JPH0535976Y2 - - Google Patents

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JPH0535976Y2
JPH0535976Y2 JP1987155621U JP15562187U JPH0535976Y2 JP H0535976 Y2 JPH0535976 Y2 JP H0535976Y2 JP 1987155621 U JP1987155621 U JP 1987155621U JP 15562187 U JP15562187 U JP 15562187U JP H0535976 Y2 JPH0535976 Y2 JP H0535976Y2
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JP
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wire ropes
hook
winch drums
rope
winch
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ウインチドラムにより巻き取られ
るワイヤロープにより吊下支持されるフツクブロ
ツクを有する移動式クレーンのフツク支持装置に
関するものである。
[従来の技術] 一般に、トラツククレーンやクローラクレーン
等の移動式クレーンにより荷重を吊る場合、軽荷
重に対しては、ワイヤロープの掛本数を少なくす
ることにより高速巻上げ,巻下げを可能にし、重
荷重に対しては、ワイヤロープの掛本数を多くす
ることにより重量物の巻上げ,巻下げを可能にし
ているが、2本掛けで作業を行う場合に、第6図
に示すように、一端をブーム3′の先端に元付け
されたワイヤロープ6′をフツクシーブ14′に掛
け回し他端をウインチにより巻上げることにより
行われているのが普通である。
なお、テレスコアームを有する定置式クレーン
においては、把持作業とフツク作業とに切換え可
能とするために、2本の巻上ロープの端部に円錐
突部を有するストツパを取り付け、作業の都度、
フツクユニツトの係止孔部に係合させてフツクを
取付固定するようにしたものが知られている。
(実開昭61−86377号公報参照) [この考案が解決しようとする問題点] しかし、移動式クレーンに用いられている前記
第6図に示す従来例によつては、ワイヤロープの
撚りによりフツクを吊下支持しているワイヤロー
プ同士が絡んで巻き付いたり、また、巻き付かな
いまでも、捩じれて吊り荷の位置決めが難しいこ
と、更にはロープ1本掛け(1本支持)の場合に
比し吊下荷重は倍増するがロープ巻上速度が半減
する等の問題点があつた。
また、定置式クレーンに用いられている実開昭
61−86377号公報記載のような従来例は、常時走
行移動しながら荷役作業を行なうトラツククレー
ンやクローラクレーン等の移動式クレーンには適
用困難であるばかりでなく、強いて適用したとし
ても、無負荷状態で巻上ロープの先端に係合され
たフツクユニツトは、荷重を吊り上げようとする
と、負荷による自重によつて、最初に負荷がかか
る側のロープ端とフツクユニツトとの係合部が密
着固定状態となり、同時に巻上ロープに発生する
張力によつて、巻上ロープはその捩じりが戻る方
向に自転するため、遅れて負荷がかかる他方のロ
ープと絡みやすく、ワイヤーロープの絡みや捩じ
りを回避できないという問題点がある。
この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたものであつて、フツクを2本掛けで吊下支持
する場合、フツクシーブにワイヤロープを掛け回
すことなく、2個のウインチドラムから繰り出さ
れた2本のワイヤロープによりフツクを吊下支持
するようにして、1本掛けの場合と同一巻上速度
を維持しながら吊上荷重を倍増させ、かつ、ワイ
ヤロープ撚りに起因するワイヤロープ同士の絡み
を防止する手段を講じたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、前記問題点を解決するための手段を
提供するものであつて、上部旋回体1、下部走行
体2および俯抑ブーム3を有する移動式クレーン
において、上部走行体1上に2個のウインチドラ
ム4,5を搭載し、前記ウインチドラム4,5か
ら繰り出された各々のワイヤロープ6,7の先端
を、スイベル10,11を介してフツクブロツク
14に連結し、前記スイベル10,11は、それ
ぞれ上下一対の旋回軸受10c,10d、および
11c,11dを介して水平面内で回動可能なア
イエンド10a,11aを備え、前記ワイヤーロ
ープ6,7の先端は、それぞれ該アイエンド10
a,11aにピン12,13を介して連結された
ことを特徴とするクレーンのフツク支持装置を考
案要旨とし、ワイヤロープの撚りによるワイヤロ
ープ同士の巻き付きを防止して吊り荷の位置決め
を容易にし、かつ、ロープ速度を1本掛け(1本
支持)の場合と同じ速度に維持しながら、吊下荷
重を倍増できるようにしたものである。
なお、上記2個のウインチドラムは、同一軸線
上に配設しても良いし、また、前後にずらして互
いに平行な軸線上に配設してもよい。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図によつて説明する。
図中1は移動式クレーンの上部旋回体であつて
下部走行体2上に旋回可能に装架されている。
上部旋回体の前部にはブーム3が俯抑可能に枢
着されており、上部旋回体の略中央部には2つの
ウインチドラム4および5が同一軸線上に、又は
前後にずらして互いに平行な軸線上に配設されて
