JPS619821A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPS619821A JPS619821A JP12844884A JP12844884A JPS619821A JP S619821 A JPS619821 A JP S619821A JP 12844884 A JP12844884 A JP 12844884A JP 12844884 A JP12844884 A JP 12844884A JP S619821 A JPS619821 A JP S619821A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- magnetic recording
- recording medium
- layer
- present
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は高密度垂直磁気記録に適する磁気記録媒体に関
するものである。
するものである。
(従来例の構成とその問題点)
近年、短波長化と狭トラツク化による記録密度の向上は
目覚ましく、光記録に近い面記録密度の実用化が、基板
の垂直方向に磁化可能ないわゆる垂直磁化膜を利用する
ことで期待されている。現状では、Co−Crのスパッ
タ膜以上に特性的に優れたものは見出されていないので
、周知のようにスパッタリング法の成膜速度の遅い点が
問題になっており、Co−Cr、Co−0,Co−Ni
−0等の真空蒸着膜が成膜速度の大きさに着目され研究
されているが、公表されているデータを見る限り、垂直
配向の目安である六方稠密構造のC軸(002)の分散
を表わすxm回折像から得られるロッキング曲線の半値
幅であるΔθ5oの値としてはスパッタ膜の5倍以上で
あり、改良が望まれている。
目覚ましく、光記録に近い面記録密度の実用化が、基板
の垂直方向に磁化可能ないわゆる垂直磁化膜を利用する
ことで期待されている。現状では、Co−Crのスパッ
タ膜以上に特性的に優れたものは見出されていないので
、周知のようにスパッタリング法の成膜速度の遅い点が
問題になっており、Co−Cr、Co−0,Co−Ni
−0等の真空蒸着膜が成膜速度の大きさに着目され研究
されているが、公表されているデータを見る限り、垂直
配向の目安である六方稠密構造のC軸(002)の分散
を表わすxm回折像から得られるロッキング曲線の半値
幅であるΔθ5oの値としてはスパッタ膜の5倍以上で
あり、改良が望まれている。
(発明の目的)
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、Co−0゜C
o−Ni−0系の垂直磁化膜の改良されたΔθ5゜を有
するS/Nの良好な磁気記録媒体を提供することを目的
とするものである。
o−Ni−0系の垂直磁化膜の改良されたΔθ5゜を有
するS/Nの良好な磁気記録媒体を提供することを目的
とするものである。
(発明の構成)
本発明の磁気記録媒体はCo−CrとCo−0又はCo
−CrとCo−Ni−0の積層構造の垂直磁化膜を磁気
記録層とすることを特徴とし、Δθ、。が改良され、雑
音のすくないものである。
−CrとCo−Ni−0の積層構造の垂直磁化膜を磁気
記録層とすることを特徴とし、Δθ、。が改良され、雑
音のすくないものである。
(実施例の説明)
以下図面を参照しながら本発明を説明する。
第1図は本発明の磁気記録媒体の拡大断面図であり、1
は高分子基板、2はCo−Cr層、3はCo−0又はC
o−Ni−0の垂直磁化膜、4は保護膜である。
は高分子基板、2はCo−Cr層、3はCo−0又はC
o−Ni−0の垂直磁化膜、4は保護膜である。
第2図は本発明の磁気記録媒体を得るために用いた蒸着
装置であり、5は基板、6は円筒状キャンI、7は円筒
状キャン■、8は送り出し軸、9は巻取り軸、10は真
空室A、11は真空室B、12は真空室C113,14
,15は排気系、16.17はガス導入系、18.19
はガス導入量調節弁、20はスパッタカソード、21は
蒸発源容器、22は蒸着材量、23は遮蔽板である。
装置であり、5は基板、6は円筒状キャンI、7は円筒
状キャン■、8は送り出し軸、9は巻取り軸、10は真
空室A、11は真空室B、12は真空室C113,14
,15は排気系、16.17はガス導入系、18.19
はガス導入量調節弁、20はスパッタカソード、21は
蒸発源容器、22は蒸着材量、23は遮蔽板である。
本発明に用いることの出来る高分子基板は、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン
等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、ニ
トロセルロース等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポ
リアミドイミド、ポリパラパニック酸、ポリイミド等が
挙げられる。
ンテレフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン
等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、ニ
トロセルロース等のセルロース誘導体、ポリアミド、ポ
リアミドイミド、ポリパラパニック酸、ポリイミド等が
挙げられる。
本発明に用いられるCo−Cr層は、スパッタリング法
により得られる垂直配向したものが好ましい。
により得られる垂直配向したものが好ましい。
しかし、他の方法で得られる垂直配向した膜であっても
本発明の効果は確かめうるちのであり、必要に応じ、ま
