JPS6187865A - アーク蒸発装置 - Google Patents

アーク蒸発装置

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JPS6187865A
JPS6187865A JP60178479A JP17847985A JPS6187865A JP S6187865 A JPS6187865 A JP S6187865A JP 60178479 A JP60178479 A JP 60178479A JP 17847985 A JP17847985 A JP 17847985A JP S6187865 A JPS6187865 A JP S6187865A
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cathode spot
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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    • C23C14/32Vacuum evaporation by explosion; by evaporation and subsequent ionisation of the vapours, e.g. ion-plating
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    • H05H1/24Generating plasma
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアーク蒸発を行なうための方法およびその装置
に関し、とくに蒸発されるべきターゲットとして広い表
面積を有するものを使用するアーク蒸発方法およびその
装置に関するものである。
(従来技術) アークコーティングシステムに使用されるアーク蒸発方
法としては、Alvin  A、5napperにより
開示されたアメリカ合衆国特許明細書箱3,625,8
48号、3,836.451号あるいはり、Sab l
 ev等により開示されたアメリカ合衆国特許明細書箱
3,783,231号、第3.793.197号等に記
載された技術が知られている。これらの技術は高い付着
率を得るため、あるいはその他の種々の便宜のためアー
クガンを用いる。アーク電流は60A以上であり、それ
が極めて小さなカソードスポットに集中するのでその際
の電流密度は1平方インチあたり103〜106eVに
なり、またこのアークを構成している粒子の平均エネル
ギーは通常20〜100eVである。また電圧は15〜
45Vである。このためこの小さな、カソードスポット
における電力密度は1平方インチあたりメガワットのオ
ーダーになる。このカソードスポットはターゲット表面
をランダムに動き回り、そのカソードスポットの直下の
ターゲット表面を高温にして蒸発せしめる。そしてこの
蒸発されたターゲット材料は基台上にコーティングされ
る。
このようにカソードスポットがランダムに動き回ること
により比較的小さいターゲットはある程度一様に浸食さ
れるため小さい基台をコーティングするにはこのような
方法を利用することができる。
しかしながら、基台のサイズが大きくなると上記方法の
欠点が顕著になるため利用し難くなる。
すなわら、例えば基台が20平方インチ以上になるとタ
ーゲットの一様な浸食は長続きしないのである。とくに
ターゲットが矩形である場合にはその欠点がより顕著に
なる。このため、大きな基台を用いる必要がある場合に
は、複数個の小さなターゲットを使用するようにしてタ
ーゲット全体の表面積をかせぐと共に、それぞれのター
ゲット上に少なくとも1つ以上のカソードスポットを形
成づるためそれぞれのターゲットについて、60A程度
の電流を必要とするアークガンを配設する。しかしなが
ら、スポットの数の増加に比例して基台に対する加熱も
大きくなる。すなわち、コーティングされるべき基台の
サイズが大きくなる程アークガンの加熱による基台の損
傷が激しくなる。このため上述したような方法は電力消
費の面からも、またメンテナンスの而からも問題があっ
た。
・ (発明の目的) 本発明は上記問題を解決するためになされたものであり
、本発明の第1の目的は広い面積を有する表面をコーテ
ィングする際、消費電力が小さくメンテナンスの必要性
が少ないアーク蒸発方法J3よびその装置を提供するこ
とを目的とするものである。
本発明の第2の目的は20平方インチ以上のターゲット
表面を有するターゲットを有効に使用し得るアーク蒸発
方法およびその装置を提供することを目的とするもので
ある。
さらに、本発明の第3の目的は、プラスチック基台上に
金属を]−ティングし得るアーク蒸発方法およびその装
置を提供することを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明のアーク蒸発方法はまず蒸発されるべき材料表面
を有するターゲットを形成し、この後このターゲット表
面上にアークを発生せしめ磁場方向が所定方向に定めら
れた磁場をこのターゲット表面上方に発生せしめ、カソ
ードスポットをターゲット表面上においてこの磁場の方
向に対して略垂直な方向に誘導することによりアークに
よるターゲットの蒸発を略一様になさしめたことを特徴
とするものである。
また、本発明のアーク蒸発装置は蒸発されるべき材料表
面を有するターゲットと、このターゲット表面上にアー
クを発生させるためのアーク発生手段と、所定方向に磁
場方向を定められた磁場をターゲット表面上方に発生さ
せる磁場発生手段を有してなるカソードスポット誘導手
段とを備えたもので、上述した磁場発生手段により、カ
ソードスポットを磁場方向に対して略垂直な方向に誘導
してアークによるターゲットの蒸発が略一様になるよう
にしたことを特徴とするものである。
(発明の効果) 本発明のアーク蒸発方法およびその装置によれば、ター
ゲット表面上方に磁場を発生せしめてカソードスポット
を誘導するようにしており、磁界の強さ等を調節するこ
とによりカソードスポットを所望の位置に移動させるこ
とができる。これにより広い面積を有するターゲットで
あってもその蒸発による浸食を略一様なものとすること
ができる。したがって従来技術のように広い面積に亘っ
てコーティングする際に多くのアークガンを使用する必
要がないから消費電力を小さくすることができ、またコ
ーティングされるべき基台の、加熱による損傷を防ぐこ
とができる。
〈実 施 例) 以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
づる。
第1図および第2A図は本発明をパルス式マグネトロン
アークカソード10に応用した場合の実施例について示
すものである。ターゲット12は蒸発源となるべき物質
で金属等の伝導体物質でなければならない。このターゲ
ット12はアーク閉込手段14により周囲を囲まれてお
り、またこのアーク閉込手段14は外部レールを形成す
るもので、例えばアメリカ合衆国特許明細8第4,43
0,184号に開示されている窒化ボロン、窒化チタン
等の窒化物あるいは1984年1月19日に出願された
アメリカ合衆国特許出願用572,007号に開示され
ている高透磁率物質等が使用される。さらに、このアー
ク閉込手段14はアメリカ合衆国特許明細書簡3,79
