JPS63176851A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPS63176851A
JPS63176851A JP24383486A JP24383486A JPS63176851A JP S63176851 A JPS63176851 A JP S63176851A JP 24383486 A JP24383486 A JP 24383486A JP 24383486 A JP24383486 A JP 24383486A JP S63176851 A JPS63176851 A JP S63176851A
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JP
Japan
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shift
cornering
speed
sensor
gear
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Application number
JP24383486A
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English (en)
Inventor
Takashi Hayaki
早岐 隆
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機の変速段の設定を行なう変速制御
装置に関し、さらに詳しくはコーナリング走行状態にお
ける走行安定性を損なうことのない変速制御を行なわせ
るIIJ Ill装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動変速−において、その変速点は通常、一般
走行状態において十分な走行性能を保証し得るように例
えばエンジン回転数とエンジン負荷状態とに応じた所定
点に定められるものである。
しかしながら、このような自動変速機では、変速点が予
め定められた所定点に固定されているものであるため、
一般走行状態と異なる走行状態において所期の性能を得
るのが難しいことがあるという問題がある。
例えば、コーナリング走行時において、車両は通常、コ
ーナーの手前でアクセルペダルの解放操作により車速を
低下させながらコーナーに進入したのら、コーナーのク
リッピングポイントを通過すると、アクセルペダルの踏
込操作により再加速してコーナーを脱出するものである
。しかるに、上記の如き自動変速機を搭載した車両にお
いては、コーナー手前でのアクセルペダルの解放操作に
伴い変速段が1段シフトアップされる領域が存在するた
め、変速段が走行状態にうまく対応しなくなる可能性が
ある。このため、コーナリング走行から直線走行への移
行時には運転者は特に上り坂でアクセルペダルの踏込み
量を多くしていわゆるキックダウン(数段のシフトダウ
ン)動作をおこなわせるが、このアクセルペダルの踏込
操作の後、変速完了までの間には通常0.4〜1.0秒
の変速遅れがあるため、再加速の応答性が悪く、走行フ
ィーリングがよくないという問題があった、このような
ことから、本出願人は、特開昭59−200840号に
開示されているように、コーナリング走行時には、変速
段を1段シフトダウンすることにより、変速段を走行状
態に応じた適正なものとして、クリッピングポイント通
過後の再加速を応答性良く行なうようにした変速制御I
装置を提案した。
(発明が解決しようとする問題点) 上記再加速の応答性を良くするため、コーナリング走行
時に変速段をシフトダウンした場合、駆動トルクの変動
が走行安定性に影響を及ぼす。すなわち、コーナリング
走行時には車体が横方向に加速度を受けており、この加
速度による車体横力をタイヤに生じるコーナリングフォ
ースで支持している。タイヤに生じるコーナリングフォ
ースは、それに加わる駆動トルクに変動が生じると、変
動し、上記支持バランスがくずれ走行安定性に影響が生
じるのである。なお、ここでコーナリング走行とは、例
えばステアリング操舵角がある値以上で且つ車速がある
速度以上での走行のように、横方向の加速度が所定値以
上となるような走行状態を言う。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の従来の変速制御装置におけるコーナリ
ング走行時に生じる走行安定性の問題に鑑み、コーナリ
ング走行時においても安定性を損なうことのない変速制
御を行なわせることができるようにして、再加速時の応
