JPS62111719A - 感熱転写材用フイルム - Google Patents

感熱転写材用フイルム

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JPS62111719A JP60253413A JP25341385A JPS62111719A JP S62111719 A JPS62111719 A JP S62111719A JP 60253413 A JP60253413 A JP 60253413A JP 25341385 A JP25341385 A JP 25341385A JP S62111719 A JPS62111719 A JP S62111719A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ〕 産業上の利用分野 本発明は感熱転写材用フィルムに関する。
更に詳しくは、縦方向のヤング率が高く、感熱転写材の
薄膜化可能で耐熱性があり印字の鮮明な感熱転写材用ポ
リエチレンーー、6−ナフタレートフィルムに関する。
(ロ)従来の技術 近年オフィスオートメーションの進行につれ各種の記録
方式が開発されているが、その中で印字の際に杼音が少
なくかつ操作が簡単な感熱記録方式が注目されている。
通常、特殊な発色剤を含有させた感熱記録紙に、直接サ
ーマルヘッドを接触させて記録するという感熱記録方式
が使われている。該方式では、熱記録装置の操作性、保
守性に侵れているが、記録用紙が熱や光で変色しやすく
、記録の長期保存に大きな問題点がある。
最近、感熱記録方式の長所を生かし、かつ上記の短所を
無くす1伍として感熱転写記録方式が脚光を浴び、広く
使われはじめてきた。
そこで感熱転写記録方式は普通紙に印字できること、記
録の長期保存性に優れることおよび印字の品位が優れる
ことの理由などから、今後各種プリンタに使われるもの
と考えられる。プリンタとしては、例えば、コンピュー
タ用プリンタ、ワードプロセッサー用プリンタ、ビデオ
プリンタ、ラベルプリンタ、スチルビデオカメラ用プリ
ンタ、ファクシミリなどが挙げられる。更に、近年のコ
ンピューターの発達はめざましく、カラーグラフィック
表示が容易に行えるようKなり、プリンタもカラー化の
時代に入っている。
本方式においては基材とその表面に塗布された熱転写層
とから構成される感熱転写材が使用される。印字に際し
ては、記録紙〔一般には普通紙が便用できる)と感熱転
写材の熱転写層とを接触させ、加圧し、基材の反対面に
サーマルヘッドを接触させ、ヘッドにパルス状に信号電
流を送り、サーマルヘッドを加熱する。このようにして
加熱された部分の熱転写層のみから熱溶融性のインク層
を転写させたり、昇華性のインクを昇華させたりして、
記録紙に転写記録する。通常、熱溶融性インク層はイン
ク温度60℃〜lλO℃の温度範囲で容易に記録紙に転
写し、昇華性のインクはインク温度10℃〜200℃の
温度範囲で昇華し転写する。
一般に、前者を利用する方法を熱溶融型感熱転写方式と
呼び、後者を利用する方法を昇華型感熱転写方式と呼ん
でいる。
熱溶融型感熱転写方式の場合、黒一色の印字には、イン
ク層にカーボンブラックを加えた感熱転写材を使用し、
カラー化には、イエロー、マゼンタ、シアンの3原色の
感熱転写材を別個に用意し、同一記録紙上に、各色7回
ずつ、計3回熱転写させ、3原色を重ねるという方法を
採っている。
−7昇華型感熱転写方式の大きな特色は、階調を容易に
出せる点、即ち、昇華するインク量をサーマルヘッドの
熱量によって容易にコントロールできる点にある。色を
濃くしたければ、印加電圧を上げるか電流パルスの印加
時間を長くすれば良く、色を薄(したければ、印加電圧
を下げるか電流パルスの印加時間を短(すれば良い。こ
の階調を容易に出し得るということを利用して、本方式
はカラープリント、特に精密な図形や写真等のカラープ
リントに応用されている。カラープリントする方式は、
熱溶融型と同じく、イエロー、マゼンタ、シアンの3原
色の感熱転写材をそれぞれ用意し、各色1回ずつ感熱転
写し、計3回転写する方法である。昇華型感熱転写方式
の場合、先述の如(、色を濃くするためにはヘッドの熱
量を高くすることが必要とされ、熱溶融型よりも、感熱
転写材に、高い温度がかかる。感熱転写方式において昇
華性のインクを使用する場合に、色調の安定性や保守性
のために、記録紙に特殊な受像層を設けることがあるが
、一般的には、感熱転写方式は普通紙に容易に記録でき
る為、感熱記録方式の短所を無くすことができる。
従来、この感熱転写材の基材としては、コンデンサー紙
が使用されているが、強度が弱く、ひき裂けやすいとい
う理由や、高速印字や鮮明な画像を得るには基材を薄(
することが必要とされるが、コンデンサー紙では厚みを
薄くしたり、厚み斑を減少することが困難であるという
理由などから、基材としてポリエチレンテレフタレート
を主体とする薄膜ヲ使うことが提案され使用されるよう
になってきている。
e−)従来技術の問題点 しかしながら現在更に画像を鮮明にするために、耐熱性
がより高(かつフィルムがより薄いものが望まれている
。この点においてポリエチレンテレフタレートを主体と
するフィルムにおいては、その耐熱性が充分でなく−1
フイルム強度においてもヤング率で高々A ’ Okg
/xvt”で薄膜化出来ない。又縦方向の強度を上げる
と横方向の強度が低下してしまう。
この為、ポリエチレンテレフタレートフィルムよりも耐
熱性が有りかつ縦方向の強度がより高いフィルムの開発
が望まれている。その際当然横方向の強度も高い事が望
まれている。
に)〕 問題点を解決するための手段 本発明者は、上記の要望に答えるべく鋭意検討の結果、
ポリエチレンテレフタレートフイルムの代りに特定ヤン
グ率のポリエチレン−4,6−ナフメレートフイルムを
用いる事により上記問題点を解決出来ることを見い出し
本発明に到達したものである。
即ち本発明の要旨は、縦方向のヤング率がA o o 
kg/Td以上であるポリエチレンーー、A −ナフタ
レートを主体とするコ軸配向フィルムからなる感熱転写
材用フィルムにある。
本発明でいうポリエチレンーー、t−ナフタレートとは
、その構成単位が実質的にエチレンーー、6−ナフタレ
ート単位から構成されているポリマーを指すが、少量例
えば、10モル多以下、好ましくは5モル係以下の第三
成分によって変性されたエチレン一一、6−ナフタレー
トポリマーも含まれる。
ポリエチレンーー、6−す7タレートは一般にナフタレ
ンーー、6−ジカルボン醸又はその機能的誹導体例えば
ナフタレンーー、6−ジカルボン酸メチルとエチレング
リコールとを触媒の存在下で過半な反応条件の下に重縮
合せしめることによって製造される。この場合、第三成
分として例えば、アジピン酸、セバンン酸、フクル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−=、クージ
カルボン酸等のジカルボン酸又はその低級アルキルエス
テル。
p−オキシ安息香酸の如きオキシカルボン酸、又はその
低級アルキルエステルあるいはグロビレングリコール、
トリメチレングリコール、ン テトラメチレングリコール、べIジエチレングリコール
、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール等
のλ価ノアルコール、ポリエチレングリコール、ポリテ
トラメチレンクIJ :I−ル等のポリアルキレングリ
コール等を挙げることができる。又重合に際して重合調
節剤、結晶化調整剤、可星剤、艶消剤、安定剤などを添
加しても差しつかえない。又、本発明で用いるポリエチ
レンナフタレートは重合度が低すぎると機械的特性が低
下するので、その極限粘度はO,aO以上、好ましくは
O,aO〜0.?0のものが好ましい。又密度につ(・
ては/、、360以上、好ましくは/、370以上であ
る。これより低いとフィルムの収縮率が高(好ましくな
い。
本発明のフィルムはステイキング防止のため微細な不活
性化合物を含有せしめて滑り性を付与してもよい。かか
る方法の中のひとつにポリエチレンナフタレート製造時
に反応系内に溶存している金属化合物例えばエステル交
換反応後系内に浴存している金属化合物にリン化合物等
を作用させて微細な粒子を析出させる方法、いわゆる析
出粒子方法がある。
しかるにこの方法は析出粒子量に限界があるため今ひと
つのいわゆる添加粒子法が好ましく用いられる。
つまり添加粒子法とはポリエステル製造工程から製膜前
の押出工程のいずれかの工程でポリエステルに不活性な
微細粒子を配合せしめる1伝であり、この不活性微粒子
としては例えば、カオリン、メルク、炭酸マグネシウム
、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫
酸バリウム、リン駿リチウム、リン酸カルシウム、リン
酸マグネンウム、識などのテレフタル酸塩等から選ばれ
た/穆以上の金属化合物あるいはカーボンブラック等を
挙げることができるがこれらに限られるものではない。
この不活性化合物の形状は、球状、塊状あるいは偏平状
のいずれであっても良く、またその硬度、比重、色、等
についても特に制限はない。該不活性化合物の平均粒径
は、通常等画法直径で0./−10μ好ましくはo、3
〜3μの範囲から選ばれる。またそのフィルムに対する
配合量は、0.O/〜1重]t%、好ましくはo、o−
1〜o、trx*%、更に好ましくは0.03〜0.3
重世%の範囲から選択される。
又同じ目的で種々の樹脂、潤滑剤等を塗布してもよい。
本発明のポリエテレンーコ、6−ナフタレ−トフイルム
は、縦方向のヤング率力b o o kg/−以上でな
ければならない。好ましくは/ 000 kfild以
上、更に好ましくは1300kg/z−以上である。縦
のヤング率が100に9/龍2未満のフィルムでは特に
リボン状フィルムにおいてポリエチレンテレフタレート
フィルムに比べても薄膜化が困難であり転写材と用いた
時印字が不鮮明となる。又横方向のヤング率は100ψ
讐以上が好ましい。これより低いフィルムでは縦方向の
ヤング率が高いフィルムであっても、峙に枚葉フィルム
において腰か弱(フィルムの薄膜化が難かしく、転写材
として用いた時印字の鮮明さの改良効果が少ない。
ここで該フィルムの厚みはQ、!μ以上6μ以下である
次に本発明のフィルムの製膜方法を具体的に述べるが、
これに限定されるものではない。
カオリン、シリカ等の微細粒子を含有せしめたポリエチ
レンーー、6−す7タレ一ト重合体原料を乾燥し、−1
0〜320℃で溶融押出し、急冷固化して実質的に無配
向の未延伸シートを得る。この際常法の静電印刀a冷却
法を適用することが好ましい。該未延伸シートをまず縦
方向11C/30℃〜/70℃の温度で縦方向の複屈折
率Δnがo、oto以下となるよう/、1倍以上3.3
倍以下、好ましくは2.3倍より低倍率で延伸する。か
(して得たフィルムを次にテンターで横方向に730℃
〜iro℃でコ、j倍以上タ、θ倍以下延伸し、/30
℃〜−1IO℃で幅方向に7〜30%弛緩させながら熱
葛理する。かくして得られた二軸配向フィルムを更に縦
方向に/170℃〜200℃で再度/、 /倍以上ダ、
O倍以下再延伸する。次に該フィルムをlざO℃以上=
6Q℃以下の温度で/、0/−/、!r倍横方向に延伸
しなから熱固定し、巻き取る。か(してこれまで知られ
ていたポリエチレンーー、6−ナフタレートフィルムに
比べて縦・横のヤング率の格段罠高いフィルムを製造す
ることができる。
(ト)発明の効果 このようにして得たフィルムは、ポリエチレンテレフタ
レートに比べて、耐熱性に優れると共に極薄化可能であ
り、感熱転写材として好適に使用することができる。
(ヘノ実施例 以下本発明を実施例により具体的に説明するが、その要
旨を変えない限り、これらの実施例に限定されろもので
はない。なお本明細書中における物性測定は下記の方法
による。
(1)  ヤング率 コ3℃、SO%RHにて東洋ボールドウィン社製テンシ
ロンUTM−4型を用いて下記の条件にて測定した。
試料形状  短冊型(長さ/S儂、幅 /crIL) チャック間隔   l0cIIL 引張速度  ioo%/m1n (2)感熱転写材の評価 評価に供するフィルムの片面にステイキング防止層とし
てフッ素系ポリマーを塗布し、反対面にワックスの転写
層をもうけリボン状にしてブラザー工業@製タイプライ
タ−EP−コOを用いて評価した。
比較例1 に従い二軸延伸熱固定してバランスした、厚さデμのポ
リエチレンテレフタレートフィルムを作成した。
比較例コ 固有粘度o、bコで平均径が/、フμmの非晶質シリカ
o、or部を含有するフィルムを常法により延伸熱固定
してダμのポリエチレンテレフタレートのテンサフイル
ムを作成した。
実施例1.コ 固有粘度が0.63で平均径が八7μmの非晶質シリカ
o、og部を含有するポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートの重合体原料を223℃で溶融押出して未延伸フィ
ルムを作成した。
該未延伸フィルムを、770℃で1.3倍縦方向に延伸
し更に135℃で1.−倍延伸したのちλ/(7℃で7
0%弛緩しながら熱固定した。
該熱固定フィルムな/よ0℃で/、3倍(実施例/〕、
及び1.3倍(実施例コ)再縦延伸を行なった。該フィ
ルムをユ3θ℃にて熱固定しなから/、1倍横方向に幅
出しし巻き取り、それぞれqμ、−μのフィルムを得た
これらのフィルムの物性及び感熱転写材としての評価結
果を表1に示した。
表/の結果より、本発明のフィルムは、薄くても腰が強
くかつ耐熱不良によるステイキングがない良好なフィル
ムであった。
表  l

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)縦方向のヤング率が600kg/mm^2以上で
    あるポリエチレン−2,6−ナフタレートを主体とする
    2軸配向フィルムからなる感熱転写材用フィルム。
  2. (2)横方向のヤング率が600kg/mm^2以上で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第一項記載の感熱
    転写材用フィルム。
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