た、要求される性能に応じ、生産性の高い真空蒸着法に
よりかかる薄膜層を得てもよいことは勿論である。
本発明の効果は確かめうるちのであり、必要に応じ、ま
た、要求される性能に応じ、生産性の高い真空蒸着法に
よりかかる薄膜層を得てもよいことは勿論である。
Cr含有量は16%から22L Co−Crの厚みは0
.01から0.1μm、好ましくは0.02から0.0
5μmである。
.01から0.1μm、好ましくは0.02から0.0
5μmである。
Co−Cr薄膜の上に形成されるCo−0,Co−Ni
−0膜はスパッタリング法、真空蒸着法のいずれで形成
してもよいが、真空蒸着法による方が生産性からみて圧
倒的に優位にある。
−0膜はスパッタリング法、真空蒸着法のいずれで形成
してもよいが、真空蒸着法による方が生産性からみて圧
倒的に優位にある。
保護膜は公知の範囲で、スペーシング損失を勘案し乍ら
形成される。
形成される。
又必要に応じ、Co−Cr層の形成に先立ち、軟磁性層
を形成することや、磁気記録層を両面に配したり、或い
は、磁気記録層の無い面に走行性補助のために塗布層を
配するものなども本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜
工夫できるものである。
を形成することや、磁気記録層を両面に配したり、或い
は、磁気記録層の無い面に走行性補助のために塗布層を
配するものなども本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜
工夫できるものである。
本発明の構成により、Co−0,Co−Ni−0膜の垂
直配向性が改良され、磁気記録媒体として好ましく改質
される点は、Co−Crの配向性が良好なためその上に
成長するCo−Ni−0,Co−0膜の配向性がその影
響を受けるのと、co−CrとCo−0,Co−Ni−
0との界面にできるCrの酸化層が配向性の改良に寄与
していると考えられるが、この点は、単にCrの酸化物
を別工程で他の方法、例えばスパッタリング法で形成し
たものでは得られないもので、Crの酸化層の形成とC
o−0,Co−Ni−0膜の形成が同時過程であること
が重要なことであると推定されるが、更に詳細な点は未
だ明らかにされていない。
直配向性が改良され、磁気記録媒体として好ましく改質
される点は、Co−Crの配向性が良好なためその上に
成長するCo−Ni−0,Co−0膜の配向性がその影
響を受けるのと、co−CrとCo−0,Co−Ni−
0との界面にできるCrの酸化層が配向性の改良に寄与
していると考えられるが、この点は、単にCrの酸化物
を別工程で他の方法、例えばスパッタリング法で形成し
たものでは得られないもので、Crの酸化層の形成とC
o−0,Co−Ni−0膜の形成が同時過程であること
が重要なことであると推定されるが、更に詳細な点は未
だ明らかにされていない。
以下さらに具体的に本発明の一実施例について説明する
。
。
第2図の装置を用いて磁気テープを製造した。
円筒状キャンI、■共に直径50■、スパッタリングは
高周波マグネトロンスパッタ法により、真空蒸着は電子
ビーム蒸着法によった。条件と得られた特性を表にまと
めて示した。
高周波マグネトロンスパッタ法により、真空蒸着は電子
ビーム蒸着法によった。条件と得られた特性を表にまと
めて示した。
用いた高分子基板はポリアミドで厚み12μmで円筒状
キャンI、IIの表面温度は夫々90℃、150℃とし
た。なお、信号対雑音比(S/N)は、リング型磁気ヘ
ッドを用いて測定した。磁気ヘッドのコア材料はセンダ
スト合金とフェライトで、ギャップ長は(1,2μm、
トラック幅は22μlで、S/Nは記録波長0.6μm
で測定し、磁気テープとしての比較テープ(テープNα
7)をO(dB)にして相対比較した。比較テープは、
第2図の装置でCo−Cr膜のみを垂直磁化膜として構
成した場合である。
キャンI、IIの表面温度は夫々90℃、150℃とし
た。なお、信号対雑音比(S/N)は、リング型磁気ヘ
ッドを用いて測定した。磁気ヘッドのコア材料はセンダ
スト合金とフェライトで、ギャップ長は(1,2μm、
トラック幅は22μlで、S/Nは記録波長0.6μm
で測定し、磁気テープとしての比較テープ(テープNα
7)をO(dB)にして相対比較した。比較テープは、
第2図の装置でCo−Cr膜のみを垂直磁化膜として構
成した場合である。
表より明らかなように、本発明品は、Co−0。
Co−Ni−0単独の垂直磁化膜の発表されているΔθ
、。の値の約173から115と良好であり、且つ、C
o−Cr単独のこれまで最良とされている垂直磁化膜の
Δθ、。の値より僅かに大きいものの、S/Nからみる
と、むしろ改良されており、特に実用信頼性の高いフェ
ライトヘッドで摺動ノイズが改良されるため、S/Nが
一層向上しており、巻取り速度からみても、7倍から8
倍の高速化が図られており、生産性の面でも優位性がは
っきりしている。
、。の値の約173から115と良好であり、且つ、C
o−Cr単独のこれまで最良とされている垂直磁化膜の
Δθ、。の値より僅かに大きいものの、S/Nからみる
と、むしろ改良されており、特に実用信頼性の高いフェ
ライトヘッドで摺動ノイズが改良されるため、S/Nが
一層向上しており、巻取り速度からみても、7倍から8
倍の高速化が図られており、生産性の面でも優位性がは
っきりしている。
本発明は、磁気テープ以外にも、磁気ディスク、磁気シ
ートの形態でも同様の効果を発揮するものであり、実施
例でのべた他の材料の組み合わせでもほぼ同様の効果を
確認した。
ートの形態でも同様の効果を発揮するものであり、実施