答性の向上及び走行安定性の向上の両立を図るもので、
そのための手段とし−て本発明の制御装置は以下のよう
に構成される。
すなわち、この変速制御装置は、クレーム対応図である
第1図に示すように、エンジン1の主力軸に連結された
トルクコンバータ10、このトルクコンバータ10の出
力軸に連結された変速歯車機構70、この機1t!47
0の動力伝達経路を切換える変速切換手段15、この切
換手段75の操作を行なう流体式アクチュエータ18、
このアクチュエータ78への流体の供給制御を行なう電
磁手段80、トルクコンバータ10もしくは変速歯車機
#170の回転数を検出づる回転数センサ201、エン
ジン負荷センサ202、回転数センサ201およびエン
ジン負荷センサ202からの信号をシフトチェンジデー
タと照合してシフトチェンジ信号を発生するシフトチェ
ンジ判定手段300、およびこの判定手段300のシフ
トチェンジ信号に基づき電磁手段80を駆動制御して自
動変速を行なわせる制御手段303を有してなり、さら
に、コーナリング走行状態か否かの判定を行なうコーナ
リング走行判定手段206と、この判定手段206によ
りコーナリング走行状態であると判定されたときに、制
御手段303による電磁手段80の駆動を制御して変速
段をそのまま保持させる変速段保持手段301とを有し
てなる。
(作用) 変速制御装置を以上のように構成すると、車両がコーナ
リング走行に移行した場合に、これをコーナリング走行
判定手段が検出ザると、変速段保持手段が作動して変速
段をそのままの状態で保持する。このため、コーナリン
グ走行状態において駆動トルクの大きな変動は発生ゼず
、走行安定性が損なわれるのが防止される。
(実施例) 以下、本発明の具体的実施例を第2図以下の図に基づい
て説明する。
第2図は、ロックアップv1横付の電子制御自動変速機
Aの機械部分の構造J3よびその油圧制御回路を示す。
自動変速IRAは、エンジン1の出力軸1aに連結され
たトルクコンバータ10と、該トルクコンバータ10の
出力軸14に連結された多段変速歯車機構20と、該ト
ルクコンバータ10と多段変速歯車機構20との間に設
置されたオーバードライブ用遊星歯車変速機構50とで
構成されている。上記トルクコンバータ10はエンジン
1の出力軸1aに結合されたポンプ11と、該ポンプ1
1に対向して配置されたタービン12、上記ポンプ11
とタービン12との間に配置されたステータ13とを有
し、上記タービン12には上記コンバータ出力軸14が
結合されている。該コンバータ出力軸14と上記ポンプ
11との間にはロックアツプクラッチ15が設けられ、
該ロックアツプクラッチ15はトルクコンバータ10内
を循環する作動油の圧力により常時係合方向に押されて
おり、外部から供給される解放用油圧により解放状態に
保持されて上記係合を解除する。
また、上記多段変速m単機$20は前段遊星m重機M4
21と後段遊星歯車機構22とを有し、前段遊星歯車機
構21のサンギア23と後段遊星歯車機構22のサンギ
ア24とは連結軸25により連結されている。
多段変速歯車機構20の入力軸26は前方クラッチ27
を介して上記連結軸25に、また後方クラッチ28を介
して前段遊星歯車機構21のインターナルギア29にそ
れぞれ連結されるようになっている。上記連結軸25ず
なわちサンギア23,24と変速機ケースとの間には航
方ブレーキ30が設けられている。前段遊星歯車機構2
1のプラネタリキャリア31と、後段遊星歯車機構22
のインターナルギア33とは出力軸34に連結され、ま
た後段遊星歯車機構22のプラネタリキャリア35と変
速機ケースとの間には後方ブレーキ36とワンウェイク
ラッチ31とが設けられている。そして、多段変速歯車
機構20は従来公知の型式で前進3段および後進1段の
変速段を有し、クラッチ27.28およびブレーキ30
.36を適宜作動させることにより所用の変速段を得る
ことができるものである。
さらに、オーバードライブ用遊星歯車変速機構50は、
プラネタリギア51を回転自在に支持するプラネタリキ
ャリア52がトルクコンバータ10の出力軸14に連結
され、サンギア53が直結クラッチ54を介してインタ
ーナルギア55に結合されるようになっている。上記サ
ンギア53と変速機ケースとの間にはオーバードライブ
ブレーキ56が設けられ、また上記インターナルギア5
5は多段変速歯車機構20の入力軸26に連結されてい
る。そして、オーバードライブ用遊星歯車変速機構50
は、直結クラッチ54が係合してブレーキ56が解除さ
れたときに、軸14.26を直結状態で結合し、ブレー
キ56が係合してクラッチ54が解放されたとぎに軸1
