JPS6153212A - 炭化水素固形物の製造法 - Google Patents

炭化水素固形物の製造法

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JPS6153212A
JPS6153212A JP17416884A JP17416884A JPS6153212A JP S6153212 A JPS6153212 A JP S6153212A JP 17416884 A JP17416884 A JP 17416884A JP 17416884 A JP17416884 A JP 17416884A JP S6153212 A JPS6153212 A JP S6153212A
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JP
Japan
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hydroxystearic acid
solid
hydrocarbon
metal salt
metal
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JP17416884A
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English (en)
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Seiji Aotani
征二 青谷
Takashi Hidaka
隆 日高
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NIPPON CREATE KK
JSR Corp
Original Assignee
NIPPON CREATE KK
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は12−ヒドロキシステアリン酸を固化剤とし、
香料などを含有する炭化水素化合物を固化する方法にお
いて固形物の耐熱性を向上させる固化方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の固形芳香剤として、リモネンなどの炭化水素化合
物をワックスなどで固化させたものが知られているが、
この種の芳香剤は基材としての炭化水素化合物がリモネ
ンおよびその類似物質に限られるという制約があり、ま
た得られる炭化水素固形物の強度も不十分であった。
〔解決しようとする問題点〕
このような状況において、本発明者らは、鋭意研究の結
果、12−ヒドロキシステアリン酸を固化剤とする炭化
水素固形物の製造方法を提案した(特開昭55−102
438号公報)。
しかるにこの方法は比較的低温で溶解し、注型等の操業
が容易であるという有利さはあるが、添加する香料の種
類によっては、固形物の溶融温度が低くなりすぎ、家庭
用として、不十分な場合もある。
本発明者らは12−とドロキシステアリン酸を固化剤と
する炭化水素固形物の製造方法において、溶融温度の高
い炭化水素固形物を得る方法についてさらに鋭意研究し
た結果、特定のステアリン酸金属塩および/または12
−ヒドロキシステアリン酸金属塩を少量添加することに
より炭化水素固形物の溶融温度を高めることができるこ
とを見出し、この知見に基いて本発明に到達した。
〔発明の構成〕
本発明は炭化水素化合物および12−ヒドロキシステア
リン酸より主としてなる組成物にステアリン酸金属塩(
金属はアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアルミニ
ウム)および/または12−ヒドロキシステアリン酸金
属塩(金属はアルカリ金属、アルカリ土類金属またはア
ルミニウム)を添加混合し、12−ヒドロキシステアリ
ン酸を加熱溶解後、注型し、次いで冷却固化させること
を特徴とする炭化水素固形物の製造法である。
本発明に用いられる炭化水素化合物としては、例え・ば
石油留分、テルペン類、植物精油などが用いられる。本
発明によって得られる炭化水素固形物を芳香剤として用
いるときの炭化水素化金物は、主留分の沸点が130〜
280℃程度で揮発性の液状のものを使用するのが好ま
しい。
炭化水素化合物の沸点が130℃未満では固形物中にお
ける揮発分の揮発速度が大きすぎ、一方280’Cを超
えると揮発速度が小さいために用途が限定されてしまう
具体的にはアニリン点が75〜100.特に80〜90
のパラフィン系石油留分、アニリン点が40〜90、特
に50〜85のナフテン系炭素を含むパラフィン系石油