例でのべた他の材料の組み合わせでもほぼ同様の効果を
確認した。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、Co−CrとC
o−0又はCo−Ni−0の積層構成の垂直磁化膜を磁
気記録層とすることで、Δθ5oの改良によりS/Nが
改良され、垂直記録用の磁気記録媒体としての実用価値
は大きい。
o−0又はCo−Ni−0の積層構成の垂直磁化膜を磁
気記録層とすることで、Δθ5oの改良によりS/Nが
改良され、垂直記録用の磁気記録媒体としての実用価値
は大きい。
第1図は本発明の磁気記録媒体の拡大断面図、第2図は
本発明の磁気記録媒体を得るために用いられた蒸着装置
の要部構成図である。 1 ・・・高分子基板、 2・・・Co−Cr層、3
・・・Co−0又はCo−Ni−0の垂直磁化膜。
本発明の磁気記録媒体を得るために用いられた蒸着装置
の要部構成図である。 1 ・・・高分子基板、 2・・・Co−Cr層、3
・・・Co−0又はCo−Ni−0の垂直磁化膜。
Claims (1)
- 垂直磁化膜がCo−Cr膜とCo−O膜或いは、Co−
Cr膜とCo−Ni−O膜との積層構造を有することを
特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12844884A JPS619821A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12844884A JPS619821A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS619821A true JPS619821A (ja) | 1986-01-17 |
JPH0581967B2 JPH0581967B2 (ja) | 1993-11-17 |
Family
ID=14984964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12844884A Granted JPS619821A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS619821A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6459615A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
US4950548A (en) * | 1988-05-27 | 1990-08-21 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording medium and method of producing same |
EP1785505A1 (en) * | 2004-08-10 | 2007-05-16 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | Barrier film for flexible copper substrate and sputtering target for forming barrier film |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004200073A (ja) * | 2002-12-19 | 2004-07-15 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
-
1984
- 1984-06-23 JP JP12844884A patent/JPS619821A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6459615A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
JP2506813B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1996-06-12 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録媒体 |
US4950548A (en) * | 1988-05-27 | 1990-08-21 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording medium and method of producing same |
EP1785505A1 (en) * | 2004-08-10 | 2007-05-16 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | Barrier film for flexible copper substrate and sputtering target for forming barrier film |
EP1785505A4 (en) * | 2004-08-10 | 2008-03-19 | Nippon Mining Co | BARRIER FILM FOR FLEXIBLE COPPER SUBSTRATE AND SPUTTER TARGET FOR FORMING A BARRIER FILM |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581967B2 (ja) | 1993-11-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |