JPS6122944Y2 - - Google Patents

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JPS6122944Y2
JPS6122944Y2 JP3015881U JP3015881U JPS6122944Y2 JP S6122944 Y2 JPS6122944 Y2 JP S6122944Y2 JP 3015881 U JP3015881 U JP 3015881U JP 3015881 U JP3015881 U JP 3015881U JP S6122944 Y2 JPS6122944 Y2 JP S6122944Y2
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JP
Japan
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jib
hoisting
rope
front stay
crane
Prior art date
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JP3015881U
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JPS57144991U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 超重量の荷を取扱い得るものにはジンポール、
デリツク、クローラクレーン、ガントリクレーン
等があるが、ジンポール、デリツク等では前後左
右のような平面的に吊荷の移動を行なうことがで
きない。又この移動を行うことができる様にジブ
を旋回可能な構造とするとジブクレーンは大型且
重構造のものとなつている。更に設置する為の基
礎条件も大規模且堅固であらねばならず、更に構
造が複雑である為組立作業が面倒であり、クレー
ンの据付費用は著しく高価となる。
クローラタイプのクレーンでは据付作業は容易
であるが接地圧が高く特に日本では使えぬ場合が
多い。
又、原子力発電所建設などに於ける原子炉圧力
容器(通常1000t程度の重量である)の設置には
建屋を利用したガントリクレーンであるとか、大
型のクローラクレーンや定置型大型デリツクを用
いて行つていた。然し、斯かる方法であると建屋
を頑丈にしなければならないと共に圧力容器の設
置を建屋の構築を待つて行わなければならない
等、費用的にも工期的にも無理を強いられてい
た。
本考案は斯かる不具合を解消するものであつ
て、整地した地盤上にジブ軸受架台を据置き、該
架台にジブ及びフロントステイをV字状にピン枢
着すると共にフロントステイの先端を地盤に繋止
し、ジブ、フロントステイの先端間に起伏ロープ
を掛け渡し起伏ロープの繰込み繰出しでジブの起
伏を行う様構成し、更に前記フロントステイ、ジ
ブの先端を掛け回した巻上ロープによりジブ先端
下方に吊具を吊下げ、巻上げロープの巻取巻戻し
で前記吊具の昇降を行わしめる様構成したことを
特徴とするものである。
以下図面に基き本考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図に於いて第1の実施例を示す。
所要の接地面積を有する基台1に軸受フレーム
2を立設せしめてなるジブ軸受架台3及び、カウ
ンターウエイト4を載置したカウンターウエイト
架台5を所要の間隔を隔て整地した地面上に据置
く。前記両架台3,5間にウインチ架台6を配設
し、ウインチ架台6とジブ軸受架台3とを補剛材
7にて結合せしめ、ウインチ架台6上にはジブ軸
受架台3側より起伏装置8,8′、巻上げ装置
9,9′をそれぞれ各一対配設する。前記ジブ軸
受架台3の上端部にジブ10の基部及びフロント
ステイ11の下端部をピン12,13によりそれ
ぞれ枢着し、又鉛直に配置したバツクステイ14
の下端部をカウンタウエイト架台5にピン15に
より枢着すると共にバツクステイ14の上端部と
前記フロントステイ11の上端部とをピン16を
介して枢着する。更にフロントステイ11の上側
にストツパフレーム17を取付け、その上辺材1
8の先端をピン12の鉛直線上よりも若干ジブ1
0側に突出せしめ、上辺材18の先端にリミツト
スイツチ19を設ける。
前記フロントステイ11の上端左右それぞれに
2個宛の起伏シーブ20,20′及び巻上げシー
ブ21,21′を同一軸心上に軸支すると共に該
軸心線上に起伏シーブ20,20′と対峙するシ
ーブブロツク取付体22,22′を枢支せしめて
起伏シーブブロツク23,23′を取付ける。こ
こで、起伏シーブ20,20′、巻上げシーブ2
1,21′等の取付軸心、ピン13及びピン12
の軸心が同一平面上となる様関連ずける。又、ジ
ブ10の先端左右それぞれに巻上げシーブ24,
25、24′,25′及びシーブブロツク取付体2
6,26′を枢支せしめると共に該シーブブロツ
ク取付体26,26′に起伏シーブブロツク2
7,27′を取付ける。
而して、前記起伏装置8,8′よりそれぞれ2
条の起伏ロープ28,28′を繰り出さしめ、起
伏シーブ20,20′を掛け回した後起伏シーブ
ブロツク23,23′、27,27′を掛け渡し