4.26をオーバードライブ結合するものである。
これに対して上記油圧制御回路は、エンジン1の出力軸
1aによって駆動されるオイルポンプ100を有し、こ
のオイルポンプ100から圧力ライン101に吐出され
た作動油を、調圧弁102によりその圧力を調整しセレ
クト弁103に導くようにしている。該セレクト弁10
3は、1.2.D、N、R。
Pの各シフト位置を有し、該シフト位置が1,2および
P位置にあるとき、圧力ライン101は弁103のボー
ト103a、 103b、 103cに連通される。上
記ボート103aは上記後方クラッチ28の作動用アク
チュエータ 104に接続されており、弁103が上述
の位置にあるとき後方クラッチ28を係合状態に保持す
る。また、ボート103aは1−2シフト弁110の図
で左方端近傍にも接続されていて、そのスプール110
aを図で右方に押し付けている。さらに、ボート103
aは第1ラインLlを介して上記1−2シフト弁110
の図で右万端に、第2ラインL2を介して2−3シフト
弁120の図で右万端に、第3ラインL3を介して3−
4シフト弁130の図で上方端にそれぞれ接続されてい
る。上記第1、第2および第3ラインL1.L2および
L3にはそれぞれ第1、第2および第3ドレンラインD
1.D2およびD3が分岐して接続されており、これら
のドレンラインD1〜D3にはそれぞれドレンラインD
1〜D3の開閉を行なう第1、第2、第3ソレノイド弁
SLs〜SL3が接続されており、上記ソレノイド弁S
Ls〜SL3は励磁されると、圧力ライン10?とボー
ト103aが連通している状態で各ドレンラインD1〜
D3を閉じることにより第1ないし第3ラインLl−1
3内の圧力を高めるようになっている。
また、セレクト弁103のボート103bはセカンドロ
ック弁105にライン140を介して接続され、このボ
ート103bからの圧力は弁105のスプール105a
を図で下方に押し下げるように作用する。そして、弁1
05のスプール105aが下方位置にあるとき、ライン
140とライン141とが連通し、油圧が上記前方ブレ
ーキ30のアクチュエータ 108の係合側圧力室10
8aに導入されて前方ブレーキ30を作動方向に保持す
るように構成されている。
さらに、セレクト弁103のボート103Cは上記セカ
ンドロック弁105に接続され、このボート103Cか
らの圧力は液弁105のスプール105aを図で上方に
押し上げるように作用する。また、ボート103Cは圧
力ライン106を介して上記2−3シフト弁120に接
続されている。このライン10Bは、上記第2ドレンラ
インD2のソレノイド弁SL2が励磁されて第2ライン
L2内の圧力が高められ、その圧力により2−3シフト
弁120のスプール120aが図で左方に移動させられ
たとき、ライン107に連通する。該ライン107は、
上記前方ブレーキ30の7クチユエータ 108の解除
圧力室108bに接続され、該圧力室108bに油圧が
導入されたとき、アクチュエータ 108は係合側圧力
室i oaaの圧力に抗してブレーキ30を解除方向に
作動させる。また、ライン107の圧力は、前方クラッ
チ21のアクチュエータ109にも導かれるようになっ
ており1、該クラッチ21を係合作動させる。
また、上記セレクト弁103は1位置において圧力ライ
ン101に通じるボート103bをも有し、このボート
103dはライン112を経て上記1−2シフト弁11
0に達し、さらにライン113を経て上記後方ブレーキ
36のアクチュエータ 114に接続されている。上記
1−2シフト弁1ioj3よび2−3シフト弁120は
、所定の信号によりソレノイド弁SLl。
SL2が励磁されたとき、それぞれのスプール110a
、120aを移動させてラインを切り換え、これにより
所定のブレーキまたはクラッチが作動してそれぞれ1−
2速、2−3速の変速動作が行なわれるように構成され
ている。また、115は調圧弁102からの油圧を安定
させるカットバック用弁、116は吸気負圧の大きさに
応じて調圧弁102からのライン圧を変化させるバギュ
ームスロットル弁、117はこのスロットル弁116を
補助するスロットルバックアップ弁である。
また、上記油圧制御回路にはオーバードライブ用の遊星
#ji車変速機H1150のクラッチ54およびブレー
キ56を作動制御するために、上記3−4シフト弁13
0で制御されるアクチュエータ 132が設けられてい
る。アクチュエータ 132の係合側圧力室132aは
圧力ライン101に接続されており、該ライン101の
圧力によりブレーキ56を係合方向に押している。また