3.179号に開示されているように電気的シールド部
材として用いたり、アメリカ合衆国特許明細書簡3,6
25,848号に開示されているようにアノードとして
用いることも可能である。なお、本実施例においては第
1図に示すようにターゲット12の内部に内部レール1
5を設けている。
ターゲット12の直下にはマグネティックコイル等の磁
場形成部材16が配されており、第1図にはコイルのセ
ンターラインが仮想線により描かれている。このコイル
は高透11′$のカプラー18内に配されており、これ
により第2A図に示すようにターゲット17上に互いに
反対方向を向く2つの磁界が形成される。パルス発生器
20は第2B図に示すようなパルス電流をコイル16に
印加するためのものである。ターゲット12とコイル1
6の間には例えば水等の冷W媒を通すための空間が形成
されている。アノード21とカソードとしてのターゲッ
ト12の間には電流源23が接続されている。さらに、
分離したカンード上にターゲット12を配することによ
り電流源23にそれぞれ接続された分離カソードを形成
することができる。基台25は通常大きい基台で形成さ
れており、アノードと同一の材料で形成されてもよい。
前述したように、従来このような基台はその全体をコー
ティングするのに複数のアーク源を必要としていた。
しかしながら、本発明によれば広い表面をコーティング
する場合においても1つの大きなターゲットを利用する
ことができる。
すなわち、このアークターゲットは約20平方インチ以
上の面積を有しており、ターゲット周囲のカソードスポ
ットの作用を直接的なものとするために使用される交w
11139により影響を受け、この磁界がパルス的ある
いは連続的いずれの場合であってもこの大面積のターゲ
ットは全面積に亘り一様に浸食を受ける。
操作段階においては、ターゲットの初期清浄化の後にこ
のターゲットに対していわゆる第2段アークが行なわれ
る。上記初期清浄化期間中G−第1段アークが行なわれ
るが、この第1段アークはターゲット上部を極めて高速
に動くものである。ターゲットが清浄化されると、第2
段アークがターゲット上を極めて低速、例えば1m/秒
程度の低速で動くようになる。このアークの動きはラン
ダムであって、一方向に1回動くと次に他方向に動くと
いうような行動をとる。第2B図は、第2段アークが開
始されるとマグネティックコイル16に電流パルスが印
加されることを示している。電流パルスが入力されない
期間において、アークはアーク閉込手段内あるいは外部
レール14と内部レール15との間をランダムに初き回
る。すなわち、アークの動きは極めて局部的であり規則
性を有ざない。電流パルスを印加される期間t1におい
ては、第1にコイル16の中央線19上にカソードスポ
ットを集中させるように、また第2にこのカソードスポ
ットが第1図に示す矢印aの方向に動くように交番磁界
が発生する。通常磁場は極めて短い期間t1+t2の間
だけ存在する。すなわち、多くの期間はカソードスポッ
トが外部レール14から内部レール15に向かってラン
ダムな移動をする間に費やされる。以上の説明からもわ
かるように、この!i場はアークをターゲット上に拘束
するためのものではなく上記矢印の方向に瞬間的にカソ
ードスポットを移動させるためのものである。そしてタ
ーゲット上には必要とされる多くのカソードスポットが
存在し、そのスポット数は電流源23から供給される電
流量が大きくなるに従って多くなる。
スポットが複数個存在する場合には期間t1の間に発生
するパルス磁場によりそれぞれのスポットについて類似
した移動が与えられる。そしてこのアークは基台のコー
ティング・が全面に亘って一様となる程度に十分動き回
る必要がある。
前述したように、複数個のスポットを使用しない場合に
はカソード10が長尺であることが問題となる。多くの
場合、要求されるコーティング速度を1qるためには広
いターゲット全面に亘り平均電流密度を維持する必要が
ある。一般に、パルス幅t1と電流の大きさの積により
上述したスポットの移動mS決定される。これらの要素
はターゲットの形状、とくに長さにより影響を受ける。
電磁石16は閉路19を形成するがこの閉路19は確定
的なものではない。すなわち、アークのランダムな動き
と、一つのスポットが他のスポットを遠ざける動きとの
双方により、閉路19のまわりのア−りを移動せしめる
メカニズムが与えられる。磁場源16としては例えばパ
ルス発生器20の出力極性を反転させることによりスポ
ットの移動方向を逆にするようなものも使用することが
できる。これにより例えば、ターゲット中央部に螺線状
に侵入せしめた後、移動方向を反転させ螺線状に戻るよ
うにすることも可能となる。
前述したように、内部レール15は付加的なものである
。内部レール15を使用する際には、このレール15(
もしくは壁部)は極めて細いものとなる。
すなわち例えば1716インチ程度のものであって、タ
ーゲット12において、切削により形成された浅い溝部
内に保持される。これにより、この内部レールの専有す
る領域はターゲット全体に対して(セめて小さいものと
なる。内部レール15が使用されない場合においても、
はとんど突発的なりロスオーバは生じない。ずなわら、
カソードの終端まで行かずに途中で中央線をアークが横
切るような状態はまれにしか生じない。しかしながら、
ターゲットの中央部も他部分と同様に浸食される。すな
わら、磁場が再び形成される際、アークが偏向しながら
もどるような速度およびモーメントを有しているかのよ
うにふるまう。
第3図および第4図は、パルス式マグネトロンのアーク
カソードとして使用される場合の実施例を示すものであ
り、本実施例においては第1図に示す内部レール15は
使用されていない。外部アーク閉込手段14は図示する
ようなねじ26を含んでおり、このねじ26により外部
レール14あるいはターゲット12が構造内に組み込ま
れる。この磁場源は鉄板等の高透磁率のカブラ28によ
り形成されており、またこのカプラ28にはコイル32
を配設する楕円形状の溝30が形成されており、さらに
、このコイルは例えば銅線を50から200回巻回して
形成したものである。第3図に示すように、コイル32
の各端部に電流を供給する手段はAC電源34を備えて
おりトランス36に接続されている。なお、フィラメン
トトランス36の出力電圧は6.3vである。
整流器37がトランス36の2次側に接続されており2
次側コイルの各端部はコイル32の各端部に接続されて
いる。これにより第3図に示す、ように単波整流された
サイン波がコイルに印加される。この波形は第2B図に
示すパルス波形と略同様の効果を与えるものである。コ
イル32に印加される電流は第2A図に示す電流源23
から供給される電流と同様にその大きさを調整すること
によりカソードスポットの移動速度を変化せしめること
ができる。
操作段階において、交流型#134はターゲットの初期
清浄化の後に出力されるようになっている。
整流化された交流入力がoff状態のときにはカソード
スポットのランダム運動が引き起こされるのに対しON
状態のときにはターゲット上を間欠的に回るような運動
を引き起こされる。この楕円軌道を描くような運動は第
1図の実施例において説明したものと類似している。ま
た、ターゲットの浸食形状は大略第4図24に示すよう
なものとなる。やや大きな浸食がコイル上方の領域24
