JPS6147818A - 抗ピル性ポリエステル繊維の製造法 - Google Patents

抗ピル性ポリエステル繊維の製造法

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JPS6147818A
JPS6147818A JP16603184A JP16603184A JPS6147818A JP S6147818 A JPS6147818 A JP S6147818A JP 16603184 A JP16603184 A JP 16603184A JP 16603184 A JP16603184 A JP 16603184A JP S6147818 A JPS6147818 A JP S6147818A
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JP
Japan
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polyester
phosphorus
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purity
mol
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JP16603184A
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Yutaka Tsumori
津森 豊
Nobusuke Takeuchi
竹内 信亮
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はすぐれた抗ピル性を有するポリエステル繊維を
工程通過性良く製造する方法に関するものである。
ポリエステルIwi、fII!、特にポリエチレンテレ
フタレートを主とするポリエステル繊維は、その優れた
性能のために、衣料用、産業資材用、インテリア用等に
広く用いられている。しかし、衣料用途に用いる場合、
その強度が高いが故に、ピリングやスナッギングが発生
し易く、衣料とした時、その外観を著しくそこなうと言
う欠点を有している。
この欠点を改良するために、特開昭50−135331
号に開示されている如く、リン酸エステル結合を共重合
したポリエステルを繊維とした後、熱水処理することに
よってリン酸エステル結合を加水分解して繊維の強度を
下げ抗ビル性能を発現させる抗ビル化方法や、特公昭5
B−18447号に開示されている様に、特定量のリン
化合物が添加され、且つ特定の極限粘度の含すンポリエ
ステルm維を熱処理する抗ピル性改良方法等、リン化合
物を添加あるいは共重合したポリエステル繊維を熱処理
して繊維の強度を下げ抗ピル性を改良する方法があり、
その一部は抗ビル性の改良に効果を示している。
しかし、一般的にポリエステルの改質を目的にリン化合
物をポリエステルに添加あるいは共重合させる方法は、
エーテル結合の副生が非常に多かったり、°ポリエステ
ルが着色したり、リン化合物が原因となってポリエステ
ル中に異物が生成したり、添加したリン化合物の一部し
かポリエステル中に残留せずに大部分が重合中にエチレ
ングリコールと共に留去したり、原料として用いるリン
化合物が非常に高価であったりするために、目的とする
改質効果が得られても、ポリエステルの一般的な品質、
工程通過性、コスト等を全て満足し、工業的技術として
価値あるものは非常に少ない。
ポリエステル繊維の抗ビル性改良のためにリン化合物を
添加あるいは共重合したポリエステルを用いる技術に於
ても、抗ピル性改良効果はあるものの、ポリエステル繊
維の一般的な品質、工程通過性、コスト等を同時に全て
満足した方法はいまだに確立されていないのが現状であ
る。
工業的に改質原料を用いてポリエステルを改質する際、
改質原料が具備しなければならない必須の条件は、(1
)改質目的に合った改質効果が得られること、(2)エ
ーテル結合の副生、着色等の好ましくない副反応がおこ
らないこと、(3)ポリエステル中に異物が生じないこ
と、(4)系外へ留去したりして都留りが下らないこと