上記3−4シフト弁130は上記1−2.2−3シフト
弁110,720と同様に、上記ソレノイド弁SL3が
励磁されるとそのスプール130aが図で下方に移動す
る。そのため圧力ライン101とライン122との連通
が遮断され、ライン122はドレンされる。これによっ
てブレーキ56の7クチユエータ 132の解除側圧力
室132bに作用する油圧がなくなり、ブレーキ56を
係合方向に作動させるとともにクラッチ54を解除させ
るように作用するものである。
さらに、上記油圧制御回路にはロックアツプ制御弁13
3が設けられている。このロックアツプ制御弁133は
第4ラインL4を介して上記セレクト弁103のポート
103aに連通されいる。上記ラインL4には、ドレン
ラインDI−D3と同様に、ソレノイド弁SLaが設け
られたドレンラインD4が分岐して接続されている。そ
して、ロックアツプ制御弁133は、ソレノイド弁SL
aが励磁されてドレンラインD4が閉じられ、ライン上
4内の圧力が高まったとき、そのスプール133aがラ
イン123とライン124との連通を遮断し、さらにラ
イン124がドレーンされることで上記ロックアツプク
ラッチ15を接続方向に移動させるようになっている。
よって、上記多段変速歯車機構20とオーバードライブ
用遊星歯車変速機構50とにより、トルクコンバータ1
0の出力軸14に連結された変速歯車機構70を構成し
ているとともに、多段変速歯車機構20の前方クラッチ
21、後方クラッチ28、前方ブレーキ30および後方
ブレーキ36ならびにオーバードライブ用遊星歯車変速
機構50の直結クラッチ54およびオーバードライブブ
レーキ56により上記変速歯車機構70の動力伝達経路
を切換え変速操作するようにした変速切換手段75を構
成している。また、上記第1〜第4のソレノイド弁SL
s〜SL4により、上記変速切換手段75の各流体式ア
クチュエータ 104,108,109,114,13
2,134への圧力流体の供給を制御するようにした電
磁手段80を構成している。
以上の構成において、各変速段およちびロックアツプと
各ソレノイドとの作動関係ならびに各変速段とクラッチ
、ブレーキとの作動関係を下記の第1〜第3表に示す。
第  1  表 第  2  表 次に、上記油圧制御回路を作動制御する電子制御回路を
第3図に基づいて説明する。第3図において、201は
トルクコンバータ10の出力軸14の回転数を検出する
回転数センサ、202はエンジン1の吸気通路2内のス
ロットル弁3の開度に基づいてエンジン1の負荷の大き
さを検出するエンジン負荷センサ、400は走行中にお
いて車体に加わる横方向の加速度を検出する横Gセンサ
、203は上記油圧制御回路を作動制御する電子制御回
路であって、該電子制御回路203の内部には、上記回
転数センサ201の回転数信号SN、エンジン負荷セン
サ202の負荷信号S2および横Gセンサ400の加速
度信号S3を受は入れる入出力装置204と、該入出力
装置204からの回転数信号S1、負荷信号S2および
加速度信号S3を記憶するRAM 205と、CPLI
207とが備えられている。上記RAM205には予め
第4図に示すようなトルクコンバータ10のタービン回
転数とスロットル開度とに応じて定めた変速線図、すな
わらシフトアップ変速線1u、シフトダウン変速線Ld
、ロックアツプ解除制御線Lfおよびロックアツプ作動
制御線Lnよりなるチェンジデータが記憶されている。
そして、上記CPU207は第5A図に示すメインフロ
ーチャー1・に基づいて上記シフトチェンジデータL 
u、 L d、 L fおよびlnのいずれか一つを適
宜選択しながら入出力装置204を介して上記電磁手段
80を適宜駆動制御することにより変速歯車n構70の
動力伝達経路を適宜自動切換えするように構成されてい
る。なお、ここで横Gセンサ400はコーナリング時に
車体に加わる横方向加速度を検出するものであるが、こ
の横方向加速度はステアリングの操舵角と車速とが判れ
ば求められるので、横Gセンサ400に代えて、例えば
自動変速機の出力軸回転等から車速を求める車速センサ
とステアリング操舵角を検出するステアリング操舵角セ
ンサを設けてもよい。
次に、第5A図に示すフローチャートについて説明する
。まず、イニシャライズ設定が行なわれる。このイニシ
ャライズ設定は、自動変速11Aの油圧制御回路の切換
を行なう各制御弁のボートおよび必要なカウンタをイニ
シャライズして変速歯車機構20を第1速状態に、且つ
ロックアツプクラッチ15を解除状態にそれぞれ設定し
たのち、電子制御回路203の各ワーキングエリアをイ
