JPS6139664B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6139664B2
JPS6139664B2 JP52109244A JP10924477A JPS6139664B2 JP S6139664 B2 JPS6139664 B2 JP S6139664B2 JP 52109244 A JP52109244 A JP 52109244A JP 10924477 A JP10924477 A JP 10924477A JP S6139664 B2 JPS6139664 B2 JP S6139664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
toner
particles
group
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52109244A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5443030A (en
Inventor
Mitsuru Uchida
Junji Kurokawa
Katsuji Maruyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10924477A priority Critical patent/JPS5443030A/ja
Publication of JPS5443030A publication Critical patent/JPS5443030A/ja
Publication of JPS6139664B2 publication Critical patent/JPS6139664B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、静電像現像にトナーとともに用いる
キヤリア材に関する。 電子写真においては、光導電材料よりなる感光
体を帯電せしめて、これに光像を露光し、露光し
た感光体面では電荷が消失するか減衰し、未露光
部はそのまま静電荷を保持しているので、両者の
電荷の差に基づいてそれらの間に電界が生じ、感
光体面には静電潜像が生ずる。この静電潜像画に
トナーとキヤリアとよりなる現像剤が供給される
と、電荷を有するトナーがキヤリア粒子から離れ
て付着し、現像される。 このようなトナーとキヤリアとを使つた静電潜
像の現像方法としては、米国特許第2874063号明
細書に開示されている磁気ブラシ現像法および米
国特許第2618552号明細書に開示されているカス
ケード現像法などがある。 かかる現像法においては、トナー粒子は静電力
によつて、トナー粒子より粒径の大きいキヤリア
粒子の表面に保持されている。その静電力はトナ
ー粒子とキヤリア粒子とが接触し、相互に反対極
性の摩擦電荷が生ずることによつて起るものであ
るがこのようなトナー粒子およびキヤリア粒子と
からなる現像剤が感光体面の静電潜像に接触する
とトナー粒子は該静電潜像に引きつけられて現像
が行なわれるのである。現像剤のトナー粒子およ
びキヤリア粒子は光導電体の所定の像領域へ選択
的に引きつけられるようにトナー粒子が正しい極
性並びに電荷量をもつていなくてはならない。 従来の乾式現像剤においては、現像中にキヤリ
ア同士やキヤリアとトナー間、キヤリアおよびト
ナーと機械部品間の多数回に亘る衝突によつて生
ずる機械的な応力や熱によつて、トナーがキヤリ
ア表面に付着し成膜するという現象が生じ易い。 このような現象を生じると、キヤリア粒子の表
面への永久的な膜は、現像回数ごとに蓄積され、
通常のトナー対キヤリアの摩擦帯電が、部分的に
トナー対トナーの関係に置き換えられて、トナー
の帯電特性に経時変化を生じることになり、結果
としてトナーの帯電量が低下し、感光体面の静電
潜像のない部分にも、トナーが付着するようにな
り、いわゆる地肌汚れを生じて、複写画像の品質
を低下させる。このトナーの成膜が相当程度まで
蓄積されると、現像剤全体は取換えなければなら
なくなるので、コスト高となるばかりでなく、時
間の浪費となる。 そこで、かかる欠点を改良する方法として、キ
ヤリア核粒子の表面にテトラフルオロエチレンの
ような低エネルギ表面(低表面張力)をもつフル
オロポリマーを被覆することが提案されている。
(特開昭49―51950号公報、特開昭48―90238号公
報参照) このフルオロポリマーは一般に300℃以上の高
融点を有、ほとんどの溶媒に溶解しにくいため、
キヤリア核粒子のような微粒子の表面を被覆する
ためには、水あるいは溶剤によるフルオロポリマ
ーのエマルジヨンをWurster型の循環流動化ベツ
