JPS6149334B2 - - Google Patents

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JPS6149334B2
JPS6149334B2 JP52127630A JP12763077A JPS6149334B2 JP S6149334 B2 JPS6149334 B2 JP S6149334B2 JP 52127630 A JP52127630 A JP 52127630A JP 12763077 A JP12763077 A JP 12763077A JP S6149334 B2 JPS6149334 B2 JP S6149334B2
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JP
Japan
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polycarbosilane
present
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polysilane
formula
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Application number
JP52127630A
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English (en)
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JPS5461299A (en
Inventor
Seishi Yajima
Kyoto Okamura
Yoshio Hasegawa
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TOKUSHU MUKI ZAIRYO KENKYUSHO
Original Assignee
TOKUSHU MUKI ZAIRYO KENKYUSHO
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Publication date
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Priority to GB7841523A priority patent/GB2009196B/en
Priority to US05/953,518 priority patent/US4220600A/en
Priority to DE2858374A priority patent/DE2858374C2/de
Priority to DE19782846529 priority patent/DE2846529A1/de
Publication of JPS5461299A publication Critical patent/JPS5461299A/ja
Priority to US06/047,845 priority patent/US4283376A/en
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Description

【発明の詳现な説明】
本発明は、その䞀郚にシロキサン結合を含む新
芏なポリカルボシランの補法に関する。 ポリカルボシランずは、骚栌が
【匏】結合 により構成されるポリマヌであり、その甚途は、
このポリマヌが焌成により無機炭化物SiCに転換
するこずからSiCの原料ずしお甚いられ、䟋えば
SiC繊維、フむルム、被芆膜、焌結結合剀、含浞
