JPS6146701B2 - - Google Patents

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JPS6146701B2
JPS6146701B2 JP58049572A JP4957283A JPS6146701B2 JP S6146701 B2 JPS6146701 B2 JP S6146701B2 JP 58049572 A JP58049572 A JP 58049572A JP 4957283 A JP4957283 A JP 4957283A JP S6146701 B2 JPS6146701 B2 JP S6146701B2
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JP
Japan
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shift
lock
signal
line
lockup
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Application number
JP58049572A
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English (en)
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JPS59187161A (ja
Inventor
Kaoru Toyama
Shizuo Tsunoda
Toshuki Kikuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
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Publication date
Application filed by Matsuda KK filed Critical Matsuda KK
Priority to JP58049572A priority Critical patent/JPS59187161A/ja
Priority to EP84102782A priority patent/EP0123102B1/en
Priority to DE8484102782T priority patent/DE3469314D1/de
Priority to US06/592,362 priority patent/US4687083A/en
Publication of JPS59187161A publication Critical patent/JPS59187161A/ja
Publication of JPS6146701B2 publication Critical patent/JPS6146701B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機の制御装置に関し、更に
詳細には、トルクコンバータの入出力軸を直結す
るロツクアツプ機構の制御装置に関する。 (従来技術) トルクコンバータは、通常ポンプインペラとタ
ービンランナおよびそれらの間に配置されたステ
ータとを備えており、エンジン駆動されるポンプ
インペラから作動油を循環させ、タービンランナ
から出た作動油を、適当な角度をもつた上記ステ
ータにより、ポンプインペラの回転を妨げない方
向からスムーズに入れ、循環する作動油の速度を
落とすことなく、この作動を繰り返すことによ
り、タービンランナの反動力を大きくしてトルク
の増大を行なう。トルクコンバータは、タービン
の回転速度がポンプの回転速度に比し遅い場合に
は、トルクの増大も大きく、タービン回転速度が
ポンプ回転速度に近づくに従つてトルクの増大が
小さくなるという自動変速作用を持つものである
が、ポンプとタービンとの間のスリツプによる動
力伝達効率の低下を避けることができず、燃費が
悪くなるという欠点を有している。このスリツプ
をなくし、動力伝達効率の低下を解消して、燃費
の向上を図るため、最近では、トルクコンバータ
の入力軸と出力軸を直結する直結機構またはロツ
クアツプ機構すなわち直結クラツチまたはロツク
アツプクラツチを設け、タービン回転速度がポン
プ回転速度に接近した運転状態下では、ロツクア
ツプクラツチによりポンプとタービンを直結する
ロツクアツプ制御を行なうことが提案されてい
る。 このロツクアツプ制御は、例えば特開昭56−
138559号公報に記憶されているようにエンジンの
出力軸ないしエンジンにより駆動される軸の回転
数を検出する回転数センサからの回転数信号、お
よび吸気管負圧を検出することによつて、エンジ
ン負荷を検出する負荷センサからの負荷信号を、
予め上記回転数およびエンジン負荷に基づいて設
定されたロツクアツプ制御線に照合して、上記回
転数信号と負荷信号の関係すなわち上記2つの信
号によつて決定される座標が、上記ロツクアツプ
制御線より高回転側のロツクアツプ作動ゾーンに
あるときには、上記ロツクアツプ機構を作動させ
てロツクアツプを行ない、一方上記座標が、上記
ロツクアツプ制御線より低回転側のロツクアツプ
解除ゾーンにあるときには、上記ロツクアツプ機
構の作動を停止し、ロツクアツプ解除を行なうよ
うになつている。 上記公開特許公報に記載されたロツクアツプ制
御においては、トルクコンバータのロツクアツプ
機構の作動・解除を、エンジンの運転状態に応じ
た望ましい条件で自動的に制御することができ、
燃費の向上を図ることができる。ところが、この
ロツクアツプ制御においては、スロツトル全閉時
にあつても、上記回転数信号と負荷信号の関係す
なわちこの2つの信号によつて決定される座標
が、上記ロツクアツプ制御線の高回転側のロツク
アツプ作動ゾーンにあるときには、ロツクアツプ
機構が作動し、トルクコンバータの入力軸と出力
軸がロツクアツプされてしまうが、スロツトル全
閉時にはエンジン出力が不安定なため、ロツクア
ツプが作動していると、振動が生ずるおそれがあ
る。 そこで、例えば特開昭56−39353号において
は、スロツトル全閉時あるいはその近傍では、上
記回転数およびエンジン負荷の関係と、上記ロツ
クアツプ制御線との関係にかかわらずロツクアツ
プを解除するロツクアツプ制御方法が提案されて
いる。 ところが、このように単にスロツトル全閉時あ
るいはその近傍でロツクアツプを解除するロツク
アツプ制御方法においては、次に示すような3つ
の欠点を有している。 第1の欠点 第1の欠点は、燃費の点で不利なことである。 第1図は、エンジン単体、すなわちエンジンに
負荷をかけないで回転させたときに、エンジンの
出力軸トルクが0,2,3,4〜14.5Kg・mで一
定としたときのエンジン回転数―スロツトル開度
特性を示したもので、この第1図から解かるよう
に、エンジンの出力軸トルクが零のときのエンジ
ン回転数―スロツトル開度特性は、右上がりのラ
インで示され、スロツトル開度が大きくなければ
エンジン回転数も増大する。 次いで第2図は、スロツトル開度を10度,20
度,30度,40度,50度,60度,全開で一定とした
ときのエンジン回転数―出力トルク特性(破
線)、および燃料消費率を2,4,6,8,10,
12/Hで一定したときのエンジン回転数―出力
トルク特性(実線)を示したものである。この第
2図に実線で示されたエンジン回転数―出力トル
ク特性から解かるように、同じ出力トルクの場合
は、エンジン回転数が小さい方が燃費が良い。出
力トルクが零の場合のエンジン回転数―燃料流量
特性を特に第2A図に示す。 次いで、第3図は、エンジン出力軸にトルクコ
ンバータを連結し、スロツトル開度を0/8(全
