JPS6326261B2 - - Google Patents

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JPS6326261B2
JPS6326261B2 JP57212427A JP21242782A JPS6326261B2 JP S6326261 B2 JPS6326261 B2 JP S6326261B2 JP 57212427 A JP57212427 A JP 57212427A JP 21242782 A JP21242782 A JP 21242782A JP S6326261 B2 JPS6326261 B2 JP S6326261B2
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JP
Japan
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intake
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port
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intake port
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JP57212427A
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JPS59101544A (ja
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Asao Tadokoro
Haruo Okimoto
Hideo Shiraishi
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Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
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Publication date
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Priority to US06/556,910 priority patent/US4562805A/en
Priority to DE19833343690 priority patent/DE3343690A1/de
Publication of JPS59101544A publication Critical patent/JPS59101544A/ja
Publication of JPS6326261B2 publication Critical patent/JPS6326261B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B53/00Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
    • F02B53/04Charge admission or combustion-gas discharge
    • F02B53/08Charging, e.g. by means of rotary-piston pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B53/00Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
    • F02B53/04Charge admission or combustion-gas discharge
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B53/00Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
    • F02B2053/005Wankel engines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ロータリピストンエンジンの吸気装
置に関し、詳しくは各々独立した2系統の吸気通
路を備えかつ可変ポートを備えたサイド吸気ポー
ト式の2気筒ロータリピストンエンジンにおいて
吸気通路内に発生する吸気圧力波を利用して可変
ポートの開口期間が変化するエンジン回転域で過
給効果を得るようにしたものに関する。
一般に、このような2系統の吸気通路および可
変ポートを備えたサイド吸気ポート式の2気筒ロ
ータリピストンエンジンは、2節トロコイド状の
