JPH042951Y2 - - Google Patents

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JPH042951Y2
JPH042951Y2 JP1986060712U JP6071286U JPH042951Y2 JP H042951 Y2 JPH042951 Y2 JP H042951Y2 JP 1986060712 U JP1986060712 U JP 1986060712U JP 6071286 U JP6071286 U JP 6071286U JP H042951 Y2 JPH042951 Y2 JP H042951Y2
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boom
swinging
swing
crane
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JP1986060712U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、船舶などの荷役装置として使用さ
れ、とくに荷役作業能率の向上と構造の軽量化を
図り得るブーム揺動式ガントリークレーンに関す
るものである。
[従来の技術] 従来、船舶用のガントリークレーンには第6図
および第7図に示すように船艙aを跨いで上甲板
b上を走行するフレームc上にジブクレーンdを
設け、このクレーンdをフレームc上に横行させ
る形式のものが広く使用されている。この形式の
ガントリークレーンは、第7図に示すようにブー
ムeの最大旋回半径rとジブクレーンdの最大横
行距離lによつて定まる荷役可能範囲f(仮想線
gで囲んだ領域)が大きいので荷役能力が高く評
価されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、前述のガントリークレーンによると
ジブクレーンdの横行を可能にするため桁h上に
横行レールiおよび給電装置(図示せず)を設け
るほかジブクレーンdの転倒対策が必要となり、
フレームc全体の重量が増加し、設備費が高価に
なる、荷役時、ジブクレーンdの旋回中心jか
ら吊荷位置kまでの距離r1と着荷位置mから横行
中心線nまでの距離r2との差(r1−r2)を調整す
るため、ブームeの俯仰操作を必要とし、各荷役
サイクルごとに巻上、旋回、俯仰、横行の4操作
を繰り返えし行うので、荷役操作が複雑になり作
業能率が低下する、などの問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、前述の問題点を解決するためになし
たもので、その要旨は、船艙を跨いで上甲板上を
走行する門形のフレームと、該フレーム上部の中
央部に旋回自在に支持した旋回アームと、該旋回
アームの旋回中心から離隔した旋回アーム端部に
旋回自在に支持した揺動式クレーンとを備え、該
揺動式クレーンが前記旋回アーム上に支持した旋
回ポストと、下端部を前記旋回ポストに回動自在
に支持され前記旋回ポストに一端を取り付けた油
圧シリンダによつて鉛直平面内を揺動駆動される
ブームと、前記旋回ポストに固定した巻上用ウイ
ンチのドラムに巻き付けられ前記旋回ポストのブ
ーム支持位置より高位置に設けたシーブと前記ブ
ーム頂部に設けたシーブとの間に多重に掛け廻し
たのち前記ブーム揺動面より側方に張り出したブ
ーム先端部に導いた巻上用ロープと、該巻上用ロ
ープ端部に吊り下げた吊荷装置とを備えたもので
ある。
[作用] 揺動式クレーンのブーム揺動操作と巻上操作だ
けで荷役サイクルを繰り返し行うので、クレーン
の操作が簡単になり作業能率が向上する。また、
前記揺動式クレーンはフレーム上で横行しないの
で、フレームの軽量化が可能になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示
すもので、本考案のガントリークレーンは、船艙
1を跨いで上甲板2上を走行する門形のフレーム
3と、このフレーム3上にほぼ水平に旋回自在に
支持した旋回アーム4と、この旋回アーム4の旋
回中心5と反対側の端部にほぼ水平に旋回自在に
支持した揺動式クレーン6などからなる。
フレーム3は、車輪7を介して走行レール8上
を走行する2本の脚9,9と、この脚9,9の頂
部を連結する桁10などからなり、この桁10の
中央位置12に旋回環13を介して前述の旋回ア
ーム4が水平に旋回自在に支持され、この旋回ア
ーム4の反対側の他端には揺動式クレーンの旋回
ポスト14が旋回環15を介して旋回自在に支持
されている。なお、旋回アーム4の腕の長さR、
すなわち、2つの旋回環13,15の旋回中心
5,16間の距離Rは、旋回アーム4が第3図の
位置にあるとき、旋回中心16がブーム17のア
ウトリーチが最大になる岸壁上の吊荷(または着
