JPS6213644A - 温風・散水併用型融雪システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、豪雪地方の屋根雪を散水融雪するものにおい
て、融雪水の凍結を防止しつつ融雪水を水槽に回収し熱
を与えて散水に再利用する散水融雪装置に関するもので
ある。

〔発明の概要〕

この発明は循環散水型融雪装置において、雪の積もった
折板屋根の溝部に融雪分離体を設け、その下に温風を常
時送り込むことにより流れ込む融雪水の凍結を防止する
ものである。

〔従来の技術〕

従来、屋根の上の雪をとかす方法としては屋根の下にヒ
ータを入れる方法、ストーブの熱を屋根裏に入れる方法
、屋根の頂上から散水する方法等があった。

しかし、雪に直接散水する方法（例えば、実公昭５２−
３８８３号公報）は散水した水が凍結して屋根を痛める
欠点があり、また、屋根の下に温風を送る方法（例えば
、特公昭４９−３１２１６号公報）は空気のもつ熱量に
ｌＩＩりがあり、屋根という断熱体の下から熱を与える
ため融雪のための熱量が不足し、十分な融雪ができない
欠点があった。また２　ヒート・パイプやあるいは温水
パイプを屋根上に張りめぐらす方法は、装置が複雑にな
ると共に工事が厄介であり、コストがかかると共に故障
を起こし易い欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は屋根上の雪を融雪する装置において。

従来の散水融雪装置の欠点である散水の屋根上での凍結
を防止することを目的とする。

また、屋根上の雪を融雪しうるに十分な熱量を与えるこ
と、さらに屋根上の積雪を積極的に断熱層として利用す
ることにより上記熱量の漏洩ロスを少なくすることを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、折板屋根、該屋根上辺に設けられた散水装
置及び該散水並びに融雪水を回収する断熱性樋から成り
、上記樋の内空から前記折板屋根の下部及び該折板屋根
の溝部に設けられた融雪水分離体の下部に至る略密封の
断熱空間を形成し。

前記散水装置からの散水による融雪水を前記融雪水分離
体を介して前記空間に流し込むと同時に。

樋の下の方から前記空間に向けて温風を送り込むことを
特徴とする温風・散水併用型融雪システムを用いる。

樋は断熱性のものを用い、特に横樋の上部は断熱性の覆
いでおおわれており、熱の放散を防いでいる。折板屋根
は粋良導性のよい２例えば、金属性のものを使う。

〔作用〕

折板屋根の上辺の散水装置よりヒート・ポンプ等で加熱
された温水を散水し融雪する。

散水及び融雪水は前記融雪水分離体に設けられた孔を通
って、樋の中に流れ込む。

一方、樋の下の方からヒート・ポンプ等で温められた空
気が送られ、断熱性樋を介して上記折板屋根の凸部の下
部空間及び溝部（凹部）の融雪分離体の下部空間へ送り
込まれる。該空間に送られた温風は融雪分離体を介して
流れ込んだ融雪水が前記溝部や樋内で凍結してしまうの
を防止する。

また融雪作用もする。

〔実施例〕

以下、実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図はこの発明の温風・散水併用型融雪システムの実
施例をしめず。

図において、折板屋根６は断面凹凸状の熱良導性の板で
、溝部に融雪水分離体（スノコ）７を設け、該融雪水分
離体７の下部に空間９　を、また折板屋根の凸部の下に
空間１０を作る。。

２６は地下に埋設された水槽、４は断熱構造の横樋、１
は同じく縦樋、１３は揚水ポンプ、３０は屋根上辺の散
水用パイプ、１９はヒート・ポンプ等の加熱手段である
。水槽２６内の水はヒート・ポンプ１９により加熱され
、温水となってポンプ１３により）マイプ１４を介して
屋根上の散水用孔あきパイプ３０に送りこまれる。

パイプ３０から放出された温水は屋根上の雪を融雪し、
その融雪水が溝部の融雪水分離体（スノコ）７を介して
空間　９に流れ込む。

一方、融雪水分離体（スノコ）の下部空間９と折板Ｍ根
の凸部の下部空間１０は横樋と連通しており、横樋の上
部は断熱性覆い５で覆われているため、該覆い５と横樋
及び前記屋根の下部空間９゜１０との間で略密閉された
空間が形成されている。

また、ヒート・ポンプ等で加熱された空気（温風）３が
パイプ１の途中に設けられた送風機２によって下から上
へ送られており、該温風は前記横樋と連通ずる空間を通
して折板屋根の下部空間９゜１０を下から上へ流れてい
る。空間９　に流れ込んだ融雪水は該温風によって温め
られるので凍結することがない。また、前記密封空間は
断熱体で覆われているので外部空間に熱エネルギーが漏
洩することがなく、前記温風のもつ熱量は有効に融雪水
に作用する。

温風は融雪水分離体（スノコ）を介して直接に。

あるいは折板屋根を介する熱伝導により間接的に積雪を
下から融雪する作用も生じる。

この発明の別の実施例においては、温水が直接積雪上に
散水されるのではなく、積雪８の底の方に流される。こ
の場合は前記温風による積雪８の融雪効果と相乗され、
積雪８を下の方から融雪する。

さらに、この方法の場合（主として厳寒期、もしくは豪
雪の時）、積雪は前記温水や温風のもつ熱量の空間中へ
の放散を防げる断熱体としても利用される。

（発明の効果） この発明の温風・散水併用型融雪システムは前述のごと
く、融雪分離体の下には常時、温風が流れており、該温
風は融雪水分離体の孔から流れ込む融雪水を温ためる役
割を担う。従って、−炭水になった融雪水が再度加熱さ
れることになるので。

仮に過冷却の融雪水が流れ込んだとしても０℃以上に加
熱されることになり、従来横樋の部分等水の流れの悪く
なっていた所で生じていた融雪水の凍結を防止できる。

また、Ｗ根土の雪を融雪しうるに十分な熱量を与えられ
ること、さらに屋根上の積雪を積極的に１　　　　　　
　　　断熱層として利用することにより、前記密閉空間
の断熱構造と併せて上記熱量の漏洩ロスを少なくする効
果も生じる。

【図面の簡単な説明】

第１ｒｊｉＪはこの発明の温風・散水併用型融轡システ
ムの一実施例を示す。 １６６．縦トイ、　２．、、送風様、　３．、、　＠風
、　４．、、１トイ、　５．、、蜀い、６．、、折板屋
根、、？、、、融雪水分離体くスノコ）・８・・・積雪
・９・・・融雪水分離体（スノコ）の下部空間、　１０
．、、折板屋根の凸部下の空間、１１．。 、補助熱源、　１２．、、折板屋根の凹凸空間部と連通
するタクト、　１３．、、揚水ポンプ、１４．、、蒸発
器（吸熱部）　、　１５．、、凝縮器（放熱部）　、　
１９．、、ヒート・ボンづ、　２６．、、水相、　３０
．、、屋根上辺の散水パイプ・（散水バイづは左右両側
に設けられている）。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）折板屋根、該屋根上辺に設けられた散水装置及び
   該散水並びに融雪水を回収する断熱性樋から成り、上記
   樋の内空から前記折板屋根の下部及び該折板屋根の溝部
   に設けられた融雪水分離体の下部に至る略密封の断熱空
   間を形成し、前記散水装置からの散水による融雪水を前
   記融雪水分離体を介して前記空間に流し込むと同時に、
   樋の下の方から前記空間に向けて温風を送り込むことを
   特徴とする温風・散水併用型融雪システム。
2. （２）温風及び散水用温水をヒート・ポンプにより作り
   出すことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の温風
   ・散水併用型融雪システム。