JP2507714B2 - 新規ポリチタノシラザン及びその製造方法 - Google Patents

新規ポリチタノシラザン及びその製造方法

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JP2507714B2 JP22379086A JP22379086A JP2507714B2 JP 2507714 B2 JP2507714 B2 JP 2507714B2 JP 22379086 A JP22379086 A JP 22379086A JP 22379086 A JP22379086 A JP 22379086A JP 2507714 B2 JP2507714 B2 JP 2507714B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規ポリチタノシラザン及びその製造方法に
係る。このポリチタノシラザンを前駆体として得られる
ケイ素−チタン−窒素−酸素系またはケイ素−チタン−
窒素−酸素−酸素系セラミックスは耐熱・高硬度材料あ
るいは複合材料の強化材として有用であり、化学・金
属、航空・宇宙、機械・精密、自動車産業での広範な利
用が期待される。
〔従来の技術〕
分子内にケイ素−酸素−チタン結合を有し、かつ/ま
たは窒素原子とチタンアルコキシドが縮合したポリチタ
ノシラザンについては、従来知られていない。
類似の化合物としては、ポリカルボシランにチタンア
ルコキシドを反応させて製造したポリチタノカルボシラ
ン、およびポリカルボシランに有機ジルコニウム化合物
を反応させて製造したポリジルコノカルボシランが知ら
れている(特開昭56-74126号公報および同56-92923号公
報)。
また、ポリシラザンについては、ハロシランとアンモ
ニアを反応させて製造したペルヒドロポリシラザンある
いはポリオルガノ(ヒドロ)シラザンなどが種々報告さ
れている(特開昭60-145903号公報、D.Seyferthら“A L
iquid Silazane Precursor To Silicon Nitride",Commu
nications of Ame.Cer.Soc.,1983年1月、特開昭60-226
890号、特開昭61-89230号公報など)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ポリチタノカルボシラン、あるいはポリジルコノカル
ボシランを前駆体として得られるSi−M−C−O系(M
はTi又はZr)セラミックスは、遊離炭素を含有する。こ
れは、アルミニウムなどの溶融金属との反応性が高く、
強度劣化を起こすため、金属との複合材料を製造する
際、必ずしも十分な特性が得られないという問題があ
る。
また、ポリシラザンを前駆体として得られる窒化ケイ
素系セラミックスを金属との複合材料として利用する場
合、金属との親和性が十分でないという問題がある。
以上の点が改善できれは、耐熱・高硬度材料や複合材
料としての有用性が著しく高められる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記のような課題を新規なポリチタノシラ
ザン及びその製造方法を提供することによって解決す
る。
本発明によれば、主として一般式(I): (R1,R2,R3はそれぞれ独立に水素原子、アルキル
基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ま
たはこれらの基以外でケイ素に直結する基が炭素である
基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ
基を表わす。但し、R1,R2,R3の少なくとも1個は水素
原子である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
が約100〜5万のポリシラザンと、一般式(II): Ti(OR4)4 (II) (式中、R4は、同一でも異なっていてもよく、水素原
子、炭素原子数1〜20個を有するアルキル基またはアリ
ール基を表わし、少なくとも1個のR4は上記アルキル基
またはアリール基である。) で表わされるチタンアルコキシドを反応させて得られ、
ポリシラザンとチタンアルコキシドはポリシラザンの
R1,R2,R3が水素原子の位置でチタンアルコキシドの−
OR4との反応で、ポリシラザン側でHが取れ、チタンア
ルコキシド側でR4又はOR4が取れて、下記結合 (式中、Xは独立して−OR4又は であり、後2者においてAlはO又はYと結合し、Yは直
結結合又は酸素原子である。) の少なくとも1つの結合を有し、且つチタン/ケイ素原
子比が0.001〜3の範囲内かつ数平均分子量が約200〜50
万の新規ポリチタノシラザンが提供される。
本発明によって提供される新規なポリチタノシラザン
は、ポリシラザンの主骨格中の少なくとも一部のケイ素
原子に結合した水素原子および/または窒素原子に結合
した水素原子とチタンアルコキシドとが反応して、その
ケイ素原子および/または窒素原子がチタンアルコキシ
ドと縮合した側鎖基あるいは、環状、架橋構造を有する
ことを特徴とする化合物である。
ポリシラザンのSi−H結合とチタンアルコキシドとの
反応では、チタンアルコキシド(Ti(OR4)4)の有機基
(R4)が、Si−H結合の水素原子を引き抜いてR4Hを生
じて脱離することによりSi−O−Ti結合が形成される。
一方、ポリシラザンのN−H結合と、チタンアルコキ
シドとの反応ではチタンアルコキシドにより、N−H結
合の水素原子が引き抜かれ、下記のようにN−O−Ti結
合又はN−Ti結合(以下、これらをN−Y−Ti結合とし
て表わす)が形成される。
チタンアルコキシドは最大4官能性であることができ
るので、出発チタンアルコキシドの種類あるいは反応条
件に応じて、生成するポリチタノシラザンはチタンに関
して1〜4官能性の重合体であることができる。1官能
性重合体はポリシラザンの主鎖のSiおよび/またはNに
ペンダント基が導入された下記構造を有する。
2,3,4官能性重合体ではポリシラザン骨格にTi原子を
介して環状、架橋構造が形成される。環状構造はチタン
アルコキシド1分子内の2個の官能基が、ポリシラザン
の隣り合うケイ素原子及び窒素原子と縮合した構造が含
まれる。架橋構造はチタンアルコキシドの2個以上の官
能基が、2分子以上のポリシラザンと縮合した場合に生
じる。
また、3,4官能性重合体の中には上記の環状構造と架
橋構造を同時に有するものもある。通常、ポリシラザン
とチタンアルコキシドとの反応により、(III)又は(I
V)で示した重合体が得られる。
以上の様にポリシラザンからポリチタノシラザンへの
構造上の変化は、ポリシラザンの骨格を基本に新たにペ
ンダント基、あるいは環状、架橋構造が形成されること
である。
本発明で用いるポリシラザンは、分子内に少なくとも
Si−H結合、あるいはN−H結合を有するポリシラザン
であればよく、ポリシラザン単独は勿論のこと、ポリシ
ラザンと他のポリマーとの共重合体やポリシラザンと他
の化合物との混合物でも利用できる。
本発明で用いるポリシラザンには、鎖状、環状、ある
いは架橋構造を有するもの、あるいは分子内にこれら複
数の構造を同時に有するものがあり、これら単独でもあ
るいは混合物でも利用できる。
本発明で用いるポリシラザンの代表例としては下記の
ようなものがあるが、これらに限定されるものではな
い。
一般式(I)でR1,R2、及びR3に水素原子を有するも
のは、ペルヒドロポリシラザンであり、その製造法は例
えば特開昭60-145903号公報、D.SeyferthらCommunicati
on of Am.Cer.Soc.,C-13,January 1983.に報告されてい
る。これらの方法で得られるものは、種々の構造を有す
るポリマーの混合物であるが、基本的には分子内に鎖状
部分と環状部分を含み、 の化学式で表わすことができる。ペルヒドロポリシラザ
ンの構造の一例を示すと下記の如くである。
一般式(I)でR1及びR2に水素原子、R3にメチル基を
有するポリシラザンの製造法は、D.SeyferthらPolym.Pr
epr.,Am.Chem.Soc.,Div.Polym.Chem.,25,10(1984)に
報告されている。この方法により得られるポリシラザン
は、繰り返し単位がSiH2NCH3の鎖状ポリマーと環状
ポリマーであり、いずれも架橋構造をもたない。
一般式(I)でR1及びR3に水素原子、R2に有機基を有
するポリオルガノ(ヒドロ)シラザンの製造法は、D.Se
yferthらPolym.Prepr.,Am.Chem.Soc.Div.Polym.Chem.,2
5,10(1984)、特開昭61-89230号公報に報告されてい
る。これらの方法により得られるポリシラザンには、
R2SiHNHを繰り返し単位として、主として重合度が3
〜5の環状構造を有するものや (R2SiHNH)x〔(R2SiH)1-5N〕1-x(0.4<x<1) の化学式で示せる分子内に鎖状構造と環状構造を同時に
有するものがある。
一般式(I)でR1に水素原子、R2及びR3に有機基を有
するポリシラザン、またR1及びR2に有機基、R3に水素原
子を有するものはR1R2SiNR3を繰り返し単位とし
て、主に重合度が3〜5の環状構造を有している。
次に本発明で用いるポリシラザンの内、一般式(I)
以外のものの代表例をあげる。
ポリオルガノ(ヒドロ)シラザンの中には、D.Sefert
hらCommunication of Am.Cer.Soc.,C-132,July 1984.が
報告している様な分子内に架橋構造を有するものもあ
る。一例を示すと下記の如くである。
また、特開昭49-69717号公報に報告されている様なR1
SiX3(X:ハロゲン)のアンモニア分解によって得られる
架橋構造を有するポリシラザン(R1Si(NH)x)、あるい
はR1SiX3及び▲R2 2▼SiX2の共アンモニア分解によって
得られる下記の構造を有するポリシラザンも本発明の出
発原料として用い ることができる。
本発明で用いるポリシラザンは、上記の如く一般式
(I)で表わされる単位からなる主鎖骨格を有するが、
一般式(I)で表わされる単位は、上記にも明らかな如
く環状化することがあり、その場合にはその環状部分が
末端基となり、このような環状化されない場合には、主
鎖骨格の末端はR1,R2,R3と同様の基又は水素であるこ
とができる。ポリシラザンには、以上の如く有機溶媒に
可溶なもののほか、例えば下図に示すものの様に有機溶
媒に不溶なものも原料として利用できるが、これらはチ
タンアルコキシドとの反応生成物も有機溶媒に不溶であ
るため、応用面での制限を受けることになる。
〔Si(NH)2nM.Billy,Bull.Soc.Chim.Fr.,183(1962) 〔Si2N3H〕nM.Billy,Bull.Soc.Chim.Fr.,1550(1961) M.Billy,Compt.Rend.,250,4163(1960);251,1639(196
0) 本発明の新規ポリチタノシラザンの数平均分子量は20
0〜50万の範囲内である。
また、本発明は、上記の新規ポリチタノシラザンの製
造方法にも係り、この方法は、主として一般式(I): (R1,R2,R3はそれぞれ独立に水素原子、アルキル
基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ま
たはこれらの基以外でケイ素に直結する基が炭素である
基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ
ル基を表わす。但し、R1,R2,R3の少なくとも1個は水
素原子である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
が約100〜5万のポリシラザンと、一般式(II): Ti(OR4)4 (II) (式中、R4は、同一でも異なっていてもよく、水素原
子、炭素原子数1〜20個を有するアルキル基またはアリ
ール基を表わし、少なくとも1個のR4は上記アルキル基
またはアリール基である。)で表わされるチタンアルコ
キシドを反応させて、チタン/ケイ素原子比が0.001〜
3の範囲内かつ数平均分子量が約200〜50万の新規ポリ
チタノシラザンを得ることを特徴とする。
本発明に用いるポリシラザンの分子量に特に制約はな
く、入手可能なものを用いることができるが、チタンア
ルコキシドとの反応性の点で、式(I)におけるR1
R2、及びR3は立体障害の小さい基が好ましい。即ち、
R1,R2及びR3としては水素原子及びC1〜5のアルキル
基が好ましく、水素原子及びC1〜2のアルキル基がさ
らに好ましい。
本発明で用いるチタンアルコキシドに特に制約はない
が、反応性の点で、式(I)におけるR4はC1〜20のア
ルキル基が好ましく、C1〜10のアルキル基がさらに好
ましく、C1〜4のアルキル基が最も好ましい。ポリシ
ラザンとチタンアルコキシドとのの混合比は、Ti/Si原
子比が0.001から60になるように、好ましくは0.01から
5になるように、さらに好ましくは0.05から0.7になる
様に加える。チタンアルコキシドの添加量をこれより増
やすとポリシラザンとの反応性を高めることなく、単に
チタンアルコキシドが未反応のまま回収され、また、少
ないと顕著な高分子量化が起こらない。
反応は、無溶媒で行なうこともできるが、有機溶媒を
使用する時に比べて反応制御が難しく、ゲル状物質が生
成する場合もあるので、一般に有機溶媒を用いた方が良
い。溶媒としては、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、
脂環式炭化水素の炭化水素溶媒、ハロゲン化炭化水素、
脂肪族エーテル脂環式エーテル類が使用できる。好まし
い溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、塩化メチレン、クロロホルム、エチルエーテル、テ
トラヒドロフラン等があげられる。
反応温度は反応系が液体系である範囲にするのが好ま
しい。ポリチタノシラザンの高分子量化をさらに進める
には溶媒の沸点以上で反応させることもできるが、ポリ
チタノシラザンの熱分解によるゲル化を防ぐため、一般
に400℃以下にするのが好ましい。
圧力は常圧が好ましい。加圧にするこには特に制約は
ないが、減圧下では、低沸点成分が留去され、収率が低
下するので好ましくない。反応時間は、一般に30分間か
ら1日程度であるが、ポリチタノシラザンの高分子量化
をさらに進めるには、反応時間を延長することが好まし
い。
また、反応雰囲気としては原料のチタンアルコキシド
及びポリシラザンあるいは生成物のポリチタノシラザン
の酸化や加水分解を防ぐため、乾燥させた不活性雰囲
気、例えば乾燥窒素、乾燥アルゴン等が好ましい。
生成物のポリチタノシラザンと出発原料のチタンアル
コキシドとは、チタンアルコキシドの減圧留去あるいは
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー、高速液体ク
ロマトグラフィーによって分離することができる。
本発明の方法で得られる新規ポリチタノシラザンは、
ポリシラザンの一部のケイ素−水素結合がチタンアルコ
キシドの有機基と縮合し、新たにケイ素−酸素−チタン
結合を形成し、かつ/または、ポリシラザンの一部の窒
素−水素結合もチタンアルコキシドと縮合した構造を有
する重合体である。この数平均分子量は200〜50万であ
り、有機溶媒に可溶である。
本発明のポリチタノシラザンは、雰囲気ガス下、ある
いは真空中で焼成することにより、セラミックスに変換
される。雰囲気ガスとしては窒素が好都合であるが、ア
ルゴン、アンモニアを用いることもできる。また、窒
素、アンモニア、アルゴン、水素等の混合ガスを利用す
ることもできる。
焼成温度は、一般には、700〜1900℃の範囲内とす
る。焼成温度が低すぎると焼成に長時間を要し、またあ
まり高くしてもエネルギーコスト的に不利である。
〔実施例〕
以下実施例について説明する。
参考例1〔原料ペルヒドロポリシラザンの製造〕 内容積1の四つ口フラスコにガス吸き込み管メカニ
カルスターラー、ジュワーコンデンサーを装置した。反
応器内部を脱酸素した乾燥窒素で置換した後、四つ口フ
ラスコに脱気した乾燥ピリジン490mlを入れ、これを氷
冷した。次にジクロロシラン51.6gを加えると白色固体
状のアダクト(SiH2Cl・2C5H5N)が生成した。反応混合
物を氷冷し、攪拌しながら、水酸化ナトリウム管及び活
性炭管を通して精製したアンモニア51.0gを吹き込んだ
後、100℃で加熱した。
反応終了後、反応混合物を遠心分離し、乾燥ピリジン
を用いて洗浄した後、更に窒素雰囲気下でろ過してろ液
850mlを得た。ろ液5mlから溶媒を減去留去すると樹脂状
固体ペルヒドロポリシラザン0.102gが得られた。
得られたポリマーの数平均分子量は、凝固点降下法
(溶媒:乾燥ベンゼン)により測定したところ、1120で
あった。IR(赤外吸収)スペクトル(溶媒:乾燥o−キ
シレン;ペルヒドロポリシラザンの濃度:10.2g/l)は、
第1図に示す様に波数(cm-1)3350(見かけの吸光係数
ε=0.557lg-1cm-1)、及び1175のNHに基づく吸収;2170
(ε=3.14)のSiHに基づく吸収;1020〜820のSiH及びSi
NSiに基づく吸収を示している。1HNMR(プロトン核磁気
共鳴)スペクトル(60MHz、溶媒CDCl3/基準物質TMS)
は、第2図に示す様にいずれも幅広い吸収を示してい
る。即ち、δ4.8及び4.4(br.,SiH);1.5(br.,NH)の
吸収が観測された。
参考例2〔ポリメチル(ヒドロ)シラザンの製造〕 内容積500mlの四つ口フラスコにガス吹込管、温度
計、メカニカルスターラー、ジュワーコンデンサーを装
置した。反応系内を窒素ガスで置換した後、四つ口フラ
スコにメチルジクロロシラン(CH3SiHCl2,24.3g,0.211m
ol)と乾燥ジクロロメタン300mlを入れた。これを氷冷
し、攪拌しながら、乾燥アンモニア20.5g(1.20mol)を
窒素ガスとともに吹き込んでアンモニア分解を行なっ
た。
反応終了後、反応混合物を遠心分離した後、濾過し
た。濾液から溶媒を減圧除去し、ポリメチル(ヒドロ)
シラザンを無色の液体として8.79g得た。生成物の数平
均分子量を凝固点降下法により測定したところ、310で
あった。
参考例3〔ポリメチル(ヒドロ)シラザンの製造〕 内容積100mlの四つ口フラスコにガス導入管、温度
計、コンデンサー及び滴下ロートを装着し、反応系内を
アルゴンガスで置換した。四つ口フラスコに乾燥テトラ
ヒドロフラン12ml、及び水素化カリウム0.189g(4.71mm
ol)を入れ、磁気攪拌を開始した。滴下ロートに参考例
2の合成品5.00g及び乾燥テトラヒドロフラン50mlを入
れ、これを水素化カリウムに滴下した。室温で1時間反
応させた後、滴下ロートにヨウ化メタン1.60g(11.3mmo
l)、及び乾燥テトラヒドロフラン1mlを入れ、これを反
応溶液に滴下した。室温で3時間反応させた後、反応混
合物の溶媒を減圧留去し、乾燥n−ヘキサン40mlを加え
て遠心分離し、濾過した。濾液の溶媒を減圧留去する
と、ポリメチル(ヒドロ)シラザンが白色粉末として4.
85g得られた。生成物の数平均分子量は、凝固点降下法
により測定したところ、1060であった。IRスペクトル
(乾燥o−キシレン;ポリメチル(ヒドロ)シラザンの
濃度:43.2g/l)は第3図に示す様に3380cm-1(見かけの
吸光係数ε=0.249lg-1cm-1)、及び1160cm-1のNHに基
づく吸収;2120cm-1(ε=0.822)のSiHに基づく吸収;12
55cm-1のSiCH3に基づく吸収を示している。
1HNMRスペクトル(60MHz、CDCl3/C6H6)を第4図に
示す。δ4.7(SiH,0.56H)2.4(NCH3,0.15H);0.7(NH,
0.51H);0.2(SiCH3,3H)の吸収が観測されたことから
生成物は(CH3SiHNH)0.51(CH3SiN)0.44(CH3SiHNCH3)0.05
なる組成を有することが確認された。
実施例1 参考例1で得られたペルヒドロポリシラザンの乾燥o
−キシレン溶液(ペルヒドロポリシラザンの濃度8.30g/
l)10.0mlに窒素雰囲気下でチタンテトライソプロポキ
シド0.234g(0.823mmol)を加え、激しく攪拌すると、
反応溶液は無色から黒色に変化した。
この反応溶液のIRスペクトル(乾燥o−キシレン)を
第5図に示す。3350及び2170cm-1の見かけの吸光係数ε
(lg-1cm-1)は、それぞれ0.356、及び2.34に減少し
た。先に作成しておいたペルヒドロポリシラザンの検量
線との比較により、NHに基づく吸収(3350cm-1)に対す
る濃度は5.20g/l、一方SiHに基づく吸収(2170cm-1)に
対する濃度は、5.90g/lに相当していた。即ち、チタン
テトライソプロポキシドとの反応により、ペルヒドロポ
リシラザン中のSi−H結合が約29%、またN−H結合が
約37%消失していることが確認された。3350、及び2170
cm-1の吸収以外に、1365及び1335(δ(CH3)2CH−);11
60,1125,及び1000(ν(C−O)Ti);950(νSiOTi,ν
(C−O)Ti);615(νTi−O)の吸収が観測された。
実施例2 内容積200mlの四つ口フラスコにコンデンサー、シー
ラムキャップ、温度計、及びマグネティックスターラー
を装置した。反応器内部を乾燥窒素で置換した後、四つ
口フラスコに参考例1で得られたペルヒドロポリシラザ
ンのベンゼン溶液(ペルヒドロポリシラザンの濃度:4.5
7重量%)110gを入れ、攪拌しながらチタンテトライソ
プロポキシド6.30g(22.2mmol)を乾燥ベンゼン6.5mlを
溶解させたものを注射器を用いて加えた。反応溶液は無
色から淡褐色、紫色、黒色へと変化した。反応終了後、
溶媒を減圧留去すると、ポリヒドロチタノシラザンが暗
褐色固体として得られた。収率は84.0重量%であった。
生成したポリマーの数平均分子量は、凝固点降下法
(溶媒:乾燥ベンゼン)により測定したところ1840であ
った。ここで得られたポリマーは、ペルヒドロポリシラ
ザンとチタンアルコキシドが単に混合されたものではな
く、両物質の縮合反応により高分子量化したものであ
る。
IRスペクトル(乾燥ベンゼン)を第6図に示す、実施
例1における生成物(第5図参照)とほぼ同様のスペク
トルが観測された。1HNMRスペクトル(60MHz、CDCl3/TM
S)を第7図に示す。δ4.7及び4.3(br.,SiH,(CH3)2CHO
−);1.2(d,(CH 3)2CHO−,NH)のスペクトルが観測され
た。
得られたポリマーの元素分析の結果、同ポリマーはS