剀、SiC粉末などずしお利甚されおいる。他にボ
リマヌ自䜓ずしおの甚途も皮々考えられおいる。 埓来知られおいるポリカルボシランずしおは、
モノシランをそのたた重合しお埗られるポリカル
ボシランず、モノシランを䞀旊ポリシランずした
のちこれを重合しお埗られるポリカルボシランず
の二皮類がある。前者はFritzAngew、
Chem79p.6571967等により開瀺された方
法で補造するこずができ、埌者は、本発明者らが
先に特蚱出願した特開昭51―126300号、特開昭52
―74000号および特開昭52―112700号に蚘茉の方
法で補造するこずができる。しかしながら、埓来
の補法で耐熱性や耐酞化性に優れ、しかも非酞化
性雰囲気䞭における焌成残留率の高いポリカルボ
シランを埗るためには、オヌトクレヌブのような
加圧容噚を甚いるか、あるいはリサむクルのでき
る流通匏装眮を甚いなければならなか぀た。前者
の加圧容噚を甚いお重合する方法では、䟋えばオ
ヌトクレヌブ等を甚いお、400〜470℃の枩床に加
熱し、80〜110気圧の圧力䞋で10〜15時間の反応
を行なわせる必芁があり、耐圧蚭備や防灜察策が
䞍可欠である䞊に、倧量生産には適しおいないず
いう欠点がある。たた、埌者のリサむクルのでき
る流通匏装眮を甚いお重合する方法では、加熱反
応塔、生成物分離塔等の付属噚機を備えた装眮で
生成する䜎分子量分を分離しこれを匷制埪環させ
お、繰返し加熱反応塔で反応させなければならな
いため、600〜800℃の劂き高い枩床に加熱するこ
ずが必芁であり、たた反応時間も20〜50時間のよ
うな長時間を必芁ずするなど工業的に䞍利な点が
倚い。 本発明者らは、埓来法における䞊蚘の欠点を克
服するため鋭意研究を行な぀た結果、加圧容噚や
流通匏装眮等の特殊な装眮をなんら甚いる必芁が
なく、しかも䜎い加熱枩床においお比范的短時間
でポリカルボシランを埗るこずのできる新芏䞔぀
有利な補造法を発芋した。曎に本発明者らは䞊蚘
の方法によ぀お埗られるポリカルボシランは、埓
来法で埗られるポリカルボシランよりも優れた耐
熱性ず耐酞化性を有し、か぀非酞化性雰囲気䞭で
の焌成残留率が高いずいうすぐれた性胜の新芏な
ポリカルボシランであるこずを芋出した。 本発明によれば、
【匏】なる構造単䜍を有 するポリシラン≧、R1及びR2はそれぞれ
独立にはCH3、C2H5、C6H5たたはを衚わす
に察しお、骚栌成分が、Siおよびよりなり、
Siの偎鎖の少くずも䞀郚にプニル基を有するポ
リボロシロキサンを、0.01〜15重量添加混合
し、反応に察しお必掻性な雰囲気䞋においお、前
蚘ポリマヌの混合物を加熱しお重合させるこずを
特城ずするシロキサン結合を䞀郚含むポリカルボ
シランの補造方法が提䟛される。 䞊蚘の方法によ぀お埗られる本発明のポリカル
ボシランは、䞋蚘(A)および(B)なる構造単䜍から䞻
ずしおなり、 (A) (B) R1R2R3及びR4はそれぞれ独立にCH3
C2H5C6H5たたはを衚わす (A)ず(B)ずの比率が〜200であり、数
平均分子量が500〜10000、固有粘床が0.01〜1.50
であり、耐熱性および耐酞化性に優れ、か぀非酞
化性雰囲気䞭における焌成残留率の高いこずを特
城ずするシロキサン結合を䞀郚含むポリカルボシ
ランである。 以䞋に本発明をより詳现に説明する。 本発明の方法においお䜿甚する出発原料の䞀぀
は、
【匏】なる構造単䜍≧、R1及び R2はそれぞれ独立にはCH3、C2H5、C6H5、
を有するポリシランであり、このポリシランの構
造は盎鎖状あるいは環状のいずれであ぀おもよ
く、曎にこの二皮の構造が混合したものであ぀お
もよい。䞊蚘の匏においお≧であり、奜たし
くは≊≊100である。偎鎖のR1R2R3及び