閉),8/1,3/8,8/8(全開)で一定にしたときの
タービン回転数―エンジン回転数特性(破線)、
およびスロツトル開度を0/8(全閉),1/8,2/8,
3/8,4/8,5/8,6/8,7/8,8/8(全開)で一定と
したときのタービン回転数―タービン出力軸トル
ク特性(実線)示したものである。 次いで第4図は、タービン出力軸トルクが0,
2,3……18Kg・mで一定としたときのタービン
回転数―スロツトル開度特性を示したもので、こ
の第4図から解かるように、このタービン回転数
―スロツトル開度特性は、上記第1図に示したエ
ンジン回転数―スロツトル開度特性とほぼ同様で
ある。 以上説明したようなエンジンおよびトルクコン
バータの特性をふまえた上で、今第5図に示すよ
うに横軸にタービンおよびエンジン回転数
(rpm)をとり、縦軸にスロツトル開度をとつ
て、この座標に、タービンの出力トルクが零のと
きのタービン回転数―スロツトル開度特性を示す
ラインL0を描くとともに、タービン回転数が
2000rpmおよび4000rpmのときのエンジン回転数
―スロツトル開度特性を示すラインL2000および
L4000をそれぞれ描く。この図において、今ター
ビン回転数が2000rpmのときのエンジン回転数―
スロツトル開度特性をラインL2000を参照して分
析する。このようにタービン回転数を2000rpmと
してスロツトル開度を0%〜100%とすると、エ
ンジン回転数は、ほぼ1700rpm〜2700rpmの間で
変動し、スロツトル開度が約8%すなわち約7度
2分のときにタービン回転数と同じ2000rpmとな
り、それ以上のスロツトル開度でタービン回転数
以上となり、それ以下のスロツトル開度でタービ
ン回転数以下となる。すなわち、エンジン回転数
は、タービンの出力軸の発生トルクが零となる点
を境界にしタービン回転数に対して大小するとい
う特性がある。 以上のようなエンジンおよびトルクコンバータ
の特性の下で、上記特開昭56−39354号に記載さ
れた自動変速機のロツクアツプ制御装置のロツク
アツプ制御特性について考えてみると、この従来
のロツクアツプ制御装置においては、上述のよう
にスロツトル開度が零となつたときにはじめてロ
ツクアツプを解除するようにしているので、ター
ビンの出力軸トルクが零のときのタービン回転数
―スロツトル開度特性を示すラインL0(第5図
参照)を越えてスロツトル開度が下つた場合、例
えばタービン回転数が2000rpmのときには上記し
たようにスロツトル開度が約8%〜0%の場合に
も、ロツクアツプ機構が作動状態で維持され続け
るため、実際上はエンジ回転数がタービン回転数
を下回つていなければならないにもかかわらず、
ロツクアツプ作動のためエンジン回転数がタービ
ン回転数まで引き上げられてしまう。このように
エンジン回転数がタービン回転数に引き上げられ
るということは、第2A図から解かるように、燃
料を必要以上に消費することとなり、ロツクアツ
プ機構を使用して燃費の向上を図るという目的に
反することとなる。 第2の欠点 第2の欠点は、スロツトル開度が零となつた際
のロツクアツプ解除時に相当のトルクシヨツクが
発生することである。 これは、上記従来のロツクアツプ制御装置にお
いては、上述のように第5図に示すラインL0
越えてスロツトル開度が下つた場合にも、ロツク
アツプ機構が作動状態で維持され続けるので、こ
の場合はむしろタービンによつてエンジンが回転
されることとなる。これは、いわばエンジンがマ
イナスの出力トルクを発生している状態、換言す
ればタービンにエンジンという負荷がかかつてい
る状態といえる。この従来のロツクアツプ制御機
構においては、スロツトル開度がさらに低下して
零となつたときにはじめてロツクアツプが解除さ
れるので、タービンはこのとき急激な負荷変動を
受け、大きなトルクシヨツクが発生する。 第3の欠点 第3の欠点は、自動車の坂道での運転時にエン
ジン制動力がアクセル開度すなわちスロツトル開
度に対応せず、エンジン制動力の急変点が生じて
しまうということである。 第6図は、従来装置においてアクセル開度を
徐々に下げていつたときの駆動力の変化の状態を
示すグラフである。駆動力が零の状態でアクセル
開度が下つて行くと、ロツクアツプ機構が作動し
ていない場合には、駆動力の変化は破線で示した
ようになる。ところがロツクアツプ機構が作動し
ている場合には、実線で示したように駆動力は強
制的に下げられるので、破線で示したロツクアツ
プ不作動時の駆動力を下回る。このような情況の
下で、アクセル開度が全閉となり、ロツクアツプ
が解除されると、駆動力は、破線で示したロツク
アツプ不作動時の駆動力まで急激に引き上げら
れ、このときシヨツクを生ずる。 一方、アクセルは全閉から徐々に開いて行つた
場合には、上記とほぼ逆の行程をたどり、従つて
ロツクアツプ作動開始時に駆動力が急激に下が
り、このときシヨツクを生ずる。 発明の目的 本発明は、以上説明したような従来装置の欠点
を解消した自動変速機のロツクアツプ制御装置を
提供することを目的とするものである。 発明の構成 本発明の自動変速機のロツクアツプ制御装置
は、第7図に示されているようにエンジンaの出
力軸に連結されたトルクコンバータb、このトル
クコンバータbの出力軸に連結された変速歯車機
構c、前記トルクコンバータbの入力軸と出力軸
を断接し、動力伝達経路を切換えるロツクアツプ
手段d、このロツクアツプ手段dの操作のため該
ロツクアツプ手段dへ供給される圧力流体の供給
を制御する電磁手段e、前記トルクコンバータb
の出力軸回転数を検出するタービン回転数センサ
f、前記エンジンaの負荷の大きさを検出するエ
ンジン負荷センサg、前記タービン回転数センサ
の出力信号および前記エンジン負荷センサの出力
信号を入力し、これら2つの出力信号を予め設定
記憶された第1ロツクアツプ制御線h1と比較し
て、ロツクアツプのオン・オフ信号を発生するロ
ツクアツプ判定手段i、および前記ロツクアツプ
のオン・オフ信号を受け、このオン・オフ信号に
基づき前記電磁手段を駆動制御して、前記ロツク
アツプ手段dの作動・解除を制御する制御手段j
を備え、前記ロツクアツプ判定手段iが、前記ロ
ツクアツプ手段dを切断操作するための第2ロツ
クアツプ制御線h2として、エンジン出力が零と見
なしうる状態のタービン回転数およびエンジン負
荷に基づいて予め設定されたロツクアツプ解除制
御線(例えば第4図に発生トルクが零のときの、
タービン回転数―スロツトル開度特性を示すライ
ンを用いる)を記憶しており、このロツクアツプ
解除制御線によつてもロツクアツプを解除すべき
かの判定を行なうことを特徴とするものである。 発明の効果 以上の構成の本発明の自動変速機のロツクアツ
プ制御装置においては、上記したように、スロツ
トル開度が零になつたときにロツクアツプ解除を
行なうのではなく、エンジン出力の零ラインでロ
ツクアツプ解除を行なうようにしたので、出力零
ラインからスロツトル開度が全閉になるまでの間
にタービンによるエンジンのひきずりがなく、従
つて燃費が向上するとともに、このロツクアツプ
のオン・オフ時にトルクシヨツクがなく、かつ第
6図に示されているようにエンジン制動力の変動
に急変点がなく、従つて全体として望ましい状態
でロツクアツプのオン・オフ制御を行なうことが
できる。 実施例 以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい
実施例による自動変速機のロツクアツプ制御装置
について説明する。 第8図は、本発明の一実施例に係るロツクアツ
プ制御装置が組み込まれた電子制御自動変速機の
機械部分の断面および油圧制御回路を示す図であ
る。 自動変速機の構造 自動変速機は、トルクコンバータ10と、多段
歯車変速機構20と、該トルクコンバータ10と
