JPH0517977B2 - - Google Patents

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JPH0517977B2
JPH0517977B2 JP63029608A JP2960888A JPH0517977B2 JP H0517977 B2 JPH0517977 B2 JP H0517977B2 JP 63029608 A JP63029608 A JP 63029608A JP 2960888 A JP2960888 A JP 2960888A JP H0517977 B2 JPH0517977 B2 JP H0517977B2
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Japan
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shift
gear
speed
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line
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JPH01206143A (ja
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Takashi Aoki
Satoru Terayama
Junichi Myake
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3904038A priority patent/DE3904038C2/de
Priority to US07/309,437 priority patent/US4941372A/en
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Publication of JPH0517977B2 publication Critical patent/JPH0517977B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H2059/082Range selector apparatus with different modes
    • F16H2059/083Overdrive or overdrive cut-off
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19219Interchangeably locked
    • Y10T74/19251Control mechanism

Description

【発明の詳細な説明】 イ 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機においてエンジン出力と車
速とに応じて自動的に変速を行わせる変速制御装
置に関する。
(従来の技術) 自動変速機は、走行状態(例えば、エンジン負
荷、車速等により定まる状態)に応じて自動的に
速度を行わせ、所望の走行特性を得るように構成
されている。このため、車速と、エンジン出力を
代表するスロツトル開度、吸気負圧等との関係か
らシフトアツプ線およびシフトダウン線を各変速
毎に設定した変速マツプを有し、走行状態をこの
変速マツプ上で把握して変速を行わせることが通
常行われている。このような変速制御の例として
は、例えば、特開昭61−189354号公報に開示され
ているものがある。
(発明が解決したようとする問題) この変速マツプは、一般道路、高速道路、山岳
道路等、種々の条件に対応することができるよう
に設定されるが、その設定要素が多く複雑であ
る。また、運転者がゆつたりした走行を望むの
か、いわゆるスポーテイな走行を望むのかによつ
てもその変速特性に対する要求が異なるという問
題がある。
このため、従来においては、例えば、スイツチ
操作により変速マツプを変更し、通常の走行特性
(ノーマルモード)と、スポーテイな走行特性
(パワーモード)とを運転者の意志で選択可能な
ようにしたり、ステアリング操作、スロツトル踏
み込み速度、トルクコンバータの速度比の変化等
に応じてパワーモードへの切換を行わせるように
したりすることが提案されている(例えば、特公
昭47−36284号、特公昭48−209号、特開昭61−
189354号公報等)。
