JPS6139911A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPS6139911A
JPS6139911A JP16051584A JP16051584A JPS6139911A JP S6139911 A JPS6139911 A JP S6139911A JP 16051584 A JP16051584 A JP 16051584A JP 16051584 A JP16051584 A JP 16051584A JP S6139911 A JPS6139911 A JP S6139911A
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/488Disposition of heads

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体を
用いてディジタル信号を記録する磁気記録再生装置、特
に主として媒体の膜面に垂直方向の残留磁化を利用して
ディジタル記録を行なう磁気記録再生装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
フレキシブルディスク(フロッピーディスク)等の磁気
記録媒体を用いてディジタル記録を行なう磁気記録再生
装置では従来、既に記録されている旧情報を新情報に更
新する場合、旧情報を特に消去することなく、単に旧情
報の上に新情報を重ね書きする方法がとられてきた。こ
れはディジタル記録が基本的に飽和記録であり、しかも
磁化は面内方向を向いているため、情報記録点である磁
化転移点近傍の内部エネルギーが最大であること、すな
わち磁化転移点近傍が最も不安定であって書替えが容易
であるという理由からである。
オーディオ、ビデオ記録等における非変調アナログ記録
では、ディジタル記録と異なり不飽和記録であるため、
記録に先立ち消去を行なうことが一般的である。またデ
ィジタル記録でも非常に出力が小さくなる短波長域まで
使用する場合には、少しでもS/Nを高くする目的で消
去を行なうこともあやが本質的なものではなく、実際コ
ンピュータあるいは一連装置で使用されるフロッピーデ
ィスク等による磁気記録再生装置では、上述した重ね書
き法が唯一実用化されている方式である。
一方、近年では東北大学の岩崎教授の考案による垂直磁
化配録方式の高密度記録性能の優位性が確認され、実用
化へ向けて種々の研究・開発がなされている。垂直磁化
記録用の磁気記録媒体(以下、垂直磁気記録媒体という
)とは種々提案されているが、主なものはバリウムフェ
ライトを使用する塗布型媒体と、Co−Cr系合金薄膜
を使用する薄膜型媒体である。垂直磁化記録方式の理論
あるいはその高密度記録性能については既に学会等で数
多く方向されているので、ここでは詳しくは言及しない
が、これを実用化する際には従来の面内記録方式では存
在しなかった垂直磁化記録特有の問題が発生する。
以下、本発明者が実験を通じて確認した垂直磁化記録方
式の問題点を説明する。第3図は種々の磁気記録媒体を
使用して重ね書きをしたときの実測データであり、実効
ギャップ長0.4μmのMn−Znフェライトヘッドを
用い、最初10kBPIの密度で信号を書込み、次に2
0kBPIで別の信号を書込んだときの1.0 k B
 P Iの記録信号成分の減衰量をもってOWM (オ
ーバーライドモジュレーション)をプロットしたもので
ある。縦軸がOWM(dB)であり、横軸は記録電流値
である。同図において31はGO−Y−F1320B 
Ij1布型面内配向媒体の特性、32.33はバリウム
フェライト塗布型媒体の特性であり、32は塗布時に機
械的加圧配向のみを加えた媒体の場合、33は機械的加
圧配向に加え5kQeの垂直磁場配向を加えた媒体の場
合である。また、保磁力Hcは特性31の媒体は600
 (Oe ) 、特性32.33の媒体は700 (O
e )であり、さらに磁性層厚はいずれも2μmである
。同図より磁性層の膜面に垂直方向に配向した垂直磁気
記録媒体は、面内配向媒体に比べ重ね書き特性が非常に
悪いことがわかる。
一般に、OWMは一26〜30dB以下にすることが設
計上要求される。第3図のような特性が得られたヘッド
−媒体系は、入出力特性から見た最適記録電流値(最大
出力を与える電流値)は7〜10mAo−pであった。
この範囲で考えると、面内配向媒体では特性31に示す
ように重ね書き特性は十分良好であるが、良く垂直配向
させ□た゛媒体では特性33に示すように重ね書き特性
は全く実用に供し得ない劣悪な特性である。弱く垂直配
向させた媒体では特性32のように、特性33に比較す
れば重ね書き特性は良好であるが、装置間の互換性等を
