JPS62126222A - 4行程エンジンの制御装置 - Google Patents

4行程エンジンの制御装置

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JPS62126222A
JPS62126222A JP60263752A JP26375285A JPS62126222A JP S62126222 A JPS62126222 A JP S62126222A JP 60263752 A JP60263752 A JP 60263752A JP 26375285 A JP26375285 A JP 26375285A JP S62126222 A JPS62126222 A JP S62126222A
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    • F02B27/06Use of kinetic or wave energy of charge in induction systems, or of combustion residues in exhaust systems, for improving quantity of charge or for increasing removal of combustion residues in exhaust systems only, e.g. for sucking-off combustion gases the systems having variable, i.e. adjustable, cross-sectional areas, chambers of variable volume, or like variable means
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は4行程エンジンの制御装置に関するもので、
特に排気系の改良によってエンジンの低速域から高速域
に至る広い回転域において、高い出力トルクの得られる
ようにしたエンジンに関する。
〔従来の技術、その問題点〕
従来、4行程の高速エンジンではエンジンの出力を高め
るべく、排気口に連なる排気管の長さをエンジンの最大
出力速度に同調させ、第6図で示すように、排気弁の開
弁時に排気口に生じる正圧を排気管の下流側の開口端で
反転させ、吸気弁と排気弁とが同時に開弁している、い
わゆるオーバーラツプ時期りにそれが遡上して、吸入行
程の開始時期に排気口近傍の排気通路に大きな負圧を作
用させ、これを燃焼室を介して吸気通路に波及させて吸
入効率を増すことが一般に行われている。
しかるに、このように設定されたエンジンでは、低中速
域で排気の脈動が逆に作用し、排気弁の開弁時に排気口
近傍の排気通路に正圧が作用してしまい、出力トルクを
急激に低下させてエンジンの出力特性中に、いわゆるト
ルク谷を生じることもまたよく知られている。すなわち
、第7図(a)で示すように、エンジンは全速の約80
%程度の高速域Aで最大トルクを発揮する一方、アイド
リング域Bと約40%程度の低中速域Cとに出力トルク
の著しく低下する部分を生じる。
従来、このような不具合を除去すべく、吸排気弁が共に
開弁するオーバーラツプ期間を短縮したり、排気系に一
方向弁を介装することも提案されているが、最大出力の
低下を伴う不具合がある。
〔発明の目的、構成の概要〕
この発明は上記不具合を解消すべくなされたもので、排
気管内を進行する排気圧の脈動が排気管の下流側の開口
端で反射するものと、排気管内に壁面を設けたときそこ
で反射する圧力波との位相差が180度でおることに着
眼し、低中速域においては排気の一部を壁面で反射させ
ることによシ、開口端で反射する脈動との間で相互に干
渉させ、反射波を減衰させてしまうことによシ、最大出
力の低下を伴うことなく、低中速域におけるトルク谷を
解消せんとするものであシ、エンジンの排気口から、第
1膨脹室に至る排気管の下流端近傍に反射面の面積を大
小に調節可能な反射板を設け、その反射板をエンジンの
運転状態によって大小に調節する作動装置を設けた点に
特徴がある。
〔作用〕
低中速域では排気管の下流端に設けた反射板の反射面が
増すので、排気弁が開口したとき排気口に生じる正の圧
力波(第6図(b)中、Dで示す)が排気管の下流端と
反射板とで2分されて反射し、実線で示す部分と破線で
示す部分Eとの緩衝によって排気の圧力の波動が弱めら
れ、第7図中の曲線(a)で示すように、エンジンの低
中速域において生じるトルク谷の発生がなくなる。また
、高速域では反射板の反射面を減少させることによシ、
第7図中、曲線(c)で示すように、従来と同様に圧力
波を利用して高い高速トルクが維持される。
なお、単に排気通路に裸形の弁を介装した技術は実開昭
53−142610号公報、実開昭53−155911
号公報等に見られるが、これらは排気管の下流側開口端
の近傍には設けられていないので、この発明に係る有効
な作用効果を生じるものではない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によってこの発明を説明すると、図
中、1は自動二輪車であシ、並列4気筒の4行程エンジ
ン2を搭載している。3は排気弁によって開閉されるエ
ンジン2の排気口に連結された排気通路であ夛、!2図