、(5)エチレングリコールと分離するのが困難であっ
たり、環境対策上処置ができなかったりあるいは処置す
るのが難しい副生物が生成しないこと、(6)安価で入
手し易い物質であること等が挙げられる。リン化合物を
添加あるいは共重合したポリエステルを用いてポリエス
テル繊維の抗ピル性を改良する技術においても、前述の
改質原料が具備しなければならない条件をすべて満足し
たリン化合物が見つかっていないために工業的に用い得
るポリエステル繊維の抗ピル性改良方法となり得ていな
いものであり、本発明者等はこの点に関し検討を加えた
結果、リン化合物として純度96%以と、好ましくは純
度98%以との(1)式で示されるリン化合物を用いれ
ば、ポリエステル繊維の一般的な品質をそこなうことな
く、工程通過性よく抗ビル性の改良を充分になし得るこ
とを見出し本発明に到ったものである。
(OnMz n+ + OiP −011(1)式(但
しnは5〜8の整数) 即ち、本発明は、テレフタル酸を主とするジカルボン酸
又はその低級アルキルエステル誘導体と、エチレングリ
コールを主とするグリコール又はエチレンオキサイドを
主とするアルキレンオキサイドを反応させてテレフタル
Uを主とするジカルボン酸のグリコールエステル及び/
又はその低重合体を得る゛第1段階の反応と、該成生物
を重縮合反応させて繰り返し単位の85%以上がエチレ
ンテレフタレート単位よりなるポリエステルとする第2
段階の反応及び該ポリエステルを溶融紡糸してポリエス
テルamを製造するに際し、第1段階の反応終了後から
第2段階の反応が完了するまでの段階で、純度96%以
上の(1)式で示されるリン化金物を添加してリン原子
が全酸成分に対し0.5〜1.5モル%含まれるポリエ
ステルとした後該ポリエステルを溶融紡糸して極限粘度
0.18〜0.45、酸性末端基濃度80μecl/g
以との含リンポリエステルamとし、更に該ポリエステ
ルm細を水の存在下で110℃以上の温反で熱処理して
抛限粘度を0.36以下に低下せしめることを特徴とす
る抗ピル性ポリエステル1m維の製造法である。
(OnHzn ++0−fP−OR(11式(但しnは
′5〜8の整数) 工業的によく用いられるリン化合物としては、(A)赤
リン、黄リン、三塩化リン、五塩化リン、五酸化リン等
の他のリン化合物の原料としてよく用いられる無機リン
化合物、(B) ’Jン酸、亜リン酸、ポリリン酸等の
無機酸、(C)リン酸、亜リン酸、ポリリン酸等の酸の
塩類、(D)亜リン酸の脂肪族あるいは芳香族エステル
類(部分エステルを含むン、(E) ’Jン酸の脂肪族
あるいは芳香族エステル類(部分エステルを含む)等が
ある。
これらのうち、+A1項の化合物は脱水作用が強い等激
しい化学変化をおこすために溶融状態のポリエステル中
に加えるとポリエステルを脱水して炭化させポリエステ
ル中に多量の黒色異物を生成して紡糸工程等でのフィル
ター詰りか激しい等操業性を著しく悪くしたり、ポリエ
ステルを着色したりするので抗ビル性改良のための改質
剤として用いることはできない。
(B)項の化合物はいずれも強酸であり、その酸として
の性質が強いためにポリエステル中にエーテル結合を多
量に副生し、ポリエステルの品位を著しくそこなうため
に、これも抗ビル性改良のための改質原料としては不適
当である。
(C) 項の化合物はいずれも塩類であり、ポリエステ
ル中に完全に溶解しにくいために、ポリエステルと相溶
性のない異物となり易く、この結果紡糸時に糸切れの原
因となったり、紡糸フィルターを著しく閉塞する等、工
程通過性が悪く改質原料としては不適当である。
(D)項の化合物はポリエステルの重合触媒として最も
一般的に用いられる三酸化アンチモンを、重合系内で還
元して金属アンチモンとするために、得られたポリエス
テルが非常に黒ずんだ色相となるために好ましくない。
(E1項の化合物は有機リン化合物として最も一般的な
もので本発明で用いる化合物もこのグループのものであ
る。(E)項の化合物のうち、モノメチルホスフェート
、モノエチルホスフェート、モノ−n−ブチルホスフェ
ート等のリン酸の脂肪族モノエステルは、抗ビル性改良
効果はあるもののリン酸性の水酸基を一分子中に2個持