考えるとやはり実用には問題がある。
ここで、上述の実験結果について若干の考察を試みる。
良く知られているように垂直磁化記録が高密度記録に適
している最大の理由は、いわゆる媒体内域磁界、特に情
報記録点に対応する磁化転移点付近の減磁界が零に近い
ことにある。ところが、このことは内部エネルギーが非
常に低く安定であることと等価である。すなわち前述し
たように、面内記録では磁化転移点は不安定であるため
、重ね書きにより容易に情報の更新が可能であるが、垂
直磁化記録では重ね書きによって以前の情報を消し去る
には本質的に大きいエネルギーが要求されるのである。
垂直磁化記録の場合においても、例えば磁気ヘッドのギ
ャップ長を大きくしたり、媒体の磁性層厚を極端に薄く
することで重ね書き特性を改善することは可能である。
しかし、垂直磁化記録は基本的に短波長記録を目指して
いるものである以上、ヘッドのギャップ長を大きくする
ことは許されない。また、磁性層厚を極端に薄くするこ
とは薄膜型媒体では容易であるが、塗布型媒体では困難
である。保磁力HCを小さくすることも考えられるが、
旧情報、新情報真に深く媒体中に磁化浸透するだけで、
最終的なOWMにはほとんど改善が見られないばかりで
なく、再生出力、記録密度等の特性を損なうという問題
がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、主として磁気記録媒体の磁性層膜面に
垂直方向の残留磁化を利用してディジタル記録を行なう
場合における上述した基本的な問題、すなわち旧情報が
新情報中に雑音として混入することを効巣的に防ぐこと
を可能とした磁気記録再生装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するため、主として磁気記録媒
体の磁性層膜面に垂直方向の残留磁化を利用してディジ
タル記録を行なう磁気記録再生装置において、磁気記録
媒体上で記録または記録再生ヘッドより先行する位置、
換言すれば磁気記録媒体の走行方向後方側の位置に、消
去ヘッドを配置したことを特徴とする。な□お、記録ま
たは記録再生ヘッドと消去ヘッドとは一体に構成されて
いてもよいし、別々に構成されていても構わない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、記録に先立って既に記録されている旧
情報を消去することができるので、新たに記録した情報
中に旧情報が雑音として混入するのが防止され、品質の
良い記録が可能となる。
ディジタル記録の分野において、記録再生ヘッドより先
行する位置に、記録トラックの両側を挟むようにトンネ
ルイレーズヘッドと称される消去ヘッドを配置する方法
が知られているが、これは隣接トラック間の相互干渉を
防止するためのものであり、トラック上の旧情報は単に
新情報が重ね書きされるだけであるため、重ね書き特性
の劣悪な垂直磁化記録の場合には、前述した通り旧情報
が雑音として新情報に混入してしまう問題がある。
本発明によれば、旧情報をほぼ完全に消去してから新た
な記録を行なうため、垂直磁化記録の重ね書き特性に関
係なく良好な記録が可能である。また、完全な垂直磁化
記録ではないが膜面に垂直な残留磁化を一部利用して記
録を行なう場合でも、面内記録に比較して重ね書き特性
が劣化するので、本発明は有効である。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を示
すものである。図において、磁気記録媒体11はこの例
ではディスク状に形成されたもので、主として磁性層の
膜面に垂直方向に残留磁化が形成されるように、すなわ
ち膜面に垂直方向に磁化容易軸を有するように形成され
ている。磁性層は例えばバリウムフェライトを基体上に
塗布して形成されたものである。
磁気記録媒体11の磁性層に対向して磁気ヘッド12が
配置されている。磁気記録媒体11は磁気ヘッド12に
対して矢印方向に回転走行するものとする。13は記録
トラックである。磁気ヘッド12は記録再生ヘッド14
と消去ヘッド15を有し、消去ヘッド15が磁気記録媒
体11上で記録再生ヘッド14より先行する位置゛、す
なわち記録再生ヘッド14より磁気記録媒体11の回転
方向の後方側に位置するように配置されている。なお、
図ではわかり易くするため磁気ヘッド12の磁気記録媒
体11に対向する面を上側から透視した形で示している
第2図は磁気ヘッド12を詳細に示したもので、記録再
生ヘッド14と消去ヘッド15とが一体的に構成されて
いる。すなわち、記録再生ギャップ16を有する磁気コ
ア17と、消去ギャップ18を有する磁気コア19とを
非磁性材料からなるスペーサ20を挟んで接合して一体
化した構成である。磁気コア17.19にはそれぞれ巻