多段歯車変速機構20との間に配置されたオーバ
ードライブ用遊星歯車変速機構50とから構成さ
れている。 トルクコンバータ10は、エンジン出力軸1に
結合されたポンプ11、該ポンプ11に対向して
配置されたタービン12、及びポンプ11とター
ビン12との間に配置されたステータ13を有
し、タービン12にはコンバータ出力軸14が結
合されている。コンバータ出力軸14とポンプ1
1との間には、ロツクアツプクラツチ15が設け
られている。このロツクアツプクラツチ15は、
トルクコンバータ10内を循環する作動油圧力に
より常時係合方向に押されており、該クラツチ1
5に外部から供給される解放用油圧により解放状
態に保持される。 多段歯車変速機構20は、前段遊星歯車機構2
1と後段遊星歯車機構22を有し、前段遊星歯車
機構21のサンギヤ23と後段遊星歯車機構22
のサンギヤ24とは連結軸25により連結されて
いる。多段歯車変速機構20の入力軸26は、前
方クラツチ27を介して連結軸25に、また後方
クラツチ28を介して前段遊星歯車機構21のイ
ンターナルギア29にそれぞれ連結されるように
なつている。連結軸25すなわちサンギア23,
24と変速機ケースとの間には前方ブレーキ30
が設けられている。前段遊星歯車機構21のプラ
ネタリキヤリア31と、後段遊星歯車機構22の
インターナルギア33とは出力軸34に連結さ
れ、後段遊星歯車機構22のプラネタリキヤリア
35と変速機ケースとの間には後方ブレーキ36
とワンウエイクラツチ37が設けられている。 オーバドライブ用遊星歯車変速機50は、プラ
ネタリギア51を回転自在に支持するラネタリキ
ヤリア52がトルクコンバータ10の出力軸14
に連結され、サンギア53は直結クラツチ54を
介してインターナルギア55に結合されるように
なつている。サンギア53と変速機ケースとの間
には、オーバードライブブレーキ56が設けら
れ、またインターナルギア55は多段歯車変速機
構20の入力軸26に連結されている。 多段歯車変速機構20は従来公知の形式で前進
3段、後段1段の変速段を有し、クラツチ27,
28及びブレーキ30,31を適宜作動させるこ
とにより所要の変速段を得ることができる。オー
バードライブ用遊星歯車変速機50は、直結クラ
ツチ54が係合しブレーキ56が解除されたと
き、軸14,26を直結状態で結合し、ブレーキ
56が係合し、クラツチ54が解放されたとき軸
14,26をオーバードライブ結合する。 油圧制御回路 以上説明した自動変速機は、第8図に示したよ
うな油圧制御回路を備えている。この油圧制御回
路は、エンジン出力軸1によつて駆動されるオイ
ルポンプ100を有し、このオイルポンプ100
から圧力ライン101に吐出された作動油は、調
圧弁102により圧力が調整されてセレクト弁1
03に導かれる。セレクト弁103は、1,2,
D,N,R,Pの各シフト位置を有し、該セレク
ト弁が1,2及びP位置にあるとき、圧力ライン
101は弁103のポートa,b,cに連通す
る。ポートaは後方クラツチ28の作動用アクチ
ユエータ104に接続されており、弁103が上
述の位置にあるとき、後方クラツチ28は係合状
態に保持される。ポートaは、また1―2シフト
弁110の左方端近傍にも接続され、そのスプー
ルを図において右方に押し付けている。ポートa
は、更に第1ラインL1を介して1―2シフト弁
110の右方端に、第2ラインL2を介して2―
3シフト弁120の右方端に、第3ラインL3を
介して3―4シフト弁130の右方端にそれぞれ
接続されている。上記第1,第2および第3ライ
ンL1,L2およびL3からは、それぞれ第1、
第2および第3ドレンラインD1,D2およびD
3が分岐しており、これらのドレンラインD1,
D2,D3には、このドレンラインD1,D2,
D3の開閉を行なう第1、第2、第3ソレノイド
弁SL1,SL2,SL3が接続されている。上記ソ
レノイド弁SL1,SL2,SL3は、ライン101
とポートaが連通している状態で、励磁される
と、各ドレンラインD1,D2,D3を閉じ、そ
の結果第1、第2、第3ライン内の圧力を高める
ようになつている。 ポートbはセカンドロツク弁105にもライン
140を介して接続され、この圧力は弁105の
スプールを図において下方に押し下げるように作
用する。弁105のスプールが下方位置にあると
き、ライン140とライン141とが連通して油
圧が前方ブレーキ30のアクチユエータ108の
係合側圧力室に導入されて前方ブレーキ30を作
動方向に保持する。ポートcはセカンドロツク弁
105に接続され、この圧力は該弁105のスプ
ールを上方に押し上げるように作用する。さらに
ポートcは圧力ライン106を介して2―3シフ
ト弁120に接続されている。このライン106
は、第2ドレンラインD2のソレノイド弁SL2
が励磁されて、第2ラインL2内の圧力が高めら
れ、この圧力により2―3シフト弁120のスプ
ールが左方に移動させられたとき、ライン107
に連通する。ライン107は、前方ブレーキのア
クチユエータ108の解除側圧力室に接続され、
該圧力室に油圧が導入されたとき、アクチユエー
タ108は係合側圧力室の圧力を抗してブレーキ
30を解除方向に作動させる。また、ライン10
7の圧力は、前方クラツチ27のアクチユエータ
109にも導かれ、このクラツチ27を係合させ
る。 セレクト弁103は、1位置において圧力ライ
ン101に通じるポートdを有し、このポートd
は、ライン112を経て1―2シフト弁110に
達しさらにライン113を経て後方ブレーキ36
のアクチユエータ114に接続される。1―2シ
フト弁110及び2―3シフト弁120は、所定
の信号によりソレノイド弁SL1,Sl2が励磁さ
れたとき、スプールを移動させてラインを切り替
え、これにより所定のブレーキ、又はクラツチが
作動し、それぞれ1―2,2―3の変速動作が行
なわれる。また油圧制御回路には調圧弁102か
らの油圧を安定させるカツトバツク用弁115、
吸気負圧の大きさに応じて調圧弁102からのラ
イン圧を変化させるバキユームスロツトル弁11
6、このスロツトル弁116を補助するスロツト
ルバツクアツプ弁117が設けられている。 さらに、本例の油圧制御回路にはオーバドライ
ブ用の遊星歯車変速機50のクラツチ54及びブ
レーキ56を制御するために、3―4シフト弁1
30及びアクチユエータ132が設けられてい
る。アクチユエータ132の係合側圧力室は圧力
ライン101に接続されており、該ライン101
の圧力によりブレーキ56は係合方向に押されて
いる。この3―4シフト弁も上記1―2,2―3
シフト弁110,120と同様、ソレノイド弁
SL3が励磁されると該弁130のスプール13
1が下方に移動し、圧力ライン101とライン1
22が遮断され、ライン122はドレーンされ
る。これによつてブレーキ56のアクチユエータ
132の解除側圧力室に作用する油圧がなくな
り、ブレーキ56を係合方向に作動させるととも
にクラツチ54のアクチユエータ134がクラツ
チ54を解除させるように作用する。 更に本例の油圧制御回路には、ロツクアツプ制
御弁133が設けられており、このロツクアツプ
制御弁133はラインL4を介してセレクト弁1
03のポートaに連通されている。このラインL
4からは、ドレンラインD1,D2,D3と同
様、ソレノイド弁SL4が設けられたドレンライ
ンD4が分岐している。ロツクアツプ制御弁13
3は、ソレノイド弁SL4が励磁されて、ドレン
ラインD4が閉じられ、ラインL4内の圧力が高
まつたとき、そのスプールがライン123とライ
ン124を遮断し、さらにライン124がドレー
ンされることでロツクアツプクラツチ15を接続
方向に移動させるようになつている。 以上の構成において、各変速段およびロツクア