留分、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、フエランド
レン、テルビルン、ミルセンなどのモノテルペン化合物
、カジネン、カリオフイ刃ンなどのセスキテルペン化合
物、テレピン油、シトロネラ油、オレンジ油、アビニス
油などの植物精油があげられる。
炭化水素化合物自体が好ましい香りを有する場合、固形
物はそのまま、固形芳香剤になシ得る。炭化水素化合物
が香りを持たない場合、あるいはあっても微かな場合に
は香料を添加することによって固形芳香剤とする。香料
の種類は特に限定されるものではない。本発明の方法に
よれば、カラギーナンなどからなる水性固形芳香剤では
分離しやすい油性の香料、あるいはpHの影響を受けて
変質しやすい香料などが適用可能になり、また比較的多
量に香料を添加することができるので固形芳香剤の製造
方法として有用なものになる。
また一般的には香料の添加によって炭化水素固形物の溶
融温度は低下し、特にブーケ調香料などの極性の大きい
香料の場合にその傾向が強いが、本発明によればこのよ
うな極性の大きい香料を用いた場合にも十分に高い溶融
温度の炭化水素固形物を得ることができる。
本発明によって得られる炭化水素固形物を塗布用剤とし
て用いるときは、炭化水素化合物として、匂いの好まし
くないものや、毒性のあるものは除かれる。具体的には
前記の炭化水素化合物のほか、流動パラフィン、ワセリ
ン、マシーン油、ナフテン油などの鉱物油、カンホレン
、ミレン、スクアレンなどの高次テルペン類も適用する
ことができる。
しかし本発明の方法で固化し得る炭化水素化合物はこれ
らに限定されるものではない。
本発明で用いる12−ヒドロキシステアリン酸はヒマシ
油の脂肪酸を水素添加して得られるが、高純度である必
要はなく、一般に12−ヒドロキシステアリン酸または
ヒマシ油硬化脂肪酸として市販されている工業製品を使
用できる。
12−ヒドロキシステアリン酸の使用量は炭化水素固形
物に要求される強度、摩耗性などの物性により適宜決定
される。固形芳香剤として使用する場合には、12−ヒ
ドロキシステアリン酸は炭化水素化合物97〜85重量
部に対して3〜15重量部使用される。12−ヒドロキ
システアリン酸が3重量部未満では固形物の強度が不十
分で、液体を分離しやすいものになる。
しかし12−ヒドロキシステアリン酸は炭化水素化合物
揮発後の残滓となるのであまり多く使用するのは好まし
くない。従って好ましくは炭化水素化合物96〜90重
量部に対し4〜10重量部である。12−ヒドロキシス
テアリン酸の量が多い程、得られる固形物は硬く、摩耗
性の小さいものになる。
本発明において炭化水素固形物の耐熱性向上剤として用
いられるステアリン酸金属塩の金属としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属またはアルミニウムであり、具
体的にはアルカリ金属としてリチウム、ナトリウム、カ
リウム、アルカリ土類金属としてベリリウム、マグネシ
ウム、カルシウム、バリウムであるが、特にステアリン
酸カルシウムが好ましい。また耐熱性向上剤として用い
られる12−ヒドロキシステアリン酸金属塩は、金属と
してアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアルミニウ
ムであシ、具体的にはアルカリ金属としてリチウム、ナ
トリウム、カリウム、アルカリ土類金属としてベリリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、バリウムであるが、特
に12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウムが好ましい
これらの耐熱性向上剤は好ましくは上記炭化水素化合物
と12−ヒドロキシステアリン酸との組成物100重量
部に対し0.2〜5重量部添加する。0.2重量部未満
では固形物の溶融温度を上げる効果が不十分であり、一
方5重量部を超えて用いてもそれ以上耐熱性は向上しな
い。
特に好ましい使用量は0.5〜3重量部である。
本発明の方法により得られる炭化水素固形物を塗布用剤
として用いる場合は、炭化水素化合物に各種有効成分を
添加する。有効成分としては薬効成分、香料、化粧料な
どがある。
本発明における炭化水素固形物は、例えば次のようにし
て製造される。
溶解槽に還流冷却器、攪拌機、温度計を取りつけ、炭化
水素化合物、12−ヒドロキシステアリン酸、耐熱性向
上剤および必要に応じて使用されるその他の有効成分等
の原料を投入し、かきまぜながら昇温する。60〜80