i:33.0,Ti:9.8,N:14.0,0:11.8,C:23.4およびH:6.6(各
重量%)の組成を有していた。
この得られたポリマーを窒素雰囲気下、1350℃で1時
間焼成すると黒色固体が72重量%の収率で得られた。こ
の物質のX線粉末回折測定を行なったところ、第8図に
示す様に、非晶質TiN相の性回折線のみが観測された。
ペルヒドロポリシラザンを同一条件で焼成するとX線的
に結晶質の窒化珪素の生成が確認されているが、ポリヒ
ドロチタノシラザンを前駆体とすると、非晶質TiN相の
生成により窒化珪素の非晶質状態がより高温まで保持さ
れている。
得られたセラミックスの元素分析結果(重量%)は、
Si:41.3;Ti:12.9;N:20.5;0:19.9;C:4.5であった。
使用例1 実施例2で得られたポリヒドロチタノシラザンのベン
ゼン溶液にポリエチルメタクリレート(分子量34万)を
ポリヒドロチタノシラザンに対して4.0重量%加え、1
時間攪拌した後、溶媒を減圧留去して濃縮することによ
り、紡糸溶液として60重量%のポリヒドロチタノシラザ
ンを含むベンゼン溶液が得られた。これをノズルから大
気中に吐出させると淡褐色繊維が得られた。続いて、こ
れを窒素雰囲気下で5℃/分で昇温させて1100℃で3時
間加熱することにより黒色繊維が得られた。
使用例2 実施例2で得られたポリヒドロチタノシラザンのベン
ゼン溶液にポリエチルメタクリレート(分子量34万)を
ポリヒドロチタノシラザンに対して2.0重量%を加え、
1時間攪拌した。これをなめらかなテフロン基体上に展
開させ、溶媒を減圧留去した後、さらに100℃で5時間
乾燥させた。得られたチタノシラザン膜を窒素雰囲気下
で5℃/分で昇温させて1000℃で3時間加熱することに
より黒色の耐熱性膜が得られた。
実施例4 内容積50mlの四つ口フラスコにコンデンサー、シーラ
ムキャップ、温度計、及びマグネチティックスターラー
を装置した。反応器内部を乾燥窒素で置換した後、参考
例3で合成したポリメチル(ヒドロ)シラザン0.733g、
及び乾燥o−キシレン20mlを入れ、攪拌しながらチタン
テトライソプロポキシド0.846g(2.98mmol)加えた。こ
れを130℃から135℃で反応させると、溶液は無色から黄
色に変化した。反応終了後、反応溶液を室温まで冷却さ
せた後、窒素雰囲気下で25mlメスフラスコに移し、標線
まで乾燥o−キシレンを加えて、攪拌し、IRスペクトル
を測定した。
第9図に示す様に3380及び2120cm-1の見かけの吸光係
数ε(lg-1cm-1)は、それぞれ0.193、及び0.669に減少
した。先に作成しておいたポリメチル(ヒドロ)シラザ
ン(参考例3の合成品)の検量線との比較により、NHに
基づく吸収(3380cm-1)に対する濃度は22.7g/l、一方S
iHに基づく吸収(2120cm-1)に対する濃度は23.9g/lに
相当していた。即ち、チタンテトライソプロポキシドと
の反応により、ポリメチル(ヒドロ)シラザン中のN−
H結合が22%、またSi−H結合が19%消失していること
が確認された。3380、及び2120cm-1の吸収以外に、1360
及び1330cm-1(δ(CH3)2CH−);1160,1120,及び995cm
-1(ν(C−O)Ti);615cm-1(νTi−O)の吸収が観
測された。
反応溶液の溶媒を減圧留去すると青色固体、0.972gが
得られた。収率は61.6重量%であった。
生成したポリメチルチタノシラザンの数平均分子量
は、凝固点降下法により測定したところ1510であった。
元素分析の結果、同ポリマーはSi:36.4,Ti:5.3,N:17.
