JPH05584B2 - - Google Patents

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JPH05584B2
JPH05584B2 JP58074371A JP7437183A JPH05584B2 JP H05584 B2 JPH05584 B2 JP H05584B2 JP 58074371 A JP58074371 A JP 58074371A JP 7437183 A JP7437183 A JP 7437183A JP H05584 B2 JPH05584 B2 JP H05584B2
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JP
Japan
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lock
lockup
engine
control
line
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JP58074371A
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JPS59200862A (ja
Inventor
Kaoru Toyama
Shizuo Tsunoda
Toshuki Kikuchi
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7437183A priority Critical patent/JPS59200862A/ja
Publication of JPS59200862A publication Critical patent/JPS59200862A/ja
Publication of JPH05584B2 publication Critical patent/JPH05584B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、車両に装備される自動変速機におい
てトルクコンバータの入出力軸を直結するロツク
アツプ機構を作動制御する制御装置に関するもの
である。 (従来技術) 一般に、この種自動変速機のトルクコンバータ
は、エンジンで駆動されるポンプインペラと、変
速歯車機構に連結されたタービンランナと、両者
の間に適当な角度をもつて配置されたステータと
を備えてなり、ポンプインペラからタービンラン
ナに供給された作動油をステータによつてポンプ
インペラにその回転を妨げない方向からスムーズ
に戻して、作動油をその速度を落すことなく繰返
し循環させることにより、タービンランナの反動
力を大きくしトルクを増大させるようにしたもの
であり、タービンの回転速度がポンプの回転速度
より遅いときにはトルクの増大も大きく、タービ
ン回転速度がポンプ回転速度に近づくに伴つてト
ルクの増大が小さくなるという自動変速作用を有
する。しかし、その反面、ポンプとタービンとの
間のスリツプにより動力伝達効率のある程度の低
下を避けることができず、燃費が悪くなるという
欠点がある。 そのため、このようなスリツプをなくし、動力
電達効率の低下を解消して燃費の低減を図るため
に、最近では、トルクコンバータの入出力軸を電
磁手段(ソレノイド弁)による作動油の制御によ
つて操作されるロツクアツプクラツチ(直結クラ
ツチ)で断続して、エンジンから変速歯車機構に
至る動力伝達経路を切り換えようにしたロツクア
ツプ機構(直結機構)を設け、タービンの回転速
度がポンプの回転速度に接近した運転状態のもと
では上記ロツクアツプ機構によりポンプとタービ
ンとを直結するようにしてロツクアツプ制御を行
うことが提案されている。 このロツクアツプ制御は、例えば特開昭56−
138559号公報に記載されているように、エンジン
の出力軸ないしエンジンで駆動される適宜の軸の
回転数を検出する回転数センサからの回転数信号
と、吸気負圧に基づいてエンジン負荷を検出する
負荷センサからの負荷信号とを、予め上記回転数
およびエンジン負荷に基づいて設定されているロ
ツクアツプ制御線に照合し、上記回転信号と負荷
信号との関係、すなわち該2つの信号によつて決
定される座標が上記ロツクアツプ制御線より高回
転側のロツクアツプ作動ゾーンにあるときには、
上記ロツクアツプ機構を作動させてロツクアツプ
を行い、一方、ロツクアツプ制御線より低回転側
のロツクアツプ解除ゾーンにあるときには、ロツ
クアツプ機構を作動停止させてロツクアツプを解
除するようになされる。この場合、トルクコンバ
ータのロツクアツプ機構の作動およびその解除を
エンジンの運転状態に応じた望ましい条件で自動
的に制御できるので、燃費の低減を図ることがで
きる。しかし、その反面、上記回転数信号と負荷
信号との関係、すなわち該2つの信号によつて決
定される座標がロツクアツプ制御線より高回転側
のロツクアツプ作動ゾーンにあるときには、減速
運転時等、エンジン出力の不安定なスロツトル開
度全閉状態であつてもロツクアツプ機構が作動し
てトルクコンバータの入出力軸が直結されてしま
い、その結果、不快な振動が生じる虞れがあつ
た。 そこで、従来、例えば特開昭56−39353号公報
に開示されているように、スロツトル開度の全閉
もしくはその近傍の状態では、上記したロツクア
ツプ制御線に対する回転数とエンジン負荷との関