aにおいて形成されているが、このより深い浸食領域2
4aは電流ON状態のとき、その状態が長すぎるために
コイル32上の中央線付近にスポットがもどされること
により生ずる。りなわら、第2B図に示される期間tl
が長すぎるために生ずる。この場合、コイル32を中央
線から十分遠く、例えばレール14の内部エツジから1
/4インチ離れた位置に配すれば上述したサイン波によ
り引き起こされる深い浸食が最小限に押さえられ、ター
ゲットを一様に浸食することができる。
上述した実施例がパルス式マグネトロンアークカソード
10についてのものであるのに対し、第5A図、5B図
に示す実施例はフルモーションコントロールアークカソ
ードについてのものである。
パルスマグネトロンアークカソード10における磁場が
間欠的に形成されるのに対し、このフルモーションコン
トロールアークカソードにおける磁場は連続的に形成さ
れる。そしてこのターゲット12はアーク閉込手段14
を備えており、これによりアークをターゲット表面上に
保持することができる。
ターゲット12の下方には磁気コイル42.44からな
る磁場源が配されている。なお、コイル42は円周上に
配されるコイル44の略中央に位置している。
各コイル42.44はそれぞれコイル線を50から20
0回巻くことにより形成される。第5B図にはコイル4
2.44に電流を供給する回路が示されている。
この回路は交流あるいは方形波を出力する信号発生源5
0を備えている。この信号発生8!50により発生され
た信号は、2次側にセンタータップ52を備えたトラン
ス48に印加される。もし信号発生源50が交流信号を
出力するのであればトランス4Bの2次側多出力端子に
整流器54.56を接続する。そしてコイル42の各終
端はセンタータップ52と整流器56のカソードに、ま
たコイル44の各終端はセンタータップ52と整流器5
4のカソードに接続される。
本実施例においてはこれら2つの整流器が図示するよう
な極性を有するように配されているが、要求に応じてそ
の極性を逆にして使用してもかまわない。
ところで前述したパルス式マグネトロンアークカソード
の実施例においてはトラックの回りにカソードスポット
をランダム走行さけるようにしている。さらに、このカ
ソードスポットを駆動コイル上に集中させ、トラックの
回りを回転させるようにしている。この理論は第5△、
5B図に示すフルモーションコントロールア−クカソー
ドいても応用されている。すなわち内部コイル42およ
び外部コイル44のいずれのコイルが励磁されるかによ
ってマグネットセンター(カソードスポット)が内方に
移動したり外方に移動したりする。
内部コイルおよび外部コイルは交互に、信号R1[50
により印加される信号の各半周期の間v1遇される。こ
れによりアークはパルス的にトラックの回りを回転する
と共に第5C図の波形58で示すように内部コイル42
aと外部コイル44aの間を往復する。ここで、アーク
を往復させるマグネットセンターは横方向よりも前方向
に強い動きをする。
これにより自由走行による影胃は走行パターンの横方向
の幅を広げる程度にとどまる。
各コイル42a 、 42bに対する駆動時間はアーク
が磁場内のコイル間を移動するのにちょうど十分な時間
とすべきである。この時間が長すぎるとターゲットのコ
イルの直上部分が過度に浸食される。
なお、アークが常に磁気ドームの下で発生するように各
コイルによる磁場がターゲット全域をカバーしているこ
とが望ましい。また、コイル励磁とアーク/ターゲット
の回転位置間の完全な同期がとられていないため、トラ
ック周囲において一様な浸食が行なわれる。さらに、第
5C図に示すようにターゲットの大きさと励磁パラメー
タの値により、アークは一方の6ti場センターから使
方の磁場センターへ移動する間にトラック方向にも移9
j)する。
本実施例においては駆動電流信号としてサイン波が使用
されている。このダブルコイルシステムにおいて、サイ
ン波、方形波いずれの信号が使用される場合でも最良の
状態を得るためにタイミング上のいくつかの制約がある
。このアークは一方のトラック上に留まっていてはなら
ず両トラック間を往復しなければならない。また、フル
コントロールシステムは両コイルのうち必ずいずれか一
方のコイルをON状態にしておくことにより達成される
。そして種々の特別の信号波形を形成することにより浸
食の一様性をさらに高めることができる。上記特別の信
号波形の一つとして三角波を用いることもでき、第6図
には両コイル42. 44に三角波信号電流を印加した
場合のタイミングチャートが示されている。第6図によ
ればコイル42に印加される電流が最大のとき、コイル
44に印加される電流は0となる。コイル42に印加さ
れる電流が減少し始めるとコイル44に印加される電流
が増加し始めるというように両コイル内において、印加
電流の増加減少の関係が逆の関係となっている。これに
より磁場センターが両コイル間をスムーズに往復する。
アーク(あるいはカソードスポット)がこのフィールド
センターを追従するような形となり、これによりアーク
もトラック上を回りながら両コイル間を往復する。以上
述べたように第5A.58図に示す実施例ではアークが
トラックの回りを回りながら両コイル間を往復するので
ある。そしてアークは常にコントロールされている。こ
の実施例においては、ターゲット12上の両コイル42
. 44間全てに亘る浸食の一様性を保証するためにア
ークの前方向への走行にランダム走行を加える必要がな
いのでアークの移動速度を速くすることができる。
第7図はフルモーションコントロールアークカソードに
使用される磁場源を示したものである。
特に、連続する前方向への移動は側部と中央との磁気勾
配の発振により引き起こされる。第7図に示すコイルは
このコイルの長手方向に延びる第1のコイル60を備え
ており、この第1のコイル60は第5A.58図に示す
実施例におけるコイル42。
44あるいは第4図に示す実施例にお1プるコイル32
に対応するものである。また、第2のコイル62は第1
のコイル68の回りに巻回されたもので発振する電流が
印加される。第1のコイル60には連続する直流電流が
印加され、この点からこのアークカソードはアークマグ
ネトロンとして考慮される。
発振プる側部・中央間の磁気勾配はコイル62により形
成される。この実施例においては、アーク移動量の総量
が両コイル60. 62の相互作用により定まるので第
5A図、5B図の実施例に比べてより制約が課される。
ところで第1.3図の実施例においては広い領域のカソ
ードは、カソードあるいはターゲットの回りの間欠的な
アークにより浸食される。第5A。
5B図の実施例においては、連続的なアークの移動は交
互に反転して表われる両磁場間を往復するようになって
いる。第7図の実施例においては、連続的に前進する磁
場はコイル60を継続的に励磁することにより形成され
、これによりこの実施例はアークマグネトロンとして機
能すると考えてよい。なお、本発明の実施例としてはそ
の他種々のタイプのフルモーションコントロールア−ク
カソード 従来、交番磁界中における真空放電の挙動について記載
した参考文献は多い。これらのうちの1つにKeSea
vとPashakovaにより発表された’The  
EIectromagnetic  AnChOrin
g of  the  Cathode  Spot”
(Soviet  Physfcs−Technica