荷)位置と、岸壁と反対側の船体中心18から最
も遠い着荷(または吊荷)位置との間を2等分す
るように設定されている。
揺動式クレーン6は、本願と同一の出願人によ
つて提案された舶用揺動式荷役装置(特願昭60−
97294号参照)とほぼ同様であるが、本実施例で
は吊荷としてコンテナ19を荷役するため、吊荷
用フツクとして2本の巻上用ロープ20,20で
巻上げ、巻下し操作される旋回式の吊荷装置22
を設けた点が異なつている。揺動式クレーン6の
構成については、前述の文献に詳細に示されてい
るのでここではクレーンの概要と作動原理につい
て述べる。
揺動式クレーン6は、下端部を前述の旋回ポス
ト14に回動自在に支持したブーム17を、旋回
ポスト14に一端を固定した油圧シリンダ23を
用いて旋回中心16を含む鉛直面25(第2図参
照)内で、船体の一方の舷から他方の舷まで大角
度で揺動させ、前記鉛直面25から側方に張り出
したブーム先端部近傍に巻上用ロープ20,20
を介して吊荷装置22を吊り下げ、前記ロープ2
0,20を第4図に示すように、旋回ポスト14
のブーム17支持位置より高位置とブーム17頂
部とに夫々設けた倍力機構の役割を果たす多重の
シーブ26,27を経て固定部に定置した巻上用
ウインチ28のドラム29に巻き付けてあり、荷
役時、前記油圧シリンダ23、巻上用ウインチ2
8、シーブ26,27に掛け廻わした巻上用ロー
プ20,20を用いてブーム17を揺動駆動また
は所望の角度位置に保持するようにしている。
次に、本ガントリークレーンの取扱要領および
作動について説明する。いま、船上に図示のごと
く積載されたコンテナ19を岸壁32上に荷揚げ
する際は、吊荷装置22の中心33が吊上げるべ
きコンテナ19の真上にくるように旋回アーム4
の角度位置(またはフレーム3の船首尾方向の位
置)および油圧シリンダ23のストロークを調節
する。
次に、巻上用ウインチ28を作動させて吊荷装
置22のビーム34をコンテナ19上におろし、
図示しない掴み装置を作動させてコンテナ19を
掴む。ここで油圧シリンダ23を作動させること
によりブーム17を船体24に対し直角な鉛直面
内を岸壁側に円弧uを描いて揺動し、ブーム17
が仮想線で示す着荷位置真上に到達したとき油圧
シリンダ23を停止する。この間、吊り上げたコ
ンテナ19、吊荷装置22、ブーム17の自重な
どによつて発生した回動モーメントは、油圧シリ
ンダ23および巻上用ウインチ28などによつて
確実に受け止められ、ブーム17は安定した揺動
動作を行う。
また、このとき、シーブ26,27間に掛け廻
した巻上用ロープ20に発生する張力の合力はブ
ーム17を引き起こす方向に作用するので、油圧
シリンダ23の駆動トルクがこの分だけ軽減され
る。
更に、旋回ポスト14のシーブ26の取付高さ
を最適寸法に設定しておくことにより、コンテナ
19は、ブーム17揺動中ほぼ同じ高さを保持し
てほぼ水平方向に移動するので、巻上用ロープ2
0の繰り出し長さを変える必要がなく、運動動力
が最小限に抑制される。
次に吊荷装置22を駆動してコンテナ19を必
要に応じ旋回し(矢印s)、開放したのちブーム
17を反対側に揺動させ、吊荷装置22が図の左
から2番目のコンテナ19上にくると、前述の要
領で荷揚げを繰り返し、かくして縦方向に3段、
横方向に8列に並んだ24個のコンテナ19の陸揚
げが済むと、ここで、旋回アーム4を旋回させる
か、あるいはフレーム3を走行させて揺動クレー
ン6をコンテナ19の長さ分だけ船首尾方向に移
動し、同じ要領で荷揚げを続行する。
また、接岸時、岸壁32が船体に対し図示の位
置と反対側にある場合は、旋回アーム4を図示の
位置から180度旋回させた位置(第1図仮想線参
照)に固定して荷役を行う。
次に、本ガントリークレーンの荷役範囲を第5
図について説明する。本実施例で示したようにブ
ーム17の揺動面が船側に直交する場合は、クレ
ーン6の旋回中心16から吊荷装置の中心33に
向うベクトル35,36の傾斜が一定であるの
で、旋回アーム4をフレーム3の中央位置12を
中心として旋回させると(矢印q)、ベクトル3
5,36の先端、すなわち吊荷または着荷位置に
ある吊荷装置中心33,33は円37,38を描
き、この円37,38に外接する長円39の内側
が荷役可能範囲となる。
また、ブーム17の揺動面が船側に対し傾斜し
て交差する場合は、ベクトル35,36の方向
が、旋回アーム4の方向と一致したときに最大の
荷役範囲が得られ、この最大荷役範囲40はフレ
ーム3の中央位置12を中心とする半径R+R1
(Rは旋回アームの腕の長さ、R1はベクトル3
5,36の長さ)の円41の内側にある。なお、
上述の各荷役範囲はフレーム3の走行動作によつ
て船体の首尾方向に平行移動し、広範囲の荷役が
可能になる。
なお、本考案は前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上に述べたごとく本考案は次の優れた効果を