8,0:6.6,C:27.1及びH:5.9(各重量%)の組成を有して
いた。
なお、乾燥o−キシレン中のポリメチル(ヒドロ)シ
ラザン(参考例3の合成品)をチタンテトライソプロポ
キシドを用いない他は実施例3と同一条件で熱処理し
た。生成物のIRスペクトルは出発物質と同一であり、ポ
リメチル(ヒドロ)シラザンのN−H結合、及びSi−H
結合は未反応であることから、実施例3の加熱処理だけ
ではポリメチル(ヒドロ)シラザンは変化しないことが
確認された。
〔発明の効果〕
本発明によって新規に提供されるポリチタノシラザン
は、有機溶媒に可溶であり、焼成後Si-Ti−N−O系ま
たはSi-Ti−O−N−C系セラミックスに変換されるた
め、高性能の複合セラミックス成形体を得ることができ
る。即ち、高温機械強度が高く、耐熱性、耐食性、耐熱
衝撃性に優れた高硬度の連続繊維、フィルム、被覆膜、
粉末、発泡体等を得ることができ、また焼結用結合剤、
含浸剤等として利用することも可能である。
特に、本発明の新規なポリチタノシラザンは次のよう
な効果あるいは利点がある。
(1) ポリチタノシラザンを高温焼成すると、非晶質
のTiN相が生成し、これが第2の耐火相となるため、例
えばペルヒドロポリシラザン繊維を高温焼成した時に観
測される結晶性のα型やβ型窒化珪素の生成を抑制させ
ることができるので、セラミックス繊維の機械的強度が
向上する。
(2) ポリチタノシラザンは、原料のポリシラザンに
比べて架橋構造及び、分子量が増加するため、賦形後の
乾燥工程における凝固性が向上する。
(3) ポリチタノシラザンの焼成で得られるSi-Ti−
N−O系又はSi-Ti−N−O−C系セラミックスには、
チタン原子が、TiN相等の形で含有されているため、複
合材料として利用する際、金属(特にチタン)との適合
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は参考例1で作成したペルヒドロ
ポリシラザンのそれぞれIRスペクトル図および1HNMRス
ペクトル図、第3図および第4図は参考例3で作成した
ポリメチル(ヒドロ)シラザンのそれぞれIRスペクトル
図および1HNMRスペクトル図、第5図は実施例1で作成
したポリチタノシラザンのIRスペクトル図、第6図およ
び第7図は実施例2で作成したポリチタノシラザンのそ
れぞれIRスペクトル図および1HNMRスペクトル図、第8
図は実施例2のポリチタノシラザンを焼成したセラミッ
クスのX線粉末回折図、第9図は実施例3で作成したポ
リチタノシラザンのIRスペクトル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−90535(JP,A) 特開 昭58−132025(JP,A) 特開 昭58−132026(JP,A) 特開 昭58−213026(JP,A) 特開 昭55−164256(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として一般式(I): (R1,R2,R3はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、または
    これらの基以外でケイ素に直結する基が炭素である基、
    アルキルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基を
    表わす。但し、R1,R2,R3の少なくとも1個は水素原子
    である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
    が100〜5万のポリシラザンと、一般式(II): Ti(OR4)4 (II) (式中、R4は、同一でも異なっていてもよく、水素原
    子、炭素原子数1〜20個を有するアルキル基またはアリ
    ール基を表わし、少なくとも1個のR4は上記アルキル基
    またはアリール基である。) で表わされるチタンアルコキシドを反応させて得られ、 ポリシラザンとチタンアルコキシドはポリシラザンの
    R1,R2,R3が水素原子の位置でチタンアルコキシドの−
    OR4との反応で、ポリシラザン側でHが取れ、チタンア
    ルコキシド側でR4又はOR4が取れて、下記結合 (式中、Xは独立して−OR4又は であり、後2者においてAlはO又はYと結合し、Yは直
    結結合又は酸素原子である。) の少なくとも1つの結合を有し、且つ チタン/ケイ素原子比が0.001〜3の範囲内、数平均分
    子量が200〜50万の新規ポリチタノシラザン。
  2. 【請求項2】主として一般式(I): (R1,R2,R3はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、
    アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、または
    これらの基以外でケイ素に直結する基が炭素である基、
    アルキルシリル基、アルキルアミノ基、アルコキシ基を
    表わす。但し、R1,R2,R3の少なくとも1個は水素原子
    である。) で表わされる単位からなる主骨格を有する数平均分子量
    が100〜5万のポリシラザンと、一般式(II): Ti(OR4)4 (II) (式中、R4は、同一でも異なっていてもよく、水素原
    子、炭素原子数1〜20個を有するアルキル基またはアリ
    ール基を表わし、少なくとも1個のR4は上記アルキル基
    またはアリール基である。) で表わされるチタンアルコキシドを反応させて、チタン
    /ケイ素原子比が0.001〜3の範囲内かつ数平均分子量
    が200〜50万の新規ポリチタノシラザンを得ることを特
    徴とするポリチタノシラザンの製造方法。
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