JPH0231789Y2 - - Google Patents

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JPH0231789Y2
JPH0231789Y2 JP1989052075U JP5207589U JPH0231789Y2 JP H0231789 Y2 JPH0231789 Y2 JP H0231789Y2 JP 1989052075 U JP1989052075 U JP 1989052075U JP 5207589 U JP5207589 U JP 5207589U JP H0231789 Y2 JPH0231789 Y2 JP H0231789Y2
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holding plate
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、半導体ウエーハを損壊・汚染するこ
となく安全に輸送するための半導体ウエーハケー
スのおさえ板の改良に関するものである。
[従来の技術とその課題] 近年コンピユーターを始め各種電子装置等にお
いて、集積回路の利用が急増するに伴い、半導体
ウエーハの需要が著しく増大した結果、ウエーハ
を大量に輸送する必要が生じた。輸送にあたつて
は、高価なウエーハに対する充分な損壊・汚染防
止策をたてることを必要とするが、従来のウエー
ハケースはこれらの防止策が不充分で、輸送中に
ウエーハが振動して損壊したり、塵埃等に汚染さ
れたりすることが多かつた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、輸送中のウエーハの損壊・汚染の危
険が少なく、取扱が簡単でしかも低コストのウエ
ーハケースのおさえ板を提供しようとするもの
で、これは箱状の本体、ウエーハおさえ板および
蓋からなる輸送用半導体ウエーハケースのおさえ
板において、該おさえ板は、長方形板の下面中央
部に、該面に垂直で、かつその長さ方向に平行な
一対の支持片と、上記長方形板の長さ方向の両辺
縁に下方に向かつて僅かに外側に開いた状態に突
出した多数の断面半円筒形の等長櫛状弾性片と、
長方形板の長さ方向両端部に、箱本体の対応する
側板内側に形成された位置決めガイドに嵌合し得
る平行薄片が、それぞれ一体に形成されてなる輸
送用半導体ウエーハケースのおさえ板である。
以下図面にしたがつて本考案のウエーハケース
の構成を詳細に説明する。
本体より蓋とおさえ板をもち上げ、かつおさえ
板を裏返して示した第1図、本体におさえ板を嵌
合した第2図、第2図のA−A線に沿つて縦断し
た第3図おいて、本体の左右の側壁4,5は上
半部が直立し下半部が内方にわん曲し、さらに垂
下して底板6に結合する。側壁4の内側表面には
隔離した内方へ突出する一連の隔置リブ4,1を
具備し、該隔置リブは他方の側壁5の内方へ突出
する同じ隔置リブ5,1と対応する。該隔置リブ
は相互に充分離隔し、一連のウエーハをその溝の
間に挿入するのを可能にし、これによりウエーハ
は、前後方向に担持され相互に接触することはな
い。また第3図より明らかなように、側壁の下半
部は担持するウエーハとほぼ等しい半径で内方に
わん曲しウエーハ7に接する。本体の上縁は折
り返して補強リブ10を形成し、後方の補強リブ
には蓋係止用凹部11を、前方の補強リブには蓋
固定用凹部12をそれぞれ備えている。また左右
の補強リブのうち少なくとも一つの上面、たとえ
ば側壁4の上面前後に突起13をもち、挿入され
たウエーハの移し替えのときのガイドとなり、さ
らに該上面にウエーハを担持する隔置リブの間の
溝を示す目盛14および数字15を刻設する。ウ
エーハがすべての溝に担持されているときは本体
の溝の総数からウエーハ数は容易に知ることがで
きるが、一部の溝に担持されているときでも刻設
した数字と目盛によりその数を知ることができる
し、またウエーハに損壊・汚染が生じたときで
も、そのウエーハを指定することができ、以後の
処理に便利である。本体の前壁8と後壁9は直
立し、それらの下縁8,1,9,1は少なくとも
底板6の横幅より広いので、ウエーハケースの安
定した自立に役立つ。
おさえ板は蓋と独立した長方形をなし、本体
側壁に平行する両辺が半円筒形の櫛状弾性片16
を形成し、内面中央に2条の平行支持片17を有
し、第2図、第3図に明らかなように、本体上部
に嵌合してウエーハを上から4点で弾性的におさ
えかつ支持し、ウエーハの振動を防ぐとともに外
力を分散してその損傷を防止する。櫛状弾性片の
頭部16,1は第4図に拡大して示すようにV形
ないしU形にへこんでおり、ウエーハはこの頭部
にやわらかくかつ確実に支持されるとともに、刃
状の先端をもつ平行支持片17と協力してウエー
ハをおさえ支持する力を分散させ、外部からの衝
撃または振動に対しウエーハを保護するほか振動
によるウエーハの回転を防止する。おさえ板の着
脱は、その長さ方向の両端に位置決めのため垂直
下向きに設けた平行薄片27を、ガイド18に沿
つて正しく垂直に嵌合して行なわれるので、ウエ
ーハに無理な力が加わるようなことはない。
は本体に嵌合させるが、蓋を補強する縁
19を有し、後方の縁に蓋を本体に係止する係止
突片20を備え、本体の蓋係止用凹部11に係
合して蓋の開閉着脱を行う。すなわち第5図aに
拡大して示すように、蓋係止用凹部11に係止突
片20が挿入される。蓋係止用凹部11には受面
11,1があり、これに鈎20,1がひつかゝり
蓋の開閉および着脱をきわめて容易に行うことが
できる。また蓋の前方の縁には蓋を本体に固定す
る枠状突片21を備え、本体の蓋固定用凹部12
に嵌合して蓋を固定する。すなわち第5図bに拡
大して示すように、蓋固定用凹部12に枠状突片
21が挿入される。凹部12には受面12,1が
ありこれに鈎21,1がひつかゝり蓋を本体に固