R4は、それぞれ独立にメチル基、゚チル基、フ
゚ニル基たたは氎玠を衚わし、即ち、ポリシラン
の骚栌を圢成する各Si原子に結合するR4及びR2
は、互いに同䞀もしくは異な぀おいおもよく、ポ
リシランの偎鎖がメチル、゚チル、プニル及び
氎玠のうちの皮以䞊からなる時は、ポリシラン
䞭における異皮の偎鎖の配列順序は任意の順序で
あ぀およい。 本発明の方法においお出発原料ずしお䜿甚する
のに特に奜適なポリシランは、
【匏】のみを単 䜍構造ずしお有するポリシラン、あるいはポリシ
ラン䞭の偎鎖の50以䞊がメチル基であり残䜙の
偎鎖がプニル基およびもしくは氎玠であるポ
リシランである。たた盎鎖状のポリシランの堎合
には、末端基はOHたたはCH3であるこずが奜た
しい。 本発明で䜿甚するポリシランは䟋えば熊田らの
共著による「有機ケむ玠化合物の化孊」化孊同人
瀟1972等に蚘茉されおいる皮々な方法によ぀
お合成するこずができるが、通垞は䞀皮たたは二
皮以䞊のゞクロロシランをナトリりムにより脱塩
玠するこずによ぀お補造される。䞀皮のゞクロロ
シランの脱塩玠反応を匏で瀺せば䞋蚘の劂くであ
る。 本発明の方法においお䜿甚するもう䞀぀の出発
原料である、骚栌成分がSiおよびよりな
り、Siの偎鎖の少なくずも䞀郚にプニル基を有
するポリボロシロキサン以䞋単にプニル基含
有ポリボロシロキサンず呌ぶこずがあるは、本
発明者らが、先に特蚱出願した特開昭53―42300
および特開昭53―50299号にその補造法、構造及
び物性が詳现に開瀺されおいるものであり、䟋え
ばホり酞ず䞀皮たたは二皮以䞊のゞオルガノゞク
ロロシラン䜆し該ゞオルガノゞクロロシランの
オルガノ基の少くずも䞀郚はプニル基である
ずの脱塩酞瞮合反応によ぀お補造されるものであ
る。このさい瞮合反応がどのようにしお進行する
かを、ゞプニルゞクロロシランずホり酞ずの反
応を䟋にず぀お瀺せば、䞻芁な反応は次の劂きも
のであろうず考えられる。 たたは 本発明の方法の出発原料であるプニル基含有
ポリボロシロキサンを䞊蚘の反応により補造する
堎合に䜿甚するゞオルガノゞクロロシランずしお
奜たしいものは、ゞプニルゞクロロシラン及
び又はメチルプニルゞクロロシラン、又はこ
れらずゞメチルゞクロロシランずの混合物であ
る。 本発明の方法で出発原料の䞀぀ずしお䜿甚する
プニル基含有ポリボロシロキサンは、䞊蚘の脱
塩酞瞮合反応のほかに、䟋えばホり酞ず䞀皮たた
は二皮以䞊のゞオルガノゞアルコキシシランずの
脱アルコヌル瞮合反応や、䟋えばOCH33の
劂きホり酞゚ステルずゞオルガノゞアルコキシシ
ランずの脱゚ステル瞮合反応䜆しこれらの反応
で䜿甚するゞオルガノゞアルコキシシランのオル
ガノ基の少くずも䞀郚はプニル基である等に
よ぀おも補造するこずができる。 䞊蚘の補造法における瞮合反応はかなり耇雑で
あるから、瞮合反応生成物であるプニル基含有
ポリボロシロキサンの構造を完党に解明するこず
は困難であるが、䞻ずしお
【匏】なる 構造単䜍からなり、この構造単䜍が耇雑に組み合
わされお党䜓のポリマヌが構成されおいる。 本発明の方法で出発原料ずしお䜿甚するプニ
ル基含有ポリボロシロキサンは、ポリマヌ䞭にお
ける少くずも䞀郚の構造単䜍におけるR3及びR4
の少くずも䞀郚がプニル基でなければならな
い。奜たしいポリボロシロキサンは、ポリマヌ䞭
に存圚するSiに結合する党偎鎖の50以䞊がプ
ニル基であり、残䜙の偎鎖がメチル基の劂き䜎玚
アルキル基、又は氎玠であるようなポリボロシロ
キサンである。 本発明で䜿甚するゞプニル含有ポリボロシロ
キサンの䟋瀺を䞋蚘に瀺すが、これは本発明の理
解を容易ならしめるためのものであ぀お、本発明
を限定するためのものではない。 䞊蚘に瀺したような線状、分岐状たたは環状の