内周面を有するロータハウジングとその両側に位
置するサイドハウジングとで形成された各ケーシ
ング内にそれぞれ配設された略三角形状のロータ
が、エキセントリツクシヤフトに支承され該シヤ
フトの回転角で180゜の位相差を持つて遊星回転運
動し、かつ各気筒において各々絞り弁を備えた第
1吸気通路と第2吸気通路とが各々独立して上記
各サイドハウジングに設けた開口期間が固定され
た第1吸気ポートおよび制御弁によつて開口期間
が変化する第2吸気ポートによつて作動室に開口
するものであつて、両気筒間で上記180゜の位相差
を保ちながら各気筒においてロータの回転に伴い
吸気、圧縮、爆発、膨張および排気の各行程を順
次行うものである。そして、上記第2吸気ポート
は、常時開口する主ポートと、該主ポートよりも
遅れて閉じるとともに制御弁によつて開閉される
補助ポートとからなり、上記制御弁が閉じている
低・中回転域では、上記主ポートのみから吸気を
供給することにより、吸気の吹き返しを防いで燃
焼安定性を確保する一方、制御弁が開かれる高回
転域では、補助ポートからも吸気の供給を行うこ
とにより、充填効率を高めて出力向上を図るよう
にしたものである。
しかるに、上記制御弁が開閉して第2吸気ポー
ト(可変ポート)の開口期間が変化するエンジン
回転域つまり可変ポート切替域では、制御弁が開
いた高回転における出力特性と、制御弁が閉じた
低回転域での出力特性による谷部が生じ出力が不
足するという問題がある。
一方、従来、このようなロータリピストンエン
ジンにおいて、吸気通路に過給機を設けて吸気の
過給を行うことにより、充填効率を高めて出力向
上を図るようにすることはよく知られているが、
過給機を要するため、構造が大がかりとなるとと
もにコストアツプとなる嫌いがあつた。
また、従来、吸気圧力波により過給効果を得る
技術として、実公昭45−2321号公報に開示されて
いるように、単一気筒のロータリピストンエンジ
ンにおいて、吸気管を寸法の異なる2本の通路に
分け、それぞれ別の吸気ポートを有し、エンジン
高回転時は2本の吸気通路を用い、低回転時は閉
塞位置の遅い方の吸気通路を閉止し、吸気を早目
に閉塞することにより、吸気管の寸法やエンジン
回転数の関数である吸気の最大圧力時点での吸気
の閉塞による過給作用を利用して広範囲のエンジ
ン回転域に亙つて好適な充填効率を得るようにし
たものが提案されている。しかし、このものは、
単一気筒のロータリピストンエンジンに対するも
のであつて、吸気通路内で発生する吸気圧力波を
どのように利用するのか、その構成、作用が定か
でなく、直ちに実用に供し得ないものであつた。
しかも、吸気ポートとしてペリフエラルポートを
用いているため、吸気ポートは吸気作動室が閉じ
る前に排気作動室と連通することになり、排気作
動室からの排気ガスの吹き返しにより過給効果を
得ることが困難であつた。特に、近年の市販車で
は、騒音低減や排気ガス浄化のためにエンジン排
圧が上昇し、高回転高負荷時、通常のエンジンで
400〜600mmHg(ゲージ圧)程度に、ターボ過給機
付エンジンでは1000mmHg以上になつており、上
記ペリフエラルポート方式による充填効率向上は
期待できないものとなつている。
そこで、本発明者等は、ロータリピストンエン
ジンにおけるサイド吸気ポートの吸気特性を検討
するに、吸気ポート開口時には作動室の残留排気
ガスの圧力によつて吸気が圧縮され、吸気通路内
の吸気ポート部分に圧縮波が発生することを知見
した。このことから、一方の気筒での上記圧縮波
を他方の気筒の特に吸気の吹き返しが生じる全閉
直前の吸気ポートに作用せしめれば効果的に過給
効果が得られること(以下、排気干渉効果とい
う)を見い出したのである。この排気干渉効果
は、上述の如く、近年、エンジン排気系に排気浄
化用の触媒装置が介設されて排圧が高くなつてい
ることから、その効果が顕著である。
尚、サイド吸気ポート式と異なり、吸気通路が
ロータハウジングに開口するペリフエラル吸気ポ
ート式にあつては、該吸気ポートが常に作動室に
開口しているために上記のような効果は生じな
い。
すなわち、本発明は、上記の如き2系統の吸気
通路および可変ポートを備えたサイド吸気ポート
式の2気筒ロータリピストンエンジンにおいて、
第1吸気ポート(固定ポート)の開口期間、制御
弁の開作動領域、各気筒の第1吸気通路同志の連
通位置、および両気筒の第1吸気ポート間の通路
長さを適切に設定することにより、制御弁の開閉
により可変ポートの開口期間が変化するエンジン
回転域(可変ポート切替域)において固定ポート
側の吸気系統での排気干渉効果により過給効果を
得、よつて過給機等を用いることなく既存の吸気
系の簡易な設計変更による簡単な構成によつて可
変ポート切替域での充填効率を高めて出力の落ち