l  Physics。
Volome4,Page254)  (1959)と
いう論文がある。しかし、彼らの研究は水銀陰極を用い
たものであるため浸食形状あるいは浸食の一様性等は問
題とならないのである。これに対し、本発明においては
このようなことを問題としているのである。さらに、従
来の数多くの研究においてはF4i場は一瞬形成され,
放電の寿命は極めて短い。さらに、継続的な磁場をアー
クR発による真空コーティングに効果的に応用した研究
もない。ただ、アメリカ合衆国特許3,836,451
号に開示されているようにターゲット領域の外部に磁気
コイルが配されているものが知られているのみである。
すなわちコイル上に形成される磁場はターゲット上に形
成されないのである。
もし、第2アークの最大保証値程度の強い磁場が形成さ
れれば浸食部分の幅は狭くなる。しかしながら、実際に
はこの磁場はその磁界の強さが最低レベル程度まで下げ
られること.により弱いものとなり、浸食部分の幅は広
くなり、より大きなV字型浸食パターンが認められた。
パルス式磁場あるいは[続的な弱い磁場の挙動について
の研究に基づいて本出願人はレール14を高透磁率金属
とした結果磁場の方向速度が約20〜30インチ/秒に
上昇することを発見した。この速度が約20インチ/秒
以下になると不安定状態となり、ターゲット上を一方向
に回るような傾向ははっきりしなくなる。
一般に、ターゲットに表面の磁界の強さはレール14が
高透磁率物質の場合3ガウス以上である。これに対し高
透磁率物質でない場合1ガウス程度であるが、上述した
値以下の磁界の強さであっても種々のタイプのmisを
用いることによりその状況に応じた浸食の一様性を得る
ことができる。
本発明の他の実施例として隣接する磁場が逆極性となる
ように形成してより高度な構造のものとしたものがある
第8.9図にはコイル64が描かれているが、このコイ
ル64はU型形状をなすと共に4つの直線部分64a〜
64dを備えている。これらの直線部分648〜64d
のうち隣接する部分には逆方向の電流が流れており、こ
れにより隣接する部分に逆極性の磁場を発生せしめる。
各部分により形成される浸食パターンは丸底のV字形状
であり、その幅は磁界の強さが弱いときであってもやや
狭い。この直線部分は、隣接するV字形状の浸食パター
ンが互いに重なる程度に十分近接して配される。これに
より、全体としてターゲットの浸食は一様に行なわれる
ことになる。すなわち、各直線部分64a〜64dの配
置を調整すること、およびコイル電流を十分低い値とす
ることにより実験的に略一様な浸食が得られる。コイル
64に全波整流された電流を印加すると10時間に亘る
アークの迷走が生じるがカソードスポットは所定のトラ
ック上に保持される。第8,9図に示すコイルは5×1
2インチ大のターゲット内に形成されている。また、コ
イル64には一定の直流電流を印加してもよい。この場
合、システムはスパッタリングマグネトロンに類似した
固定磁石システムとなる。ただしスパッタリングマグネ
トロンの場合と比べて、強度は弱い。
固定磁石をアークカソードに用いたものが第10図に描
かれている。この実施例は高透磁率の基板66と4石6
8a〜68dを備えており、この磁石68a〜68dの
うち隣接する磁石は図中矢印で示すように互いに逆極性
となるよう配されている。隣接する磁場10は交Uに逆
極性となるように配される。
要求される磁界の強さは数ガウスにすぎない。しかしタ
ーゲットの取り替えをせずに長い時間の使用に耐え得る
よう肉厚のターゲット12を用いる場合、磁場はある程
度の高さまで突き出るように形成されなければならない
。これは第11図の実施例により達成される。すなわち
第11図の実施例は第10図の実施例に磁石80a 、
 80bを付加したものであり、これにより磁場が上方
に高く突出するように形成される。永久磁石76a 〜
76c 、 80a 、 80bは従来から使用されて
いる材料により、またはアメリカ合衆国特許第4,26
5,729号に開示されているフレキシブル永久磁石材
料により形成されている。
ところで従来、Keseavによりマグネトロン場を真
空放電に利用したものが知られている。
しかしながらこのマグネトロン場はコーティングに利用
する際放電をターゲット上に保持する目的で使用されて
いる。これはターゲットの背後にある1巻きの電力線を
用いることにより達成される。
しかしながら、Keseavにより開発された上記方法
は大きなターゲットの浸食を一様にすることについて何
ら示唆するものではない。さらに、カソードスポットを
ターゲット表面上において誘導するため分割手段に付加
されたアーク閉込手段を使用するものでもない。
以下、前述した実施例について若干の補足を行なう。
1、第8,11図に示した実施例について電磁石あるい
は永久磁石を用いて微弱ではあるが複雑なマグネトロン
場を形成し、大きなターゲット表面の浸食を一様にする
。すなわち、このマグネトロン場により形成された単な
る7字形状の浸食溝は隣同士互いに重なり合うことによ
り上記一様な浸食を達成する。
2、第1図から第7図に示す実施例について、トラック
が1本であるか複数本であるかにかかわらずパルス式マ
グネトロンシステムを使用する。
3、マルヂブルコイルもしくは永久磁石プラスコイルシ
ステムをターゲット表面上の磁場中心を移動させるため
に使用する。スパッタコーティングのコントロールに使
用した類似タイプのものとしてはアメリカ合衆国特許第
3.956.093号明細書に開示された技術がある。
4、アークターゲットの磁場に影響を与えるコイルある
いは固定磁石を機械的に移動させる。スパッタコーティ
ングのコントロールに使用した類似タイプのものとして
はアメリカ合衆国特許第3゜878.085号明細書に
開示された技術がある。
5、磁石システムに対してアークターゲットを橢械的に
移動させる。スパッタコーティングのコントロールに使
用した類似タイプのものとしてはアメリカ合衆国特許第
4.356.073号明細mに開示された技術がある。
以上、本発明に係るいくつかの実施例について詳細に説
明したが、本発明の実施例としては上述した実施例以外
にも種々のものが考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をパルス式マグネトロンアークカソード
に応用した場合の実施例について示す斜視図、第2A図
は第1図2A−2A線にお(ブる断面図、第2B図は第
1図の実施例で使用されるパルス電流を示すグラフ、第
3図および第4図は本発明をフルモーションコントロー
ルアークカソードに応用した場合の実施例について示す
ものであって第3図は磁場源に電流を供給するための回
路を示す概略図、第4図は第3図4−4線における断面
図、第5A図、第5B図および第5C図は本発明をフル
モーションコントロールアークカソードに応用した場合
の他の実施例について示ずものであって、第5A図は第
5B図5A−5A線における断面図、第5B図は磁場源
に適当な信号を供給するための回路を示す回路図、第5
C図は第5A図および第5B図に示す実施例におけるカ
ソードスポットの移動経路を示す概略図、第6図は第5
A図および第5B図に示す実施例で使用される信号波形
を示すグラフ、第7図は本発明に係る)ルモーションコ
ントロールアークカソードにおいて使用される磁場源の