て、起伏ロープ28の各終端を互に繋結し、又ロ
ープ28′の各終端を互に繋結する。又、巻上げ
装置9,9′より繰り出さしめた巻上げロープ2
9,29′は巻上げシーブ21,21′、24,2
4′、25,25′を掛け回され、更に巻上げシー
ブブロツク30,30′に掛け回され、ジブ10
の先端に巻上げシーブブロツク30,30′を吊
下げた後、巻上げロープ29,29′の先端をジ
ブ10の先端に固着する。
前記巻上げシーブブロツク30,30′の下端
にはフツクユニツト31,31′をジブ10の長
手方向に回転自在に設け、フツクユニツト31,
31′に逆三角形状のビーム32を枢着し、更に
ビーム32の下頂部に於いて両端に吊具33,3
3′を設けた吊ビーム34を取付ける。
尚、図中35は重量取扱い荷を示す。
次に荷取扱い作業について説明する。
起伏ロープ28,28′を起伏装置8,8′によ
り繰込むと起伏シーブブロツク23,23′、2
7,27′間で起伏ロープ28,28′がたぐられ
るので両シーブブロツク23,23′、27,2
7′が接近し、ジブ10が起き上る。ストツパフ
レーム17に設けたリミツトスイツチ19は安全
を確保するもので、ジブ10がリミツトスイツチ
19に当接すると同時にリミツトスイツチも作動
し起伏装置を停止させる様にしている。
又、ジブ10の起上動作中巻上げ装置9,9′
を停止させておけば、巻上げロープ29,29′
は一定長保持され、吊ビーム34は上下、前後方
向(ジブ10の長手方向)に適宜移動する。更
に、起上動作と並行して巻上げ装置9,9′を駆
動せしめ、巻上げロープ29,29′を繰込み、
繰出ししてもよい。
而して、吊ビーム34が荷の真上に位置した時
起伏装置8,8′を停止し、巻上げ装置9,9′を
作動せしめて吊ビーム34を所要位置迄降下さ
せ、吊具33,33′により荷35を吊下げる。
次に、巻上げ装置9,9′を作動させて荷を所
要位置迄上昇させ、起伏装置8,8′によりジブ
10を倒伏させ、荷35を前記方向に移動する。
而して、巻上げ装置9,9′により荷35を降下
させれば所望の位置に設置することができる。
又、上記荷取扱い作業に於いて左右方向(ジブ
長手方向に対し直角な方向)に荷35を移動させ
る必要がある場合は第3図に示す如く行い得る。
即ち、ビーム32の上辺のいずれか一方を上下
させ、ビーム32を実線の状態より一点鎖線の状
態に傾動させれば荷35を左右方向に移動するこ
とができる。従つて、クレーン設置後ジブ軸受架
台3に不等沈下が生じ据付芯とジブ軸受架台3の
芯を結ぶ線と直角にジブ軸受架台3が据付けられ
ていなくても、上記の如き巻上げ装置9,9′の
単独駆動により、荷35の取扱いや設置作業の安
全容易に行い得る。
更に、前記荷取扱い作業に於いて、巻上げシー
ブブロツク30,30′、フツクユニツト31,
31′、ビーム32、吊ビーム34の各結合箇所
は回転自在となつているので、地上に横たわつて
いる荷を引起しながら吊上げる場合であつても、
安全容易に所定の設置場所まで移動することがで
きる。
次に、第4図において力の釣合い状態を説明す
ると、ジブ10の枢着ピン12、フロントステイ
11の枢着ピン13、起伏シーブ20,20′、
巻上げシーブ21,21′の軸支中心等を同一平
面に含まれる様構成してあるので、ジブ10及び
フロントステイ11に作用する力の作用線はジブ
軸受架台3の中心鉛直線上で交差する。従つて、
ジブ10の軸力Pによる水平分力PHとフロント
ステイ11の軸力Nによる水平分力NHとは力学
的釣合いを保ち、ジブ軸受架台3で支える荷重は
ジブ10とフロントステイ11の垂直分力PV
Vのみとなり、ジブ軸受架台3は所要の耐地圧
を有する地盤上に単に置くのみでよい。
次に、第5図〜第7図に於いて本考案の他の実
施例を説明する。
本考案に係るジブクレーンでは整地した地盤上
にジブ軸受架台3を単に据置くのみである為、据
付誤差、地盤の不等沈下によりジブ軸受架台3は
傾斜する可能性がある。この傾斜のうちクレーン
の前後方向の傾斜は機能上問題とならないが、左
右方向に傾斜するとフロントステイ11も同様に
傾斜する。而して、フロントステイ11の上端は
バツクステイ14により地盤に固定されており、
フロントステイ11は捩れ力を受けることにな
る。この為ジブ軸受架台3の傾斜が甚だしい場合
はフロントステイ11の下端枢着部等が損傷する
虞れがある。
従つて、以下に示す実施例ではバツクステイ3
6をロープ構造とし左右の長さを変更させフロン
トステイ11の捩れ変形を吸収することができる
ようにしたものである。
尚、図中第1図〜第3図に示したものと同一構
成要素には同一符号を示す。
カウンターウエイト37にバツクステイロープ
架台38,38′を左右一対固着し、該バツクス
テイロープ架台38,38′にそれぞれ下部シー
ブブロツク39,39′を枢着する。又前記フロ
ントステイ11の左右上端部に下部シーブブロツ
ク39,39′に対峙せしめて上部シーブブロツ
ク40,40′を枢着する。
前記した下部シーブブロツク39,39′はク
レーンの左右方向に延びる軸41,41′に回転
自在に設けたシーブ群42,42′の他にクレー
ンの前後方向に延びる軸43,43′に回転自在
に設けたシーブ44,44′を備えている。