係如何に拘らずロツクアツプを解除するロツクア
ツプ制御方法が提案されている。 しかるに、このように単にスロツトル開度の全
閉もしくはその近傍の状態でロツクアツプ解除を
行う場合には、以下に示すような3つの問題が生
じる。 すなわち、その1つは燃費の面で不利になるこ
とである。このことを第1図ないし第6図によつ
て説明する。第1図は、エンジンを単体ですなわ
ち負荷をかけないで運転した場合において、エン
ジンの出力軸トルクを0〜14.5Kg・mの範囲内の
所定値に保つたときのエンジン回転数に対するス
ロツトル開度特性を示したものであり、この第1
図から明らかなように、エンジンの出力軸トルク
が零であるときのエンジン回転数に対するスロツ
トル開度特性は右上りのラインとなり、すなわち
スロツトル開度の増大に伴つてエンジン回転数も
増大することが解る。 第2図は、スロツトル開度を所定開度に保持し
たときのエンジン回転数に対する出力トルク特性
(破線にて示す)と、燃焼消費率を2〜12/H
の範囲内の所定値に保つたときの同特性(実線に
て示す)とを示したものであり、この第2図で実
線にて示された特性から明らかなように、出力ト
ルクが同じであるときにはエンジン回転数が低い
程燃費が良くなることが解る。このような諸特性
のうち、特に、出力トルクが零であるときの特性
を第3図に示している。 また、第4図は、エンジンの出力軸にトルクコ
ンバータを連結し、スロツトル開度を全閉状態か
ら全開状態での範囲内の所定開度に保つたときの
タービン回転数に対するエンジン回転数特性(図
で破線にて示す)と、同じくスロツトル開度を上
記開度より小さい間隔で所定開度に保つたときの
タービン回転数に対するタービンの出力軸トルク
特性(図で実線にて示す)とを示す。さりに、第
5図は、タービンの出力軸トルクを0〜18Kg・m
の範囲内の所定値に保つたときのタービン回転数
に対するスロツトル開度特性を示す。この第5図
から明らかなように、タービン回転数に対するス
ロツトル開度特性は第1図に示したエンジン回転
数に対するスロツトル開度特性とほぼ同じになる
ことが解る。 以上に説明したエンジンおよびトルクコンバー
タの特性を踏まえた上で、第6図は、タービンお
よびエンジン回転数とスロツトル開度との関係を
示す座標に、タービンの出力軸トルクが零である
ときのタービン回転数に対するスロツトル開度特
性を示すラインLOと、タービン回転数が2000rpm
および4000rpmであるときのエンジン回転数に対
するスロツトル開度特性とをそれぞれ示すライン
L2OOOおよびL4OOOとを描いたものである。この第
6図において、今、タービン回転数が2000rpmで
あるときのエンジン回転数に対するスロツトル開
度特性をラインL2OOOを参照して分析すれば、こ
のようにタービン回転数を2000rpmとしてスロト
ル開度を0〜100%の範囲で変化させると、エン
ジン回転数はほぼ1700〜2700rpmの範囲で変動
し、スロツトル開度が約8%つまり約7度2分で
あるときにタービン回転数以上に上昇し、それ以
下のスロツトル開度ではタービン回転数より減少
する。すなわち、エンジン回転数はタービン出力
軸トルクが零になる点を境界にしてタービン回転
数に対し大小に変化するという特性がある。 したがつて、このようなエンジンおよびトルク
コンバータの特性のもとで、上記の特開昭56−
39353号公報に開示されたロツクアツプ制御方法
における制御特性について考察するに、この従来
の制御特性では、スロツトル開度が零になつたと
きに初めてロツクアツプを解除するようにしてい
るので、第6図でタービンの出力軸トルクが零の
ときのタービン回転数に対するスロツトル開度特
性を示すラインLO越をえてスロツトル開度が下
つた場合、例えばタービン回転数が2000rpmであ
る場合には、上記の如くスロツトル開度が約8〜
0%であるときにもロツクアツプ機構が作動状態
に維持され続ける。そのため、実際上はエンジン
回転数がタービン回転数を下回つていなければな
らないにも拘らず、ロツクアツプ作動のためにエ
ンジン回転数がタービン回転数まで引き上げられ
てしまう。このことは第3図から解るように燃料
を必要以上に消費することであり、ロツクアツプ
機構によつて燃費の低減を図るという本来の目的
に反することになる。 第2の問題は、ロツクアツプの作動時および解
除時に大きなトルクシヨツクが発生することであ
る。すなわち、上記従来の制御方法においては、
スロツトル開度が零であるときにロツクアツプが
解除される。そのため、スロツトル開度を零の状
態から第6図に示すラインLOを越えて増大させ
たときには、スロツトル開度の増大に対するエン
ジン回転数の立上り遅れによつてエンジン回転数
がタービン回転数より低いうちにロツクアツプさ
れてしまい、両者のトルク差によつてマイナス
(減速方向)のトルクシヨツクが生じる。一方、
スロツトル開度の減少時には、該スロツトル開度
が第6図のラインLOを越えて下つただけではロ
ツクアツプしたままであり、その状態ではエンジ
ンにマイナスのトルクが作用し、すなわちエンジ
ンがタービンで駆動されている。そして、その
後、該スロツトル開度が零になつて初めてロツク
アツプが解除されるので、タービンはそのときに
大きな負荷変動を受け、その結果、トルクシヨツ
クが生じる。 さらに、第3の問題は、車両の減速運転時にエ
