JP2506317Y2 - マスク収納容器 - Google Patents

マスク収納容器

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JP2506317Y2
JP2506317Y2 JP14362889U JP14362889U JP2506317Y2 JP 2506317 Y2 JP2506317 Y2 JP 2506317Y2 JP 14362889 U JP14362889 U JP 14362889U JP 14362889 U JP14362889 U JP 14362889U JP 2506317 Y2 JP2506317 Y2 JP 2506317Y2
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Japan
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mask
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lid
rib
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JP14362889U
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忠三郎 大塚
敏嗣 矢島
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器内に収容した半導体関連のマスク原
板,フォトマスク板などの基板を損傷,汚染から防いで
安全に輸送又は保管するためにマスク容器に用いられる
マスク支持構造の改良、特にマスク端縁を担持するマス
ク収納容器に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、半導体関連のフォトマスク原板などの基板
は、その取扱いが極めてクリーンな状態で要求され、ク
リーンルーム内での取扱いが普通で、このマスクを損
傷,汚染から守るために取扱上、運搬用の密閉容器内に
多数枚を安全に配列保持収容することが知られている。
従来、この輸送用容器内では、多数枚の各マスクを互
いに接触しないように、一定間隔をおいて個別に収容す
るのに弾性片を持ったマスク収納容器などにより弾性的
に保持して、輸送中の振動によるマスクの破損やガタつ
き摩擦接触によって生ずる微粉によってマスクが汚染さ
れるのを防止していて使用されることが多いが、搬送中
に原板破損や損傷がないように適確に容器内で衝撃を吸
収して緩衝的に保持することが重要になって来ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来の弾性部材のマスク収納容器は、通常
マスクへの汚染破損防止からプラスチック製内箱を入れ
たり、トレイをクッション材として介在配備しても、こ
れら保持部材とのクッション作用が充分でなくガタつき
によってフォトマスク面を汚したり、レジスト膜の破損
を来すおそれがあるし、輸送中の振動によってマスクと
絶えず滑りながら接触し微粉を生ずるため、或いは蓋体
開閉時の取扱いによる摩擦接触で微粉発生となるためマ
スクの汚染防止という点では完全なものではなく、しか
もマスクを個別に支持するものであるため、それぞれは
隣接する弾性片と所定の間隙を保って独立していること
が必要で、取扱上煩雑となるなどの問題があった。
本考案では、これら従来の諸問題を解決しようとする
もので、マスクの安定した担持が可能で、マスクの容器
内での衝撃吸収保持が著しく向上でき、しかも担持させ
る取扱操作も簡便にできるマスク収納容器を構成容易で
安価に提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、マスクMの多数枚を収容する容器Aに蓋体
Bが開閉自在に嵌装され、該容器Aの対向する面内側面
に各マスクMをそれぞれ一定間隔において配列担持しう
る弾性リブ1を複数並列突設して各弾性リブ1,1間にマ
スク収納溝2を形成したマスク収納容器であって、前記
蓋体Bにマスクの配列方向に沿って延在する凹溝軌条状
の係止部3を天壁内面に間隔をおいて一対配備し、この
係止部3にマスクの配列方向に沿って延在するリブ状の
係止片4の上端部を嵌挿、嵌脱し、リブ状の係止片4の
下端部はマスクの配列方向に沿って延在する平板状のマ
スク押え片5が設けられ、該マスク押え片5におけるマ
スク配列方向に沿った一端縁部には、各マスクの上端部
に当接する爪部6が多数垂直下方向に立設され、そして