ツプと各ソレノイドの作動関係、および各変速段
とクラツチ、ブレーキの作動関係を次表に示す。
【表】
【表】
【表】 マイクロコンピユータを用いた電子制御回路 次に第9図を参照しつつ、上記油圧制御回路を
作動制御させるための電子制御回路200を説明
する。 電子制御回路200は、入出力装置201、ラ
ンダム・アクセス・メモリ202(以下RAMと
称す)、および中央演算装置203(以下CPUと
称す)を備えている。上記入出力装置201に
は、エンジン204の吸気通路205に設けられ
たスロツトル弁206の開度からエンジンの負荷
を検出し、負荷信号SLを出荷する負荷センサ2
07、コンバータ出力軸14の回転数を検出し
て、タービン回転数信号STを出力するタービン
回転数センサ209、およびパワー、エコノミー
等の走行モードを検出して、走行モード信号SM
を検出するモードセンサ210等の走行状態等を
検出するセンサが接続され、これらのセンサから
上記信号等を入力するようになつている。 入出力装置201は、上記センサから受けた負
荷信号SL、タービン回転数信号ST、モード信号
Mを処理して、RAM202に供給する。 RAM202は、これらの信号SL,ST,SM
記憶するとともに、CPU203からの命令に応
じてこれらの信号SL,ST,SMまたはその他の
データをCPU203に供給する。CPU203
は、本発明の変速制御に適合するプログラムに従
つて、タービン回転数信号STを、上記負荷信号
Lおよびモード信号SMに応じて読み出した例え
ば第9A図に示されているようなタービン回転数
―エンジン負荷特性に基づき決定されたシフトア
ツプ変速線LUシフトダウン変速線Ld1,Ld2
よびロツクアツプ制御線Le1,Le2,Le3,Le4
照して、変速すべきか否かの演算、およびロツク
アツプすべきか否かの演算を行なう。なお、ロツ
クアツプ制御線Le3およびLe4は、エンジンの出
力軸トルクが零となるラインに基づいて定められ
ている。 CPU203の演算結果は、入出力装置201
を介して第8図を参照して述べた変速制御弁であ
る1―2シフト弁110、2―3シフト弁12
0、3―4シフト弁130ならびにロツクアツプ
制御弁133を操作するソレノイド弁群211の
励磁を制御する信号として与えられる。この電磁
弁群211には、1―2シフト弁110、2―3
シフト弁120、3―4シフト弁130、ロツク
アツプ制御弁133の各ソレノイド弁SL1,SL
2,SL3,SL4が含まれる。 以下、上記電子制御回路200による自動変速
機の一例を説明する。電子制御回路200は、マ
イクロコンピユータにより構成されているのが好
ましく、この電子制御回路200に組み込まれた
プログラムは、例えば第10図以降に示されたフ
ローチヤートに従つて実行される。 第10図は、変速制御の全体フローチヤートを
示し、変速制御は、この図からも解かるようにま
ずイニシアライズ設定から行なわれる。このイニ
シヤライズ設定は、まず自動変速機の油圧制御回
路の切換えを行なう各制御弁のポートおよび必要
なカウンタをイニシヤライズして歯車変速機構2
0を一速に、ロツクアツプクラツチ15を解除に
それぞれ設定する。この後、電子制御回路200
の各種ワーキングエリアをイニシヤライズして、
イニシヤライズ設定を完了する。 このイニシヤライズ設定の後には、セレクト弁
103の位置すなわちシフトレンジを読むステツ
プが行なわれる。次いで、この読まれたシフトレ
ンジがDレンジであるか否かが判定される。この
判定がNoのときには、シフトレンジが2レンジ
であるか否かが判定される。この判定がYESの
とき、すなわちシフトレンジが2レンジであると
きには、ロツクアツプを解除するとともに歯車変
速機構20を第2速に固定するようにシフト弁を
制御する信号を発生する。一方、上記2レンジか
の判定がNoのときは、シフトレンジが1レンジ
であるので、まずロツクアツプを解除し、次いで
第1速へシフトダウンしたとき、エンジンがオー
バーランするか否かを演算する。この後、この演
算に基づき、オーバーランするか否かの判定を行
ない、この判定がNoのときには第1速へ変速
し、この判定がYESのときには第2速へ変速す
る。 一方、上記Dレンジかの判定がYESのときは
モード信号SMを読み、このモード信号SMが示す
走行モードに応じたシフトチエンジ制御線および
ロツクアツプ制御線を含む変速およびロツクアツ
プマツプを設定する。次いで、シフトアツプ判定
を含むシフトアツプ変速制御が行なわれる。この
シフトアツプ変速制御は、第11図に示したシフ
トアツプ変速制御サブルーチンに従つて実行され
る。 シフトアツプ変速制御 このシフトアツプ変速制御は、まずギアポジシ
ヨンすなわち歯車変速機構20の位置を読み出
し、この読み出されたギアポジシヨンに基づき、
現在第4速であるか否かの判定を行なうことから
初められる。この判定がYESのときは、これ以
上のシフトアツプを行なうことができないので、
フラグ1およびフラグ2をリセツトすなわち0と
して制御を終了する。このフラグ1およびフラグ
2は、それぞれ1段シフトアツプおよびスキツプ
シフトアツプが実行されるときにはセツトされ
て、そのシフトアツプ状態を記憶しておくための
ものである。 一方、上記第4速かの判定がNoのときは、フ
ラグ1がリセツト状態、すなわち“0”状態にあ
るかの判定を行ない、このフラグ1=0かの判定
がYESのときは、第12図に示されているよう
なシフトアツプを読み出す。次いで、タービン回
転数(TSP)を読み出し、このタービン回転数を
上記読み出した変速マツプの1段シフトアツプ変
速線LU1に照らし、タービン回転数が、スロツト
ル開度との関係において1段シフトアツプ変速線
U1に示された設定タービン回転数より大きいか
否かを判定する。この判定がNoのときはそのま
ま制御を完了し、この判定がYESのときはフラ
グ1をセツトし、1段シフトアツプのための指令
を発する。 上記フラグ1=0かの判定がNoのときは、上
記1段シフトアツプ変速線LU1を読み出し、この
変速線LU1に0.8ないし0.95を乗じて、破線で示
したようなヒステリシスをもつた新たな変速線L
U1′を形成する。次いで、実際のタービン回転数
SPを読み出し、このタービン回転数TSPがスロ
ツトル開度との関係において上記変速線LU1′よ
り小さいか否かを判定する。この判定がYESの
ときは、フラグ1およびフラグ2をリセツトして
制御を完了し、一方この判定がNoのときはフラ
グ2が0かどうかを判定する。この判定がYES
のときには、次いで現在の変速的が第2速である
か否かの判定が行なわれる。この判定がYESの
ときには、第2速から第4速へのスキツプシフト
アツプを行なうための2―4スキツプシフトアツ
プ変速線LU2を選択して読み出し、一方この判定
がNoのときには、第1速から第3速へのスキツ
プシフトアツプを行なうための1―3スキツプシ
フトアツプ変速線LU3を選択して読み出す。 次いで、上記読み出したタービン回転数TSP
上記2―4スキツプシフトアツプ変速線LU2また
は1―3スキツプシフトアツプ変速線LU3に照ら
し、タービン回転数TSPが、スロツトル開度との
関係においてスキツプシフトアツプ変速線LU2
たはLU3に示された設定タービン回転数より大き
いか否かを判定する。この判定がNoのときはそ
のまま制御を完了し、一方この判定がYESのと
きはフラグ2をセツトし、2段シフトアツプのた
めの指令を発する。 上記フラグ2=0かの判定がNoのときは、第
1速から第4速への3段スキツプシフトアツプの
ための1―4スキツプシフトアツプ変速線LU4
選択して読み出す。次いで、上記読み出したター
ビン回転数TSPが、スロツトル開度との関係にお
いて上記変速線LU4に示された設定タービン回転