(発明が解決しようとする課題) ところが、このような変速特性の調整を行つて
も、その特性は、最大公約数的な特性でいかな
い。すなわち、例えば、スイツチによりノーマル
モードとパワーモードとを切換ることができるよ
うにした場合でも、各モードは平均的な運転者の
変速要求に合致した特性に設定されるのが普通で
あり、全ての運転者の運転感覚に合致した特性と
することは極めて困難である。
このようなことから、本発明においては、運転
者の意志により操作され、且つ、運転者の要求に
応じて単純明快に変速特性を変更することができ
るような変速制御装置を提供することを目的とす
る。
ロ 発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明の制
御装置は、手動によりオン・オフ切換操作される
最高速度段カツトスイツチを備えており、シフト
レバーの手動操作により複数の変速段を有する変
速段範囲が設定されるシフトレンジが選択されて
いる状態で、最高速度段カツトスイツチがオン操
作されたときには、このように選択されたシフト
レンジにおいて設定される変速段範囲内での最高
速度段の選択を禁止するように構成されている。
(作用) 上記制御装置を用いて変速制御を行うと、最高
速度段カツトスイツチがオフのときには、シフト
レバー位置に対応したシフトレンジ毎に設定され
る変速段範囲内において走行状態に応じて自動的
は変速がなされる。これに対して、最高速度段カ
ツトスイツチがオンのときには、各シフトレンジ
毎に設定される速度段範囲において、最高速度段
の選択が禁止され、各シフトレンジ毎に最低速度
段から最高速度段より1段低い速度段までの間で
の走行状態に応じた自動変速がなされる。
但し、このように最高速度段の選択が禁止され
るのは、複数の変速段を有する変速段範囲が設定
されるシフトレンジが選択されている場合におい
てのみであり、変速段が一つのみでこれに固定さ
れるシフトレンジにおいては、カツトスイツチの
操作に拘らず、その変速段のまま固定保持され
る。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例
について説明する。
第1図は、本発明の装置により変速制御される
自動変速機の構成を示す概略図であり、この変速
機ATにおいては、エンジンの出力軸1から、ト
ルクコンバータ2を介して伝達されたエンジン出
力が、複数のギヤ列を有する変速機構10により
変速されて出力軸6に出力される。具体的には、
トルクコンバータ2の出力は入力軸3に出力さ
れ、この入力軸3とこれに平行に配設されたカウ
ンタ軸4との間に並列に配設された5組のギヤ列
のうちのいずれかにより変速されてカウンタ軸4
に伝達され、さらに、カウンタ軸4と出力軸6と
の間に配設された出力ギヤ列5a,5bを介して
出力軸6に出力される。
上記入力軸3とカウンタ軸4との間に配設され
る5組のギヤ列は、1速用ギヤ列11a,11b
と、2速用ギヤ列12a,12bと、3速用ギヤ
列13a,13bと、4速用ギヤ列14a,14
bと、リバース用ギヤ列15a,15b,15c
とからなり、各ギヤ列には、そのギヤ列による動
力伝達を行わせるための油圧作動クラツチ11
c,12c,13c,14c,15dが配設され
ている。なお、1速用ギヤ列11bにはワンウエ
イクラツチ11dが配設されている。このため、
これら油圧作動クラツチを選択的に作動させるこ
とにより、上記5組のギヤ列のいずれかによる動
力伝達を選択して変速を行わせることができるの
である。
上記5組の油圧作動クラツチ11c〜15dの
作動制御は、油圧コントロールバルブ20から、
油圧ライン21a〜21eを介して給排される油
圧によりなされる。
この油圧コントロールバルブ20の作動は、運
転者により作動されるシフトレバー45とワイヤ
45aを介して繋がるマニユアルバルブスプール
25の作動および2個のソレノイドバルブ22,
23の作動によりなされる。
ソレノイドバルブ22,23は、信号ライン3
1a,31bを介してコントローラ30から送ら
れる作動信号によりオン・オフ作動される。この
コントローラ30には、出力ギヤ5bの回転に基
づいて車速を検出する車速センサ32からの車速
信号と、エンジンスロツトル41の開度を検出す
るスロツトル開度センサ33のスロツトル開度信
号と、手動によりオン・オフ切換操作される最高
速度段カツトスイツチ35からのカツト信号と
が、それぞれ信号ライン32a,33a,35a
を介して送られる。なお、上記スロツトル41は