発揮する。
() ブームの揺動操作と巻上操作だけで荷役
サイクルを繰り返すので、荷役操作が簡単にな
り作業能率が向上する。
() フレーム上にクレーンを横行させないの
で、フレームの構造が簡単になり、軽量化が可
能になる。
() 旋回フレームを旋回させることによつて
揺動式クレーンの作業位置が定まるので、荷役
作業のスタンバイが容易である。
() 巻上用ウインチから繰り出した巻上用ロ
ープを、旋回ポストのブーム支持位置より高位
置に設けたシーブとブーム頂部に設けたシーブ
との間に掛け廻してあるので、両シーブ間に掛
け廻した巻上用ロープに発生する張力の合力が
ブームを引き起こす方向に作用し、油圧シリン
ダの駆動トルクを軽減することができる。
() 旋回ポストのシーブの取付高さを最適寸
法に設定することにより、ブーム揺動中、巻上
用ロープの繰り出し長さを変えることなく吊荷
をほぼ水平に移動させることができ、運転動力
の節約を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、
第1図は本クレーンの正面図、第2図および第3
図は第1図における−方向および−方向
からの矢視図、第4図は第1図における巻上用ロ
ープのワイヤリングダイヤグラム、第5図は本ク
レーンの荷役範囲の説明図、第6図および第7図
は従来のクレーンの説明図で、第6図は正面図、
第7図は第6図における−方向からの矢視図
である。 図中、1は船艙、2は上甲板、3はフレーム、
4は旋回フレーム、6は揺動式クレーン、14は
旋回ポスト、17はブーム、20は巻上用ロー
プ、22は吊荷装置、23は油圧シリンダ、2
6,27はシーブ、28は巻上用ウインチ、29
はドラムを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船艙を跨いで上甲板上を走行する門形のフレー
    ムと、該フレーム上部の中央部に旋回自在に支持
    した旋回アームと、該旋回アームの旋回中心から
    離隔した旋回アーム端部に旋回自在に支持した揺
    動式クレーンとを備え、該揺動式クレーンが前記
    旋回アーム上に支持した旋回ポストと、下端部を
    前記旋回ポストに回動自在に支持され前記旋回ポ
    ストに一端を取り付けた油圧シリンダによつて鉛
    直平面内を揺動駆動されるブームと、前記旋回ポ
    ストに固定した巻上用ウインチのドラムに巻き付
    けられ前記旋回ポストのブーム支持位置より高位
    置に設けたシーブと前記ブーム頂部に設けたシー
    ブとの間に多重に掛け廻したのち前記ブーム揺動
    面より側方に張り出したブーム先端部に導いた巻
    上用ロープと、該巻上用ロープ端部に吊り下げた
    吊荷装置とを備えたことを特徴とするブーム揺動
    式ガントリークレーン。
JP1986060712U 1986-04-22 1986-04-22 Expired JPH042951Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986060712U JPH042951Y2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22

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JP1986060712U JPH042951Y2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22

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Publication Number Publication Date
JPS62171585U JPS62171585U (ja) 1987-10-30
JPH042951Y2 true JPH042951Y2 (ja) 1992-01-30

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ID=30893369

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JP1986060712U Expired JPH042951Y2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253191A (ja) * 1994-11-02 1996-10-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 船舶用走行式ジブクレーン

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