つために酸としての性質が強くポリエステル中にエーテ
ル結合を多量に副生ずるために改質原料としては不都合
である。又、トリメチルホスフェート、トリエチルホス
フェート、トリーn−ブチルホスフェート等のリン酸の
トリアルキルエステルは沸点が低く、ポリエチレンテレ
フタレートを主とするポリエステルを溶融重合する際に
通常採用されている温度、圧力下では系外に留去し、都
留りが非常に低くなったり、多量に系外へ留去するため
にポリエステル中のリン含有量をコントロールするのが
難しいという欠点を有するばかりでなく、たとえ添加量
を増してポリエステル中のリン含有虚を増加させても抗
ピル性改良効果が悪いと言う欠点を持っており好ましく
ない。ジメチルホスフェート、ジエチルホスフェート、
ジ−n−ブチルホスフェート、ジ−n−オクチルホスフ
ェート等のリン酸のジアルキルエステルは分留りも良く
、又、良好な抗ピル性改良効果を示すものが多いが、更
に線間96%以上、好ましくは98%以上の前記(1)
式で示される化合物は、ポリエステルの一般的な品質を
そこなうこともなく、工程通過性良く、抗ピル性改良が
なし得ることを見出したものである。
これらの化合物が抗ビル性改良効果を示す理由は明らか
ではないが、(1)式で示されるリン化合物をポリエス
テル中に添加すると、ポリエステルと反応し、リン原子
はリン酸エステル結合を介してポリエステル主鎖中に取
り入れられる。そして大部分のリン原子はリン酸エステ
ル結合を3個持つことによって3官能分岐剤として働き
、ポリエステルを分岐させるが、一部分は未反応のまま
アルコキシ基、リン酸性水酸基を持った状態で主鎖中に
取り入れられる。そして、分岐ポリマーであること、ポ
リエステル中に加水分解され易いリン酸エステル結合が
あり、水の存在下で熱処理することによってリン酸エス
テル結合が容易に加水分解されてポリエステルの重合度
が下ること、又ポリエステル中にあるリン酸性水酸基、
カルボキシル基等の酸性末端基がリン酸エステル結合の
加水分解を促進することの5つが相乗的に働いて抗ビル
性改良効果を示すものと考えられる。前述した様にリン
酸のトリアルキルエステルが良好な抗ビル性改良効果を
示さないのは、リン酸性水酸基を持たないために、ポリ
エステル中にリン酸性水酸基が生じないため、リン酸エ
ステル結合の加水分解促進効果が小さくなるためと考え
られる。
本発明で用いる化合物のアルキル基の炭素数は3〜8で
ある必要がある。炭素数1及び2のジメチルホスフェー
ト及びジエチルホスフェートは非常に分解し易く純粋な
ものの単離がいまだなされていない。又、仮に単離され
ても非常に不安定であるためにポリエチレンテレフタレ
ートを主とするポリエステルの溶融重合系内へ添加する
とただちに分解してリン酸やモノメチルホスフェートあ
るいはモノエチルホスフェート等に化学変化スるので好
ましくない。又、炭素数が9以上になると、理由は明確
ではないが得られたポリエステルの色相が強く、黄色味
を帯びるために好ましくない。
又、本発明では用いる化合物の純度も重要であり、96
%以上、好ましくは98%以上である必要がある。これ
は本発明で用いるリン化合物に含まれる不純物は、主と
して同じアルキル基を持つリン酸のモノエステル、トリ
エステル及びリン酸であり、リン酸及びモノエステルが
多量に含まれると、ポリエステル中にエーテル結合が多
量に副生じ、又トリエステルが多量に含まれろと前述の
理由によって抗ビル性改良効果が小さくなり、又、これ
以外の不純物が多量に含まれてもポリエステルの色相が
悪くなったりする。純度が96%未満ではこれらの好ま
しくない現象が生じるため、純度は96%以上でなけれ
ばならない。
又!EI項の化合物のうち、モノエチルホスフェート、
ジフェニル小スフエート、トリフェニルホスフェート等
のリン酸の芳香族エステルは、理由は明らかではないが
抗ピル性改良効果が不充分であり好ましくない。又、リ
ン酸の芳香族エステルは、重縮合反応中にフェノール等
を副生じ、エチレングリコールと共に系外に留去する。
このフェノール等を含んだエチレングリコールは水蒸気
蒸留を行なってエチレングリコールに含まれる低沸点不
純物を水と共に留去してエチレングリコールから分離す