一例を示す概略図、第8図および第9図は本発明をフル
モーションコントロー畢レアークカソードに応用した場
合の実施例について示すものであって、第8図はターゲ
ットに対する磁場源の配設位置を示す平面図、第9図は
第8図9−9線における断面図、第10図および第11
図は本発明に係るフルモーションコントロールアークカ
ソードとして使用される他の実施例をそれぞれ示す断面
図である。 10・・・カソード      12・・・ターゲット
14・・・アーク閉込手段(外部レール)15・・・内
部レール 16、32.42.44.60.62.64・・・磁場
源(コイル)17、33.46.70.78・・・磁場
21・・・アノード      23・・・電流源25
・・・基 台       50・・・信号源68、8
0・・・磁 石 (自 発)手続ン甫正書 特許庁長官 殿         昭和60年10月2
1日1、事件の表示 特願昭60−178479号 2、発明の名称 アーク蒸発方法およびその装置 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住 所 アメリカ合衆国 コロラド州 80301ボウ
ルダー セントラル アベニュー 2590名 称  
ヴアック チック システムズインコーポレーテッド 4、代理人 6、補正により増加する発明の数   な  し7、M
正の対象  明細内および図面 8、補正の内容 1)手書き明細書をタイプ浄書に補正
します。 (内容に変更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)少なくとも20平方インチ以上の蒸発されるべき材
    料表面を有するターゲットと、 このターゲットを蒸発させるため前記表面上にアークを
    発生させるためのアーク発生手段と、所定方向に磁力線
    の方向を定められた少なくとも1つの磁場を少なくとも
    間欠的に前記ターゲット表面上方において発生せしめる
    磁場発生手段を有するカソードスポット誘導手段とを備
    えてなり、前記アークが前記ターゲット表面上をランダ
    ムに動き回るカソードスポットと荷電粒子の存在により
    発生されるものであり、 前記磁場発生手段が、前記カソードスポットを前記磁力
    線の方向に対して略垂直な方向に誘導して前記アークに
    よる前記ターゲットの蒸発を略一様になさしめるもので
    あることを特徴とするアーク蒸発装置。 2)前記ターゲットがこのターゲット表面に発生するア
    ークを閉じ込めるためのアーク閉込手段を備えてなるこ
    とを特徴とする特許請求範囲第1項記載のアーク蒸発装
    置。 3)前記カソードスポット誘導手段が前記ターゲット表
    面上の閉路内において前記カソードスポットを移動せし
    める手段を備えてなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のアーク蒸発装置。 4)前記アーク閉込手段が前記ターゲット表面の周囲に
    配されたレールであり、このレールが透磁率の高い材料
    で形成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載のアーク蒸発装置。 5)前記ターゲット表面上の磁界の強さが約3ガウスで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載のアー
    ク蒸発装置。 6)前記ターゲットがその中央部分に内部レールを備え
    、これにより前記磁場の方向に対して垂直な平面内にお
    いて当該内部レールの回りにカソードスポットを移動せ
    しめる閉路を形成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載のアーク蒸発装置。 7)前記アーク閉込手段が前記ターゲット表面の周囲に
    配されたレールであり、このレールが窒化硼素もしくは
    窒化チタニウムにより形成されてなることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載のアーク蒸発装置。 8)前記ターゲット表面上の磁界の強さが少なくとも約
    1ガウス以上であることを特徴とする特許請求の範囲第
    7項記載のアーク蒸発装置。 9)前記ターゲットがその中央部分に内部レールを備え
    、これにより前記磁場の方向に対して垂直な平面内にお
    いて当該内部レールの回りにカソードスポットを移動せ
    しめる閉路を形成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第7項記載のアーク蒸発装置。 10)前記ターゲット表面上の磁界の強さが少なくとも
    約1ガウス以上であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のアーク蒸発装置。 11)前記カソードスポット誘導手段が間欠的に前記磁
    場の発生と消滅の切換えを行なう切換手段を備えてなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアーク蒸
    発装置。 12)前記カソードスポット誘導手段が前記ターゲット
    表面と反対側のターゲット端部に電磁石手段を配設して
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアー
    ク蒸発装置。 13)前記電磁石手段に印加するべき電流を発生するた
    めの電流源を備えてなることを特徴とする特許請求の範
    囲第12項記載のアーク蒸発装置。 14)前記電流源が半波整流電流を前記電磁石に供給す
    るものであることを特徴とする特許請求の範囲第13項
    記載のアーク蒸発装置。 15)前記電流源が前記電磁石にパルス電流を供給する
    ものであり、当該パルス電流が実際に印加されている各
    期間において前記カソードスポットを所定の方向に誘導
    せしめ、前記各期間の間の期間において前記カソードス
    ポットをランダムに動き回らせるようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第12項記載のアーク蒸発装置。 16)前記電磁石手段が、複数回巻回された導線よりな
    るコイルを備え、このコイルの両端に電流源を接続して
    なることを特徴とする特許請求の範囲第12項記載のア
    ーク蒸発装置。 17)前記電流源が前記コイルの両端に半波整流電流を
    供給してなることを特徴とする特許請求の範囲第16項
    記載のアーク蒸発装置。 18)前記導線の巻回数が50〜200であることを特
    徴とする特許請求の範囲第16項記載のアーク蒸発装置
    。 19)前記電磁石手段が、導線を複数回巻回してなるコ
    イルを複数個同心状に配設してなるものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第12項記載のアーク蒸発装置
    。 20)前記コイルの数が2個であり、それぞれのコイル
    に対して位相の異なる信号を供給する手段を備えており
    、これにより前記それぞれのコイルを交互に励磁せしめ
    前記カソードスポットを一方のコイル上の中央線から他
