JPS6210315Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6210315Y2
JPS6210315Y2 JP1981196403U JP19640381U JPS6210315Y2 JP S6210315 Y2 JPS6210315 Y2 JP S6210315Y2 JP 1981196403 U JP1981196403 U JP 1981196403U JP 19640381 U JP19640381 U JP 19640381U JP S6210315 Y2 JPS6210315 Y2 JP S6210315Y2
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JP
Japan
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jib
top sheave
sheave
housing
wire rope
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981196403U
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English (en)
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JPS5899282U (ja
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Publication of JPS6210315Y2 publication Critical patent/JPS6210315Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ジブが俯仰してもワイヤーロープ間
のはさみ角が小さくならないようにし、荷振れの
少ない安定した荷役を行い得るようにしたジブク
レーンに関する。
最近の船舶貨物は大型化、コンテナー化されて
きており、荷役のスピードアツプが強く要請され
ている。このため、船上ジブクレーンも容量アツ
プ、スピードアツプされてきているが、大きな貨
物を取扱うには、ジブクレーン特有の荷振れが大
きな問題となつてくる。特に、コンテナー取扱時
にはスポツテイングアビリテイー(位置決め性
能)を要求される。
第1図及び第2図は、従来のジブクレーンのう
ち船上のジブクレーンであり、図中aはハウジン
グ、bはジブ、cは巻上ドラム、dはハウジング
トツプシーブ、eはジブトツプシーブ、fはフツ
クユニツト、gはワイヤーロープである。
斯かる構成とすると、フツクユニツトfを支え
るワイヤーロープgは、1本であつて複数本でな
いため支え方が平面的となる。従つて水平方向へ
回転して捩れるおそれがあり、又横振れも起こし
易い。
第3図は従来のジブクレーンのうち陸上のジブ
クレーンであり、図中e′はジブトツプシーブ、又
第1図及び第2図に示す符号と同一の符号のもの
は同一のものを示す。
斯かるジブの場合、ジブ先端の曲りが小さいた
めジブ俯仰角の範囲が大きい場合、俯仰によりジ
ブトツプシーブe,e間の水平方向距離の変化が
大きくなる。このため、ワイヤーロープgは安定
した抵抗が得られず、荷振れが大きく、又振れの
減衰も悪い。
本考案は従来のジブクレーンが有する前述の欠
点を除去し、荷振れの少ない安定した荷役を行う
ようにして荷役能率の向上並に安全性の確保を計
ることを目的としてなしたもので、俯仰自在なジ
ブの先端に、回転中心を結んだ線が側面から見て
三角形状になるようジブトツプシーブを枢着し、
ジブトツプシーブの回転中心を結んで形成された
三角形の底辺の水平方向距離をジブトツプシーブ
下方にワイヤーロープを介して吊下げられたフツ
クユニツトシーブの直径より大きくし、更にジブ
回転中心からのハウジングトツプシーブ及びジブ
トツプシーブを水平引込み可能な位置に配置する
と共に、フツクユニツトを前後左右の4本のワイ
ヤーロープで立体的に支持したことを特徴とする
ものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第4図は本考案のジブクレーンの全体斜視図を
示し、船舶デツキ上に設置したハウジング1に巻
上ドラム2及び俯仰ドラム3を配設すると共にハ
ウジング1上部にハウジングトツプシーブ4−
1,4−2を回転自在に枢着し、ハウジング1の
下端にジブ5の基端を俯仰自在に枢着し、該ジブ
5の上端を下方に向けて約90度に折曲げ、該ジブ
5の上端部及び折曲げ部にジブトツプシーブ6−
1,6−1′,6−2,6−3を回転自在に枢着
し、各ジブトツプシーブ6−1,6−1′,6−
2,6−3の回転中心を結んだ線が側面から見て
三角形状になるようにする。
ワイヤーロープの巻掛け方は第5図に示してあ
る。
巻上用のワイヤーロープ7は左右2本であり、
一端を巻上ドラム2に固着したワイヤーロープ7
をハウジングトツプシーブ4−1で方向転換して
ジブ5先端のジブトツプシーブ6−2,6−3に
順次巻掛け、ジブトツプシーブ6−3で方向転換
したうえ下方へ垂下せしめ、下端においてフツク
ユニツト9のフツクユニツトシーブ10に巻掛け
てフツクユニツト9を吊下げ、上方へ方向転換
し、ジブトツプシーブ6−1で方向転換してハウ
ジングトツプシーブ4−2に巻掛け、ハウジング
トツプシーブ4−2とジブトツプシーブ6−1と
の間に適宜回数掛けめぐらし、その他端をハウジ
ング1の上部に固着する。
上述のワイヤ掛けにおいては、左右のワイヤー
ロープ7,7間のスパンをジブトツプシーブ6−
3の位置でL1とし、フツクユニツトシーブ10
の位置でL2とした場合、L1>L2の関係が成立す
るよう寸法が決められ、ジブトツプシーブ6−1
と6−3の水平方向のスパンをL3とし、フツク
ユニツトシーブ10の直径をDとした場合、L3
>Dの関係が成立するよう寸法が決められてい
る。
俯仰用のワイヤーロープ8は1本であり、一端
を俯仰ドラム3に固着したワイヤーロープ8をハ
ウジングトツプシーブ4−1とジブトツプシーブ