る等の操作を行なって精製し、ポリエステルの原料とし
て再使用する。この際副生ずる低沸点不純物を含む水は
、環境対策のため散水炉床法や活性汚泥法等の生物化学
処理を行なって有機物を除去後排水するのが通常である
が、フェノール類が含まれるとこれを除去するためにこ
れら生物化学処理の際に特別の処置を行なう必要があり
、環境対策上も好ましくないものである。
又、これらの他に本スフィン酸あるいはホス申ン酸ある
いはこれらの誘導体等種々のリン化合物があるが、抗ビ
ル性改良効果が不充分であったり、又非常に高価なもの
が多く、抗ビル性改良のための改質剤としては不適当で
ある。
しかしながら、純度96%以上の(1)式で示されるリ
ン化合物を使用すれば、ポリエステル中に異物が生じた
り、ポリエステルの色相を悪くすることもない。又、リ
ン酸性の水酸基を持つものの、リン酸やリン酸のモノエ
ステルlζ比べるとその数が少ないためlζポリエステ
ル中に副生ずるエーテル結合も少なくすることが可能で
ある。又、高沸点である。ため、ポリエチレンテレフタ
レートを主とするポリエステルの溶融重合系内に添加し
ても系外へ留去することがないために都留りも良い。
又、プロパツール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、ヘプタツール、オクタツール等を副生じてエチ
レングリコールと共に留去するが、容易に分離可能であ
り、又、散水炉床や活性汚泥法等により容易に処理可能
である。この様に純度96%以上の(1)式で示される
化合物を用いることによってのみ、ポリエステル繊維の
一般的な品質をそこなうことなく、工程通過性も良く、
充分な抗ピル性改良効果を得ることができ、ポリエステ
ル繊維の抗ピル性改良方法として工業的に価値ある技術
上なるものである。
本発明に於て、ポリエステルの原料として用いるジカル
ボン酸又はその低級アルキルエステル誘導体ハ、テレフ
タル酸及びその低級アルキルエステル誘導体を主たる対
象とするが、その一部をイソフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、アジピン酸、セパテン酸等の他の
ジカルボン酸又はその低級アルキルエステル誘導体と置
きかえても良い。
又、グリコール類はエチレングリコールを主たる対象と
するが、その一部を例えばプロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、トリメチレンクリコール、1,4
−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等のグリ
コール類と置き換えても良い。
又、アルキレンオキサイド類はエチレンオキサイドを主
たる対象とするが、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド等でその一部を置き換えても良い。
これらのジカルボン酸成分と、グリコール成分からポリ
エステルを製造するには、工業的に最も通常に実施され
ている方法、即ちポリエチレンテレフタレートの場合で
説明すると、テレフタル酸とエチレングリコールをエス
テル化反応せしめるか、あるいはジメチルテレフタレー
トとエチレングリコールをエステル交換反応せしめて、
テレフタル酸のエチレングリコールエステル及び/又は
その低重合体とする@1段階の反応と、第1段階の反応
生成物を、減圧上高温に加熱して重縮合反応させる第2
段階の反応により製造される。又、このポリエステルの
製造において、エステル化触媒、エステル交換触媒、重
縮合触媒や、二酸化チタンをはじめとする艶消剤等、ポ
リエステルを製造するに際して通常用いられる酸化防止
剤、安定剤、蛍光増白剤、顔料等は必要に応じ使用する
ことができる。
本発明で用いるリン化合物の使用量は、生成するポリエ
ステル中にリン原子が全酸成分に対して0.5〜1.5
モル%となる愈である。0.5モル%米満では水の存在
下110℃以上の温度で熱処理した際、極限粘度が充分
に低下せず、抗ピル性能が不充分となり好ましくない。
又1.5モル%を越えても抗ビル性能改良効果がより大
きくならないばかりでなく、遂にポリエステルの品質を