ンジン制動力が(エンジンブレーキ力)がスロツ
トル開度に対応せず、エンジン制動力の急変点が
生じてしまうことである。すなわち、第7図は、
従来の制御方法においてアクセル開度(スロツト
ル開度)を徐々に減少させたときの駆動力の変化
の状態を示しており、駆動力が零の状態でアクセ
ル開度が減少していくと、ロツクアツプ機構が作
動していないときには、駆動力の変化は破線で示
すようになるのに対し、ロツクアツプ機構が作動
しているときには、駆動力はタービンによつて強
制的に下げられるので実線で示すようになり、破
線で示すロツクアツプ不作動時の駆動力を下回
る。そのため、このような状態でアクセル開度が
全閉となり、ロツクアツプが解除されると、駆動
力は破線でしめすロツクアツプ不作動時の駆動力
まで急激に引き上げられ、そのときにシヨツクを
生じる。また、逆に、アクセル開度を全閉から
徐々に増大させた場合には上記とほぼ逆の行程を
たどり、ロツクアツプ作動開始時に駆動力が急激
に低下してシヨツクを生じる。 (発明の目的) 本発明の目的は、上記した従来技術の持つ諸問
題を一挙に解決し、すなわちエンジン制動運転領
域における燃費の低減、エンジン制動力の急変点
の解消およびロツクアツプのオン・オフ時のトル
クシヨツクの低減を図り、よつてロツクアツプ装
置の本来の目的の達成や自動変速機を備えた車両
の運転操作感の向上等を図ることにある。 (発明の構成) 上記目的の達成手段としての本発明の構成は、
第8図に示すように、上記の如くエンジンaと変
速機構cとの間に設けられたトルクコンバータb
の入出力軸を電磁手段eで制御される圧力流体に
より断接して動力伝達経路を切り換えるロツクア
ツプ手段dを備えた自動変速機において、該自動
変速機が装備された車両の駆動系の回転数を検出
する駆動系回転数センサfと、エンジンaの負荷
の大きさを検出するエンジン負荷センサgとを設
け、上記両センサf,gの出力信号をロツクアツ
プ判定手段iにおいて予め設定記憶されている第
1のロツクアツプ制御線h1,h1,…と比較してロ
ツクアツプを行うか否かの判定を行い、該ロツク
アツプ判定手段iからのロツクアツプのオン・オ
フ信号に基づいて制御手段jにより電磁手段eを
励磁して上記ロツクアツプ手段dを作動するとと
もに電磁手段eを消磁してロツクアツプ手段dを
解除するのを基本構成とし、かつ上記ロツクアツ
プ判定手段iに、ロツクアツプ手段dを操作する
ための第2のロツクアツプ制御線h2,h2,…とし
てエンジン出力が零と見なし得る状態の駆動系回
転数およびエンジン負荷に基づいて予め設定され
た第2ロツクアツプ制御線を記憶させておき、該
ロツクアツプ制御線よりも上記両センサf,gの
出力信号が低負荷および高回転側になつたとき
に、ロツクアツプのオフ信号を出力するようにし
たものである。 (発明の効果) したがつて、本発明によれば、従来のように、
単にスロツトル開度が零になつたときにロツクア
ツプを解除するのではなく、エンジンの出力トル
クが零ライン上にあるときにロツクアツプの作動
または作動解除を行うようにしたので、出力トル
クの零ラインからスロツトル開度が全閉状態にな
るまでの間にタービンによるエンジンへのマイナ
ス駆動がなく、エンジンの制動運転領域における
エンジンの過回転を防止して燃費の低減を図るこ
とができる。また、ロツクアツプの作動時または
解除時のエンジン回転数とタービン回転数との差
が小さくなるので、そのトルクシヨツクを抑制す
ることできるとともに、エンジン制動力を急変点
に持たせずにスムーズに変化させることができ、
よつて車両の運転操作感等の向上を図ることがで
きる。さらに、電磁手段の消磁でロツクアツプ手
段が解除されるので、断線時にもロツクアツプが
解除されることになり、断線時のフエイルセーフ
機能が得られる。 (実施例) 以下、本発明の技術的手段の具体例としての実
施例を第9図以下の図面に基づいて詳細に説明す
る。 第9図は、本発明に係るロツクアツプ制御装置
が組み込まれた電子制御自動変速機Aの機械部分
の構造およびその油圧制御回路A1を示す。 自動変速機Aは、エンジン1の出力軸1aに連
結されたトルクコンバータ10と、該トルクコン
バータ10の出力軸14に連結された多段歯車変
速機構20と、該トルクコンバータ10と多段歯
車変速機構20の間に設置されたオーバードライ
ブ用遊星歯車変速機構50とで構成されている。
上記トルクコンバータ10はエンジン1の出力軸
1aに結合されたポンプ11と、該ポンプ11に
対向して配置されたタービン12と、上記ポンプ
11とタービン12との間に配置されたステータ
13とを有し、上記タービン12には上記コンバ
ータ出力軸14が結合されている。該コンバータ
出力軸14と上記ポンプ11との間にはロツクア
ツプクラツチ15が設けられ、該ロツクアツプク
ラツチ15はトルクコンバータ10内を循環する
作動油の圧力により常時係合方向に押されてお
り、外部から供給される解放用油圧により解放状
態に保持されて上記係合を解除する。 また、上記多段歯車変速機構20は前段遊星歯
車機構21と後段遊星歯車機構22とを有し、前
段遊星歯車機構21のサンギア23と後段遊星歯
車機構22のサンギア24とは連結軸25により
連結されている。多段歯車変速機構20の入力軸
26は前方クラツチ27を介して上記連結軸25
に、また後方クラツチ28を介して前段遊星歯車
機構21のインターナルギア29にそれぞれ連結