ドにおいてスプレーしてキヤリア核粒子に付着さ
せたのち、高温炉で焼成して硬化させなければな
らず、取扱いが容易でないという欠点がある。 本発明にかかる欠点を改善するためのもので、
その第一の目的はキヤリア粒子表面へのトナー膜
の蓄積の少ないキヤリア粒子を提供することにあ
る。 本発明の第二の目的は、製造が容易でしかも連
続複写中に表面被覆材の摩粍やはがれなどがな
く、安定した所望の摩擦帯電特性を与える高耐久
性のキヤリア粒子を提供することにある。 かかる目的を達成するため、本発明は一般式 で表わされる有機りん酸化合物で核粒子表面が処
理または被覆されていることを特徴とする静電像
現像用キヤリア材よりなるものである。 上記一般式のn,m,R,Qはそれぞれつぎの
とおりである。 n=1,2,3 m=0,1,2 R=―ORf、―Ar―ORf(Ar;アルキル基、
アリル基、アラルキル基、Rf;フツ化カ
ーボン基) Q=酸素、水酸基、C1〜4のアルコキシ基 かかる一般式に該当する化合物としては、例え
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 等が挙げられる。 これらのりん酸化合物の使用割合は核粒子の表
面上の膜厚にして約0.1〜40μ好ましくは約0.3〜
10μである。 本発明はかかる化合物をキヤリア核粒子の表面
処理または被覆材として適用したことにより、キ
ヤリア表面へのトナー膜の蓄積の少ないキヤリア
が得られ、ひいては連続複写によつても鮮明で濃
度低下、地汚れのない画像を得ることができる。 核粒子としてはガラスビード;二酸化ケイ素粒
子;銅、青銅、黄銅、ニツケルなどの金属粒子;
フエライト粒子;カーボランダム粒子等、当該技
術分野で周知のものが用いられ、その粒径は10〜
1000μ、好ましくは50〜150μで、球形、不定形
のいずれでも良い。 りん酸化合物とともに、酢酸ビニル樹脂、ブチ
ラール樹脂などのアルコールに可溶な樹脂を併用
してもよく、さらに本発明に用いるりん酸化合物
を乳化剤として製造された樹脂エマルジヨンを単
独又は併用することもできる。 以下実施例によつて本発明を説明する。 実施例 1
【式】で表わされる有機りん化合 物の2.5%IPA(イソプロピルアルコール)溶液
2000gを調合した。この溶液中に粒径50〜150μ
の鋼ビーズ(商品名100μ鉄粉、新東ブレーター
社製)1.5Kgを1昼夜浸漬後、IPAのみを蒸発除
去して本発明のキヤリア材を得た。 上記キヤリア材100gに対して磁気ブラシ現像
トナー(リコーPPC―900用)3gを混合して、
複写機(リコー社製、PPC―900)で10000枚連続
複写をしたのち、現像剤粒子を取出し、ブローオ
フのトナー帯電量測定装置を使つて、キヤリア表
面上に静電的に付着しているトナー粒子を取除い
て、電子顕微鏡でキヤリア上に残つているトナー
粒子を観察したところ、キヤリア上に残つている
トナー粒子はほとんどなかつた。 一方比較のために、未処理の鋼ビーズを使用
し、他は同じ条件で現像剤を調整し、同じ条件で
テストをしたところ、キヤリア上に著しい数のト
ナーが付着していることが観察できた。すなわ
ち、本発明のキヤリア材は、、キヤリア粒子表面
へのトナー膜が蓄積が少ないことがわかつた。 実施例 2
【式】で表わされる有 機りん酸化合物の2.5%IPA溶液を300g調合し
た。粒径50〜150μの鋼ビーズ(新東ブレーター
社製)1.5Kgの表面に、50℃の条件下の循環流動
化ベツドにおいて、上記溶液をスプレーし、15分
間乾燥して、本発明のキヤリア材を得た。 得られたキヤリアを実施例1と同様にして、複
写機(リコー社製、PPC―900)で10000枚連続複
写した画像は鮮明で地汚れのない、初期画像とか
わらない画像であつた。画像濃度1.15、地肌濃度
0.08であつた。現像剤を取り出し、ブローオフで
トナー帯電量を測定したところ(+)20μC/g
であつた。 一方未処理の鋼ビーズを使用して10000枚複写
したところ、画像濃度が低下し、地汚れのある不
鮮明な画像で、初期画像と比べて画質が著しく劣
化していた。画像濃度0.67、地肌濃度0.19であつ
た。トナー帯電量は(−)3.5μC/gであつ
た。 実施例 3
【式】で表わされる有機りん酸 化合物の1%IPA溶液を750g調合した。平均粒
径100μのEFV鉄粉(日本鉄粉社製)1.5Kgに、循
環流動化ベツドにおいて上記溶液をスプレーし、
本発明のキヤリア材を得た。 得られたキヤリアを実施例1と同様にして複写
機(リコー社製、PPC―900)で15000枚連続複写
した画像は鮮明で、濃度低下、地汚れのない鮮明
な画像であつた。画像濃度1.23、地肌濃度0.08で
あつた。トナー帯電量を測定したところ(+)25