いる。
このウインチドラム4および5には、ワイヤロ
ープ6および7の一端が固定され、該ワイヤロー
プ6および7の他端は、ブーム3の先端部に設け
られたヘツドシーブ8および9を介してスイベル
10,11の一部を構成するアイエンド10a,
11aの一端にピン12,13により連結されて
いる。
スイベル10は、アイエンド10a、ハンガー
プレート10b、軸受10c,10d、リテーナ
10e、ナツト10f等により構成され、アイエ
ンド10aの足はハンガープレート10b内に挿
入され、軸受10c,10dを介して水平面内で
回動自在に支持され、かつ、軸受10dの下方に
伸びるアイエンド10aの足の下端と軸受10d
との間にはリテーナ10eがナツト10fによつ
て固設されている。
スイベル11も全く同じ構成であつて、両スイ
ベル10,11の一部を構成するハンガープレー
ト10b,11bの下端はフツクブロツク14の
一部を構成するハンガープレート14aの上端に
ピン15,16により枢着され、該ハンガープレ
ート14aの下端にはフツク14bがトラニオン
14cによつて吊下支持されている。
[作用] 次に、この考案の作用について説明する。
吊荷が接地している状態ではワイヤロープ6,
7には張力が発生しないのでワイヤロープの撚り
は殆ど問題にならないが、ウインチを巻上側に入
れるとワイヤロープ6,7はウインチドラム4,
5により巻取られ吊り荷は地切りする。
その際、2個のウインチドラム4,5を如何に
同期回転させたとしても、ワイヤーロープ6,7
の何れか一方に最初に負荷がかかり、続いて他方
のロープに負荷がかかるのが通例であつて、負荷
のかかつた側のワイヤロープ6,7には張力が発
生し、ワイヤロープ6,7は撚りが戻る方向に自
転して2本のワイヤーロープが絡みそうになり、
またフツクブロツク14も水平面内で回転しそう
になるが、ワイヤロープ6,7の自転はスイベル
10,11で吸収される。
すなわち、ワイヤロープ6,7の下端が連結さ
れたアイエンド10a,11aの足は、スイベル
10,11のハンガープレート10b,11b内
に挿入された上下一対の旋回軸受10c,10d
及び11c,11dにより水平面内で回動自在と
なつているので、負荷の状況が如何様であつても
ワイヤロープ6,7の自転によつてフツクブロツ
ク14を水平面内で回転させようとする力は発生
せず、フツクを吊下支持しているワイヤロープ同
士が巻き付くことはない。
[効果] 本考案によれば、移動式クレーンに2個のウイ
ンチドラムを搭載し、該ウインチドラムから繰り
出された各々のワイヤロープの先端を水平面内で
回動可能なスイベルを介してフツクブロツクに連
結したことにより、前記した従来技術の問題点は
一挙に解決され、ワイヤロープ6,7のいずれか
一方または双方が撚りが戻る方向に自転しても、
フツクブロツク14を水平面内で回転させようと
する力は発生せず、フツクを吊下支持しているワ
イヤロープ6,7同士が絡んだり、巻き付いたり
するようなことがなく、吊り荷の位置決めも容易
となり、ロープの巻上げ,巻下げ速度も従来の2
本掛に比し早く、2個のウインチドラムにより巻
上荷重を倍増できるので作業性が向上する等顕著
な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用したクローラクレーンの
全体側面図、第2図および第3図は本考案を採用
したウインチ装置の斜視図、第4図は要部の拡大
断面図、第5図は同正面図、第6図は従来例の説
明図である。 4……ウインチドラム、5……ウインチドラ
ム、6……ワイヤロープ、7……ワイヤロープ、
10……スイベル、10a……アイエンド、10
b……ハンガープレート、10c……軸受、10
d……軸受、10e……リテーナ、10f……ナ
ツト、11……スイベル、11a……アイエン
ド、11b……ハンガープレート、11c……軸
受、11d……軸受、11e……リテーナ、11
f……ナツト、12……ピン、13……ピン、1
4……フツクブロツク、15……ピン、16……
ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 上部旋回体1、下部走行体2および俯抑ブ
    ーム3を有する移動式クレーンにおいて、上部
    走行体1上に2個のウインチドラム4,5を搭
    載し、前記ウインチドラム4,5から繰り出さ
    れた各々のワイヤロープ6,7の先端を、スイ
    ベル10,11を介してフツクブロツク14に
    連結すると共に、前記スイベル10,11は、
    それぞれ上下一対の旋回軸受10c,10d,
    11c,11dを介して水平面内で回動可能な
    アイエンド10a,11aを備え、前記ワイヤ
    ーロープ6,7の先端は、それぞれ該アイエン
    ド10a,11aにピン12,13を介して連
    結されたことを特徴とする移動式クレーンのフ
    ツク支持装置。 2) 2個のウインチドラム4,5が同一軸線上
    に配設された実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のフツク支持装置。 3) 2個のウインチドラム4,5が互いに平行
    な軸線上に配設された実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のフツク支持装置。
JP1987155621U 1987-10-13 1987-10-13 Expired - Lifetime JPH0535976Y2 (ja)

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