前記マスク押え片5におけるマスク配列方向に沿った他
端縁部には、各マスク側面に当接する当接部7が垂直下
方向に立設され、さらに、該当接部7の先端には蓋体側
面内壁に当接する当接部8が水平方向に立設されている
ものである。
〔作用〕
本考案のマスク収納容器では、蓋体Bをあけてマスク
Mを容器Aの弾性リブ1,1間の収納溝2に沿って個別に
挿入し、そのマスク下面を載置する内底面にある曲面軌
条部9上に乗せたのち、蓋体Bを覆せると、蓋体Bの内
面にマスクの配列方向に沿ってあるマスク押え片5の爪
部6が、それぞれマスク上端面に嵌まり込んで押え、か
つ係止片4を支点として当接部7,8が移動してマスク側
面と蓋体側面内壁とに押圧されて、各マスクMを上下及
び両側から弾性的に浮遊状態で担持し、緩衝性も良好と
なって容器内での間隙をおいての保持維持が適確で安定
した状態でマスクを収容でき、しかもマスクは収納溝の
隙間をおいてそれぞれ個別に支持されるため、輸送中に
おける振動に充分に対応し、緩衝的保持で安全性が大幅
に高められ、マスクが底部から外れて他の部品と接触し
微粉を発生したり、損傷を受ける恐れがなく用いられる
し、マスクの出し入れや閉蓋などの取扱も簡便安全で収
納,保管,運搬の各作業に良好に用いられるものであ
る。
〔実施例〕
本考案の詳細を第1〜6図に示す実施例に基づいて説
明すると、マスクMの多数枚を収容する容器Aに蓋体B
が開閉自在に嵌装し、該容器Aの対向する両内側面に各
マスクMをそれぞれ一定間隔において配列担持しうる弾
性リブ1を複数並列突設して各弾性リブ1,1間にマスク
収納溝2を形成し、前記蓋体Bにマスクの配列方向に沿
って延在する凹溝軌条状の係止部3を天壁内面に間隔を
おいて一対配備し、この係止部3にマスクの配列方向に
沿って延在するリブ状の係止片4の上端部を嵌挿、嵌脱
し、リブ状の係止片4の下端部はマスクの配列方向に沿
って延在する平板状のマスク押え片5が設けられ、該マ
スク押え片5におけるマスク配列方向に沿った一端縁部
には、各マスクの上端部に当接する爪部6が多数垂直下
方向に立設され、そして前記マスク押え片5におけるマ
スク配列方向に沿った他端縁部には、各マスク側面に当
接する当接部7が垂直下方向に立設され、さらに、該当
接部7の先端には蓋体側面内壁に当接する当接部8が水
平方向に立設されているマスク収納容器としてある。
この場合、前記弾性リブ1のある容器Aは、合成樹脂
材料で一体成形されたものであって、それぞれ対向する
内側面は、二つとも互いに櫛状にリブ1を設けてマスク
収納溝2を形成し、マスクMの大小異なる寸法のものを
選んで収納できるようにしてあり、かつ前記容器Aは、
周囲に隙間10をあけて外周壁11をリブ12で連設して内外
周壁で二重壁として、外力に対する衝撃を吸収できるよ
うにし、その内底面はマスクMを載置する軌条部9が内
方に突出する曲面状に並設してあるが、中央に単数突設
してこれらの当接点で、マスクMを空間に保持できるよ
うにすることもできる。また、上方外周縁には係止用段
部13を形成し、この段部13に蓋体Bを嵌装できるように
し、かつ蓋体Bに一対突設した係支舌片14を係止できる
係支凹部15を一対設け、指掛け凹部として活用して取扱
いやすい形態としてある。
さらに、蓋体Bに備えられるマスク押え片5は合成樹
脂系の弾性素材で構成され、第5〜6図に示すように、
マスクの配列方向に沿って延在する平板状のマスク押え
片5の片面にリブ状の係止片4を立設し、一端に各マス
クの上端部に当接する爪部6を折曲配備し、他端に直角
に折曲げ前記爪部6と平行な当接部7でマスク側面を押
えるようにし、さらに当接部7の先端に直角に折曲げた
当接部8を水平方向に立設して蓋体側面内壁に当たる構
成とし、前記爪部6は、櫛状に所定間隔をおいてスリッ
トを形成してマスク上縁を嵌装できる弧状、または二又
状乃至V字状の爪部6として備えてある。そして蓋体B
の天壁内面に対向して突設され、マスクMの配列方向に
沿って延在した凹溝軌条状の係止部3にリブ状の係止片
4の上端部を着脱自在に嵌挿してマスク押え片5が、蓋
体内面に取付けられて用いられるようになっていて、第
4図(a)のように蓋体Bを容器Aにかぶせるときは、
当接部8が蓋体Bの内側面に当接して保持されている
が、蓋体Bを下方に押し込まれて嵌着すると、第4図
(b)の如く、爪部6がマスクMの上端部に当接し、さ
らに当接部7がマスクMの側端部に当って蓋体Bの内側
面から離れて浮いた状態で保持され振動に対して安全な
収納が維持される。
また、この容器A及び蓋体Bは、内外圧の変化に対応
できるように、適所に補強リブを備えた強靱な構造体と