そこなうので好ましくない。
又、リン化合物の添加時期は、前述のポリエステル製造
における第1段階の反応終了後から、第2段階の反応が
完了するまでの任意の段階で良いが、特に第1段階の反
応終了後、第2段階の反応開始直前の段階、あるいは第
2段階の反応の初期の段階が好ましい。
以上の如くして得た含リンポリエステルを溶融紡糸して
含リンポリエステル繊維とするが、その際含リンポリエ
ステル繊維の極限粘度を0.38〜0.45、酸性末端
基濃度を80μsq/g以上とする必要がある。極限粘
度が0.38未満では溶融粘度が低くなりすぎて紡糸時
に糸切れ等の問題が生じ好ましくない。又0.45を越
えると、水の存在下で110℃以上の温度で熱処理した
際に、該ポリエステルm維の極限粘度を0.36以下に
低下させるのに非常に高温かつ非常に長時間の熱処理を
要したりするので好ましくない。又、酸性末端基濃度が
80μeq/g未満であると水の存在下110℃以上の
温度で熱処理を行なった際に極限粘度の低下が不充分と
なって抗ビル性改良効果が不充分となるので好ましくな
い。又、この酸性末端基はカルボキシル基、酸性の水r
m基等酸性のものであれば何でも良い。又、酸性末端基
濃度を80μeq/g以上含有させる方法としては、ポ
リエステル重縮合完了後溶融紡糸するまでの段階で水を
加えたり、あるいはチップ乾燥条件を調整してチップ水
分を通常より多い状態で再溶融する等、ポリエステルを
加水分解することにより酸性末端基濃度を増加させる方
法、テレフタル酸とエチレングリコールを出発原料とす
るいわゆる直重法では、エステル化反応の進行を低目に
抑制してポリエステル中に残存するカルボキシル基を増
加させる方法等の方法を用いる。
本発明では含すンポリエステルm維の極限粘度を0.3
6以下1ζ低下せしめているために水の存在下で110
°C以上の温度で熱処理を行なう必要がある。この際、
水の存在が不可欠であるが、これは含リンポリエステル
を加水分解することにより極限粘度を下げるためである
。又、温度は110℃以上、好ましくは120℃以上1
80℃以下が良い。110℃未満では極限粘度の低下に
非常な長時間を要したり、あるいは極限粘度がa、36
以下まで下がらなかつ・たりするために好ましくない。
又、この熱処理は溶融紡糸直後から、織物、編物、i!
i!!!品等の最終製品に到るまでのどの那工段階で行
なっても良いが、特に染色工程で受ける高温熱水処理を
利用するめが便利である。
又、本発明で言う極限粘度とはフェノールとテトラクロ
ロエタンの等重量混合溶媒を用い、30℃で測定した値
(単位は鵠4)を言う。酸性末端基濃度とは、ポリエス
テルをベンジルアルコールに溶解し、クロロホルムで希
釈した後フェノールレットを指示薬として、水酸化ナト
リウムで中和滴定して求めた値(単位はμ当R/y・ポ
リエステル;本明細書中にはμeq/yで表示)である
以下実施例により具体的に本発明を説明する。
なお実施例中「部」とあるのはN置部を意味する。
実施例1 ジメチルテレフタレート990部、エチレングリコール
790部及び酢酸亜鉛0.2部を精留塔付の反応槽に仕
込み、撹拌しながら3.5時間加熱した。その間に生成
するメタノールは精留塔を通じて留去させながら160
〜230℃まで昇温しエステル交換反応を終了せしめた
。次いで、この反応缶M、物を重合反応槽に移送し、純
度97%のジ−n−ブチルホスフェート10.7部(都
留り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有
量1.0モル%に相当する瓜)及び三酸化アンチモン0
.4部を添加した後、昇温、減圧し最終的には温度28
0℃、圧力0 、5 mugで2.5時間重縮合反応さ
せて1.極限粘度0.52、リン原子含有量1.0モル
%、ジエチレングリコール(以下DEGと略称する)含
有量3.0モル%のポリエステルを得て、これを重合反
応槽から押出してポリエステルチップとした。このチッ
プを乾燥機でチップ水分率が0.07重象形となる様に
乾燥した後溶融紡糸、延伸して極限粘度0.42、酸゛
性末端基濃度100μeq/a、100デニAt (d