込みを効果的に防止することを目的とするもので
ある。
この目的を達成するため、本発明の構成は、2
節トロコイド状の内周面を有するロータハウジン
グとその両側に位置するサイドハウジングとで形
成される各ケーシング内にそれぞれ配設された略
三角形状のロータが、エキセントリツクシヤフト
に支承され該シヤフトの回転角で180゜の位相差を
持つて遊星回転運動し、かつ各気筒に第1吸気通
路と第2吸気通路とが各々独立して各サイドハウ
ジングに設けた開口期間が固定された第1吸気ポ
ートおよび制御弁の開閉によつて開口期間が変化
する第2吸気ポートによつて作動室に開口する2
気筒ロータリピストンエンジンにおいて、 a 上記第2吸気ポートは、エンジンの所定回転
数以上の領域において制御弁の開作動により全
開になるとともに制御弁が開いているときの第
2吸気ポートの閉時期を第1吸気ポートよりも
遅らせること、 b 各気筒の第1吸気通路を絞り弁下流において
連通路によつて連通すること、 c 制御弁の開閉により第2吸気ポートの開口期
間が変化するエンジン回転域において、一方の
気筒の第1吸気ポート開口時に第1吸気通路内
に発生する圧縮波を他方の気筒の全閉直前の第
1吸気ポートに伝播させるように上記連通路お
よびその下流の第1吸気通路によつて形成され
る両気筒の第1吸気ポート間の通路長さLfを
設定すること、 の条件のもとで、上記第2吸気ポートの開口期間
変化領域で各気筒の全閉直前の第1吸気ポートに
伝播した圧縮波により過給を行うようにし、よつ
て第2吸気ポート(可変ポート)切替時、両気筒
の第1吸気ポート(固定ポート)間の排気干渉効
果により充填効率を高めるようにしたものであ
る。
ここにおいて、上記設定事項aでの制御弁が開
作動する高負荷時の第2吸気ポートの切替回転数
Ncは、一般に最高出力および最高速度が
5000rpm以上のエンジン回転域に設定されてお
り、この領域では制御弁を開いておく必要がある
こと、また、3500rpm以下においては吸気の吹き
返しが生じやすいため制御弁を閉じておく必要が
あるため、3500〜5000rpmの範囲に設定すること
が好ましい。また、第2吸気ポートの制御弁が開
いているときの閉時期は、第2吸気ポート(可変
ポート)が充填効率向上を志向するものであるた
めに第1吸気ポートよりも遅らせている。
また、上記第1吸気ポートの開口期間θfの設定
は、第1吸気ポートが吸入空気量が少なく慣性が
小さい低回転域を主に受け持つため、閉時期を下
死点後約50゜以前にし吸気の吹き返しを防ぐ一方、
少なくともその開口期間を230゜以上とすることに
よつて必要な吸気の確保を行う必要があることに
より、230〜290゜に設定することが好ましい。
尚、本発明の吸気ポートの開口期間はロータ側
面による各吸気ポートの実質的な開閉期間であつ
て、サイドシールによるものではない。これは、
本発明で問題とする中・高回転域における有効な
圧力波の発生、伝播に関しては、サイドシール外
側の微小間隙は実質的に影響を及ぼさないためで
ある。
また、上記設定事項bでの連通路の絞り弁下流
位置設定は、該絞り弁の存在が圧力波(圧縮波)
の伝播の抵抗となるのでそれを避けるためであ
り、圧力波をその減衰を小さくして有効に伝播さ
せるためである。
さらに、上記設定事項cでの両気筒の第1吸気
ポート間の通路長さLfは、上記制御弁の開閉に
よる第2吸気ポート(可変ポート)の切替時に出
力の谷部が生じる回転数つまり切替回転数Ncを
中心にNcより500rpm高低回転域の範囲(Nc±
500rpm)内で排気干渉効果を得るように設定す
ることが望ましい。これは、上記切替回転数Nc
で排気干渉効果を得た場合、その効果(過給効
果)はNcを中心にNcよりも1000rpm高低回転側
に及ぶが、特に出力向上に実効があるのは
500rpmの範囲内であるので、Nc±500rpmの範
囲内が排気干渉効果を実効あるものとすることが
できるためである。そして、上記通路長さLfは
下記式より求めることができる。すなわち、 Lf=(θf−180−θ0) ×{60/360(Nc±500)} ×a () 上記式において、θfは第1吸気ポート開口期間
でθf=230〜290゜であり、180゜は両気筒間の位相差
であり、またθ0は第1吸気ポート開口から開口時
圧縮波が実質的に発生するまでの期間と効果的に
過給を行うために該開口時圧縮波を伝播させる第
1吸気ポート全閉直前から全閉までの期間とを合
算した無効期間で、θ0≒20゜であり、よつて(θf
−180−θ0)は一方の気筒での圧縮波発生から他
方の気筒の第1吸気ポートへの伝播までに要する
エキセントリツクシヤフトの回転角度を表わす。
また、Nc=3500〜5000rpmで、Nc±500rpmは
排気干渉効果を得るエンジン回転域であり、60/