数より大きいか否かを判定する。この判定がNo
のときはそのまま制御を完了し、一方この判定が
YESのときは第4速へのシフトアツプのための
指令を発する。 上記シフトアツプのための指令が発せられたと
きは、次いで第4速へのシフトアツプの指令が含
まれているか否かの判定が行なわれる。この判定
がNoのときはそのまま制御を完了し、一方この
判定がYESのときには、エンジンの状態が第4
速へのシフトアツプに適した状態となつているか
否かが判定される。この判定は、まずエンジンの
冷却水温を読むことから行なわれ、次いでこの冷
却水温が低温か否かが判定される。この判定が
YESのときはエンジンが未だ十分に暖機されて
いないので、第4速へのシフトアツプを禁止する
指令を発して制御を完了する。一方、上記低温か
の判断がNoのときは第4速へシフトアツプされ
ることを示す第4速フラグをセツトして制御を完
了する。以上により、シフトアツプ変速制御のた
めのすべてのサブルーチンを完了する。 シフトダウン変速制御 このシフトダウン変速制御は、まずギアポジシ
ヨンすなわち歯車変速機構20の位置を読み出
し、この読み出されたギアポジシヨンに基づき、
現在第1速であるか否かの判定を行なうことから
初められる。この判定がYESのときは、これ以
上のシフトダウンを行なうことができないので、
フラグAおよびフラグBをリセツトすなわち0と
して制御を終了する。このフラグAおよびフラグ
Bは、それぞれ1段シフトダウンおよびスキツプ
シフトダウンが実行されるときにセツトすなわち
“1”とされて、そのシフトアツプ状態を記憶し
ておくためのものである。 一方、上記第1速かの判定がNoのときは、フ
ラグAがリセツト状態、すなわち“0”状態にあ
るかの判定を行ない、この判定がYESのとき
は、第2速であるか否かの判定が行なわれる。こ
の判定がYESのときは、第2速から第1速への
シフトダウンを行なうための2―1シフトダウン
変速線Ld1(第14図参照)を選択し読み出し、
一方この判定がNoのときは、第4速から第3速
へ、また第3速から第2速へのシフトダウンを行
なうための4―3、3―2シフトダウン変速線L
d2(第14図)を選択して読み出す。次いで、タ
ービン回転数(TSP)を読み出し、このタービン
回転数を上記読み出した1段シフトダウン変速線
d1またはLd2に照らし、タービン回転数が、ス
ロツトル開度との関係において1段シフトダウン
変速線Ld1またはLd2に示された設定タービン回
転数より小さいか否かを判定する。この判定が
Noのときはそのまま制御を完了し、この判定が
YESのときはフラグAをセツトし、1段シフト
ダウンのための指令を発して、制御を完了する。 上記フラグA=0かの判定がNoのときは、上
記4―3,3―2シフトダウン変速線LU2を読み
出し、この変速線LU2に1.05ないし1.2を乗じ
て、破線で示したようなヒステリシスをもつた新
たな変速線Ld2′を形成する。次いで、実際のタ
ービン回転数TSPを読み出し、このタービン回転
数TSPがスロツトル開度との関係において上記変
速線Ld2′より大きいか否かを判定する。この判
定がYESのときは、フラグAおよびフラグBを
リセツトして制御を完了し、一方この判定がNo
のときはフラグBが0かどうかを判定する。この
判定がYESのときには、次いで現在の変速段が
第3速であるか否かの判定が行なわれる。この判
定がNoのときには、第4速から第2速へのスキ
ツプシフトアツプを行なうための4―2スキツプ
シフトダウン変速線Ld3を選択して読み出し、一
方この判定がYESのときには、第3速から第1
速へのスキツプシフトアツプを行なうための3―
1スキツプシフトダウン変速線Ld4を選択して読
み出す。 次いで、上記読み出したタービン回転数TSP
上記4―2スキツプシフトダウン変速線Ld3また
は3―1スキツプシフトダウン変速線Ld4に照ら
し、タービン回転数TSPが、スロツトル開度との
関係においてスキツプシフトダウン変速線Ld3
たはLd4に示された設定タービン回転数より小さ
いか否かを判定する。この判定がNoのときはそ
のまま制御を完了し、一方この判定がYESのと
きはフラグBをセツトし、2段シフトダウンのた
めの指令を発する。 上記フラグB=0かの判定がNoのときは、第
4速から第1速への3段スキツプシフトアツプの
ための4―1スキツプシフトダウン変速線Ld5
選択して読み出す。次いで、上記読み出したター
ビン回転数TSPが、スロツトル開度との関係にお
いて上記変速線Ld5に示された設定タービン回転
数より小さいか否かを判定する。この判定がNo
のときはそのまま制御を完了し、一方この判定が
YESのときは第4速へのシフトアツプのための
指令を発して制御を完了する。 ロツクアツプ制御 このロツクアツプ制御は、まずギアポジシヨン
を読み出し、この読み出されたギアポジシヨンに
基づき、現在第1速であるか否かの判定を行なう
ことから初められる。この判定がYESのとき、
すなわち第1速での運転中にはロツクアツプを行
なわないで、ロツクアツプの解除指令を発する。
一方、この判定がNoのときには上記フラグ1お
よびフラグAを読み出し、これらのフラグ1およ
びAがどちらも0かを判定する。この判定がNo
のときにはロツクアツプを解除して制御を完了
し、一方この判定がYESのときには、上記第4
速フラグが“1”か、すなわちセツトされている
か否かを判定する。 この第4速フラグ=1かの判定がYESのとき
は、第12図の1段シフトアツプ変速線LU1を読
み出し、この変速線LU1に0.8ないし0.95を乗じ
て、上記変速線LU1′を形成する。次いで、実際
のタービン回転数TSPを読み出し、このタービン
回転数TSPを上記変速線LU1′に照らし、ターー
ビン回転数が、スロツトル開度との関係において
上記変速線LU1′に示された設定タービン回転数
より小さいか否かが判定される。この判定がNo
のときは、ロツクアツプを解除して制御を完了
し、この判定がYESのときは第4速フラグをリ
セツトする。 上記第4速フラグ=1かの判定がNoのときは
直接、YESのときは上記したように第4速フラ
グのリセツトの後第16図に示したロツク制御マ
ツプからロツクアツプオフ制御線LeFを読み出
す。このロツクアツプオフ制御線LeFは、通常の
ロツクアツプオフ制御線と同様の第1ロツクアツ
プオフ制御線LeF1と、エンジンの出力軸トルク
が0となるラインに基づいて定められた第2ロツ
クアツプオフ制御線LeF2とからなつている。こ
の後、タービン回転数TSPを読み出し、この読み
出したタービン回転数TSPを上記ロツクアツプオ
フ制御線LeFに照してロツクアツプをOFFすべ
きか否かの判定を行なう。この判定は、タービン
回転数TSPが、スロツトル開度との関係において
第1ロツクアツプオフ制御線LeF1に示された設
定タービン回転数より小さいかの判定、およびス
ロツトル開度との関係において第2ロツクアツプ
オフ制御線LeF2に示された設定タービン回転数
より大きいかの判定によつて行なわれる。 このロツクアツプをOFFすべきかの判定が
YESのときはロツクアツプの解除信号を発して
制御を完了し、この判定がNoのときはロツクア
ツプオン制御線LeN(第16図)を読み出す。こ
のロツクアツプオン制御線LeNは、通常のロツク
アツプオン制御線と同様の第1ロツクアツプオン
制御線LeN1と、エンジンの出力軸トルクが0と
なるラインに基づいて定められた第2ロツクアツ
プオン制御線LeN2とからなつている。このよう
なロツクアツプのオン・オフの制御線を別にした
のは、1本の制御線の場合には境界でハンチング
が生ずるからである。この後、上記読み出したタ
ービン回転数TSPを上記ロツクアツプオン制御線
eNに照してロツクアツプをONすべきか否かの