    方のコイル上の中央線の間で連続的に往復せしめると共
    にこのカソードスポットが前記ターゲット表面上のトラ
    ックを回るように連続的にコントロールしてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第19項記載のアーク蒸発装
    置。 21)前記2つのコイルのそれぞれに印加される信号波
    形が三角波であり、一方のコイルに印加される電流が増
    加するときには他方のコイルに印加される電流が減少し
    、一方のコイルに印加される電流が減少するときには他
    方のコイルに印加される電流が増加するように形成する
    と共にこれら両コイルに少なくともいくらかの電流を常
    に印加せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第20
    項記載のアーク蒸発装置。 22)前記位相の異なる2つの信号が1つの交流信号を
    互いに半波長ずらして形成した信号であることを特徴と
    する特許請求の範囲第20項記載のアーク蒸発装置。 23)前記電磁石手段が、少なくとも、前記カソードス
    ポットの誘導方向と同一方向に複数回巻回された第1の
    コイルと、この第1のコイルの導線巻回方向に対して垂
    直方向かつこの第1のコイル上に導線を複数回巻回され
    てなる第2のコイルとを備えてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第12項記載のアーク蒸発装置。 24)前記第1のコイルに印加される電流が連続的な直
    流電流であり、前記第2のコイルに印加される電流が発
    振する電流であり、前記直流電流が前記カソードスポッ
    トをターゲット表面のトラック上において連続的に回転
    せしめるためのものであるのに対し、前記発振する電流
    が前記カソードスポットを前記回転方向において前後に
    発振せしめる磁場を形成するものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第23項記載のアーク蒸発装置。 25)前記電磁石手段が略U字を描くように配設されて
    なると共に互いに近接する複数の平行な直線部分を備え
    てなり、この複数の直線部分のうち互いに隣接する直線
    部分に印加する電流の向きを互いに反対方向となし、こ
    れによりターゲット上の磁場を前記隣接する直線部分に
    おいて互いに逆極性となるように形成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第12項記載のアーク蒸発装置。 26)前記各直線部分により形成されるターゲットの各
    浸食溝がV字形状をなし、互いに隣接するこの浸食溝を
    重なり合うように形成し、これによりターゲットを一様
    に蒸発せしめるようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第25項記載のアーク蒸発装置。 27)前記カソードスポット誘導手段が、前記ターゲッ
    ト表面上の複数の磁場のうち隣接する磁場が互いに逆極
    性となるように形成せしめる手段を備えてなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のアーク蒸発装置。 28)前記複数の磁場のうち隣接する磁場が逆極性とな
    るように形成せしめる手段が、複数個の永久磁石および
    /または電磁石を含んでなることを特徴とする特許請求
    の範囲第27項記載のアーク蒸発装置。 29)前記複数個の磁石のうち少なくともいくつかがタ
    ーゲット表面に対して垂直に配されてなることを特徴と
    する特許請求の範囲第28項記載のアーク蒸発装置。 30)前記複数個の磁石の間に少なくともいくつかの他
    の磁石を挿入するとともに当該他の磁石の極性方向が最
    初に配されていた前記磁石の極性方向に対して垂直とな
    るように配設し、前記ターゲット表面上の磁場がより上
    方に突出するように形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第29項記載のアーク蒸発装置。 31)前記複数個の磁石を透磁率の高い材料で形成され
    てなる基板上に結合せしめたことを特徴とする特許請求
    の範囲第28項記載のアーク蒸発装置。 32)前記永久磁石がフェライト磁石もしくはフレキシ
    ブル永久磁石材料の積層片からなることを特徴とする特
    許請求の範囲第28項記載のアーク蒸発装置。 33)前記ターゲット表面上の磁場を移動せしめる磁石
    手段を備えてなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のアーク蒸発装置。 34)前記磁石手段が電磁石であることを特徴とする特
    許請求の範囲第33項記載のアーク蒸発装置。 35)前記ターゲット表面上方の磁場を移動するため前
    記カソードスポット誘導手段を移動せしめる手段を備え
    てなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のア
    ーク蒸発装置。 36)前記ターゲット表面上方の磁場を移動せしめるた
    め、前記ターゲットを前記カソードスポット誘導手段に
    対して移動せしめる手段を備えてなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のアーク蒸発装置。 37)蒸発されるべき材料表面を有するターゲットと、
    このターゲットを蒸発させるため前記表面上にアークを
    発生させるためのアーク発生手段と、前記アークを前記
    ターゲット表面上に拘束するためのアーク拘束手段と、 所定方向に磁力線の方向を定められた少なくとも1つの
    磁場を少なくとも間欠的に前記ターゲット表面上方にお
    いて発生せしめる磁場発生手段を有するカソードスポッ
    ト誘導手段とを備えてなり、前記アークが前記ターゲッ
    ト表面上をランダムに動き回るカソードスポットと荷電
    粒子の存在により発生されるものであり、 前記磁場発生手段が、前記カソードスポットを前記磁力
    線の方向に対して略垂直な方向に誘導して前記アークに
    よる前記ターゲットの蒸発を略一様になさしめるもので
    あることを特徴とするアーク蒸発装置。 38)前記ターゲット表面が少なくとも20平方インチ
    以上の面積を有してなることを特徴とする特許請求の範
    囲第37項記載のアーク蒸発装置。 39)前記カソードスポット誘導手段が前記ターゲット
    表面上の閉路内において前記カソードスポットを移動せ
    しめる手段を備えてなることを特徴とする特許請求の範
    囲第37項記載のアーク蒸発装置。 40)前記アーク閉込手段が前記ターゲット表面の周囲
    に配されたレールであり、このレールが透磁率の高い材
    料で形成されてなることを特徴とする特許請求の範囲第
    37項記載のアーク蒸発装置。 41)前記ターゲット表面上の磁界の強さが約3ガウス
    であることを特徴とする特許請求の範囲第40項記載の