360(Nc±500)は1゜回転するのに要する時間
(秒)を表わす。また、aは圧力波の伝播速度
(音速)であつて、20℃でa=343m/sである。よ
つて、これらの値から、Lf=0.31〜1.72mとなる。
尚、上記()式では、圧力波の伝播に対する吸
入空気の流れの影響を無視している。これは、流
速が音速に比べて小さく、吸気通路の長さにほと
んど変化をもたらさないためである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図および第2図は低負荷用と高負荷用との
2系統の吸気通路を備えかつ可変ポートを備えた
サイド吸気ポート式の2気筒ロータリピストンエ
ンジンに本発明を適用した実施例を示す。1Aお
よび1Bは第1気筒および第2気筒であつて、各
気筒1A,1Bは各々、2節トロコイド状の内周
面2aを有するロータハウジング2と、その両側
に位置し後述の低負荷用吸気通路20a,20b
および高負荷用吸気通路21a,21bが各々開
口する第1吸気ポートとしての低負荷用吸気ポー
ト3および第2吸気ポートとしての高負荷用吸気
ポート4を備えたサイドハウジング5,5とで形
成されたケーシング6内を、略三角形状のロータ
7が単一のエキセントリツクシヤフト8に支承さ
れて遊星回転運動し、かつ各気筒1A,1Bのロ
ータ7,7はエキセントリツクシヤフト8の回転
角で180゜の位相差を持ち、上記各ロータ7の回転
に伴つてケーシング6内を3つの作動室9,9,
9に区画して、各々の気筒1A,1Bにおいて上
記180゜の位相差でもつて吸気、圧縮、爆発、膨張
および排気の各行程を順次行うものである。尚、
10は各気筒1A,1Bにおいてロータハウジン
グ2に設けられた排気ポート、11および12は
リーデイング側およびトレーリング側点火プラ
グ、13はロータ7の側面に装着されたサイドシ
ール、14はロータ7の各頂部に装着されたアペ
ツクスシール、15はロータ7の各頂部両側面に
装着されたコーナシールである。
上記各気筒1A,1Bにおける一方のサイドハ
ウジング5に設けた高負荷用吸気ポート4は、常
時開口して開口面積が固定の主ポート4aと、開
閉されて開口面積が可変の補助ポート4bとから
なる可変ポートによつて構成され、該補助ポート
4bには補助ポート4bを開閉しその開口面積を
可変制御する回転バルブよりなる制御弁16が配
設され、該制御弁16にはエンジンの排圧に応じ
て制御弁16を作動制御するアクチユエータ17
が連結されており、所定回転数以上の領域として
例えばエンジン高負荷時のエンジン回転数が3500
〜5000rpm以上になると上記補助ポート4bを開
いて高負荷用吸気ポート4の開口面積を全開にす
るようにしている。また、上記各気筒1A,1B
における他方のサイドハウジング5に設けた低負
荷用吸気ポート3は常時開口して開口面積が固定
の固定ポートによつて構成されている。
また、上記低負荷用および高負荷用吸気ポート
3,4はロータ7側面によつて開閉され、高負荷
吸気ポート4の補助ポート4bの閉時期は主ポー
ト4aの閉時期よりもエキセントリツクシヤフト
8の回転角で20゜以上遅らせるように設定されて
いる。また、高負荷用吸気ポート4はその開口期
間が変化し、制御弁16が開いているとき(補助
ポート4bの開時)の開口期間θhはエキセント
リツクシヤフト8の回転角で270〜320゜の範囲内
に設定されており、また制御弁16が閉じている
とき(補助ポート4b閉時)の開口期間θlは230
〜290゜の範囲内に設定されている。また、低負荷
用吸気ポート3はその開口期間θfが固定され、θf
=230〜290゜の範囲内に設定されている。さらに、
上記高負荷用吸気ポート4の制御弁16が開いて
いるときの閉時期は低負荷用吸気ポート3の閉時
期よりも20゜以上遅らせるように設定されている。
尚、上記制御弁16が開いているとき(補助ポ
ート4b開時)の第2吸気ポート4の開口期間
θhは、その上限である320゜は、サイド吸気ポート
を介して先行作動室と後続作動室とが連通するの
を防止するためで、ロータ側面による実質的開口
期間よりもサイドシールによる開口期間は約40゜
大きくなり、このサイドシール開口期間のラツプ
を避けるために間に40゜以上の間隔を設ける必要
があるので、これ以下に開口期間を抑えることに
より、サイドシール外側のサイドハウジング内摺
面とロータ側面との間の微小間隙(通常200μ程
度)を介しての吸気作動室とそれに続く排気作動
室との連通を防止し、アイドリングのような低回
転低負荷時における排気ガスの吸気作動室への持
ち込みを防止し安定した燃焼を確保するものであ
る。一方、その下限である270゜は、吸入上死点
(TDC)から下死点(BDC)までの幾何学的な吸
気行程の最低期間であり、吸気を効果的に行うた