℃に昇温すると12−ヒドロキシステアリン酸は、溶解
し、耐熱性向上剤が溶解しない場合でも、そのまま成形
容器に注入し、室温で放冷し、または必要に応じ急冷し
て固化させる。溶解温度と注型温度の差は5℃以上、好
ましくは5〜20℃程とする。冷却固化温度は特に限定
されないが、通常20〜35℃に放置して固化する。
本発明において得られる炭化水素固形物中の揮発性成分
の保持力を高めるために、ワセリン、パラフィンワック
ス、ポリエチレン、ポリブタジェン、ポリイソプレン、
ポリスチレンなどの炭化水素系高分子量物質を添加して
も良い。これらは同時に固形物の強度を高める作用を有
する。
また炭化水素化合物が不飽和結合を有する場合には、老
化防止剤を添加することが好ましい。
老化防止剤としては主としてフェノール系老化防止剤、
例えば2,6−ジーt−ブチルパラクレゾール、ハイド
ロキノンなどを炭化水素化合物100重酋部に対し、0
.1〜2重量部加える。
さらに必要に応じ、着色剤、増量剤などを加えることが
できる。増量剤としては有機あるいは無機化合物の粉末
の他に水を油中水型界面活性剤とともに使用することが
できる。
本発明の方法により得られる炭化水素固形物は悪臭のマ
スクあるいは居室などに快い香りを漂わせるのに適した
固形芳香剤として好適に用いることができる。またステ
ィック状塗布用剤の基材として、これに薬効成分、香料
、化粧料などを包含させて用いることができる。そして
得られた固形物は強固で液体の分離性の極めて小さい炭
化水素固形物であるのみならず、その溶融温度は製造時
の溶解温度と同等以上という驚くべき性質を示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば (1)炭化水素固形物の成形加工が容易である。
(2)得られる炭化水素固形物の耐熱性がすぐれる。
(3)炭化水素化合物が固化する際の収縮が小さく、ま
た固形物は透明感、平滑感がある。
(4)得られる固形物の強度が高く、また低温、高温に
長期間保存しても液体を分離しない。
などの効果を得ることができる。
〔実施例〕
実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1〜8 還流冷却器、攪拌機、温度計を取シつけた2 00m/
30フラスコに下記の原料および表1の各耐熱性向上剤
を添加し、かきまぜながら80℃に加熱し、12−ヒド
ロキシステアリン酸を溶解した。次にこの配合液を成形
容器に注入し、室温で冷却して固形物を得た。得られた
固形物の溶融温度を測定した。結果を表1に示す。
リモネン         902 12−ヒドロキシステアリン酸     7F2.6−
ジーt−ブチルバラクレゾ−0,3tル(老化防止剤) MIS−2446(オレンジ香料)    8?表  
1 (1)ステアリン酸カルシウム (2)  ステアリン酸アルミニウム (3)   12−ヒドロキシステアリン酸ナトリウム
(4)   12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム
実施例9〜11 還流冷却器、攪拌機、温度計を取シつけた2 00m/
30フラスコに下記の原料および表2の各耐熱性向上剤
を添加し、かきまぜながら75℃に加熱し、12−ヒド
ロキシステアリン酸を溶解した。次にこの配合液を成形
容器に注入し、室温で冷却して固形物を得た。固形物の
溶融温度を測定した。結果を表2に示す。
リモネン           90?12−ヒドロキ
システアリン酸      722.6−ジーt−ブチ
ルバラクレゾ−0,3fル(老化防止剤) HH−9196(ブーケ香料)       82表 
 2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭化水素化合物および12−ヒドロキシステアリン酸よ
    り主としてなる組成物にステアリン酸金属塩(金属はア
    ルカリ金属、アルカリ土類金属またはアルミニウム)お
    よび/または12−ヒドロキシステアリン酸金属塩(金
    属はアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアルミニウ
    ム)を添加混合し、12−ヒドロキシステアリン酸を加
    熱溶解後、注型し、次いで冷却固化させることを特徴と
    する炭化水素固形物の製造法
JP17416884A 1984-08-23 1984-08-23 炭化水素固形物の製造法 Pending JPS6153212A (ja)

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