又、左右バツクステイロープ架台38,38′
の間にバツクステイロープ長さ調整装置45が設
けられる。
バツクステイロープ長さ調整装置45は、バツ
クステイロープ架台38,38′に橋渡した支持
台46にクレーン左右方向に延びる2本のスクリ
ユーシヤフト47を回転自在に取付け、該スクリ
ユーシヤフト47に一対のシーブ48,48′を
枢着してなるスライダ49を螺合せしめ、スクリ
ユーシヤフト47を該シヤフトに固着たハンドル
50により手動或はその他の手段によつて回転さ
せ得る様にしたものである。
而して、バツクステイロープ51、51′の一
端を下部シーブブロツク39、39′の所要箇所
に繋結した後、下部シーブブロツク39、39′
と上部シーブブロツク40、40′とを掛け回
し、シーブ44、44′で90゜方向変換させ長さ
調整装置45のシーブ48、48′に掛け回し、
バツクステイロープ51、51′の他端をバツク
ステイロープ架台38、38′に繋結する。ここ
で52は組立、分解時にフロントステイ11の自
重を支える支持フレームである。
斯かる構成であるので、例えば第7図に於いて
スライダ49を紙面左方へ移動せしめれば右側の
上下シーブブロツク39,40間の距離が短くな
り、左側の上下シーブブロツク39′,40′間の
距離が長くなる。従つて、フロントステイ11に
捩れが生じた場合スライダ49の位置を調整する
ことによつてフロントステイ11の捩れを修正す
ることが可能である。
尚、上記実施例ではバツクステイロープ51,
51′の他端側を長さ調整装置45に掛け回しバ
ツクステイロープ架台38,38′に繋結した
が、バツクステイロープ架台38,38′にそれ
ぞれ巻取装置を設け、左右のバツクステイロープ
51,51′をそれぞれ独立に巻取り巻戻す等し
て上下シーブブロツクの距離を変化させてもよ
い。
以上述べた如く本考案によれば、 (i) クレーン自重並びに荷重を支持する架台を単
に地盤に据置くだけでよいので、大規模な基礎
工事が不要である、 (ii) クレーンの各部材はピン構造により結合して
いるので、構造が簡単で製作費を安価とするこ
とができる、 (iii) 上記した(i),(ii)より据付、移設が簡単容易に
できると共に据付費を極めて安価にできる、 (iv) 更に、実施例中示した吊具、ロープ式バツク
ステイを使用すれば、荷の左右方向の移動を行
い得ると共に据付時の誤差架台の不等沈下によ
る不具合を是正できる、 等優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例の概略斜視図、第
2図は同前側面図、第3図はビームの作動説明
図、第4図は本ジブクレーンに於ける力の釣合い
を示す説明図、第5図は他の実施例の側面図、第
6図は同前背面図、第7図は第6図の詳細説明図
である。 3はジブ軸受架台、8,8′は起伏装置、9,
9′は巻上げ装置、10はジブ、11はフロント
ステイ、28,28′は起伏ロープ、29,2
9′は巻上げロープ、33,33′は吊具を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 整地した地盤上にジブ軸受架台を据置き、該架
    台にジブ及びフロントステイをV字状にピン枢着
    すると共にフロントステイの先端を地盤に繋止
    し、ジブ、フロントステイの先端間に起伏ロープ
    を掛け渡し起伏ロープの繰込み繰出しでジブの起
    伏を行う様構成し、更に前記フロントステイ、ジ
    ブの先端を掛け回した巻上ロープによりジブ先端
    下方に吊具を吊下げ、巻上げロープの巻取巻戻し
    で前記吊具の昇降を行わしめる様構成したことを
    特徴とするジブクレーン。
JP3015881U 1981-03-04 1981-03-04 Expired JPS6122944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015881U JPS6122944Y2 (ja) 1981-03-04 1981-03-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3015881U JPS6122944Y2 (ja) 1981-03-04 1981-03-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57144991U JPS57144991U (ja) 1982-09-11
JPS6122944Y2 true JPS6122944Y2 (ja) 1986-07-09

Family

ID=29827684

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JP3015881U Expired JPS6122944Y2 (ja) 1981-03-04 1981-03-04

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JPS57144991U (ja) 1982-09-11

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