めには、少なくとも開口期間をこれ以上に設定す
る必要がある。一方、制御弁16が閉じていると
き(補助ポート4b閉時)の第2吸気ポート4つ
まり主ポート4aの開口期間θlは、低負荷用吸気
ポート3と同様の理由によつて230〜290゜の範囲
に設定されると同時に、後述の()式により求め
られる θl=180゜+θ0 +(θh−180゜−θ0) ×(Nl/Nh) の関係を満足するように設定される。
一方、18は一端がエアクリーナ18aを介し
て大気に開口して両気筒1A,1Bに吸気を供給
するための主吸気通路であつて、該主吸気通路1
8には、吸入空気量を検出するエアフローメータ
19が配設されている。上記主吸気通路18はエ
アフローメータ19下流において隔壁18bによ
つて第1吸気通路としての主低負荷用吸気通路2
0と第2吸気通路としての主高負荷用吸気通路2
1とに仕切られ、該主低負荷用吸気通路20に
は、エンジンの負荷の増大に応じて開作動し所定
負荷以上になると全開となるエンジン低負荷時の
吸入空気量を制御する低負荷用絞り弁22が配設
され、また上記主高負荷用吸気通路21には、エ
ンジン負荷が所定負荷以上になると開作動するエ
ンジン高負荷時の吸入空気量を制御する高負荷用
絞り弁23が配設されている。さらに、上記主低
負荷用吸気通路20は低負荷用絞り弁22下流に
おいて同形状寸法の第1および第2低負荷用吸気
通路20a,20bに分岐されたのち各気筒1
A,1Bの低負荷用吸気ポート3,3を介して作
動室9,9に連通し、また上記主負荷用吸気通路
21は高負荷用絞り弁23下流において同形状寸
法の第1および第2高負荷用吸気通路21a,2
1bに分岐されたのち各気筒1A,1Bの高負荷
用吸気ポート4,4(主ポート4a,4aと補助
ポート4b,4b)を介して作動室9,9に連通
しており、よつて各気筒1A,1Bに対して、低
負荷用吸気通路20a,20bと高負荷用吸気通
路21a,21bとは低負荷用絞り弁22下流に
おいて各々独立して作動室9に開口するように構
成されている。
上記各高負荷用吸気通路21a,21bの最小
通路面積Asは各低負荷用吸気通路20a,20
bの最小通路面積Apよりも大きく(As>Ap)
設定され、また各高負荷用吸気通路21a,21
bの通路長さlsは各低負荷用吸気通路20a,2
0bの通路長さlpよりも短かく(ls<lp)設定さ
れており、後述の高負荷用吸気通路21a,21
bによる圧力波(排気干渉効果での圧縮波)の伝
播をその減衰を小さくして有効に行うようにして
いる。また、上記各低負荷用吸気通路20a,2
0bにはそれぞれ上記エアフローメータ19の出
力(吸入空気量)に応じて燃料噴射量が制御され
る電磁弁式の燃料噴射ノズル24,24が配設さ
れている。
そして、上記主高負荷用吸気通路21の分岐部
は高負荷用絞り弁23下流に位置して、第1高負
荷用吸気通路21aと第2高負荷用吸気通路21
bとを連通する連通路25を有する拡大室26に
よつて構成されている。上記連通路25の通路面
積Acsは圧力波(排気干渉効果での圧縮波)をそ
の減衰を小さくして有効に伝達するように第1、
第2高負荷用吸気通路21a,21bの最小通路
面積Asと同等かそれ以上(Acs≧As)に設定さ
れている。また、上記主低負荷用吸気通路20の
分岐部も、同様に、低負荷用絞り弁22下流に位
置して、第1低負荷用吸気通路20aと第2低負
荷用吸気通路20bとを連通する連通路27を有
する拡大室28によつて構成されており、上記連
通路27の通路面積Acpは同じく圧力波を有効に
伝達するように第1、第2低負荷用吸気通路20
a,20bの最小通路面積Acpと同等以上(Acp
≧Ap)に設定されている。尚、上記各拡大室2
6,28は、エンジンの加速時又は減速時等の過
渡運転時でのサージタンクとして機能し、燃料の
良好な応答性を確保するものである。
さらに、上記両気筒1A,1Bの低負荷用吸気
ポート3,3間の通路長さLfは、連通路27の
通路長さlcpと該連通路27下流の第1、第2低
負荷用吸気通路20a,20bの各通路長さlp,
lpとを加算したもの(Lf=lcp+2lp)となり、上
記()式からLf=0.31〜1.72(m)に設定されてい
る。
また、上記両気筒1A,1Bの高負荷用吸気ポ
ート4,4間の通路長さLvは、連通路25の通
路長さlcsと該連通路25下流の第1、第2高負
荷用吸気通路21a,21bの各通路長さls,ls
とを加算したもの(Lv=lcs+2ls)となり、5000
〜7000rpmのエンジン高回転時および3000〜
4500rpmのエンジン中回転時にそれぞれ排気干渉
効果を得るように下記式により設定されたもので
ある。すなわち、 Lv=(θh(l)−180−θ0) ×(60/360Nh(l)) ×a …() 上記()式は上記()式と同様で、θh,θlは第