されるようになつている。上記連結軸25すなわ
ちサンギア23,24と変速機ケースとの間には
前方ブレーキ30が設けられている。前段遊星歯
車機構21のプラネタリキヤリア31と、後段遊
星歯車機構22のインターナルギア33とは出力
軸34に連結され、また、後段遊星歯車機構22
のプラネタリキヤリア35と変速機ケースとの間
には後方ブレーキ36とワンウエイクラツチ37
とが設けられている。そして、多段歯車変速機構
20は従来公知の形式で前進3段および後進1段
の変速段を有し、クラツチ27,28およびブレ
ーキ30,36を適宜作動させることにより所要
の変速段を得るものである。 さらに、オーバードライブ用遊星歯車変速機構
50は、プラネタリギア51を回転自在に支持す
るプラネタリキヤリア52がトルクコンバータ1
0の出力軸14に連結され、サンギア53が直結
クラツチ54を介してインターナルギア55に結
合されるようになつている。上記サンギア53と
変速機ケースとの間にはオーバードライブブレー
キ56が設けられ、また、上記インターナルギア
55は多段歯車変速機構20の入力軸26に連結
されている。そして、オーバードライブ用遊星歯
車変速機構50は、直結クラツチ54が係合して
ブレーキ56が解除されたときに軸14,26を
直結状態で結合し、ブレーキ56が係合してクラ
ツチ54が解放されたときに軸14,26をオー
バドライブ結合するものである。 これに対して上記油圧制御回路A1は、エンジ
ン1の出力軸1aによつて駆動されるオイルポン
プ100を有しこのオイルポンプ100から圧力
ライン101に吐出された作動油を、調圧弁10
2によりその圧力を調整しセレクト弁103に導
くようにしている。該セレクト弁103は1、
2、D、N、R、Pの各シフト位置を有し、該シ
フト位置が1、2およびP位置にあるとき、圧力
ライン101は弁103のポート103a,10
3b,103cに連通する。上記ポート103a
は、上記後方クラツチ28の作動用アクチユエー
タ104に接続されており、弁103が上述の位
置にあると後方クラツチ28を係合状態に保持す
る。また、ポート103aは1−2シフト弁11
0の図で左方端近傍にも接続されていて、そのス
プール110aを図で右方に押し付けている。さ
らに、ポート103aは第1ラインL1を介して
上記1−2シフト弁110の図で右方端に、また
第2ラインL2介して2−3シフト弁120の図
で右方端に、さらに第3ラインL3を介して3−
4シフト弁130の図で上方端にそれぞれ接続さ
れている。上記第1、第2および第3ラインL1
L2,L3にはそれぞれ第1、第2および第3ドレ
ンラインD1,D2,D3が分岐して接続されており、
これらのドレンラインD1〜D3にはそれぞれドレ
ンラインD1〜D3の開閉を行う第1、第2、第3
ソレノイド弁SL1〜SL3が接続されており、上記
ソレノイド弁SL1〜SL3は励磁されると、圧力ラ
イン101とポート103aが連通している状態
で各ドレンラインD1〜D3を閉じることにより第
1ないし第3ラインL1〜L3内の圧力を高めるよ
うになつている。 また、セレクト弁103のポート103bはセ
カンドロツク弁105にライン140を介して接
続され、このポート103bからの圧力は弁10
5のスプール105aを図で下方に押し下げるよ
うに作用する。そして、弁105のスプール10
5aが下方位置にあるとき、ライン140とライ
ン141とが連通し、油圧が上記前方ブレーキ3
0のアクチユエータ108の係合側圧力室108
aに導入されて前方ブレーキ30を作動方向に保
持するように構成されている。 さらに、セレクト弁103のポート103cは
上記セカンドロツク弁105に接続され、このポ
ート103cからの圧力は該弁105のスプール
105aを図で上方に押し上げるように作用す
る。また、ポート103cは圧力ライン106を
介して上記2−3シフト弁120に接続されてい
る。このライン106は、上記第2ドレンライン
D2のソレノイド弁SL2が励磁されて第2ラインL2
内の圧力が高められ、その圧力により2−3シフ
ト弁120のスプール120aが図で左方に移動
させられたとき、ライン107に連通する。該ラ
イン107は、上記前方ブレーキ30のアクチユ
エータ108の解除側圧力室108bに接続さ
れ、該圧力室108bに油圧が導入されたとき、
アクチユエータ108は係合側圧力室108aの
圧力に抗してブレーキ30を解除方向に作動させ
る。また、ライ107の圧力は、前方クラツチ2
7のアクチユエータ109に導かれ、該クラツチ
27を係合作動させる。 また、上記セレクト弁103は1位置において
圧力ライン101に通じるポート103dをも有
し、このポート103dは、ライン112を経て
上記1−2シフト弁110に達し、さらにライン
113を経て上記後方ブレーキ36のアクチユエ
ータ114に接続されている。上記1−2シフト
弁110および2−3シフト弁120は、所定の
信号によりソレノイド弁SL1、SL2が励磁された
とき、それぞれのスプール110a,120aを
移動させてラインを切り換え、これにより所定の
ブレーキまたはクツチが作動してそれぞれ1−2
速および2−3速の変速動作が行われるように構
成されている。また、115は調圧弁102から
の油圧を安定させるカツトバツク用弁、116は
吸気負圧の大きさに応じて調圧弁102からのラ