ワイヤ42を介してスロツトルペダル43に連結
されており、スロツトル開度を検出すれば、スロ
ツトルペダル踏み込み量を検出することができ
る。
ここで、この油圧コントロールバルブ20につ
いて、第2図により説明する。
このコントロールバルブ20では、ポンプ8か
ら供給されるオイルサンプ7の作動油を、ライン
101を介してレギユレータバルブ50に導いて
レギユレータバルブ50により所定のライン圧に
調圧する。このライン圧はライン110を介して
マニユアルバルブ25に導かれ、このマニユアル
バルブ25の作動およびコントロールバルブ20
内の各種バルブの作動に伴つて上記ライン圧が各
速度段用油圧作動クラツチ11c,12c,13
c,14c,15dへ走行条件に応じて選択的に
供給され、各クラツチの作動制御がなされる。
ここで、まず、コントロールバルブ20内の各
種バルブについて説明する。チエツクバルブ52
は、レギユレータバルブ50の下流側に配設さ
れ、ライン102を通つて変速機の潤滑部へ送ら
れる潤滑油の油圧が所定圧以上になるのを防止す
る。モジユレータバルブ54は、ライン103を
介して送られてきたライン圧を減圧して、所定圧
のモジユレータ圧を作り出し、このモジユレータ
圧の作動油を、ライン104を介してトルクコン
バータ2のロツクアツプクラツチ制御用としてロ
ツクアツプクラツチ制御回路(図示せず)に供給
し、さらに、ライン105を介して第1および第
2ソレノイドバルブ22,23の方へシフトバル
ブ作動制御用として送られる。
マニユアルバルブ25は、運転者により操作さ
れるシフトレバー45に連動して作動され、P,
R,N,D,S,2の6ポジシヨンのいずれかに
位置し、各ポジシヨンに応じてライン110から
のライン圧をライン25a〜25gへ選択的に供
給させる。
1−2シフトバルブ60、2−3シフトバルブ
62、3−4シフトバルブ64はマニユアルバル
ブ25がD,S,2のいずれかのポジシヨンにあ
る場合に、第1および第2ソレノイドバルブ2
2,23のON・OFF作動に応じてライン106
a〜106fを介して供給されるモジユレート圧
の作用により作動制御され、1速用から4速用の
クラツチ11c,12c,13c,14cへのラ
イン圧の給排を制御するバルブである。
ライン106a,106bは第1ソレノイドバ
ルブ22に繋がるとともにオリフイス22aを介
してライン105にも繋がつており、このため、
第1ソレノイドバルブ22への通電がオフのとき
には、ドレン側へのポートが閉止されライン10
6a,106bにライン105からのモジユレー
タ圧を有した作動油が供給され、上記通電がオン
のときには、ドレン側へのポートが開放されてラ
イン106a,106bの圧がほぼ零となる。ま
た、ライン106c〜106fは、第2ソレノイ
ドバルブ23に繋がるとともにオリフイス23a
を介してライン105にも繋がつており、第2ソ
レノイドバルブ23への通電がオフのときには、
ドレン側へのポートが閉止されライン106c〜
106fにライン105からのモジユレート圧を
有した作動油が供給され、上記通電がオンのとき
には、ドレン側へのポートが開放されてライン1
06c〜106fの圧がほぼ零となる。
ここで、ライン106aは1−2シフトバルブ
60の右端に繋がり、ライン106bは2−3シ
フトバルブ62の右端に繋がり、ライン106c
は1−2シフトバルブ60の左端に繋がり、ライ
ン106eは3−4シフトバルブ64の右端に繋
がり、ライン106fは2−3シフトバルブ62
の左端に繋がる。なお、ライン106e,106
fはマニユアルバルブ25およびライン106d
を介して第2ソレノイドバルブ23に繋がる。こ
のため、第1および第2ソレノイドバルブ22,
23の通電オン・オフを制御して、各ライン10
6a〜106fへのライン105からのモジユレ
ート圧の給排を制御すれば、1−2,2−3,3
−4シフトバルブ60,62,64の作動制御を
行うことができ、これにより、ライン110から
マニユアルバルブ25を介して供給されるライン
圧を各油圧作動クラツチ11c,12c,13
c,14cへ選択的に供給させ、所望の変速を行
わせるることができる。
リニアソレノイドバルブ56は、リニアソレノ
イド56aを有しており、リニアソレノイド56
aへの通電電流を制御することによりその作動力
を制御し、ライン120への供給油圧の大きさを
制御するバルブであり、通常は、エンジンスロツ
トル開度に対応した油圧(スロツトル圧)を発生