2吸気ポート4の開口期間でθh=270〜320゜、θl
=230〜290゜であり、無効期間θ0≒20゜であり、ま
た、Nh,Nlはエンジン回転数でNh=5000〜
7000rpm、Nl=3000〜4500rpmであり、よつてこ
れらの値から、Lv=0.57〜1.37mとなる。
ここにおいて、上記排気干渉効果を得るエンジ
ン高回転時としての基準回転数Nh(5000〜
7000rpm)は、一般に最高出力および最高速度が
この範囲に設定されていることから、エンジンの
高負荷高回転領域であつて高出力を要し、充填効
率向上、出力向上に有効な領域であることに依
る。しかも、上記基準回転数Nhは、制御弁16
が開作動する高負荷時の切替回転数Nc(3500〜
5000)に対してNh≧Nc+500rpmに設定する必
要がある。これは、上記基準回転Nhで排気干渉
効果を得た場合、その効果(過給効果)は基準回
転数Nhを中心にNhよりも1000rpm高低回転側に
及ぶが、実質的に実効あるのは500rpmの範囲内
であるので、上記切替回転数Ncよりも少なくと
も500rpm高回転側ではじめてエンジン高回転時
の排気干渉効果を実効あるものとすることができ
るためである。また、排気干渉効果を得るエンジ
ン中回転時としての回転数Nlは、上記基準回転
数Nh(5000〜7000rpm)は勿論のこと、上記切替
回転数Nc(3500〜5000rpm)よりも低い回転域で
あるが、上記と同様、エンジン中回転時の排気干
渉効果を実効あるものとするためには3000〜
4500rpmでかつNl≦Nc−500に設定する必要があ
る。
尚、第2図中、29は排気ポート10に接続さ
れた排気通路、30は該排気通路29の途中に介
設された触媒装置(図示せず)を補助する排気浄
化用の拡大マニホールドである。
次に、上記実施例の作用を第3図により説明す
るに、高出力を要し制御弁16の切替回転数Nc
よりも500rpm以上の高回転側の5000〜7000rpm
のエンジン高負荷高回転時には、高負荷用絞り弁
23の開作動により第1、第2高負荷用吸気通路
21a,21bが開かれ、かつ各気筒1A,1B
の高負荷用吸気ポート4,4が制御弁16の開作
動により全開となつて該高負荷用吸気ポート4,
4(主ポート4a,4aと補助ポート4b,4
b)から、低負荷用吸気ポート3,3からと共に
独立して吸気の供給を行つている。その際、一方
の気筒例えば第2気筒1Bの高負荷用吸気ポート
4開口時には残留排気ガスの圧力により吸気が圧
縮されて第2高負荷用吸気通路21b内の高負荷
用吸気ポート4部分に開口時圧縮波が発生する。
この開口時圧縮波は、両気筒1A,1Bの高負荷
用吸気ポート4,4間の通路長さLvを上記5000
〜7000rpmのエンジン高回転時を基準として上記
()式により0.57〜1.37mに設定したことにより、
第2高負荷用吸気通路21b→連通路25→第1
高負荷用吸気通路21aを経て、180゜の位相差を
持つ第1気筒1Aの全閉直前の高負荷用吸気ポー
ト4に伝播する。その結果、この圧縮波により、
第1気筒1Aの全閉直前の高負荷用吸気ポート4
からの吸気の吹き返しが抑制されて吸気が作動室
9内に押し込まれ、つまり過給が行われることに
なる。続いて、第1気筒1Aの高負荷用吸気ポー
ト4開口時に発生する圧縮波も同様に第2気筒1
Bの全閉直前の高負荷用吸気ポート4に伝播して
過給が行われる。以後同様にして、気筒1A,1
B相互間の高負荷用吸気系統(可変ポート側の吸
気系統)での排気干渉効果により強い過給効果が
生じ、よつて出力要求の高いエンジン高負荷高回
転時での充填効率が高められてエンジン出力を効
果的に向上させることができる。
一方、制御弁16の切替回転数Ncよりも
500rpm以上低回転側の3000〜4500rpmのエンジ
ン高負荷中回転時には、各気筒1A,1Bの高負
荷用吸気ポート4は制御弁16の閉作動により補
助ポート4bが閉じられ主ポート4aから吸気の
供給を行つている。その際にも、上述と同様、各
気筒1A,1Bの高負荷用吸気ポート4開口時に
は開口時圧縮波が発生し、この開口時圧縮波は、
上記()式によりこの時の高負荷用吸気ポート4
(主ポート4a)の開口期間θlを230〜290゜にし、
かつエンジン回転数Nlを3000〜4500rpmとして、
両気筒1A,1Bの高負荷用吸気ポート4,4間
の通路長さLvが同じく0.57〜1.37mであるので、
同様に他方の気筒1A,1Bの全閉直前の高負荷
用吸気ポート4に伝播して過給が行われる。その
結果、気筒1A,1B相互間の高負荷用吸気系統
(可変ポート側の吸気系統)での排気干渉効果に
よる過給効果により、エジン中回転時での充填効
率が高められて出力向上を図ることができる。
そして、上記の如く制御弁16の開閉によつて