イン圧を変化させるバキユームスロツトル弁、1
17はこのスロツトル弁116を補助するスロツ
トルバツクアツプ弁である。 また、上記油圧制御回路A1にはオーバードラ
イブ用の遊星歯車変速機構50のクラツチ54お
よびブレーキ56を作動制御するために、上記3
−4シフト弁130で制御されるアクチユエータ
132が設けられている。このアクチユエータ1
32の係合側圧力室132aは圧力ライン101
に接続されており、該ライン101の圧力により
ブレーキ56を係合方向に押している。また、上
記3−4シフト弁130は上記1−2、2−3シ
フト弁110,120と同様に、上記ソレノイド
弁SL3が励磁されると、そのスプール130aが
図で下方に移動する。そのため、圧力ライン10
1とライン122との連通が遮断され、ライン1
22はドレーンされる。これによつてブレーキ5
6のアクチユエータ132の解除側圧力室132
bに作用する油圧がなくなり、ブレーキ56を係
合方向に作動させるとともに、クラツチ54のア
クチユエータ134がクラツチ54を解除させる
ように作用するものである。 さらに、上記油圧制御回路A1にはロツクアツ
プ制御弁133が設けられている。このロツクア
ツプ制御弁133は4ラインL4を介して上記セ
レクト弁103のポート103aに連通されてい
る。上記ラインL4には、ドレンラインD1〜D3
同様に、電磁手段としての第4ソレノイド弁SL4
が設けられた第4ドレンラインD4分岐して接続
されている。そして、ロツクアツプ制御弁133
は、ソレノイド弁SL4励磁されてドレンライD4
閉じられ、ラインL4内の圧力が高まつたとき、
そのスプール133aがライン123とライン1
24との連通を遮断し、さらにライン124がド
レーンされることで上記ロツクアツプクラツチ1
05を接続方向に移動させるようになつている。 以上の構成において、各変速段およびロツクア
ツプと各ソレノイドとの作動関係ならびに各変速
段とクラツチ、ブレーキとの作動関係を下記の第
1〜第3表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 次に、第10図に基づいて上記油圧制御回路
A1作動制御するための電子制御回路200つい
て説明する。 上記電子制御回路200は入出力装置201と
RAM202とCPU203とを備えている。上記
入出力装置201には、エンジン1の吸気通路2
内のスロツトル弁3の開度に基づいてエンジン1
の負荷の大きさを検出して負荷信号SLを出力する
エンジン負荷センサ204と、駆動系回転軸とし
ての自動変速機Aの出力軸の回転数を車両の速度
として検出して車速信号SMを出力する車速セン
サ205と、シフトレバーのシフトレンジ(セレ
クト弁103の位置)を検出してシフトレバー信
号SRを出力するレンジスイツチ等よりなるシフト
レバーセンサ206とが接続され、これらセンサ
204〜206からの出力信号SL、SM、SRを入
力装置201に入力するようにしている。該入出
力装置201は、上記センサ204〜206から
の出力信号SL、SM、SRを処理してRAM202に
供給する。該RAM202はこれらの信号SL
SM、SRを記憶するとともに、CPU203からの
命令に応じてこれらの信号SL、SM、SRまたはそ
の他のデータをCPU203に供給する。該CPU
203は本発明でいうロツクアツプ判定手段を構
成している。すなわち、CPU203は、第11
図に示すように予め車速に対するエンジン負荷特
性に基づいて設定された1−2速、2−3速およ
び3−4速シフトアツプ制御線Lu12,Lu23
Lu34ならびに4−3速、3−2速、2−1速シ
フトダウン制御Ld43,Ld32,Ld21と、第1
2図に示すように予め車速に対するエンジン負荷
に基づいて設定された、各変速段に応じた第1お
よび第2ロツクアツプ作動制御線LlN1,LlN2なら
びに第1および第2ロツクアツプ解除制御線
LlF1,LlF2とを記憶しており、上記RAM202
からの出力信号SL、SM、SRを上記各シフトアツ
プ制御線Lu12,Lu23,Lu34,シフトダウン
制御線Ld43,Ld32,Ld21およびロツクアツ
プ制御線LlN1、LlN2,LlF1,LlF2と照合比較して
変速すべきか否かの演算およびロツクアツプすべ
きか否かの演算を行い、それぞれ変速のオン・オ
フ信号およびロツクアツプのオン・オフ信号を発
生するようにしている。そして、上記第2ロツク
アツプ制御線LlN2または第2ロツクアツプ解除制
御線LlF2はエンジン1の出力軸トルクが零と見な
し得る状態の車速(駆動系回転数)およびエンジ
ン負荷に基づいて設定されており、車速およびエ
ンジン負荷がそれぞれ第2ロツクアツプ解除制御
線LlF2よりも高速および低負荷側になつたときに
CPU203からロツクアプのオフ信号を出力す
るようにしている。 また、上記CPU203は本発明における制御
手段を構成している。すなわち、CPU203の
演算結果は上記入出力装置201を介して、変速
制御弁としての上記各シフト弁110,120,
130およびロツクアツプ制御弁133をそれぞ
れ操作するためのソレノイド弁SL1〜SL4を含む
ソレノイド弁群207の励磁を制御する信号とし
て与えられる。 尚、電気制御回路200はマイクロコピユータ
で構成するのが好ましい。 次に、上記電子制御回路200による自動変速
機Aに対する制御の一例を説明する。この電子制