定し、蓋をはずすときは枠状突片21の穴21,
2に指をかけわずかに引いてもち上げると、鈎2
1,1が受面12,1よりはずれ、容易に蓋を開
き本体より離脱させることができる。また第1図
に示すように蓋の内面の、少なくとも一つの本体
側壁たとえば側壁4の上縁に接する位置には、突
起13と嵌合する外側へ突出させて形成した内面
のへこみ22をもつ。このへこみのうち蓋の後側
のものは長めの楕円形をなし蓋を着脱するにあた
つて本体上面の突起13と円滑に嵌合する。さら
に蓋の面には透明または半透明の窓3を備え本体
に担持したウエーハの担持状態の観察を容易にす
るとともに、側壁4の上面に刻設した目盛14お
よび数字15に対応して目盛24および数字25
を刻設し、蓋をかぶせた状態でも損壊したウエー
ハを指定したり、数字を容易に知ることができ
る。さらに第1図、第3図に示すように、蓋の外
面の中央にへこみ26を有し、別のウエーハケー
スを上に積み重ねるとき、この積み重ねたウエー
ハケースの前壁・後壁の下縁8,1,9,1と底
板6を利用して安定な積み重ねを行うことができ
る。
ウエーハケースの材質はプラスチツク、たとえ
ば弗素樹脂・ポリプロピレン・ポリエチレン等の
ポリオレフイン、あるいはエチレンと酢酸ビニー
ルの共重合体、およびそれら樹脂の混合物が用い
られる。これらの材質のプラスチツクには特性改
善のため、たとえば導電性を付与するよう特殊添
加剤を加えたり、また収納したウエーハの汚染防
止のため表面処理すなわちいわゆるコーテイング
技術を適用することもできる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案のウエーハケースのお
さえ板は、その櫛状弾性片、平行支持片により、
輸送中の振動と落下等による圧力に対しウエーハ
を保護してその損壊を防ぎ、蓋と本体によりウエ
ーハ表面の塵埃等による汚染を防止し、高価なウ
エーハを安全に輸送することを可能にするもの
で、しかも構造簡単で取り扱いやすく経済的であ
る等優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のウエーハケースの蓋、おさえ
板、本体を離したときの斜視図を、第2図は本考
案の本体におさえ板をかぶせたときの斜視図を、
第3図は第2図のA−A線に沿つた縦断面図を、
第4図は本考案のおさえ板の部分拡大断面図を、
第5図aは本考案の蓋と本体の係止機構説明用斜
視図を、第5図bは本考案の蓋と本体の固定機構
説明用斜視図を示す。 ……本体、……おさえ板、……蓋、4…
…側壁、4,1……隔置リブ、5……側壁、5,
1……隔置リブ、6……底板、7……ウエーハ、
8……前壁、8,1……下縁、9……後壁、9,
1……下縁、10……補強リブ、11……蓋係止
用凹部、11,1……受面、12……蓋固定用凹
部、12,1……受面、13……突起、14……
目盛、15……数字、16……櫛状弾性片、1
6,1……櫛状弾性片頭部、17……平行支持
片、18……ガイド、19……縁、20……係止
突片、20,1……鈎、21……枠状突片、2
1,1……鈎、21,2……穴、22……へこ
み、23……窓、24……目盛、25……数字、
26……へこみ、27……平行薄片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱状の本体、ウエーハおさえ板および蓋からな
    る輸送用半導体ウエーハケースのおさえ板におい
    て、該おさえ板は、長方形板の下面中央部に、該
    面に垂直で、かつその長さ方向に平行な一対の支
    持片と、上記長方形板の長さ方向の両辺縁に下方
    に向かつて僅かに外側に開いた状態に突出した多
    数の断面半円筒形の等長櫛状弾性片と、長方形板
    の長さ方向両端部に、箱本体の対応する側板内側
    に形成された位置決めガイドに嵌合し得る平行薄
    片が、それぞれ一体に形成されてなる輸送用半導
    体ウエーハケースのおさえ板。
JP1989052075U 1989-05-02 1989-05-02 Expired JPH0231789Y2 (ja)

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JP1989052075U JPH0231789Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02

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JPH01163338U JPH01163338U (ja) 1989-11-14
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ID=31278086

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931238B2 (ja) * 1975-12-17 1984-07-31 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリントカイロ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931238U (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 三菱マテリアル株式会社 半導体ウエハ−の収納容器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931238B2 (ja) * 1975-12-17 1984-07-31 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリントカイロ

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