で示すように、各気筒に連なる鋼管製の排気管31とそ
れらを集合する第1膨脹室32および、そこから分岐さ
れ車体の一側と他側とに各1個づつ配置された排気消音
器33とで一連に形成されている。4は排気管31の下
流端近傍に設けられた反射板でるる。なお、反射板4の
設置位置としては、可及的に開口端へ接近−ぜて設ける
ことが好ましく、後述するように、排気圧の脈動を反射
板4と開口端とで2分して反射させ、相互に干渉させる
際の減衰度を確実にすることができる。
反射板4は裸形弁状をなし、第3図および第4図で示す
ように、排気管31の下流端に設けられた支持枠5内を
貫通させた支軸5aとそれに支持される円板とからなっ
ている。円板は排気管の内面と同心状に支持されてお・
す、支軸5aを介して後述する作動装置4aによって回
動され、反射板4の断面積を大小に調節する。
こ\で、円板の面積は排気管31の断面積の約1/2に
設定されており、支軸5aによって反射板4が閉じられ
反射面が最大となったとき、排気管の断面積の1/2が
閉じられる。
支軸5aはガバナその他の回転速度センサ4bによって
制御されるパルスモータからなる作動装置4aKワイヤ
4°Cを介して連結され、エンジン速度の低中速域で閉
じられ、それ以上の高速域では開き状態に維持される。
こ\でいう低中速域とは、アイドリング速度から前記し
たトルク谷を、低速側から高速側へと通過する迄の速度
域である。なお、反射板4の形状はこの実施例では排気
管の内径と相似形の円板形をなしているが、この形状は
任意であシ、例えば、排気管と同径の裸形弁を半開状態
と全開状態とで使用するようにしてもよいし、半円形の
裸形弁を用いて排気管の断面積の半分を開閉するように
構成してもよい。
次ぎに、この実施例の動作について説明する。
第5図で示すように、まずエンジンがアイドリンク速度
から低中速域にあるときは、反射板4は最少開度にあシ
、したがって反射板4の周囲には環状に排気通路が開い
ている。エンジン速度が増して低中速域を越えると、反
射板4は支軸5aによって急速に全開され、従来と同じ
く排気管内における反射はなくなる。
よって、反射板4が最少開度にあるとき、排気弁が開弁
する排気行程開始と共に排気口に生じた正の圧力波の一
部は反射板4によって反射され、残部は反射板4の周囲
を通過して排気管31の下流端で反転して遡上するのが
、反射板4で反射したものと開口端で反射したものとで
は、圧力波形が同じで位相のみが逆となるので(第8図
で示す圧力線(a)中、G部における実線と二点鎖線部
)、その反射波は相互に打ち消し合って第8図の圧力線
中)で示すように、減衰してしまう。このように、吸気
弁の開き始める排気行程初期に排気口に作用する圧力波
を著しく減衰させ、その影響が弱められるので、吸気の
吸入が妨げられることがない。
したがって、エンジンの出力トルクは第7図中、(a)
又は(b)で示すように、この時の特性は最大トルクこ
そ減少しているが、低中速域の出力トルクは大きく向上
している。
次ぎに、エンジン速度が増して低中速域を越えると、反
射板4は支軸5aによって急速に全開されるので、エン
ジンの特性は第7図中、(C)で示す高速高トルク形に
移行する。
斯くて、エンジンは低中速時には低速高トルク形の特性
と、高速時には高速高トルク形の特性とが選択され、低
速から高速に至るまで高い出力トルクが得られる。
〔発明の効果〕
この発明は以上のように、エンジンの排気口から、第1
膨脹室に至る排気通路を設け、前記排気通路の下流端近
傍に反射面の面積を大小に調節可能な反射板を設けたも
のであるから、低中速域における反射波の影響を阻止す
ることを以て、最大出力の低下を伴うことなく、低中速
域におけるトルク谷を解消せんとする発明の目的を達成
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第1図は
自動二輪車の側面図、第2図は排気管の平面図、第3図
はそのト」断面図、第4図はそのIT−IV断面図、第
5南は反射板の作動曲線、第6図は吸排気弁の開閉時期
と排気管内の圧力の関係を示す特性図、第7図はエンジ
ンの出力トルク特性図、第8図は排気管内圧力の変化を
実測(7た圧力線図である。 3・・・・排気通路、31・・・・排気管、32・・・
・第1膨脹室、4・・・・反射板、4a・・・Φ作動装
置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの排気口から、第1膨脹室に至る排気管
    の下流端近傍に反射面の面積を大小に調節可能な反射板
    を設け、その反射板をエンジンの運転状態によって大小
    に調節する作動装置を設けてなる4行程エンジンの制御
    装置。
  2. (2)反射板は蝶弁形をなしている特許請求の範囲第1
    項記載の4行程エンジンの制御装置。
  3. (3)反射板は蝶弁形をなしており、作動装置はエンジ
    ン速度に関連して低中速域で反射板を閉じる特許請求の
    範囲第1項記載の4行程エンジンの制御装置。
  4. (4)反射板はその反射面が最大となったとき、排気通
    路の約1/2が閉じられるように設定されている特許請
    求の範囲第1項記載の4行程エンジンの制御装置。
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