御回路200に組み込まれたプログラムは第13
図ないし第15図に示さたフローチヤートに従つ
て示される。すなわち、第13図は変速制御の全
体フローチヤートを示し、該変速制御は、先ずイ
ニシヤルライズ設定から行われる。このイニシヤ
ライズ設定は、先ず、自動変速機Aの油圧制御回
路A1の切換えを行う各制御弁のポートおよび必
要なカウンタをイニシヤライズして歯車変速機構
20を1速状態に、またロツクアツプクラツチ1
5を解除状態にそれぞれ設定する。この後、電子
制御回路200の各ワーキングエリアをイニシヤ
ライズしてイニシヤライズ設定を終了する。この
イニシヤライズ設定の後はタイマによるカウント
を行つた後、セレクト弁103の位置すなわちシ
フトレンジを読むステツプが行われ、この読まれ
たシフトレンジが1レンジであるか否かが判定さ
れる。この判定がYESであるときにはロツクア
ツプを解除し、次いで現在の変速段が1速である
か否かの判定が行われる。この判定がYESであ
るときには後述の遅延ステツプに移行する。一
方、判定がNOであるときには、今度は現在の車
速が45Km/H以上であるか否かの判定を行い、こ
の判定がNOであるときには歯車変速機構20を
1速に、またYESであるときには2速にそれぞ
れ変速するようにシフト弁を制御する信号が発せ
られる。しかる後、制御ループの移行速さを設定
するために一定時間(例えば50msec)遅延され
た後、当初のステツプに戻る。 一方、上記シフトレンジが1レンジであるか否
かの判定がNOであるときには、今度は2レンジ
であるか否かの判定が行われる。この判定が
YESであるときには、ロツクアツプを解除する
とともに、歯車変速機構20を第2速へ変速す
る。また、判定がNOであるとき、すなわちシフ
トレンジがDレンジであるときには、変速制御が
第14図に示す変速制御サブルーチンに基づいて
行われる。 上記変速制御は、先ず、シフトダウン判定を含
むシフトダウン制御から始められる。このシフト
ダウン制御では、第11図に示す変速マツプから
2−1速シフトダウン制御線Ld21を選択し、こ
の制御線Ld21からそのときのスロツトル開度に
応じた設定車速Vsp(map)を読み出し、次いで
実際の車速Vspを読んでこの実際の車速Vspが上
記設定車速Vsp(map)より小さいか否か、すな
わち制御線Ld21より左側にあるか否かの第1の
判定を行う。この第1の判定がNOであるときに
は、上記変速マツプから3−2速シフトダウン制
御線Ld32を選択し、この制御線Ld32からその
ときのスロツトル開度に応じた設定車速Vsp
(map)を読み出し、次いで実際の車速Vspを読
んでこの車速Vspが上記設定車速Vsp(map)よ
り小さいか否か、すなわち制御線Ld32より左側
にあるか否かの第2の判定を行う。この第2の判
定がNOであるときには、上記変速マツプから4
−3速シフトダウン制御線Ld43を選択し、この
制御線Ld43からそのときのスロツトル開度に応
じた設定車速Vsp(map)を読み出し、次いで実
際の車速Vspを読んでこの車速Vspが上記設定車
速Vsp(map)より小さいか否か、すなわち制御
線Ld43より左側にあるか否かの第3の判定を行
う。この第3の判定がNOであるときには、シフ
トダウン制御が終了し、今度はシフトアツプ判定
を含むシフトアツプ制御が行われる。 一方、上記第1ないし第3の判定が各々YES
であるときには、それぞれ歯車変速機構20の変
速段を1速、2速および3速にセツトし、次い
で、このようにセツトされた変速段が現在の変速
段よりも下段にあるか否かの第4の判定が行われ
る。この第4の判定がYESであるときには、シ
フトダウンすべき状態と見て、ロツクアツプを解
除した後、それぞれ上記セツトされた変速段への
変速(シフトダウン)を行い、その変速中のトル
クシヨツクの発生を防止するために、ロツクアツ
プ解除状態を例えば1−2秒間程度保持するロツ
クアツプ解除タイマーをセツトした後、制御を終
了する。一方、上記第4の判定がNOであるとき
には、シフトダウン制御を行わない状態と見てシ
フトアツプ制御に移行する。 上記のシフトアツプ制御では、先ず、上記変速
マツプから3−4速シフトアツプ制御線Lu34
選択し、この制御線Lu34からそのときのスロツ
トル開度に応じた設定車速Vsp(map)を読み出
し、次いで実際の車速Vspを読んでこの実際の車
速Vspが上記設定車速Vsp(map)より大きいか
否か、すなわち制御線Lu34より右側にあるか否
かの第5の判定を行う。この第5の判定がNOで
あるときには、上記変速マツプから2−3速シフ
トアツプ制御線Lu23を選択し、この制御線Lu2
3からそのときのスロツトル開度に応じた設定
車速Vsp(map)を読み出し、次いで実際の車速
Vspを読んでこの実際の車速Vspが上記設定車速
Vsp(map)より大きいか否か、すなわち制御線
Lu23より右側にあるか否かの第6の判定を行
う。この第6の判定がNOであるときには、変速
マツプから1−2速シフトアツプ制御線Lu12
選択し、この制御線Lu12からスロツトル開度に
応じた設定車速Vsp(map)を読み出し、次いで
実際の車速Vspを読んで該車速Vspが上記設定車
速Vsp(map)より大きいか否か、すなわち制御
線Lu12より右側にあるか否かの第7の判定が行
われる。この第7の判定がNOであるときにはそ