判定を行なう。この判定は、タービン回転数TSP
が、スロツトル開度との関係において第1ロツク
アツプオン制御線LeN1に示された設定タービン
回転数より大きいかの判定、およびスロツトル開
度との関係において第2ロツクアツプオン制御線
eN2に示された設定タービン回転数より小さい
かの判定によつて行なわれる。 このロツクアツプをONすべきかの判定がYES
のときはエンジン冷却水温を読み、次いでこの冷
却水温が低温か否かが判定される。この判定が
NOのときは、エンジンが十分に暖機されている
のでロツクアツプをONすなわち作動させる指令
を発し、一方この判定がYESのときはロツクア
ツプをOFFすなわち解除する指令を発して制御
を完了する。以上によりすべてのロツクアツプ制
御のサブルーチンを完了する。 上記マイクロコンピユータとほぼ同様の機能を有
する電気回路 以上、第8図から第16図を参照して本発明の
マイクロコンピユータを用いた電子制御回路20
0による自動変速機の制御方法の一例を説明した
が、次にこの制御方法を実施するためのある程度
具体化したデジタル電気回路について第17A
図、第17B図を参照して説明する。 第17A図、第17B図において符号300
は、第8図に示されたセレクト弁103の位置を
検出することによつて、シフト位置を検出するレ
ンジスイツチを示し、符号301は冷却水温度を
検出し、冷却水温度が所定温度より低い冷寒状態
に示すとき、信号SCを出力する水温センサを示
す。 まず、レンジスイツチ300のDレンジを示す
出力端は、シフトデータインデツクス信号発生回
路302の1つの入力端に接続されている。この
シフトデータインデツクス信号発生回路302の
他の入力端にはAD変換器303を介してモード
センサ210が接続されており、このAD変換器
303は、パワー走行モードとエコノミー走行モ
ードの間を例えば6段階に分割して示すチヤート
C1に、モードセンサ210からのモード信号SM
を照し、これに応じたデジタルモード信号SMd
出力する。 シフトデータインデツクス信号発生回路302
の1つの出力端には、シフトアツプマツプを記憶
したシフトアツプマツプ発生回路304が、他の
出力端には、シフトダウンマツプを記憶したシフ
トダウンマツプ発生回路305がそれぞれ接続さ
れている。シフトアツプマツプは、1段シフトア
ツプマツプおよびスキツプシフトアツプからな
り、1段シフトアツプマツプは、上記各走行モー
ドに対応する1段シフトアツプのための複数の変
速線Mfuを備えており、一方スキツプシフトアツ
プマツプは、上記各モードに対応するスキツプシ
フトアツプのための複数の変速線MSuを備えてい
る。またシフトダウンマツプM2は、1段シフト
ダウンマツプとスキツプシフトダウンアツプとか
らなり、1段シフトダウンマツプは、上記各モー
ドに対応する1段シフトダウンのための複数の変
速線Mfdを備えており、スキツプシフトダウンマ
ツプは、上記各モードに対応するスキツプシフト
ダウンのための複数の変速線MSdからなつてい
る。 シフトアツプマツプ発生回路304は、シフト
位置がDレンジのとき、シフトデータインデツク
ス信号発生回路302がデジタルモード信号SMd
を受けて発生するインデツクス信号S1を受けて、
上記信号SMdが示す走行モードに応じた1段シフ
トアツプのための1本の変速線Mfu、およびスキ
ツプシフトアツプのための1本の変速線MSuを読
み出す。一方、シフトダウンマツプ発生回路30
5は、シフト位置がDレンジのとき、上記シフト
アツプマツプ発生回路304と同様インデツクス
信号S1を受けて、上記信号SMdが示す走行モード
に応じた1段シフトダウンのための1本の変速線
fd、およびスキツプシフトダウンのための1本
の変速線MSdを読み出す。 シフトアツプマツプ発生回路304およびシフ
トダウンマツプ発生回路305の他の入力端に
は、AD変換器306を介してスロツトル開度セ
ンサ207が接続されている。このAD変換器3
06は、スロツトル開度を全閉と全開の間で例え
ば8段階に分割して示すチヤートC2に、スロツ
トル開度センサ207からの負荷信号すなわちス
ロツトル開度信号SLを照し、これに応じたデジ
タルスロツトル開度信号SLdを出力する。 シフトアツプマツプ発生回路304は、上記デ
ジタルスロツトル開度信号SLdを受け、この信号
Ldを上記1段シフトアツプマツプの変速線Mfu
およびスキツプシフトアツプマツプの変速線MSu
に照し、現在のスロツトル開度に応じた1段シフ
トアツプの変速点エンジン回転数を示す信号Tf
と、スキツプシフトアツプの変速点エンジン回転
数を示す信号TSを出力する。一方、シフトダウ
ンマツプ発生回路305は、上記デジタルスロツ
トル開度信号SLdを受け、この信号を上記1段シ
フトダウンマツプの変速線Mfd、およびスキツプ
シフトダウンマツプの変速線Msdに照し、現在の
スロツトル開度に応じた1段シフトダウンの変速
点タービン回転数を示す信号tfと、スキツプシ
フトダウンの変速点タービン回転数を示す信号t
Sを出力する。 シフトアツプマツプ発生回路304およびシフ
トダウンマツプ発生回路305は、それぞれ出力
端を2つ有しており、これらの出力端は、それぞ
れ第1,第2,第3および第4判別器307,3
08,309および310の一方の入力端に接続
されている。第1,第2,第3および第4判別器
307,308,309および310の他方の入
力端は、AD変換器312を介してタービン回転
数変換器209に接続されている。 第1判別器307は、信号Tfと信号STとを比
較し、信号Tfで示される現在のタービン回転数
が信号STで示される1段シフトアツプの変速点
エンジン回転数より大きいとき、1段シフトアツ
プを行なうことを指示するHi信号を、小さいと
きLpw信号をそれぞれ出力するようになつてい
る。第2判別器308は、信号TSと信号STとを
比較し、信号STで示される現在のタービン回転
数が信号TSで示されるスキツプシフトアツプの
変速点エンジン回転数より大きいとき、スキツプ
シフトアツプを行なうことを指示するHi信号
を、小さいときLpw信号をそれぞれ出力するよう
になつている。第3判別器309は、信号tf
信号STとを比較し、信号STで示される現在のタ
ービン回転数が信号tfで示される1段シフトダ
ウンの変速点タービン回転数より小さいとき、1
段シフトダウンを行なうことを指示するHi信号
を、大きいときLpw信号を出力するようになつて
いる。また、第4判別器310は、信号TSと信
号STとを比較し、信号STで示される現在のター
ビン回転数が信号TSで示されるスキツプシフト
ダウンの変速点タービン回転数より小さいとき、
スキツプシフトダウンを行なうことを指示するH
i信号を、大きいときLpw信号を出力するように
なつている。 上記第1,第2,第3および第4判別器30
7,308,309,310の出力端には、これ
らの判別器から上記Hi信号、Lpw信号を選択的
に受けて、この信号から実際に1段シフトアツ
プ、スキツプシフトアツプ、1段シフトダウンお
よびスキツプシフトダウンのいずれかを行なうた
めの信号を発生する判定回路313が接続されて
いる。第1判別器307と判定回路313の間に
は、第1および第2のゲート回路314および3
15が接続されている。この第1のゲート回路3
14は、冷寒時に第3速からオーバードライブ
ODにシフトアツプするとエンジン停止等の不具
合が生ずるおそれがあるので、このシフトアツプ
を禁止するためのものであり、一方の入力端には
判別器307の出力端が接続されており、他方の
入力端にはインバータ316を介してアンド回路
317が接続されている。このアンド回路317
の一方の入力端には水温センサ301が接続され