μC/gであつた。 実施例 4〜6 りん酸化合物を他のものに変える以外はすべて
実施例1と同様にして本発明のキヤリアを製造
し、それぞれを別々に実施例1と同様な条件でト
ナーと混合し、複写したのち、ブローオフでトナ
ー帯電量を測定した結果、つぎの表に示す結果を
得た。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ただしn=1,2,3 m=0,1,2 R=―ORf,―Ar―ORf(Ar;アルキ
    ル基、アリル基、アラルキル基、R
    f;フツ化カーボン基) Q=酸素、水酸基、C1〜4のアルコキシ
    基 で表わされる有機りん酸化合物で核粒子表面が処
    理または被覆されていることを特徴とする静電像
    現像剤用キヤリア材。
JP10924477A 1977-09-10 1977-09-10 Carrier material for static image developer Granted JPS5443030A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10924477A JPS5443030A (en) 1977-09-10 1977-09-10 Carrier material for static image developer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10924477A JPS5443030A (en) 1977-09-10 1977-09-10 Carrier material for static image developer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5443030A JPS5443030A (en) 1979-04-05
JPS6139664B2 true JPS6139664B2 (ja) 1986-09-04

Family

ID=14505260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10924477A Granted JPS5443030A (en) 1977-09-10 1977-09-10 Carrier material for static image developer

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5443030A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130751A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 Kao Corp 電子写真用キヤリア材
JPH081526B2 (ja) * 1984-11-30 1996-01-10 三田工業株式会社 電子写真用二成分系現像剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5443030A (en) 1979-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6488866B2 (ja) キャリア及び現像剤
JPS598827B2 (ja) 静電荷像現像用キヤリア
JPS6411942B2 (ja)
JPS6349223B2 (ja)
JPS6139664B2 (ja)
JPS6027021B2 (ja) 静電像現像剤用キヤリア材
JPS60213961A (ja) 静電荷現像用キヤリヤ
JPS6156509B2 (ja)
JPS605942B2 (ja) 静電像現像用キヤリア材
JP2676539B2 (ja) 二成分系現像剤
JPS6145826B2 (ja)
JPH0697350B2 (ja) 電子写真現像方法
JPH0642084B2 (ja) 正帯電性電子写真用キャリア
JPS63169658A (ja) 静電像現像剤および静電像現像方法
JPS6266267A (ja) 静電像現像用キヤリア
JPS6325666B2 (ja)
JPS63271475A (ja) 負電荷潜像現像剤
JPH0523432B2 (ja)
JPS63195663A (ja) 静電像現像方法および画像形成方法
JPS60247649A (ja) 静電荷現像用キヤリヤ
JPH0210421B2 (ja)
JPS63313170A (ja) 静電潜像現像用樹脂被覆キャリヤ−
JPS63174058A (ja) 静電像現像剤および静電像現像方法
JPH01114857A (ja) 画像形成方法
JPS60178461A (ja) 電子写真用被覆キヤリア−