ニシャライズするものである。そして、セレクト弁10
3の位置すなわちシフトレンジを読んだのち、このシフ
トレンジがDレンジであるか否かを判定し、この判定が
YESであるときにはさらに横Gセンサ400の加速度
信@S3に基づき車体に加わる横方向加速度が予め記憶
した設定値以上であるか否かを判定し、設定値より小さ
いNoの場合にはコーナリング走行状態でないと判定す
る。設定i以上のYESの場合にはコーナリング走行状
態であると判定し現在の変速段をそのまま維持するとと
もにシフトレンジの読み出しステップに戻る。一方、コ
ーナリング走行状態でないと判定した場合には第6図に
示すサブルーチンに従ってシフトアップ制御したのち、
第7図に示すサブルーチンに従ってシフトダウン制御し
、さらに第8図に示すサブルーチンに従ってロックアツ
プ制御を行なって、シフトレンジの読み出しステップに
戻る。
なお、横Gセンサに代えて車速センサおよびステアリン
グ操舵角センサを用いた場合のフローは、第58図に示
すように、シフトレンジがDレンジであると判定される
と、ステアリング操舵角センサにより検出した操舵角が
所定値以上か否かを判定し、所定値以上のときは、ざら
に車速が設定値以上か否かを判定する。ステアリング操
舵角が所定値以上で車速が設定値以上のときは、@Gが
設定値以上になるコーナリング走行状態であると判定し
、現在の変速段をそのまま維持する。これに対し、ステ
アリング操舵角が所定値以下のとき、もしくは車速が設
定値以下のときは第5A図のシフトアップ制御へ進む。
一方、シフトレンジがDレンジにないNoの場合には2
レンジにあるか否かを判定し、2レンジにあるYESの
場合にはロックアツプを解除するとともに、変速歯車機
構20を第2速へ変速してシフ1−レンジの読み出しス
テップに戻る。また、2レンジにないNoの場合づなわ
らルンジにある場合にはロックアツプを解除したのら、
第1速へシフトダウンした場合のエンジン回転数を計算
したのら、この計算結果に基づいてオーバーランするか
否かの判定を行ない、この判定がNoであるときには変
速歯車機構20を1速に、YESであるときには2速に
それぞれ変速するようにシフト弁を制御する信号が発せ
られてシフトチェンジの読み出しステップに戻る。
次に、第6図のシフトアップ制御のサブフローについて
ご2明する。まず、ギヤポジションすなわち変速m重機
!!420の位置を読み出し、この読み出、されたギヤ
ポジションが第4速であるか否かの判定を行なう。この
判定がYESであるときにはそのまま制御を終了する。
一方、上記ギヤポジションが第4速でないNOの場合に
はスロットル間度を読んだのち、第4図のシフトアップ
変速線LLIに照合してスロットル011度に応じたマ
ツプ上の設定タービン回転数Tsp(map>を読み出
す。次いで、実際のタービン回転数Tspを読み出した
のち上記設定タービン回転数T sp (map )よ
り大きいか否かを判定し、この判定がYESであるとで
きにはフラグ1が°゛1″であるか否かが判定される。
このフラグ1はシフトアップが実行されるときに1″に
セットされてそのシフトアップ状態を記憶しておくもの
である。そして、上記フラグ1に対する判定がYESで
あるときにはシフトアップが行なわれている状態と見て
そのまま制御を終了する。また、上記判定がNoである
ときにはフラグ1を1″にした上で変速mmm構20の
ギヤポジションを1段シフトアップする。そのとき、変
速中のショックを防止するためにロックアツプを所定時
間解除するロックアツプ解除タイマーをセットし、その
後制御を終了する。
一方、上記設定タービン回転数Tsp(map)に対す
る実際のタービン回転数Tspが小さいNOのときには
上記シフトアップ変速線LLIに0.8を乗じて第9図
で破線にて示すようなヒステリシスを持った新たなシフ
トアップ変速線1u’を形成し、この新たなシフトアッ
プ変速線lu’ によって上記設定タービン回転数7s
ρ(map)を修正する。次いで、この修正された設定
タービン回転数7−7−3p(ρ)に対して実際のター
ビン回転数TSI)が大きいか否かの判定を行ない、こ
の判定がYESであるときにはそのまま、NOであると
きにはフラグ1をリセットした上でそれぞれ制御を終了
する。
次に、第7図のシフトダウン制御のサブフローについて
説明する。まず、上記シフトアップ変速制御の場合と同
様に、まず、ギヤポジションすなわち変速歯車機fi2
0の位置を読み出し、この読み出したギヤポジションが
第1速であるか否かの判定を行なう。次いで、この判定
がYESであるとぎにはそのまま制御を終了する。一方