ており、他方の入力端には、ギアポジシヨンを検
出し、現在第3速であるとき信号S3rdを発生す
る信号発生器318が接続されている。上記アン
ド回路317は、水温センサ301および信号発
生器318から信号SCおよび信号S3rdを受けた
とき、Hi信号を出力する。このHi信号は、イン
バータ316で反転されてLpw信号をなつてゲー
ト回路314の他方の入力端に入力されるので、
冷寒時に現在のギアポジシヨンが3速のときに
は、判別器307からのHi信号を判定回路31
3に通さず、これによつて冷寒時における3速か
らオーバードライブのシフトアツプが禁止される
ようになつている。 第2ゲート回路315は、後に説明するように
スキツプシフトアツプが行なわれる場合に、判別
器307からのHi信号を判定回路313に通す
のを阻止して、1段シフトアツプ制御が禁止され
るようにするためのものであり。一方の入力端に
は上記第1のゲート回路314を介して判別器3
07の出力端が接続されており、他方の入力端に
は、インバータ319および後に作用を詳細に説
明する第3のゲート回路320を介して判別器3
08の出力端が接続されている。 上記第3のゲート回路320は、冷寒時に2速
からオーバードライブODにスキツプシフトアツ
プするとエンジン停止が生ずるおそれがあるの
で、このスキツプシフトアツプを禁止するための
ものであり、一方の入力端には判別器308の出
力端が接続されており、他方の入力端にはインバ
ータ321を介してアンド回路322が接続され
ている。このアンド回路322の一方の入力端に
は水温センサ301が接続されており、他方の入
力端には、ギアポジシヨンを検出し、現在2速で
あるとき信号S2odを発生する信号発生器323
が接続されている。上記アンド回路322は、水
温センサ301および信号発生器323から信号
Cおよび信号S2odを受けたとき、Hi信号を出力
する。このHi信号は、インバータ316で反転
されてLpw信号となつて第3のゲート回路322
の他方の入力端に入力されるので、冷寒時に現在
のギアポジシヨンが3速のときには、判別器30
8からのHi信号を判定回路313に通さず、こ
れによつて冷寒時に2速からオーバードライブ
ODへのスキツプシフトアツプが禁止されるよう
になつている。 冷寒時であつても第1速か第3速へのスキツプ
シフトアツプの場合や、第2速からオーバードラ
イブODへのスキツプシフトアツプの場合であつ
ても冷寒時でない場合には、アンド回路322
は、Lpw信号を出力し、このLpw信号はインバー
タ321で反転されHi信号となつてゲート回路
320の他方の入力端に入力されるので、判別器
308からHi信号は、ゲート回路320を通つ
て判定回路313に入力され、従つて上記スキツ
プシフトアツプ制御が行なわれる。このとき、ゲ
ート回路320の出力信号であるHi信号が、イ
ンバータ319で反転されLpw信号とされて第2
のゲート回路315の他方の入力端に入力される
ので、判別器307からのHi信号は、ゲート回
路315を介して判定回路313に供給されるこ
とがなく、従つてスキツプシフトアツプ制御が行
なわれているときには、1段シフトアツプ制御が
禁止されるようになつている。 上記第4判別器310は、判定回路313に直
接接続されており、一方上記第3判別器309は
第4ゲート回路324を介して判定回路313に
接続されている。第4ゲート回路324は、一方
の入力端が第3判別器309に、他方の入力端が
インバータ325を介して判別器310にそれぞ
れ接続されている。判定回路313は、第4判別
器310からHi信号を受けたとき、スキツプシ
フトダウン制御を行なうべきことを判定し、一方
第4判別器からの出力信号がLpwである場合に、
第3判別器309からのHi信号を受けて1段シ
フトダウン制御を行なうべきことを判定する。 レンジスイツチ300の1レンジと2レンジを
示す出力端は、直接判定回路313に接続され、
判定回路313は、2レンジのときには2速に固
定し、1レンジのときには、変速シヨツクが発生
しない状態であれば1速に固定し、変速シヨツク
の恐れがある場合には2速、1速というように段
階的に変速させ、最終的に1速に固定する。 上記判定回路313は、その出力端に、1―2
シフト弁110のソレノイド110aのための第
1駆動回路326、2―3シフト弁120のソレ
ノイド120aのための第2駆動回路327、お
よび3―4シフト弁130のソレノイド130a
のための第3駆動回路328が接続されており、
上記4つの比較器307,308,309および
310、およびレンジスイツチ300からの信号
を選択に受けて、1速と2速の間でのシフトアツ
プあるいはシフトダウンを指示する1―2シフト
信号S1-2、2速と3速の間でのシフトアツプあ
るいはシフトダウンを指示する2―3シフト信号
2-3、および3速とオーバードライブすなわち
4速の間でのシフトアツプあるいはシフトダウン
を指示する3―4シフト信号S3-4を選択的に発
生するようになつている。 前述の第1駆動回路326は、シフトアツプあ
るいはシフトダウンのいずれかを指示する上記1
―2シフト信号S1-2を受け、このシフト信号S1
−2に応じてソレノイド110aを励磁し、あるい
は消磁して、1―2シフト弁110を制御し、こ
れによつて1速と2速の間のシフトアツプあるい
はシフトダウンを行なう。また第2駆動回路32
7は、シフトアツプあるいはシフトダウンのいず
れかを指示する上記2―3シフト信号S2-3を受
け、このレフト信号S2-3に応じてソレノイド1
20aを励磁し、あるいは消磁して、2―3シフ
ト弁120を制御し、これによつて2速と3速の
間のシフトアツプあるいはシフトダウンを行な
う。第3駆動回路328も上記2つの駆動回路と
ほぼ同様、シフトアツプあるいはシフトダウンの
いずれかを指示する上記3―4シフト信号S3-4
を受け、このシフト信号S3-4に応じてソレノイ
ド130aを励磁し、あるいは消磁して、3―4
シフト弁130を制御し、これによつて3速と4
速の間のシフトアツプあるいはシフトダウンを行
なう。 次にロツクアツプ制御系について説明すると、
このロツクアツプ制御系は、ロツクアツプマツプ
を記憶したロツクアツプマツプ発生回路330を
備えている。このロツクアツプマツプ発生回路3
30が記憶しているロツクアツプマツプは、上記
各走行モードに対応する複数のロツクアツプ制御
線ML11を備えている。このロツクアツプマツプ
発生回路330は、1つの入力端に、上記シフト
データインデツクス信号発生回路302の出力端
が接続され、このシフトデータインデツクス信号
発生回路302がデジタルモード信号SMdを受け
て発生するインデツクス信号Slを受けて、上記
信号Sodが示す走行モードに応じたロツクアツプ
制御のためのロツクアツプ制御線MLuを読み出す
ようになつている。 ロツクアツプマツプ発生回路330は、他の入
力端に、AD変換器306を介してスロツトル開
度センサ207が接続されており、AD変換器3
06からのデジタルスロツトル開度信号SLdを受
け、この信号SLdを上記ロツクアツプ制御線MLu
に照し、現在のスロツトル開度に応じたロツクア
ツプON制御のための基準タービン回転数の範囲
を示す信号TLuを出力するようになつている。上
記ロツクアツプマツプ発生回路330の出力端
は、判別器331の一方の入力端に接続されてお
り、この判別器331の他方の入力端には、AD
変換器312および範囲調整器332を介してタ
ービン回転数センサ209に接続されている。上
記範囲調整器332は、後に説明するようにロツ
クアツプの解除制御を行なう際に実質的に作用す
るものであり、従つてタービン回転数センサ20
9からのタービン回転数信号STは、そのままの