高負荷用吸気ポート4(可変ポート)の開口期間
がθlからθhへ変化するエンジン高負荷時の回転域
つまり可変ポートの切替域では、各気筒1A,1
Bの低負荷用吸気ポート3(固定ポート)開口時
には同じく低負荷用吸気通路20a,20b内の
低負荷用吸気ポート3部分に開口時圧縮波が発生
し、この開口時圧縮波は、両気筒1A,1Bの低
負荷用吸気ポート3,3間の通路長さLfを切替
回転数Ncを中心にその500rpmの高低回転域の範
囲内を基準として上記()式により0.31〜1.72m
に設定したことにより、連通路27を経て他方の
気筒1A,1Bの全閉直前の低負荷用吸気ポート
3に伝播して過給が行われる。その結果、気筒1
A,1B間の低負荷用吸気系統(固定ポート側の
吸気系統)での排気干渉効果による過給効果によ
り、上記高負荷用吸気ポート4(可変ポート)切
替域での充填効率が高められて、可変ポート切替
域での開口期間の変化に伴う充填効率の変化によ
るエンジン出力の落ち込み(谷部)が充足補償さ
れエンジン出力を向上させることができる。
したがつて、このように気筒1A,1B相互間
において、エンジン高負荷高回転時(5000〜
7000rpm)および高負荷中回転時(3000〜
4500rpm)における高負荷用吸気系統での全閉直
前の高負荷用吸気ポート4に対する排気干渉効
果、並びに高負荷用吸気ポート4(可変ポート)
切替領域における低負荷用吸気系統での全閉直前
の低負荷用吸気ポート3に対する排気干渉効果に
よつて、第4図に示すようにエンジン中回転域か
ら高回転域に亘つて一連に充填効率が増大して出
力を向上させることができる。尚、第4図では、
各気筒1A,1Bの低負荷用および高負荷用吸気
通路20a,20b,21a,21bを各々独立
させた従来例の場合(破線で示す)に対し、高負
荷用吸気系統で6000rpmおよび3500rpmを基準に
排気干渉効果(一点鎖線で示す)を得るととも
に、低負荷用吸気系統で4500rpmを基準に排気干
渉効果を得るようにした本発明実施例の場合(実
線で示す)におけるエンジンの出力トルク特性を
示す。
また、その場合、排気干渉効果を得るための伝
播経路である高負荷用吸気通路21a,21b
は、低負荷用吸気通路20a,20bよりも通路
面積が大であり、しかも通路長さが短かいので、
圧力波(圧縮波)の伝播の抵抗が小さく、上記高
負荷用吸気系統での排気干渉効果による過給効果
を効果的に発揮させることができる。
また、上記各連通路25,27は、高負荷用お
よび低負荷用絞り弁23,22下流に位置し、し
かも該各連通路25,27の通路面積Acs,Acp
を高負荷用および低負荷用吸気通路21a,21
bおよび20a,20bの最小通路面積As,Ap
より同等以上としたので、上記各絞り弁23,2
2や連通路25,27自身によつて圧力波が減衰
されることがなく上記排気干渉効果を有効に発揮
できる。
また、上記排気干渉効果による過給効果は、低
負荷用吸気ポート3の開口期間θf制御弁16の開
作動領域、低負荷用吸気通路20a,20b同志
を連通する連通路27の位置、および両気筒1
A,1Bの低負荷用吸気ポート3,3間の通路長
さLf等を上述の如く設定することによつて得ら
れ、過給機等を要さないので、既存の吸気系の僅
かな設計変更で済み、構造が極めて簡単なもので
あり、よつて容易にかつ安価に実施できる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その他種々の変形例をも包含するものであ
る。本発明は、上記実施例の如く、各吸気ポート
3,4開口時に発生する開口時圧縮波により両気
筒1A,1B間で排気干渉効果によつて過給効果
を得るものであるが、吸気ポート閉口時にも吸気
の慣性により吸気が圧縮されて吸気通路内の吸気
ポート部分に圧縮波が発生する。この一方の気筒
で発生した閉口時圧縮波も上記開口時圧縮波と共
に他方の気筒の全閉直前の吸気ポートに伝播して
過給を行うので、過給効果がより増大してエンジ
ンの出力向上を一層有効に図ることができる。
また、吸排気オーバラツプ期間はエキセントリ
ツクシヤフトの回転角で0〜20゜の範囲に設定す
ることが、充填効率の向上を図るとともに、ダイ
リユーシヨンガスの持込み量を少なくして特にエ
ンジン低負荷時の失火の防止を図る上で好まし
い。
さらに、上記実施例では、高負荷用吸気ポート
4が可変ポートで低負荷用吸気ポート3が固定ポ
ート構造である場合について述べたが、低負荷用
吸気ポート3が可変ポートで高負荷用吸気ポート
4が固定ポート構造である場合にも適用可能であ
る。その場合、少なくとも高負荷用吸気系統で切
替回転数Nc±500rpmの回転域で、排気干渉効果
を得るように設定すればよい。要は、各々独立し