r ) / 36フイラメント(fil〕のポリエステ
ルフィラメントを得た。紡糸フィルター詰りゃ延伸゛ロ
ーラー揚句等の紡糸、延伸工程でのトラブルはなく、艮
好に紡糸延伸を行なうことができた。次にこの一すエス
テルフィラメントを36ゲージの筒編地をした後、13
0℃で60分間熱水処理した。熱水処理後のポリエステ
ルフィラメントの極限粘度は0.53であった。
次にJIIS L  10;6 =19718のA法に
まりピリングテストを行なったところ、熱水処理前の筒
編地のピリング性は1級、熱水処理後の筒編地のピリン
グ性は4級であった。
実施例2 [i97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに、M
[9部%のジーn−へキシルホスフェ−)13.6部(
都留り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含
有ff11.0モル%に相当する社〕を添加する以外は
実施例1と全く同じにした。結果は表1に示す通りで何
ら問題なく抗ビル性を改良することができた。
実施例3 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代’) ニ
、 純度96−591oのジ−n−オクチルホスフェー
ト16.4部(都留1)、100%の場合生成ポリエス
テル中のリン原子含有mi、oモル%に相当する鎗)を
添加する以外は実施例1と全く同じにした。
結果は表1に示す通りで、全く問題なく抗ピル性を改良
することができた◎ 比較例1 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに、純
度9096のリン酸水溶液5.5部(都留り100%の
場合生成ポリエステル中のリン原子含有tt、oモル%
に相当する量)を添加する以外は実施例1と全く同じに
した。結果は表1に示す通りで、抗ピル性改良効果は認
められるものの、ポリエステル中のDEG含有量が7.
5モル%と非常に高くポリエステル繊維の品位は低いも
のとなった。
比較例2 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに、純
度99%の亜リン酸4.2部(都留りio。
%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有量1.0モ
ル%に相当する量)を添加する以外は実施例1と全く同
じにした。結果は表1に示す通りで、抗ピル性改良効果
は認められるものの、ポリエスチル中のDEG含有量が
乙4モル%と高く、又ポリエステルの色相が灰色味強い
ものとなり、ポリエステルm維の品位は低いものとなっ
た。
比較例5 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに五酸
化リン5.6部(分留り100%の場合生成ポリエステ
ル中のリン原子含有量1.0モル%に相当する怠)を添
加する以外は実施例1と全く同じにした。結果は表1に
示す通りで、得られたポリエステル中には炭化物と考え
られる黒色異物が多量に含まれ、溶融紡糸の際にはこの
黒色異物によって紡糸フィルターが紡糸開始後15分で
完全に閉塞して紡糸不能となったため、紡糸を中止した
比較例4 MJJt97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに
純度98%のリン酸ナトリウム8.4部(分留り100
%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有全1.0モ
ル%に相当する量)を添加する以外は実施例1と全く同
じにした。結果は表1に示す通りで、得られたポリエス
テル中には微細な粒状異物が多量に含まれ、浴融紡糸の
際、この異物に依って紡糸フィルターが紡糸開始後20
分で完全に閉塞して紡糸不能となったため、紡糸を中止
した。
比較例5 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純度
99%のトリメチルホスフェート7.2部(分留り10
0%の場合、生成ポリエステル中のリン原子含有全1.