させるように通電電流が制御される。
クラツチプレツシヤコントロールバルブ78
は、マニユアルバルブ25から1−2シフトバル
ブ60に至るライン上に配設されており、上記リ
ニアソレノイドバルブ56により調圧されたスロ
ツトル圧を受けて作動するバルブである。このた
め、各シフトバルブ60,62,64を介して各
油圧作動クラツチ11c,12c,13c,14
cへ供給されるライン圧は、クラツチプレツシヤ
コントロールバルブ78によりスロツトル圧に応
じて、すなわち、エンジン出力に応じて制御され
る。これにより、各油圧作動クラツチの作動時の
トルク容量は、エンジン出力に対応した必要最小
限のものとすることができる。
このコントロールバルブ20は、第1〜第4オ
リフイスコントロールバルブ70,72,74,
76も有しており、これらオリフイスコントロー
ルバルブにより、変速時における前段クラツチの
油圧室内の油圧の解放が、後段クラツチの油圧室
内の油圧上昇とタイミングを合わせて行われる。
第1オリフイスコントロールバルブ60により3
速から2速への変速時の3速クラツチの油圧解放
タイミングが制御され、第2オリフイスコントロ
ールバルブ62により2速から3速もしくは2速
から4速への変速時の2速クラツチの油圧解放タ
イミングが制御され、第3オリフイスコントロー
ルバルブ64により4速から3速もしくは4速か
ら2速への変速時の4速クラツチの油圧解放タイ
ミングが制御され、第4オリフイスコントロール
バルブ66により3速から4速への変速時の3速
クラツチの油圧解放タイミングが制御される。
上記第1〜第4オリフイスコントロールバルブ
70,72,74,76には、図示のようにリニ
アソレノイドバルブ56により調圧されたスロツ
トル圧が作用するようになつており、このため、
これらのバルブにより制御される変速タイミング
はエンジンスロツトル開度に対応して変化する。
すなわち、変速タイミングはエンジン出力に対応
して適切なタイミングとなるように制御されるの
である。
さらに、各油圧作動クラツチ11c,12c,
13c,14cの油圧室に連通する受圧室を有し
たアキユムレータ81,82,83,84が設け
られており、これら各アキユムレータの受圧室と
ピストン部材81a,82a,83a,84aを
介して対向する背圧室に、ライン121,12
2,123,124が接続されており、これらラ
イン121,122,123,124はライン1
20a,120bおよび120を介してリニアソ
レノイドバルブ56に接続されている。
このため、リニアソレノイド56aへの通電電
流を制御すれば、上記各アキユムレータ81〜8
4の背圧室の油圧を制御することができ、これに
より、変速時における係合クラツチ(後段クラツ
チ)の油圧室内の油圧をエンジン出力に応じて制
御することができる。
以上のように構成された油圧コントロールバル
ブ20において、シフトレバー45の操作による
マニユアルバルブ25の作動およびソレノイドバ
ルブ22,23のオン・オフ作動により上記各バ
ルブが適宜作動されて、各油圧作動クラツチ11
c,12c,13c,14cへの選択的なライン
圧の供給制御がなされ、自動変速がなされる。
次に、上記のように構成された変速機における
変速制御について説明する。
変速制御は、シフトレバー45の操作に応じて
油圧コントロールバルブ20内のマニユアルバル
ブにより設定されるシフトレンジに応じてなされ
る。このシフトレンジとしては、例えば、P,
N,D,S,2の各レンジがあり、Pレンジおよ
びNレンジでは、全油圧作動クラツチ11c〜1
5dが非係合で変速機はニユートラル状態であ
り、Rレンジではリバース用油圧作動クラツチ1
5dが係合されてリバース段が設定され、Dレン
ジ、Sレンジおよび2レンジでは変速マツプに基
づく変速がなされる。
この変速マツプに基づく変速制御をDレンジお
よびSレンジでの場合を例にして説明する。
まず、最高速度段カツトスイツチ35がオフの
ときについて説明する。
この場合において、Dレンジでの速度マツプは
第3A図に示すように、車速Vとスロツトル開度
θTHとの関係に基づいて、第1速と第2速との間
のシフトアツプ線UD1、第2速と第3速との間の
シフトアツプ線UD2、第3速と第4速との間のシ
フトアツプ線UD3が設定される。なお、各シフト
アツプ線U1,U2,U3より低車速側に所定のヒス
テリシスを有してシフトダウン線DD1,DD2,DD3
が設定されるのであるが、この図においては説明
の簡略化のため図示していない。