のまま制御を終了する。 一方、上記第5図ないし第7図の判定が各々
YESであるときには、それぞれ歯車変速機構2
0の変速手段を4速、3速および2速にセツト
し、次いで、このようにセツトされた変速段が現
在の変速段よりも上段にあるか否かの第8の判定
が行われる。この第8の判定がNOであるときに
はそのまま制御が終了する。一方、判定がYES
であるときには、シフトアツプすべき状態と見
て、上記シフトダウンの場合と同様に、ロツクア
ツプを解除した後、それぞれ上記セツトされた変
速段へ変速(シフトアツプ)を行い、その後、シ
フトアツプ解除タイマーをセツトした後、制御を
終了する。以上によつて変速制御のためのサブル
ーチンが完了する。 このような変速制御の実行後はロツクアツプ判
定を含むロツクアツプ制御が第15図に示すロツ
クアツプ制御サブルーチンに基づいて行われる。
該ロツクアツプ制御は、先ず、上記変速制御にお
けるロツクアツプ解除タイマーの状態を読み、該
タイマーが“0”であるか否か、すなわちリセツ
トされているか否かを判定することから始められ
る。この判定がNOであるときには、ロツクアツ
プを解除するような制御信号が発せられた後、制
御を終了する。 一方、上記タイマーに対する判定がYESであ
るときには、第12図に示すロツクアツプにおい
て現在の変速段に応じた第1ロツクアツプ解除線
LlF1を選択し、この第1ロツクアツプ解除制御線
LlF1にそのときのスロツトル開度を照らして該ス
ロツトル開度に応じたマツプ上の設定車速Vsp
(map)を読み、その後、実際の車速Vspを読み
出して該実車速Vspが上記設定車速Vsp(map)
より小さいか否かを判定する。この判定がYES
であるときには、ロツクアツプを解除した後、制
御を終了する。一方、上記判定がNOであるとき
には、上記ロツクアツプマツプ上における現在の
変速段に応じた第2ロツクアツプ解除制御線LlF2
を選択し、この第2ロツクアツプ解除制御線LlF2
にそのときのスロツトル開度を照らして該スロツ
トル開度に応じたマツプ上の設定車速Vsp(map)
を読み、その後、実際の車速Vspを読み出して該
実車速Vspが上記設定速Vsp(map)より大きい
か否かを判定する。この判定がYESであるとき
には、ロツクアツプを解除した後、制御を終了す
る。一方、上記判定がNOであるときには、上記
ロツクアツプマツプ上における現在の変速段に応
じた第1ロツクアツプ作動制御線LlN1を選択し、
この第1ロツクアツプ作動制御線LlN1にそのとき
のスロツトル開度を照らして該スロツトル開度に
応じたマツプ上の設定車速Vsp(map)を読み、
その後、実際の車速Vspを読み出して該実車速
Vspが上記設定車速Vsp(map)より大きいか否
かを判定する。この判定がNOであるときにはそ
のまま制御を終了する。一方、上記判定がYES
であるときには、上記ロツクアツプマツプ上にお
ける現在の変速段に応じた第2ロツクアツプ作動
制御線LlN2を選択し、この第2ロツクアツプ作動
制御線LlN2にそのときのスロツトル開度を照らし
て該スロツトル開度に応じたマツプ上の設定車速
Vsp(map)を読み、その後、実際の車速Vspを
読み出して該実車速Vspが上記設定車速Vsp
(map)より小さいか否かを判定する。この判定
がNOであるときにはそのまま制御を終了する。
一方、上記判定がYESであるときには、ロツク
アツプを行い、しかる後、制御が終了する。以上
によつてロツクアツプ制御が完了する。ロツクア
ツプ制御の実行後は、上記の如く、第13図のフ
ローチヤートで示すような一定時間の遅延を受け
た後、当初のステツプからのフローが繰り返され
る。 したがつて、この場合、第12図に示す変速マ
ツプの第2ロツクアツプ作動制御線LlN2または第
2ロツクアツプ解除制御線LlF2が、エンジン1の
出力トルクほぼ零であるときの車速およびエンジ
ン負荷(スロツトル開度)に基づいて設定され、
車速およびエンジン負荷が該第2ロツクアツプ作
動制御線LlN2上または第2ロツクアツプ解除制御
線LlF2上にあるときにロツクアツプの作動または
解除を行うため、ロツクアツプの作動時または解
除時のコンバータ10のタービン12とエンジン
1との回転差が小さくなつて、該回転差分のエン
ジン1の慣性エネルギーを吸収する際のシヨツク
が小さくなり、よつてロツクアツプの作動時また
は解除時のシヨツクを緩和することができる。 また、エンジン1の制御運転領域において、エ
ンジン1の出力トルクが零より低いときにはロツ
クアツプが解除されるので、エンジン1がタービ
ン12により駆動されて過回転することはなく、
よつてエンジン1の制御運転領域での燃費を低減
することができる。 さらに、エンジン1の制御運転時にスロツトル
開度が全閉状態になる前にロツクアツプが解除さ
れるので、エンジン制御力はスロツトル開度の減
少に伴つてスムーズに増大し、従来の如くその急
変点が生じることはない。また、エンジン1の加
速運転時にもスロツトル開度の全閉状態からの増
大に伴つて直ちにロツクアツプすることがなく、
その急変点の発生を解除でき、よつて車両の運転
操作感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンを負荷をかけないで回転させ
たときの出力トルク特性を示すグラフ、第2図は
スロツトル開度および燃費を変化させたときのエ
ンジン回転数に対する出力トルク特性を示すグラ