構造を有するポリボロシロキサンのほかに、これ
らが曎に架橋した耇雑な構造のポリボロシロキサ
ンも、本発明で䜿甚するゞプニル含有ポリボロ
シロキサンに包含される。 本発明で出発原料ずしお䜿甚するプニル基含
有ポリボロシロキサンは、通垞数平均分子量が
500〜10000であり、耐加氎分解性や耐熱性に優れ
おいるのが特城である。䟋えば、分子量2350のポ
リボロゞプニルシロキサンの分解枩床は300℃
である。 本発明の方法においおは、前蚘
【匏】なる 構造単䜍を有するポリシラン類の少くずも䞀皮に
察しお、前蚘プニル基含有ポリボロシロキサン
を0.01〜15重量添加混合し、その混合物を反応
に察しお䞍掻性な雰囲気䞋においお加熱しお重合
せしめる。 本発明の方法の重芁な利点は、混合物を加熱重
合する装眮ずしお特殊な装眮を芁しないこずであ
り、䟋えば第図に瀺すような簡単な装眮を甚い
るこずができる。 第図においお、は䟋えば通垞の電気炉等に
よる加熱炉であり、は䟋えば硬質ガラス補で冷
华氎を甚いる還流噚具であり、は䟋えば石英も
しくはステンレスの猶状の反応容噚であり、i
は反応に䞍掻性なガスの流入口であり、pはそ
の流出口である。 すなわち、本発明の補法においおは、簡単な加
熱炉、反応容噚、還流噚具等を甚いるだけでも十
分に優れたポリカルボシランを合成するこずので
きるものであり、前述した劂く、埓来のポリカル
ボシランの補法における劂く、加圧容噚やリサむ
クル可胜な流通匏装眮等の特殊な装眮を䜿甚する
必芁がない。 本発明の方法においおは、加熱による重合反応
を、反応に䞍掻性なガス雰囲気䞋においお行なう
こずが必芁である。重合反応を空気䞭の劂き酞化
性雰囲気䞭で行なうず、原料のポリシランの酞化
が生じるため、反応が十分に進行しないので奜た
しくない。反応に䞍掻性なガスずしおは窒玠、ア
ルゎン、氎玠が特に奜適である。 たた重合反応は䞀般に垞圧付近で行なうこずが
奜たしく、真空䞭や高い枛圧䞭で重合反応を行な
うず、生成した䜎分子成分が系倖に留出するため
著しく収率が䜎䞋するので奜たしくない。本発明
の方法を実斜するためには、䞍掻性ガスを反応郚
に気流ずしお送りこみながら重合反応を行なうこ
ずが奜たしく、その理由は、これにより反応噚内
の圧力がほが垞圧に保たれ、枩床䞊昇や反応䞭に
攟出される䟋えばメタンのようなガスによる圧力
䞊昇を防ぐこずができるからである。 本発明の方法における加熱枩床は、埓来法に比
べお䜎枩であり、通垞250℃以䞊、奜たしくは300
〜500℃であるこずが本発明の方法の利点の぀
である。反応枩床が250℃以䞋では重合が進行し
にくく、500℃以䞊では、生成したポリカルボシ
ランの無機質化すなわち偎鎖成分の飛散が埐々に
開始しはじめるため奜たしくない。 たた、本発明の方法における加熱重合は通垞
〜10時間の劂き比范的短時間で完了するこずも本
発明の重芁な利点の぀である。10時間以䞊加熱
しおも埗られるポリカルボラシランに䜕ら実質的
な向䞊は芋られない。 以䞊のような重合反応により埗られたポリカル
ボシランは、溶媒に溶かしお過し、その埌溶媒
を蒞発させお粟補するこずができる。必芁なら
ば、50〜450℃の枩床範囲で、垞圧、あるいは枛
圧䞋で蒞留し濃瞮するこずにより平均分子量を䞊
げるこずができる。かかる溶媒ずしおは䟋えばノ
ルマルヘキサン、ベンれン、キシレン、テトラヒ
ドロフランなどが挙げられる。 本発明の方法の新芏な特城は、ポリシランに小
量のプニル基含有ポリボロシロキサンを添加し
た混合物からポリカルボシランを補造するずいう
点に存する。このような新芏な出発原料を採甚し
たこずが、本発明の方法の利点、即ち特殊な反応
装眮を必芁ずせず、加熱枩床も比范的䜎く、加熱
時間も短かいずいう利点をもたらしたものず考え
られる。以䞋に、ポリシランに小量のプニル基
含有ポリボロシロキサンを添加するこずによ぀
お、䜕故䞊蚘のような利点がもたらされるかずい
う機構に぀いおの考察を述べるが、これは単に䞀
぀の掚論を述べたに過ぎないものであり、この理
論によ぀お本発明がなんら限定されるものではな
い。 本発明の方法の぀の出発原料であるポリシラ
ンは通垞150〜250℃の加熱枩床においお、熱分解
する。その結果生じた䜎分子量のポリシラン、
【匏】たたは䞀郚カルボシラン化した䜎 分子量のカルボシラン、
【匏】あるい はこれらの混合物からなる䜎分子量生成物が生成
する。さらに枩床が䞊がり200〜300℃になるず、
プニル基含有ポリボロシロキサンの―結合
の熱切断が郚分的に生起し、その切断郚に前蚘䜎
分子量生成物が結合し、䞭間生成物を圢成する。
この䞭間生成物の圢成は立䜓障害を小さくするた
めより䜎分子のものに察しお遞択的であるこずが
掚察される。この䞭間生成物は、䟋えば
【匏】
【匏】あるいは
【匏】等の結合様匏を有しおいるものず 考えられる。これらの内
【匏】結合を有する ものは熱的に䞍安定であるので、曎に加熱枩床が
䞊がり250〜500℃になり、安定な
【匏】 結合が促進されおゆく過皋でホり玠は解離され
お、䜎沞点のアルキルホり玠
【匏】あるい はホり玠の氎玠化物ずしお反応系倖に攟出される
ものず思われる。ただし、重合枩床によれば䞀郚
のホり玠は――Si結合を有したたたポリカル
ボシラン䞭に小量残存しおいる可胜性もある。 所で、ポリシランだけを出発原料ずしお䜿甚し
た堎合には、その熱分解により生じた前蚘の䜎分
子量生成物は反応系倖に攟出され易いものである
から、重合反応を収率よく実斜するためには䜎分
子量生成物の飛散を防止するために、加圧密閉容
噚たたは䜎分子量成分をリサむクルしお埐々に高
分子化するための流通匏装眮等の特殊な装眮が必
芁である。 然しながら本発明の方法に埓がい、ポリシラン
ずポリボロシロキサンの混合物を出発原料ずしお
䜿甚する堎合には、先に説明したように、ポリボ
ロシロキサンの―結合の切断郚にポリシラン
の熱分解により生じた䜎分子量生成物が捕獲され
るので、これによ぀お䜎分子量生成物の反応系倖
ぞの散逞が有効に防止できる。しかもポリボロシ
ロキサンは反応に察しお䞀皮の觊媒的効果を呈す
るので、本発明の方法においおは、加圧密閉容噚
や特殊なリサむクル装眮を甚いるこずなく、開攟
系の反応容噚を甚いお垞圧で比范的䜎枩床におい
お反応を実斜しおも、重合反応を円滑に䞔぀高い
収率で行なうこずが可胜ずなり、その結果Si―
結合をポリマヌ骚栌の䞀郚に含むポリカルボシラ
ンが埗られる。 本発明の方法においおポリボロシロキサンの添
加量はポリシランに察しお0.01〜15重量ずす
る。その理由は、0.01以䞋では、前蚘の䜎分子
量成分の捕獲効果が充分に行なわれないため、䜎
分子量成分の攟出量が倚くなり反応収率が悪くな
り、他方15重量以䞊加えるず、埗られたポリカ
ルボシラン䞭におけるSi―結合の割合が増加す
るため、ポリカルボシランが本来有する性質や有
甚性をそこなうため奜たしくないからである。奜
適なポリボロシロキサンの添加量は0.05〜10重量
の範囲である。 本発明の方法における重合反応は、加熱だけで
も進行するが、所望ならば、䟋えば過酞化ベンゟ
むルの劂きラゞカル開始剀たたはアルミニりムや
ホり玠などを含む觊媒を添加する重合法、あるい
は照射による重合法などを䜵甚するこずもでき
る。 次に䞊蚘の補造法によ぀お埗られる本発明のシ
ロキサン結合を䞀郚含むポリカルボシランに぀い
お説明する。出発原料のポリシランずしおポリゞ
メチルシランを䜿甚した堎合に埗られた本発明の
ポリカルボシランのIR吞収スペクトルは䟋えば
第図に瀺すごずく、波数800cm-1付近ず1250cm
-1、のSi―CH31400、2900、2950cm-1の―
2100cm-1のSi―1020、1355cm-1のSi―
CH2―Si1050cm-1付近のSi―700、1120、
1430cm-1のSi―C6H5の各結合に基づく吞収を
瀺す。然しながら、波数1340cm-1の――
Si、あるいは3220cm-1の―OHによる吞収は
通垞怜出されず、埓぀おIRスペクトルによ぀お
は、ポリカルボシラン䞭における―結合の存
圚は䞍明である。 たた、玫倖線吞収スペクトルの枬定により、―
Si―Si―成分はほが消倱しおいるこずが確認され
た。 化孊分析による元玠比率は䞀般にSi30〜60、
20〜60、0.5〜、〜10重量で
ある。 䞊蚘のIRスペクトル、玫倖線吞収スペクト
ル、化孊分析の結果より、本発明のシロキサン結
合を䞀郚含むポリカルボシランの構造に぀いお次
の劂き結論が埗られる。すなわち、IRスペクト
ルの枬定結果からポリカルボシランを構成する芁
玠が
【匏】
【匏】
【匏】 【匏】
【匏】で あるこずが瀺されおおり、玫倖線吞収スペクトル
の枬定結果から
【匏】結合がほずんどない こずが瀺されおいるこずから、本発明のポリカル
ボシランは、その構造単䜍が実質的に䞋蚘(A)及び
(B)からなるものである。 (A) (B) 䜆しR1R2R3及びR4はそれぞれCH3
C2H5C6H5たたはである 曎に化孊分析による元玠比率の枬定結果から、
(A)ず(B)の構造単䜍の比率は乃乃至200
である。 たた、ポリボロシロキサンの分解がSi――
結合で生ずるこずから、構造単䜍(B)はポリカル
ボシラン䞭に無秩序に分垃し、ポリボロシロキサ
ンのSiの偎鎖ずしお存圚しおいたプニル基は、
そのたた残るものず考えられる。 以䞊により、本発明の方法においお、䟋えば出
発原料ずしおポリゞメチルシランずポリボロゞフ
゚ニルシロキサンを甚いた堎合に埗られるポリカ
ルボシランの構造は、䞋蚘のように掚定できる。 本発明のポリカルボシランは、蒞気圧浞透法に
より枬定した数平均分子量が500〜10000であり、
固有粘床は0.01〜1.50である。 本発明のシロキサン結合を含むポリカルボシラ
ンは、埓来法により補造したポリカルボシランに
比べお、分解枩床が高く即ち、耐熱性に優れ
る、耐酞化性にも優れ、しかも焌成残留率が倧
きいずいう優れた特性を有しおいる。 この事実は䞋蚘衚の実隓結果から明らかであ
る。第衚には、埓来法により加圧容噚オヌト
クレヌブを甚いおアルゎン雰囲気䞭容噚内の最
終圧力110気圧、470℃、14時間でポリゞメチルシ
ランから合成されたポリカルボシランず、本発明
の方法により窒玠気流䞭、400℃時間でポリゞ
メチルシランず3.85重量に圓るポリボロゞプ
ニルシロキサンずから合成されたシロキサン結合
を含むポリカルボシランずの性質の比范が瀺され
おいる。
【衚】 本発明のポリカルボシランは、50〜300℃の加
熱により溶融する熱可塑性物質であり、たたベン
れン、ノルマルヘキサン、キシレン、テトラヒド
ロフラン等の溶媒に可溶性であるから、様々な圢
状を有する成型䜓ずするこずができ、これを700
℃以䞊の枩床で加熱焌成しお、䞻ずしお無機炭化
物SiC成圢䜓に転換させるこずができる。このよ
うな䟋ずしおは、䞻ずしおシリコンカヌバむドよ
りなる連続繊維、フむルム、被芆膜、粉末などが
挙げられる。本発明のポリカルボシランは焌成残
留率が倧きいため、これらのSiC補品を埗る際の
歩留りがよいので極めお有利なポリマヌである。
たた、本発明のポリカルボシランは前蚘SiC補品
の他に焌結甚結合剀や含浞剀ずしおも甚いるこず
ができ、曎に耐熱性ず耐酞化性に優れおいるの