た2系統の吸気通路を備え、その一方の吸気通路
の吸気ポートが可変ポートである場合に、他方の
固定ポート側の吸気系統により可変ポート切替域
に排気干渉効果を得るように設定すれば所期の目
的が達成される。
さらにまた、上記実施例では、低負荷用絞り弁
22を主低負荷用吸気通路20内に設けた型式の
ものについて述べたが、低負荷用絞り弁22を、
主低負荷用吸気通路20と主高負荷用吸気通路2
1との分岐部上流の主吸気通路18に設けた型式
のものも採用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、可変ポ
ートを備えたサイド吸気ポート式の2気筒ロータ
リピストンエンジンにおいて、可変ポート切替
時、固定ポート側の吸気系統での気筒相互間の排
気干渉効果により過給効果を得るようにしたの
で、過給機等を要さずに既存の吸気系の僅かな設
計変更による極めて簡単な構成でもつて、上記可
変ポート切替時のエンジン出力の落ち込みを防止
して出力向上を有効に図ることができる。よつて
可変ポートを備えたロータリピストンエンジンの
出力向上対策の容易実施化およびコストダウン化
に大いに寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は全体構
成説明図、第2図は全体概略図、第3図は第1お
よび第2気筒の吸気行程を示す説明図、第4図は
本発明実施例による出力トルク特性を示すグラフ
である。 1A…第1気筒、1B…第2気筒、2…ロータ
ハウジング、2a…2節トロコイド状内周面、3
…低負荷用吸気ポート、4…高負荷用吸気ポー
ト、4a…主ポート、4b…補助ポート、5…サ
イドハウジング、6…ケーシング、7…ロータ、
8…エキセントリツクシヤフト、9…作動室、1
6…制御弁、18…主吸気通路、20…主低負荷
用吸気通路、20a…第1低負荷用吸気通路、2
0b…第2低負荷用吸気通路、21…主高負荷用
吸気通路、21a…第1高負荷用吸気通路、21
b…第2高負荷用吸気通路、22…低負荷用絞り
弁、23…高負荷用絞り弁、25…連通路、27
…連通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2節トロコイド状の内周面を有するロータハ
    ウジングとその両側に位置するサイドハウジング
    とで形成された各ケーシング内にそれぞれ配設さ
    れた略三角形状のロータが、エキセントリツクシ
    ヤフトに支承され該シヤフトの回転角で180゜の位
    相差を持つて遊星回転運動し、かつ各気筒に第1
    吸気通路と第2吸気通路とが各々独立して各サイ
    ドハウジングに設けた開口期間が固定された第1
    吸気ポートおよび制御弁の開閉によつて開口期間
    が変化する第2吸気ポートによつて作動室に開口
    する2気筒ロータリピストンエンジンにおいて、 a 上記第2吸気ポートは、エンジンの所定回転
    数以上の領域において制御弁の開作動により全
    開になるとともに制御弁を開いているときの第
    2吸気ポートの閉時期を第1吸気ポートよりも
    遅らせること、 b 各気筒の第1吸気通路を絞り弁下流において
    連通路によつて連通すること、 c 制御弁の開閉により第2吸気ポートの開口期
    間が変化するエンジン回転域において、一方の
    気筒の第1吸気ポート開口時に第1吸気通路内
    に発生する圧縮波を上記連通路を介して他方の
    気筒の全閉直前の第1吸気ポートに伝播させる
    ように上記連通路およびその下流の第1吸気通
    路によつて形成される両気筒の第1吸気ポート
    間の通路長さを設定すること の条件のもとで、上記第2吸気ポートの開口期間
    変化領域で第1気筒の全閉直前の第1吸気ポート
    に伝播した圧縮波により過給を行うようにしたこ
    とを特徴とするロータリピストンエンジンの吸気
    装置。
JP57212427A 1982-12-02 1982-12-02 ロ−タリピストンエンジンの吸気装置 Granted JPS59101544A (ja)

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US06/556,910 US4562805A (en) 1982-12-02 1983-12-01 Intake system for rotary piston engine
DE19833343690 DE3343690A1 (de) 1982-12-02 1983-12-02 Einlasssystem fuer rotationskolbenmotoren

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