状態で判別器331に入力される。 判別器331は、信号STと信号TLuを比較
し、信号STで示される現在のタービン回転数が
信号TLuで示される上記基準タービン回転数の範
囲内のとき、ロツクアツプを行なうことを指示す
るHi信号を出力するようになつている、この判
別器331の出力端は、後述する諸条件の際にロ
ツクアツプを禁止するために閉じられるゲート回
路333を介してロツクアツプ制御弁133のソ
レノイド133aの駆動回路334Aに接続され
ている。 上記ロツクアツプを禁止するためのゲート回路
333のON、OFFを行なうための信号を入力す
る入力端には、インバータ334を介してオア回
路335が接続されている。このオア回路335
の1つの入力端は、ロツクアルプオフマツプ発生
回路340とAD変換器306を介してスロツト
ル開度センサ207に接続されており、スロツト
ルがタービン回転数との比較においてエンジン出
力が零と見なしうるとき信号SCを受けるよう
になつている。従つて、ゲート回路333は、ス
ロツトルが全閉のときは閉じられ、ロツクアツプ
を禁止するようになつている。なお、オア回路3
35とスロツトル開度センサ207の間のライン
には、これと並列に500mSタイマ336および
インバータ337が接続されており、スロツトル
全閉が解除された後500mSの間に、ロツクアツ
プ禁止を継続し、短かい時間内のロツクアツプの
断接によるチヤツタリングを防止している。 オア回路335の他の1つの入力端は、インバ
ータ338を介してレンジスイツチ300のDレ
ンジを示す出力端に接続されており、従つてゲー
ト回路333は、シフト位置がDレンジ以外のと
きには閉じられ、ロツクアツプを禁止するように
なつている。すなわち、この実施例においては、
シフト位置がDレンジのときにのみロツクアツプ
制御が行なわれるようになつている。 オア回路335のもう1つの入力端は、主に変
速制御中のロツクアツプが行なわれることを防止
するための信号を出力するオア回路339が接続
されている。このオア回路339の4つの入力端
は、それぞれシフトアツプあるいはシフトダウン
の変速制御を行なうか否かの判別器307,30
8,309および310に直接にあるいは間接に
接続されており、従つて、上記判別器307,3
08,309および310のいずれかが変速制御
を行なうべきことを判定したときには、ゲート回
路333は、閉じられてロツクアツプを禁止する
ようになつている。上記オア回路339の他の1
つの入力端は、現在のシフト位置が1速であると
き信号S1stを発生する信号発生器340に接続さ
れており、従つてゲート回路333は、シフト位
置が1速のときには閉じられ、ロツクアツプを禁
止するようになつている。上記オア回路339の
他の1つの入力端は、水温センサ301が接続さ
れており、従つてゲート回路333は、冷寒時に
おいては閉じられ、ロツクアツプを禁止するよう
になつている。 以上の構成により諸条件に従いロツクアツプ制
御が行なわれるが、上記ロツクアツプ制御線MLu
に基づいてロツクアツプの解除も行なうとする
と、タービン回転数Tspがロツクアツプとロツク
アツプ解除の臨界域にあるときには、ロツクアツ
プとその解除がしばしば行なわれてチヤツタリン
グを起こすおそれがある。そこで、上記ゲート回
路333の出力端に、このゲート回路333の出
力がHi状態のとき作動する200rpmデータ発生器
341を接続し、また200rpmデータ発生器34
1の出力端を上記加算器332の他の入力端に接
続し、実際のタービン回転数Tspに200を加えた
回転数に対応する信号ST+200を上記判別器33
1に供給し、この信号ST+200を信号TLuと比較
し、この信号ST+200が信号TLuで示されるター
ビン回転数の範囲外にあるときに初めてロツクア
ツプの解除を行なうようにしている。すなわち、
実際のタービン回転数に所定回転数を加えること
により、実質的にあるいは相対的に第11図に示
したロツクアツプ解除制御線LeFを作り出し、こ
の制御線LeFに基づきロツクアツプ解除制御を行
なうようになつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エンジンを負荷をかけないで回転さ
せたときの出力トルク特性を示すグラフ、第2図
は、スロツトル開度および燃費を変化させたとき
のエンジン回転数―出力トルク特性を示すグラ
フ、第2A図は、エンジン無負荷時の燃料消費料
を示すグラフ、第3図は、エンジンタービンコン
プリート全開および部分負荷性能を示すグラフ、
第4図は、タービントルクマツプを示すグラフ、
第5図は、各スロツトル開度におけるエンジン回
転数を示すグラフ、第6図は、従来のロツクアツ
プ制御装置を組み込んだ自動変速機の駆動力特性
を示すグラフ、第7図は、本発明の自動変速機の
ロツクアツプ制御装置の構成を示すブロツク図、
第8図は、本発明の実施例によるロツクアツプ制
御装置を組み込んだ自動変速機の機械部分の断面
および油圧制御回路を示す図、第9図は、上記自
動変速機の電子制御回路を示す概略図、第9A図
は、シフトアツプマツプ、シフトダウンおよびロ
ツクアツプマツプを示す図、第10,第11図,
第13図および第15図は、本発明に従う変速お
よびロツクアツプ制御のフローチヤート、第12
図,第14図,および第16図は、それぞれシフ
トアツプマツプ、シフトダランマツプおよびロツ
クアツプマツプを示す図、第17A図、第17B
図は、第8図に示した電子制御回路と同等の作用
を行なう電気回路を示す回路図である。 a……エンジン、b……タービン、c……変速
歯車機構、d……ロツクアツプ手段、e……電磁
手段、f……タービン回転センサ、g……負荷セ
ンサ、i……ロツクアツプ判定手段、j……制御
手段、10……トルクコンバータ、11……ポン
プ、12……タービン、100……油圧ポンプ、
103……セレクト弁、200……電子制御回
路、207……負荷センサ、209……タービン
回転数センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの出力軸に連結されたトルクコンバ
    ータ、このトルクコンバータの出力軸に連結され
    た変速歯車機構、前記トルクコンバータの入力軸
    と出力軸を断接し、動力伝達経路を切換えるロツ
    クアツプ手段、このロツクアツプ手段の操作のた
    め該ロツクアツプ手段へ供給される圧力流体の供
    給を制御する電磁手段、前記トルクコンバータの
    出力軸回転数を検出するタービン回転数センサ、
    前記エンジンの負荷の大きさを検出するエンジン
    負荷センサ、前記タービン回転数センサの出力信
    号および前記エンジン負荷センサの出力信号を入
    力し、これら2つの出力信号を予め設定記憶され
    た第1ロツクアツプ制御線と比較して、ロツクア
    ツプのオン・オフ信号を発生するロツクアツプ判
    定手段、および前記ロツクアツプのオン・オフ信
    号を受け、このオン・オフ信号に基づき前記電磁
    手段を駆動して、前記ロツクアツプ手段の作動解
    除を制御する制御手段を備え、前記ロツクアツプ
    判定手段が、前記ロツクアツプ手段を切断操作す
    るための第2ロツクアツプ制御線として、エンジ
    ン出力が零と見なしうる状態のタービン回転数お
    よびエンジン負荷に基づいて予め設定されたロツ
    クアツプ解除制御線を記憶しており、このロツク
    アツプ解除制御線によつてもロツクアツプを解除
    すべきかの判定を行なうようになつた自動変速機
    のロツクアツプ制御装置。
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