フ、第3図はエンジン無負荷時の燃料消費量を示
すグラフ、第4図はエンジンタービンコンプリー
ト全開および部分負荷性能を示すグラフ、第5図
はタービントルクマツプを示すグラフ、第6図は
各スロツトル開度におけるエンジン回転数を示す
グラフ、第7図は従来のロツクアツプ制御装置を
組み込んだ自動変速機の駆動力特性を示すグラ
フ、第8図は本発明の自動変速機のロツクアツプ
制御装置の構成を示すブロツク図、第9図は本発
明の実施例によるロツクアツプ制御装置を組み込
んだ自動変速機の機械部分の構造および油圧制御
回路を示す説明図、第10図は上記自動変速機の
電子制御回路を示す概略図、第11図は変速マツ
プを示す説明図、第12図はロツクアツプマツプ
を示す説明図、第13図は変速制御の全体フロー
チヤート図、第14図はシフトアツプおよびシフ
トダウンの変速制御のフローチヤート図、第15
図はロツクアツプ制御のフローチヤート図であ
る。 a……エンジン、b……トルクコンバータ、c
……変速歯車機構、d……ロツクアツプ手段、e
……電磁手段、f……駆動系回転数センサ、g…
…エンジン負荷センサ、h1……第1のロツクアツ
プ制御線、h2……第2のロツクアツプ制御線、i
……ロツクアツプ判定手段、j……制御手段、A
……自動変速機、A1……油圧制御回路、1……
エンジン、1a……出力軸、10……トルクコバ
ータ、11……ポンプ、12……タービン、13
……ステータ、14……出力軸、15……ロツク
アツプクラツチ、20……多段歯車変速機構、5
0……オーバードライブ用遊星歯車変速機構、1
00……オイルポンプ、103……セレクト弁、
110……1−2シフト弁、120……2−3シ
フト弁、130……3−4シフト弁、133……
ロツクアツプ制御弁、L4……第4ライン、D4
…第4ドレンライン、SL4……第4ソレノイド
弁、200……電子制御回路、201……入出力
装置、202……RAM、203……CPU、20
4……エンジン負荷センサ、205……車速セン
サ、206……シフトレバーセンサ、207……
ソレノイド弁群。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの出力軸に連結されたトルクコンバ
    ータと、該トルクコンバータの出力軸に連結され
    た変速歯車機構と、上記トルクコンバータの入力
    軸と出力軸とを断接して動力伝達経路を切り換え
    るロツクアツプ手段と、該ロツクアツプ手段の操
    作のため該ロツクアツプ手段へ供給される圧力流
    体の供給を制御する電磁手段と、駆動系回転軸の
    回転数を検出する駆動系回転数センサと、エンジ
    ン負荷の大きさを検出するエンジン負荷センサ
    と、上記両センサの各出力信号を入力し、これら
    の出力信号を予め設定記憶された第1ロツクアツ
    プ制御線と比較してロツクアツプのオン・オフ信
    号を発生するロツクアツプ判定手段と、該ロツク
    アツプ判定手段からのロツクアツプのオン・オフ
    信号を受け、該オン・オフ信号に基づき上記電磁
    手段を駆動制御して電磁手段の励磁により上記ロ
    ツクアツプ手段を作動するとともに電磁手段の消
    磁によりロツクアツプ手段を解除する制御手段と
    を備え、上記ロツクアツプ判定手段は、上記ロツ
    クアツプ手段を操作するための第2ロツクアツプ
    制御線として、エンジン出力が零と見なし得る状
    態の駆動系回転数およびエンジン負荷に基づいて
    予め設定された第2ロツクアツプ制御線を記憶し
    ており、上記両センサの出力信号が、この第2ロ
    ツクアツプ制御線よりも低負荷および高回転側と
    なつたときにロツクアツプのオフ信号を出力する
    ように構成されていることを特徴とする自動変速
    機のロツクアツプ制御装置。
JP7437183A 1983-04-27 1983-04-27 自動変速機のロックアップ制御装置 Granted JPS59200862A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334364A (ja) * 1986-07-28 1988-02-15 Mazda Motor Corp 自動変速機の制御装置
JPH0730837B2 (ja) * 1988-01-12 1995-04-10 マツダ株式会社 トルクコンバータのスリップ制御装置

Citations (2)

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JPS55112454A (en) * 1979-02-20 1980-08-30 Aisin Warner Ltd Control device for clutch directly connected with torque converter of automatic speed-changing device
JPS5639353A (en) * 1979-09-01 1981-04-15 Aisin Warner Ltd Controlling method for lock-up of torque converter for vehicle

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