0モル%に相当する社)を添加する以外は実施例1と全
く同じにし′た。結果は辰1に示す通りで、重縮合反応
の間に添加したトリメチルホスフェートの90%が系外
へ留去したために得られたポリエステル中のリン原子含
有量は0.1モル%と非常に低くなった。又、抗ピル性
改良効果も認められなかった。
比較例6 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純度
99%のトリーn−ブチルホスフェート13.5部(分
留り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有
! 1.0モル%に相当する盆)を添加する以外は実施
例1と全く同じにした。結果は表1に示す通りで、重縮
合反応の間に添加したトリーn−ブチルホスフェートの
85%が系外へ留去したために得られたポリエステル中
のリン原子含有量は0.15モル%と非常に低くなった
又、抗ピル性改良効果も認められなかった。
比較例7 純度?7%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純度
80%のジメチルホスフェ−)6.4部(都留り100
%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有量10モル
%Iζ相当する激〕を添加する以外は実施例1と全く同
じにした。結果は表1に示す通りで、抗ピル性改良効果
が小さいばかりでなく、リンの分留りが70%と悪く、
又、得られたポリエステル中のDEG含有凪が5.0モ
ル%と高くポリエステルamの品位は低いものとなった
。又、原料として使用したジエチルホスフェートは、純
度100%のものが得られないためにやむを得ず純度8
0%のものを使用したものである。
又不純分としてモノメチルホスフェート10%、トリメ
チルホスフェート10%が含まれていた。
比較例8 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純度
80%のジエチルホスフェート7.9g(都留り100
%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有全1.0モ
ル%に相当する量)を添加する以外は実施例1と全く同
じにした。結果は表1に示す通りで、抗ピル性改良効果
が小さいばかりでなく、リンの分留りが75%と悪く、
又得られたポリエステル中のDEG含有慮は5.0モル
%と高く、ポリエステルamの品位は低いものとなった
。又、原料として使用したジエチルホスフェートは、純
度100%のものが得られないため、やむを得ず純度8
0%のものを使用したものである。
又、不純分としてモノエチルホスフェート10%、トリ
エチル本スフエート10%が含まれていた。
比較例9 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純度
99%のトリメチルホスファイト6.3部(都留り10
0%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有量1.0
モル%に相当する駄)を添加する以外は実施例1と全く
同じにした。結果は表1に示す通りで、ポリエステル中
へのリンの分留りは10%と低く、抗ビル性改良効果も
認められなかった。又、得られたポリエステルの色相は
灰色味が強く、ポリエステルw4mの品位は低いものと
なった。
比較例10 純度97%のジーn−ブチル小スフエートの代りに純度
99%のトリーn−ブチルホスファイト12.7部(都
留り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有
量1.0モル%に相当する量)を添加する以外は実施例
1と全く同じにした。結果は表1に示す通りで、ポリエ
ステル中へのリンの分留りが15%と低く、抗ビル性改
良効果も認められなかった。又、得られたポリエステル
の色相は灰色味が強く、ポリエステル繊維の品位は低い
ものとなった。
比較例11 fJIK”%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純
度98%のモノ−n−ブチルホスフェート7.9部(分
留り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有
風1゜0モル%に相当する世〕を添加する以外は実施例
1と全く同じにした。結果は辰1に示す通りで、抗ピル
性改良効果は認められるものの、得られたポリエステル
中のDnG含   ゛有量が6.2モル%と非常に高く
、ポリエステル繊維の品位は低いものとなった。
比較例12 M[97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りに純度
98%のモノ−n−ブチルホスファイト7、amc分留
り100%の場合生成するポリエステル中のリン原子含
有量1.0モル%に相当する坩)を添加する以外は実施
例1と全く同じにした。結果は表1に示す通りで、抗ピ
ル性改良効果は認められるものの、得られたポリエステ
ル中のDEG含有量が6.1モル%と非常に高く、又、
色相も灰色味が強く、ポリエステルm維の品位は低いも
のとなった。
比較例13 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代’)Ic
純度99%のジフェニル本スフエート12.7部(都留
り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有f
fi 1.0モル%に相当する愈)を添加する以外は実
施例1と全く同じにした。結果は表1に示す通りで抗ピ
ル性改良効果は見られなかった。
、比較例14 純度97%のジ−n−ブチルホスフェートの代りにH(
Iqa%のジ−n−デシルホスフェート19.3部(都
留り100%の場合生成ポリエステル中のリン原子含有
量1.0モル%に相当する量)を添加する以外は実施例
1と全く同じにした。結果は表1に示す通りで、抗ピル
性改良効果は認められるが、得られたポリエステルの色
相は黄色味が強くポリエステル繊維の品位は低いものと
なった。
比較例15 実施例1において、添加するジ−n−ブチルホスフェー
トの純度を94%とする以外は同様にして重縮合したと
ころ、得られたポリエステルチップは極限粘度0.55
、リン含有i0.85モル%、D E G 4.9モル
%と1)EG副生量の多い品位の低いものとなり、又リ
ンの分留りも85%と悪かった。次にこのポリエステル
を実施例1と同様にして溶融紡糸、延伸して極限粘度0
.42、酸性末端基濃度85 μeq/y、100 d
r/36flj+のポリエステルフィラメントを得た。
次にこのポリエステルフィラメントを36ゲージの筒編
地とした後、130℃で60分間熱水処理した。熱水処
理後のポリエステルフィラメントの極限粘度は0.57
であった。
又、ピリングテストを行なった結果は熱水処理前の筒編
地のピリング性は1級、熱水処理後の筒編地のピリング
性は2級であり、抗ピル性改良効果は小さいものとなっ
た。
比較例16 実施例1に於て、ジ−n−ブチルホスフェートの代りに
純度99%のトリーn−ブチルホスフェートを115.