6−1′との間に適宜回数掛けめぐらし、その他
端をハウジング1上部に固着する。
次に本考案の作用について説明する。
ジブ5の俯仰は、俯仰ドラム3により、ワイヤ
ーロープ8を巻取り若しくは繰出すことにより行
う。例えば第6図の実線位置から二点鎖線位置ま
でジブ5を起立させる場合には、俯仰ドラム3に
よりワイヤーロープ8を巻取る。ジブ5が最大旋
回半径から最小旋回半径まで俯仰動作を行つて
も、ジブトツプシーブ6−1と6−3との間の水
平方向のスパンL3は概略一定となるようにジブ
トツプシーブの配置が決定されており、且つL3
>Dであるため、ワイヤーロープ7のはさみ角α
は、ジブ5が最大旋回半径にある場合も最小旋回
半径にある場合も差程変化しない。
ジブトツプシーブとハウジングトツプシーブの
位置関係は、巻上下動作を行わなくとも、ジブ5
が最大旋回半径から最小旋回半径まで俯仰動作を
行つた際に荷が高さ一定で移動するよう決定され
ているため、荷の水平引込みが可能である。
フツクユニツト9は、ワイヤーロープ7による
はさみ角αがある値からそれ程変化せず、且つ前
後左右4本のワイヤーロープで立体的に吊り下げ
られているため、フツクユニツト9の振れ及び捩
れに対する抵抗が大きくなり、ジブ旋回半径の大
小に拘らずフツクの振れの少ない安定した荷役が
可能となる。
なお、本考案の実施例においては、ジブクレー
ンを船舶に設置する場合について説明したが、陸
上に設置することもできること、その他本考案の
要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
と、等は勿論である。
本考案のジブクレーンによれば、 (i) フツクユニツトに回転フツクを使用した場合
にも、回転トルクをサポートできるため安定し
た荷の回転が可能であり、特にコンテナー等の
大容積荷物に有効である。
(ii) クレーンの旋回による荷物の横振れに対して
も抵抗力が働くため荷振れが少ない。
(iii) ジブクレーンを船上クレーンとして使用する
場合、クレーンが固定式であるため、使用する
旋回半径範囲が大きいが、最小旋回半径から最
大旋回半径までワイヤーロープ間同志の距離が
変化しないため、サポート力が安定している。
(iv) 以上のように荷振れの少ない安定した荷役を
行うことが可能であり、従つて作業能率を向上
させ、安全性を確保することが可能となる。
等、種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のジブクレーンのうち
デツキクレーンの説明図、第3図は従来のジブク
レーンのうち陸上に使用するものの説明図、第4
図は本考案のジブクレーンの説明図、第5図は第
4図のジブクレーンのワイヤーロープ巻掛け状態
を示す説明図、第6図はジブを俯仰させる場合の
説明図である。 図中1はハウジング、2は巻上ドラム、3は俯
仰ドラム、4−1,4−2はハウジングトツプシ
ーブ、5はジブ、6−1,6−1′,6−2,6
−3はジブトツプシーブ、7,8はワイヤーロー
プ、9はフツクユニツト、10はフツクユニツト
シーブを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 俯仰自在なジブの先端に、回転中心を結んだ線
    が側面から見て三角形状になるようジブトツプシ
    ーブを枢着し、ジブトツプシーブの回転中心を結
    んで形成された三角形の底辺の水平方向距離をジ
    ブトツプシーブ下方にワイヤーロープを介して吊
    下げられたフツクユニツトシーブの直径より大き
    くし、更にジブ回転中心からのハウジングトツプ
    シーブ及びジブトツプシーブを水平引込み可能な
    位置に配置すると共に、フツクユニツトを前後左
    右の4本のワイヤーロープで立体的に支持したこ
    とを特徴とするジブクレーン。
JP19640381U 1981-12-24 1981-12-24 ジブクレ−ン Granted JPS5899282U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19640381U JPS5899282U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 ジブクレ−ン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19640381U JPS5899282U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 ジブクレ−ン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5899282U JPS5899282U (ja) 1983-07-06
JPS6210315Y2 true JPS6210315Y2 (ja) 1987-03-10

Family

ID=30109646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19640381U Granted JPS5899282U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 ジブクレ−ン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5899282U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916152A (ja) * 1972-06-12 1974-02-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916152A (ja) * 1972-06-12 1974-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5899282U (ja) 1983-07-06

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