このため、シフトレバー45が“D”位置に位
置されてDレンジが設定されると、信号ライン3
2a,33aを介して送られる車速速度およびス
ロツトル開度信号に基づいて、コントローラ30
において、そのときの走行状態が上記変速マツプ
上の点として把握される。そして、走行に伴う変
速マツプ上の点の移動を追跡し、この点がシフト
アツプ線を横切つたときに各線に対応したシフト
アツプを行わせるように、コントローラ30から
信号ライン31a,31bを介して、ソレノイド
バルブ22,23に作動信号が出力される。この
ようにしてソレノイドバルブ22,23が作動さ
れると、油圧コントロールバルブ20により油圧
作動クラツチ11c〜15dへの油圧給排がなさ
れてシフトアツプがなされる。
また、シフトダウンは、車速が低下する等し
て、図示しないシフトダウン線を横切つたときに
なされるが、その説明は省略する。
一方、シフトレバー45が操作されて“S”位
置に位置し、シフトレンジとしてSレンジが設定
された場合には、第3B図の変速マツプが選択さ
れる。この変速マツプは、車速Vとスロツトル開
度θTHとの関係に基づいて、第1速と第2速との
間のシフトアツプ線US1および第2速と第3速と
の間のシフトアツプ線US2のみを有し、且つ各シ
フトアツプ線はDレンジの場合とは異なる特性に
設定されている。なお、この場合にも所定のヒス
テリシスを有してシフトダウン線DS1,DS2が設定
されているのであるが、この図においては図示し
ていない。
この場合にも、上記と同様に、信号ライン32
a,33aを介して送られる車速信号およびスロ
ツトル開度信号に基づいて、コントローラ30に
おいて、そのときの走行状態が上記変速マツプ上
の点として把握され、走行に伴う変速マツプ上の
点がシフトアツプ線を横切つたときに各線に対応
したシフトアツプが行われる。
以上の変速制御を行う場合には、例えば、図中
点Aで示すように、Dレンジ状態で比較的高速で
走行中にスロツトル開度をほぼ零にしてエンジン
ブレーキを作動させて走行する場合に、シフトレ
バー45を操作してこれを“S”位置にシフトす
ると、変速段は第4速から第3速にシフトダウン
される。このため、例えば、山路、ワインデイン
グ路等を比較的高速で走行時に、エンジンブレー
キを多用したい場合には、最高速度段カツトスイ
ツチをオフにしておけば、シフトレバーを“D”
から“S”位置にシフトすることにより、速度段
を4速から3速にシフトダウンさせることができ
るので、運転者の操作に対応してマニユアルトラ
ンスミツシヨンの操作のような感覚で、エンジン
ブレーキ力を調整することができる。さらに、こ
の場合には、シフトレバーの位置を見るだけで現
在の速度段を知ることができる。
これに対して、最高速度段カツトスイツチがオ
ンの場合について、第4図のフローチヤートおよ
び第5A図、第5B図の走行特性図を用いて説明
する。
変速制御は、まず変速マツプを読み込むことか
ら開始され(ステツプS1)、ここで第3A図およ
び第3B図に示す変速マツプが検索・読み込みが
なされる。次いで、ステツプS2において最高速
度段カツトスイツチ35がオンか否かが判断さ
れ、これがオフの場合は、そのまま本フローは終
了し、上記読み込まれた変速マツプ(第3A図お
よび第3B図の変速マツプ)に基づく変速制御が
前述のようにしてなされる。
一方、最高速度段カツトスイツチ35がオンの
場合には、ステツプS3に進み、シフトレンジが
Dレンジか否かの判定がなされ、Dレンジの場合
にはステツプS4において変速段がなされる。変
速段が最高速度段である場合には、ステツプS5
において変速段を第3速にシフトダウンさせる。
すなわち、第5A図に示すように、シフトマツプ
上でのシフトアツプ線UD3がない条件下での変速
を行わせる。
また、Dレンジでない場合には、ステツプS6
において、Sレンジであるか否かの判定がなさ
れ、Sレンジである場合には、ステツプS7にお
いて速度段が第3速すなわちSレンジでの最高速
度段であるか否かの判定がなされる。変速段が最
高速度段である場合には、ステツプS8において
変速段を第2速にシフトダウンさせる。すなわ
ち、第5B図に示すように、シフトアツプ上での
シフトアツプ線UD2がない条件下での変速そ行わ
せる。
以上のような変速制御を行うと、例えば、図中
点Bで示すように、Dレンジ状態で比較的高速で
走行中に(このとき速度段は最高速度段がカツト
されるので第3速である)、スロツトル開度をほ