で、ポリマヌのたたでも皮々の甚途を有するもの
ず期埅される。 以䞋実斜䟋によ぀お本発明を説明する。 実斜䟋  の䞉口フラスコに無氎キシレン2.5ずナ
トリりム400ずを入れ、窒玠ガス気流䞋でキシ
レンの沞点たで加熱し、ゞメチルゞクロロシラン
を時間で滎䞋した。滎䞋終了埌、10時間加
熱還流し沈柱物を生成させた。この沈柱を過
し、たずメタノヌルで掗浄した埌、氎で掗浄しお
癜色粉末のポリゞメチルシラン420を埗た。こ
のポリゞメチルシラン250に、ゞプニルゞク
ロロシラン759ずホり酞124を窒玠ガス雰囲気
䞋、―ブチル゚ヌテル䞭、100〜120℃の枩床で
加熱し、生成した癜色暹脂状物を、さらに真空䞭
400℃で時間加熱するこずによ぀お埗られたポ
リボロゞプニルシロキサン0.125を添加混合
し、還流管を備えたの石英管䞭で、窒玠気流
䞋で320℃たで加熱し、時間重合し、本発明の
有機ケむ玠高分子化合物を埗た。宀枩で攟冷埌
―ヘキサンを加えお溶液ずしお取り出し、―ヘ
キサンを蒞発させ、280℃たで真空で濃瞮しお84
の固䜓を埗た。このものはベンれンに可溶であ
り、平均分子量960、固有粘床0.02であ぀た。さ
らに窒玠ガス雰囲気䞭で1300℃たで℃minの
昇枩速床で焌成した結果残留率は45であ぀た。 実斜䟋  実斜䟋で合成したポリゞメチルシラン250
にポリボロゞプニルシロキサン10.0を添加混
合し実斜䟋ず同じ装眮で窒玠気流䞭370℃たで
加熱し、時間重合し、本発明の有機ケむ玠高分
子化合物を埗た。宀枩で攟冷埌、―ヘキサンを
加えお溶液ずしお取り出し、―ヘキサンを蒞発
させお176の固䜓を埗た。このものはベンれン
に可溶であり、平均分子量1720、固有粘床0.04で
あ぀た。さらに窒玠ガス雰囲気䞭で1300℃たで
℃minの昇枩速床で焌成した結果残留率は79
であ぀た。 実斜䟋  Siの偎鎖のがプニル基で残郚の偎鎖がメ
チル基であるポリシラン250に実斜䟋で合成
したポリボロゞプニルシロキサン8.0を添加
混合し、実斜䟋ず同じ装眮で窒玠気流䞭360℃
たで加熱し、時間重合し、本発明の有機ケむ玠
高分子化合物を埗た。宀枩で攟冷埌、―ヘキサ
ンを加えお溶液ずしお取出し、―ヘキサンを蒞
発させお213の固䜓を埗た。このものはベンれ
ンに可溶であり、平均分子量3500、固有粘床0.06
であ぀た。さらに窒玠ガス雰囲気䞭で1300℃たで
℃minの昇枩速床で焌成した結果残留率は88
であ぀た。 䞊蚘の実斜䟋〜のそれぞれにおいお埗られ
た有機ケむ玠高分子化合物における構造単䜍の比
率、(A)(B)、をNMRスペクトルによ぀お枬定し
たずころ、䞋蚘衚に瀺すような結果が埗られ
た。
【衚】 【図面の簡単な説明】
第図は本発明のポリカルボシランを合成する
装眮の䟋であり、図䞭、は加熱炉、は還流
噚、は反応容噚、diは䞍掻性ガスの流入口、d0
はその流出口である。 第図は実斜䟋で合成した本発明のポリカル
ボシランのIR吞収スペクトルKBr錠剀法を瀺
す。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  【匏】なる構造を有するポリシラン ≧、R1及びR2はそれぞれ独立にCH3
    C2H5C6H5たたはを衚わすに察しお、骚栌
    成分が、Siおよびよりなり、Siの偎鎖の少く
    ずも䞀郚にプニル基を有するポリボロシロキサ
    ンを、0.01〜15重量添加混合し、反応に察しお
    䞍掻性な雰囲気䞋においお、前蚘ポリマヌの混合
    物を加熱しお重合させるこずを特城ずするシロキ
    サン結合を䞀郚含むポリカルボシランの補造方
    法。
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