    アーク蒸発装置。 42)前記ターゲットがその中央部分に内部レールを備
    え、これにより前記磁場の方向に対して垂直な平面内に
    おいて当該内部レールの回りにカソードスポットを移動
    せしめる閉路を形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第40項記載のアーク蒸発装置。 43)前記アーク閉込手段が前記ターゲット表面の周囲
    に配されたレールであり、このレールが窒化硼素もしく
    は窒化チタニウムにより形成されてなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第37項記載のアーク蒸発装置。 44)前記ターゲット表面上の磁界の強さが少なくとも
    約1ガウス以上であることを特徴とする特許請求の範囲
    第43項記載のアーク蒸発装置。 45)前記ターゲットがその中央部分に内部レールを備
    え、これにより前記磁場の方向に対して垂直な平面内に
    おいて当該内部レールの回りにカソードスポットを移動
    せしめる閉路を形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第43項記載のアーク蒸発装置。 46)前記ターゲット表面上の磁界の強さが少なくとも
    約1ガウス以上であることを特徴とする特許請求の範囲
    第37項記載のアーク蒸発装置。 47)前記カソードスポット誘導手段が間欠的に前記磁
    場の発生と消滅の切換えを行なう切換手段を備えてなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第37項記載のアーク
    蒸発装置。 48)前記カソードスポット誘導手段が前記ターゲット
    表面と反対側のターゲット端部に電磁石手段を配設して
    なることを特徴とする特許請求の範囲第37項記載のア
    ーク蒸発装置。 49)前記電磁石手段に印加するべき電流を発生するた
    めの電流源を備えてなることを特徴とする特許請求の範
    囲第48項記載のアーク蒸発装置。 50)前記電流源が半波整流電流を前記電磁石に供給す
    るものであることを特徴とする特許請求の範囲第49項
    記載のアーク蒸発装置。 51)前記電流源が前記電磁石にパルス電流を供給する
    ものであり、当該パルス電流が実際に印加されている各
    期間において前記カソードスポットを所定の方向に誘導
    せしめ、前記各期間の間の期間において前記カソードス
    ポットをランダムに動き回らせるようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第48項記載のアーク蒸発装置。 52)前記電磁石手段が、複数回巻回された導線よりな
    るコイルを備え、このコイルの両端に電流源を接続して
    なることを特徴とする特許請求の範囲第48項記載のア
    ーク蒸発装置。 53)前記電流源が前記コイルの両端に半波整流電流を
    供給してなることを特徴とする特許請求の範囲第52項
    記載のアーク蒸発装置。 54)前記導線の巻回数が50〜200であることを特
    徴とする特許請求の範囲第52項記載のアーク蒸発装置
    。 55)前記電磁石手段が、導線を複数回巻回してなるコ
    イルを複数個同心状に配設してなるものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第48項記載のアーク蒸発装置
    。 56)前記コイルの数が2個であり、それぞれのコイル
    に対して位相の異なる信号を供給する手段を備えており
    、これにより前記それぞれのコイルを交互に励磁せしめ
    前記カソードスポットを一方のコイル上の中央線から他
    方のコイル上の中央線の間で連続的に往復せしめると共
    にこのカソードスポットが前記ターゲット表面上のトラ
    ックを回るように連続的にコントロールしてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第55項記載のアーク蒸発装
    置。 57)前記2つのコイルのそれぞれに印加される信号波
    形が三角波であり、一方のコイルに印加される電流が増
    加するときには他方のコイルに印加される電流が減少し
    、一方のコイルに印加される電流が減少するときには他
    方のコイルに印加される電流が増加するように形成する
    と共にこれら両コイルに少なくともいくらかの電流を常
    に印加せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第56
    項記載のアーク蒸発装置。 58)前記位相の異なる2つの信号が1つの交流信号を
    互いに半波長ずらして形成した信号であることを特徴と
    する特許請求の範囲第56項記載のアーク蒸発装置。 59)前記電磁石手段が、少なくとも、前記カソードス
    ポットの誘導方向と同一方向に複数回巻回された第1の
    コイルと、この第1のコイルの導線巻回方向に対して垂
    直方向かつこの第1のコイル上に導線を複数回巻回され
    てなる第2のコイルとを備えてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第48項記載のアーク蒸発装置。 60)前記第1のコイルに印加される電流が連続的な直
    流電流であり、前記第2のコイルに印加される電流が発
    振する電流であり、前記直流電流が前記カソードスポッ
    トをターゲット表面のトラック上において連続的に回転
    せしめるためのものであるのに対し、前記発振する電流
    が前記カソードスポットを前記回転方向において前後に
    発振せしめる磁場を形成するものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第59項記載のアーク蒸発装置。 61)前記電磁石手段が略U字を描くように配設されて
    なると共に互いに近接する複数の平行な直線部分を備え
    てなり、この複数の直線部分のうち互いに隣接する直線
    部分に印加する電流の向きを互いに反対方向となし、こ
    れによりターゲット上の磁場を前記隣接する直線部分に
    おいて互いに逆極性となるように形成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第48項記載のアーク蒸発装置。 62)前記各直線部分により形成されるターゲットの各
    浸食溝がV字形状をなし、互いに隣接するこの浸食溝を
    重なり合うように形成し、これによりターゲットを一様
    に蒸発せしめるようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第61項記載のアーク蒸発装置。 63)前記カソードスポット誘導手段が、前記ターゲッ
    ト表面上の複数の磁場のうち隣接する磁場が互いに逆極
    性となるように形成せしめる手段を備えてなることを特
    徴とする特許請求の範囲第37項記載のアーク蒸発装置
    。 64)前記複数の磁場のうち隣接する磁場が逆極性とな
    るように形成せしめる手段が、複数個の永久磁石および