、上記ギヤポジションが第1速でないNOの場合にはス
ロットル開度を読み出したのち、第4図のシフトダウン
変速線1−dに照合して該スロットル開度に応じたマツ
プ上の設定タービン回転数TSp(lllall)を読
み出す。そして、実際のタービン回転数Tspを読み出
して上記設定タービン回転数TSI)(Illall)
り小さいか否かを判定する。この判定がYESであると
きにはフラグ2が1″であるか否かが判定される。この
フラグ2はシフトダウンが実行されるとぎに“1゛′に
セットされてそのシフトダウン状態を記憶しておくもの
である。そして、上記フラグ2に対する判定がYESで
あるときにはシフトダウンが行なわれている状態と兄て
そのままυJtlllを終了する。また、上記判定がN
oであるときにはフラグ2を°゛1″にした上で変速歯
車機構20のギヤポジションを1段シフトダウンする。
その時変速中のショックを防止するためにロックアツプ
を所定時間解除するロックアツプ解除タイマーをセット
し、その後制御が終了する。
一方、上記設定タービン回転数TSp(Illal))
に対する実際のタービン回転数Tspの判定がNoであ
るときには上記シフトダウン変速線1dを0゜8で序し
て第10図で破線にて示すようなヒステリシスを持った
新たなシフトダウン変速線1−d′を形成し、この新た
なシフトダウン変速線Ld’によって上記設定タービン
回転数丁St)(mall)を修正する。換言すれば、
実際のタービン回転数Tspに0.8を乗じて実際のタ
ービン回転数Tspを修正することになる。次いで、こ
の修正された実際のタービン回転数Tspが修正されな
い設定タービン回転数Tsp(map)より小さいか否
かの判定を行ない、この判定がYESであるときにはそ
のまま、Noであるときにはフラグ2をリセットした上
でそれぞれ制御が終了する。
さらに、第8図のロックアツプ制御のサブフローについ
て説明する。第8図において、まずロックアツプ解除タ
イマーの状態を読んだのち該タイマーが0″であるか否
か、すなわちリセットされているか否かが判定される。
この判定がNOであるときにはロックアツプを解除する
ような制御信号が発せられたのち制御を終了する。
一方、上記タイマーに対する判定がYESであるときに
はスロットル開度を読み出したのち、該スロットル開度
をRAM205に記憶したロックアツプ解除制御線L[
に照合して該スロットル開度に応じたマツプ上の設定タ
ービン回転数Tsp(map)を読み、その後、実際の
タービン回転数Tspを読み出して該タービン回転数T
spが上記設定タービン回転数より小さいか否かを判定
する。この判定がYESであるときにはロックアツプを
解除したのち制御を終了する。一方、上記判定がN。
であるとぎには今度はスロットル開度をロックアツプ作
動制御線1−nに照合して該スロットル開度に応じ・た
マツプ上の設定タービン回転数T sp (rnap)
を読み、その後、読み出した実際のタービン回転数Ts
pが該設定タービン回転数Tsp(map)より大きい
か否かを判定する。この判定がNOであるときにはその
まま制御を終了する。一方、判定がYESであるときに
はロックアツプを行なって制御を終了する。
よって、シフトレバ−位置がDレンジである場合におい
て、第4図のシフトチェンジデータLU。
Ldに基づいてエンジン負荷センサ202の負荷信号(
スロットル開度信号)に応じたタービン回転数TSI)
(laEl)を読み出したのち、該タービン回転数Ts
p(map)を回転数センサ201の回転数信号(実際
タービン回転数TSI))と比較してフラグ1およびフ
ラグ2の値を“0″または″“1″に制御することによ
り、エンジン負荷センサ202の負荷信号と回転数セン
サ201の回転数信号とをシフトチェンジデータlu、
l−dと照合してシフトチェンジ信号(フラグ1および
フラグ2の0゛′または“1″信号)を発生ずるように
したシフトチェンジ判定手段300を構成しているとと
もに、上記シフトチェンジ信号(フラグ1およびフラグ
2の“0′′または“1”信号)に基づき1段シフトア
ップ制御または1段シフトダウン制御を行なうことによ
り、上記シフトチェンジ判定手段300のシフトチェン
ジ信号に基づき上記電磁手段80を駆動制御して自動変
速を行なうようにした制御手段303を構成している。
また、第5A図(もしくは第5B図)のメイン70−に
おいて横方向加速度が設定値以上であることを判定する
ことにより、もしくはステアリング操舵角が所定値以上
で且つQ(速が設定値以上であることを判定するこのに
よりコーナリング走行状態であるか否かを判定するよう