ぼ零にしてエンジンブレーキを作動させて走行す
る場合に、シフトレバー45を操作してこれを
“S”位置にシフトすると、変速段は第3速から
第2速にシフトダウンされる。このため、例え
ば、急コーナーを走行するような場合には、予め
最高速度段カツトスイツチをオンにしておくこと
により、走行中にシフトレバーを“D”から
“S”位置にシフトすれば、速度段を3速から2
速にシフトダウンさせることができる。このた
め、この場合にも運転者のシフトレバー操作に対
してマニユアルトランスミツシヨンのような感覚
でシフトダウンを行わせることができる。また、
この場合にも、シフトレバー位置を見るだけで現
在の速度段を簡単に知ることができる。
以上においては、Dレンジ、Sレンジについて
説明したが、2レンジについても同様であり、2
レンジのときには第1速と第2速との間での自動
変速がなされるようなマツプを有している場合に
は、最高速度段カツトスイツチをオンさせること
により、変速段は第1速に固定される。また、上
記においてDレンジでの変速マツプとSレンジで
の変速マツプでは、同一速度段の変速でもその変
速点の設定を異ならせているが、Sレンジでの変
速マツプを、例えば、Dレンジの変速マツプから
単純に第4速の変速線を除いたものを用いてもよ
い。さらに、以上においては、4速変速段の場合
についても説明したが、5速変速段の場合につい
ても上記と同様な制御を行わせることができるの
は無論である。
ハ 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、複数の
変速段を有する変速段範囲が設定されるシフトレ
ンジが選択されている場合に、これら各シフトレ
ンジ内での最高速度段の選択を禁止する最高速度
段カツトスイツチが設けられているので、急コー
ナー等を走行する場合には、予め最高速度段カツ
トスイツチをオンにしておけば、シフトレバーを
DからS位置に操作することによりDレンジでは
最高速度段より1段低い速度段で走行させるとと
もに、Sレンジにシフトさせたときにさらに1段
低い速度段にシフトダウンさせることができる。
このように、運転者がシフトレバーを自分の意志
で操作することにより、変速を行わせることがで
きるので、運転者の感覚に合致したマニユアルト
ランスミツシヨン感覚の走行が可能になる。さら
に、このようにシフトレバーの操作に応じて変速
がなされるもの故、シフトレバーの位置を見れば
現在の速度段を簡単に知ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る制御装置を備えた自動変
速機を示す概略図、第2図は上記自動変速機に用
いられる油圧コントロールバルブを示す油圧回路
図、第3A図、第3B図、第5A図および第5B
図は、上記変速機の変速制御を行うための変速マ
ツプを示すグラフ、第4図は上記制御装置での制
御を示すフローチヤートである。 2……トルクコンバータ、3……入力軸、4…
…カウンタ軸、6……出力軸、10……変速機
構、20……油圧コントロールバルブ、22,2
3……ソレノイドバルブ、30……コントロー
ラ、32……車速センサ、33……スロツトル開
度センサ、35……最高速度段カツトスイツチ、
45……シフトレバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の変速段を備えた変速機構と手動操作さ
    れるシフトレバーとを有し、手動操作された前記
    シフトレバーの位置に対応するシフトレンジ毎に
    変速段範囲が設定され、該変速段範囲内において
    走行状態に応じて自動的に変速を行わせる自動変
    速機の変速制御装置において、 手動によりオン・オフ切換操作される最高速度
    段カツトスイツチを備え、 前記シフトレバーの手動操作により、複数の変
    速段を有する変速段範囲が設定されるシフトレン
    ジが選択されている状態で、前記最高速度段カツ
    トスイツチがオン操作されたときには、このよう
    に選択されたシフトレンジにおいて設定される変
    速段範囲内での最高速度段の選択を禁止するよう
    にしたことを特徴とする自動変速機の変速制御装
    置。
JP63029608A 1988-02-10 1988-02-10 自動変速機の変速制御装置 Granted JPH01206143A (ja)

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