線21゜22が巻回されており、記録時には巻線21に
記録電流が供給され、巻線22に直流または交流の消去
電流が供給される。再生時には、記録再生ヘッド14の
巻線21から再生出力が取出される。
消去ギャップ18のギャップ幅W2 (トラック幅方向
の寸法)は記録再生ギャップ16のギヤツブ幅W1以上
に設定され、また消去ギャップ18のギャップ長G2 
(トラック長さ方向の寸法)は記録再生ギャップ16の
ギャップ長G1より十分に大きく設定されている。W2
≧W1とする理由は言うまでもなく、トラックの両側に
重ね書きの部分が生じてOWMが増加するのを防止する
ためである。また、G2 >Glとするのは消去効果が
十分に得られるようにするためであり、消去ヘッド15
は記録再生上の制約がないため、こうしてG2を十分に
大きくすることができるのである。
また、Gl<G2であると、消去ギャップ18で検出し
た信号磁束により、記録再生ヘッド14の磁気コア17
にクロストークを生じることがあるが、G2 )Gs−
としておけばギヤツブ仰スの効果でこのクロストークは
十分に抑制できる。
、以上のように、本発明は垂直磁化記録ないしはそれに
準する磁気記録においては本質的に重ね書き特性が劣悪
であるという実験的事実に立脚して、記録再生ヘッドの
媒体走行方向後方、すなわち記録再生ヘッドより先行す
る位置に消去ヘッドを配置することにより、良好な記録
を可能としたものである。実際、第3図に示した32.
33の特性、を有する磁気記録媒体を用いて第1図に示
すような構成の装置でディジタル記録および再生を行な
ったところ、いかなる状況においても再生出力における
旧情報の残留レベルを−50(jB以下に抑えることが
可能であることが確認された。
本発明は上記実施例に限定されるものではなくその要旨
を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。例えば
実施例では記録再生ヘッドと消去ヘッドが一体的に構成
されていたが、別々に構成されていてもよい。また、記
録ヘッドと再生ヘッドとが別々に設けられていてもよい
。その場合、消去ヘッドは記録ヘッドに対して磁気記録
媒体上で先行する位置にあればよく、再生ヘッドと消去
ヘッドとの位置関係は特に限定されない。また、本発明
はバリウムフェライト磁性層等による塗布型の磁気記録
媒体を用いた場合に特に有効であるが、勿論Co−Cr
系合金薄膜等を磁性層とする薄膜型の磁気記録媒体を用
いた場合にも適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の概
略構成を示す図、第2図は同実施例における磁気ヘッド
部の詳細を示す図、第3図は本発明の基礎となった種々
の磁気記録媒体における重ね書き特性を示す図である。 11・・・磁気記録媒体、12・・・磁気ヘッド、13
・・・記録トラック、14・・・記録再生ヘッド、15
・・・消去ヘッド、16・・・記録再生ギャップ、17
・・・磁気コア、18・・・消去ギャップ、19・・・
磁気コア、20・・・非磁性スペーサ、21.22・・
・巻線。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主として磁気記録媒体の磁性層膜面に垂直方向の
    残留磁化を利用してディジタル記録を行なう磁気記録再
    生装置において、前記磁気記録媒体上で記録ヘッドまた
    は記録再生ヘッドより先行する位置に消去ヘッドを配置
    したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. (2)記録または記録再生ヘッドと消去ヘッドとが一体
    に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の磁気記録再生装置。
  3. (3)消去ヘッドのギャップ幅が記録ヘッドまたは記録
    再生ヘッドのギャップ幅以上であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の磁気記録再生装置。
  4. (4)消去ヘッドのギャップ長が記録ヘッドまたは記録
    再生ヘッドのギャップ長より大きいことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の磁気記録再生装置。
JP59160515A 1984-07-31 1984-07-31 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0823925B2 (ja)

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