にしたコーナリング走行判定手段206を構成している
なお、上記実施例では、回転数センサ201はトルクコ
ンバータ10の出力@l114の回転数を検出するよう
にしたが、その他、エンジン1の出力軸1aの回転数を
検出するようにしてもよいのは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、コーナリング走
行状態か否かの判定を行なうコーナリング走行判定手段
と、この判定手段によりコーナリング走行状態であると
判定されたときに、制御手段による電磁手段の駆動を制
御して変速段をそのまま保持させる変速段保持手段とを
備えており、車両がコーナリング走行に移行した場合に
、これをコーナリング走行判定手段が検出すると、変速
段保持手段が作動して変速段をそのままの状態で保持さ
せることができ、このため、コーナリング走行状態にお
いては車体が横方向の加速度を受けて走行安定性を損な
いやすい状態になっているのであるが、従来におけるよ
うな変速に伴なう駆動トルクの大きな変動は発生せず、
走行安定性が損なわれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成を示すブロック図、第2図は
本発明が用いられる自動変速機の構造および油圧制御v
RIHを示す断面および回路図、第3図は電子制御回路
の概略構成図、 第4図は電子制御回路の記憶内容を示すグラフ、第5A
図〜第8図は本発明に係る変速制御装置の制御内容を示
すフローチャート、 第9図および第10図は変速制御マツプを示すグラフで
ある。 1・・・エンジン     10・・・トルクコンバー
タ20・・・多段歯車変速機構 27・・・前方クラッ
チ50・・・オーバードライブ用遊星歯車変速機構10
・・・変速歯車機構   80・・・電磁手段201・
・・回転数センサ 202・・・エンジン負荷センサ4
00・・・横Gセンサ 第4図 タービー、1転数(rρm) 第8 回 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジンの出力軸に連結されたトルクコンバータと
    、該トルクコンバータの出力軸に連結された変速歯車機
    構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切換え変速操作
    する変速切換手段と、該変速切換手段を操作する流体式
    アクチュエータと、該流体式アクチュエータへの圧力流
    体の供給を制御する電磁手段と、上記トルクコンバータ
    および変速歯車機構のいずれかの回転軸の回転数を検出
    する回転数センサと、上記エンジンの負荷の大きさを検
    出するエンジン負荷センサと、上記回転数センサの回転
    数信号および上記エンジン負荷センサの負荷信号を受け
    、該両信号を予め記憶されたシフトチェンジデータと照
    合してシフトチェンジ信号を発生するシフトチェンジ判
    定手段と、該シフトチェンジ判定手段のシフトチェンジ
    信号に基づき上記電磁手段を駆動制御することにより自
    動変速を行なう制御手段と、コーナリング走行状態か否
    かを判定するコーナリング走行判定手段と、該コーナリ
    ング走行判定手段によりコーナリング走行状態であると
    判定されたとき、前記制御手段による上記電磁手段を制
    御して前記変速歯車機構により設定された変速段をその
    まま保持させる変速段保持手段とを備えたことを特徴と
    する自動変速機の変速制御装置。 2)上記コーナリング走行判定手段が横方向加速度セン
    サからなり、該センサにより検出された横方向加速度が
    所定値以上の時にコーナリング走行状態であると判定す
    るようになつていることを特徴とする特許請求の範囲1
    項記載の自動変速機の変速制御装置。 3)上記コーナリング走行判定手段がステアリング操舵
    角センサと車速センサとからなり、該両センサにより操
    舵角が所定角以上で且つ車速が所定速度以上であると検
    出された時にコーナリング走行状態であると判定するよ
    うになつていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の自動変速機の変速制御装置。
JP24383486A 1986-10-14 1986-10-14 自動変速機の変速制御装置 Pending JPS63176851A (ja)

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