2部(都留り100%の場合生成ポリエステル中のリン
含有量8モル%に相当する量)を添加する以外は全く同
じにして重縮合し、極限粘度a、ss、リン含有量1.
2モル%、DEG含有量2.9モル%のポリエステルチ
ップを得た。この時リンの分留りは15%と低かった。
このポリエステルチップを実施例1と同様にして溶融紡
糸、延伸し、極限粘度0.42、酸性末端基濃度80μ
eq/g、100dr/36filノポリエステルフイ
ラメントを得た。次にこのポリエステルフィラメントを
36ゲージの筒編地とした後、150°Cで60分間熱
水処理した。熱水処理後のポリエステルフィラメントの
極限粘度は0.38であった。又、ピリングテストの結
果は、熱水処理前の筒編地のピリング性は1級、熱水処
理後の筒編地のピリング性は1級であった。リン酸のト
リアルキルエステルを多湿に添加して、得られたポリエ
ステルのリン含有量を高くしても抗ピリング性改良効果
は見られなかった。
比較例17 実施例1に於て、重縮合反応時間を2時間とする他は全
く同じにして極限粘度0.4B、リン含有訊1.0モル
%、DEG含有量5.0モル%のポリエステルチップを
得た。このチップを乾燥機でチップ水分率が0.001
i量%となる様に乾燥した後溶融紡糸、延伸して極限粘
度0.41、酸性末端基濃度75 μecv’y、10
0 dr/36filO)ポリエステルフィラメントを
得た。次にこのポリエステルフィラメントを36ゲージ
の筒編地とした後、130℃で60分間熱処理した。熱
処理後のポリエステルフィラメントの極限粘度は0.3
8であった。又、ピリングテストの結果は、熱水処理前
の筒編地のピリング性は1級、熱水処理後の筒編地のピ
リング性は1級であり、酸性末端基製置が80μeq/
gより低いと抗ピリング性改良効果が見られなかった。
実施例4,5、比較例18.19 実施例1で得たポリエステルフィラメントを36ゲージ
の筒編地とした後温度を欄々変えて60分間熱水処理し
た。処理後のフィラメントの極限粘度及び処理後の筒編
地のピリング性は表2の通りであった。
辰 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 テレフタル酸を主とするジカルボン酸又はその低級アル
    キルエステル誘導体と、エチレングリコールを主とする
    グリコール又はエチレンオキサイドを主とするアルキレ
    ンオキサイドを反応させてテレフタル酸を主とするジカ
    ルボン酸のグリコールエステル及び/又はその低重合体
    を得る第1段階の反応と、該生成物を重縮合反応させて
    繰り返し単位の85%以上がエチレンテレフタレート単
    位よりなるポリエステルとする第2段階の反応及び該ポ
    リエステルを溶融紡糸してポリエステル繊維を製造する
    に際し、第1段階の反応終了後から第2段階の反応が完
    了するまでの段階で、純度96%以上の(1)式で示さ
    れるリン化合物を添加してリン原子が全酸成分に対し0
    .5〜1.5モル%含まれるポリエステルとした後該ポ
    リエステルを溶融紡糸して極限粘度0.38〜0.45
    、酸性末端基濃度80μeq/g以上の含リンポリエス
    テル繊維とし、更に該ポリエステル繊維を水の存在下で
    110℃以上の温度で熱処理して極限粘度を0.36以
    下に低下せしめることを特徴とする抗ピル性ポリエステ
    ル繊維の製造法 ▲数式、化学式、表等があります▼(1)式 (但しnは3〜8の整数)
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