して形成された底板の中央
部には、収納物の配列方向に伸びる断面V字状の
凹溝12があり、更にその両内側面には第5図に
断面形状を示す多数の保持用フイン12a……が
それぞれ互いに等しいピツチで、幅方向にひだ状
に配列されていて、それぞれのフイン間12b
に、本容器の収納物である多角形板状物Aを個別
にその1つの角隅部を挟む2辺において垂直に支
持する受容部を形成している。
この保持用フイン12aは板状物Aの支持と共
に容器の輪送時における振動や衝撃に対する保護
の役目を果し、その断面形状は第5図に示した台
形状のほか、三角形状、半円状にすることができ
る。
板状物の受容部を形作るV字状の凹溝12の開
き角度αは輸送時の振動防止の見地からこれに接
する板状物の角隅部の角度βと同一にすることが
必要である。この凹溝12の底部形状は第4図に
示すようにその最下部に任意の断面形状を有する
小溝14を設け、板状物の角隅部の稜線部が容器
に直接接触しないように構成すること、またV字
形凹溝12を構成する左右の両側壁部の長さaを
第3図に示すように板状物の側壁に接する一辺の
長さbよりも短かくし、V字状の凹溝12の側壁
に板状物の他の角隅部が接触しないように構成す
ることも必要であり、これによれば摩耗粉の発生
をより効果的に防止することができる。
なお、この本体11の底部構造については、前
記した必須条件を除けば、特に制限はなく、例え
ば第3図に示すような基枠16を備えていてもよ
い。
つぎに上蓋13は第3図に示すような断面が屋
根形状のものの他にドーム状あるいは方形状のも
のにすることができるが、この上蓋13の内面に
は板状物Aの振動、衝撃による摩耗粉の発生を防
止するために、その上縁を保持するための押え具
15を、その接触面が板状物の上縁の別の角隅部
を挟んで相対する斜め方向の2線上に位置して左
右対称に配設することが必要で、この押え具15
は板状物Aの配列方向に沿つて一体成形されたも
のとしてもよく、あるいは配列されている多数の
板状物を個別的に押えるような構造のものとして
もよい。この押え具15の断面形状については円
形、角形、異形のいずれでもよく、またこの押え
具15の材質には一般の合成樹脂、天然あるいは
合成ゴム等をあげることができるが、これらのう
ちでも弾性を有するものを使用した場合には板状
物を弾発的に保持することができ、その目的を一
層確実に達成することができる。
上記した上蓋13は、第3図に示すようにその
下部周縁において容器本体に嵌合自在に形成した
り、あるいは本体の開口端部に嵌合する溝を上蓋
に設けた構造としてもよく、さらに該上蓋はは本
体に任意の方法、例えばヒンジ結合あるいはピボ
ツト結合などにより結合一体化し開閉自在として
もよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案になる包装用容器
によれば、収納物としての多角形板状物の各角隅
部を受容部に直接接触させずに収納するものであ
るため、これに板状物を上方より挿脱するときに
フインや側壁間でその角隅部が擦れ合うことなく
手ぎわ良く作業が進められるほか、板状物がその
1つの角隅部を挟む2辺において垂直に支持され
るため重心的に安定であり、上蓋の押え具による
保持効果と共に、輸送中における振動の影響を最
少限に止め、摩耗粉の発生を極力防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の収納容器の縦断面図、第2図は
その内壁構造を示す部分横断面図、第3図は本考
案にかかわる包装用容器の概略を示す断面説明
図、第4図はその要部の構成を示す縦断面図、第
5図は凹溝を形成する一方の側壁の長手方向につ
いての断面図である。 主要な符号の説明、11……容器本体、12…
…凹溝、12a……フイン、13……上蓋、14
……小溝、15……押え具、A……板状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多角形板状物を個別に収納する、多数の受容部
    を備えた容器本体と、これらの板状物を内面に設
    けた押え具により保持する上蓋とからなり、容器
    本体の底板がその中央部に板状物の配列方向へ伸
    びる一体に連接して形成された、底部に小溝を有
    する断面V字状の凹溝を備え、このV字状の凹溝
    が板状物の1つの角隅部に等しい内角と、その角
    隅部を挟む2辺の長さよりも短かい幅の2枚の側
    板とから構成され、この両側板の内側面に多数の
    フインを幅方向へ設けてそれぞれのフイン間に多
    角形板状物をその2辺において垂直に支持する多
    数の受容器を形成するとともに、上蓋の押え具が
    その接触面を板状物の別の角隅部を挟んで相対す
    る斜め方向の2線上に位置して左右対称に設けら
    れていることを特徴とする包装用容器。
JP8006182U 1982-05-31 1982-05-31 包装用容器 Granted JPS58183337U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8006182U JPS58183337U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8006182U JPS58183337U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 包装用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58183337U JPS58183337U (ja) 1983-12-06
JPS6213943Y2 true JPS6213943Y2 (ja) 1987-04-10

Family

ID=30089220

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JP8006182U Granted JPS58183337U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 包装用容器

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030756A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Jsp Corp ガラス基板搬送用ボックス及びガラス基板搬送用包装体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647067A (en) * 1979-09-25 1981-04-28 Olympus Optical Co Ltd Book carrier of electrophotographic copier

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JPS5647067A (en) * 1979-09-25 1981-04-28 Olympus Optical Co Ltd Book carrier of electrophotographic copier

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JPS58183337U (ja) 1983-12-06

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