し、その製作には内容物が透視可能なポリエチレン,ポ
リプロピレン,アクリル樹脂,ABS樹脂などのプラスチッ
クからなる剛性の高い合成樹脂材質を用いるのが好まし
い。
〔考案の効果〕
本考案は、蓋体にマスクの配列方向に沿って延在する
凹溝軌条上の係止部を天壁内面に間隔をおいて一対配備
し、この係止部にマスクの配列方向に沿って延在するリ
ブ上の係止片の上端部を嵌挿、嵌脱し、リブ上の係止片
の下端部はマスクの配列方向に沿って延在する平板状の
マスク押え片が設けられ、該マスク押え片におけるマス
ク配列方向に沿った一端縁部には、各マスクの上端部に
当接する爪部が多数垂直下方向に立設され、そして前記
マスク押え片5におけるマスク配列方向に沿った他端縁
部には、各マスク側面に当接する当接部7が垂直下方向
に立設され、さらに、該当接部7の先端には蓋体側面内
壁に当接する当接部8が水平方向に立設されていること
により、マスクの容器へ挿入が迅速かつ容易で、単純作
業での多量処理を安全に行うことが可能となり、マスク
上端縁部は常に押え片の爪部により収納溝の中心にセッ
トされて接触されるのは、一部のみで担持ができ、挿入
時および挿入後の輸送中または保管中において、マスク
が容器内の収納溝から外れたりすることなく、かつガタ
つかないで振動に耐え、他の部品との接触による微粉発
生や損傷を受ける恐れがなく、しかもマスク押え片が所
定の間隙を保持して独立的に機能するため、マスクの輸
送中または取扱い中における振動への対応性に優れ、即
ち各マスクの寸法誤差をも吸収しうるし、弾性支持が柔
軟で大きな衝撃に対しても安全でマスクの損傷を防ぎ、
容器との接触によって生ずる微粉発生も少なく、マスク
の汚染も可及的に減少でき、マスクの振れ止めで容器内
における安定した担持が可能で、マスクの精度を著しく
向上でき、担持させる取扱操作も簡便での実用上の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は分離状態の斜視図、第2図(a),(b)は展
開分離状態の平面図、第3図は使用状態の縦断面図、第
4図a,bは押え片の作用状態の拡大縦断面図、第5図は
押え片の分離斜視図、第6図はその正面図である。 A……容器、B……蓋体、M……マスク、1……弾性リ
ブ、2……マスク収納溝、3……係止部、4……係止
片、5……マスク押え片、6……爪部、7,8……当接
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスクMの多数枚を収容する容器Aに蓋体
    Bが開閉自在に嵌装され、該容器Aの対向する両内側面
    に各マスクMをそれぞれ一定間隔において配列担持しう
    る弾性リブ1を複数並列突設して各弾性リブ1,1間にマ
    スク収納溝2を形成したマスク収納容器であって、前記
    蓋体Bにマスクの配列方向に沿って延在する凹溝軌条状
    の係止部3を天壁内面に間隔をおいて一対配備し、この
    係止部3にマスクの配列方向に沿って延在するリブ状の
    係止片4の上端部を嵌挿、嵌脱し、リブ状の係止片4の
    下端部はマスクの配列方向に沿って延在する平板状のマ
    スク押え片5が設けられ、該マスク押え片5におけるマ
    スク配列方向に沿った一端縁部には、各マスクの上端部
    に当接する爪部6が多数垂直下方向に立設され、そして
    前記マスク押え片5におけるマスク配列方向に沿った他
    端縁部には、各マスク側面に当接する当接部7が垂直下
    方向に立設され、さらに、該当接部7の先端には蓋体側
    面内壁に当接する当接部8が水平方向に立設されている
    ことを特徴とするマスク収納容器。
JP14362889U 1989-12-14 1989-12-14 マスク収納容器 Expired - Lifetime JP2506317Y2 (ja)

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JPH0383946U JPH0383946U (ja) 1991-08-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5393298B2 (ja) * 2009-07-06 2014-01-22 大日商事株式会社 マスクケース

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JPH0383946U (ja) 1991-08-26

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