    /または電磁石を含んでなることを特徴とする特許請求
    の範囲第63項記載のアーク蒸発装置。 65)前記複数個の磁石のうち少なくともいくつかがタ
    ーゲット表面に対して垂直に配されてなることを特徴と
    する特許請求の範囲第64項記載のアーク蒸発装置。 66)前記複数個の磁石の間に少なくともいくつかの他
    の磁石を挿入するとともに当該他の磁石の極性方向が最
    初に配されていた前記磁石の極性方向に対して垂直とな
    るように配設し、前記ターゲット表面上の磁場がより上
    方に突出するように形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第65項記載のアーク蒸発装置。 67)前記複数個の磁石を透磁率の高い材料で形成され
    てなる基板上に結合せしめたことを特徴とする特許請求
    の範囲第64項記載のアーク蒸発装置。 68)前記永久磁石がフェライト磁石もしくはフレキシ
    ブル永久磁石材料の積層片からなることを特徴とする特
    許請求の範囲第64項記載のアーク蒸発装置。 69)前記ターゲット表面上の磁場を移動せしめる磁石
    手段を備えてなることを特徴とする特許請求の範囲第3
    7項記載のアーク蒸発装置。 70)前記磁石手段が電磁石であることを特徴とする特
    許請求の範囲第69項記載のアーク蒸発装置。 71)前記ターゲット表面上方の磁場を移動するため前
    記カソードスポット誘導手段を移動せしめる手段を備え
    てなることを特徴とする特許請求の範囲第37項記載の
    アーク蒸発装置。 72)前記ターゲット表面上方の磁場を移動せしめるた
    め、前記ターゲットを前記カソードスポット誘導手段に
    対して移動せしめる手段を備えてなることを特徴とする
    特許請求の範囲第37項記載のアーク蒸発装置。 73)蒸発されるべき金属表面を有するターゲットと、
    このターゲットを蒸発させるため前記表面上にアークを
    発生させるためのアーク発生手段と、蒸発された前記金
    属ターゲット材料をコーティングされるプラスチック基
    台とを備えてなり、前記アークが前記ターゲット表面上
    をランダムに動き回るカソードスポットと荷電粒子の存
    在により発生されるものであることを特徴とするアーク
    蒸発装置。 74)少なくとも20平方インチ以上の蒸発されるべき
    材料表面を有するターゲットを形成し、 このターゲットを蒸発させるため前記ターゲット表面上
    に、この表面上をランダムに動き回るカソードスポット
    と荷電粒子の存在により現われるアークを発生せしめ、 所定方向に磁力線の方向を定められた少なくとも1つの
    磁場を少なくとも間欠的にターゲット表面上方に発生せ
    しめ、前記カソードスポットを該磁力線の方向に対して
    略垂直な方向に誘導することにより前記アークによる前
    記ターゲットの蒸発を略一様になさしめることを特徴と
    するアーク蒸発方法。 75)前記ターゲット表面上に前記アークを拘束するよ
    うにしたことを特徴とする特許請求範囲第74項記載の
    アーク蒸発方法。 76)前記カソードスポットが前記ターゲット表面の閉
    路上を移動するようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第74項記載のアーク蒸発方法。 77)前記磁場を交互に発生、消滅せしめ、磁場が発生
    しているときには前記カソードスポットを所定方向に誘
    導し、磁場が消滅しているときには前記カソードスポッ
    トを前記ターゲット表面上でランダムに徘徊せしめて前
    記ターゲットを一様に蒸発せしめるようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第74項記載のアーク蒸発方法
    。 78)前記カソードスポットの前記ターゲット表面上に
    おける回転を連続的にコントロールするため前記磁場を
    連続的に発生せしめるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第74項記載のアーク蒸発方法。 79)前記ターゲット表面上の磁場において隣接する部
    分が逆極性であるような複数の磁場を発生せしめるよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第74項記載の
    アーク蒸発方法。 80)蒸発されるべき材料表面を有するターゲットを形
    成し、 このターゲットを蒸発させるため前記ターゲット表面上
    に、この表面上をランダムに動き回るカソードスポット
    と荷電粒子の存在により現われるアークを発生せしめ、 前記アークを前記ターゲット表面上に拘束せしめ、所定
    方向に磁力線の方向を定められた少なくとも1つの磁場
    を少なくとも間欠的に前記ターゲット表面上方に発生せ
    しめ、前記カソードスポットを該磁力線の方向に対して
    略垂直な方向に誘導することにより前記アークによる前
    記ターゲットの蒸発を略一様になさしめることを特徴と
    するアーク蒸発方法。 81)前記ターゲット表面の面積が少なくとも約20平
    方インチ以上であることを特徴とする特許請求の範囲第
    80項記載のアーク蒸発方法。 82)前記カソードスポットが前記ターゲット表面の閉
    路上を移動するようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第80項記載のアーク蒸発方法。 83)前記磁場を交互に発生、消滅せしめ、磁場が発生
    しているときには前記カソードスポットを所定方向に誘
    導し、磁場が消滅しているときには前記カソードスポッ
    トを前記ターゲット表面上でランダムに徘徊せしめて前
    記ターゲットを一様に蒸発せしめるようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第80項記載のアーク蒸発方法
    。 84)前記カソードスポットの前記ターゲット表面上に
    おける回転を連続的にコントロールするため前記磁場を
    連続的に発生せしめるようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第80項記載のアーク蒸発方法。 85)前記ターゲット表面上の磁場において隣接する部
    分が逆極性であるような複数の磁場を発生せしめるよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第80項記載の
    アーク蒸発方法。 86)蒸発されるべき金属表面を有するターゲットを形
    成し、 このターゲットを蒸発させるため前記ターゲット表面上
    に、この表面上をランダムに動き回るカソードスポット
    と荷電粒子の存在により現われるアークを発生せしめ、 蒸発された前記金属ターゲット材料をプラスチック基板
    上にコーティングせしめるようにしたことを特徴とする
    アーク蒸発方法。
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